みんなの議会

江別市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月20日

(1)市長の基本姿勢について/(2)スポーツ施策について/(3)交通機関のバリアフリー化について/(4)介護保険施策について

2003年6月20日、江別市議会の一般質問で、吉本和子議員が「市長の基本姿勢について」「スポーツ施策について」「交通機関のバリアフリー化について」「介護保険施策について」について質問し、市長 小川公人、保健福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃、建設部長 斉藤勝幸が答弁しました。

質問者
吉本和子 議員
答弁者
市長 小川公人、保健福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃、建設部長 斉藤勝幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 吉本和子

日本共産党議員団を代表しまして、通告に従い順次質問を行います。初めに、今回の選挙でたくさんの市民の方々から「今の暮らしをどうにかしてほしい、これからの暮らしは本当に心配だ」、そんな悲痛な思いや声をたくさん伺いました。その思いが一票一票として私に託されたと、責任の重さを強く感じております。私は市民の皆様のその声を議会の場に届けることを第一の仕事と考えております。市民の皆様のそのお気持ちをしっかり受け止めて発言いたしますので、ご答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。最初に、市長の基本姿勢について、国政とのかかわりから伺います。1番目に、小泉内閣の構造改革の下、住民の福祉、暮らしを守る市長の姿勢について伺います。2001年4月に発足した小泉内閣が進めてきた構造改革方針なるものは、既に破たんが明らかになっていると考えます。大企業のリストラ奨励や中小企業をつぶす不良債権処理の方針は、国民に大きな痛みを強要し、不況拡大の悪循環をもたらしてきました。それだけに、住民の福祉と暮らしを守ることを第一の使命とする自治体の役割が今ほど問われている時はないと思います。ところが、国言いなりの自治体では、この役割を果たすどころか、財政悪化を口実に、福祉を初め住民のための仕事を次々と切り捨てる一方で、大型の事業には多くの税金をつぎ込むというやり方がいまだに続いています。この江別市でも昨年の65歳医療費助成制度の年齢引上げを初め、介護保険料の大幅な値上げ、国民健康保険税の引上げ、住民検診の負担の増加や体育館や公民館の無料対象年齢の引上げ、そして従来あった各種の医療費助成制度には所得制限を導入するなど、国・道言いなりとも思える政策の改悪がここ数年の間に行われてきました。「何でも国や道の言いなりなら、市の役割は何だ」、市民の間から怒りの声が聞かれます。自治体とは何のためにあるのか。存在意義が市民から問われています。自治体は、国がやらなくても福祉の独自の仕事をやってこそ自治体というもの。それを切り捨ててしまっては自治体が自治体ではなくなります。ここに多くの市民の不安と不満があります。小泉内閣の構造改革の下で行われてきた福祉・医療政策の改悪に対し、本当に市民の立場に立って福祉・暮らしを守ってきたと言えるでしょうか。市長の基本姿勢を伺います。2番目に、平和の問題について、有事法制とのかかわりから、市長の基本姿勢について伺います。国の平和なくして市民の福祉と暮らしを守ることはできない。これは言うまでもありません。6月6日に国会では、自民党、公明党、保守新党の与党と、民主党、自由党によって、有事三法案が可決成立しました。攻められたときの備えではなく、攻めるための備えがこの法案の本質であると言われています。政府の行為によって、再び戦争の惨禍が起こることのないようにするという憲法の前文も、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄するという憲法第9条もないがしろにされました。さらに、国民的合意だけではなく、十分な審議もなしに9割の国会議員が賛成する、こういう点でも大変危険な問題です。この点については自民党内部からもきぐの声が出ていると、マスコミでも既に報じられました。この法案については、既に国会の審議を通じて、3つの重大な内容が明らかになっています。1つは、自衛隊の海外での武力行使に公然と道を開くということ。2つは、イラク戦争のようなアメリカの先制攻撃の戦争にも参戦する道を開くということ。3つ目は、この戦争に国民を罰則付きで強制動員するということです。また、有事法案は自治体を戦争業務を強制する国の下請機関にしようとしているものです。物品、施設、役務の提供が強制されます。さらに病院、診療所などの管理、市民の土地・家屋の取上げ、物資の保管命令・収用、医療・土木建築工事・輸送関係者への業務命令など、自治体にやらせることになっています。国民保護法制でも、土地・家屋の取上げ、医療関係者への医療提供の指示、物資の保管命令・収用などを行うことが求められています。市民の暮らしを脅かし、財産権など基本的人権を奪う仕事を自治体がやらされるのです。市長は、市政執行方針の中で、日本国憲法の尊重を基本理念の柱の一つに位置付け、これを堅持することを明確にしておられます。12万市民の命と暮らしを守る自治体の長として、この有事法制に対しての基本姿勢を伺います。次に、高齢者のスポーツ振興策について伺います。1番目に、高齢者の運動推進について伺います。市長が市政執行方針で述べられたように、いつまでも生き生きと健康で暮らすことはすべての人の願いです。この間、江別市が行った調査によると、高齢者の約86%が自分の健康を心配し、気になることとして運動不足を上げています。その反面、週に二、三回以上運動している高齢者は、男性では43%、女性では48%にとどまっています。高齢者にとって運動が果たす役割は、身体的・精神的・社会的な面において大変重要です。だれでも老化によって体力が落ち、病気がちになります。体の変化に合わせた無理のない運動をすることにより、身体的能力を維持向上させることができ、その結果、周囲に負担をかけず、自立した活動的な生活を続けることができます。また、退職した人にとっては、その後の生活の中に、仕事に代わる価値あるものを見付けることが重要であり、達成感や充実感など感じられる運動は大きな意味を持ちます。さらに、この時期は、配偶者や身近な人々の別れによって情緒的支えを失い、うつ的傾向になりがちだと言われています。運動は気分の高揚に役立ち、適度な運動を続けることは安定した感情を維持できるという実証的検証もあります。そして、同じ目的や楽しみを共有するグループに属することは、孤立しがちな高齢者が同じような年齢集団の仲間とフランクな関係を作る機会にもなります。健康寿命の長い運動習慣を持つ高齢者を増やすための施策について、具体的な計画を伺います。2番目に、パークゴルフ場の新設について伺います。江別のパークゴルフ人口は5,000人とも言われています。パークゴルフはいわゆる3世代スポーツと言われ、幼児期から老年期までそれぞれの年齢、体格、体力に応じて、継続して楽しまれています。今、江別市内には公園や盲学校敷地内を一部利用した簡易施設が、大麻や野幌市内には3か所、18ホールの施設2か所、90ホールの施設1か所あります。これらの施設は、地域的には西野幌2か所とあけぼの町と、位置的に偏りがあります。また、交通の便では、あけぼのパークゴルフ場が市内バスを利用しやすい地域ですが、他の2か所はバスの便も悪く、自家用車がなければ利用しにくい場所にあります。簡易ゴルフ場は別として、交通の便が比較的良いあけぼのパークゴルフ場でも、大麻、野幌から利用するとなると、バス代で往復600円から700円、移動時間も30分から1時間近くかかります。それでもあけぼのパークゴルフ場は利用者も多く、狭いフィールドの中でゲームをしている状況です。車を持たない多くの高齢者にとって、また、国民年金などで暮らす人や公共交通機関を利用しにくい地域の人たちにとって、いつでも気軽にふだん着で行けるコースが身近にあれば、パークゴルフをもっと日常的に楽しむことができます。市は、日常的に運動することにより、生活習慣病を予防すると健康づくり21で述べています。また、パークゴルフは高齢者の身体的・心理的側面からも有効なスポーツとされ、今後も愛好者が増え続けると予想されます。市は、生涯スポーツとしてパークゴルフを推進する立場で、もっと利用しやすいパークゴルフ場を地域ごとに新設するなど、必要ではないでしょうか。お考えを伺います。3番目に、あけぼのパークゴルフ場の用地拡大と施設改善について伺います。あけぼのパークゴルフ場の面積は9,560平方メートルで、18ホールあります。一般的には1万3,000平方メートルと言われていますから、当然狭いわけです。ボールが飛んできたり、くいにつまずいたりと危険です。また、この地域は風の強い所で、プレーの後、仲間と交流するにしても休憩するにしても、戸外の備付けのベンチではゆったりできません。パークゴルフは高齢者にとって、身体的な健康維持の目的とともに、仲間同士の交流で心理的な安定感が得られ、ストレスも発散されます。そういう点で、もっとゆったりとプレーできる用地の確保や、交流のできる施設も必要です。周辺の遊休地を活用し、パークゴルフ場の用地拡大や簡易レストハウスの建設など、今後どのように考えていらっしゃるのか伺います。4番目に、あけぼのパークゴルフ場の料金設定などの問題について伺います。現在、65歳未満の大人、1ラウンド18ホールで200円という利用料金のため、2回、3回と回るごとに受付をし料金を払うという煩わしさがプレーする人にあります。また、管理する側には、プレーする人の年齢の確認や回数の確認という作業の煩わしさがあります。今の利用方法では、プレーする人から「まるで監視されているようだ」という苦情が出ています。近隣のパークゴルフ場では、管理人は受付に1人という所がほとんどです。あけぼのパークゴルフ場では、年齢や回数確認のために人を多く必要とし、管理費に影響し、それが利用料にも影響しているのではないかという不満の声も聞かれます。さらに、グループでパークゴルフを楽しむときに、65歳という年齢を境に、お金のかかる人、かからない人がいるということも、利用者がすっきりしない気持ちになり、スポーツ本来の楽しみを半減させるということです。60歳から64歳の世代は、退職し年金暮らしか、又はまだ受給資格がないという人たちです。また、生活環境の急激な変化の中にいるこの年齢層の人たちにとっては、気軽に新しい仲間づくりができ、仕事に代わる価値を見付けられる手段として、パークゴルフは有効です。この時期から運動愛好者を増やすことは、生活習慣病を減らし、結果的には高齢者の健康寿命を延ばし、要介護者を減らすことにつながります。以上の点から、高齢者の生活の実態を見れば、60歳以上から無料にし、気軽にパークゴルフを楽しめるようにすべきではないでしょうか。あけぼのパークゴルフ場の料金設定の改善について、市の考えを伺います。次に、駅、バスなど、公共交通機関のバリアフリー化について伺います。1番目に、江別駅のバリアフリー化について、エスカレーター・エレベーターの設置と車いすで利用できる施設整備の問題について伺います。市は江別市高齢者総合計画の中で、今後特に車いすを利用する高齢者の増加が考えられることから、公共施設ではスロープや手すり、トイレの改修を推進。社会参加の促進やそのための移動を支援するためエレベーターの設置、公共交通機関利用者の利便性の向上に努めるとうたっています。主な事業として、JR駅バリアフリー化事業の促進、市内の鉄道駅舎にエレベーターやエスカレーターなどの整備事業に努めるとしています。また、国のバリアフリー化政策の一環として打ち出された駅のエレベーター・エスカレーター設置法の基準は、1日乗降客が5,000人以上の駅を対象に、2000年度から2010年度までに整備していくというものです。既に大麻駅には設置され、利用者から大変喜ばれています。基準は違いますが、高砂駅にもエレベーターが設置されています。江別駅についても、1999年に地域の方々から既に請願が出されています。御存じのように、江別駅の長く急な階段は、車いすの方はもちろん、高齢者や心臓や肺の病気の方、足の不自由な方、妊婦の方には利用は苦痛であり、困難を伴います。そのため、家族や周囲の援助がなければ駅を利用しての外出もできず、閉じこもりがちの生活になってしまいます。現在江別駅では、職員が車いすの利用者に対し移動介助をしていますが、しかし、利用者には遠慮や気兼ねがあること、駅に車いす利用者であることを申し込まなければならないことなど、まだ継続的な利用者はいないということでした。さらに、駅待合室への出入口2か所も階段であること、駅のトイレは段差と和式であること、このことから車いすの方のみならず足の不自由な方や高齢者にとっても利用しにくいものです。エレベーター・エスカレーターの設置と同時に、このような駅舎周辺のバリアを取り除かなければ、高齢者、障害者が真に社会参加できる環境にはなりません。現在、駅周辺再開発事業計画が推進中と伺いましたが、江別駅周辺地区基本計画の中核となる江別駅のバリアフリー化をどのように位置付けているのか、具体的に2010年度までの国の計画の中に入っているのかどうかお聞かせください。2番目に、江別駅南口改札口の開設について伺います。現在、江別駅の1日平均利用者は6,000人と言われ、上江別地域の人口増加に伴い、人道橋を利用する通勤通学客はどんどん増え続けています。しかし、この橋は老朽化が進み、金属の腐食が目立ち、構造上も階段の傾斜がきつい、距離が長い、暗い、寒いなど、これらの問題が以前から指摘されているところです。橋りょう再整備事業の中で今年度調査が予定されていると伺いました。この人道橋については、バリアフリー化の観点からも、利便性の観点からも、以前から陳情の出ている江別駅南口改札口を中心として南北を結ぶという方法が有益ではないかと思われますが、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。3番目に、低床式バスの導入の拡大について伺います。市内路線バスは、地域住民の日常生活を支える公共交通機関であること、子供や高齢者、車を運転しない人にとっては、社会参加を保障する基礎、文字どおり足となるものです。特に高齢社会の下では、安全に気軽に利用できるバス路線の充実は高齢者の社会参加を促し、身体的にも精神的にも活動性を高め、健康の維持増進の一役を担うことが期待されています。しかし、高齢者を初め足の不自由な人、幼い子供たちにとって、多くの路線バスのタラップは高く、乗り降りにも危険が伴います。乗り降りの際の手すりも遠くて手が届かず、不安定でバランスを崩し転倒した方もおります。バスに乗ることもできないため外出を控え、閉じこもりがちになってしまう高齢者の方はたくさんおります。現在市内の路線バスは一部補助ステップを利用したり、新しく購入するバスは低床式にするなどしているというお話でした。しかし、これらのバスは路線も時間帯も一定していないため、運が良ければ利用できるという現状です。高齢者や幼い子供たちが多くバスを利用する日中の時間帯や、学校や病院、買い物などで利用する路線などの優先度を考えて、低床式バスの台数を増やし、運行回数を増やすべきだと考えます。江別市高齢者総合計画に、社会参加の促進やそのための移動を支援するため、公共交通機関利用者の利便性に努めるとうたっています。ノーマライゼーションの理念に基づき、低床式のバス、車いすのまま乗れるバスの導入の拡大について、積極的な施策を進めるべきではないでしょうか。どのようにお考えかお伺いいたします。次に、介護保険施策について伺います。所管にかかわる問題ですので、介護保険サービスの現状と対応の基本的なことについて伺います。1番目に、特別養護老人ホームの入所基準の変更に伴う市の対応について伺います。私は、昨年末までケアマネジャーとして地域で仕事をしてまいりましたが、施設を申し込んでも、いつ入れるか分からないと言われて困っている状況をたくさん見てまいりました。また、病院から退院と言われたけれども、家では見れる状態ではないとか、家族が倒れて介護する人がいなくなった、危険な行動が多くなって、家族の力ではもう限界だなど、緊急に入所させなければならないこともしばしばありました。しかし、江別市内の施設にベッドの空きがない場合は、札幌圏、空知圏など広域での施設探し、今まで行ったこともない施設、会ったこともない人々の中での生活になります。この急激な環境の変化は、高齢者、特に痴ほうの方には混乱や不安、恐怖感を強く与え、症状の悪化を招き、施設生活さえ困難にさせる危険があります。そんな緊急時だからこそ、住み慣れた地域、ふだんデイサービスなどで行き来している施設、顔なじみの職員たちの中での生活だったら、高齢者も家族もどんなに安心できることでしょうか。市は、新しく示された入所基準に基づき、緊急性や介護者の状況などに配慮し、検討すると伺いました。1点目は、新しく示された入所基準の緊急性の具体的内容についてお知らせください。2点目は、緊急性があると判定された場合、緊急に入所できる体制を新たに各施設で作るのかどうか伺います。2番目に、安心して在宅で過ごせる施策の充実について伺います。入所基準の変更が行われても、入所の順番が変わるだけですから、全体の待機者の数は変わりません。多くの高齢者の方々は、できればずっと自宅で、親しい人々の中で、住み慣れた地域で暮らしたいと考えております。それなのに、施設申込者がいつも一杯なのは、在宅での生活に安心感が持てないからだと思います。安心感が持てない理由は、個々の高齢者や家族の状況によって多少違いはありますが、大きく分けると、経済的な問題、サービス不足の問題、緊急時の対応の問題が挙げられます。介護保険料や利用料の負担が今後もますます大きくなる可能性がありますし、総合的に見れば、在宅での経費より施設の経費の方が安いという考えがまだまだあります。また、24時間在宅生活を支えるサービスは質・量ともに不足しています。特に夜間や休日は市内のサービス体制が手薄になること、夜間サービスは料金加算の重い負担のため利用できないことなどの問題があります。介護負担軽減に有効な短期入所も、ベッドの空きがなく、思うようにならない状況です。さらに、緊急時にも常に対応できる体制になっていないことも、在宅生活の上で大きな不安です。例えば、住宅改修や福祉用具を使うことで生活空間を安全に整備して、最低週2回はデイサービスやデイケアに行って、友人づくりや、おふろに入りリハビリをして機能低下を防ぐ。そして、定期的に訪問看護や往診を受け、健康管理ができる。毎日ヘルパーに食事や掃除、洗濯などをしてもらい、天気の良い日は一緒に散歩や外出。夜間はヘルパーさんが2回ぐらい来て排せつ介助をしてくれる。そして、週末は短期入所をし、家族の自由時間を確保する。このように在宅生活を継続して、そしていよいよ自宅での生活が困難になったときは施設に入所する。こういう一連のサービスがどの人にも最低限提供されれば、安心して在宅生活を続けていくことができるのではないでしょうか。安心して暮らせる社会的条件を整備することは、施設指向の解消にも役立ち、結果的には介護費用の節減につながります。在宅生活の大きな不安である緊急時の対応の基本になるものは、施設のベッドが一定程度常に確保され、利用できる状態になっているということです。それぞれの施設は、短期入所用ベッドを準備していますが、常に空けておくことは採算性の問題から困難な状況です。そこで、一定程度市がベッドを買い上げ、確保しておくということができれば、在宅生活を続ける上で大きな力になると考えます。高齢者が在宅で安心して暮らせる施策の充実について、特に24時間在宅で安心して暮らせる条件整備の一つとして、確実な施設のベッドの確保という方法に対して、市の考えを伺います。以上をもちまして1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

吉本議員の一般質問にご答弁を申し上げます。初めに、福祉、暮らしを守る基本姿勢についてのお尋ねでありますけれども、小泉内閣が進める財政構造改革は、歳入が大幅に低下する中で、2010年代初頭までに国の歳入歳出のバランスを均衡させようとするもので、こうした状況を改善するために不良債権処理のほか、社会保障関係経費の見直しや三位一体の改革などを進めようとしております。しかし、国と自治体との関係では、重要なことは、地方が実質的に自己決定権を行使できる状況をいかに作り上げるか、つまり真の地方分権を実現できる環境をどう構築するかということであります。そのためには財政的な自主性が確保されることが必須の要件でありますことから、地方財政に大きな影響を与える三位一体の改革には、私も強い関心を持っており、国が進めようとしている補助金や交付税の見直しに当たっては、地方への適正な税源移譲が大前提であることを強く主張してまいりたいと考えております。そこで、こうした国の状況下における地方自治体の役割に関する私の基本姿勢についてでありますが、自主・自立のまちづくりに向けて、住民にとって何が必要かという視点から、限られた財源、人材、地域の資源等を活用した行政運営を進めることが重要と考えております。今後も行政執行に当たりましては、何を優先して行うべきかについて、市民の皆さんと対話を重ねながら判断をしてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。なお、昨年の老人医療費助成制度改定の際には、市民の皆さんや議会と論議をさせていただきましたが、市単独の優遇制度を維持することは、今日的な財政状況の中では、財源的に極めて困難になっていることを率直にご説明申し上げ、ご理解をいただいたところであります。次に、有事法制に対する基本姿勢ということでありますが、私は、市政執行に当たるに際し、基本的な姿勢として、日本国憲法を尊重し、市民本位の行政を行うことを第一としております。また、自治体の長として、市民の生命、身体、財産を守ることが基本的な責務であると認識いたしております。有事への備え、特に国民の生命、身体、財産を守ることは国家の重要な使命であり、それに備える何らかの対応策は必要と考えるところでありまして、法制の整備は、有事の際に超法規的に事がなされるのではなく、法の下で対応がなされる、その意味では評価をするものであります。ただ、有事法制の全体像としては、住民の避難・誘導などを定めた国民保護法制などと関連する法整備が必要とされております。特に、国民の生命、安全を守る上で重要な国民保護法制は、1年以内の整備が義務付けられているものの、骨子しか明らかになっていない状況にあります。これら法制に当たっては、国民の理解、協力が不可欠であることから、国民や自治体の声を十分聞き、国会も含め国民的にも十分な議論を尽くし、国民の理解が得られるものとならなくてはならないと考えるところであります。今後とも、これらに係る国・国会などの動向を注視してまいりたいと考えております。同時に、私も含めて国民の一人ひとりが、法が発動される事態を生み出すことのないように、自ら考え行動する努力が重要である、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、江別駅舎のバリアフリー化についてでありますが、平成12年11月に施行された交通バリアフリー法では、旅客施設にあっては2010年までに、1日当たりの平均的な利用者の数が5,000人以上の鉄道駅は、段差の解消、視覚障害者用誘導用ブロックの整備、身体障害者用のトイレの設置等のバリアフリー化を実施するとしております。江別駅については、5,000人以上の乗降客がいることから、JR北海道では2010年までに整備を進めていきたいとしておりますが、具体的な年次は未定のところであります。市といたしましても、JR北海道、国との協議を進め、早期のバリアフリー化を要望してまいりたいと思っております。また、江別駅の南口の設置については、江別地区は既成市街地に加え、江別東、上江別南地区の新市街地にも人口増加が進んでおり、駅周辺地区の交通拠点整備との整合性を図りながら、駅利用者の利便性の向上を図る必要があると考えているところであり、江別駅前活性化拠点施設整備事業の進ちょく状況等もにらみ合わせながら、JR北海道との協議の場であります江別市・JR北海道連絡調整会議の中で、今後も要望、調整してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、低床式バス導入の拡充についてでありますが、バス事業者は平成27年を目途に、すべてのバスを低床化された車両に代替することとされております。現在、市内バスは4社で、約134台の車両が運行されており、そのうちワンステップバスや補助ステップを装備したバスは37台、約28%でありますが、老朽化した車両の更新時期に合わせて順次導入しており、今後もそのような方針とのことであります。市は、バス乗降口の段差を解消するために、平成12年度から補助ステップを装備する経費の一部を補助しておりまして、これまでに11台の整備に対し助成をしたところであります。これからもバス事業者と連携をとり、高齢者の方、身体に障害を持っている方々などの利便性、安全性の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかの質問につきましては、保健福祉部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

答弁 保健福祉部長 宮内清

私の方から、介護保険施策についてのご質問にお答え申し上げます。まず、介護老人福祉施設の入所基準でありますが、平成14年8月の国の指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正、及び指定介護老人福祉施設の入所に関する指針を受けて、同年11月に北海道老人福祉施設協議会が指定介護老人福祉施設入居優先度判定指針を作成し、これを北海道の指針として、現在入所事務を進めているところでございます。この指針の内容でありますが、これまで介護老人福祉施設の入所につきましては申込み順でありましたが、本指針により、要介護度、精神症状・行動障害、介護者の状況などが基本事項として勘案されるほか、介護者の急病により介護の継続が困難となった場合や、家庭内での虐待、災害等により介護体制が著しく低下した場合など、緊急性の高い人が優先的に入所できる仕組みとなっております。このことから、現在市内の施設においても本指針を基本として、市、ケアマネジャー、施設の三者が連携し、施設の入所判定委員会に諮るなど、入所の適正化に努めているところであります。また、安心して在宅で過ごせる施策の充実についてでありますが、平成15年度を初年度とする第2期介護保険事業計画において、24時間訪問介護利用料の低所得者対策を位置付け、利用者の負担軽減など、在宅サービスの利用拡充を図っているところであり、さらには、安心して在宅生活を送るためのショートステイ等の施設対応についても、市内4施設に61ベッドを整備しており、緊急時には施設と連携して適切に対処してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上であります。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

私から、高齢者のスポーツ振興策等ほかについてご答弁申し上げます。1点目の高齢者の運動推進についてでございますが、既にえべつ市民健康づくりプラン21が策定され、市民や関係団体、行政とが一体となり、健康づくりを進めていくために、部局が横断的に連携して対応することといたしておるところでございます。教育委員会といたしましても、スポーツ振興財団と連携いたしまして多くの事業を実施しておりますが、参加者のおおむね3割が高齢者という状況でございます。今後、高齢化が一層進展する中では、生涯を通じた健康づくりが非常に大切となりますことから、今後におきましても世代を超えてだれもがスポーツに親しむことができる、いわゆる生涯スポーツ社会の実現に向けて、その推進に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。2点目のパークゴルフ場の新設についてでございますが、現在市内には公設のものとして、あけぼのパークゴルフ場と、大麻西公園の2か所で合わせて27ホールを有し、民間のものとして札幌盲学校敷地内に大麻の住民の手作りで造成された施設も含めまして、3か所の108ホールがございます。公設と民間を合わせて5か所の135ホールを有しております。そこで、10万人以上の道内都市における公設、民間含めてパークゴルフ場の人口1,000人当たりのホール数比較、これでは帯広の2.48、北見の1.94に次いで、江別は1.09と3番目に高いホール数となっております。確かに議員が述べておりますとおり、利便性の高い地域に設置されることは理想ではありますが、他市と比較してもホール数ではそんしょくないこと、また、今後民間において1か所45ホールの新設計画があることも聞いており、これらの計画の動きを注視するとともに、大いに期待するところでもございます。したがいまして、公設につきましては、用地の確保を含め多額の造成費用を要することから困難でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。3点目のあけぼのパークゴルフ場の拡大等についてでございますが、当該パークゴルフ場は平成9年にオープンして以来、利用も年々増加して、昨年度は4万8,000人を超える利用者があり、好評をいただいているところでございます。この施設の改善につきましては、民間の新規造成、拡張などの計画の推移を見極め、また現在の利用状況などを総合的に検討いたし、関係部局と協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。4点目のあけぼのパークゴルフ場の料金設定などの問題についてでございますが、現在芝の刈り込みやコースの補修、施肥等のほか、貸出し用具の管理などに所要の経費をかけて、良好な維持管理に努めているところでございます。これらのことを考えますと、今後、受益と負担の在り方について検討していく必要があると考えられますので、無料対象者年齢を60歳以上に拡大することは難しいものと考えているところでございます。なお、1回ごとの料金徴収の煩わしさなどのご指摘につきましては、近隣市町村や民間事業者の手法等を参考にしながら、今後検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 吉本和子

2回目の質問をいたします。最初に、パークゴルフに関して伺います。1番目に、あけぼのパークゴルフ場の用地拡大について伺います。パークゴルフ場の隣に、今、長い間少年野球場が使われないままになっています。この少年野球場の土地は国土交通省の管轄だと聞いていますが、そういったところへ働き掛けて、用地拡大のため遊休地活用ということで具体的に検討しているのかどうか伺います。2番目に、あけぼのパークゴルフ場の管理費の軽減策について伺います。お元気な高齢者が長年培った知識や経験は十分地域でも活用されるべきであるし、高齢者の方々も地域で役立ちたいと考えておられます。利用者の間から、芝刈りなど自分たちでできることは協力したい、少しでも修理費や管理費や料金の負担が減り、利用しやすくなるのではないかという意見が聞かれます。あけぼのパークゴルフ場の年間管理費は約1,000万円程度と聞いておりますけれども、経費節減のためにも、これらの方法を検討することについては、市のお考えはいかがなものなのか伺いたいと思います。3番目に、生涯スポーツとしてのパークゴルフ場の新設について再度伺います。パークゴルフが3世代スポーツとして社会で広く認知されているところはだれもが認めるところです。その世代の中で、特に高齢者にとっての有効性は先ほど述べました。長寿社会開発センターが、高齢者が好むスポーツのタイプについて調査した結果、幾つかの条件が整理されています。まず、基本的には個人型の種目で、仲間と楽しめるもの。次には、ふだん着でできるもの、1年中できるもの、毎日やれる程度のもの、そしてルールが分かりやすく技術的にも入りやすいもの、上達の喜びが得られるもの。正にパークゴルフはこの条件に一致しており、江別市が生涯スポーツとしてとらえるにふさわしいと思います。しかし、現在のパークゴルフ場の状況では、身近で気軽にというわけにはいきません。今後予定されているという民間のパークゴルフ場も、遠く角山方面と伺っていますが、乗用車を使い、広域のパークゴルフ場を利用できるのはごく一部の高齢者だけです。江別市は、ホール数では道内3番目と言いましたが、現実には市内の利用者はあけぼのパークゴルフ場に集中している状況です。施設の数やホール数ではなく、多くの高齢者が日常的にパークゴルフに親しめるように、最低18ホール程度のパークゴルフ場が、野幌、大麻各地域にも必要だと思いますが、再度市のお考えを伺います。次に、公共交通機関のバリアフリー化について伺います。1番目に、江別駅南口改札口の開設に関連して伺います。江別駅南口改札口の開設は長年の地域住民の願いであり、特に近年、上江別地域の人口増加に伴い、ますますその必要性が高まっています。そんな中で、現在上江別地域の多くの方が通勤、通学などに利用している南北を結ぶ人道橋は、老朽化が進み危険です。修理等で今後さらに使えるようになるとは思われません。撤去も検討の中に入っていると思いますので、そうであれば、今回の人道橋調査は、新たな南と北を結ぶ具体的な方法も視野に入れてのものなのかどうか伺います。2番目に、江別駅のバリアフリー化について伺います。江別駅舎内外のバリアは、先ほど申し上げましたようにたくさんありますが、すぐにでも、そして緊急に解決しなければならないものもあります。例えば、駅舎の出入口の2つの階段の1つをなだらかなスロープに、3つのトイレの1つを洋式に、トイレの出入口の段差をとり、手すりを付けるなどです。2010年までとは言わず、緊急に関係する機関との調整、検討のお考えがあるか伺います。3番目に、バス路線の充実について伺います。バス利用者が少なく、採算の問題があることはかねてより指摘されていることです。高齢化社会の中、今までバス利用が困難だった方々が、安全、便利な市民の足として、積極的に利用できる路線の充実が本当に求められています。現在、バス会社と市は連携を持っているとのことでしたが、これからは利用者、特に交通弱者と言われる人々も含めて、市、バス会社とが共同でバス路線の充実、バス利用の普及拡大に努めることが重要だと思います。市としてのお考えをお聞かせください。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

江別駅の交通関係の再質問でありますけれども、先ほどもお答え申し上げておりますけれども、必要性ということはもちろん、そういったニーズがあるということは承知しておりますけれども、先ほどもお答えをいたしておりますけれども、特に南、上江別方面を含めて人口増加が進んで、利便性の向上ということで必要性があると、このように考えておりますけれども、どうしてもそこだけの話ではなく、必要性と同時に、先ほど申し上げましたけれども、駅前の活性化拠点施設の整備の進ちょく状況、そういったことも無視する中でその部分ということになりませんから、やはりその辺もにらみ合わせながら、JRとの協議の場で、今後もそういったことについて要望していきたいということを申し上げさせていただきましたので、そのようにご理解をお願い申し上げたいと思います。

答弁 建設部長 斉藤勝幸(建設部長は2005年3月まで)

私の方から、江別駅構内の人道橋の調査について、架け替えを考えた調査なのかということのご質問にお答えをいたします。今年度、江別駅構内の人道橋の調査を実施いたしますけれども、現在の調査項目として考えておりますのは、人道橋本体の耐久性の調査のみということで、南口とか駅周辺の関連という調査は含まれておりません。以上でございます。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

質問にお答えいたします。1点目の件でございますが、パークゴルフにつきましては、これまで党派を問わず、幾人もの議員さん方から質問を受けて今日まで来てございます。それほど大きな課題と受け止めて、今後とも大所高所より鋭意検討させていただきますので、ご理解を賜りたいと存じます。2点目にかかわりましては、官と民のかかわりで触れたいと思いますけれども、ご承知のように経済が現在底冷えしております。今こそ民の活力の活用と支援を、行政としてはその視点をなくしてはいけないという状況にございますので、むしろ民間のパークゴルフ場新設と聞いておりますので、これを大事にし、期待しているところでございます。3点目でございますけれども、ない袖は振れぬという言葉がございます。何がないのかといいますと、1つはパークゴルフ場、この土地が少なくとも2ヘクタールほど用地が必要でございます。この土地の取得がまず難しいということ、これが1点でございます。2点目は、造成費用が1パークゴルフ場につき最低でも5,000万円かかるという現実がございます。そういうことを考えまして、今、喫緊の課題ということは分かりますけれども、今後とも前質問事項同様に、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 吉本和子

先ほど路線バスの問題が出ましたけれども、私は低床式の路線バスの充実のことをお話ししました。ご答弁お願いします。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

再質問で、路線というふうに受け止めましたので、ちょっとお答えの部分外れましたけれども、とにかく低床バスの拡充というご質問だったかと思いますけれども、これまでも市で11台補助をしてきましたけれども、これは相手がありまして、会社もこの装備をするためには、市も助成しただけではなくて、会社も負担が伴うわけですね。ですから相手があって、必ずしもそういう制度を用意しても、その会社からの受け止めがないと進まないということもあった。いずれにしても、今後バス会社、事業者と連携をとって、そういう高齢者なり障害者のニーズがあるということですので、安全性の向上に努めていきたいということで申し上げておりますし、また、そういう事業者の意向の中では、行政としても受け止めていきたいと考えておりますので、そのようにご理解をいただきたいというふうに思います。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる