みんなの議会

美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日

開業医誘致制度の創設について

2023年6月20日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「開業医誘致制度の創設について」質問し、町長 平野浩司、保健福祉課長 中尾亘、病院事務長 但馬憲司、環境管理課長 鶴田雅規、建設部長 那須清二が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 平野浩司、保健福祉課長 中尾亘、病院事務長 但馬憲司、環境管理課長 鶴田雅規、建設部長 那須清二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 稲垣淳一

それでは、通告に従いまして、大きく2点ほど質問をさせていただきます。まず、地域医療体制の充実についてであります。開業医誘致制度の創設についてお尋ねいたします。病院や診療所といった医療機関は、私たちの暮らしに不可欠なものであります。しかしながら、近年、病院は減少傾向にあり、特に、地方都市では、医師不足も深刻な問題となっています。安心してこの町に居住し続ける上で、安定的に医療サービスを享受できるためには、現在の美幌町内における診療体制の充実が必須であります。現在、当町では、国保病院以外に開業されている病院、診療所は7か所あります。開業医の方々は、通常の診療は無論のこと、休日当番医、学校医、ワクチン接種、児童生徒の健康診断等々、多岐にわたり地域医療に貢献いただいています。特に、休日当番医においては、年間70回ほどありますが、内訳は、国保病院14回、津別町・大空町で各10回、町内の開業医では各7回から8回に及びます。さらに、昨今、ワクチン接種を週末に行うために、医療スタッフの皆さんは、休日をしっかりと取ることが難しくなってきています。基幹病院である国保病院も医師確保に奔走している現在、開業医の存在は、地域医療を守り、発展させていくために大変重要な要素であると思います。今後、国保病院を守り育てることはもとより、町内で新規開業や医療継承も含めた環境を整えることは急務であります。そのためにも、開業医誘致制度を早急に創設し、開業に必要な土地・建物・医療機器の取得補助金の助成、医療継承等の費用、スタッフ確保等々の施策を整えることが必要と考えますが、町長の考えをお示しください。2点目です。介護福祉施策について。一つ目、高齢者介護用品給付事業について。当町では、在宅寝たきり高齢者介護用品給付事業というものがあります。当事業の運営要綱では「身体上・精神上の障害があって、現に臥床等の状態にある高齢者に介護用品を給付し、日常の便宜と介護者の労をねぎらいとともに、経済的負担の軽減を図り、寝たきり高齢者の福祉の増進に資することを目的とする」とあり、紙おむつを給付・配付するというサービスであります。当事業運営要綱においては、老人福祉施設に入所したときは給付を廃止すると規定されておりますが、施設に入所した場合、紙おむつは購入しなければならなくなります。いかなる理由でこういう条項が制定されているのか、お尋ねいたします。また、大切な家族を施設に入所させるということをどのように捉えるのか。家族の身体的、精神的負担や経済的負担を軽減するということであれば、この給付事業に関しては、介護場所がどこであろうと続けていくものではないかと考えますが、町長の考えをお示しください。二つ目、事業所からのおむつ類廃棄処理の無償化についてであります。現在、当町では、おむつ類の無料収集を行っておりますが、対象は乳幼児、高齢者障がい者(児)世帯とされています。その理由として、在宅で介護されている方たちへの負担軽減を図るためとされております。しかしながら、保育施設、老人ホーム、グループホーム等の介護施設、病院等から出されるおむつ類は事業系ごみとなるため、対象にならないとのことであります。昨年より続く物価高騰の嵐は、事業所の経営努力に水を差す状況で、ふんまんやる方ない思いであります。介護職員の慢性的不足等々、介護施設を取り巻く環境改善が急務であります。事業所の負担を一部軽減することで、入居者の方へのサービス向上につなげていただけるよう配慮が必要だと思います。まず、紙おむつに関して、一般家庭同様無料収集に取り組まれるべきと考えますが、いかがですか。また、現在、紙おむつの処理に関しては、埋立て処分場への廃棄というのが我が町の処理方法であります。昨年度の経済教育常任委員会でも報告がありましたように、再利用できるよう資源化に向けた検討を進め、斜網地区一般廃棄物広域処理推進協議会でより深い議論がなされることが望まれますが、町長の考えをお示しください。以上でございます。

答弁 町長 平野浩司

稲垣議員の御質問に答弁いたします。初めに、地域医療体制の充実についてですが、高齢化が進み、地域における医療体制の充実や在宅医療を担うかかりつけ医の役割がますます重要視されている中、将来に向けて地域医療を守るための施策は喫緊の課題と考えております。御質問の開業医誘致制度の創設についてでありますが、町内には公的医療機関として国保病院がありますが、高齢化社会において重要視されるかかりつけ医を担う民間医療機関の維持及び開業医の確保対策は早急に整備する必要があるため、美幌医師会や関係医療機関と協議を行いながら、制度設計に向けて進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、介護福祉施策についてですが、1点目の高齢者介護用品給付事業についての御質問でありますが、本事業は、身体上・精神上の障害があって、介護者の労をねぎらうとともに、経済的負担の軽減を図ることを目的に、在宅の高齢者を対象に紙おむつを配付する事業であります。御質問の運営要綱における老人福祉施設に入所した際に給付を廃止する理由でございますが、老人福祉施設の入所による利用者のおむつに係る費用については保険給付の対象とされ、介護保険制度により対応することになっているため、町の単独補助から外れますので、御理解をお願いいたします。次に、2点目の事業者からのおむつ類廃棄処理の無償化についての御質問でありますが、現在、介護施設等からのごみについては、紙おむつを含め、事業系一般廃棄物として有料で処分しているところであります。紙おむつの購入及び処分については、介護保険制度で見られており、紙おむつを含めた一般ごみについては、事業系廃棄物として処理することが位置づけられていることから、現段階では処分料の無償化の考えはございません。なお、町内において、居宅と定められる有料老人ホーム1施設については、紙おむつの無料回収を実施しております。また、今後紙おむつの処分については、1市4町の広域による中間処理施設整備に向けた協議の中で、処分方法を含め検討していくこととしており、施設完成後は、本町においては、直接埋立てすることは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 7番 稲垣淳一

それでは、再質問を何点かさせていただきたいと思います。この質問に至った経緯といたしましてはいろいろあるのですが、やはり思うところは、最近の開業医の閉院の多さが目につくなというものであります。今年も8月に1軒閉院するという話も耳にしておりますけれども、そしてまた、そのような中で、この間いただきました後期の総合計画を改めて見てみました。暮らしの満足度・重要度という部分で、町民の皆さんが満足度または重要度において、どのようなところに興味関心があるのかなといろいろと読んでいたところ、国保病院の常勤医師の確保についての重要度が1.38と。アンケートの中で最重要であると、最高値をつけております。やはり、これが一番、町民の皆様の興味があるところと思われるわけであります。健康はお金に代えられないと言いながら、我々はふだん健康に留意してねと、体に気をつけて頑張ってねと、何気なくそのような言葉を掛け合いますけれども、いかに健康というものが大事なものかというのは、昔から言われていることであります。総合計画の中でもうたわれておりますけれども、病院の医師確保の問題、そして、診療科目の充実、病気予防対策、病気を早期発見するための検診等々、国保病院は中核病院といたしまして非常にいい活躍をされているところであります。しかし、それも地域医療と言われる民間医療機関の存在なくして、国保病院が十二分にパフォーマンスを発揮できないのではないかと、皆さん思うところであると思います。現在、7医療施設が町内にありますが、過去10年以内にどのぐらい病院がなくなったかなというと、きっと皆さんも三つ、四つすぐに指が折れるかと思います。その中で、一番何が言いたいかといいますと、開業医の誘致制度、そのための話です。これは、大変な問題でありまして、年に70回ほど休日当番の制度があります。国保病院を含めて、皆さんに協力してもらっているところでありますが、令和4年度の受診人数は、美幌町内のクリニック、そして、津別町、大空町と3町にまたがっておりますけれども、全体で772人の利用があって、全部で割って平均すると1日当たり11人が診療を受けていると。多いか少ないかでいえば決して多くはないのですが、休日当番ということで、科目によっては行くのを見合わせようかだとか、ちょっと遠いからやめようだとか、いろいろな理由はあるのかもしれません。ただ、町の安全安心を守る一つの大きな要素を、休日当番がしっかり守ってくれているということになろうかと思います。改めて言いますけれども、令和4年度においては、9時から17時という診療時間でありますが、1日平均の患者さんの数が11人。とあるクリニックでは、最高で22人、最低のクリニックではならせば2人という数字が示されております。これは、町と医師会との契約となっているということをお聞きいたしまして、いろいろと調べたところ、休日当番医に報酬が支払われていると思いますが、これは1日幾ら支払っているものなのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

御答弁いたします。在宅当番医制の運営委託料の明細でございます。まず、内訳から説明させていただきます。医師が1名で2万1,000円、看護師が2名でそれぞれ7,900円、事務職として6,500円となっております。合わせまして4万3,300円、こちらに諸経費としまして10%の消費税がかかる形になっております。よろしくお願いいたします。

再質問 7番 稲垣淳一

約5万円の経費を休日当番の方にはお支払いしているということであります。そのほかに、来た患者さんの診療報酬ももちろん入るのでしょうけれども、先ほど来言っておりますが、ふだんの診療はもちろん、ワクチン接種から、学校医、ありとあらゆるところで国保病院はもちろん、開業医の皆さんの協力を仰ぐのは必須であります。その中で、いろいろな経営の問題を考えたら、今、中尾課長の説明の中で、医師、看護師、事務系云々でそのような経費が。それで、言葉をあえて崩して言えば、それできちんと経営がうまくいくのかと。休日当番が年7回あって、それは一つ、医療という部分を思えば、町を応援する、町民の医療、安全を守るということを考えれば、お金のことはという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、やはりこれだけ数が多いと負担に思うところもあるのではないか。そしてまた、先ほど来、8月にも1軒減るとなれば、それは丸々国保病院が割当てで請け負うのか。いやいや、国保病院にもいろいろな理由があるから、これは医師会としてしっかりと各医療機関できちんとうまく割って運営してくださいよと言うのか。しかしながら、町の公的な病院として国保病院がある。この休日当番医という制度は、町から一斉に委託して運営されていると思っていますが、それで間違いないですよね。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

御答弁させていただきます。議員おっしゃるとおり、町から医師会に委託して実施していただいている事業でございます。よろしくお願いします。

再質問 7番 稲垣淳一

いろいろな費用面で個人病院、クリニックの皆さんも大変負担を感じていると、何軒かのお医者さんからも聞いております。となると、このまま5年、10年後、民間のクリニックの皆さんが、美幌町でしっかりとこの医療活動を続けていただくという保証はもちろんないわけであります。そのためにも今回、開業医の誘致制度をしっかりと今から構築して、やっていってはいかがかという、改めての質問であります。いかがでしょうか。美幌の医療を守るということで考えれば、今後いろいろ考えると言っていますが、どのような考えがあるのか、今、分かるものがあればお示しください。

答弁 町長 平野浩司

病院の医師、開業医誘致制度の創設ということの御質問でありますけれども、これは今回の改選に当たって、もともと私の公約の中に入れていたものであります。表現としては、当然、町立病院の医師確保と個人医師の開業支援をしますとしております。ですから、町立病院の医師を確保するために、私なりにいろいろな先生方とお会いして、努力もしてきたつもりであります。あとは、医師会の田中会長からも、これからは、かかりつけ医の数を少しでも維持する努力をしなければいけないと、そのような話は何年も、町長になったときから言われています。具体的にどの形でという話の中で、いろいろ参考にさせてもらったのは、ふだんお話しすることが多い網走市の場合とか、あと名寄市の場合、それから、北見市も今年から始めてそれぞれの。特に、網走市はかなり実績もあるということも含めて次はと。新たに2期目をスタートした中においては、具体的にこれをきちんとやりましょうということで、担当には指示を出しております。そのような意味では、御質問いただいたとおり、これからは町立病院の医師の充実も大切なことでもありますけれども、個人の先生方も増えることを願うという状況でありますので、御理解をよろしくお願いいたします。

再質問 7番 稲垣淳一

公約にもうたっているので安心してくれという話かと思います。であれば、公約といっても私たちは今年の4月に当選した人間でございますので、あと残りまだ4年なのか、あと4年なのか、いろいろ思うところはあります。その中で今、町長がおっしゃったように開業医制度、網走、名寄、紋別、稚内、道内でもいろいろなところの施策が公表されております。内容としては例えば、質問にも書いてありますが、スタッフから土地からいろいろなもの、医療継承を含めてあらゆるものが含まれていると。もちろん、これから詰めていくというところではあるのでしょうけれども、そのような理解でよろしいでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、お話いただいたように他の町村、市の状況を見ながらそれに合わせて、美幌としては最終的に幾らをリミットとして出すかということの腹づもりをこれから担当と詰めて、また皆さんと御相談しながら、制定させていただきたいと思っております。

再質問 7番 稲垣淳一

そのように制度化されるということで理解しましたので、ある意味、私の質問はこれで終わってしまいます。しかしながら、今、医療、介護等については、町民の皆さん、いろいろな悩みを抱えて進行中でありますので、もちろんそれを止めるわけにはいきません。民間医療の皆さんも日々、頑張っていらっしゃいますが、いつ何どきどのような事由で体制が行き届かなくなる、8月に閉院されるというところも、ある意味寝耳に水という話もあったりして、なかなか計画どおりにはいかないというのが現実であります。その中で、休日当番医というのが肝になってくるのだろうなと思いながら、その制度を維持していく中で、単純に開業医の先生が増えたから平均の数が保たれて、何とかこれで1年頑張ってほしいという話になっていくのかと思います。十数軒ある中で、当番日数の多い少ないはいろいろな理由でもちろんあるのでしょうけれども、皆さんが皆さん、平均的に1軒が年7回、8回とやってくれているわけではない。まして、これからまた、現在いる先生方も高齢化していくのはもちろん目に見えているわけですから、その中でどう休日当番医の体制を維持していくのかということが気になるところでありますが、今後、その辺の対策について、お考えをお持ちでしたらお示しください。

答弁 町長 平野浩司

休日の当番医というよりも、どのような形で先生に診てもらえる環境をつくるかという話になった場合には、基本的には個人で開設している先生方については、最終的には私たちが辞めたとしたら、町立病院に頼らざるを得ないよねという話はずっとされています。そうなるとまず、町立病院でその体制がとれるかどうかということを並行して考えなければいけない。それから、今、開業されている個人病院を極力減らさないということ。この頃、美幌を気に入っていただいて、美幌から他の町へ仕事に行っていただいている先生もいらっしゃいます。そのような関わりを持って、美幌に住んでくれるような医師が最終的に、今は本当に年齢に関係なく、元気で診療されるのであれば、そのような方々に将来的には町に関わってもらうと。ただ、その関わり方をどのような形でつくるかということで、いろいろな先生方と関係というか、親しくさせていただいています。ですから、ワクチン接種においては、医師会にお願いしていた部分はあるのですけれど、今の接種については、町立病院でやっている部分は別ですが、集団接種については、他の町から来ていただいたり。あとは、私が懇意にしている先生方に美幌に来てもらう、何かあったら助けていただきたいという関係をつくるような形で、少しでも地元の先生方に負担をかけないようなやり方で進めさせていただいている状況であります。

再質問 7番 稲垣淳一

町長の頭の中では、かなり具体的にいろいろなものが描かれているのだなというのは理解したところであります。休日当番の話で、ちょっとくどいようで恐縮ですが、先ほどの先生の高齢化、負担をかけないようにいろいろ努力しているのだという話の中で、今回の件について、私もいろいろな方と御相談といいますか、話をしています。その中で、休日当番といいますか、開業医の皆さんの存在というのは大きいし、開業医がなかったら、国保病院でのある意味コンビニ受診というとちょっと語弊がありますが、さらにそのようなことが増えてしまうと。また、待ち時間やら、薬をもらう時間だとか、時間がかかってしまうので、開業医の皆さんには頑張っていただきたいよね、どのような方法で我々町民といいますか、応援する考えがないものかという話をしたところです。一つの考えといいますか、先ほど開業医の先生も高齢化で、そしてまた、自分のところで患者さんを休日当番で受ければ、看護師さんもきちんとシフトを組まなければならない、事務もいなければならない、病院もきちんと整備して開けなければならない。それこそ冬場は燃料費もかかりますし、いろいろネガティブな話が出てくるのですが、国保病院を借りてそこに開業医の先生が出向いて診療するという方法、これも一つ、開業医の皆さんに協力してもらえるのではないかという話が出たこともあります。そうすれば、例えば、国保病院という場所を借りて、ドクターが国保病院に行く、そして、看護師さんや医療スタッフ等々は、国保病院の方で対応すればという夢物語とは言いませんけれども、そのようなことも可能性としていくとどうなのでしょうか、事務長。

答弁 病院事務長 但馬憲司

今の御質問でございますが、体制としては不可能ではないと押さえておりますが、そこには診療報酬の問題ですとか、そのようなものが絡んできます。あと、救急車を受入れているということもあって、比較的重症な患者さん、もしくはもう息が止まりそうな患者さんも含めて、全てを国保病院で受入れているという状況にあります。その体制の中で一般の診療所の先生がいけるのかどうか含めて、様々な検討が必要になるかと考えているところでございます。

再質問 7番 稲垣淳一

素人の考えと言ってしまえばそれまでですが、我々もいろいろな可能性を探るという中で、地域医療の話のときは、中核病院は国保病院だから、まずは国保病院にしっかりとシフトして考え、人とお金を投入してしっかり守っていくのだという話は必ず言われるわけです。そのときに、国保病院としても何かあったときにはいろいろ補完する仕組みといいますか、そのようなものを考えておかなければという話の中で出たものであります。確かに、プラスの話、マイナスの話、いろいろあると思いますが、これも一つの考えの中に、我々が言えるのはここまでかもしれませんけれども、今後いろいろな体制づくりの中には、そのようなものも含まれていくのかなという気がいたします。ある意味、静かなる有事というのでしょうか、物事は大きくドラスティックに変わっているわけではないのですが、人口減少がまさしくその一つであります。また、開業医の減少というものもいろいろな移住定住策だとか、子育て支援だとか、いろいろなことに波及する問題というのは、我々理解するところでありますので、やはりこの体制づくりというものは、早急に立ち上げていただきたいなと思います。最後に町長、体制づくり、めどとしてどのぐらいで今後考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

今、具体的な案件というか、そのような相談を受けている方はいません。ただ、制度的には、今年度中につくりたいと思っております。

再質問 7番 稲垣淳一

それでは、どのような案が出てきますか、そのときにまたお話しさせてもらえればと思います。次に、介護福祉施策についてでありますが、今回の質問に至った経緯といいますか、本当に美幌町はいろいろな面で優しい施策を打っているなと、いつも思っています。特に今、在宅で乳幼児、高齢者の皆さんのおむつの無料収集、これは利用されている方にとっては本当に好評といいますか、ありがたい施策だということでいただいております。やはり、排泄というのは日常、毎日のことでありますし、特に今、有料化でごみもいろいろ分別が大変なときでありますので、この問題については、町民の皆さんも大変感謝していると私も聞いております。その中で、今回は事業所についての話で、制度的には中尾課長からも説明を受けた経緯はありますけれども、このようなおむつ関係の配付、または、ごみ収集に関して、決まりは決まりとして理解いたします。特に今、今回の物価高騰も含めて、かなり社会環境が大きく変わってきて、今までどおりではないということをまず前提に考えたときに、何かもう少し優しくできる施策はないのかということを、いろいろ私も考えて今回の質問に至った経緯はあるのです。あまりスポット的に細かく質問してしまうと、これ以上話が広がらないので自分でもどうしたものかなと思いつつも、この部分についてはしっかりと考えをお尋ねしたいということで、今回、質問した経緯がございます。改めて物価高騰等々含めて、事業者のいろいろな努力が、燃料やらいろいろな物価高騰等で簡単に吹き飛んでしまうと。やってもやっても苦しい状況から抜け出せないのだと、さらに介護職員の不足も追い打ちをかけて大変困っていると。だから、介護職員のサービスといいますか、環境改善。一番は、何といっても入居されている、または利用されている皆さんへのサービスが低下することがないように、本当に事業者も努力していると。そのような話を聞くにつけ、せめて毎日のことでありますおむつ管理に関しては、何かいい施策をプラスすることが一切できないのか、改めてお尋ねいたします。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

御答弁いたします。このおむつの介護用品の給付事業の部分でございますが、当初は6種類の介護用品から1種類を給付という形で、月平均約30名の利用者がございました。今の拡充の話でございますが、実は、令和3年8月に利用者全員に対し、今の状況について満足しているだろうかということも含めてアンケートを実施しました。そのところ、種類も含めて数も足りないというアンケートの結果が得られたものですから、令和4年に6種類から13種類に拡充しまして、さらに、お一人月2種類まで選べますよということで、拡充して実施している事業でございます。拡充後に確認したところ、やはり30人全員が2種類を選択しているということで、アンケートの結果が十分反映されたのかなと思っております。当然、今後も随時アンケートを実施しながら必要な事業を考えておりますが、介護保険法という部分で、特養だとか老健、あとショートとかに入った場合については、対象外ということで休止、廃止という形になるのですが、特養の待機者は、御承知のとおりまだ美幌町内に大勢いる状況にございます。当然、この事業は引き続き必要性があると担当としては捉えております。先ほどおっしゃられたとおり、コロナ禍に加えて、燃料や物価が高騰している、急激に上昇している状況にある中で、介護者本人、あと介護を行っている家族の負担というか、費用の部分が増えている状況というのはもう間違いないと思っております。今年度、来年度から3年間の次期計画であります第9期高齢者保健福祉計画、介護保険計画、こちらの策定年度でございます。国が年末に向けて、コロナの部分も十分加味した上で、給付等の検討をしている最中でございますが、美幌町としては高齢介護の保健福祉計画の中で、この在宅サービスの効果的な方法を十分委員会、協議会の中で検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 7番 稲垣淳一

今後、話し合われる予定の介護保険サービスの話でありますが、やはり、きちんと現場の声をより吸い上げていただいて、皆さんからどのようなことを求められているのか。前回の一般質問でも介護の話はさせていただいた経緯はありますけれども、現場がどのようなものを望んでいるのか。本当にそれぞれ十人十色の状態ではあると思うのですが、その辺をきちんと丁寧に積み上げることで、読み解くことで、きっとまたその先にもっともっと声なき声が聞こえてくるのではないか。そのような姿勢で、今後の介護施策を期待しているところであります。そして、ごみ収集の話であります。今回、おむつだけに特化する話をしておりますけれども、今、いろいろな物価高騰云々の話の中で、いつになったら今の話が、物価高騰とかが収まるのかというのは、もちろん誰も分かる話ではありません。ですが、例えば、時限立法的にこれから3年間は面倒を見ますよと、いろいろ社会状況が変わればそこまでだよとか、いろいろな考え方があると思うのです。単に事業所だからと一発で切り捨てるということではなくて、もう少し幅を持たせるといいますか、猶予を持った対策が講じられないものなのか、お尋ねいたします。

答弁 環境管理課長 鶴田雅規(環境管理課長は2023年6月まで)

御答弁いたします。今回の紙おむつの無料回収、そして無償処分についての御質問ですけれども、今現在、美幌町では、答弁にもありましたように、家庭系として在宅から出る紙おむつだけではなく、尿取りパッドですとか、お尻ふき、ストマ用の装具、あと介護用の清拭綿も含めて、御家庭から出る分については無料で回収させていただいているところでございます。この制度につきましては、管内では北見市と興部町です。調べたところによると、それ以外は実際まだ在宅から出るものについては無償化されてないところであります。美幌町としては先行でやっていると自負しているところでございます。事業所の分につきまして、やはり介護保険法の関係もございますので、私どもはあくまでそこで線引きをさせていただいて、在宅介護の軽減負担という形で減らしていただきたいと考えているところでございます。

再質問 7番 稲垣淳一

制度というか法律、それはもちろん自治体ですから、きちんと遵守しなければ、何か隙間を縫ってやってくれということまでは。本当は言いたいですよ、言いたいのですが、でもそこはまた知恵を絞って、何かこのようなことが可能性としてはあるのだ、ここをこうしてくれたらやる可能性もゼロではないのだみたいな。今後、知恵を働かせて、もう少し優しい施策といいますか、別に法を犯せということはもちろん言う話では1ミリもありませんけれども、そのように縦でばっさり切られるとなかなかつらいものがあります。くどいですけれど、期間限定でもいいので、このように我々は応援しているのでなんとか踏ん張って、事業者の皆さん、利用者の皆さん頑張ってくれという、町からもよりエールを送れるような施策を何か見つけることはできないものでしょうか、部長。

答弁 建設部長 那須清二(建設部長は2023年6月まで)

ただいまの御質問でございますけれども、まずごみの関係だけで申しますと、今、課長から答弁したことになりますが、要は、期間限定でも無償にするとか、その方法もどうかというお話かと思います。無償にして回収するということは、その回収にかかる費用は結局、町で負担というか、一般財源で負担することになりますので、その一般財源というのは結果的に町民が負担するということになります。結果が収益事業で行ったものを、そのごみの処理を一般町民の負担で処理することになるということがありますので、そのようなことで事業系のごみは一般ごみと区分して処理しているということでございます。なかなかごみの関係は難しいのかなと思いますが、ただ、今、議員おっしゃられたとおり、もう少し何かいい案をということでございますので、それについては今後検討させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

再質問 7番 稲垣淳一

介護ですとか、医療というのは、本当にある意味、際限がないサービスの要求ですよね。人間の欲求、要求には際限がないというのはよく分かりますが、やはり、これだけ今、高齢化の中で、高齢化が当たり前の社会になっていると、高齢化の先駆的な手法を何か取り込んで、展開できるというまちづくりといいますか、行政を強く期待して、私の質問を終わります。以上です。

出典:美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる