美幌町議会 令和5年第5回定例会 2023年9月13日
(1)第3次美幌町財政運営計画について/(2)公営住宅入居者負担の設備について/(3)ふるさと納税の推進について
2023年9月13日、美幌町議会の一般質問で、松浦和浩議員が「第3次美幌町財政運営計画について」「公営住宅入居者負担の設備について」「ふるさと納税の推進について」について質問し、町長 平野浩司、政策課長 沖崎寿和が答弁しました。
- 質問者
- 松浦和浩 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、政策課長 沖崎寿和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 松浦和浩
それでは、さきに通告した一般質問に入ります。今回は大きく2項目。一つ目は、第3次美幌町財政運営計画について、二つ目は、公営住宅入居者負担の設備についてであります。それでは、一つ目の美幌町財政運営計画につきまして、御質問いたします。歳入計画のうち町税等の地方税の今後10年間の確保対策について、エッセンシャルワーカー(日常生活に必要不可欠が労働者)の職場への支援について、ふるさと納税の推進であります。それでは1点目、歳入計画のうち町税等の地方税の今後10年間の確保対策について。第3次美幌町財政運営計画に示されている歳入のうち、地方税については、令和5年度から9年度までは22億円台、令和10年度から14年度までは21億円台を見込んでいます。一方、美幌町人口ビジョンにおける人口の将来展望においては、現在の1万7,000人台から、令和14年には1万5,000人台へ減少することを見込んでいますが、15歳から64歳までの生産年齢人口についても、1万人台から2,000人近く減少を見込んでいます。このことは、基幹税目である個人町民税、法人町民税などは影響を受けやすく、相当額の減少が見込まれるため、財政運営計画の歳入を確保するには、特段の税収確保のための経済政策が必要と思いますが、次のことについてお聞かせ願います。①何かの手だては存在しているのか、②これから講じる政策が存在しているのか、あるいは計画中なのか。2点目、エッセンシャルワーカー(日常生活に必要不可欠な労働者)の職場への支援について。令和3年第10回美幌町議会定例会において、エッセンシャルワーカーの人員確保と支援について一般質問いたしましたが、個人町民税、法人町民税の確保対策において、各産業界の就労者の確保策も重要な施策と思います。美幌町においては、エッセンシャルワーカーの中でも、医療・介護従事者については支援策を展開中であり、公共交通事業者の支援策も拡大される予定でありますが、ガス、電気、水道等の公共インフラ従事者の支援策がまだ見えていないと思います。この業種は、人口減少による販路縮小の影響がかなり発生すると思いますので、就労人員の確保・育成と同様に、企業の存続支援策についてもしっかりと取り進むべきと思いますが、町長の見解をお聞かせ願います。3点目、ふるさと納税の推進について。新たな自主財源の確保として、ふるさと納税による税収確保も重要なポイントと考えます。美幌町におけるふるさと納税は、昨年度は好調に推移したことは承知しておりますが、今年度4月から現時点までの納税額の推移、返礼品別の前年度との対比、ふるさと納税の推進事業としての現在の取組等についてお聞かせ願います。また、ふるさと納税関連で販売促進を強化している事業者への支援策などで、行政からの提案、あるいは事業者からの要望などがあればお聞かせ願います。さらに、寄附額の多い他市町村との寄附額に相当の開きがありますが、美幌町としての最終目標額についてもお聞かせ願います。続きまして、二つ目の公営住宅入居者負担の設備について。資材高騰による風呂釜・浴槽の更新リース料支援対策についてであります。美幌町の公営住宅における風呂釜・浴槽については、入居者自らがリース契約を締結するものとなっておりますが、このリース契約の更新時期が近づいている世帯も存在すると思います。更新に当たっては、世界情勢や日本の景気動向等により、多岐にわたり物価が高騰している現状から、現在の月額2,000から3,000円のリース料が倍以上になる可能性があるとお聞きしております。リース料の高騰は、低所得世帯や高齢者世帯、子育て世帯においては、生活に直接影響すると思いますので、早急に支援等の対策を講じるべきと考えますが、町長の見解をお聞かせ願います。以上、大きく2項目、よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
松浦議員の御質問に答弁いたします。初めに、第3次美幌町財政運営計画について。御質問の1点目、歳入計画のうち町税等の地方税の今後10年間の確保対策についてでありますが、本町においては、急速な少子高齢化への対応や人口減少対策として、美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しております。当該戦略を構成する一つとして美幌町人口ビジョンがあり、その中での人口の将来展望では、令和22年度に1万4,500人と見通しておりますが、美幌版総合戦略に掲げる四つの基本目標の中に定める各種施策を実施することにより、人口減少に歯止めをかけることとしております。一つ目の何かの手だては存在しているのかについてでありますが、本町の基幹産業である農業においては、担い手対策や新規就農支援、生産性向上のための基盤整備などに、商業においては、起業家支援や店舗リフォーム促進などに取り組んでおります。そのほかにも、保育料や子供たちの医療費の軽減などによる子育て世代への支援や、医療・介護職をはじめとした人材確保策などにも取り組んでおり、人口減少が与える地域経済の縮小に歯止めをかけていきたいと考えております。二つ目のこれから講じる政策につきましては、現在、多くの業種において労働力不足が叫ばれておりますので、人材確保に向けたさらなる取組を検討しているとともに、本年オープンしたワーキングスペースKITENを活用した施策や、高校生の農業体験を含めた教育旅行などを通じ、関係人口や協働人口を創出し、移住定住の促進につなげることにより、地域の活性化や税収確保などに結びつけていきたいと考えております。御質問の2点目、エッセンシャルワーカー(日常生活に必要不可欠な労働者)の職場への支援についてでありますが、美幌町では、中小企業の経営の充実を図るため、商工会議所と連携し、中小企業相談所の運営や中小企業大学旭川校への各種研修受講に対して助成を行っております。また、季節労働者の雇用確保と通年雇用化を促進するため、美幌・津別地域季節労働者雇用促進支援協議会の事業として、季節労働者に対して、人材育成事業・安全衛生教育・資格取得などを支援しております。今後もこれまでの事業を継続していくとともに、通年雇用者への人材育成・資格取得の支援などについて、企業のニーズ調査等も含め、必要な施策等を検討しているところでございますので、御理解をお願いいたします。御質問の3点目、ふるさと納税の推進についてですが、今年度の納税額の推移は、4月が約800万円、5月が約600万円、6月が約700万円、7月が約1,400万円、8月が約1,600万円で、8月末時点で約5,100万円となっており、対前年でマイナス約3,000万円、約37%の減となっております。減額の要因は、寄附受付や返礼品の受発注を行う中間事業者の見直しを行い、4月から6月下旬までの約3か月間、複数のポータルサイトでの寄附金募集を停止したことによるものですが、今回の見直しにより、経費削減が図られるとともに、寄附額の増額が効果として現れてきている状況であります。返礼品別の前年度との対比としましては、上位3品目について、昨年度は1位がタマネギLサイズ20キログラム、2位が北海道ブランド牛の赤身1キログラム、3位がスウィートコーン11本でしたが、今年度は1位が北海道ブランド牛の赤身1キログラム、2位がタマネギMサイズ20キログラム、3位がスウィートコーン11本となっております。4位以降については、ジャガイモやアスパラなどの農産品が続いている状況となっております。ふるさと寄附金事業の現在の取組については、町内事業者との返礼品発送体制等の調整や魅力的な返礼品の掘り起こし、中間事業者の見直しによる手数料負担の軽減、新規ポータルサイトでの寄附受付に向けた準備、返礼品に係る特産品の要件や経費の基準等の制度改正への対応などに取り組んでおります。支援策などに関する事業者からの要望については、現在のところ特に伺っておりませんが、今後も事業者の声に耳を傾け、新たな支援策などを検討してまいりたいと考えております。ふるさと寄附金については、返礼品に係る生産者や取扱事業者など、多くの方との調整が必要となるため、最終目標額は定めておりませんが、前年度の実績を踏まえ毎年の目標額を設定しており、今年度においては5億円を目標としておりますので、よろしくお願いいたします。次に、公営住宅入居者負担の設備について。本町の公営住宅の多くは、風呂釜及び浴槽を入居者とエネルギー供給事業者との間でリース契約を締結し使用しておりますが、今後の機器更新の際、これまでのリース料金と同等に設定することは、昨今の原材料価格、エネルギー価格等の上昇に伴い、製品価格も上昇しているため、現実的に不可能であると考えております。しかしながら、リース料金の大幅な上昇は、入居者の日々の生活に直結する大きな課題と捉えておりますので、エネルギー供給事業者と意見交換をしながら、いかに激変緩和を図っていくことができるのかを模索していきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 12番 松浦和浩
それでは、大きく一つ目の美幌町財政運営計画について、細かく質問します。今年の6月、第3次美幌町財政運営計画の投資と支出について、町長にいろいろ質問しまして、いろいろな確認をしました。そのときに、9月には歳入についての確認をとりたいということを言いましたので、今回、一般質問として挙げています。令和2年に、第2期美幌町のまち・ひと・しごと創生総合戦略が策定され、その中で人口ビジョンについてうたっています。この人口ビジョンという言葉は、日本語で簡単に言うと、ビジョンというのは実現したい展望なのです、計画ではなくて。この展望が令和2年3月に策定されて、中にいろいろと美幌の人口の関係だとか、税収だとかの推計値がきちんと載っています。この推計を見ながら、今回、第3次財政運営計画の歳入を少し読んでいたのですけれど、数年前にこの人口ビジョンが出来たとき、昨年の税収と1億円ぐらいの乖離があるのです。財政運営計画の減収になるはずの数字が1億円ぐらいにしかなっていない。ということは、今の段階で1億円から2億円の乖離が発生してしまっているのだなということで、それについて、町長に細かく、その対策も含めていろいろなことを聞こうかなと思っています。この人口ビジョンの中をずっと読んでいくと、美幌町で一生懸命頑張って人口を減らさない努力をしましょうということで、財政運営計画もそれに合わせているのかなと思うのです。それは当然、いいことだと思います。推計する時期にも差がありまして、令和5年度予算書の中の歳入については、令和4年度実績と若干の差があると。これは、期待値でしっかりやっています。ただ、ビジョンは期待値でもいいかと思いますが、計画となると期待値ではなくて、きちんと実数でやるべきかなと思うのです。そのようなことをこの春にもらった美幌町財政運営計画中で。歳出については、町長といろいろな意見交換をして、努力する中で頑張ってやると町長は言われています。歳入については、いかんせん、人が多く働いて、給料が増えて安定すれば税収は増えますけれど、美幌町でいうところの人口ビジョンでは人口が減ると、生産人口も2,000人減るとなれば、当然、税収は減ると。そうすると、今、働いている人方の税収が1.2倍ぐらいにならなければ、先ほど言った個人町民税は確保できないのです。ですから、それを受けて今、その人方の施策は何ですかという質問をしたところ、昨年からいろいろな説明を受けている、美幌町の経済部を中心に行っているいろいろな施策、企業支援だとかということについては、十分分かります。しかし、その中でどうしても町長に確認をとりたいことがあります。いろいろな部局なり、いろいろな形で数字の話はされていますけれど、まち・ひと・しごとの計画の中に、国勢調査の産業別人口比率というものが出ていますので、この施策の中にどの職種が必要なのだと、人口減の中でどの職種の労働対策ができるのだという部分を、もう少し取り計らうべきかなと思います。就業人数の実績と今後の人口統計、端的に言うと、町長は、統計と現在の人口減少をどのように考えているのか、お聞きします。
答弁 町長 平野浩司
まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口ビジョンと現在の人口をどう捉えているか、ということでよろしいでしょうか。〔松浦議員頷く〕就労人数の部分と今の減少の仕方の部分というのは、そこまで正式に分析したことはないのですけれども、考え方としては、就労分布よりも町がつくっている総合戦略との人口減少の部分というのを、かなり気にしています。その減少の部分と現在の人口減少の部分を見て、計画したとおり減少している、計画した形の軌道に乗っている線に収まれば、それは一つの施策としての努力はあるのかなという見方をしております。ただ、正直に言うと、現実、そのとおりにいっていなくて、実際の人口推計よりも計画したラインの下のほうになっているという部分については、施策としての実効性を考えた場合に、これはしっかり努力しなければいけないというのを日々感じているところであります。
質問 12番 松浦和浩
町長がおっしゃいました総合戦略の中にも、子育ての関係や結婚の関係だとか、いろいろなコメントがあるページもあります。産業対策についても、ある程度の部分はしっかりうたっていると思うのです。ただ、僕も何年か前から同じような経済政策の質問をしていますけれど、美幌町で働く人方の給料が減っているのか、増えていないのか、いろいろな意味合いがありますが、産業的に美幌町に海産物の大きな会社があるわけではない、でも、一生懸命、海産物を売っている会社があります。そのように業種別に分けた場合、現在、美幌町にある会社、要するに、大通商店街も含めて百数十個の店舗がありますけれど、そうでない事業者、働いている人方の数というのが2015年の国勢調査に細かく出ているのだなと思ったのです。先ほどから人口ビジョンの話をしていますけれど、約1,000人から2,000人の労働者が減りますよといったときに、どこの労働者が減ってしまうのかなと。給料の高い階層なのか、パート職の階層が多い会社がなくなるのかというところを、この人口ビジョンと総合戦略の中でもう少しきちんと細かく提示があるのかなと思ったのですけれど、なかなか見当たらなかったものですから、財政運営計画の税収確保は、どの業界を守れば税収が維持できるのかと。要するに、実際にそのようなところまで書いているのだから、次のステップが必要かなと思うのですけれど、それについて町長はどうでしょうか、考えはありますか。
答弁 町長 平野浩司
以前も松浦議員から産業を守ることが大事ですよと、結果的に今は人口、労働者というか、税収という見方からみて、その辺の減少の分布は大事ではないかと言われたことは、それはそれで、私としてはそう思っております。ただ、どの部分を分析して、ここを強調してどうするということを、正直言って、今まではそこまで考えてきていなかったことは事実です。ですが、先ほど言ったように、人口に占める生産年齢人口の部分の数を基本的には落としたくないということは、今までも考えてきております。その意味では、産業政策的な部分をトータル的に考えているというよりも、施策を進めているのが実態という状況ではあります。
質問 12番 松浦和浩
個別な業界、職業に対してこの人数が必要だということは、今の段階では出ると思わないのです。人口ビジョンを含めたまち・ひと・しごと創生総合戦略、これは7年前、8年前に国の方針でつくっているのですけれど、もう既に数年以上前の政策をしっかりやっているということは分かります。その中で、産業別の人口比率が出ていたとなれば、各部局、民生部であれば介護職をどうしましょう、医療職をどうしましょう、経済部であれば雇用対策をどうしましょうとなりますけれど、総務部として、その上にきちんとこの統計の部分を確認とっている担当も前はいたと。美幌町の流れの中で2,000人ぐらい生産人口が減るのであれば、産業別に細かいことはなくても、業界別だとか、当然にどの業界が減るのだということを分析する時期がもう来ていると思います。人口ビジョンで人口が減るという美幌町の推計が出ていますので、今後、それに向けたさらなる対応策、今からしっかりやるべきかと思うのですけれど、町長、その辺についてはどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
実際にそれを分析することは、難しい話ではないと思うのです。そのこととそれを振興していくかどうかというのは、イコールという考えを私は持っていないです。人口減少の中において、産業の中で必然的に減っていくものもあるのかなと思うのです。それを施策的に増やしていけるかどうか。ただ、美幌という一つの町がどのような形で産業構造が成り立っているかと考えれば、私は、農業者がきちんと一つの流れを支えているという部分に対して、農業施策において農業人口を減らしていかないというか、その辺を維持するような努力とか。例えば、どちらかというと、町と一つの経済の中では、公共事業に依存するという仕事をされている業界もあって、そのような部分もある意味では一つ成り立っているとか、それは分析としてなりますが、今後その部分が維持できるできないというのは、また少し別な意味でもあります。逆に、その中で何をしっかり守っていくかということと、減少するということが必ずしも一致していくというとらえ方を私はしていないとお答えいたします。
質問 12番 松浦和浩
なかなか厳しい質問をしました。人口動態はなかなかつかめないですけれど、美幌町でいうところの政策の中にその動態をどうしましょうと書いてあるのは、総合計画もしっかりやりましょうと、ここの総合戦略をしっかりやりましょうという意思表示は分かるのです。意思表示は十分分かるのですけれど、では、その中で既に人口ビジョンで人口が減りますよということが示されている以上は、どこかが減ってしまうのです。だから、そのどこかが減るというのが、なし崩しに全部の業界が同じだけ減るのか、なくなってしまう業界があるのか。そうなると、もしかしたら美幌町にとって必要な業界も業種もあるかもしれないと考えたときに、やはり、美幌町の人口を減らさないために努力しても、言ったら悪いけれど、美幌町はもう既に人口が減りますよと表明しているのだから、減るところをある程度おのずから推測できるのではないかなと。僕は、もう推測をしてもいいのかなと思うのですよ。そうでないと、人口が令和22年に1万4,000人台になりますとなれば、今以上に人口はもっと減りますから。そうすると、美幌町の税収の確保というのは相当厳しいものになり、いろいろな施策も窮屈になってしまう。窮屈になれば、また産業体制も窮屈になると。人口統計では、65歳以上の高齢者の割合はある程度減りますけれど、生産年齢人口のほうが比率は大きく減ってしまうのです。だから、10年後、20年後の間、統計上では、美幌町は高齢者の人方が一生懸命頑張る町になるのです。たしか10年ぐらい前、僕は、国の統計の関係で土谷町長にも質問していて、その後に統計が出たのですけれど、当時、35年後には美幌町の人口は1万5,000人になると。ぴったりの人口統計なのです。そうすると、働く人方の数が激減してしまうので、先ほど言った産業対策も含めていくらいいことを言っても、目の前にある働く職場がなくなれば維持できない。であれば、申し訳ないけれど、一応、1万6,000人、1万5,000人をいかに長くキープするかという政策を考えたほうがいいのかなと。このビジョンの中身を変えるぐらいの気持ちでやるとなれば、税収確保の産業対策というのは、本当に大きなウエートになると思うのです。これは、福祉産業も教育産業も含めて、全ての産業という分野で同じことが起きるのかなと。せっかく美幌町に残って、今後、一生懸命頑張るという高齢者、働く意欲のある若い人方にとっても、美幌町に長く住んで仕事ができて、給料ももらえる、そして、美幌町の税収もあるので、公共サービスも十分に受けられるというパターンをもう一度、産業統計、人口統計も含めて。その中で、先ほど言った第3次美幌町財政運営計画の税収の部分が乖離していますので、ぜひ見直しをかけることが必要だと思いますが、町長、どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
これからの人口減少の中において、人口が減っていくことによって、どの世代というか、どこの部分が減っていくかというのは、皆さん同じ認識だと思うのです。当然、高齢の方が増える部分と生産年齢人口が減っていく部分。税収対策の中において、やはり、生産年齢人口をキープする必要があるというのは、話としては分かります。それはそのとおりです。それで、現実的に町の持続性と考えたときに、なかなかそこまでを結びつけてというのは難しいと、私は思っているのです。例えば、千歳とか、あのような大きな会社が来て何かというならば、それはそれで考えられると。私は、これからにおいては、町の機能として、若い人たちそれから高齢の人たちもきちんと町の中で生活するために、どのような基盤の人たちが最低限必要なのかと。これは松浦さんも言っていますが、その根幹になる人たちをどう維持するか、または連れて来るか、その辺の施策をしっかりと、まずこれだけは絶対にどのようなことがあってもしていく必要があるという認識であります。先ほど、第3次財政運営計画との乖離という話がありました。一つの計画の中において、本来、それが連動と思いがちなのですけれども、人口という見方を考えたときに、片方の税収がどのようになっていくかという一つの基礎根拠というか、最初の前提というのが必ずしも一緒にならなくてもいいのではないかと私は思っています。本来であれば、そのことと全部連動することが望ましいのですけれども、今の第3次財政運営計画の支出の部分は置いておいて、歳入、特に税収という見方においては。ですから、今までの推計の部分でいけば、税収については、人口ビジョンによってこれだけ減りますよという前提での試算の仕方はしていないのですが、確かにそのときの人口の分析はしています。例えば、まち・ひと・しごと創生総合戦略でいけば1万4,500人にはなるのだけれども、今後の国勢調査の見通しがどのぐらいだと考えたときに、現実的な今までの税収の伸びとか、そのようなものを推計的に見て、これがどうなっていくという分析の中で、一つの仮定を置いているということだけは御理解いただきたいと思っております。
質問 12番 松浦和浩
町長の思いは分かります。ただ、一番最初に言いましたけれど、こちらの計画の中身は展望であって計画ではないのです。こちらは計画なのです。今、展望の数字のほうが近いのです。ですから、僕は、この計画を若干見直すべきという意見です。展望の数字と少し合っていないですけれど、展望の数字が低くなりますよと、ここにも税収が書いていますが、向こうは今の段階で税収が1億円合っていませんから。財政運営計画も1億円以上の差が出ているので、若干の見直しは必要かなと。町長、財政運営計画は、美幌町民、我々議会も毎年、議案審議をする中で計画をきちんと聞いて動いていますから、僕はこの計画を若干修正すべきという意見であります。多分、町長も分かっていると思うのですけれど、思い切って下げるべきところは下げた計画にしたほうが、今後のためにも、我々議会も方向性を間違わないためにも、数字を間違えないためにも、町民にとっても、やはり、一度立ち止まって数字の再チェックをすべき時期が来たと私は思っていますので、よろしくお願いいたします。町長、どうでしょうか。最後にもう一度。
答弁 町長 平野浩司
私の認識では、今、議員がおっしゃられた認識がそのとおりだとは思っておりません。一般論として、今、議員がおっしゃっているような財政計画の中の税収部分が、大幅に乖離しているということであれば、見直しするということ、それはそれで理解します。ですが、今の部分の一つをお示しした中において、地方税という捉え方、実際に、今までの税収一覧表を担当から見せてもらいましたが、今の推計の部分を含めて、計画期間中のものについては、私の中でそこまで乖離していないという認識でもあります。それが大幅に違うと言うのであれば、当然、直すべきだということは原則としてそのとおりなのですけれど、その辺の認識は、議員がおっしゃられた部分と同じだとは思っておりません。
質問 12番 松浦和浩
よく言う話ですけれど、経費は大きく見て、入金は少なく見ると。立ち止まって、全て乖離が云々ではないです。つくったときからもう2年たっていますし、財政計画をつくる前から考えても1年ですから、やはり1年、2年で刻々と状況は変わっていくのです。でも、この計画というのは10年計画ですから、10年後にはこの数字にならない見越しができているので、やはり、再検討していいのではないかという意見です。主張してもあれですけれど、僕はそれをやるべきだということの主張は、そうですよと、絶対に合いませんよと、合わないなら合わないで見直したほうがいいのではないですかというだけです。続きまして、その流れの一環で、エッセンシャルワーカーの話をしたいと思います。令和3年第10回の議会で、エッセンシャルワーカーについての確認の一般質問をし、今後いろいろな業界、いろいろな職種について政策を展開したいという形で、町長と意見交換をしました。その中で、介護職、医療職だとかの福祉関係もしっかり動きまして、昨年、ハイヤーの運転者だとか、陸送の運転者だとか、そのような業界についてもしっかり動いていると。今回もまた新たな陸送関係の部分も動いているとなると、あとは、公共インフラ整備が集中的に残っているのです。というのは、電気、ガス、水道業だとかというところです。美幌町に住んでいる戸建ての人方が約九千何百戸あるのですけれど、ひとり住まいの方も多いのですよ。そうすると、今、美幌町の人口が幾らか減ったとしても、人口減少と同じ比率で住宅は減らない。ということは、働く産業界の人が減るのだけれど、住宅の戸数はそこまで減らないのですよね。ひとり住まいになっていけば、その産業の人方が抱えるテリトリーの部分というのは、大きくは下がらない、売上げベースでは変わるけれど。戸数について大きく変わらなければ、ガスを供給する人方、プロパンガスを運ぶ人だとか、電気を直す人、水道を直す人方の仕事というのは、美幌町にとって相当大きい、ここに書いてあるエッセンシャルワーカーの仕事なのです。この部分を今、美幌町内、町外も含めたいろいろな会社がありますけれど、そのようなところで働いている人方をしっかり守らなければ、生活基盤がきつくなる。あまり大きい声では言えないですけれど、実は、津別町ではガス屋さんがなくなり、地方から来た形でやることになったことがあるのです。要するに、町が抱えている公共インフラの業者が減ると、結果的には、他町村から呼ばざるを得ないという状態になる。我が町も今はしっかり頑張っている業者がありますので、今のうちからそのような公共インフラで働く人方、企業をしっかり守っていく。そして、暮らす人方が十分なサービスを受けられるような体制をつくるために、ぜひ、このエッセンシャルワーカーという公共インフラ部分の職種の確認をもう一度とりまして、産業対策、育成対策、その辺の方向でひとつ大きくかじを取る、または別のかじを取ることについて、町長、どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、言われたことについては、私もまさしくそのように思います。今まではどちらかというと介護とか、直接、人として関わる部分。今度は、生活する中において、議員は、エッセンシャルワーカーという表現、括弧してわざわざ日常生活に必要なと。電気屋さんとか工事をやる人、それから水道の配管をやってくれる人、会社よりもこのような技術を持った人たちは、今、指摘していただいたとおり、かじを取るというよりも町として皆さんと考えていく必要はあると思っております。このことについては、私もそのように考えます。
質問 12番 松浦和浩
30分で町長と合意ができましたので、ほっとしています。時間もだんだんたっていくのですけれど、エッセンシャルワーカーにつきましては、産業対策という大きな分野でありますので、しっかりと取り計らってもらいたいと。このまち・ひと・しごと創生総合戦略の中にもいろいろなことをうたっていますので、ぜひ、またいろいろな面で実施計画をつくってもらいたいと思います。続きまして、ふるさと納税について質問したいと思います。ふるさと納税につきましては、昨年、合計の目標までは立てたのですけれど、残念ながらいろいろな訳があって4億円台の目標に終わり、結果も4億円ぐらいだったのです。美幌町の税収にとって新たな財源ということで、しっかり第2次、第3次もうたっていますので、この税収確保も大きな仕事と思います。今回お聞きしたいのは、先に事務的な話が一つあるのですけれど、国の方針が変わりまして、経費比率の考え方だとか、地場産の考え方、美幌町のふるさと納税の取扱いの中で影響があるのかないのか、事務的な部分で町長に確認したいです。
答弁 政策課長 沖崎寿和
御答弁申し上げます。本年6月に国の制度改正があり、特産品の基準と対象となる経費の見直しがあったのですけれども、こちらは美幌町においても影響を受けるという形になります。基本的に、全国どこの自治体に対しても影響が出ているものと認識しているところでございます。以上、よろしくお願いいたします。
質問 12番 松浦和浩
そこまで回答されましたので、もう1回事務的な話で、何がどのように影響あるのか、細かくお願いします。
答弁 政策課長 沖崎寿和
まず、経費の考え方についてなのですけれども、これまで寄附金の募集受付にかかる直接的な経費については、経費として算入することになっていました。ですが、今回の改正によって、寄附金を受け付けた後に、税の控除を受けるための手続といいますか、寄附金の受領証明書の送付ですとか、あるいはワンストップ特例という税控除の特例を受ける際に申込書を入力する業務ですとか、そのようなものについても経費に算入しなければいけない状況になっております。以上です。よろしくお願いします。
質問 12番 松浦和浩
美幌町のふるさと納税の何にどう影響があるのか。
答弁 政策課長 沖崎寿和
経費を含めた費用が寄附額の5割を超えてはいけないという国のルールがございます。経費に含まなければならない費用が増えたことで、これまで算入しなくても5割以内に収まっていたものが5割を超えてまいりますので、寄附金額の設定を上げなければいけない。例えば、1万円の寄附額でしたら、返礼品の代金ですとか送料、そしてそれ以外の経費についても算入して5,000円以内に納めなければいけなかったのですが、今回その対象経費が増えるということになりますので、そこが6,000円とかになってきますと、寄附金額の設定を1万2,000円に上げなければいけない、そのような影響を受けております。ただ、その影響については今現在、試算とかをして、これから寄附金額の改定に向けて進めているところでございます。よろしくお願いします。
質問 12番 松浦和浩
新聞等いろいろな報道の中で、影響があるのではなかろうか、どうなのだ、これからだと言っています。先ほど、答弁の最後にありました返礼品の価格の関係が出てくると、寄附する方も1万円だったものが1万2,000円か、1万5,000円かとなるときに、それなりの商品が必要かなと思うのです。あとは、戦略もありますよね。今年の3月定例会、昨年の一般会計決算審査のときもふるさと納税の質問をしています。地場産品の育成だとか、広告だとか、サイトでやりますよではなくて、今、ふるさと納税で頑張っている事業者に対して、ほかの市町村、下関だとか網走市は広告宣伝費だとか、産業政策で既に補助金を出している。我が町はまだそこまでやっていないと思うのですけれど、そのようなところもありますよ、そのような政策でふるさと納税を頑張っていますよということを、しっかり町長も御理解しているかどうかをお聞きしたいのです。
答弁 町長 平野浩司
今回の制度改正の部分については、担当からお話をしていただきましたけれど、経費を引いて町にどれだけ残るかと。今までは、単純に半分になったら半分残ればという話だったものが、どうしてもそれを確保するためにはこちらの部分を。でも、寄附された側にしてみれば、経費の部分で変わるといって減ること、その部分をどう増やすかとなるから困るというか。ですから、根本的に影響はあるのですけれど、本質的な部分で逆に半分以下にしなさいと、一つのルール化がされたことだから、私は、それはそれできちんと理解してやるべきだと思うのです。だから、返礼品を減らさないで同額でやる方法をきちんと考えるべきかなと私は思っております。本来の質問でありますけれども、会社自体がそれを扱っていて、ぜひ、ふるさと納税制度はどうですかということを一生懸命アピールしているところも結構あります。そのような中でいけば、美幌も実際にやっていただいているところもあるのですけれど、今、どこまで私どもがという。今のやり方というのは、全体的なものをアピールした中でPRをして引っ張り上げるというか、関わっている会社に対する引っ張り上げをしているので、そこまで踏み込んで個々の会社まで応援というか、今、言われたところまで進むかどうかというのは、今後考えていきたいと思っています。個々ではやっていただいてますけれど、認識としてはそこまで町は踏み込んでいないのが現実なのかなと思っています。
質問 12番 松浦和浩
地元で納税を頑張っている会社も、いろいろな意味合いで人件費の問題だとか、在庫の管理だとかやっていますけれど、ふるさと納税関係で動くと広告関係サイトの登録代金だとかがかかるのですよね。他市町村ではその補助策が動いてるということが現実なものですから、やはりそのような政策も。地元産業がふるさと納税のおかげで全国に名前が出るということは、全国のお客さんを対象にした商品を売っているのです。すごいメディアの広告宣伝効果なのですよね。そうすると、その企業を今後、頑張って応援するとなれば、美幌町で存続してもらえる企業になりますので、たかがふるさと納税で頑張っているのではなくて、美幌町の企業は全国に紹介されていると、全国の人が見ているとなれば、すごい広告効果なのです。だからこそ、我が町のふるさと納税の企業先にしっかりと広告宣伝費だとか、事務手数料も含めた他町村と同じような政策があっていいのかなと思います。このふるさと納税が今回、今の段階で前年比三十数%落ちていますということで、サイトの運営上、仕方ないのかなと思いますが、この状況でいって今年、本当に5億円いけるとは思えないです。5億円いけるという回答が書いてあるので、5億円いくためには本当に相当きついと思うのですけれど、一応目標として3月予算で言っている以上、総務部としては達成しないといけないと思うのです。でも、これは酷だと思うので、見込みを若干減らすぐらいの気持ちで提示したほうがいいのではないかと思いますけれど、町長どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
ありがとうございます。ただ、今は9月であります。目標を定めた中において、逆に考えたらまだ月数もありますし、今は努力をしたいと思っています。このように落ちて、内部でも反省した中において、制度見直しの中で停止というか、同時進行形ということも考えられたと私は思っているのです。ですから、そのことも含めると、どのタイミングでやるかということも大事なことで、きちんと内部で共有した中でやらなければいけないという指示も再度出しました。あとは、本当に町も頑張りますけれども、皆様方も美幌町をよろしくという部分の応援をいただいた中で、その先頭でしっかり私もまだまだ頑張りたいと思います。
質問 12番 松浦和浩
美幌峠の二階を見てきましたけれども、やることはやっているなと。しっかり商品構成もきれいにうたっていますけれど、まだまだ美幌町で表に出していけるような雰囲気もあるのかなと思いますので、ぜひ、しっかりとやってもらいたいと。ただ、僕が言っているのは、5億円といってならなかったら、何で5億円にならなかったのだ、どうしたのだと、議会議員としては言わざるを得ない。ですから、厳しい言い方ですけれど、部局の努力は僕も分かりますので、やれる限り頑張ってもらいたいということで、この件については終わりにします。続きまして、最後、公営住宅のリースについてです。たまたまいろいろな方からリースの話を受けました。今、公営住宅に入っている高齢者の人方の所得の問題だとか、ひとり住まい含めて、年齢構成を考えたときに、年金が多く上がるわけではないのです。結局、半分ぐらいが年金の人なので、これ以上リース代金が上がるといやいや大変だなということで、これは納品する会社も利益が出なくなります。そうすると、何らかの手立てを打たないといけないのかなと、僕もいろいろ考えました。公営住宅の家賃を下げるだとか、リースをやめて役場がリースしてしまうだとかということも考えました。本当にどの方策がいいのかというのは、僕も答えは出ません。ただ、少なくとも間違いなくリースについての考え方で、金額が上がるということだけはもう見えているのかなと思います。それで、今回、回答の中でいかに激変緩和を図っていくか模索したいという、しっかりした回答をもらっています。町長、これについては対応をしっかりと進めるのだと、考えるのではなくて対応をしっかりと進めるということで、理解してよろしいでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
これについてはしっかり対応を進めます。
質問 12番 松浦和浩
この業界もエッセンシャルワーカーの業界にありますので、やはり、地元産業と町民生活をしっかり取り計らわなければいけないのかなと。ですから、まち・ひと・しごと創生総合戦略も総合計画も全て直すところは直す、進めるところは進めるで、しっかりとやってもらいたいということを言いまして、私の一般質問を終わります。