みんなの議会

美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日

(1)美幌町における財政運営計画について/(2)図書館の建設費について

2023年6月20日、美幌町議会の一般質問で、松浦和浩議員が「美幌町における財政運営計画について」「図書館の建設費について」について質問し、町長 平野浩司、総務部長 小室保男、教育部長 遠藤明、上下水道課長 石山隆信、病院事務長 但馬憲司、財務課長 吉田善一が答弁しました。

質問者
松浦和浩 議員
答弁者
町長 平野浩司、総務部長 小室保男、教育部長 遠藤明、上下水道課長 石山隆信、病院事務長 但馬憲司、財務課長 吉田善一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 松浦和浩

今回は、大きく1点。美幌町における財政運営計画について、質問したいと思います。主な取組の内容についてということで、美幌町におきましては、将来にわたって持続可能な行財政基盤を確保するため、美幌町財政運営計画(平成17年度から24年度)及び第2次美幌町財政運営計画(平成25年度から令和4年度)に基づき運営を行ってきており、さらに、本年3月には、町民の様々なニーズに的確に対応し、継続的かつ安定的な町民サービスを提供するとともに、将来への持続可能な行財政基盤を確立していくため、第3次美幌町財政運営計画を策定しております。この第3次美幌町財政運営計画の11ページ「1計画の指標」中、地方債残高においては、令和4年度見込み108.1億円に対し、令和14年度が112.2億円で4.1億円の増、また、基金残高においては、令和4年度見込み56.1億円に対し、令和14年度は36億円で20.1億円の減を見込んでおります。今後、少子化による小学校、中学校の統廃合や遊休施設の解体除却工事、老朽化が進む浄水場・終末処理場等の投資的経費がかさむことも予想されています。さらに、町長の公約である核となる施設の整備も実行されることになると、ますます地方債残高は増え、基金残高は減ることが予想され、第3次美幌町財政運営計画の表題である「未来を担う次世代へ繋ぐ持続可能な行財政基盤の確立を目指して」の内容と整合性がとれないのではないかと考えますが、将来の地方債、基金の見通しについて、町長の考えをお聞かせ願います。また、第3次美幌町財政運営計画の中で示されている次の項目について、前計画における計画・執行に対し、今計画とどのように違うのか、お聞かせ願います。さらに、効果と実効性に関する町長の考えをお聞かせ願います。一つ目、13ページ「人件費総額の抑制」中「職員全体の年齢バランスを踏まえながら、適正な新陳代謝の促進と計画的な人事管理を通じて組織の活力を維持し、公務能率の維持増進を図ります」の具体的な内容、かつその効果と実効性について。二つ目、14ページ「投資的経費の厳選」中「図書館建設事業(令和7年から10年度:約16.7億円)」において、前計画における建設事業費と大きく乖離している理由について。また、具体的な整備内容、かつその効果と実効性について。三つ目、15ページ「特別会計、企業会計の見直し」の中の「公共下水道事業会計、個別排水処理事業会計」中「終末処理場においては施設の更新に合わせてダウンサイジングを検討します」のダウンサイジングの具体的な内容、かつその効果と実効性について。四つ目、15ページ「特別会計、企業会計の見直し」の中の「水道事業会計、病院事業会計」中「医療情報の連携を推進するためのデジタル化への対応、医療の質の向上や機能充実による収益の確保、経費抑制対策を継続推進し、経営基盤の確立を図ります」の具体的な内容、かつその効果の実効性について。五つ目、18ページ「予算編成手法の見直し」中「全庁的な視点での事業の選択と集中を図るため、スクラップ&ビルドの意識を徹底することを基本としつつ、従来の予算編成手法に捉われず、部局毎の主体的な判断による枠配分方式の導入など、限られた財源の中で効率的・効果的な予算編成のあり方を検討していきます」の具体的な内容、かつ、その効果と実行について。それぞれしっかり質問のとおり回答願いたく、質問します。

答弁 町長 平野浩司

松浦議員の御質問に答弁いたします。美幌町における財政運営計画についてですが、第3次美幌町財政運営計画につきましては、将来にわたって持続可能な行財政基盤の確立を目指すため、令和5年度から令和14年度までを計画期間とし策定したものであり、本年1月に開催された議会全員協議会において、その概要について御説明させていただいたところであります。本計画は、計画策定の時点で実施を予定している事業を中心に、計画期間中の財政見通しを立てたものでありますが、御指摘のとおり、計画に登載していない事業についても今後想定されるところでありますので、事業の優先度や重要度を的確に判断し、議会にも御相談の上、適宜計画の見直しを行っていきたいと考えております。また、将来の地方債、基金の見通しについて、地方債につきましては、借入れの際に交付税措置の高い地方債を有効活用し、将来に過度な負担を残さないよう努めることとし、基金につきましては、計画最終年度における基金残高を財政調整基金で13億円、全体で36億円と見込んでおりますので、現運営計画に登載していない事業についても、一定程度の取組が可能な水準で推移すると見込んでいるところであります。次に、現運営計画の中で示している項目の具体的な内容等についてでありますが、御質問の1点目の人件費総額の抑制につきましては、将来にわたって安定的かつ継続的な行政運営を行っていくため、業務見直しによる適正な人員配置、定年延長制度を活用した組織力の向上などを通じて、公務能力の維持増進を図ろうとするものであります。2点目の図書館建設事業の前計画における建設事業費との乖離についてでありますが、一つ目に、前計画の策定時において消費税率が8%での試算であったこと、二つ目に、昨今の物価高騰の影響により建設費等が上昇したことなどが大きな要因となっております。具体的な整備内容等につきましては、建設場所・複合化の課題等について精査を要することから、現時点でお示しできる段階ではありませんので、御理解をお願いいたします。3点目の下水終末処理場におけるダウンサイジングにつきましては、減少している計画処理人口に合わせて、過大に更新することがないよう機器の規模、能力、処理方法等について見直しを行うものであり、イニシャルコスト並びに将来にわたってのランニングコストの抑制を図ろうとするものであります。4点目につきましては、医療情報の連携を推進するためのデジタル化への対応として、マイナンバーカードの保険証利用による資格確認及び電子処方箋の導入により国の推進施策に適宜対応していくとともに、DPC(入院費の包括支払制度)による診療内容の標準化及び診療体制の整備による診療報酬加算措置の取得を進めながら、医療の質の向上や機能充実による収益確保等を図ろうとするものであります。5点目の予算編成手法の見直しについては、これまで各部局により予算要求を受け、財政所管部局で1件ずつ内容を確認していく1件査定方式により予算編成を行ってきたところでありますが、優先すべき事業への予算配分を各部局において主体的に判断できるよう、一定の予算枠を配分する枠配分方式の導入などにより、限られた財源の有効活用と効率的・効果的な予算編成の在り方について検討するものでありますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

春に、3回目となる財政運営計画の概要説明を受けましたけれど、全体的にぐるりと見て、なおかつ、令和4年度決算、令和5年度予算も含めて、本計画がどのように美幌町の財政に影響あるのかなというところを若干紐解こうと思って、実は何か月かにわたりずっと確認をしていました。その中で一つ目、どうしても数字で気になったことがありまして、質問のとおり「未来を担う次世代へ繋ぐ持続可能な行財政基盤の確立を目指して」という言葉が非常に気になったのです。基金が減って、借入金が増えて、そして、令和4年の歳出の公債費支払いが約9億円、これが10年後には15億円になると。1.5倍になるのです。ということは、全ての財政の中で、今やっている事業のうち7億円、何か削ることになるのですね。当然、交付税措置が充当される分で歳入は増えてくるから、その分の影響は半分かなと思いますけれど、現時点の事務事業を含めて何を切るのかなということが気になったのです。なんせ、借金より年度に払う公債費が1.5倍というのはちょっと大きいなと。15年後にお金が成り立たなくなるのかなと、あれ止めます、これ止めます、これできませんと。なおかつ、一番最後にありますけれど、各部局の予算配分を考えますと、お金がない中で何を考えるのかなということがすごく気になったものですから、それぞれ細かく質問して、確認をとったほうがいいかなと思いました。一つ目の大きなところで気になることがありまして、たまたま私の質問の内容に、今後、小学校、中学校の問題だとか、今、残っている古い建物の解体除却も相当、億単位でかかるかなと。また、行く行く、社会インフラの中で一番重要な終末処理、これについても数年後、十数年後には間違いなく大きな建て替えが必要となるのかなと。なおかつ、町長の公約の一部にある、まちなかに核なる施設を建てたいと。これは、私もどんどんやるべきと思っていました。さらに、図書館についても今、補助事業の見直し、適正化も含めてどうするのかということになっても、今回の計画に記載されていない事業として、どこまでこの運営上に反映されているか分からないものですから。ただ、反映されていないと仮定したら、今以上に基金が減って、起債が増えて、償還が増えると。今でも10年後、15年後が大変なのに、これらのものがどんどん増えてくると。昨日、峠の湯の関係も一部の改修もあり得るのかなと。当然、今後の運用について、宿泊施設と温泉の湯舟をどこに持っていくだとか、どんどんやってほしいなという気持ちはあります。しかし、このままでいったら何をもって優先順位を決めるのか、何を優先するのかがちょっと分からなくなったものですから、町長に社会インフラ、要するに、基本的なインフラ整備が優先なのか、投資型、産業系なのか、ここに書いていない福祉系なのか、その財政の行き先がどこに向かうのか、どれを優先するのか。今現在、私は予算規模が大きくなれば大きくなった中で財政計画をつくるべきとの考えですけれど、今のこのパターンだと余りにも膨大過ぎますので、その中で町長の意図している優先すべき課題、そして、具体案がどこにあるのか、お聞かせ願います。

答弁 町長 平野浩司

まずは、今回の財政計画の中で、このような試算をして一つの将来に向けての見通しを立てた中で、どのようなことがあるかと示したところであります。実際に、今後やろうとするものについては、ある程度見通しが立てられるものは仮に置き換えて載せて、当初載せているものについては、基本的にそれをやらざるを得ないという部分で載せているわけであります。それから今、松浦議員がおっしゃったように、このようなことがたくさん出てくるではないかという部分、新たに加えるものについては、今後、全体の流れとしてのもの。ですから、先ほど言ったように分類ごとにどれを優先するかということでなくて、全体の中でその必要性も含めて考えざるを得ないのではないかなと思っております。今の時点で、今後はこれとこれをやるからそこにという話ではなくて、その部分が出てきた段階でベースとなる部分を置き換えて、最終的にどのようになっていくかということを判断する必要があるのかなと思っております。あくまでも計画としての積み上げということを、しっかりそのペースでというか、絶対その枠でなければいけない、はめていかなければいけないということでの計画という思いは、あまり強く思っておりませんので、それは御理解いただきたいと思います。

質問 12番 松浦和浩

たまたまというのも変ですが、この指数でいくとお金がカツカツかなと思って、いろいろな計画を積み上げするときに何を削るのかがちょっと見えないということがありました。それで、この計画の中で毎年、今後の投資型のものの説明が入っているのです。特に、美幌町のごみ処理施設、これが近々の課題であると、これについては急ぐべき課題になっていますよね。広域の処理施設については、複数の市町村との合同で、補助金も充当されて楽かなと。今度、公営住宅。これについては、前にも言いましたが、急ぐものは急ぐけれど、そうでないものはある程度計画をどうするか考えたほうがいいのかなと。そして、またここに出てくるスポーツセンターの改修、これも急ぐことになるということ、図書館については、前から話している老朽化による建て替えが必要ですよと。また、公共施設のLED化についても出てきている課題ですと。毎年どんどん課題が増えてきて、今回、町長の公約である核となる施設、逆に言えば、これは20年前から美幌町で何かを取り組もうということがやっと実現できる可能性になってきているので、優先順位を当然上げるべきだと僕は思っています。それにしても、財政が窮屈になるなと。ある程度、今ある基金でこれだけは崩しますよだとか、これだけの起債は組んでしまうだとかということが、この計画の中にもう少し具体的にあっていいのかなと思ったのですよ。というのは、少子化の問題でいろいろな課題がありますけれど、美幌町の人口統計は、もう15年前の統計からほとんど合っているのです。ところが、2年ぐらい前からこの統計よりも美幌町の人口はもっと減っている、一回り減っているのです。ということは、統計が狂ってきている。日本の統計が合っていたのに、美幌町の統計が加速されてしまったのですよ。そうなると、10年後には美幌町の生産人口が1,000人以上は減ると思うのです。であれば、当然、税収も減るものですから、ここの財政運営計画にある2014年の歳入がほとんど変わっていないのですよ。ということは、相当な交付税措置の借金をして、歳入が増える計画にしかならないので、思った以上に財政がきつくなるのかなと。それであれば、今後、町長が一生懸命考える建物だとかいろいろなもの、人口が今は2万人を切って1万8,000人、1万7,000人台ですよと。でも、10年後にはもう1万5,000人を見越した統計の建物の大きさだとか、利用頻度を考えなければ、結果的には、将来につなぐというのが借金をつなぐ計画にしかならなくなってしまうのですよね。ですから、その辺で今なら100人が必要な建物だけれど、5年後なら90人の建物を建てればいいし、今100人だから5年後も100人だよとはならないと思うのです。そうすると、全ての建物についても同じく考えるべきかなと。当然、下水道も水道もコンパクトシティーを図らなければ、維持費も工事費も増えますから、そのように考えていくと、この財政計画の中でもう少し具体的に将来構想を明確にうたえなかったのかなというのが僕の疑問なのです。それで、再度、町長に聞きますけれど、コロナの関係で相当、産業界も商業界もしぼんでいるのです。そうすると、どこかで経済対策をしますとなれば、お金が要るではないですか。僕も町長も一生懸命頑張ろうと言っている観光についてもお金がかかりますよね。ですから、そのときにどの財源をどのように削減して充当するのか、その辺の削減できる余地があるのかどうか、お尋ねします。

答弁 町長 平野浩司

今回、計画に載せているものというのは、今おっしゃったようにやらなければいけないものという認識は持っております。認識しなければいけないというのが、正解であります。その中で、財源をどのようにしていくかということ、これから、私の役割としては、総額が決まったというか一つの事業において、どれだけ他の財源を持ってこれるかというか、補助制度にいけるかということをしっかり考えていかなければいけないのかなと思っています。例えば、ごみの処分等を考えた場合に、一つは防衛省とかそのような補助がもらえるかもらえないかによって全然変わるというか、これはきちんともらうような話を詰めていくとか。それで、なるべく特定財源を充当できるような、要は、借金をしない部分でどうするかという話とか。これから財政の中でどう考えていくという部分に関しては、借入れの分については有利ということ、これも枠がある中で美幌としてどれだけとっていけるかによって大分変わっていくというか、その作業をしなければならないのかなと思っています。ですから、今回載せさせていただいた部分については、公営住宅もそうですけれど、これも松浦議員が前からおっしゃっていたように、何でも全部やればいいという話ではない。今、何を優先して、10年なら10年のスパンの中でどうするかということをきちんと明確にすべきという話でいけば、今回も将来に向けての考えは説明していますけれど、この間にここだけはやりたいということをしっかり考えたいと思っています。今回の計画、もう少し精度を高めるような御意見もありましたけれど、今の財政の組み方、一つの計画のつくり方としては、今つくっているような内容の整理の仕方しか実際には難しいというか。まず、計画があった中において、毎年それがどのように変わっていくかということをきちんと精査する必要もあるし、その中で修正する必要もあるし。逆に、その1年1年、しっかり財政運営をやっていて、少しでも一般財源とか無駄なお金を使わないような形で財政計画の修正版というか、当初立てた部分が少しでも好転するというよりも、余力ができるようなことを先輩方は今までやってこられたのかなと私は思っています。今、このような計画をつくりましたけれど、その中での計画の実効性を、町の持ち出しというか、余力ができるような財政運営をしっかりやる必要があるのかなと私は思っております。

質問 12番 松浦和浩

たしか3年前か4年前の一般質問で、社会資本整備の投資をすれば、農業であれば20年の借入で道路を直せますよ、過疎債であれば10年の償還できついですよと。そのバランスを見た場合、今たまたま出てくる案件の起債が相当短いなと。そうすると、借金の比率より年間の公債費支払いががばっと増えたときに、あれもこれもストップというのはきついかなと。ですから、どこかの計画でねじをきちんと締めないと、漏れた場合に数年間、極端に言ったら十数年前に1回、財政計画で基金が足りなくなるということで、平成十七、八年頃、相当厳しい時期を迎えたと思うのです。たしか、平成17年から20年ぐらいだと思うのですけれど、そのときは抑えて抑えて四、五年である程度元に戻ったという記憶があるのですよ。それはたまたま、まだ人口がいたからできたかなと思うのです。これが10年後となると、本当に生産人口の中に、今、認定農家さんは約三百数件、仮にこれが200件であれば、当然、税金は上がりはしないけれど、運営効率の関係で税金総額は多分2割から3割落ちると思うのです。ただし、農業の販売額は変わらなくても収益、町に入るお金は減るのですよ。これが産業界も今、200社あるのが仮に50社でも減ってしまえば、当然、法人税だとか全て落ちます。10年後までに借金するものとしないものと、借金があるものについては、町長の2期目の間、来年か再来年ぐらいに、どこかですっきりした形をとっておいたほうが、今後のために安全かなと思った質問だったのですよ。先ほど言ったのですけれど、やってほしいな、こうしてほしいという思いというのは、一般町民も我々議会も持っているのです。でも、町長もその旨きちんと選挙の公約のときにうたっていたものですから、この財政の数字を見ると、いやいやこれは金が足りないぞと、基金がなくなってしまうなと。前は一回、違う質問で、それこそ弟子屈町のふるさと納税が海産物だけですごい金額ですよね。美幌町もそれらの対策を早く打たなければもったいないと。ですから、どこかでお金を稼ぐこともしなければいけないのかなと。今回のこの財政計画の中には、ふるさと納税を頑張りますとは書いてあるけれど、具体的に何億円伸ばすというのは書いていない。これについても、本来は収入になるのであれば、しっかり早めに見直しをかけたほうがいいのかなと思うのですよ。先ほども町長に言いましたけれど、今、出ている計画の中で今後、来年、出来上がる介護政策の中でも介護の施設を増やすのであれば、また美幌町民の介護保険料も増えるし、当然、美幌町の持ち出しも増えるのです。介護福祉関係の施設の話ではないですけれど、これは1棟2棟増えるものだという認識は当然、町長はおありですよね。総合福祉施設を図ると一回言っていましたよね。

答弁 町長 平野浩司

介護施設の言った意味をちょっと自分としては思い出せないのですけれども、介護制度の中で利用者の人たちの直接負担に変わる部分があって、実際にそれは介護保険制度の中で必要とするもの。ですから、今回、前期の公約の小規模多機能についてはもう前から、松浦議員もそれは必要だよねという話の中で、当然、皆さんも出来ることを望んでいたので、その意味ではきちんとつくるべきだという話です。今回、民間にやっていただいたことで、町が直接というよりもある意味ではその支援をすることで一つの整理ができる。今後、今の計画の中で何が必要かということを見たときに、町が全てではなくて、できるだけ民間の力を借りた中で、あとは町がどこまで支援するかということが出てくると思っております。

質問 12番 松浦和浩

今のことについては、今度出来るホテルも、2年前には福祉施設をつくりたいと表明したまま止まっていると思うのですけれど、つくるとなっても介護制度の中に充当される建物かどうか、確認をとらなければいけないのかなと。その場合、また町のお金も一部かかるのかなということでの質問なのです。それでは、今後、いろいろなバリエーションの中でいろいろな課題が出てくると思いますけれど、そこは置いておいて、別件で挙げた5項目について、一つ一つ確認をとりたいと思います。まず1項目め、人件費、要するに、財政計画の13ページにある人件費総額の抑制という部分です。回答の中にないのが、新陳代謝の促進をしたい、計画的な人事管理をしたいという言葉はあるのですけれど、新陳代謝とは何を意味するのか、まずお答えください。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

適正な新陳代謝の促進という、こちらの表現ですけれども、御承知のとおり、定年延長制度は今年度から導入されておりまして、役職定年制が始まるということになってございます。当然、60歳から令和13年度につきましては65歳になるということで、定年が引上げられるわけですけれども、役職定年で60歳になって管理職は主査職に発令されます。ですので、そのような意味で知識と経験を持つ高齢期の職員をある程度行政課題の解決に配置して、同時に若手職員の育成に取り組むということで、組織の新陳代謝を図っていきたいと、組織の活力を維持するような体制を整えていきたいということで、記載をしているところであります。また、退職に伴う補充について、定年延長によって2年に1歳ずつ段階的に定年が引上げになりますので、単年度で見ると、毎年退職者が発生しないということになります。つきましては、新規採用については単年度で考えることなく、中期あるいは長期的な計画のもとに適正な人事管理を努めていく必要があると考えてございますので、財政運営計画にこのような表現を記載させていただいたところであります。

質問 12番 松浦和浩

新陳代謝と言えば、人間というのは皮がむけて新しいものが出来ると。多分、今回の人事異動でいけば新陳代謝がないかなと。部長は部長のまま、課長は課長のまま、2年間新陳代謝がないと。当然、退職の人で残ってくれる方がいても、美幌町には消防、病院も入れて正規職員が300人近くいて、会計年度任用職員も約300人となれば、会計年度任用職員から正規化を目指すだとか、そのようなことも新陳代謝かなと思うのですけれど、その辺はどのようにお考えですか。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

先ほどの私の説明がちょっと悪いのかなと思いますけれど、60歳を超えて管理職、例えば、私が60歳になれば次の年は主査職になりますので、当然、部長職のポストが空くということで、新しい人が部長につくと。課長から部長になれば課長ポストが空きますので、主査が課長になると。そのような意味での新陳代謝は一定程度図られるのではないかという受け止めがあります。ちょっと厳しいですかね。私も数年先にはその年齢になりますので、組織全体で見れば活力の維持につながるのではないかと考えているところであります。また、会計年度任用職員を正職員というのは確かに、例えば、専門職を配置している部門ですとか、同じ労働に対して身分が違うというのは、なかなか問題になっている部分もありますので、そのようなところは組織としては適宜見直しが必要だろうと思っております。ただ、一概に全ての会計年度任用職員を正職員に配置替えするという、そこはやはり慎重に考えなければいけないのかなと思います。いずれにしてもその職種、仕事、分野において、どのような身分の方にお勤めいただくことが組織としてベストなのか、しっかりと検討の上で対応してまいりたいと考えております。

質問 12番 松浦和浩

人事構成というのはなかなか難しいと思うのです。ただ、今50代の職員が65歳まで、60歳から任用で残れますよと。でも、任用で今働いている人は正規化になりませんよと。段階層が同じことになるのですよ。片方は正職が任用で残りますよ、形上5年間延びますよと。任用職員も今いるのだけれど、正規職員になったって職場の体系上、何ら大きい問題はないのかなと。だから、今、部長が言った専門職だとか、上げるべき職員については上げることが新陳代謝かなと思ったものですから、そこに新陳代謝の促進とあるので、そのようなことが入っているのかなと思って質問したのですよ。これについては、正規雇用という壁とそうでない壁というのがあるからこの言葉ですけれど、4年前、誰かの質問で町長も発言しましたが、パートなり、当時の臨職のニーズが300名近くいると、人数の多さにびっくりしたと。僕もびっくりしたのですけれど、これらの解決が今回の人事のやり方によって幾分か解消されるものかなということを期待したものですから、これについて町長、何か御意見ありませんか。

答弁 町長 平野浩司

基本的には、もともと正職員とか臨時職員という言い方が会計年度任用になったという。できるできないは別にして、私はその体制について若いときから非常に疑問を持っていました。ある意味では、雇用の仕方というのはその人の将来にも関わる部分があるので、しっかり体制を整えるべきと思いつつ、でも現実にそれがどのような形に出来ているかという話を考えた場合には、確かに矛盾はあるのかなと思っています。私が一つ言わせていただくとすれば、今の構成であろうが、組織としての活力がその能力も含めてどのようにすると出てくるか、私としてはしっかり対応するというか、引き出す努力をしていく必要があるのかなと思っています。今いらっしゃる方の中で数がどうこうというよりも、いる以上、組織としての活力を前へ前へ向かせるということが、私の役割かなと思っております。

質問 12番 松浦和浩

今の人事構成については、町長がしっかりと改革することを期待しております。次に行きます。二つ目は、図書館の建設費についてです。前回の計画より数億円増えたうちの半分について、消費税が8%から10%になったという回答なのですけれど、僕も含め何人かの議員も図書館についてはどこに建つのですか、どのようなものですかと。たまたま、今回の金額を見て思ったのですけれど、美幌町の町民会館が約13億円、今回16億円となると、複合の建物を建てるから16億円というイメージと、図書館という器の中で多機能、いろいろな機能を持った16億円なのか、今の図書館の3倍あっても、積算金額として16億円にはならないかなと思うのです。そうすると、もともと図書館は今の図書館の形ではなくて、いろいろな複合スペースを入れたものを考えているからこの金額なのだと。ですから、単純に図書館という蔵書だとか、いろいろなものを置いておくスペース以外のものを入れているので、どうしても金額が跳ね上がる計算式だったということなのか、お聞きします。

答弁 教育部長 遠藤明

御答弁申し上げます。現在の図書館の面積が約1,360平方メートルです。実は、この2階部分が吹き抜けで350平米ほどありますので、理想としましてはこの吹き抜けも潰しまして、単純に1,800平米ぐらいなりますけれども、これは蔵書数も関係しますが、文科省ですとか、日本図書館協会の人口規模に基づいた適正な面積というのがございます。議員おっしゃるとおり、蔵書以外にも、例えば、コミュニティースペースですとか、飲食ができるスペースですとか、そのような若干の複合化を持たせたものということで、この金額になっているところでございます。

質問 12番 松浦和浩

前にも一度しゃべったことがあるのですが、昔は図書館で勉強する子供たちが結構いまして、今でも僕はそうあるべきだと。図書館で勉強するということが教育にも本当にプラスになるので、その分が入っているということで確認しておきます。それでは、三つ目にいきます。下水道と個別排水処理の会計のところにおいて出てきた、ダウンサイジングという言葉がちょっと気になったのです。このダウンサイジングというのは、行政的に言うと、適正な施設能力に対して施設能力が大きいと判断される場合に、遊休施設や設備などを統廃合または廃止することで、施設規模を縮小することであると。要するに、この言葉のとおりなのですけれど、たまたま回答がちょっと違ったものですから。今の建物と終末の場合、処理施設を回答のとおりのダウンサイジングでいくと利用する者を減らすとなりますが、本当にそのようなことで機能が成り立つのかどうか、ちょっと確認したいのです。

答弁 上下水道課長 石山隆信

御答弁申し上げます。現在検討している主な施設につきましては、汚泥処理施設の汚泥消化タンクでございます。これにつきましては、現在2系統で稼働しているものであり、現在の汚泥量の適正規模でいうと1系統で十分足りるということでございますので、今考えている更新につきましては、1系統を廃止しまして規模を縮小したいと考えているものでございます。

質問 12番 松浦和浩

今現在の機能の中でもう既に可能だということは、その部分を止めるとなると、ここに書いてあるランニングコスト等の抑制が図れると。現在が100としたら、これはどのぐらいの効果を見込んでいるのですか。

答弁 上下水道課長 石山隆信

御答弁申し上げます。今、汚泥消化槽タンクを1系統に廃止して、1系統を更新する予定ということでございますけれども、ランニングコストにつきましては、内容的には維持管理費、メンテナンスだとかという部分と、あとは、今まで稼働していた分に対する電気料の部分が抑制されると考えております。金額的には、今何%というお話がありましたけれども、実際にこれから実施設計等を踏まえて内容を詰めていくことになりますので、大変申し訳ないのですが、数字的には示すことができません。よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

この施設、美幌町の直営ではなくて外部にも相当委託しているものですから、そこで働く方の給料が減るのか、人が減るのか。そうではなくて、そこにかかる建物の単純的な経費が下がるのか、これについての見通しというのはどのぐらいになっていますか。

答弁 上下水道課長 石山隆信

御答弁申し上げます。今現在、委託している中で1系統を実際に廃止したことによって、それに対する人件費を削減するとか、そのようなことは内容的に考えておりません。結局、処理場全体として維持管理する部分の運転管理費、維持管理費用を計上しているものでございますので、その1系統が廃止されたことによって大きく削減されるということは、今のところ考えておりません。よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

下水道も今年から新しく企業会計になりましたので、資産償却含めて資産効率ががらりと変わりますので、その辺をきちんといつかの時点で改めて確認をとります。それでは、四つ目です。今度は病院会計の中身で、医療の質の向上という部分がすごく気になったのですよ。回答の中でも同じく質の向上に努めると書いてあります。当然に、僕は民間の医療をやっている人間でないものですから、医療の質の向上を高めるとなれば、検査機器が最新型になるだとか、検査体制が変わって先生が相当いい治療を行えるだとかになるのかなと思うのですが、その辺についての言葉なのかどうなのかだけ、まずは確認をとりたいです。

答弁 病院事務長 但馬憲司

御質問のありました医療の質の向上でございます。今回の御質問は、一応、病院事業会計としての収益向上を目指すという部分での回答にさせていただいております。医療の質の向上、すなわち、体制を整備することによってその機能が評価されて、収益が上がっていくという診療報酬上の制度の仕組みを表現したものでございます。ただ、医療の質の向上、これは常に医療機関として図っていかなければいけないものでございますので、技術の向上はもちろんですけれども、その体制を整備することで、いわゆる診療報酬上の加算措置を受けていくということでの記載でございます。

質問 12番 松浦和浩

ここ数年間、町の開業医さんも辞めたり減ったりしていまして、ますます国保病院の重要性というのは上がるのかなと思うのです。ですから、ここ近年、先生が入ったり抜けたりというのもありますけれど、何せ僕が2年前から言っている収益がコロナ禍のときも減っているものですから。今年の計画も事業損失の計画であり、どんどんやるべきことがあるにもかかわらず、今の手持ちのお金が少ないと、目の前のやりたいことができないならまずいので、この財政計画の中で、何年越しでこれを全て直せるぐらいの計画というのはあるのかどうか、再度質問します。

答弁 病院事務長 但馬憲司

病院の収支計画、これにつきましては非常にいろいろな要素がございまして、当然、患者の数ですとか、そのようなものが大きく影響するということもあります。特に、ここ数年のコロナ感染症による影響というのは非常に大きくて、それが今後回復していくのかいかないのか、その辺の見通しも今の段階ではなかなか見通せない状況にございます。収支計画の中で見通せる中身としましては、やはり、体制を整備することによる診療報酬の増ですとか、そのようなものをうまく組合せながら、何とかプラマイゼロの収支計画を立てていくということが今必要なのだと考えております。それが何年後に達成できるかについては、いま一度状況を見ていく必要があるかなと考えております。

質問 12番 松浦和浩

美幌町の歳入歳出の中で繰出金、病院に対する繰出金も財政計画の中でしっかり見ておかないといけないのかなと。逆に言えば、病院の機能が十分になるために、ある程度の持ち出しはもうやむを得ないという計画をつくるのか、その時期も来たのかなと思って、今回は質問しました。ぜひ、病院の収益について努力してもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。それでは、続きまして、時間がなくなってきましたので、大きく五つ目です。予算編成手法の見直しという文面の中に、予算編成手法を変えるという言葉の意味合いで捉えたのです。現在の1件査定方式から配分方式に変えるという簡単な言葉で説明されていますけれど、具体的に何をもってこれがこうで変わるのか、簡単な説明をお願いします。

答弁 財務課長 吉田善一

御質問にお答えいたします。財政運営計画の中で枠配分方式という表現、ちょっと考えさせてもらっていますのは、他の自治体でも、例えば、経常経費のうちの義務的経費の部分、人件費、扶助費、公債費ですか、そのような部分を除いた部分について、枠配分として各部局に配分しているだとか、さらに、その中に投資的経費の部分を一部加えるだとか、そのようなことを取り組みしているケースがあるようでございます。引き続き、各自治体でどのような手法を取られているか調査しながら、本町に合った予算編成方式を考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

一見分かるようでなかなか分からなかったのですけれど、私が読んで受けたのは、経済部であれば林業振興計画があって、これに対してこの計画の間はこの金額を計算しますよと、数年計画でこの予算を使いましょうというやり方なのかなと思ったのです。そうではなくて、金額が超えたからこの中で頑張ってくださいと言うのであれば、表現的におかしいのだけれど、行政が考える政策ありきなのか予算ありきなのかが分からないので、僕は政策ありきの枠配分なのかなと。予算ありきという義務的経費の部分を除いた残ったお金がとなると、予算ありきの枠配分で、この枠配分は予算ありきですよと、計画ではありませんよというのか、どちらでしょうか。

答弁 財務課長 吉田善一

御質問にお答えいたします。まず、ここで記載させていただいている枠配分方式は、もともと毎年厳しい財政状況が続くことが予想されるという中で、限られた歳入の中で必要な事業を実施していかなければならないという部分が今後出てくるかなと思っております。計画にない新規事業だとか、あとは既存事業の拡充だとか、これから実施していくためには新たな財源の確保だとか、既存事業の見直しということが必要になってくるかとは思います。しかし、そのような町民ニーズにこたえるという部分で、実態を一番よく把握しているのが所管部局かなというところでありまして、そのような情報を最大限活用できるようにということで、枠配分の方法を記載させてもらったところであります。具体的に、自治体によっては数年間、枠配分を計画してというところもあるのかもしれませんが、ここで記載させてもらっている分については、単年度の歳入の中で予算が組めるような形の枠配分方式というのを想定したところではございます。繰り返しになりますが、今後、引き続き調査しながら検討していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

今の1件査定方式と枠配分を聞くと、この枠配分の決定権は各部局長になるのか、町長になるのか、副町長になるのか、総務部長になるのか、1件査定ならそうかなと。枠配分であれば、第1権限者は誰なのかなと。僕は部長かなと、でも、部長には執行権があるのかと聞きたいです。この枠配分、言葉は格好いいのですけれど、それよりまだまだやらなければいけないことがいっぱいあると思います。今の財政計画、これからやる計画、全体計画に入れて、本当にこの枠配分が成り立つのか。町長、大丈夫でしょうか。

答弁 町長 平野浩司

枠配分という大きな言い方をしてしまい、非常に誤解を招いている部分があるのですけれども、最終的に予算を決めるというのは当然、町長の権限、私の権限でありますので、それはします。具体的に投資的な事業を見ますと、例えば、まずはそれぞれ部ごとに、これは絶対に政策にしましょうねということを、それは決まりというか。それ以外で、それぞれの希望、自分たちが受け持った施策の中でいろいろなことを提案してくれます。でも、今まではそれを全て財政サイドというか、金額によって課長、部長、それから副町長、町長という一つの査定をやっていました。その前段で、このような言い方は失礼だけれど、原課とすれば、予算を全部財政サイドに切られたみたいな話。そうではなくて、ベースになるものはきちんとやってと。それ以外については、あなた方にこの枠として渡すからどれを優先するか、例えば、物によっては2年でやるから、今年はこう振り分けしたいということをきちんと説明してもらって、それで最終的に副町長なり私が決めていくという意味での枠配分と理解いただけないでしょうか。

質問 12番 松浦和浩

理解するのも、今、説明を聞いたのですから、そのようなことなのだなということで、まずは置いておきます。時間がないものですから。たまたま、毎年予算の最後のときに、いろいろな予算を執行したら残予算が出ましたということで、8億円、9億円、ずっと年度更新のお金があるのですよ。一部を財政基金に入れたりしますけれど、今年についても16億円の誤差が出たとなると、このうち5,000万円でも1億円でも部局にきちんとお金が使いやすくできなかったのかなと思ったものですから。あと7秒しかないので、この財政については今度、歳入について質問したいと思います。

出典:美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる