美幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月6日
少子化対策・子育て支援の充実について
2023年3月6日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「少子化対策・子育て支援の充実について」質問し、町長 平野浩司、保健福祉課長 中尾亘が答弁しました。
- 質問者
- 大江道男 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、保健福祉課長 中尾亘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 大江道男
私は、通告しております1点、少子化対策・子育て支援の充実について、4項目質問をいたします。最初に、美幌町の出生数の現状と将来推計について伺います。昨年の美幌町の出生数は69人ということで、9年間で半減しており、2018年の社人研推計値88人を大きく下回っていると考えられます。平野町長は2期目への立候補を既に表明されておりますが、まず、美幌町の少子化の進行状況に対する御認識をお伺いいたします。2項目は、隠れ教育費負担の軽減について、2点質問いたします。一つは、学校給食費無償化拡大についてです。コロナ禍で進行する生活苦を背景に、全国各地で学校給食費の無償化や一部助成が行われており、美幌町でも第3子以降の無償化を第1子、第2子にも拡大をとの声が広がっています。給食費負担の軽減を求める声は、以前に実施した町アンケートで、子育て支援への要望のトップに位置づくものでございまして、憲法第26条義務教育の無償の面からも早急に応えるべきと考えます。国や道への費用負担を求めつつ、当面、第1子、第2子へのせめて給食費半額助成実施に踏み込むべきと考えますが、いかがでしょうか。2点目は、入学祝金支給についてでございます。コロナ禍の中で、隠れ教育費の負担軽減をの声が一段と強まっています。当面、新入学児の祝金制度を創設して新1年生に支給すべきと考えますが、いかがですか。3点目は、子供の国民健康保険税課税中止をということです。子育て支援に逆行する子供への国民健康保険税均等割課税は早急に廃止すべきと考えますが、いかがでしょうか。4点目は、子ども医療費無償化をということです。美幌町の子ども医療費助成制度は、北海道の乳幼児医療助成制度の基準に準拠するもので、道基準の拡大を求めつつ、子育て支援のために、18歳までの子供の医療費完全無償化を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。以上、第1回目の質問といたします。
答弁 町長 平野浩司
大江議員の御質問に答弁いたします。少子化対策・子育て支援の充実についてです。1点目の美幌町の少子化の進行状況に対する認識への御質問でございますが、過去10年間における美幌町の出生数は、平成25年の156名から年々減少し、平成30年には91名、令和4年にはコロナ禍の影響もあり69名と少子化が進行している状況にあります。少子化の要因としては、若い世代の経済状況や雇用環境の悪化、社会生活のニーズの多様化により子供を持たない夫婦等の増加や若い世代の都市部への人口流出が主な原因であると思っております。少子化は、社会構造の変化や社会保障負担増等、様々な影響が考えられますが、今のところ多子化に急転する状況にはないことから、これからの国の動向や出生動向をしっかりと受け止めながら、安心して子供を産み育てられる環境づくりを進めていくことが重要だと認識しております。2点目の学校給食費の無償化拡大についてでありますが、子育て世帯の経済的負担の軽減から無償化は有効な支援策であると考えておりますが、財政負担の面からも、これまで第3子以降の世帯に対して給食費の無償化を実施しているところであります。無償化については、これまで御説明させていただいているとおり、本来、義務教育の公費負担の原則から、国がしっかりと費用負担の責任を果たすべきと考えております。御質問の第1子、第2子への給食費半額助成については、御承知のとおり多額の財政負担を伴うことから、全体の子育て支援施策の状況を踏まえて慎重な判断が必要であると考えております。一方、昨年から続く食材の価格高騰の状況から給食費を値上げしなければならない厳しい状況にありますが、これまでの経済情勢を考慮し、子育て世代への負担とならないよう、今後、何らかの支援策を講ずる必要があると認識しておりますので、御理解をお願いいたします。次に、入学祝金の支給についてでありますが、隠れ教育費と言われておりますスキー用品や副教材などの美幌町における私費負担の現状につきましては、小学校では、6年間で約50万円、中学校では3年間で40万円前後となっている状況であります。新入学児への祝金制度については、現在のコロナ禍による影響や様々な生活費の負担増もあるため、私費負担軽減という声もあるものと思われますが、経済的理由によって就学が困難な児童生徒の保護者に対しては、就学援助費制度により私費負担の軽減を図っているとともに、私費負担の公費負担については、義務教育無償の原則と照らし合わせると、本来、国が負担すべきものと考えているため、町からの祝金支給は考えておりませんが、国からの支援についてしっかり訴えてまいりますので、御理解をお願いいたします。3点目の子供への国民健康保険税均等割課税の廃止についての御質問でありますが、現在、地方税法において、国民健康保険税を構成する標準基礎課税総額には、全被保険者分の均等割総額を課税することが必須とされており、廃止するには国による法律の改正が必要不可欠となります。その中で、国民健康保険税における課税の在り方については、これまでも国に対して全国知事会などが様々な要望や提言を行っているところであり、本町といたしましても、子育て支援の観点から、子育て世帯の負担軽減を図るための制度を充実することは重要と認識しております。しかしながら、その制度の充実には、個別の市町村が財源の問題を抱えながら独自に制度化するのではなく、医療保険全体の在り方を検討する中で、社会保障全体の改革を国の責任において取り組むべきと考えております。このことから、引き続き国の動向を注視するとともに、関係団体を通じて積極的に国に要望してまいりますので、御理解をお願いいたします。4点目の18歳までの子供の医療費完全無償化についての御質問でありますが、北海道内の市町村において、独自の拡大事業として、18歳までの医療費の無償化に取り組んでいることは認識しております。18歳までの子供の医療費を完全無償化にすることは、子育て世帯の負担軽減が図られることから、子育て支援策の一つとして有効な施策と考えておりますが、妊娠・出産・産後ケア、保育、育児、教育といった包括的な体制や支援が必要と考えております。今後も、国の動向を注視しながら、施策の優先順位を見極め、子育て支援の充実について総合的にしっかりと支援してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 3番 大江道男
美幌町の出生数の現状と将来推計についてから再質問をいたします。昨年の美幌町で生まれた赤ちゃんの数が69名ということで、私も大変ショックを受けております。これまでの美幌町の出生率については、国や道よりも高いということで、計画の中でも示されていたわけですが、これを大きく下回ってきているなと思って、改めて、遡って見てみようと思いました。実は、日本の人口減少は既に40年ほど前から指摘されておりましたので、10年のスパンで遡って見てみました。40年前というと昭和58年ですが、人口が2万7,124人、当時の赤ちゃんの数は416名いう数字でした。それから10年、10年、10年と遡って見ましたら、一つの特徴が出ています。赤ちゃんの数は、昭和58年を取りあえずスタートにして、この40年間でどれだけ減っているかと見ますと、416分の69ですから16.6%です。当時の16.6%ですから、6分の1です。人口はどうかと見ますと2万7,124分の1万8,171ですから66.9%、40年前の6分の4、人口は6分の4でとどまっているが、赤ちゃんの数は6分の1に減っているということです。取りあえず、赤ちゃんの数を10年ごとに見てみますと、昭和45年対3年後の昭和58年では30.7%減ったということです。平成5年から平成15年の10年間で34.3%減って、さらに10年間を見ますと44.2%減ったということです。それで、先ほど申し上げましたように、赤ちゃんは6分の1に減っているという大変ショッキングな状況です。私としては、美幌町の人口がどんどん減っている、これは大変だと見ていますけれども、それに先行して、赤ちゃんがどんどん減っているので、見方を変えないと大変なことになってしまうと思いました。そこで、これは裸の数で流れを見てみたのですけれども、出生率という点で見ればどうかということでお聞きしたいと思います。まち・ひと・しごと創生総合戦略の中では、ちょうど40年前に美幌町の合計特殊出生率は1.97%ということで、全道・全国平均をはるかに上回っておりました。しかし、先ほど申し上げましたように、実数がどんどん減っているということで、どのようになっているのか。私はその数字を持ち合わせていませんので、美幌町の現在の合計特殊出生率がどうなっているのか、遡ることができるとすれば、ぜひ遡っていただきたいのですが、取りあえず、現在はどういう状況になっているか、担当からお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)
御答弁いたします。まず、直近の美幌町の合計特殊出生率でございますが、令和3年度が1.28%でございます。令和3年度の全道が1.20%、全国が1.30%ですので、令和3年度は全国と全道の間にいるのではないかと思います。ちなみに、過去4年の美幌町の合計特殊出生率ですが、令和2年が1.23%、平成31年、令和元年が1.41%、平成30年が1.20%、参考までに、令和4年は69名ということですので、現在、私どもで把握している美幌町の令和4年の合計特殊出生率は1.1%です。以上でございます。
再質問 3番 大江道男
令和4年は1.1%で、もう少しで1を割り込んでしまうということです。これは、世界というか、比較的先進的な国の中で言えば、韓国のような状況なのだと思っています。韓国は1を相当割り込んでいますが、それにしても、全国、全道と比較して、はるかに高い出生率だったのが、昨年1年間で見ると、もう1.1%まで下がってしまうということです。こういう指標もあるようです。それぞれの国で何とか人口を維持するための出生率と見たときに、専門の人は1.5%が限界出生率と出している感じです。そういう意味で、町のリーダーとして、2期目の立候補を表明されている町長がこれをどう捉えているかということを併せてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
今回、令和4年の出生数が69名ということで、最初に大江議員がおっしゃったとおり、私もショックは受けております。かなり下がってきているということは毎回聞いていたので、うわっということではないのですけれども、今までの考えでは、大体100人を切るのは令和5年度ぐらいという思いでいたのです。ところが、この何年かで100人を切ってきたということに対しては、非常に驚きがあり、当然、これからの町の計画に大きく影響するのではないかと思っております。そこで、答弁書にも書いたのですが、今、どのように認識して、今後どう考えていくかについては、人口減少に対する対応は時間がかかるということをまず認識しなければいけないと思うのです。どういうことかというと、子供を産み育てる親世代の人数はもう決まっているので、今後、その人たちがどのように動いていくかということをしっかり見ることを考えれば、時間はかかるのだけれども、早急に、かつ長期的に根気強くやらなければいけないという思いであります。そう考えると、答弁書に書きましたけれども、安心して子供を産み育てられる環境のために行えることはこれから何でもやっていかなければいけなくなったなという認識は持っております。
再質問 3番 大江道男
我が町も、なりふり構わずにやらざるを得ないという状況に置かれたなと思います。以前の質問でも申し上げたのですが、これは結婚という範囲の中で家庭をつくり、子供を産み育てるという日本古来の考え方で、従来で言う健全な考え方だと思います。結婚することによって子供を産み育てるということです。この点で、国立社会保障・人口問題研究所がずっと調査をしてくれておりまして、2021年の段階でまとめたものが昨年に公表されましたが、夫婦の理想とする子供の数に対して、実際に何人の子供を産もうとするかという点での乖離が依然としてあるということです。しかも、1977年をベースにしてこの調査が始まっているようですが、理想とする子供の数は当時の2.61人に対して2021年は2.25人と0.4人程度下がっています。そして、予定とする子供の数についても2.17人から2.01人ということで、この点でも下がっているという状況が改めて示されております。予定数は5年前と比べて横ばいということですが、大変厳しい。満50歳未満の初婚同士の夫婦への聞き取りということですが、この点でも大変厳しいと思っています。私は、理想とする子供が産み育てられないということの根底に、この日本は世界と比べて働いている人たちの賃金が上がらない、下がっているということで、生活の土台がそもそも崩れてきているから、結婚して子供を産み育てるということが、実際に結婚している人の中でも数が減っていくし、そもそも結婚できないということで、スタート台にも立てない状況があると思っています。厚生労働省が出した日本の実質賃金ですが、物価などを調整して、1996年ですから今から27年前ぐらいになるのでしょうか。これは若い人のものではありませんけれども、445万1,000円が、26年後の2022年には380万9,000円となったという数字を国が出しています。実に26年間で64万2,000円下がっている、ここに最大の原因があるのです。本当は、夢多く、結婚して、いい家庭をつくろう、子供を何人持ちたい、しかし、そうは簡単にいかないという状況がここにあると思っています。実質賃金が26年間で15%下がってしまうのです。ここにそもそもの原因があるということは見ていかなければならないだろうと思います。私はまだ数字を持っていないのですけれども、これは全国の統計です。地方の暮らしはもっとひどいと思っています。中小企業の割合が圧倒的に大きいので、こんな賃金はもらっていないということです。そこで、我が町でも、結婚ができない、結婚しても子供を産み育てられないという状況がもっと深刻にあるということを押さえて、なりふり構わずの手だてを打たなければならないという最初のものにぶつかると思うのですが、時間の制約ももちろんありますので、基本の認識としてはいかがでしょう。あと30分しかないので、併せてお聞きしたいと思います。日本の場合は、結婚を前提として子供をつくっていくということで人口問題を論じているのですが、主要国の出生率の推移を見ていった場合に、フランスやスウェーデンなどでは、結婚して子供を産む人の数より、結婚しない、婚外子で生まれる子供の数の方が多いうことで人口が維持されてきていると思うのです。私は、結婚しないでどんどん子供を産み育てましょうということを言うつもりはないです。しかし、実際に出生率が高い国を見てみると、婚外子の割合が5割を超えているという状況があります。そして、それに基づいて、相続だとか様々な法制度が準備されているので、何も結婚しなくてもいいのだという受皿までできてきているのです。一方、アメリカではそうではなくて、移民で人口が維持されているのです。日本の場合は、簡単にそうはならないです。そこに取組の難しさがあるのです。しかし、そういう大きな範囲の中で、ではどうするということが問われているので、あえてこの話を持ち出したのは、結婚しないで子育てをすることを奨励しようということを言っているのではないです。ですが、そういう受皿などについても国を挙げて考えていかないと、やがて、日本の国土の上の人口がいなくなってしまうということが指摘されている段階まで来ている中での少子化対策を考えざるを得ないのですが、この点も含めて、町長の御認識をいただきたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
最初の1点目の実質賃金がという話で、先ほど全国の話をしていただきました。そういった中では、今回も答弁させていただいていますけれども、若い世代の経済状況が大きな要因だと思っております。後段の出生率を上げるためにという話であれば、今、御紹介いただいたとおり、韓国が1%を切っていますし、スウェーデンやフランスは1.6%以上を超えているということで、アメリカにおいても1.6%以上を確保しているというのは、今言っているようなスウェーデンであれば、先ほど言った婚外子という話だと思います。その辺はここで触れる話ではないですが、その率がどうこうよりも、今、美幌においては、先ほど言いましたけれども、これから産んでいただける親世代というのは、データ的にはっきりしているので、その辺の若い世代の人たちをしっかり確保するということをきちんとやっていかなければいけないのかなと思っております。このことは、当然、第2期のまち・ひと・しごと創生総合戦略の基本的な姿勢の中で、結婚、出産、子育て世代、若い世代の確保をしっかりしなければいけないということと、その方策とすれば、その地域全体で安心して子供を産み育てられる環境をしっかりつくるということをしなければいけない。そのために、なりふり構わずとは言わないですけれども、やれることはしっかりやらなければいけないという思いであります。
再質問 3番 大江道男
共通認識を持ちながら議論を進めていきたいと思います。二つ目、子育て中のお母さんたちが望んでいるのは、幼稚園、保育所に通っているお母さんたちの町のアンケートに対するお答えの中で一番出てきているのは、子育てに何が必要かというと、学校における教育費の軽減をということなのです。そこで、表に出てきている教育費だけではなくて、隠れ教育費と言われる中の最も大きなものが学校給食費なのだと私は思っています。その点で申し上げておりますが、最初の御答弁の中で町長は、子育て世帯の経済的負担の軽減の面から無償化が有効な支援策であると考えているけれども、財政負担の面があるということは出てきております。区も含めて、学校給食費無償化がどういう状況になっているかということで、昨日かおとといの情報も含めて見ますと、東京23区では、9区で第1子の給食費無償化を実施する予定ということも含めて出ていますので、相当なテンポで変化しているなという感じがいたします。いずれにしても、ここは財政力が相当いいのだなと思いますが、この点では手が打たれてきていると思います。美幌町は、無償化を実施しているという統計の中には入ってきておりますが、第3子以降という無償化です。第1子、第2子をお持ちの御家庭から、第3子だけではバランスが取れないでしょう、全額と言いたいところだけれど、せめて半額は助成してくださいというのは大変切実な声だと思っています。私も、憲法の理念から言えば、当然、国がというのは全くの同意見ですが、当面そうなっていない状況の中で、しかし避けられないのではないかと思います。改めて、第1子、第2子への給食費の助成という点について決断せざるを得ないのではないかと思うのですが、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
あまり強調しているわけではないのですけれども、やはり大江議員と同じように、給食費は国がという思いは強く持っております。されど、現実的に育てている側としては、経済的に困っているというなら何かしなければいけないというのは、ずっと思ってきております。その中で何が問題かというと、やはりその財源の話です。この頃、東京において無料化などと言っていますが、それは財源があるからです。ふるさと納税でもう何十億円も入ってきたら、好きなことをやれます。私は、そういう意味では、今、うちのスタッフなり地元の皆さんが自主財源をということで、ふるさと納税に本当に力を入れて頑張ってくれています。その努力のおかげで、少し先が見えてきたと思います。今のコロナ禍において大変な子育てをしていただいている保護者の方々に何か支援をしなければいけないという思いは持っております。
再質問 3番 大江道男
例えば、私が首長になったとして、どうするのだと言われたときに、同じような答弁をせざるを得ないのかなと思います。何とかふるさと納税に活路を見いだしていきたいということですが、私自身、ふるさと納税は最悪の税制度だと思います。相当の金持ちに大変有利な制度でありまして、通常の農村地帯では逆立ちをしても全然追いつかない。こんな制度を野放しにはできないだろうと思いますが、現実にある以上は活用しなければならないという思いはよく分かります。何かいい方法はないか、いい知恵がないかという点では、これからも考えていかなければならないと思いますが、無償化をやっているところの状況を見ますと、財政的に大変厳しいのだけれども、過疎・少子化がこれ以上進んだらもたないということで踏み切っているまちも相当数あります。そういう点では、財政力的には大変厳しいけれども、踏み込むときには踏み込まざるを得ないテーマではないかと思います。その点を申し上げて、いずれも少子化対策や子育て支援の一環で質問しておりますので、次の項目に入りたいと思います。入学祝金の支給をということです。これは、町民の中から実際に出ている話で、それもそうだなと思います。就学援助制度の中では準備金ということであるのですが、所得が低い方々に開かれていて、それ以上の人たちは準備金は当たらないということなので、これも考えざるを得ないということで提起いたしました。インターネットでいろいろ探しましたが、ある県では、入学祝金を全ての市町村でやっているようです。しかし、種を明かしますと、大部分は第3子以降ということだとか、金額は大した金額ではないということです。ただ、そういうことで子育ての応援をするという姿勢は見えていると思います。その程度でとは言いませんけれども、それなりの御判断をされて全県でやっているという点もございます。いろいろな表現があると思いますけれども、せっかく義務教育のスタートに当たって、町として、金額は取りあえず置いておいても、子育てを応援しているという姿勢を示すことはできるということで提起するのですが、いかがでしょうか、再度お聞きいたします。
答弁 町長 平野浩司
子育てを応援するという気持ちは一切変わっていませんというか、応援する気持ちは強く持っています。ただ、何をするかということを考えたときに、限られた財源、逆に町民の皆さんが、こちらを削ってでもいいからこちらを手厚くしてほしいということであれば、それはやるべきだと思っていますし、これもこれもこれもということではなくて、やるのであれば、これとこれしかできないけれども、それでしっかり皆さんを応援するという形を取っていきたいと思っております。
再質問 3番 大江道男
町長選挙はないかもしれないので、論戦にはならないかもしれませんが、ぜひ機会があれば、町民の皆さんにどうだろういうことで議論を深めていく材料の一つにはなるかなと思います。そういう点では、私もテーマとして議論をしていきたいと思っています。3点目は、これも従来から取り上げておりますが、国民健康保険税の中で均等割という形で課税している現在の均等割課税を、通告では廃止という表現を取りましたが、廃止には法改正が必要ということで、答弁書でたしなめられましたので、訂正いたしまして、しからば、免除とか減額という意味も含めた気持ちでありましたので、正確にいたしたいと思います。これは、国法の実施主体である地方が考えてやれる中身になっている、免除するとか減額するというのは、美幌町は税なので、地方税法の717条でやり方について規定されているいうことで、金額的にはそう大きな金額にはならないですが、これは執行権者として踏み切るべきことではないかと思っています。これは、地方から知事会なども含めて、均等割についてはやはり検討すべきだという意見は、国に集中している課題でもあります。国がしようがないと言う前に実施していいのではないかという思いがしているのですが、いかがでしょうか。財政的にはそう多額な費用は生じないけれども、働いて収入を得ることが絶対にできない18歳未満の子供たちに対して頭から課税するということについては、免除する、せめて減額する方向に踏み切るべきではないかと思うのですが、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、免除とか減額という話がありましたが、これに関しては、皆さんで国にきちんと言うべきであり、変えていくように言うべきだと思っています。これに関しては、機会を捉えて国にしっかり訴えていきたいと思っております。
再質問 3番 大江道男
残り10分なので、次の項目に移りたいと思います。子ども医療費の無償化について、再質問をいたします。これも最初の答弁で町長は、18歳までの子供の医療費を完全無償化することは、子育て世帯の負担軽減が図られるため、子育て支援策の一つとして有効という認識を示されておりまして、否定は全くされていないと思います。この点では、同じ地方自治体の北海道とよその県との比較をする必要があるなと以前も申し上げているのですが、そもそも美幌町の子ども医療費の助成あるいは無償制度については、北海道は通院で就学前まで、入院で12歳未満で、所得制限も一部自己負担もありであって、この上に立って美幌町もやっているのです。全国で調べてみますと、府県でも、18歳未満の入院も通院も無償化です、所得制限もありません、自己負担もありませんというところが幾つもあるのです。北海道がそれを実施して、せめて2分の1は市町村が持ってというのであれば、相当違ってきます。まだ現職の知事の公約は見ていませんけれど、踏み込まないだろうと思います。そういう点では、今年4月の統一地方選挙で見るべきテーマはここにもあると思います。関係者は、北海道の行っている子供の医療費無償化のレベルは全国で最低レベルだと言い切っています。北海道よりももっと悪いところはありますけれども、押しなべてそういう状況ですので、ここをしっかり認識する必要があります。同じ地方自治体です。都道府県における実施状況を見ますと、美幌町は通院が就学前、それ以上の9歳、12歳、15歳、18歳というところは19の府県が北海道よりも優れたものを持っているということで、北海道は12歳未満の入院の助成です。21の府県がそれよりも優れていて、所得制限なしは通院で17の府県、入院で18の府県が所得制限を取っ払っているという状況です。そういう状況の中で、いずれも財政的に大変苦しいけれども、踏み切っているというのは、命に関わる課題だからだと思います。私は、この点で農村の人たちの話を聞きましたが、農村は農村でこんな言い方をしています。一定の所得はあるので対象にならないのだけれども病気にはなる、しかし、制度の恩恵を受けられない、このことをぜひ考えてくれということです。私は、全く受けられないとは申し上げません。所得制限のある中で、2分の1は町が負担するということは、比較的進んでいるけれども、なかなか口に出せないです。所得がある、なしにかかわらず、子供の命に関わることなので、ぜひ制度的には所得制限を撤廃してくれということが切望されています。美幌町の基幹産業を担っている方々の声です。あわせて申し上げますが、一般会計で同じ地方自治体の北海道と美幌町の財政比較をずっと以前からしているのですが、1人当たりで言えば50万円ぐらいで変わらないのです。しかし、人口減少に対して北海道がどれだけ真剣に立ち向かっているかといったら、非常にお寒い状況です。改めて、今年度のものは政策予算なので、昨年の当初予算について道と美幌町を比較してみました。一般会計で1人当たりの金額は、北海道が62万5,000円、美幌町が63万5,000円ですから、ほとんど変わらないのです。この予算を子育て支援、少子化対策になぜ充てないということを大いに言っていく必要があると思います。町も負担は拡大するが、何よりも北海道は、先進的な取組をしている府県並みの制度に改めるべきだということを、街頭から、町長自ら町民に訴えていただきたいと思います。この点では、保険医療の団体が国に対して、国こそがやるべきことではないかということを意見として上げているのです。けさの新聞では、沖縄の関係者が、子供の医療費無償化は国がやるべきだと声を上げているということです。やはり乏しい懐からお金を出して欲しいのですが、国や道に対して、声を大にして主張する段階に入っていると思うのですけれども、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今大江議員がおっしゃったとおり、国や道に対して、それはもうしっかりと訴えていきたいと思います。では、その間どうするということに対しては、これは馬場議員からも御質問があり、その時にも御答弁させていただきましたけれども、私の今時点の思いとしては、できるだけ前向きに考えていきたいという思いでありますので、御理解をいただきたいと思います。