美幌町議会 令和4年第7回定例会 2022年9月14日
(1)宿泊施設誘致と企業立地促進条例の考え方について/(2)図書館整備基本構想について
2022年9月14日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「宿泊施設誘致と企業立地促進条例の考え方について」「図書館整備基本構想について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩が答弁しました。
- 質問者
- 上杉晃央 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩
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質問 11番 上杉晃央
それでは、私は2点について質問をいたしたいと思います。1点目は、宿泊施設誘致と企業立地促進条例の考え方についてであります。宿泊施設誘致個別条例としなかった理由及び助成措置の拡充についてお尋ねいたします。令和3年9月定例会において、宿泊施設誘致条例の制定について質問をいたしました。宿泊施設誘致を重点施策とする町長は、私が提案する個別誘致条例の必要性について理解をしていただき「個別誘致条例の考えであり、フレームはできていないが、事業者の提案内容によって支援内容を判断したい」と答弁されました。令和4年9月定例会に正式に美幌町企業立地促進条例案が提案されております。9種類の施設のうちの一つである宿泊施設が助成対象とされておりますが、個別誘致条例が望ましいとされていたのが、どのような判断から今回提案の条例に変更されたのかをお尋ねいたします。また、提案される企業立地促進条例案の助成措置だけで事業者側の理解が得られたのか、今後の拡充措置などの考え方をお尋ねいたします。7月26日の経済教育常任委員会で、帯広市でホテルや高齢者向けマンション等の事業を展開するアルムシステムが、旧美幌グランドホテル跡地にビジネスホテルを建設する旨の報告がなされ、関係団体や多くの町民が歓迎と期待を寄せています。木造2階建てシングル37室、ツイン8室の計45室で、夕食はホテルで提供せず、町内飲食店とのセットプランで連携したいと報道されています。宿泊施設誘致は町にとって重要課題であり、今回の美幌町の積極的な誘致の取組を評価しています。しかし、大きな規模での宴会機能、いわゆるバンケットができない現状から、多くの団体や町民より、一定規模で宴会機能のある施設が是が非でも必要との声が多く寄せられています。町として今後、宴会機能を持った施設をどのように取り組まれるのか、お尋ねいたします。2点目、図書館整備基本構想について。複合的機能を持った図書館を目指すための課題についてお尋ねいたします。令和4年3月に美幌町図書館整備基本構想が作成されました。三つの基本方針として、町民の触れ合いを深める図書館、町民の力を生かす図書館、町民の学びを創造する図書館を目指しており、整備方針の中には、図書館の複合化について「新しい図書館がまちのコミュニティーの場として機能するためには、図書館が複合的になることは望ましいことであり、時代のニーズでもあります」と記されています。このような背景から図書館整備検討委員会では、道内の複合施設である室蘭市図書館とむかわ図書館を9月に視察予定と伺っています。以前、役場新庁舎建設に当たり、私は、図書館との複合化の検討もすべきではないかと提案しましたが「図書館は単独施設が望ましく、複合化に適さない」と答弁されました。私は今後、公共施設を整備する場合は、可能な限り複合化を積極的に検討し、町民の利便性を図るとともに、建設コストや維持管理費の削減をすべきと考えております。複合化についての是非の結論は、今後の検討結果によるとは思います。例えば、先ほど質問しました宿泊施設に不足する宴会機能施設を取り込んだ複合化などの可能性も大胆に検討してはいかがと思いますが、現状での課題についてお尋ねいたします。また、美幌町では主要な公共施設の整備が進み、今後の図書館整備の機会を逃すと、複合化の可能性は限りなく期待できなくなると考えますが、いかがでしょうか。以上です。
答弁 町長 平野浩司
上杉議員の御質問に答弁いたします。図書館整備基本構想については、後ほど教育長から答弁いたします。宿泊施設誘致と企業立地促進条例の考え方についてですが、宿泊施設の誘致につきましては、様々な方とお会いする中で、ビジネスホテルよりも少し大きめの部屋を数室備えた宿泊施設を希望してきたところであり、町内で新たに宿泊施設を開業しようとする事業者が現れた場合、その事業内容を見た上で、最良の支援策を検討する予定でありましたが、今回、進出していただける企業においては、本町からの情報提供により、自ら進出を判断していただいたところであります。現在、宿泊施設の新設、増築に対する優遇措置については、美幌町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例に基づく課税免除のみでありますが、本定例会に提案します美幌町企業立地促進条例案が制定されることによって、雇用増を基準とする助成まで優遇措置が拡充されることとなります。また、本町に必要な機能を有する宿泊施設を整備しようとする事業者が現れた場合は、別途支援策を検討してまいりたいと考えております。次に、宴会機能を持った施設への取組についてですが、既存施設の利用をお願いしたいと考えており、宿泊施設誘致の中では、バンケットホール整備に対する優遇措置は考えておりませんので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
上杉議員の御質問にお答えいたします。図書館整備については、昨年度より図書館整備検討委員会を設置し、基本構想を策定する中、整備方針については立地条件や施設規模のほか、公共施設を含む複合化の検討を進めているところであります。御質問の現状の課題についてでありますが、図書館は知と情報の集積場所であり、学習施設や社会教育施設として、子供からお年寄りまで幅広く集う学びの空間となっております。このため、複合化の施設については、学びを主体とする施設が望ましいと考えているところでありますが、現状では、改修周期や建替周期が図書館の整備時期と重なる公共施設が見当たらないことが課題として挙げられます。また、町では、平成29年3月に策定の美幌町公共施設等総合管理計画に基づき、令和28年度までに、公共建築物の縮減目標を30%減じることとしておりますが、この目標達成には、将来を見据えた公共施設の在り方を長期的な視点に立って検討しなければならず、図書館整備を含めた今後の公共施設の集約化も課題であると認識しているところであります。このような背景の中、今後、町では公営住宅の整備を計画しておりますが、これ以外の建設や改修などの整備計画は今のところ持ち合わせておらず、現時点において図書館と合築させる公共施設はない状況にあります。一方、飲食スペースやコミュニティースペースなど、町民の皆さんの居場所としての機能の複合化は必要であると考えており、整備検討委員の皆さんからも同様の御意見をいただいているところであります。このため、御質問の主要な公共施設の整備が進み、今後の図書館整備の機会を逃すと、複合化の可能性は限りなく期待できなくなることについては、仮に合築する公共施設がない場合には、単独での整備もやむを得ないと考えておりますが、機能の複合化については引き続き検討してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、お答えいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
質問 11番 上杉晃央
それでは、1点目の宿泊施設の関連の部分で質問をしたいと思います。今回、美幌町にホテル建設で進出される企業につきましては、本定例会に提案されています美幌町企業立地促進条例案に基づく固定資産税の課税免除及び雇用増による助成措置の優遇措置が議決されれば拡充されるわけですが、その内容を承知され、進出を判断されたとして理解してよろしいでしょうか。それと、個別条例ではなく、今回提案の条例案に町長が方針を変えられた理由について、具体的にお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
まず初めに、今回、アルムシステムがグランドホテル跡地に宿泊施設の建設を進めるということについては、アルムシステムに感謝を申し上げたいと思っております。今、2点の御質問がありました。1点目の今回の企業立地促進条例の優遇措置を相手側が理解して決めたのかという御質問でありますけれど、内容について説明はしておりません。あくまでも独自の調査により、アルムシステムできちんと経営が成り立つということでの判断という説明を受けております。それから、もう1点、以前に御質問のありました特別の条例を設けてということでございますけれども、今回定めるというのはホテルというか、宿泊施設だけではなく、今の条例では他の町村と比べた場合に支援措置が劣る部分があって、場合によっては、美幌ではなくて近隣の町に希望する企業が行くということもあります。まず、他の町と比べて遜色ない、最低でも同じ以上の支援ができるようなものを整備すると。その中で、宿泊施設についてもしっかり位置づけるということであります。ですから、答弁書にも書いてありますが、もし、町として、従来私がお話をした内容で相手方と話す中で、何か支援をといった場合については、皆さんと御相談の上で、後で調べたのですけれども、条例でなくても補助金の要綱を定めれば支出できると担当から説明があり、あえてそのような形をとらなかったということでありますので、御理解をよろしくお願いいたします。
質問 11番 上杉晃央
質問に対する答弁は分かりました。アルムシステムは、この9月定例会に条例が提案される前に、企業独自の判断で進出を決定したということです。以前、私が質問したときにはホテル誘致に特化して、今、町長が答弁されたこの企業立地促進条例の税あるいは雇用増、そのようなことを含めた複合的なものといろいろな施策を入れた誘致条例をということでした。それらについては今後、町の判断で町が期待するような部分での進出が新たにあれば、要綱等でしっかり支援していきたいということですから、もし今後、私の考え方に沿ってそのようなものが出てきたら対応するということで、理解をいたしました。新聞の切り抜きでしか分かりませんけれども、今回の企業は、主にビジネス客を目的としたホテルではないのかと。既に進出しているところを見ると、比較的低料金で泊まれるホテルということです。そこで、答弁にありました町に必要な機能を有する宿泊施設を整備しようとする事業者が現れた場合ということで、町長は必要な機能について具体的にどのようなことを期待されているのか、その辺について詳しくお伺いしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
今回、進出いただける企業につきましては、上杉議員がおっしゃるとおり、主にビジネスホテルというか、ふだんその町を訪れる技術者とか、それから工場関係者とか、そのような方をターゲットにしているとお聞きしております。私は、以前から美幌の立地でいけば、どちらかというと観光、長期滞在まではいきませんが、何日か泊まるための環境として、ある程度の部屋の大きさは必要ではないかという考えを持っております。そのような意味から、ビジネスホテルよりも少し大きめな、ゆったりできるような建物、それからお風呂というか、バス・トイレになっているユニット等もゆとりのある設備を設置してほしいとずっと思っておりましたので、知り合えるというか、お会いした方にはそのようなお願いをしていました。今回、相手方とそのような話をさせていただいたのですが、まずは、アルムシステムの考え方、やり方でつくらせてほしいというお話をいただいたことから、あえてそれ以上こちらからこのような希望があるということは差し控えました。まずは、美幌に宿泊施設を建設していただくのが1番よいことではないかと判断しているところであります。
質問 11番 上杉晃央
私もインターネットで音更、帯広、芽室だとかを見ると、町長がおっしゃるように、どちらかというといわゆるその観光客とかということより、ビジネスホテルの形態で経営されてるということです。観光という面でいえば、美幌も一時期から見ると峠観光のお客さんが減ってきています。そうは言いながらも、美幌峠というあれだけの貴重な財産がある、町の活性化の期待に十分沿うような資源を持っていますから、今後、そのような面で町長がおっしゃるような少し広めの部屋、適当な広さのあるユニットバスだとかでゆったりできる、そのような町の期待どおりの企業が進出してくれれば、それは私も賛成いたします。ただ、先ほど言ったようなビジネス中心であっても、当面はこのアルムシステムが美幌町に不足するそのような宿泊施設という形で、新聞によりますと3か所の候補地の中から最終的に美幌町を選んでくれたということです。それは、議員としても大変感謝をしておりますし、美幌町を訪れるビジネス客にとっても、そのような新しいホテルができるということは、美幌町の活性化に寄与できるものとして期待しております。次に、宴会機能を持った施設の取組ですが、この中で既存施設の利用をお願いしたいという答弁でございました。具体的に既存施設というのは、町内の飲食店舗の利用という考え方なのでしょうか。宿泊施設誘致の中では、いわゆるバンケットホール整備、宴会機能に対する優遇措置を考えていないとの答弁でしたが、町民が望む宴会機能というのは、町長が答弁された既存施設の利用で十分満足できるものなのか、その辺の考え方についてお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
バンケット機能を有したホテルという部分でいきますと、なかなか難しいのかなと思っています。施設はつくったとしても、利用を含めたときに、それだけの投資がなかなか難しいというのが、それぞれ今までいろいろお話した会社もそうですし、今回の会社もそのような考え方ではないのかなと思っています。ですから、あえてバンケット機能に対してお金も出しますからというよりも、仮につくったとして、それをどのように維持するかというほうが、負担になるのかなと思っています。そのようなこともあったので、今回、答弁させていただいたのは既存のもの。では、既存とは何ということの御質問でありますけれども、それについては、例えば、町民会館の中ホール、それから農協会館の利用とか、あとは町内の飲食店においても、かなり大規模に人を集めることができるような飲食店もございますので、そのようなところを何とか使っていただきたいという思いで、答弁をさせていただきました。
質問 11番 上杉晃央
確かに旧グランドホテルというのは、まさに答弁のようなバンケット機能をメインにしながら宿泊していたホテルですので、これと同一規模みたいなものを美幌に。例えば、私が民間のホテル経営者であったとしても、美幌の立地を考えたときに、そのようなバンケット機能で収益性を図るということは極めて厳しいと。町長の考え方は十分に分かります。ただ、宴会機能が現在あるというのは中ホール、JA会館、町内飲食店と挙げられていますけれども、町民会館で各種イベントだとか、会合などをする関係者は、中ホールの横にある配膳室で調理されたおいしい料理を提供していただいて、中ホールで会合ができるということを望んでいる方が多いと私は思います。そのような意味では、町民の皆さんに喜んでいただける会館であるためにも、ぜひ、町民の要望に応えられるよう、宴会機能をもっと有効に生かせるようなものにするための具体的な対応策を検討すべきでないのかなということで、私なりの提案をしてみたいと思います。今、あそこで会合等をした場合には、町内の飲食店が仕出しの料理を運んできて、配膳室を利用してお酒や汁物を温める。あと、主にアルコール類を中心とした飲み物を冷蔵庫で冷やして使用する。それが、実際の配膳室の利用状況だと伺っています。私は、現状の配膳機能だけではなくて、設備の改修や一部補充が必要だと思いますが、できれば配膳室で調理をして提供すると。そのことによって、町民会館の利用頻度も増えてまいりますし、建て替えをして町民に利用していただくという観点からいえば、この機能を高めるということが目的にかなうことではないのかと考えております。具体的に、配膳室で料理を提供するために、どのような手続が必要なのかということを北見保健所に照会いたしましたところ、民間業者による飲食店営業許可と食品衛生責任者の配置があれば可能ですよという見解をいただきました。実際に使う場合、多分1業者だけにとどまらないと思います。町内の飲食店で複数の業者が営業したいという場合、そのことが可能ですかと、もう一度保健所に確認したのですが、先ほど言った営業許可と責任者の配置があれば、複数でも特に問題もありませんという回答でした。そのような面で、配膳室を有効活用しながら宴会機能を実現する。そのためには、今、私が提案したこと以外にもいろいろな課題はあるのだろうと思います。もう一つは、あそこ自体は基本的に災害時の避難所機能を持つ施設でありますので、災害時に避難した町民のために配膳室を利用して食事。食事といっても料理をつくるというよりは、例えば、御飯を炊いておにぎりを提供するとか、そのようなことでの災害対応にも有効ではないのかと私は思います。そのような観点から、先ほど町長も中ホールの宴会機能としての活用ということでのお答えでしたので、町民要望に応えるため、具体的に中ホールあるいは配膳室の機能充実について検討すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、具体的な提案をしていただきました。中ホールにある調理を出すところは配膳室という位置づけで、今、おっしゃっていただいた形で調理ができる機能を高めてはどうかという話だと思います。今、お話いただいたとおり、町が管理して調理ができる環境をつくる、それから、業者が責任を持って調理をするという二つの方法で、できれば調理をして出したいと考えております。今回、上杉議員からそのようなお話をしていただいて、もう一度このような御質問をするということだったので、保健所に確認したところ、民間がやる場合については、複数のところに許可を出せますよとおっしゃっていただきました。そこは、当初と違ったということはお話をしたいと思っております。当時、担当していたこともあって、経過をお話しさせていただきますと、あそこで調理をして出す業者をかなり聞きました。そのような試みをしていただけないでしょうかという話をしたときには、なかなかそこまではできないと。ふだん仕出しを中心にやっているところが2社ほどあり、せめて仕出し方式でもいいのでやっていただきたいというお話をしたときには、それであれば協力するという状況で、結果的にああいう形をとらせていただきました。今回、御質問というよりも提案の部分でありますけれども、まずは、そのような業者がいらっしゃるのかということの調査、それと、保健所で聞いた部分でいきますと、改修もしなければいけないところもかなりあり、今の施設の中で大きな問題を抱えております。保健所としては、今の配膳室はガスも全部あるので、あえて何もいじる必要はないのではないですかと。問題なのは、トイレと更衣室。これは、必ずしも専用でなくてもいいのですけれども、共用で使う場合に皆さんが何かの菌を持ってきたりだとかしないよう、感染対策がしっかりできるのであればと。そのようなことをきちんとやれる構造・設備にならないと基本的に駄目なので、実際には、そのような申請をしたときの判断にはなるのですがということです。できれば、今言ったトイレ、それから更衣室等をきちんと別につくれることが望ましいのですよというお話をいただきました。ですから、構造的にそのような部分ができるかという投資の金額と、実際にあそこでやってもいいという方がいらっしゃることを調査した中で、トータル的な判断をさせていただきたいと思っております。
質問 11番 上杉晃央
私が提案したこと以外にも課題があるということで、今、町長が確認していただいたトイレと更衣室をできれば単独でというのは、あそこではなかなか難しいですから、共用で感染対策を行うためにはどのような工夫をすればいいのかということを検討していただきたいです。町長がおっしゃるように、配膳室とは言っても、厨房にほぼ近いような設備・機能を持っています。もちろん実際に、民間の方が入ってきたときに、ここをこのように直してほしいとか、例えば、このようなものがもう少しあればいいとか、そのようなニーズが出てくるのだと思います。しかし、ぜひ、テーブル・椅子で会合をしながら懇親を深めたり、食事をしたいという町民ニーズがありますので、そのような面では、実際に民間の飲食業者が入ってくるかどうか。当初、建設する時点での経過については今、町長から伺いましたけれども、再度、町が基本的に宴会機能を充実するという考え方に立つのであれば、どの程度の改修コストがかかるのか。私はもちろん分かりませんけれども、町民会館で宴会や食事ができるということを強く望んでいる個人や団体の方が多数いらっしゃいますので、飲食業関係者と十分相談しながら、希望者がいる場合には今言う課題について前向きに御検討いただくかどうか、その辺だけお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
今、上杉議員から厨房機能もあるということを言っていただきましたけれども、災害時等の炊き出しも想定して、それから小規模な調理実習ができるよう整備をしております。ですから、災害については、あそこで炊き出しをしても全然問題ないということを保健所にも確認していますので、そちらは問題ないかと思っております。そして、今、あそこで調理を含めてやる会社があるということであれば、あとは、どれだけの改修が必要か。これは、やはり利用頻度と町がお金をかける効率とは言いませんけれども、その辺が余りにも差がある場合に、今、お願いをしている仕出し方式でもやり方によっては満足できるというか、やはり温かい料理を一品ずつ出すのは難しいのですけれど、仕出しで皆さんが会食するのもありかなと思っている部分もあります。その辺はきちんと調査した中で相談もしたいですし、また、皆さんにも相談をさせていただきたいと思っております。
質問 11番 上杉晃央
私がどこかの業者にたくさん話して呼びかけているわけでもありませんから、もちろん希望者がいるかどうか、何社いるのかということは分かりません。出来上がってから町民会館の担当職員に聞くと、コロナのせいもあったと思いますけれども、宴会的なものの利用というのは残念ながら少ないという現状がありますが、町民の中にはそのような希望も少なからずありますと。ぜひ、今おっしゃったような希望者が出てきた場合には、費用対効果を前向きに検討していただく中で、期待に沿っていただければ、町民の皆さんは歓迎してくれるのではないかなと思います。それでは、次の質問に移ります。図書館整備の基本構想では、複合化の整備方針が打ち出されています。この方針というのは、検討委員の中から必要性があって出されたものなのか、それとも、行政側、教育長として、もともとこのような複合化ということも検討課題としてあって方針の中に書かれたのか、両方だったのか分かりませんので、その辺をお答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 矢萩浩
公共施設等総合管理計画を勘案した中、議論の過程で事務局サイドから複合化についても検討いただきたいと投げかけた結果、このような形となったものであります。
質問 11番 上杉晃央
答弁の中で、いわゆる学びを中心としたことを考えたときに、現在のところ建替周期だとか、図書館整備の時期等で重なる公共施設が見当たらないということが課題と答えられております。一方では、公共施設の管理計画に基づいて建築物30%削減という目標にしている中で、図書館整備を含めた公共施設の集約化も課題と答弁されております。私は、図書館検討委員の皆さんの観点と必ずしも一致するのではなくて、学びとつながるところとの複合化ということで、限定的な複合化ということでなくて、もう少し多面的に考えているものですから、この答弁を率直に受け入れると、現状では複合化は極めて難しいという立場なのかどうか、その辺をお答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 矢萩浩
教育委員会として、施設としての複合化は難しいと考えております。
質問 11番 上杉晃央
私が言うまでもなく、図書館の複合化の目的として、一つ目は、複合化によって建設費や維持管理費の節減ができること。当然、少人数での管理の運用だとか、共用施設部分の建築面積の削減との効率化が図られると思います。二つ目、図書館をどこに建てるかまだ決まっておりませんが、図書館用地の確保ということを考えると、図書館だけで利用するのではなくて、用地を多目的に、複合的に利用できるというメリットがあるのだろうと。三つ目、教育長の立場と私が先ほど言った学びばかりではなくて、まちづくりで地域の活性化を目的とするならば、図書館が複合化の中心という役割を期待できるのだろうと私は思います。複合化によって、図書館以外の必要な機能が1か所に集中することで、町なかに人の流れをつくったり、また、同じ施設の中に入っている施設で共同して、いろいろな企画で催物を実施したりすることによって、当然、図書館の利用者が増えてきて、読者へのアプローチも期待できるかと思います。こうした観点から、もちろん複合化をすることが目的ではなくて、町民が町なかで公共的機能の集約されたところに出て行って、そのことによって町民の皆さんの利便性が図れると。そのような意味で、せっかくの機会ですから、多少時間をかけても図書館をどのようなものとの複合化ができるのかという可能性、その必要性を見極めることが大事ではないのかと。基本構想の中では、今後の整備の年次ということはまだ示されていませんから、私も分かりませんけれども、教育長としては一定のタイムスケジュール的なものが頭の中にあるかと思います。それが、例えば、1年延びたとしても、今、私が申し上げたようなことで、果たして本当に複合化ができないものなのかどうか、時間をかけてそのような検討をしてほしいなと私は思いますが、その辺の考え方をお聞かせください。
答弁 教育長 矢萩浩
複合化の関係でございますが、1回目と先ほど私からお話をさせていただきましたが、これは町が事業主体となって、町が建てる建築物との複合化というのは、今の計画を見ると難しいということでございます。また、そのような中で、私どもとしては機能の複合化、こちらについてはこれからも検討を進めていくとともに、ぜひ取り入れていきたいなと思っております。さらに、建設時期、建設場所のこと、こちらの基本構想にもありますけれども、今後も引き続き課題等については、委員会の中でも検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
質問 11番 上杉晃央
この質問をするに当たり、全国、特に都市部を中心に図書館と複数の複合機能を有する施設というのは、インターネットで調べるとたくさんありました。例えば、調べたもので紹介すると、岩手県紫波町というところに、図書館と教育長の考え方にやや近い情報交流館、機能とは別にマルシェ、子育て応援施設、それに商業テナントが複合したオガールプラザというかなり多機能の複合化した公共施設があります。それから、この整備検討委員会の中でも視察予定地に挙げておりました、道内では室蘭市の図書館。ここは環境科学館と一緒に複合化、ここも教育長がおっしゃるような学びという意味では、教育長が考えられているような複合施設なのだろうと思いますね。あと、最近になって、隣町の津別町が、図書館と地元スーパーを今の大通りのところに建て替えして、整備するといったことが決定したと新聞で報道されていました。ですから、図書館の本来の目的からいうと、学びということにより近い機能と複合化するということが望ましいのだろうと私も思います。今後、必ずしもそのようなことだけではなくて、まだ町の計画で具体的な年次にはなっておりませんけれども、例えば、保育所2か所がかなり老朽化して子供の減少によって統合するとか、図書館より先になれば、そのようなこともあると思います。先ほど言った複合化によるメリットということを総合的に考えたときに、町が他の公共施設と複合化することについて、私はもう一度時間をかけて、果たして本当にないのかということの検討をしてほしいなと。あるいは、いろいろ検討した結果、複合化できないという場合、先ほどの答弁で図書館単独ということもあり得ると。ちょっと思ったのは、隣の北見市が市役所問題で非常に混乱しているときに、多分経済の伝書鳩か何かだと思いますが、元の市役所の前に大きな公園があって、道路を挟んでもう1か所、小公園というのがあったのですね。あそこの道路の上に、市役所を凱旋門のように建てて、そしたら、現在建っている日赤のところが使えるでしょうという大胆な発想をした提案記事が載ったときの記憶がよみがえってきました。町民の皆さんが1か所に行って、いろいろな機能、用事を足せるという意味で言えば、できるかどうかは別にして、私の勝手な思いですが、例えば、しゃきっとプラザの駐車場は駐車場で使って、その上に図書館を建てるといったことが可能であれば、庁舎建設中に使っていた憩いの家の職員駐車場の部分を、道の許可を取って用地買収すると。単独の場合であっても、コンパクトシティーということで考えていくと、公共施設をこの周辺に集中するようなことが設計的にできないのかだとか、そのようなところまで大胆に発想して、図書館ということを町民の皆さんにしっかり議論していただくべきではないのかなという強い思いがあります。ぜひ、複合化の対象になるものがあるとすれば、先ほど申し上げたようなことでもう一度見直して、前倒しをしてできないのかどうかといった観点あるいは単独の場合でも集合させる。以前は、町のいろいろな公共施設が分散していることで、町民の利便性は非常によくないという町民の皆さんの声も聞いておりました。せっかく建てるのですから、そのようなことが本当にできないのかどうかも含めて。私自身はこの図書館整備に非常に強い関心を持っておりますので、教育長だけでなく、町長も含めて、私の提案についてそれぞれの考え方があれば、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
先ほど、教育長から複合化は難しいとはっきりお話しさせていただきましたけれど、町の他の施設との複合化は難しいというのは、建てるだろうという部分での施設という意味で御理解をいただきたいと思います。教育長の立場では、複合化については十分に検討委員会の皆さんにも伝えていますし、複合にしても、単独にしても、やはり今までの発想にないこと、提案いただいたようなことも含めて、しっかり考えなければいけないのかなと思っています。ですから、公共施設をなるべく同じようなところに集合させる方法もありますし、それから、今は公共用地の中でそれを購入してもいいという選択もあれば、いろいろなことも考えられます。時期をいろいろ考えてもいいのではないかということを言えば、これからも一つの期間の中で、それぞれの施設の改修や統廃合も含めて、そのような空いている土地というか、これから集約していかなければいけないようなことでの土地も考えるとか、先ほど多面的なことで、オール役場といったらおかしいですけれど、今、部長以上でいろいろ協議をしています。そのような中で、町民にとって、それから、これから50年、100年を見たときの町の公共施設の在り方も含めて、皆さんに早い時期にいろいろ御相談できればと思っていますので、御理解いただきたいと思っております。
答弁 教育長 矢萩浩
今の用地の考え方等については、町長から御答弁いただいたとおりでございます。私としましては、今年つくりました基本構想でも、誰もがいつでも集える魅力的な図書館をコンセプトとしております。現在の図書館は築44年でございます。今度、図書館を整備すると、やはり40年、50年と使っていくわけでございますので、本当に使いやすい施設、どのようにしたらいいのかということを今後もなお一層検討していければと思っておりますので、よろしくお願いします。
質問 11番 上杉晃央
町長からも多面的に、私がいろいろ提案したことも含めて、私もすごい奇抜なとんでもない発想を出しましたから、そのような考え方もあるのだということを押さえていただきたいと思います。私は、図書館整備というのは多くの町民も望んでいることで、非常に期待もしていますが、まだ残念ながらこの基本構想の中には、年次までは示されていないのですよ。教育長の立場で、今の時点でおおよそいつぐらいの完成年度、そのとおりになるかどうかは別にして、ここぐらいを目標にしたいというものがお答えできるのでしたら、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
建設の関係でございますが、令和元年度の定例会で、町長から「町長の任期中に着手する」と答弁いただいたところでございます。着手するという意味合いは、基本構想、基本計画を行うということで、今現在進めているところでございます。その後につきましては、まだお話できる段階ではないのかなと思っておりますが、また、あらあら固まった段階で議会の皆さんに対して、速やかに御相談させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。
質問 11番 上杉晃央
そう言えばそうでしたね、任期中にと。そうすると、この計画で見れば一応基本計画までは今年度。コロナの関係で視察には行かれてないようなお話もちらっと聞きましたけれども、まとめられて、基本計画を発注するのは、平野町長の任期中に発注されるのか、選挙後になるのか、その辺、問題がなければ、町長に答弁いただきたいと思います。
答弁 教育長 矢萩浩
基本計画の関係でございますが、今現在、整備検討委員会の皆さんと教育委員会とで、直営で基本計画はやっているという状況でございます。
質問 11番 上杉晃央
以上で終わります。