美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月4日
(1)町長の政治姿勢について/(2)町道の安全管理について/(3)教員住宅の管理について
2022年3月4日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「町長の政治姿勢について」「町道の安全管理について」「教員住宅の管理について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、建設課長 御田順司が答弁しました。
- 質問者
- 稲垣淳一 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、建設課長 御田順司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 稲垣淳一
それでは、大きく3点質問をさせていただきますので、お答えをよろしくお願いいたします。まず、大きく一つ目、町長の政治姿勢についてであります。令和2年国勢調査の結果への対応についてであります。昨年末に、令和2年国勢調査結果の確定値が公表されました。それによりますと、美幌町の人口は1万8,697人、前回の平成27年の調査から1,599人、7.9%の減少、世帯数は8,309世帯、前回の平成27年の調査から317世帯、3.7%の減少となりました。町は、人口減少の要因を少子化の進展による自然減、町外への就職及び高齢化の進展による町外の病院や福祉施設への入所などによる社会減が同時進行しているものと考えると分析しています。平野町政の仕上げの4年目を迎え、今後、どのような観点から我が町のかじ取りをしていくのか、町長の考えをお示しください。2点目であります。町道の安全管理について。大正橋における安全安心な管理体制についてであります。現在、大正橋を通過する交通量は増加の一途をたどり、交通事故が多発しております。美幌警察署の調べによりますと、平成31年1月1日から令和3年12月31日の3年間における大正橋近辺で発生した交通事故は23件、うち大正橋内でのものが6件、人身事故が1件とのことであります。橋梁長寿命化計画に基づく修繕は行われましたが、幅員の拡幅が行われず、自動車の大型化に対応し切れていないために起こっているのではないかと思われます。また、北見方面から来る大型車両が国道39号線に迂回して市街地を通り抜けています。さらに、パークゴルフ場に出入りする際は特に注意が必要です。多くの町民が一日も早い整備を求めていると思いますが、町長のお考えをお示しください。三つ目であります。教員住宅の管理について。教員住宅の運用方法についてであります。美幌町内には教職員用の住宅が数多く設置されています。その中で、大多数の管理職の方たちは学校の敷地内の住宅に住んでおります。残念ながら、その住宅は築30年から40年を超えるものが大半を占めています。管理職の方たちは、勤務年数が2年から3年と短いために、住環境について不平不満を言わずに異動されていますが、しっかりとした住まいを提供し、学校運営に力を発揮していただくことが大事と考えます。この厳しい財政状況の中、早急に建て替えをする考えはあるのか、さらに、学校のセキュリティー対策がしっかりとなされている昨今、管理職が学校の敷地内居住を続けなければならないのはどのような理由なのか、加えて、他の町職員住宅の利用や民間のマンション等の借り上げの考えはないのか、また、そのことによる維持管理費の縮減効果を検討したことがあるのか、教育長の考えをお示しください。以上であります。
答弁 町長 平野浩司
稲垣議員の御質問に答弁いたします。教員住宅の管理については、教育長から答弁させていただきます。初めに、町長の政治姿勢についてです。昨年11月に公表された令和2年国勢調査の結果につきましては、人口減少対策である第2期美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、ほぼ同様の推計を行っていたところです。これまでも、人口減少の主な要因となっている少子高齢化の進展による自然減、進学をはじめ、転出超過による社会減に歯止めをかけるため、総合戦略に掲げる事業を推進してきたほか、特に、子育て支援、教育、福祉の充実を図るため、3歳から5歳までの幼稚園、保育園における給食費無償化をはじめとした町長の重点政策に掲げる事業について、着実に実施してまいりました。任期中の最後の本格予算となる令和4年度を迎えるに当たっては、町長の重点政策の着実な実施に加え、令和4年度の重点施策である移住相談拠点の整備を通じて、移住促進と関係人口の創出を図ってまいります。具体的には、移住相談を通じた移住者の増加を図っていくほか、企業の森林づくりなど、本町に関わりのある企業等にサテライトオフィスとして利用いただくことを通じて、本町のまちづくりへ関わる企業等との関係をより深めていきます。人口減少は避けることのできない大きな課題でありますが、これまで実施してきた事業との連携や相乗効果、さらには、継続性及び発展性のある事業展開を図り、次世代に向けたまちづくりにつないでいくことで、本町の未来を切り拓いてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、町道の安全管理についてであります。大正橋における安全安心な管理体制についてですが、大正橋は昭和35年に架設されたPC橋(プレストレスト・コンクリート橋)で、供用後61年が経過しています。御指摘のとおり、古い道路規格で整備された橋のため、道路幅員が狭く、大型車両の交差には注意が必要であり、さらに冬期は積雪による影響もあるため、交通事故に対する注意が必要な状況であります。また、連絡する道路の整備により、通勤、観光、運搬車両など、国道・道道並みの交通量となっているところであります。この問題を解決するには橋梁の架け替えが必要となりますが、多額の事業費と現状の車両通行をどのように確保するかなどの課題があります。また、橋梁前後の道路についても、交通安全対策として線形改良の検討を行うなど、橋と道路が一体となった整備が望ましいと考えております。本路線は、大正橋を含め、道道から町道に振り替えた経過があり、現状の交通量や求められる橋梁・道路整備などの事業規模から、道道昇格による事業着手がふさわしいと考えているところであり、網走建設管理部主催の社会資本整備推進会議において、道道昇格の要望を継続している状況であります。町道の維持管理としては、大型車両を含め交通量が多い重要路線と認識しているところであり、スリップ事故防止のため、頻繁に砂散布を行い、幅が狭くならないようグレーダーによる路面整正に努めております。あわせて、大正橋前のカーブには路面が滑る旨の注意看板を設置し、注意喚起を図っております。今後も、適切な維持管理を行い、車両の安全な通行に努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
稲垣議員の御質問にお答えいたします。学校の管理職用住宅につきましては、過去には、校長、教頭が学校施設の鍵の開閉など管理を担っていたことや、事件・事故時の迅速な対応、また、地域と共に歩む学校として管理職が地域に根づいた学校運営を行っていくという考え方から、学校に隣接して設置された経緯があります。現状では、管理職用住宅の入居を義務づける明文化されたものはありませんが、全小中学校の校長、教頭が入居している状況です。また、管理職用住宅は、ほとんどが建築から30年以上経過して老朽化が進んでいるため、令和元年度の旭小学校教頭住宅をはじめとして、建築年や住宅の損傷程度を考慮しながら、毎年度、計画的に修繕を進めているところであり、建て替えは考えておりません。また、他の教職員住宅の利用や民間マンション等の借り上げにつきましては、これまで検討したことはありませんが、管理職用住宅は年々老朽化が進んでいくことから、学校管理職用住宅の在り方を検討する時期に来ていると思われるため、今後、民間マンション等の借り上げを含めて検討してまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、お答えいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 9番 稲垣淳一
それではまず、1番目から順に再質問をさせていただきます。このように、人口世帯数の減少は、もちろん美幌町に限ったことではないというのは、日本全体の地方の市町村の現状であることは重々理解しているところであります。町長に言わせれば、国の施策が足りないところが多々あるからこういう地方の自治体が困っているのだという思いも強いのかなと思うところでありますけれども、まず、国勢調査は5年に一度実施しております。私も何度かお手伝いをさせていただいたことがありますが、この国勢調査は美幌町にとってどのような意味をもたらすものなのか、改めてお尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
国勢調査は、まちの計画をつくったり、国においては交付税等の算出をするための資料というか、基礎データとなるものとして、私はすごく重要なものと思っております。
再質問 9番 稲垣淳一
重要な情報ということで、今、美幌町が各方面にわたって、住民サービスを含めて、いろいろな公共施設の在り方ですとか、そういうものにつながっていくのだろうと推察するところではありますが、今回、国勢調査の結果を見るにつけ、今回も3日間にわたり各議員からも類似の質問が飛んでおるわけでありますが、人が減る、人が少ない、特に子供が減っている、要は出生率が下がっているということがどのような影響を今後もたらしていくのかということを改めて自分なりに勉強しました。いろいろな施策の中で少子化、高齢化という言葉が必ず付きまとうのですが、最近読んだ本の中に「無子高齢化出生数ゼロの恐怖」というものがあります。無子高齢化というのは、別に高齢化を無視しているわけではなくて、無子です。本当に衝撃的といいますか、目を引くための本のタイトルなのかと思いながら手に取って読みました。以前、私は出生率のことを取り上げて、減っている人口をどう食い止めるのか、どう移住策を立ち上げてまちに活力をもたらすのかという話を一般質問でしたことがあります。そのときにお話しさせていただいたことは、一石二鳥ということは大変不適切かもしれませんが、子育て世代の未成年の子供をお持ちのシングルマザーの方に、介護の職場を求めて来ていただいて、美幌に住んでいただいてという提案、提言をしたこともあったのです。これも本州での事例があるのですが、そういういろいろな方面から美幌町が取り組んでいることはよく分かっています。昨日、町長はいろいろなターゲットをきちんと見据えていかなければならないという話をされていました。その中で、ターゲットということに改めて思い至ったときに、合計特殊出生率は令和元年、2019年のデータで1.36人と言われており、さらに北海道では1.24人、つまり、子供を産むには男女2人が必要になりますので、大人2人から1.36人しか子供が生まれないということです。この本によりますと、単純に男女100人ずつ、合わせて200人の社会とすると、200人の大人から136人しか子供が生まれてこなくて、その次はさらに100人減少するということです。つまり、100人がほぼ親子三代と考えれば、自分の孫の代で大体半減してしまうという数字を突きつけられているわけです。美幌町においては、いやいや半減どころではないぞ、昨年は100人を切っている、80人台だ、90人台だ、そういう言葉が飛び交うわけでありますから、残念ながら合計特殊出生率の上を行ってしまっているということも現実としてあるわけです。町長は、このことを踏まえて重点施策の中でいろいろな取組をされていて、昨日も各議員の皆さんが、次代につなげるまちづくり、安心して子育てできる支援の強化ということを訴えておりました。改めて、重点施策、特に子育てできる支援の強化が大きく5項目ありますが、町長の中では、この五つの達成度といいますか、成功度合いをどのように考えておられるでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
国勢調査が終わるたびに、それと毎月の住民基本台帳の動きをかなり気にしております。今回、答弁の中で、戦略の推計と大体同じと言いました。でも、推計と同じというのは、実は悲しい結果であります。推計値であれば、イメージ的には、傾斜を平準化すると1万8,251人ぐらいになるのです。目標値でいけば、まだ終わっていませんけれども、令和3年度では1万8,800人ちょっとぐらいになります。今、予定されるのは、住民基本台帳でいけば1万8,500人前後で、多分、最後の3月まで200人ぐらい毎回どんと落ちているので、1万8,300人と考えれば、本当に推計値と合っているのです。そういう意味からいけば、このことはきちんと受け止めなければいけないと思っています。ただ、国勢調査においては1万8,700人ですから、当時から見れば、実際にはそれよりも上回っているという部分では安心しているところがあります。先ほどの出生率も含めて、さすがに私もこの何年かは焦っております。こんなに早く100人を切るという思いはあまりありませんでした。ですから、今回、教育委員会としてもかなり力を入れてやってほしいというのは、これからの保育所とか、特に学校がどういう形がいいかということを考えると。言うならば、一貫教育をきちんと打ち出した中で、数も含めて、いろいろなことに対して早急に答えを出さなければいけないという認識を持っています。それは、現状の認識としていろいろ指示を出している部分です。では、今度は個々に何をどうしていくかということでは、経済新聞の中で、毎年の住民基本台帳の30歳から40歳までの年間の移動はどうなのかという話になったときに、美幌は毎年横ばいできていて、1年前というのはプラスだったのですが、今年はマイナスになったのです。この辺で伸びているのは訓子府町、置戸町で、北見市がやっとプラスになったという話です。そういう状況を見ていると、やはり、これからもう少し重点的に的を絞って施策をしていかなければいけないのかということと、今回、いろいろやり取りをした中で、ターゲットのことで質問をされましたが、認識も新たにしなければいけない。同じ子育てでも、子育てをしている対象者なのか、子供たちなのか、この辺の認識は私もいろいろ改めたところがある。そういう意味では、私は、やはり、子育ての部分と教育、これから将来に向けた子供たちをしっかり育てるところをしっかりやるような施策をすべきだと考えております。
再質問 9番 稲垣淳一
まさしく、今の町長のターゲットという言葉は、子供本人のことなのか、また、その子供を育てていく親のことなのか、本当に重要な選択といいますか、もちろん両方が整って子育て支援になると思いますので、そこは本当に難しい中のかじ取りだなと実感いたしますが、我々としては取り組んで進んでいかなければならない大切な問題であります。そういうことを考えていくと、結局、家庭を持つ、子供をつくる、育てる、その前に結婚という話も出てきますね。農業施策の中でも、婚活ということが食の産業を守る観点からも大変大切なこととしてよく取り上げられます。その点、私が身を置く商業界も、後継者問題を含めて、跡取りといいますか、まず亭主が独身というのが大変多いという現実があるわけで、私個人としても、その辺の対策をどう考えていったらいいのかと思っています。先だって、うちに出入りしているある女性の営業マンと話をしたときに、私は本業を持っていて、それで各職場を行き来するのだけれども、お客さんとしてもターゲットが独身の男性、女性も割と多いので、私のおせっかいがそうさせるという前置きで、仕事の話をしていると、その仕事もいいけれども、誰かいい人を紹介してくださいよということをよく相談されるそうです。そこで、彼女のおせっかいぐせがいい意味で功を奏して、今、2組ぐらいマッチングされました。残念ながら、その女性は美幌から出ていくような話もしているので、そこは寂しいところですが、大きなくくりでいけば、その2人の幸せを願うのであれば致し方ない、その先に2人の新しい未来が待っていると思えば、それも我々世代としては応援する以外の何ものでもないわけです。いろいろな調べがあるのですが、婚活も、先ほど上杉議員の話に給与の話が出ていました。移住してくるのに給与所得が守られるのかとかいろいろな話がありますが、やはり、生活基盤の上では、収入、仕事が大切になってまいります。そこで、結婚をして、子育てをして、豊かな家庭を築いて次にという考えを起こせる方は、あえてアンケートといいますか、資料を見れば、正規社員ということが多いようです。30代ぐらいの男性へのアンケートです。結婚に対して、相手を求めている、結婚の願望があるという方が45%以上いるということなのです。しかし、非正規で働いていらっしゃる30代の男性の多くを占める答えとしては、結婚は大事だけれども、まず自分がちゃんと生活できるのか、十分に養っていけるのか、そういう問題を考えたときに、自分はまだまだ結婚には踏み切れないのだ、そういう声が48%ほどを占めていまして、それも大きな話です。正規雇用の方にしても、もちろん、いろいろな生活の不安は拭えない現状ですから、丸々諸手を挙げてという話ではないのでしょうけれども、正規社員と非正規の方との考え方の差が、現在、大きな問題となっているのだろうと思います。昔は、それなりに給与があって、会社が男性社員を守って、御婦人が家庭を守られる、それも含めて給与をいただいて家庭が築けていたという時代は、それこそ私は昭和34年生まれですが、私が生まれた頃、昭和30年代、40年代の話だと思います。今は、男性も女性も一生懸命働いて、その中で子育てとか豊かな家庭をつくるというのがある意味で普通の感覚なのかと思います。しかしながら、普通の感覚がなし得ないからこそ、今、こういう状況に陥っているのだということを、改めて今回の一般質問の勉強を通じて思い知ったわけであります。今さら思ったのかという答えはなかなか厳しい話ですが、そこは町長も十二分に御理解していると思います。その答えの中で、移住策というものが町長の重点施策の中にありますが、例えば、移住策と子供を守っていくということにリンクするものは何かありますか。それとも、あくまでも人を増やす、関係人口を増やすという意味合いでの移住策と捉まえているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
移住策の中において、トータル的に考えなければ駄目なのかと思っています。やはり、人口が減ってきて、人口を減らさない、言うならば美幌に住んでいただく人をどうやって増やすかということと、それはそれで減っていくのであれば、関係人口という言葉がいいかどうか分かりませんけれども、美幌に関わってくれる人たちをどう増やしていくか。ですから、住まなくてもいいから、来てもらって何かお手伝いして帰るとか、そういう二面性を今は考えています。ですから、今回の答弁の中でお話しさせていただいたのは、まず、拠点施設、相談施設をつくって、美幌に関わる企業とか、そういう人たちがしっかりこっちに関わりを持てる環境をつくっていこうと。その人たちがこちらに来て自分が余暇を楽しむだけではなくて、もし何か地域にも関わっていただけるのであれば、それも一つの地域の担い手になるのではないかと思います。一方では、地元に住んでもらうということですね。そうなると、先ほど一番言われていた正規社員というか、仕事をどうしてあげられるかということを考えなければいけないし、昔で言う共稼ぎですね。要は、一緒に働いて子育てをするためにはどうしたらいいかということになると、この何日か、昨日も木村議員とのやり取りの中で考えさせられたのは、子供なのか、親なのかという個々の部分をきちんとひもといた中で、皆さんに問いかけ、そして決めて進んでいかなければいけないと思います。移住ということに対して全ての面でというか、例えば、教育も大事ですし、収入ある職業もそうですし、一番大事なのは、受け入れる人たちの気持ちだと思います。
再質問 9番 稲垣淳一
今、子育て支援に傾注して話をしておりますけれども、私としては、行政なのでここだけとかそこだけということはなかなか難しいのは重々承知しています。もちろん、橋も守っていかなければならないし、学校もちゃんと建て替えなければならないしとか、いろいろな問題が山積しているのは分かるのですが、要は、子供が生まれて、町を支えていく人間になるにしても、20年先なのです。そのことを繰り返していって、これから50年ぐらいは今の状態が続くのではないかという心配をするところであります。そういうことを考えると、やはり人は町の宝ですし、子供は町の宝でありますから、親、子供、あえてこの言葉を使いますけれども、子育て支援に町の資源をもっと注力すべきではないかと思いますし、そうしていかなければいけないのではないかと思うわけです。先ほどの婚活の話もありますけれども、あのときに言った思いとしては、稼げるまち、稼げる地域にしなければ人も定住していただけないというのは、皆さんも認識するところだと思います。昔の話で恐縮ですが、美幌のある保育園に行ったときに、先生とのいろいろな話の中で、先月までは何人いたけれども、今月は何人減ってしまったのだと。そんな急に年度途中で減るものかという話をしたら、結局、お父さん、お母さんが非正規とかパートで働いていらっしゃる、だから、ほかのまちでいい仕事があればすぐ移ってしまう、子供が固定してなかなかまちに住み着いていただけないということを、かなり前の話ですけれども、素朴な現場の声として聞いたことがありました。残念ながら、そういう状況がいまだに続いているのが美幌町で、美幌町に限る話ではもちろんありませんけれども、そういう状況に置かれているのだなということを思うと、どういう職環境、仕事の提供ができるのかということを一緒に考えていかなければいけないですし、そこは今後子育てをするにしても、町がいろいろな支援策を訴えてもなかなか響かないと思うところであります。仕事も含めた子育て支援策というのは本当に難しい問題だと思いますが、町長にお尋ねいたします。いろいろな施策を並べて実践しているところですが、この発想、考えは、町長一人で発信しているものなのか、どういうプロセスでこういう事業ができているのか、お尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
考え方は、私からこういうことはどうだろうかと投げかけるもの、それから、担当からこういうものはどうだろうかという両方だと思います。基本的には、担当の人たちが理解した中で積み上げていただかないと難しい流れがあります。ただ、それぞれ皆さんの発想を変えてほしいというお願いはしています。ですから、先ほどの子育てというところで、今、何に注力するかという話になったときに、例えば、ゼロ歳児保育を充実するという話でいけば、ある一方では、せめてゼロ歳から1歳ぐらいまでは、私は3歳ぐらいだと思うのですけれども、そこまで母親としてきちんと子供に関わってほしいという思いが強いのです。そうするためには、その間において、先ほど言ったように、共稼ぎというか、一緒に働かないと経済環境がなかなか難しいといったら、そこをフォローするのか、それとも、それはそれで現実を見て保育に力を入れるか。これは、皆さんと考えた中で、一方的にこうするという時代ではないと思っています。そういう意味では、皆さんと話す機会を多くした中で、全てはできないけれども、皆さんがこれとこれは絶対やりましょう、やってほしいというものをやりたいと思っております。
再質問 9番 稲垣淳一
やはり、職員の皆さんが自らいろいろな現場といいますか、保育園、幼稚園はもちろんですけれども、いろいろなところに出向いて、泣いて笑って楽しんでという状況を肌で感じていただいて、そこをきちんと施策に反映してもらう、そこが私としては望むところであります。ぜひ、日本一の子育て、子づくり、そういうまちは美幌町だと発信できるまちにしていくべく、我々も努力いたしますし、この辺は、行政がといいますか、私にしたら国が率先してその辺の対策を担っていただけないかと強く強く思う次第でありますが、そこに負けずに町長も、美幌町の資源に最大限注力していただきますようお願いして、次の質問に移ります。2番目であります。大正橋における安全安心な管理体制についてです。私も、自治会の交通安全部会を担っている関係で、いろいろな方と美幌町のこの場所は危ないよねとか、ここのところを直してほしいよね、危険だよねという話をよくさせていただきます。そんな中で、大正橋というのは、先ほども、北見市に行く方法といいますか、行き来しやすいということを考えた中で、やはり、この橋はかなり重要な場所を占めていることは誰しも思うところだと思います。安全安心に暮らせるまちという部分においては、皆さんが怖い思いをしてあの場所を通ることは私としても非常に心苦しい問題であります。車の大型化はもちろんですし、今はコロナ禍ですので観光バスが少ないですけれども、多分、コロナ禍から平常に戻りましたら、きっと観光バスがあの橋を往来するのだろうと思っています。私も、大きなバス、トラックが来たときには橋の反対側で待つこともあります。自分の身を守るということがありますので、それは致し方のないことですが、無論、大型車が通ってはいけないということにはもちろんなりませんし、物流も大切なお仕事ですから、そこは頑張っていただいているところですけれども、運転技術というのは人それぞれであります。決して私の運転がうまいとか何とかと言うわけではないですが、やはり、40年以上も運転していれば、先々を読んで動くことができますけれども、まだ免許を取りたてとか、車に不慣れなドライバーにおいては、何とかなるだろう、行けるだろうということで、ぐっと出てしまって、がちゃんというようなことが見受けられるわけであります。特に、美幌から行けば、あの橋の切れ目のところから右折してパークゴルフ場に行くとか、スケート場に行くとか、あそこも大変利用率の高い場所です。パークゴルフ場に行かれる方の大半は40代、50代以上の方となれば、時には運転がおぼつかない人もいらっしゃるかもしれません。そんなことを考えると、本当にあの橋を使う人たちは、例えば、運転技術のレベルが車から見えたらいいですね。走ってくる車はレベル1だから私は止まって待っていようかなとか、そんなことはまだまだ先の話かもしれませんけれども、早く自動運転化になって交通事故対策に一役買ってほしいなと思っていますが、現在はまだそうならない状況の中で、やはり、お互いが運転に気をつけて走らなければなりません。そういう思いの中で日々過ごしているわけですけれども、国道、道道並みの交通量になっている大正橋は、長寿命化のときに併せて道路の拡幅は考えられなかったのかというお尋ねであります。
答弁 建設課長 御田順司(建設課長は2022年3月まで)
ただいまの御質問でございますが、長寿命化計画の中では、補修ということを前提とした補助金の交付となっておりまして、いかに補修して長期間使えるようにするかということで事業を実施したところでありますので、よろしくお願いいたします。
再質問 9番 稲垣淳一
例えば、大正橋の架け替えは考えないのでしょうか。まさしく観光地の美幌町としては、バスが来てほしいですし、農産物を運ぶいろいろな物流のトラックが行き交うということを考えると、架け替えをして、幅広い、より使い勝手のいい橋にするというのは、町民と言わず、あの橋を通る人は皆さん、ここにいらっしゃる全ての皆さんが思っていることではないかと素朴に思うところです。橋の架け替えについて、ここに道道昇格の要望を継続していると載っておりますけれども、道道昇格の要望というのは、いつから何年間ぐらい、どういう内容を要望しているのか、単に道道にしてくれ、直してくれという話なのか、もう少し深い話をお聞かせいただけるのであればお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
今の橋の架け替えということですが、私も、架け替えられるのなら架け替えたいという思いは町長になる前からずっと持っております。ただ、橋を架けるのにどれだけのお金がかかるかということを想定すると、やはり想像を絶する金額なのです。ですから、今言ったように、皆さんが何十億円をかけてでも架け替えるべきだということであれば、それも選択肢かなと思っております。あそこは、もともと道道から振り替えて工事をしたということもあって、道道にしてほしいという要望については土谷町長時代からずっとやっています。ただ、今、担当と話しているのは、ただ道道に昇格してくださいということではもう駄目で、答弁書に書きましたけれども、あそこは、橋だけの問題ならいいのですが、線形とか、その間に仮橋を造らなければいけなかったり、それをどうするかというきちんとした考えを今のところは担当でもなかなか組み切れない状況です。今までは、道にやってほしいということを言えばいいのでしょうけれども、現実として、具体的にどうしたいという考えを言って道にお願いしないと駄目なのかなというのが今の率直な気持ちです。要は、線形や土地の状況を見たときに、単純に土地を買えばいいということで解決にはいかないところもあるのかなと私なりに考えております。
再質問 9番 稲垣淳一
町長のおっしゃることはよく分かるのですが、架け替えが必要だ、そうしないと町民またはそこを通行する皆さんの安全安心を守れないのだということに意を強くしていただきたいと思います。例えば、町民の皆さんが多額のお金をかけてもやらなければならないと思っているとか、町長の背中を押す何かがあればいいのかなと思うのですが、橋の架け替えは、簡単にぽんぽんと右から左にならないのは分かりますし、どういう夢や絵を描くのかということに悩まれているという話だと思います。例えば、お金のことを考えないでという言い方は非常に非現実的な話かもしれませんが、方法としては、考え方でいけば、今の橋よりも川下の美禽橋側に持っていくということはないと思うのです。ですから、いろいろな橋につながる道路の位置関係などを考えると、北見市から降りてきて道道122号にぶつかると思うのですが、そこにぶつかる前に大きな橋梁といいますか、高架で車が走っていますね。それを下りてきて道道にぶつかるのですけれども、そこを下ろさないで、そのまま道道を通り越して、堤防を越えて橋をつけると。要は、S字とか曲がる道路があるから事故も起きるとか走りにくいという考えが立つのであって、もっとシンプルな縦線、横線がすっきりとした図面を描くことができないのかという思いを持っています。そういう期成会とかいろいろな方法論があるのでしょうけれども、町の本気度をこれからも道や国にも突きつけていくという態度が求められるのではないかと思うのです。もちろん、それに対してまちはどれだけ本気度を持っているのだといういろいろなやり取りがあると思うのですが、そういうことも美幌町としては考えているのだ、やっていかなければならないと思っているのだという強い思いを持つことはできないのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、本気度を問われておりまして、本気度という言葉が適正でないかもしれませんが、やはり何とかしたいという思いはあるのですけれども、いろいろな線形を考えた場合に、例えば、今の山を全部崩さなければいけなかったり、橋を架け替える部分を考えると、そこにかかるお金を想像すると、ほかにというよりも、事故をなくすとか、いろいろなことを考えるのです。例えば、何十億円もかけるのだったら、後年度負担してそれを考えていくと、交通量を制御できないかとか、冬場に日陰があって滑るのであれば山を削れないかとか、そういうことをいろいろ考えているのですが、これといったものがないということです。線形からいけば、川下となると頭首工があって、あれを撤去してでも真っすぐにしたほうがいいとなるのか、それから、今、地域の農家の方はすごく面積が少ない中で、それを潰してまで全部変えるかとか、そういう今までの関係を考えたときに、正直、これというものがなかなか出せない状況です。ですから、本気でというよりも、本当に町民は望んでいるのだから思い切ったことをやれという形であれば、考えていかなければならないと思っています。私の任期の中でどこまでそれを考えられるかということもあるのですが、月並みですけれども、どのようにするかということをしっかり考えていきたいと思っています。
再質問 9番 稲垣淳一
悩み事がたくさんあるのは分かるのですが、何をどれだけ悩んでいるのかということを我々も分からないと一緒に悩めないといいますか、知恵が出せないといいますか、やはり、ハードルが高いから、お金がかかるからということで終わらせてしまうと、我々もずっと事故が多いよね、危ないよね、おじいちゃんパークへ行くのはやめなさいという話が出てしまうかもしれません。でも、おじいちゃん、30年後には橋を架け替えるからもっと頑張ってパークへ行きなさいというぐらいの夢を語れるような、そんな大正橋にしていただきたいと強く思うわけです。先ほども言いましたけれども、期成会をつくるとか、いろいろな方法論があると思うのです。ですから、町民の声を上げるための施策も考えていかなければならないのですが、並行してといいますか、それが基になっていくのだろうと思っています。こんなことを考えている、あんなことはできないか、どうなのだろうというキャッチボールができるものがあると、町民の愛着のある大正橋でありますから、より大正橋の未来を考えるということで検討を重ねていただきたいと思っております。それでは、3番目の質問に参ります。教員住宅の管理ということでいろいろとお答えいただいておりますが、令和元年に旭小学校の教頭住宅を改修されたということです。予算書を見た中では、今年は美幌小学校の教頭住宅にも着手する予定と読み解いております。昔、美幌中学校を美幌高校から譲り受けて教頭住宅が新築でどんと建っておりますけれども、住宅の改修というのは教頭住宅しかできないものなのですか。なぜ教頭住宅ばかりなのですか。
答弁 教育長 矢萩浩
なぜ教頭住宅かというのは、明確なものは持ち合わせてございませんけれども、今、内部改修をしている中では教頭住宅が多いのですが、現状としましては、校務整理のために教頭の業務が非常に多忙で、最終退勤者になることが多いのが現状であります。そのような中で、少しでも住環境を整えてあげたいという思いで教頭住宅を中心にやっているところでございます。
再質問 9番 稲垣淳一
教頭は、児童のことから、学校の中のことから、PTAとか地域のこととか、本当にいろいろな窓口を請け負っていただいて、本当に大変なポジションだなと、いつも感謝の思いで接しております。だからこそ、住環境を整えることで、疲れて帰ってきた家が寒くて、縮こまって、なかなか寝つけなくて、また朝も早いという困っている状況を改善する。私の勝手な思いかもしれませんし、教頭がそう言っているわけではありませんけれども、残念ながら、ここにも書いてありますが、そういう環境の不便さが仕事の意欲を削ぐことになってはいかぬ、本末転倒である。それであれば、校長、教頭といえども、今、皆さんは車を持っていますし、携帯電話を持っていますし、セキュリティーで何かあったらすぐに飛んで来られるわけです。ということを考えれば、仮に美幌小学校の校長、教頭が美園団地に住むということがあったとしても、大した時間ではありません。今の皆さんの車や携帯電話という状況を考えたときに、果たして、管理職の住宅がそこになければいけないのか、ここに明文化はしていないと書いていましたけれども、縛りつけるという言葉はもちろんよくないのは分かりますが、もっと自由に住まいを提供といいますか、考えてもいいのではないか。そうすることによって、町も公共施設の縮減を図るという計画も立てているわけです。もちろん、中には耐震とかいろいろな改修をして長寿命化をするものもありますけれども、学校の住宅であれば、そこまで求めなければならないのかというのは、いつも私は疑問に思っていたので、こういう質問をさせてもらったのです。改めて、教頭の仕事のことは分かりましたけれども、敷地から出ては駄目ですか。
答弁 教育長 矢萩浩
今、本町は、全管理職、校長、教頭とも管理者住宅に入っていただいていますけれども、その中の感想といいますと、非常に住みやすいという評価をいただいています。それは、まず、非常に学校と近接していますので通勤が楽だと。さらに、校長、教頭の中では、転勤を重ねる中で、地域の方々と密接な関係ができて非常にありがたいというお話もいただいています。教育委員会といたしましても、使えるうちは、適宜修繕をしながら維持していきたいと思っております。また、これは、将来にわたってということではなく、1回目にお答えいたしましたように、管内の動向も踏まえながら、学校の管理職住宅の在り方についても見直しをしなくてはいけない時期に来ているのかなという認識でありますので、御理解いただければと思います。
再質問 9番 稲垣淳一
使えるものは直して使う、それはもちろん大切なことですし、それは理解いたします。あとは、選択肢として、学校のそばにあって通勤も楽だしありがたいという方もいらっしゃるでしょうし、いやいや、うちの家庭環境はこうだからこういうマンション、アパートに住んでみたいという人もいるかもしれません。管理職から離れますけれども、教員住宅は結構空いているようにも伺いますし、大半が地方から車で通っているという話も聞いています。例えば、その中で、もちろん美幌町内に住む方がいらっしゃるのは理解するのですが、どういう方が町が提供している教員住宅に住んでいるか、分かるものが何かありますか。
答弁 教育長 矢萩浩
細部の数字については持ち合わせておりませんけれども、今現在、道費負担の教職員が約130人いまして、その130人のうち町内居住者は54人という状況にあります。54人のうち管理職が10人いますので、44人が教職員住宅ないしは民間の住宅に住んでいる状況にあります。教職員住宅は、今、一般教員が入っている住宅は美富にありますけれども、3LDKということで約20坪あります。単身の独身の教職員一人だと寂しいという感想もいただいています。したがって、美富の教職員住宅に入っている方は、世帯や家族連れの方が多い状況にあります。また、管理職住宅におきましても、当然、人事異動の中で、美幌町に自宅を持っている先生とか、先生によっては、家族構成が多い大家族の管理職がいることもあります。そういった場合は、何が何でも管理職住宅に入ってくれということは一切申しておりませんので、その辺は柔軟に相談に応じているという現況でありますので、御理解いただきたいと思います。
再質問 9番 稲垣淳一
でもね、直してここに住宅があるから来てよというのは、多分、それは明文化されなくても大体分かるところでありますので、別に、私は、それを100%否定するものでは決してないのですが、また今回も何百万円もお金をかけて使うのであればという思いですよ。やれ予算がないとか、お金がないとか、そこに住んだら寒いとか、もしかしたらそういう問題を抱えながら直して、年次ごとにやっていくというのは分かるのですけれども、そういう思いをするのだったらそういう考えは置いておいて、全部民間のアパートを借り上げるというぐらいの感覚で取り組まれたほうが、別に学校の先生ということに限らず、これは町の公営住宅、公共施設ということを考えていけば、そういうものも大事な考えではないかと思っている次第です。以上です。