美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月3日
種イモの確保対策について
2022年3月3日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「種イモの確保対策について」質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、農林政策課長 田中三智雄が答弁しました。
- 質問者
- 馬場博美 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、農林政策課長 田中三智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 馬場博美
私は、3点について一般質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず最初に、種イモの確保対策について。種イモ農家に対する支援についてでありますが、全国の生産量の8割を占めるジャガイモ産地の北海道ですけれども、種イモ不足が深刻化しております。具体的には、北海道の生産面積が令和2年度は4,500ヘクタールとなっており、この5年間で1割減少しています。また、美幌町におきましても、10年前に農家戸数17戸、93ヘクタールの耕作面積が、現在、農家戸数10戸で73ヘクタールと2割減少しています。このことは、後継者不足に加え、ジャガイモシストセンチュウやウイルス病などに対する農薬による消毒及び植物防疫法に基づく厳しい国の検査のため、病株の抜取り作業等の病害虫対策等に通常のイモより手間が2倍かかる作業で、それに対して、所得が1.5倍にしかならないことも背景にあります。また、昨年は、過去に例を見ない高温少雨に見舞われ、特に6月から7月の降水量が少なかった影響で、規格内収量は平年を下回る状況になっており、このままでは道産ジャガイモがつくれなくなると、農協関係者は危機感を募らせております。美幌町では町内農家の約160戸が種イモを利用していますが、畑作の輪作問題及び防疫検査のための病株の抜取り技術や人手不足等の問題があり、新規耕作者は難しい状況にあります。このようなことから、ここ2年間は種イモ不足から規格外のイモを種イモとして使用しなければならない状況であり、当面は現在の種イモ耕作面積を減らさないようしっかりと農家を守らなければならないと考えます。そのためにも、ジャガイモシストセンチュウやウイルス病などに対する農薬に一部補助している一般農作物原・採種圃設置事業の病害虫対策費等を見直し、現在の種イモ農家を守るべきと考えますが、町長の考え方を伺います。また、今後の将来的な種イモ確保対策についての考えを伺います。2点目であります。まちなか賑わいについて。まちなか賑わい施設整備についてでありますが、美幌町は、阿寒摩周国立公園に位置する景勝地、美幌峠を有しており、道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠は、道内の道の駅スタンプラリー2020、再度訪れたい部門で127か所中1位となっております。また、道東の空の玄関口、女満別空港から車で10分、4本の国道が町内を通り、自然環境、交通条件等、観光面においても非常に恵まれています。観光施設には、美幌峠レストハウスをはじめ、峠の湯びほろ、みどりの村森林公園、グリーンビレッジ美幌、物産館ぽっぽ屋などがあります。しかしながら、美幌町を訪れる観光客のほとんどが美幌峠を立ち寄る通過型であり、季節的にも夏季に集中し、冬季の来訪客が著しく少ない状況にあります。近年、見る観光から体験・体感する観光へ、団体から少人数グループの観光へと変化することも相まって、観光入り込み客数が伸び悩んでいる状況にあります。また、中心市街地は町を代表する顔として栄えてきましたが、近年では、モータリゼーションの進展、消費者のライフスタイルの変化等を背景に、中心市街地における居住人口の減少、空き店舗の増加をはじめとする商業機能の低下など、中心市街地の空洞化が深刻化しています。このようなことから、町内の市街地にビジネスホテルのような、ただ泊まるホテルではなく、美幌町やオホーツクの魅力を生かした滞在型シティホテルを誘致し、その上で、第2の道の駅やコミュニティー施設等を含めた複合施設のまちなか賑わい整備に、関係団体及び民間の協力を得て、早急に対応すべきと考えますが、町長の考え方を伺います。次に、3点目であります。社会教育施設環境の整備充実について。美幌町社会教育施設等長寿命化計画についてでありますが、令和4年3月に策定の美幌町社会教育施設等長寿命化計画は、社会教育施設の建築後30年以上を経過した施設が半数以上を占めることから、老朽化状況を的確に把握し、維持管理上の問題や課題を整理するとともに、中長期的な視点の下、トータルコストの縮減及び財政負担の平準化を図り、安全・安心な施設利用環境等を目的として、令和3年度から令和11年度までの9年間の計画期間で策定されています。この計画期間内におけるマナビティーセンター、図書館、博物館、トレーニングセンターを含め、13施設の具体的な改修等の計画について伺います。以上、3点、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
馬場議員の御質問に答弁いたします。なお、社会教育施設環境の整備充実につきましては、教育長から答弁させていただきます。初めに、種イモの確保対策について。種イモ農家に対する支援についてでありますが、農作物の安定生産と品質保持を図るためには優良種子の確保が重要であることから、種イモのほか、小麦と豆類の種子を対象に、JAびほろとともに、一般農作物原・採種圃設置事業により、原・採種圃を設置する生産者に対して、病害虫対策費と補助管理費の一部を補助しているところであります。補助の内容は、原種圃10アール当たり1,900円、採種圃10アール当たり750円となっており、令和3年度の実績では、バレイショに対する補助が農家10戸に対し、原種圃1,080アールで20万5,200円、採種圃6,410アールで48万750円となっております。その他、小麦に係る補助が、農家7戸に対し、採種圃3,710アールで27万8,250円、豆類に係る補助が、農家6戸に対し、採種圃1,534アールで11万5,050円となっております。議員の御指摘のとおり、圃場管理には病害虫対策が必要であり、植付け前の土壌診断、異常株や病株の発見のための常時巡回、防除など、手間がかかることは十分認識しております。バレイショの安定生産には種イモの確保が重要であり、現在の一般農作物原・採種圃設置事業は継続してまいります。また、事業実施主体のJAびほろとは、毎年、現状や翌年の作付見込み、補助内容について意見交換をしており、その中で、課題等を整理しながら対応してきているところであります。今後も、JAびほろなどの関係機関と十分に連携し、適切な圃場管理や労働負担軽減などについての現状分析や問題点の協議を行い、引き続き種イモ確保に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、まちなか賑わいについて。まちなか賑わいの施設整備についてですが、御質問の滞在型のシティホテルの誘致につきましては、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響やこれからの観光動向などを見極め、町内の関係団体とともに協議しながら、本町の立地条件や観光資源に適した宿泊施設の誘致に全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いいたします。また、複合施設のまちなか賑わい整備については、選択肢の一つであると考えておりますので、引き続き、情勢を見極めながら、本町にふさわしい取組を総合的に判断してまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
馬場議員の御質問にお答えいたします。このたび策定の美幌町社会教育施設等長寿命化計画では、施設の劣化状況調査結果に基づく改修等の優先順位として、施設の不具合箇所の早期修繕を図るとともに、社会的ニーズに対応した長寿命化改修を建築後40年目を目途に実施することを基本に検討することといたしました。この方針による施設の劣化状況を踏まえた今後5年間の具体的な改修・修繕計画としましては、まず、マナビティーセンターでは、陶芸窯の年次的な更新及び玄関スロープ屋根の雨漏り修繕を実施します。なお、玄関スロープ屋根修繕については、雪解けや強風時など、発生時期が限定的なため、原因を特定し、修繕方法を早期に検討してまいります。図書館につきましては、老朽化が進み、施設機能も不足しており、現在、新たな図書館整備に向けた検討を進めております。令和4年度に図書館整備基本計画を策定し、令和6年度までに建築基本設計及び実施設計の決定まで進めたい考えではありますが、具体的な着工時期及び完成時期については、町全体の公共施設の整備状況を勘案しながら検討してまいります。博物館では、劣化の激しい屋根及び外壁等の修繕を令和7年度までの計画で年次的に進めるとともに、冷暖房設備等の定期的な部品交換修繕等を予定しております。また、館内設備では、順次、非常照明や床誘導灯のLED化、トイレの洗浄便座化により、来館者の安全確保と利用環境の整備を進め、展示資料の盗難防止のため、防犯カメラ修繕を実施いたします。町民会館びほーるは、令和4年度にびほーる客席の非常用照明交換修繕を行うほか、予防的修繕として、屋上防水塗装修繕を令和5年度までの2か年で計画しております。建築後10年が経過し、舞台床の研磨やつりものワイヤーの交換修繕などが必要となりますので、計画的に進めてまいります。次に、体育施設について、トレーニングセンターは、耐震不足が指摘されているトレーニングルームの自立壁の耐震補強や旧ボイラー煙突の撤去等と併せて改修を計画しており、今後、改修内容の精査を行ってまいります。そのほかに、スポーツセンター電気設備の改修及び低濃度PCB含有の変圧器交換修繕、あさひ体育センター及びB&G海洋センターの照明LED化並びにあさひ体育センター煙突断熱材撤去工事などを計画しております。また、学校給食センターでは、経年劣化を見越した大型調理機械の年次的な更新を計画しております。以上の修繕・改修などを計画に基づき進めてまいりますが、計画外であっても、緊急性が高いと判断したものについては臨機応変に対応し、町民の皆様が安全・安心に施設を利用いただけるよう努めてまいります。以上、お答えいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 13番 馬場博美
それでは、順番に再質問をさせていただきたいと思います。最初に、種イモ農家に対する支援でありますけれども、私は、美幌町馬鈴薯採種組合長さんにお話を伺いました。その中で、現在、美幌町の種イモについては、福住・豊富地区の10戸の農家が全体でつくられているということで、約73ヘクタールを耕作しており、その中で、ジャガイモシストセンチュウやウイルス病などに対する農薬による消毒や植物防疫法に基づく病株の抜取り作業等の病害虫対策等に通常のイモより手間が2倍かかる作業から、人の確保ができなく、近年、種イモ農家をやめていく農家が増加していると話されていました。また、以前は共同作業でしていましたが、10戸の農家のうち、7戸の農家が個人で収穫しているとのことです。さらに、昨年は、過去に例を見ない高温少雨に見舞われ、降水量が本当に少なかった影響で、規格内の収量は平年を下回り、種イモ不足から規格外のイモで種イモを使用しなければならない状況ということも話されていました。美幌町では、町内の農家約160戸が種イモを利用していますが、先ほど申し上げましたとおり、畑作の輪作の問題、防疫検査のための病株の抜取り技術や人手不足等の問題があり、新規耕作者は難しい状況にあると思われます。このようなことから、当面、現在の種イモ耕作面積を減らさないようしっかりと農家を守らなければならないと私は考えます。そのためにも、ジャガイモシストセンチュウやウイルス病などに対する農薬に一部補助している一般農作物原・採種圃の設置事業のバレイショに対する補助単価を見直し、現在の種イモ農家を守るべきと考えます。御答弁で、一般農作物原・採種圃設置事業は継続するとのことですが、現在の原種圃のバレイショの10アール当たり1,900円、採種圃10アール当たり750円の算定根拠及び現在の補助単価はいつからなのか、お聞かせください。
答弁 農林政策課長 田中三智雄(農林政策課長は2022年3月まで)
ただいまの件でありますけれども、確認できる中では、10年以上は現在の原種圃でいくと10アール当たり1,900円、採種圃でいきますと10アール当たり750円の単価で来ていることを確認しております。この補助単価の具体的な算定につきましては、各かかる病原の部分の防除費用、あとは、労賃などの部分を全体的に見た中で計算しているということで、今、はっきりこういう計算でという数値は分かりません。御了解願えればと思います。
再質問 13番 馬場博美
10年以上は現在の単価でやっているということで、経費については、具体的なことについては分からないけれども、町単独ではなくて、農協も一部補助していると思うのですが、農協の割合はどんなふうになっていますか。分かれば教えていただきたいと思います。
答弁 農林政策課長 田中三智雄(農林政策課長は2022年3月まで)
今おっしゃられたとおり、JAからも補助をしているということで、同じように10アール当たり幾らという形で補助しているということになっております。具体的な数値については確認しておりませんので、御了解願えればと思います。
再質問 13番 馬場博美
状況については分かりました。私もJAの購買部から状況を聞いてきましたけれども、農協も出されているということです。そこで、先ほど田中課長からも御答弁がありましたけれども、種イモ農家にとって一番大切なのは、ジャガイモシストセンチュウやウイルス病など、やはり農薬の病害虫対策の負担がかなり大きく、原種圃及び採種圃の現在の補助単価では種イモ農家にとっては大変厳しい状況にあると私は思います。そこで、町長に伺います。10年以上続いているということで、要綱ができたのが平成2年4月1日で、それ以前はどうなのか分かりませんけれども、農薬の肥料代などが上がっている中で、やはり原種圃、採種圃に対する補助単価を見直し、アップをすべきと考えますが、町長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
今、御質問で、算出根拠ということでお聞きいただきましたけれども、その算出根拠が明確にあるとするならばというより、あるのであれば、それがその時代とともに変わるものを使っている、言うならば、単価を使っているということであれば、そのときそのとき、10年間、何も見直しをしていないということであります。10年間見直しというよりも、同じ単価ということでありますので、その根拠に基づいて再計算するとか、そういう作業は必要かなと思っております。
再質問 13番 馬場博美
ぜひ、算出根拠を具体的に調査した中で、今、町長から御答弁がありましたけれども、検討してみていただきたいと思います。そこで、答弁の中で、事業実施主体のJAびほろとは、毎年、現状や翌年の作付見込み、補助内容について意見交換をしており、その中で課題等を整理しながら対応してきているとのことですが、具体的にその意見交換の中で、課題等の整理についてどんなものがあって、具体的にどのように対応されたのか、お伺いいたします。
答弁 農林政策課長 田中三智雄(農林政策課長は2022年3月まで)
ただいまの件でありますけれども、例年9月下旬に意見交換をJAさんとさせていただいているのですが、やはり出てくるのは、馬場議員からも御指摘があるところで、播種時の手作業、あるいは、防除回数が食用に比べて多いとか、病株の抜取りの作業の負担があるとか、そういう作業負担があるということが課題、問題点ということで出てきております。ただ、それを実際にどのように解決できるかというところでは、例えば、機械の導入ということで、今はいろいろないい機械がでてきておりますので、この機械でどうにかできないかという話が出てきたりしているのですけれども、なかなか一朝一夕に解決できるものが出てきていないというのが現状になっております。
再質問 13番 馬場博美
今、田中課長が答弁された内容については分かりました。その中で、私が質問している補助単価の見直し等を含めて、そういう話は出なかったのかどうか、お伺いします。
答弁 農林政策課長 田中三智雄(農林政策課長は2022年3月まで)
補助単価の見直しについては、具体的なものは意見交換の中では出ておりません。当然、10年以上も金額が変わっておりませんので、そういう部分はJAさんも思っていると思いますけれども、それ以上に、今のところ、作業負担が大きいという話が課題として挙がっている状況になっております。
再質問 13番 馬場博美
先ほども申し上げましたけれども、採種組合の組合長のお話を聞くと、やはり人手の問題が非常に大きな課題になっていると話されていましたので、ここの部分だけではないと思うのですけれども、その対応についてはJAとしっかり協議しながらやっていただきたいと思います。今後の将来的な種イモ確保について御質問いたします。答弁で、JAびほろなどの関係機関と十分連携し、適切な圃場管理や労働負担軽減などについて、現状分析や問題点の協議を行い、引き続き種イモ確保に努めるとのことですが、私は、今後、将来的な種イモ確保については、美幌町だけの問題ではなくて、近隣町村を含めた広域的な取組も必要と考えますが、町として、今の種イモ確保対策についてどのように考えているのか、伺います。
答弁 町長 平野浩司
議員がおっしゃるとおり、種イモを確保するというのは大事なことでもありますし、私ども町長、副町長、教育長と農協の三役で定期的に協議している中において、種イモの確保についての話が出ておりますが、やはり種イモ農家戸数というよりも、面積をどうやって増やせるか、量をどう確保するかという問題です。広域的に考えることも大切だと思うのですけれども、やはり、シストセンチュウなどは、美幌の農家の方が努力していただいて、そういう中では何とか守られているのです。例えば、他とそういう話ができるかどうかについては、先ほど、議員が会長と組合長にいろいろ意見を聞いてきているという話ですから、組合の方とか農協を含めた中で、そのことも含めて協議したいと思います。一方的に、他のまちもとか、確保をどうするかという話はできるのでしょうけれども、何せ今、美幌の種イモを、農家に提供する量をどうやって維持するかということで皆さんは頭を悩ませていますし、私どもも、先ほど言ったように、今の問題点をいろいろ拾い出しています。そして、今、町としてできること、例えば、労働力を軽減するために機械を導入するとか、そういうことは今もやっていますし、病株をどう見つけるかという辺りも、またすごく大変だと思うのです。これを、今で言うICTなどの技術で、そういうものを見つけられるようなものが開発されるのかとか、そういうことは関係者の方とはしっかり話す必要があると思っております。
再質問 13番 馬場博美
先ほども申し上げましたとおり、このままの状況で行けば、美幌の種イモ農家さんが、美幌の160戸の農家の方が種イモを確保できないという状況になりますので、町長が言われたとおり、町長自らそういった認識をされる中で、やはりJAびほろとしっかり連携を取りながら、この対策についてはしっかり進めていただきたいと思います。次に、2点目のまちなか賑わい整備について、何点か御質問させていただきます。令和4年度の町政執行方針で町長は、体験型、滞留型及び滞在型観光の促進が長年の課題である。国道243号を基軸に、美幌の観光を観光産業として商品化し、通過型観光からの脱却を目指すとともに、宿泊施設の誘致に向け、積極的な取組を進めるとあります。私は、昨年の12月の定例会で、宿泊施設の誘致について一般質問しました。その中で、ホテル誘致の具体的な取組として、商工会議所、観光物産協会、まちづくり協議会に、JAびほろ、森林組合、自治会連合会、町内の企業等を加えた宿泊施設の誘致に向けた組織をつくり、オール美幌として取り組み、誘致活動をすべきではないかの質問に対し、町長から、今の段階ではそこまで考えていませんとの答弁をされましたが、ここで、これまで具体的な宿泊施設の誘致について、具体的にはどのように取り組まれているのか、公表できるものがあれば伺いたいと思います。お願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
全体で誘致する相手がここの業者とか、そういうふうにはっきりするのであれば、今言ったようにオール美幌で組織して何とか来ていただけないでしょうかということは可能なのかと思っています。ただ、相手方がどこという部分でいけば、なかなかこういう状況においては、そういう組織をつくったとしても、動きとしては逆に大変な部分があるので、私とすれば、御質問をいただいた時点においては、あえてそういう組織をつくる考えはないというふうに答弁したと思っております。今の状況の中で、正直言って、公表できるものはないというか、美幌に興味を持っていただいているところもあるのですが、実はここですとか、これは交渉事でありますので、言えない部分があります。ただ、もう来てもいいですよというところがあるかどうかに対しては、そういう業者については、今のところは表明をしていただけるようなところはまだないというのが今の実態です。
再質問 13番 馬場博美
町長、ちょっと分からないのですけれども、具体的に宿泊施設誘致に向けてどういう感じでアタックというか、それをやられているのか。例えば、町長自らが企業を見つけて、そういうことをやられているのか、それとも、役場全体で関係部局と関係機関と打合せをする中でそういうことをやられているのか、そこが見えないのですけれども、具体的にどこの業者とは言わなくても、取り組む姿勢で、私はオール美幌と言ったのですが、町長として、現在どういうふうに取り組まれているのか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
どういう形で進めているかということでございますけれども、今、私に関わっている方、例えば会議所の方々であれば会議所の皆さんに、こういう思いでいますので、情報があればと私に関わる方には皆さんに言って歩いております。ですから、自分が札幌に出ることがあれば、札幌で会った方々にこういう思いがありますとか、可能性として、少しでも早く美幌町ではそういう宿泊施設が欲しいのだということを自分が接する皆さんには伝えております。その思いとしては、一日も早くということで、何か情報があれば教えていただきたいというお願いをしているというのが今の私がやっている手法であります。
再質問 13番 馬場博美
町長の意気込みは分かりました。一日も早く宿泊施設が誘致できればなと私も思っているところであります。次の質問に移りますけれども、近年では、モータリゼーションの進展、消費者のライフスタイルの変化等の背景に、中心市街地における居住人口が減少し、空き店舗の増加などをはじめとする商業機能の低下など、中心市街地の空洞化が深刻化しています。具体的には、総務省の経済センサス基礎調査によりますと、美幌町の事業者総数は、昭和56年に1,250あった事業所が、令和元年には874事業所と、40年間で30%減少しています。このような状況で、町長は、令和4年度の町政執行方針において、地元企業の育成と本町の優位性を生かした企業誘致活動を推進し、雇用の安定と創出に努めるとあり、取り組まれることや昨年の9月定例会において、宿泊施設に関して、上杉議員の一般質問で、宿泊施設誘致条例の制定について質問がありました。このようなことから、まちなか賑わい施設整備のため、私の一つの提案として、新たに宿泊施設の誘致条例をつくるのではなくて、現在ある美幌町の中小企業振興条例に、宿泊施設を含めた町内外からの企業誘致に対する補助金を追加するなどをして、中小企業振興条例の補助制度を見直すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。なお、町長は御存じだと思いますけれども、そのようなことは隣の大空町もやられている状況にありますので、町長の考え方をお伺いします。
答弁 町長 平野浩司
先に宿泊施設を誘致するための条例の制定、要は既存の条例に付け加えてというお話からさせていただきますと、基本的には、上杉議員のときにもお話しさせていただきましたけれども、既存の条例にそれを加えた条例改正をするという考えはまだ持っておりません。考え方としては、やはり別につくるほうがいいのかなという気持ちは今も変わっておりません。また、それをつくる時期ですけれども、もう少し相手方が見えてきている状態で考えさせていただきたいと思うのです。今、馬場議員が言ったように、また上杉議員からも指摘があったように、現在の条例を直してつくることで、A業者、B業者とたくさん来るとは思ってはいないのですけれども、今、町が意図するというか、私が皆様に言っているのは、単純にビジネスホテルというよりも、シティホテルという言葉がいいかどうかは別としても、今回言っていただいているようなホテルを私も希望しております。ただ、そのときには、当然、皆さんと相談して、何らかの町の支援も考えなければいけないという場合に、取りあえず支援の内容を示して、誰でもいいから来てくださいということまでは考えていないというのが正直な気持ちです。ですから、ある意味では、その辺の見通しを早く立てた中で、今、他でつくっているような形式といいますか、流れは同じのものなので、そういう形ができたときに、タイミングを見て、やっぱり皆さんといろいろ相談する必要性があるのかなと思っています。ですから、既存の条例を直してという部分では、今でも考えていないのが状況であります。まちなかの部分において、やはり賑わいというよりも、賑わいとは何なのだという論議もあるのですけれども、今の形の中でいけば、集客というか、他から人が来てもらうようなことをターゲットと考える部分の考え方のほうが分かりやすいかなと。そういう意味では、馬場議員が言っているような何か核となるようなもの、ホテル、それから、そういう人を集客するようなものを複合的にという考えはずっと持ってはいたのですが、つい最近、それをやるとするならば、全部民間がやってくれるのなら早いかもしれませんけれども、行政が関わってというなら時間がかかるので、今は内部でも話して、来てくれる宿泊施設があるのであれば、それをまずはウエルカムで受け入れる体制と、あと、町の思いをどこまで伝えられるかという作業をやりましょうという話をさせていただいております。
再質問 13番 馬場博美
宿泊施設の誘致について、町長は、中小企業振興条例を改正するのではなくて、別に考えたいということは分かりました。しかし、私が言いたかったのは、宿泊施設もあるのですけれども、宿泊施設以外の、例えば町外から来たときに、既存の中小振興条例では対応できない部分があると思います。そういった部分を含めて、先ほど、事業者総数が40年間で30%減少しているという中で、宿泊施設等を含めたという言い方はしました。ちょっと説明が悪かったのですが、全般的な、私も当時担当しましたけれども、当時からの課題でありました中小企業振興条例の見直しの時期には来ているのではないかと思いますので、再度、町長の考え方を伺います。
答弁 町長 平野浩司
大変失礼しました。ホテルを誘致するという形において、今の条例を直してという意味では、そこまでは考えていないです。ただ、今おっしゃったように、今の条例の中でいけば、業種が偏ったり、これから来ようとしている、実際に進みつつある業種でいけば、例えば、運送業とか、倉庫業とか、近隣できちんと誘致する物件が幅広くなってきています。そういう意味では、その条例を根本的に、当時つくったときに、今となって、これはどういう経過でつくられたのかというのが分からないものがあるので、早期に見直して、皆さんに相談しながら、今の時代に即した支援ができるような体制づくりの条例に直すように担当に指示は出しております。これはしっかり直したい、見直して改正していきたいと考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。
再質問 13番 馬場博美
町長の思いは分かりました。次に、昨年12月定例会で私がした宿泊施設誘致の複合施設の質問の中で、町長は道の駅の話をされました。道の駅のことについて、最初の質問でも言いましたけれども、ぐるっとパノラマ美幌峠は、道内の道の駅スタンプラリー2019年度で、景色がきれいな駅6年連続1位となりました。また、美幌峠レストハウスは、改修工事をして、今春にもリニューアルオープンがされ、ぐるっとパノラマ美幌峠の魅力化につながると期待されています。このようなことから、先ほど町長は複合施設と言いましたけれども、昨日の戸澤議員の一般質問にもありました美幌町の市街地に第2の道の駅について、町長の考え方を伺います。
答弁 町長 平野浩司
第2の道の駅になるかどうかは別として、集客をする、人がそこに集まってくれる施設を何かつくる必要があるとは強く思っています。私が町長になってからつい最近まで皆さんにお話をしていたのは、複合化、民間が来てくれないのであれば、町がそういう施設をつくって、その上にホテルを誘致して載せるとか、そういうことも考えておりました。先ほどの繰り返しになりますけれども、ホテルについては、一日でも早く欲しいということで、これはこれで可能であれば、別個にきちんと来ていただくような努力をしていきたいのです。ある意味では、町の賑わいというか、私の言う賑わいというのは、皆さんが出て歩いて、まち並みが賑わっていくという一つのやり方があるのです。商店街を充実させてということですが、それは今はなかなか難しいと考えています。そうなると、集客できる何かの施設をつくって、その施設に人が来る、それはターゲットを決めなければいけないのですけれども、来る人によって周りの商店が潤うというやり方です。昔、郊外に大店舗が来たときに、そういうやり方を商店の方々は非常に反対した経過があります。ただ、今となれば、そういう方式を取らない限り、個々のお店がという点では難しいと考えておりますので、もしそれが可能であれば、町が関わる中でということはこれからいろいろな制度を早急に調べて、今、予定しているものをもう少し詰めた中で、そういうものができるかできないかの判断をしていきたいと思っております。
再質問 13番 馬場博美
この質問で最後になりますけれども、再度、町長にお伺いしたいと思います。繰り返しになると思いますけれども、私は、昨年12月の定例会で、宿泊施設の誘致に関する一般質問をして、町長は、人が集まるものを複合として、町の施設として建てられるか、また、1階を複合的につくって、上に畳んで積むことで建築コストも下がりますと答弁されております。また、今回の答弁で、複合施設のまちなか賑わい整備について、選択肢の一つであるとも答弁されております。この中で、先ほど、町長自らいろいろな部分でホテル誘致をしていますが、第2の道の駅やコミュニティー施設、あるいは、図書館等の公共施設を含めた複合的なまちなか賑わい整備に、関係団体、やはり民間の力の協力を得ながら今も取り組んでいると思いますけれども、一日も早く実現するよう対応すべきと考えますが、再度、町長の考え方を伺います。
答弁 町長 平野浩司
前に馬場議員に答弁した複合の在り方において、言うならば建物の上にホテル等を誘致するという考えは、今は持っておりません。ですから、当時言ったことの考え方は訂正させていただきたい、方針の変更をさせていただきたいと思います。その理由としては、宿泊施設を一日でも早く欲しいということです。ですから、ホテルはホテルで来てもらう努力をする反面、先ほど言った賑わいという人が集まってくれる施設については、複合的な考え方で、何か一つぽつんと建てるよりも、民間の力も借りたり、これから町がいろいろ考えている施設と組み合わせて何かできないかという意味での複合ということに対しては、その考えは今も変わっておりませんので、そういうふうに捉えていただきたいと思います。
再質問 13番 馬場博美
ぜひ、町長の思いが一日でも早く実現するよう私としても応援していきたいと思っております。最後に、3点目です。美幌町社会教育施設等長寿命化計画について、御答弁で分かりました。そこで、1点だけ、図書館について、令和4年に図書館整備基本計画を策定しということで御答弁をいただきました。町政執行方針でも近く基本構想がまとまる予定で、新年度、基本計画の策定を進めるとのことですが、令和4年度の当初予算に図書館整備基本計画の予算計上がないのですが、具体的にどのように対応されるのか、伺います。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまのお尋ねでございますが、現在、基本構想を12人の図書館整備検討委員会の委員の御意見をいただきながら策定しているところでございます。令和4年度の基本計画についても、基本的に整備検討委員会の委員と意見を交えながら策定を考えているところでございますので、よろしくお願いします。
再質問 13番 馬場博美
検討委員会の中でつくられることについては理解しました。最後に、教育長、長寿命化計画を見ました。その中で、実施計画と今回答弁をいただいた内容と若干違っているところがあるように思います。このようなことから、社会教育施設等長寿命化計画の実施計画においては、5年間というのがありますけれども、毎年施設の点検をして見直しすべきと考えますが、教育長の考え方を伺います。
答弁 教育長 矢萩浩
議員がおっしゃるように、常に皆で現場の点検等を行った中で、この長寿命化計画についても、適宜、進行管理していって、必要があれば見直しをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 13番 馬場博美
私の質問はこれで終わります。