美幌町議会 令和3年第7回定例会 2021年9月14日
人口減少対策について
2021年9月14日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「人口減少対策について」質問し、町長 平野浩司が答弁しました。
- 質問者
- 木村利昭 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 木村利昭
それでは、私からは人口減少対策について質問をさせていただきたいと思います。働き手・子育て世代が輝くまちづくりについて。美幌町の人口は昭和60年をピークに減少傾向に転じ、当時最大でおよそ2万7,000人いた人口は現在ではおよそ1万8,000人まで減少しております。その人口減少の中で1番の問題は、少子高齢化であります。美幌町の高齢化率、老齢人口割合はおよそ36%(令和2年3月現在)と決して低くなく、人口総数の減少と比例するように生産年齢人口も減少していき、第2期美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略記載のデータによると、令和22年には生産年齢人口と老齢人口がほぼ同数になると示されているところです。美幌町は、一次産業を筆頭に様々な業種の企業が多数存在しています。それにより町内での雇用も生まれることで、経済基盤や生活基盤も整い、美幌町の魅力でもある暮らしやすいまちが形成されていると思っております。しかし、生産年齢人口でもある就労人口が減少することで担い手不足が生じ、その結果、企業も減少、生活基盤を支える小売店や飲食店等にも影響することが考えられます。そうなることで美幌町の魅力、暮らしやすさも崩れてしまいかねません。つまり、生産年齢人口でもあり、子供を産み育てる世代、働き手・子育て世代の減少を抑制する施策は美幌町にとって急務であると考えます。そこで、移住定住施策の美幌町における重要度について、そして、今後も働き手・子育て世代が元気で輝くための施策について、町長の考えをお尋ねします。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
木村議員の御質問に答弁いたします。人口減少対策についてですが、少子高齢化に伴う人口減少は、日本全体の課題であり、本町においても、昭和60年国勢調査の2万6,686人をピークに人口は減少を続けており、人口減少によって、税収減に伴う財政への影響、労働力不足による地域産業への影響、コミュニティー機能の低下による町民生活への影響などが懸念されています。本町では、地方創生及び人口減少対策として、早期に、かつ長期的な視点で施策を実施する必要があることから、平成27年度に美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、その後、令和2年3月に新たな5年間の計画である第2期美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定して、総合的な施策を展開しております。特に、転出超過が顕著な20歳代から40歳代の子育て世代を対象とした施策に重点を置いて取り組んでおり、御質問のありました移住定住施策の美幌町における重要度につきましては、子育て世代を増やすための重要な施策だと考えております。さらに、総合戦略は、就業の場の確保、結婚、出産、子育ての環境づくり、暮らし続けることのできる生活環境の確保を基本目標としており、美幌町の未来に向けて、活力を高め、次代につなげるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。御質問の今後も働き手・子育て世代が元気で輝くための施策につきましては、子育て世代に重点を置いたこの総合戦略に掲載した施策を着実に実施し、目標を達成していくことにより、働き手・子育て世代の減少を抑制できるものと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 木村利昭
ただいま、町長から御答弁いただきました。移住定住も重要であるとの御答弁でございましたが、移住定住において、やはり仕事はとても大切になってきます。その中で、このまち・ひと・しごと創生総合戦略の施策と基本目標を拝見いたしましたが、正直、どういった移住者を迎え入れていきたいのかというターゲットが余り見えていない感じがしました。例えば、起業する人に美幌町に来てほしいと望むのか、それとも、就業人口として、美幌町にある企業に雇用される側、サラリーマンとして美幌町の雇用を担う方を求めているのか、そういった方向性がぼやけているような気がしました。そのあたりはどのように考えていらっしゃいますか。
答弁 町長 平野浩司
ただいまの移住定住については、仕事が重点で、その中でどういう方々に来ていただきたいか、定住してほしいかという部分が見えないという御質問をいただきました。今回の第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の中において、移住の促進という項目を挙げておりまして、一つは、農業の町でありますので新規就農者に来ていただくということは従来からしっかりとやっていますし、今後もしっかりやらなければいけないと思っております。また、起業家支援ということで、美幌町に来て新たなことをやっていただける方々についても、政策的にはぜひ応援したいという思いもあります。今回、移住定住に関してホームページをリニューアルして、今までも一般質問等において、やはり目的を持って、介護とか、保育士とか、町として不足している人材を意識して求めるべきだろうという御指摘もいただいて、それについてもしっかりやっていきたいという思いでありますので、今回の計画においては、御指摘のとおりどういう方々にというのが見えづらい部分も感じておりますので、その辺は今後どういう方々に美幌に来てほしいということがわかるように進めてまいりたいと思っております。
質問 5番 木村利昭
今の町長からの御答弁は、前向きに御検討いただけるというふうに受け止めたいと思います。その上で、新規就農者は今後の農業において大事になってくる部分でありますし、美幌町として足りない部分を埋めてもらうということでの新規事業者、そういった方を応援したいという町長の考えはわかりました。ただ、美幌町の若年層の流出を防ぐ、または移住定住を促すということを考えると、新規の就農と新規の事業者をというだけでは幅が狭くなってしまうのではないか。それを促すことが本当に移住定住につながるのか、それだけで解決できるのかというところで私も考えております。やはり美幌町の住みやすさ、暮らしやすさをこれからも維持していこうとすると、今、美幌町で頑張っている企業の雇用をあっせんする。もちろん、自助努力で企業側もやっていかなければならないと思うのですが、今はそういうことを言っていられない時期に来ているのだろうと。令和22年で老齢人口と就業人口が同数になる。これは本当に危機だと思っております。まだ20年近くあると言えば、まだまだあるのだと思いますが、逆にまだ20年近くあるからこそ、今から対策しなければならないと私は考えます。若年層の雇用創出と、まち・ひと・しごと創生総合戦略でも基本目標4の部分に書いてありますが、幅広く美幌町内の企業の魅力向上、それと雇用のあっせん、企業側の雇用の受入れ体制を整えるためのあっせんとか、そういった取組も必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
移住定住で美幌町に来られる方のパターンとして、どういう形がいいのかというのはよく考えております。今、木村議員がおっしゃったように、基本としては、御指摘いただいた暮らしやすさとか魅力は大事なことであって、そういう町として美幌町に自ら来られる人たちには新規就農とか、起業したいというパターンと、もう1点おっしゃっていただいた、きちんと企業が成り立っていて、受け皿がしっかりあるところに入ってくるという、大きくは二つあると思います。どっちがどっちという話は難しいですけれど、やはり両面を兼ね備えられれば1番いいとは思っております。今の受け皿の部分で、商工会議所とお話をしている中では、地元の商店でいけば、例えば、今後、町にとって大事な商業者の入れ替わりができるような人が来るとか、会社においてはこういう人材が不足しているから来てくれませんかというものがあると思いますし、農業でいけば、農業に関わってくれる方が少ない中で、日本人だけではなくて、他の国からも来ていただくというパターンがあるので、その辺の整理というか、体系をしっかりまとめていく必要があるということで、重要なことをきちんとスタッフと整理していく必要があるという認識ではおります。
質問 5番 木村利昭
これから迎える人口減少の時代は、今まで誰も経験したことのない時代ですので、手探りでニーズを調査しながらやっていくことが求められてくると思いますので、町長の苦悩も理解したいと思います。ただ、美幌町の魅力、住みやすさを形成しているものということでいけば、同規模の自治体から見ても美幌町は企業が元気で、経済活動も元気というのは魅力かと思います。住みながら仕事も美幌町にあるという、これが魅力なのかなと思っておりますので、ぜひその魅力をもう一度町としても再確認して、美幌町と民間企業、そして商工会議所が一体となって、魅力をもっと高めて発信していくチームとしてやっていくことが必要だと思います。今はコロナ禍でなかなか難しい状況ですが、コロナ禍だからこそ地方のアドバンテージが生かせるところもあると思っております。都心部の方々から聞くと、かなり息苦しい生活を強いられていて、それがいつまで続くのか、通勤ラッシュだとかで本当に考えさせられるという話を、都会で仕事をされていたり、都会に住んでいる方からお話を伺いました。そういった中で、美幌町の魅力は何なのかと考えたときに、今はコロナ禍の中で、外から人を迎え入れるのは難しい時期だとは思うのですが、こういったときだからこそしっかり感染対策をして、町として移住定住、そういった体験をしたいという方を迎え入れる取組も必要だと思います。例えば、来てもらう前にしっかり体調管理をして、検査をしてもらって、来てからは一定の期間、外との接触を控えるとか、そういった対策をすれば、今こういう時期なので、理解されない方は少ないと思います。なので、理解をしてもらいながら、地方への移住を目指す方の受入れを取組として行うべきだと私は思います。今年度、移住体験住宅を3棟、町でも助成して整えました。ただ、こういった現状の中で生かし切れていないという話も聞いていますので、町としてリーダーシップを取って、しっかり対策をして取組を行うべきかと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今回、国がまち・ひと・しごと創生基本方針2021をつくったあとに、それに関して情報発信というか、学者の方がいろいろな話をした文章を読ませていただいております。その中で、今、木村議員がおっしゃった地方への流れは出てくるだろうというのは皆さんが認める話で、その中で、何が鍵になるかという話をしたときに、魅力の前に、教育とか医療とか子育てという、地域のインフラ整備がきちんとできていること、皆さんできているはずなので、そこに美幌らしさ、美幌ではこの部分は特出してやっていますと。それが、今おっしゃった地域の魅力づくりなのかなと思っております。コロナ禍だから何もできないという考えは、私も思うほうではありません。今回、非常事態宣言期間中でありますけれども、私どものスタッフと話した中においては、ウィズコロナを意識しないと、何かあればすぐに公共施設を閉めるということではなくて、ウィズコロナを意識して、どういう形であれば皆さんに使っていただけるのか。ふだんの使用よりは制約が出るけれども閉めるよりはいいという、その例として、移住定住の一つの手法として木村議員がおっしゃったことかと思っております。ですから、ふだん周りと関わりのない部分の中においてはある程度安全というか、私はよくステイウィズコミュニティーとうちのスタッフに言うのですが、安全なコミュニティーはいいけれども、そこに新たな人が加わるとか、コミュニティーにいた人が外に出て行くときに、そこでどう気を使えるか。東京から来られるというのであれば、きちんと検査をしているとか、それから、その方については、前後で健康管理とか、何日間様子を見るとか、そういうことをして関わってもらうということがきちんとできれば、以前のように全部とは言いませんけれど、ある程度できるのかなと思っております。その辺のお互いの配慮がきちんと約束できる社会、地域をつくっていただければ、お子さんが東京から帰って来てもいいですけれども、感染の確率が高いというのであれば、家庭内でもマスクをするとか、体温を測って様子を見るとか、そういうことをきちんとできれば広がっていくことを最少限に止めることもできるし、その中で、いろんなことが可能になってくるとは思っております。
質問 5番 木村利昭
確かに新型コロナは危険ですし、気を緩めてはいけないと思うのですが、しっかり対策をしながら、ウィズコロナでいろんな取組を打っていくことは、特に地方においては、全国一律の状況ではありませんので、先ほど町長がおっしゃったように、美幌町の魅力でもあるインフラが整っている部分だとか、そういったところを訴えながら、そこをアドバンテージと捉えて、町としてそういった人材を求めているというところで強く発信していければ、少し活路が見出せるのではないかと思います。続いて、この第2期美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略の中の基本目標2で、美幌らしさを生かして人を呼び込み、呼び戻すという記載があります。その施策には、美幌らしさや特色を放つ施策と書いてあると思うのですが、現状は美幌町のアドバンテージが生かし切れていないのではないか、美幌町らしさが足りないのではないかと思うのです。町長公約で、チャレンジブースのお話もありましたが、今後こういったところの考え方は、町長はどういうふうにお考えでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、御質問をいただいて、強く発信していくべきだと言っていただきました。今までの一般質問でもいろいろ出ていますけれども、情報を発信していく、これは弱いと私が言ってはいけないでしょうけれども、認めざるを得ないと思っております。いろいろな政策を今までやってきた中において、やはり地元の方が知らなかったり、ましてや外の方が知り得る機会がないのではないか。その辺ではホームページを作り直したりしているのですけれど、まだまだこの辺の発信力をしっかりしなければいけないと思っております。今回の基本目標の中で、美幌らしさを生かして、やはり一つの戦略を立てるときに、言葉としては興味を持ってもらえるような表現をできるのですけれども、らしさとは何か。それがどういうふうにという部分の組み立ては考えなければいけないのかなと。そのらしさをどうしていく、どう強調する、施策的にはこういう具体的なものをやるという部分でいけば、うちの整理の中においては、具体的にチャレンジブースとか、そういう意味ではいいですけれども、らしさとチャレンジブースをどうイメージできるかという部分で言ったら、御指摘されればそれをきちんと伝えるようなことが弱い。今後、そういうことを計画としてつくったものを具体的にこういうことに対して、こういうふうにということをしっかり整理していく必要がある。こうですよとはなかなか言えなくて、こういうことはしていかなければいけないということばかりで申し訳ないです。ただ、思いとすれば、木村議員が私に伝えようとしているように、町を前向きに何とかよくしていきたいという気持ちは同じだとは考えております。
質問 5番 木村利昭
先ほどからお話ししている、美幌町らしさの魅力は、美幌町は一次産業がしっかりしていて、その上に様々な産業が成り立っている。ほかの町と比較するわけではないですが、美幌町のいいところは、その中でいろんな業種の企業が成り立っているところだと思っています。その上で、空港が近かったり、ふだんの生活に必要な買い物をする店だったり、食事の部分も飲食店の数も豊富でございます。こういった暮らしやすさというのが魅力なのかなと思います。その暮らしやすさの根底には、やはり仕事がある、経済が回っているということがあるだろうと思います。今回、移住定住の促進で特設サイトを設置されましたが、その中で移住されてきた方のインタビューだったり、どういう生活をされているのかが見えるようなページがありました。そういったものを見える化するのは本当によいことだと思います。美幌町の暮らしやすさ、魅力を発信するのは、実際に美幌町に移住して来た方だけでなくていいと思うのです。もともと在住の方でもいいと思うのですけれども、平日は仕事を一生懸命やって、家族との団らんを持って、休日にはこんな楽しいことをして生活しているとか、そういった人たちにもっとスポットライトを当てて発信していく。移住したい、地方移住を考えている人たちにどういうケースがあるのか、美幌町の人たちがどういう幸せを感じているのかをしっかり見せる。そういったところを美幌町としてプランニングしていく。来てほしい方々の例を出して、モデルを見せていかなければ、裾野は広くと言っていれば、いろんな方が来てくれる可能性になると思うのです。こういう方を望んでいますという言い方は難しいと思うのですが、こういう方が活躍していますというモデルケースを存分に見てもらうことは必要なのかなと。そういったところで実際に頑張る企業のインタビューとか、この企業はこういったところを一生懸命頑張っています、何年間美幌町に根づいて頑張っていますとか、自分たちでは当たり前になっている部分の魅力を掘り起こすことが必要ではないかと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
見える化というお話をいただきましたけれども、まさに見える化をどうしていくかが大事だと思っております。いろいろな方が美幌に来て活躍している部分の発信とか、この頃考えるのは、行政としてはいろいろな方に来てほしい、その中でも、こういう方にということを言っていく中で、来た方が自由に発信できる、今回のポイントはやはり来ていただいた方がどういう状況、暮らしも含めて思いがあるかということ、考えによっては、町がと言うよりも、その人たちが自ら発信していく環境づくりをしていかない限り、私はどこの町も難しいのかなと思っています。木村議員からこういう御質問があった中で、観光まちづくり協議会の中身を見せていただきました。その中で、地域おこし協力隊の方々が自分はどういうことをしていきたいかという、これを読んで、これをしっかり応援できる形をつくる。町がこうするではなくて、そういう方を多くして、町としてこういうことをしっかり応援するという環境づくりをしない限り、全て行政依存では私は無理だと。私もまちづくりについては研究して、今までもそういう組織に入ったりしていますけれど、入って来た方々が自ら動き出しているところは活発化している。そういう意味でいけば、美幌はそういう動きがあったとしても、それを見える化、引き出すことを行政がと言われれば、行政がしっかりやらなければいけないことかもしれないですけれども、まだまだそういう人たちがいろんなことをやっていけば、本当に活発化する、活性化する町になるのかなと、この頃考えております。ですから、行政としてもしっかりやらなければいけない反面、今まで来られた方を含めて、発信を一つのキーワードとすれば、行政だけではなくて町民の皆さんと一緒に発信すること、それから、そのことを見える化、何をやっているかをしっかり見える化することが大事だとは思っております。
質問 5番 木村利昭
決して、私も行政に依存すると、町長もそういうふうに思っておっしゃったのではないということも重々承知した上で、行政依存がいいとは私も思っておりません。むしろ、もっと民間が自分たちで頑張ることが必要だと思うのですが、ただ、現状は民間の人たちが一生懸命頑張っていても、そこだけが勝手にやっているというような状態が生まれているのも、現実としてわかっていただきたいと思います。まちづくり協議会の話をされましたが、移住体験の方々、そしてこれからの新しい観光、アフターコロナに向けた観光、美幌町での体験観光をつくるために、まちづくり協議会に関わる方々も一生懸命頑張っております。コロナ禍の難しい中でも、実際に体験型のプログラムを提供し始めたりだとか、いろんな取組で動いているのですが、それは結局何のためにやっているのだろうとなったときに、一生懸命頑張っている人たちが勝手にやってるような形では絶対に膨らみが出てこないと思うのです。ですから、単なるお金の話だけではなく、町長を筆頭に美幌町の方針を示して、こういった町にしていきたい、この分野でいけばこういったまちづくりをしていきたいというところで、町長の声、リーダーシップを発揮して、一生懸命頑張っている現場の人たちのモチベーションアップにもつなげていただきたいと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今言われたことについては、そういう意味では、私のリーダーシップの弱さかなとは思っています。これからもしっかりリーダーシップを取れるよう努力をしていきたいと思っております。先ほど言っていただいた、それぞれ頑張っている方々が疑念を抱くような町にだけは絶対したくないという思いは強く持っております。
質問 5番 木村利昭
失礼な表現になっていたらそこは謝罪させていただきます。決してリーダーシップがないという言い方をしたつもりはありません。ただ、もっと町長のカラーを出して、一生懸命頑張っている人たちが見失わないように旗を振っていただけたら、頑張っている人たちがさらに頑張って、魅力発信にもつながるのかなと思いましたので、そういったお話をさせていただきました。続いて、今、美幌町内には大学や専門学校はございません。現実問題は、美幌高校も間口が削減という課題にぶち当たっている状態です。子供たちが社会人として成長するという観点で考えたときに、子育て支援というのは、美幌町の若い人たち、子育て世代・働き手世代の応援ということでは欠かせない部分としてお話しさせていただきますが、子供たちが社会人として成長するためには、町外に出て行くことも必要だと私は思うのです。これからの長い人生、幅広い視野を身につけて、さらなる見聞、知識を身につけるために学ぶことは大事だと思います。そういったことは、美幌町としても大いに応援すべきだと私は考えるのですが、今は都市集中が課題になっていますので、こういった町外に出てしまった学生を、大学卒業後すぐではなくても、都市部の大学とか専門学校と連携しながら美幌町に呼び戻す、そういった取組が美幌町として必要だと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
呼び戻すという部分でいけば、最初のやり取りになりますけれども、やはり地元に仕事があるということが基本です。中学、高校まで育って、外に出ることは私も非常にいいことなのかなと。ただ、それで終わってしまうと人口が減るという話よりも、戻れる環境をどうつくるか。そういう意味からいけば、最初にきちんとした企業ありきなのか、それとも、美幌に戻って来てこんなことをやりたいというのか。私は農業に関わることが現役時代は多かったのですけれども、その中で見れば、後継者としてしっかり美幌は戻ってきている。地域がお孫さんの代まである程度安定しているというところが何か所もあるということは本当にありがたいことです。この辺については、人口が減ることだけに余り固執しなくても、確実に地域を守っていける、農業を守っていけるということではいいことかと思っています。では、一般の人はどうなのかといった場合には、地元の雇用先があったり、一般質問でよく出ていて、今検討をしてもらっているのは、奨学金を借りた場合に、地元に戻ると奨学金が減免されるとか、果たしてそれがいいかどうかはわかりませんけれど、地元に戻る意思のある方々にとって見れば、そういう施策も一つの方法ということで、今担当と検討しております。ですから、地元に戻って来てもらえるような部分、近年であれば、大きなところでは役場とか、農協なども毎年何人か雇用しておりますので、そういった中では、少しでも地元の方々が美幌出身の方を雇用できる環境になっていけばいいと思っております。
質問 5番 木村利昭
私も大学で札幌に出た身ですけれども、自分のことを振り返ったり、同じような方々のお話を聞いたときに、大学生の就職活動は仕事に向かう初めてのタイミングなので、やはりいっぱいいっぱいなのです。私もそうだったのですが、地元に帰って仕事を探す、地元に仕事があるかということに目を向ける余裕が実はなかったのです。大学生で就職活動をしているときに、美幌町にはこういう仕事があるというものを見せてもらえれば、その時点で選択肢に挙がった可能性も大いにあったと思うのです。私の母校の大学の学生とのインターンシップの企画を進めていて、学生のいろんな声をこれから聞きながら、さらに調査、検討していきたいと思ってはいるのですが、実際に大学で募集をかけたときに、結構な人数の方が興味を持ってくれるのです。これからの大学生の考え方がどうなのかというところはもっと調査しなければだめだと思うのですが、必ずしも都市圏に出て、一流企業に勤めて給料を稼ぎたいという、それに価値を見いだしている学生だけではないということだと思うのです。自分の人生をどういうふうに役立てていきたいかということで、自分の地元だったり、北海道の地方のコミュニティーに入って、そこでしか見いだせない自分の役割を見いだしていきたいという考えを持っている学生も必ずいると思うのです。そういう学生に美幌町という名前をまず知ってもらう、美幌町にはこういう企業があるということを訴えていく取組が必要かと思います。今、大学側も地方のコミュニティーに力を入れていこうと考えている大学も結構多いと思いますので、そういったところの取組は進めていくべきかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
学生のうちに地元でいろいろ経験してもらうということで、つい最近も美幌高校のインターンシップで役場にも来ていただきましたし、木村議員が母校の大学とインターンシップをやられたり、これからまたバージョンアップしようという話もお聞きしているということで、大事なのかなと思っています。近隣の大学、東京農大とか、北見工大も含めて、学長とかとお話をすれば、これからは地方に、この地域にどれだけ自分たちの人材にいてもらえるか、全てが東京へという話は考えていないと皆さんおっしゃっております。当然、大学自体も役割としては、特に北見工大は工科系で、ほとんどの就職先が本州だったのが今は変わって、どれだけ地域の中に関わって、地域とどう歩んでいくかということは、北見だけではなくて、ほかの大学もやっていることだと思います。そういった中で、今言っていただいたような、美幌にどういう仕事があるかとか、うちも息子がいますけれども、就職のことを考えると、地元にはよっぽどでないと目が向かないというのは事実みたいです。だから、どうしても選ぶのは、わかりやすい地方公務員になったりとか、特定の業種になるけれども、そうではなくて、いろんな形で地元に戻ってもらえることは大事だと思いますし、その辺はいろいろと御意見をいただきながら、発信できるような形を検討していきたいと思います。
質問 5番 木村利昭
そういった意味では、本当に美幌町はいろんな方が活躍されています。個人で活躍されている方もいますし、各種団体、企業も本当に頑張っているところがいっぱいあると思いますので、チームで連携していければ、様々な人脈でのつながりも生かしていける可能性があると思います。発信についても、どういう発信がいきなりどこで、今の言葉で言うとバズるという言葉がありますが、それがどこで起こるかは誰も想像できないと思うのです。なので、いろんな取組は必要なのかなと思いますので、つながりを広げて、チームで発信していく、そして、一緒に取り組んでいくというところで核となって引っ張っていただけたらと思います。先ほどもお話ししましたが、働き手世代・子育て世代が住みやすいという意味では、子育ても大事な部分になってきます。子育てにおいては、教育環境もとても大切であると考えます。美幌町は自然環境も整っておりますし、スポーツも充実しています。博物館等も充実していて、本当に恵まれた環境にあると思うのです。またここで美幌町らしさという言葉を使ってしまいますが、ICT教育がこれから導入されていくと思います。導入されることで、都会でしか学ぶことができなかった、都会でしか聞くことのできなかった人の話をタイムラグを生じずに美幌町でも学ぶことができるようになると思うのです。そういったことから、自然を生かした体験学習、スポーツ、そして都会でしかできなかった教育も学ぶ環境を整えることができるようになるというふうに、このICTの技術の導入は、そういった革新的な技術をもたらしてくれたと思うのです。そういった都会に負けない学び、そして、美幌町らしさを結びつけた学びを提供できる仕組み、こういったものを導入する必要があると思うのですが、そのあたりの考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
現在、コロナ禍ということもあって、生活のありよう、それから福祉も教育も変わってきていると思っています。都会の方々が、いろいろな情報を受ける立場にもありますし、都会から地方へ、地方から都会へという両面が可能だと思います。私も農福連携を研究というか、いろいろ関わっていて、講座がズームで発信されることで勉強する機会が結構できます。そういうふうに考えれば、美幌のよさはたくさんあって、これだけの規模の町村で博物館があって、学芸員もすごく優秀なスタッフがいます。彼らが発信するとか、それからスポーツであれば元オリンピック選手がいたりとか、そういう環境をしっかりつくれば、発信力としての効果はたくさんあると思っています。ですから、美幌の教育を教育長にお願いしているのは、特徴づけてほしいということで、いろんなことをやっていただいて、これからは世界が広がる中でいけば、最低でも英語とか、小学校から高校まで、皆さんがそこに行ったらそういう能力が普通よりも秀でているとか、全体的に特徴を出すとか、いろんなことにチャレンジしつつありますので、教育環境もしっかりやっていければと思っております。
質問 5番 木村利昭
子育ての環境の部分で、美幌町の任意の団体の方が、美幌町にプレーパークを導入したいという形で、町の活力共創事業の補助認定を受けて、一生懸命頑張って動いておられます。8月29日にオンラインでセミナーを行うということで、プレーパークはどういうものかということを浸透させるセミナーに私も出席させていただきました。町が補助認定をしたということは、そういった取組に対して町も活動を認めていると私は思うのですが、残念ながら、そのセミナーに行政の方の参加がなかったというところは正直悲しいなと思いました。プレーパークは、実際にやるのは公園とか、そういった施設を使いながら、行政と二人三脚で子供たちがふだんできない遊び方、そして、遊びを学びにつなげて、その場を地域のコミュニティー、おじいちゃん・おばあちゃんとか、地域のおじさん・おばさんと一緒に子供たちが触れ合いながら、ふだんできない遊びを通じて生きる力を高めていくという施設です。端的に申し上げるとそれがプレーパークだと思っております。今こういった御時世でなかなか公園に行ってもできないことが多かったり、今まで道路でできた遊びが危ないからできないとか、せっかく広大な自然環境がある町なのに、そういう遊びをする場所がないということから、このプレーパークの導入は美幌町の魅力をさらに広げる一つになると思っているのですが、行政と民間の協働というのが必要不可欠だと思うのですが、そのあたりは町長のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
プレーパークについては、行政の人が誰もいなかったということに関しては申し訳ないと思っています。ただ、この話を聞いたときに私は興味を持って、代表の方からこの報告書を必ず見てくださいということでいただいて、私としては非常によいことだと思っています。ですから、もともと公園の在り方も含めて、私どもの若い頃は、公園には金属の遊具があって、北海道で金属の遊具ですかという話になれば、逆に外国の例を見れば、極端な話かもしれませんけれど、敷地の中に木が1本あって、木陰をつくっていて、ベンチがあって、そこに皆さんが暑い日には寄り添って、そういうコミュニティーを一つの核として、人が集まればそこでいろんな方が活動できるし、また、子供がいればいろいろな動きがあるという、そういう一つの歩みの中において、こういうことをやりたいということでお話しいただいたときに、私としては非常に興味があるし、どういうふうに進んでいくか私も勉強したいと思うし、可能な限り応援というか、民間と行政が一緒に歩むということであれば、きちんと対応していきたいとは思っております。
質問 5番 木村利昭
こういう動きが町民の方から起こったということが、私も町民の1人としてすごくうれしく思っています。それを町としても補助認定したというところもすごくうれしく思っているのですが、10月17日の日曜日に、初めてプレでプレーパークをやってみるという話を聞きました。私も参加して、現地を見に行きたいと思うのですが、町長もぜひ一緒にいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
可能であれば考えたいと思います。
質問 5番 木村利昭
公務の御都合もあるかと思いますが、もし御都合が合えば見に行っていただけたらと思います。時間の関係もありますので、最後に、話が飛んでしまうのですが、美幌町は子育て世代を対象とした様々な施策が充実していると思います。ほかの町と比べても見劣りないような形になっていると思うのですが、これから、特に人口減少という中で問題が起こってくるというところでいくと、子育て世代の流出を防ぐ、さらに子育て世代を美幌町に呼ぶ。なかなか難しいところだと思うのですが、まずは、子育て世代の流出を防ぐというのは、一つの大きなポイントになってくると思います。そのためには、より一層の子育て支援、思い切った取組が必要かと思うのですが、その中で様々なやらなければならないこと、できればいいことがたくさんあると思うのですが、その一つとして、満3歳未満の乳幼児保育の無償化、こちらの考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
子育て世代の流出は、働いている世代の人たちということになると思うのです。子育て世代の中で何に特色を出すかという部分において、一つの例でお話をいただきましたけれども、何をやるかということを考えたいと思うのです。ですから、部分ごとではこれも、これもとは言えるのですけれど、場合によっては、国がやっていないこと、やらないことを町単独でやった場合に、国から何なんだという話になる場合もあります。それを無視してでもやるのか、それとも、トータルで子育てに対する町の姿勢として個々に厚くするか、あれもこれもというのは難しいので、その辺の整理の中で、何をやることが皆さんに1番喜んでいただけるかという施策をやっていかなければならないのかなと。ある意味では、個々の部分に振り分けたとすれば、そこでの施策で町が支出するお金を当然下回るということではなくて、上回ることを前提で、これにということを皆さんと考える必要があると思っています。ですから、今御質問いただいたものはどうですかということで即答はできませんけれども、一つの施策としてそれもありかなと。ただ、そのベースとなるものについては、きちんと個々の部分よりも、何かどんと考えるほうがいいのかなというのは考えている状況であります。
質問 5番 木村利昭
最後にと言っておきながら、すみません。今の町長のお話ですと、いい施策があってもそれが単発ではいけないという話だと思うのですが、先ほど私は、美幌町の教育環境はすばらしいとお話ししたのですけれども、美幌町の取組もそうですが、どうしても個々にこの施策はこの施策、教育でいうと博物館は博物館、スポーツはスポーツ振興、学校教育は学校教育という形で、縦割りで伝わっているのが美幌町の魅力が包括的に見られないところかなと思いました。博物館であろうと、スポーツであろうと、美幌町でやっている教育に変わりはないので、美幌町としてこういう教育を受けることができる、こういう環境がありますということを一つの形として見せていくことが、子育て世代に対しての施策もそうですが、必要なのかなと思いますので、その考え方を最後に聞いて終わります。
答弁 町長 平野浩司
もし、縦割りと思われるのであれば、個々の施策についてはそういうことではなくて、トータルで町民の方々、それから、子育てをしている方々にしっかりと見える化を実施していきたいと思っております。