みんなの議会

美幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年3月3日

観光政策について

2021年3月3日、美幌町議会の一般質問で、髙橋秀明議員が「観光政策について」質問し、町長 平野浩司、商工観光主幹 多田敏明が答弁しました。

質問者
髙橋秀明 議員
答弁者
町長 平野浩司、商工観光主幹 多田敏明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 髙橋秀明

さきに通告してあります観光政策について、2番目として市街地活性化について、3番目として交流促進センターの運営について一般質問をさせていただきます。1番目の観光政策について。コロナ禍後の観光政策推進についてであります。数年前より、国主導の下、北海道においてもインバウンド政策に取り組んでおり、施設整備にも事業費予算を増加してまいりました。それに対して、観光事業者も積極的に新規の観光事業開発や施設整備を実施しており、近隣では道東観光の代表と称される阿寒摩周地域、知床網走地域が観光客増加に向けた誘引策を計画し、既に実行していましたが、このコロナ禍で、宿泊業を筆頭に旅行業及び関連業種は大打撃を受け、深刻な状況になっております。この状況を即時に改善するのは困難と考えますが、その中で観光関連報道等によりますと、新たな旅行の在り方として、このコロナ禍にあっても居住地近隣の地元観光を楽しむ旅行が注目、報道されております。また、ニセコ、富良野地区は、海外からの投資が多く、観光地としてにぎわっております。コロナ禍後、すぐに以前のような海外旅行者の来訪は期待できないとしても、国内旅行者の需要は以前より活発化するのではないかと考えます。本町においても、コロナ禍後の国内需要の動きを注視し、今後の観光政策を積極的に考えなければならないと思います。また、本町の最大宿泊施設であったホテルがコロナの影響を受けて閉鎖となりましたが、観光と宿泊施設は密接な関係にあり、宿泊施設の誘致等は重要な課題と考えます。今後の観光政策の具体的な取組をお示しいただきたいと思います。2番目に、市街地活性化についてであります。コロナ禍後を見据えた商業市街地の活性化についてでありますけれども、現在、コロナ禍の中、業種に関係なく、ほとんどの事業者は大変な経営を余儀なくされており、それ以前にも、商店会の皆様からは厳しい経営状況であると伺っております。そのような状況においても、各商店会では、商店街全体のにぎわいを回復するべく改善策を模索しており、町も商店街への人の流れを重視したまちづくりをしなければならないと考えます。町としてコロナ禍後を見据えた具体的な取組についてお示しください。3番目として、交流促進センター峠の湯びほろの運営の方向性について伺います。交流促進センターは、年間約10万人の利用があり、ここ数年は安定した利用者数を維持しております。経営維持という面から見ますと、業務委託費と修繕費を町が負担していますが、それでも委託先の収支は安定していない状況と聞いております。また、施設の老朽化に加え、長年にわたり温泉井戸施設の不具合問題も抱えております。交流促進センターは、町外からの利用客も多いと思いますが、何より町民の健康増進、保養、娯楽、触れ合いなどの保養厚生施設であります。今後の交流促進センター運営の方向性をお示しください。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

髙橋議員の御質問に答弁いたします。初めに、コロナ禍後の観光政策推進についてですが、本町は美幌峠を中心とした見る観光のほか、みどりの村キャンプ場やRVパークを活用し、アウトドア志向の高まりに対応してきておりますが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、観光客数が大きく減少いたしました。また、町の一大イベントである観光和牛まつりや夏まつり、冬まつりも新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となったところです。このような中ではありますが、新たに今年度から地域おこし協力隊を任命し、アウトドアガイドの資格取得や新たな資源調査、近隣ガイドとの連携によるスキル向上を目指して活動しており、具体的には、マウンテンバイク、ファットバイクを活用した体験型観光の開発などを行っております。また、美幌地区3町広域観光協議会では、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート整備調査事業に取り組んでいるところであります。御質問の今後の観光政策の具体的な取組についてでありますが、令和3年度は体験型観光をさらに加速させるため、レンタサイクル事業やサイクルイベントを新たに展開し、サイクルツーリズムを推進するとともに、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート整備調査事業につきましては、今後の整備や維持管理についての検討を本格的に進める予定であり、これらの体験型観光の推進が本町の観光振興につながるものと考えております。また、観光振興のためにも宿泊施設は重要でありますが、当面、教育旅行を主とした、農泊・農村ツーリズムの推進や、町内に増えつつある民泊を活用し、今後の新型コロナウイルス感染症の影響の推移を見ながら、宿泊施設の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。次に、コロナ禍後を見据えた商業市街地の活性化についてですが、本町には四つの商店街があり、中心市街地を構成しておりますが、大型店の進出や町外への消費流出、また、インターネットの普及による通信販売の増加などにより、中心市街地の空洞化が進んでいる状況にあります。このような中、各商店街では独自のイベントや情報発信等に取り組んでおり、事業者の皆様の努力が伺えるところであり、町といたしましても、昨年のコロナ禍の中、新たに新型コロナウイルス対策商工団体等持続化補助金により、商店街の取組に対して支援してきたところであります。御質問のコロナ禍後を見据えた具体的な取組についてでありますが、新型コロナウイルス感染症拡大による事業者支援としまして、プレミアム商品券発行事業や小規模事業者持続化補助金、また、店舗等感染予防対策リフォーム促進支援事業を令和2年度に引き続き実施してまいります。また、従来からの施策であります連合商店会へのイベント事業に対する補助やスマッピーカードプレミアム商品券発行事業、店舗リフォーム促進支援事業なども継続し、事業者、商店街の活性化となるよう実施してまいります。今後におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大の収束が見通せない状況にありますが、引き続き、関係団体とも協議しながら、事業者・商店街支援を図ってまいりますので、ご理解をお願いいたします。次に、交流促進センター峠の湯びほろの運営の方向性ですが、峠の湯びほろにつきましては、平成8年のオープン以来、町民の健康増進や観光、地域間交流の拠点施設として、年間10万人以上の方に利用いただいている町の主要な公共施設であります。入浴者数につきましては、令和元年度は10万人を維持したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による休業もあり、令和2年度は9万人ほどの入浴者数と見込まれております。また、運営方法につきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入しており、現在の指定管理者は平成30年度から運営いただいております。この間、経費節減に努め、集客のためレストランメニューの充実を図るなど、安定経営に向け努力いただいておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により入浴者数が減少し、厳しい運営が続いており、加えて、施設につきましても老朽化が進み、毎年多くの修繕費用が必要となり、町の負担も多額となっているところであります。御質問の今後の交流促進センター運営の方向性でありますが、さきの戸澤議員への御答弁のとおり、峠の湯びほろを取り巻く状況が大きく変化し、施設の老朽化や新型コロナウイルス感染症拡大の影響も見通せないこと、また、次期指定管理者募集時期も近づいていることから、早い段階で運営の方向性を示していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 4番 髙橋秀明

再質問をいたします。昨年2月より、コロナの緊急事態となり、平野町長においては、いち早く感染防止のために、我が町ができる対策をとっていただきました。そのことに対しては評価をさせていただきます。今後も手を緩めずに、コロナ収束に向けての有効な施策を期待いたします。今後、順調にワクチン接種が進み、コロナウイルスに対する生活様式が一般的になり、コロナ以前とは違った日常になろうかとは思いますが、コロナ以前と同じ、あるいは、それ以上に人の動きが活発になろうかと思います。報道等では、小旅行も含めて、旅行を楽しみたいという意識が高いと報道がされております。今後の観光をどう展開していくのかということで質問をいたしました。和牛まつり、夏まつり、冬まつり、これはコロナ禍後においては、以前と同じく、それ以上に開催されるものと思っております。その中で、さきの答弁にもありました屈斜路カルデラ外輪山トレイルルートの整備ですが、これは、阿寒摩周国立公園満喫プロジェクトの一環として整備していると思いますけれども、周辺では、ひがし北海道三つ星街道トレイル、これはフードトレイルだろうと思うのですけれども、隣の弟子屈町では摩周・屈斜路トレイルが既に整備運用されると聞いております。現在、我が町が整備計画しているトレイルルートの進捗状況がどのようになっているのか、教えていただきたいと思います。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

ただいま御質問がありました屈斜路外輪山トレイルルート調査整備事業でありますけれども、平成29年度から美幌地区3町広域観光協議会が事業主体となりましてスタートしております。その後、平成30年度、平成31年度にかけて、笹刈りをはじめ、ルートの調査等を行っておりまして、今年度につきましては学習会等を開催しているところであります。今年度、笹刈り等により調査道が藻琴山から美幌峠、そして津別峠までつながって開通しております。今後、開通した調査道が本格的にルートとなり得るかどうかの検討、また、ルートの維持管理について、どのようにしていけば長く使えるかなどを令和3年度中に検討してまいりたいと考えております。その後、3年度置きまして、長いスパンでどのように実施していくのか、いろいろなことを実施していくのか、併せて検討していきたいと考えています。

再質問 4番 髙橋秀明

このトレイルルートは、山の稜線を屈斜路湖を見ながらトレッキングをするコースだろうと思います。私も、今は山登りをしていませんけれども、そういうものが好きな一人として、すばらしい計画だと思っております。ただ、この計画そのものが、津別町、大空町との共同整備と聞いております。両町の協力をいただきながら、慎重にスピード感を持って整備しなければならないと思いますが、今の答弁では、慎重に考えるということで、いつまで考えているのかなと思ったのですが、ある程度の時間を決めて、目標を立てて、計画をしていただきたいという思いもあります。弟子屈町のように、自分の町だけで完結するのであれば、どんどん勝手にと言ったら語弊がありますけれども、独自のコースを開発できますけれども、3町をまたいでやるということは、3町の合意の下でスムーズに事を運ぶということが大事だろうと思います。その辺を踏まえて、現在の検討、またこれからの方向性を改めてお伺いいたします。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

もともと美幌地区3町ということで、美幌町、津別町、大空町での取組ということで、実施してまいりました。今後につきましても、基本は3町ということで、3年度中には、今後どうしていくかということを本格的に検討してまいりまして、3町共々同じ方向を向いて歩いていきたいと考えております。

再質問 4番 髙橋秀明

サイクルツーリズム、グリーンツーリズムもそうなのですけれども、トレイルルートに関しての町長の現在の思いをお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

今の御質問の中で、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルートの状況については担当からお話しさせていただきました。今後については、本格的に3町でしっかり検討するということですので、今、3町の観光協議会のメンバーの中には町も当然入っているのですけれども、美幌町としては、津別町、大空町の首長と話をして、この一つのルートがしっかり整備されるように努力していきたいと思っています。トレイルルートということでありまして、トレッキングというか、登山までいかなくて、ハイキングよりもちょっと上ということで、今までは美幌峠を見てすばらしいということから、それはそれでいいのですけれども、そこを拠点にして、少しでも滞在してもらう、また、そこを中心に津別峠に行く、藻琴山に行くという流れになっていくように、そのことが滞在型観光の一翼になればという思いもありますので、これからその関わりについては、町として、大空町、津別町とも協力し合って、行政もしっかり応援していきたいと思っております。

再質問 4番 髙橋秀明

その辺のところは十分考慮して、迅速に進めていただきたいと思います。トレイルルートに関しては、津別町、美幌町、大空町を突き抜けて小清水町まででもいいのかなと私は思っているものですから、ぜひ早くこの整備をしていただきたいと考えております。もう一つ、レンタサイクル事業というのが先ほどの回答で出てきたのですが、アウトドア観光開発、また、サイクルツーリズムの推進として、レンタサイクル事業、サイクルイベントを新たにとありましたけれども、具体的な計画を実質どこが運営していくのか、現在のイメージで結構ですけれども、教えていただきたいと思います。これは、全道を含めて考えているようです。サイクルツーリズムに関しては、オホーツク・道東地域では、大空町、美幌町、弟子屈町、清里町、斜里町、小清水町、網走市というルートを想定しているようですけれども、具体的に美幌町として、どのような事業をこれから展開しようとしているのか、教えていただきたいと思います。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

御質問のサイクルツーリズムの推進ということで、令和3年度予算で計上させていただきますけれども、現在、美幌町は構成員となっておりますサイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会の負担金を、今年度は100万円ということで支出しておりますけれども、令和3年度は130万円増額して負担いたしまして、そのうちの一部を美幌町におけるレンタサイクル事業等に充てて進めていきたいと考えております。具体的には、サイクルアドベンチャー推進協議会からLIFEINBIHOROをサイクルの拠点としたいと考えておりますので、そちらに事務所を構えておりますまちづくり協議会に委託をさせていただきまして、その中で、レンタサイクル事業、サイクルツアー、サイクルイベント、また広域連携の構築などということで、これらの事業について委託をしながら進めていきたいと考えております。レンタサイクルにつきましては、初年度でありますので、必要最低限の自転車によりましてレンタサイクルを実施しまして、美幌町内のみならず、女満別空港の利用客につきましても取り込んでいきたいと考えております。また、サイクルツアーやイベントにつきましては、これから具体的なものを考えていくことになっておりますけれども、ツアーやイベントも単発のものだけでなく、何回かに分けてイベントを開催するなど、年間を通しまして楽しめるようなイベント等も考えていきたいと思っております。また、広域連携の構築ということでは、自転車であれば隣町まで行くこともありますので、隣町とも連携しまして、レンタサイクルの乗り捨てなどにも対応していきたいと考えております。

再質問 4番 髙橋秀明

レンタサイクル事業、サイクルツーリズムをやろうというのは分かりました。先ほど1市7町をめぐるコースを提示されましたけれども、これからの整備だと思います。美幌町としてサイクルツーリズムを推進していく場合に、美幌町内でも町独自のコースというか、メニューを開発しないといけないと思います。そうしないと美幌町を自転車で通り過ぎました、はい、終わりということになろうかと思います。イメージとしては、美幌峠から峠牧場、古梅ダム、白樺並木、日並牧場、美幌川周辺を回って、みどりの村までを利用したコースを整備するとか、いろいろな方法が考えられると思うのですけれども、サイクルツーリズムを道東全体で考えて、それぞれの町が独自のコースを整備して、その中でループで考えるということが大事だと考えます。その中で、清里町では既にレンタサイクル事業を始めていると思います。焼酎工場の横にレストランを構えた交流施設がありますけれども、そこに何回かお邪魔したときには、レンタサイクルが10台ぐらい用意してあり、既に始まっているという状況でした。どこの協議会なり企業なりに協力してもらえるのか、今のところは分かりませんけれども、そういうものを企画していくのであれば、スピード感を持って、実際に何らかの形で実行していくということがきっかけになろうかと思いますが、その辺の考えをお聞かせください。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

ただいまの御質問でありますけれども、まず、ルートの整備につきましては、今年度、サイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会に加入しておりまして、北見市、網走市、小清水町、大空町、美幌町の2市3町で広域で取り組んでいるものでありまして、サイクルルートについて設定をしております。美幌町も当然設定しておりまして、国道、道道をメインとして、何ルートか設定しております。そのルートにつきましては、サイクルアドベンチャーの事業としまして、ナビのアプリがありまして、そのアプリを利用してルートを通ってもらうというふうになっています。また、この協議会には開発局なども構成員として入っておりますので、国道につきましては、現在、案内看板等も整備しているところです。今後につきましては、道道などについても案内看板等を整備していくことになっております。また、先ほどお話ししましたとおり、3年度に諸事業について取り組んでまいります。美幌町は今年度からサイクルツーリズムに取りかかっておりますので、3年度には諸事業を実施していきたいと考えております。

再質問 4番 髙橋秀明

今後、スピード感を持って、それこそ迅速に計画を練っていただきたいと思います。もう一つ、さきの答弁の中から、グリーンツーリズムとして、農業体験型の農村ツーリズムについてです。今、みらい農業センターが中心となって、農家の皆様方の協力によって、農業体験、修学旅行生の誘致ということで頑張っておられます。美幌町に見るように、農村地区に関しては、この農業観光というのはどんどん推し広めていくべきだと私も考えております。ただ、現在、農家の人たちだけに頼っている状況です。当然、始めて年月が浅いものですから、そういうことは仕方がないとしても、今後の取組として、観光客もそうですけれども、農業体験というのは、将来、美幌への移住定住の最大の武器の一つになろうかと思います。ただ来てくださいと言っても、なかなか人が来るものではないわけですから、コロナ禍において、今まで都会に集中していた人を地方に分散することが国の課題となると国も言っているわけですよね。どうにかして人口を分散したい。各町、これといった手段や戦略が今すぐあるわけでもないですけれども、北海道の場合、農業漁業を体験してもらって、美幌のよさを知ってもらい、それが移住につながるという方向に持っていかなければならないと感じています。そういう意味においては、農家だけに負担をかけるのではなく、先ほど町長の答弁にもありましたように、民泊が徐々に増えてきているということであります。僕も、民泊はどんどんやっていかなければならないと感じております。宿泊施設を考えても、そうしなければいけないという思いもあります。グリーンツーリズムに関しては、農業体験を高校生の修学旅行の一環としてやってもらっていますけれども、これをまだ膨らませて、昔やっていたと思うのですけれども、一坪体験農場とか、そういうものを含めた全域的なものを企画して、グリーンツーリズムをこの町独自で確立してはどうかという思いもあります。その中にみどりの村も含めて、キャンプ場にはバンガローがあり、年間を通じて運営できるわけですから、そういう農業体験、それこそ冬のハウスの除雪も体験できるよという年間を通じた旅行企画も、体験型観光として十分考えられるのではないかと思いますが、町長としてどういう思いなのか、お尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

全体の考え方としましては、髙橋議員に言っていただいているインバウンドと言われる、外国の方々のお客さんは減少するし、なかなか見込めない。そういった中で、やはり国内の旅行者の需要の見通しが増えるだろうということはそのとおりだと思うのです。では、国の政策の中で都市から地方へということを考えたときに、私どもの町ということでいけば、美幌町プラスこの地域がと考えれば、グリーンツーリズムというか、農業に関わるという一つのキーポイントが非常に有効なのかなと思っております。都市から地方に来ていただくという一つの手法の中に、大きく分けてホテル等の大規模な施設に来る場合と個々の民泊があります。その中で、私どもの一つの切り口として、農泊という考え方の中で一つの施策展開をさせていただいているという状況であります。それはしっかりとやっていく必要がありますし、今は教育旅行をターゲットにしていますけれども、髙橋議員がおっしゃったとおり、そこからもうちょっと幅を広げて、一般の方が来ることが今後の移住につながるというのは、考え方としてはそのとおりだと思っております。そういう意味では、皆様と知恵を絞って、ベースとして農業を体験していただくだけでは、そこにとどまる時間としては非常にもったいない。そういう意味からいけば、先ほど質問があった、この地域というか、美幌だけにこだわらないで、国立公園があるということで、トレイルということができたり、令和2年度から始めたサイクルツーリズムという、サイクリングをベースとした活動もいろいろなものをメニュー立てて、しっかりやっていく必要があると思っております。アドベンチャー推進協議会も2市3町ではありますけれども、どういうわけか、もともと美幌町は入っていなかったのです。美幌町は、町内に雰囲気のいい畑もありますし、美幌峠まで行けるということで、その協議会にも入れてもらって、そういう意味では広がりを持たせたいという思いであります。ですから、今いろいろとご提言いただいたことについては、私としても進めていきたいと考えております。

再質問 4番 髙橋秀明

この事業に関しては、町長の思いを聞きましたので、これからしっかりと充実した内容のある企画としていただきたいと思います。それから、宿泊施設についてです。コロナ禍のあおりとはいえ、グランドホテルの閉鎖は大変残念な出来事でありました。今後の観光、ビジネスにとっても、イベント上の問題としても大変残念なことでありました。今後の展望として、ビジネスにも観光にも対応し得る宿泊施設の整備の方向性を考えていただきたいです。今、ホテル事業者等への企業誘致を考えているのか、もしくはそういう行動を起こしているのか、お尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

ホテルに関しましては、今、担当で、需要見込みということで事業所にいろいろとアンケートをさせていただいています。担当としては、ただアンケートに答えてもらうだけではなくて、なるべくフェイス・トゥ・フェイスで相手と向き合って中身を整理したいということで、精力的にやっていただいています。それによって、美幌町に人が来る潜在的な動向が少しは見えるのかなと思っています。そのことも踏まえて、どういう宿泊施設をということにつきましては、今、髙橋議員がおっしゃったように、昔はビジネスホテルをつくればいいと思っていた時期がありました。しかし、今は近隣にそういうものが多いぐらいの状況があるので、先ほど言ったグリーンツーリズムというか、農村ツーリズムなどを実施する中において、民泊ではない方が泊まってもらうということであれば、観光という、長期滞在等も意識したホテルを建てていただくことを前提に行動しなければならないのかなと思っています。今のところ具体的に行動を起こしているということはありませんが、知り合いにいろいろと連絡を取らせていただいて情報収集をしているところであります。ある意味では、この時期にという捉え方をされるのですけれども、親しくしている方の新聞記事を参考にさせていただければ、大西さんという方をご存じだと思いますけれども、要は、この時期だからこそ、これからの観光について、実際に観光業をやっている方々の一つの展望として彼が言っているのは、やはり、国内外で人気の高いアドベンチャートラベル、体験型観光を地域ぐるみでやらなければいけない、それは本当にそのとおりだと思います。そして、弾丸旅行ではなく、ゆったりとした上質な旅を楽しんでもらうリゾート化がキーワードになる。そして、今だからこそしっかり備えて、準備ができるということです。ばたばたと動き出してしまったらできないけれども、今だからできるので、そういうことをやっていかなければならないとインタビューで答えていました。私も本当にそう思っていまして、コロナ禍ではあるのですけれども、自分も少し動ける状況になってきていますので、しっかりと体験型観光の準備や新たな取組に挑んでいきたいと思っております。

再質問 4番 髙橋秀明

今、大西さんの名前が出てきたのですけれども、僕も古くからお世話になっている会社でもあります。あそこに関しては、最初に関わったときには、それこそ安い客しか来ないようなホテルだったのですけれども、大西さんが営業切替えをして、今は日本有数の高級ホテルに育て上げております。さらに、観光カリスマとして、政府の諮問委員の一人にもなっているわけで、この満喫プロジェクトの立て役者というか、企画している中心と理解をしております。町長は、そういう人とも関わりがあるわけで、そういうことで話題を提供してくれたのだろうと思います。ただ、美幌町にリゾートホテルなんてとても無理な話であります。周辺にビジネスホテルがあるとは言いますけれども、美幌町に来た仕事関係の人たちは、どうしても北見市、網走市に行ってしまいます。飲食店に関してもそうです。これはもったいない話です。そういうことも含めて、やはりビジネスホテルも整備しなければならないのかなと考えております。経済新聞だったでしょうか。その中で、これはビジネスではないのですけれども、名古屋市で高級ホテル誘致に20億円補助制度と書いてありました。横浜市では、3年ぐらい前から50億円助成というのがありました。美幌町でこれをまねしろといったって、こんな金額が出るわけないですけれども、誘致をするという前提においては、営業するにしても、ある程度有利な措置を考えておかなければ誘致の話に乗ってきてくれませんので、ある程度、そういう措置は大事なのかなと考えます。土地を無償提供するなりということも考えられます。建坪1坪に対して何万円の補助ということも十分考えられると思いますけれども、そういう優遇措置について、宿泊施設に関してだけにとどめておきますけれども、今回、衛星アンテナの建設がありましたが、ああいうふうにすんなりと決まる誘致がこれからはそうそうあるとは思えませんので、やはり誘因策を考えておかなければならないと考えていますので、その辺を町長にもう一度伺います。

答弁 町長 平野浩司

宿泊施設を誘致するに当たって、今、髙橋議員がおっしゃったように、ただ来てくださいではなかなか難しいと思っています。そういった中で、町としても皆さんと御相談しながら、どういう方法がいいのかというのは、前にも質問をいただいていまして、そのときにもいろいろなことを考えていくというお話をしています。担当で、こういう案がありますということが内部では示されていますので、あとは、可能性があるところにどういうふうに声をかけていくか、話をまとめていくかということにしっかりと努力していきたいと思います。

再質問 4番 髙橋秀明

よろしくお願いいたします。時間がなくなってきましたので、あと1点、市街地活性という意味で、コロナ禍の対策としては、プレミアム商品券の発行、商店、企業への各種支援策、迅速な対応をされていることは高く評価すると先ほど述べました。先日、町長より、議会にコロナ対策で考えられるものはないか、議員それぞれの意見を欲しいという問いかけがあり、2月12日、66項目の意見が寄せられたわけであります。その中で、私は商店街の皆さんが計画している4商店街合同企画のスタンプラリー事業を提出いたしました。商店主の皆さんは、プレミアム商品券やほかの支援策は十分評価されているようでありました。そこで、さらに消費者に喜んでもらえる企画として、スタンプラリー事業を計画したいとの意向を受けました。これは、商店街のにぎわいの起爆剤として有効であると確信いたしますので、できれば事業として取り上げていただきたいと思うのであります。内容は、簡単に言えば、1店舗500円以上の買物でスタンプ1個、5店舗5スタンプそろえば先着で500円の商品券がもらえるというものであります。そのほか、抽せんでお楽しみ商品券が当たるというものであります。聞くところによりますと、今まで、このような4商店街合同で同一の企画を実施したことがないとのことでありましたが、コロナ禍の危機をひしひしと感じ、若手の商店主の皆さんが一致団結して、合同でこのような事業を進めようとするものです。もちろん、これは一過性の事業ではなく、今後、目玉事業として長く続けようと計画しているようであります。この事業を取り上げていただきたいのですけれども、町長のお考えを伺います。

答弁 町長 平野浩司

2月12日に、皆様からご意見、ご提案等を66項目いただきました。その項目の一個一個について、する、しないという判断ではなくて、いただいた意見をしっかり考えた中で、今、どういうものを町民の皆さんに提示することが、実施することがいいのかということを再度皆さんに判断していただく機会をつくっていきたいと思っています。そういう意味では、今、髙橋議員がおっしゃった項目についてはしっかり受け止めたいという答弁でお許しいただきたいと思います。

再質問 4番 髙橋秀明

十分、真剣に考えていただきたいと思います。最後に、先ほど戸澤議員の質問にもありました峠の湯の問題であります。これは、町長も頭の痛いことだろうとは思います。ただ、町民の保養、娯楽の場として当然必要なものと考えております。とはいえ、現在、指定管理されている方がいて、指定管理費、維持費、修繕費も町で見ていますけれども、それでも多額の赤字を抱えながら頑張っていただいているというのが現状かと思います。これをずっと続けるのは大変なことだろうと思いますけれども、峠の湯を続けるにしても、源泉のお湯が安定して出てこその温泉施設だと思います。さらに、湯量、温度が関係してきます。仮に50度、60度のお湯が毎分200リットル出たとした場合、重油換算で、全部を完全に有効利用したとした場合には1,000万円以上の経費削減が期待されるものであります。温泉の安定したところを優先的に考えてもらったほうがいいのかなという……。

出典:美幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年3月3日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる