美幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月6日
地域経済の活性化促進について
2023年3月6日、美幌町議会の一般質問で、髙橋秀明議員が「地域経済の活性化促進について」質問し、町長 平野浩司が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋秀明 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 髙橋秀明
さき通告してあります地域経済の活性化促進について、その中で市街地活性化についてと新規起業家及び既存企業支援の強化についてです。まず、市街地活性化について。新型コロナウイルス感染が国内で初めて確認されてから3年がたち、ようやく感染状況も落ち着く様相を見せています。コロナ禍以前より市街地全体に活気が少ない状態でありましたが、コロナ禍によりさらに追い打ちをかけている状態になっており、その影響で閉店、廃業に追い込まれている事業者も見受けられる現状かと思います。特に中心市街地は顕著であり、町も最大の対策を講じて支援を行ってきておりますが、後継者問題もあって厳しい状態だと推察いたします。公共施設と商業施設の融合は、今後の市街地活性化に有効な施策の一つとして、中心市街地におけるにぎわい復活の起爆剤になると考えます。美幌町の中心部に町内外の人が気軽に利用でき、憩いの場となるような空間をつくることについて、町長のお考えをお伺いいたします。もう一つ、新規起業家及び既存企業支援の強化について。美幌グランドホテルの閉館などに見られるように、廃業または経営規模の縮小に直面している経営者の方が多いのではないかと思います。営業形態の変化、後継者など、様々な問題が重なって、今後の経営に不安を感じていると考えます。当事者である経営者も改善に努力をされていますが、一企業や一商店では大変厳しいのが現状と考えます。商店街に関しては、町全体を民泊にするまたは空き店舗の利活用として商店街全体を宿泊可能な施設に変えて町全体をホテルと位置づけて運営している事例もありますが、今後における新規起業家や既存企業への支援の在り方についてお伺いいたします。よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
高橋議員の御質問に答弁いたします。地域経済の活性化促進についてですが、まず1点目の市街地活性化についてでありますけれども、大規模小売店舗の進出や町外への消費流出により、中心市街地の空き店舗の増加による空洞化が進んでいる状況であることから、にぎわいを取り戻し、活性化を促進することが課題であると認識しております。町といたしましては、商工会議所や連合商店街と意見交換を行い、商店街を担っていかれる若者を対象に先進地への視察や先進地から講師を招いてのセミナーの開催などに継続して支援し、これからの事業を通して商店街において新たなイベントなどの取組につなげていただき、中心市街地の活性化に何が必要なのかを導き出していけるよう進めているところであります。公共施設と商業施設の融合につきましては、選択肢の一つであると考えておりますが、引き続き情勢を見極めながら、本町にふさわしい取組を総合的に判断してまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。次に、2点目の新規起業家及び既存企業支援の強化についてでありますが、本町では、起業家支援事業を実施しており、地域の新たな雇用を創出するとともに、町のにぎわいを促進し、地域経済の振興を図るため、起業に必要な経費の一部を補助しております。また、空き店舗活用事業では、中心市街地区域の空き店舗における新規起業者等に対して、空き店舗の家賃の一部を補助しております。さらに、店舗リフォーム事業では、集客力の強化による経営の安定化及び店舗機能の維持または向上を図るため、店舗リフォームに要する経費の一部を補助しておりますが、制度利用者からの意見を踏まえて、補助制度の再度の利用について実施する考えであります。今後、さらなる中心市街地活性化対策として、既存事業を継続しながら、商工会議所をはじめとした関係団体と連携を図り、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 4番 髙橋秀明
再質問をさせていただきます。先ほど少子化対策、福祉対策について、大江議員やほかの議員も質問しており、町長も前向きに答弁していましたけれども、これはやって当然のことだと思っております。やって当たり前です。ということを踏まえて、少子化を止める、助成を増やすとした場合に、働く場がなければこの町に誰も居着いてくれません。そういう意味で、市街地活性化、企業支援というものを、私はずっとこればかりやっている気もするのですけれども、そういう意味も含めて質問をしております。今回の市街地活性化の問題は、今申したとおり、以前から質問しております。中心市街地への意欲、複合施設への取組も今後の課題になるとの答弁をもらっております。特に、公共施設と民間商業施設の共同運用施設については、現在、喫緊に迫っている図書館の改築問題がありますけれども、これについて、中心市街地の再開発にとって大変重要な、また、最大のチャンスだと私は思っております。全国的に見ても、図書館と民間または他施設との融合などは、現在、特別な事例ではないわけです。美幌町は今、図書館の改築問題の方向性をこの一、二年の期間に決めなければならない大切な時期です。今回、改選期でもありますが、昨日、平野町長が2期目の立候補を表明されました。次期町長への要望ともしますが、市街地活性化問題は町だけの問題とは思っておりませんけれども、民間で進めようとしても、現状ではなかなかできないのではないかと思っております。意欲のある商店街の人たちもたくさんいますけれども、資金面を考えても、規模からいっても、できるかなという疑問があるわけですから、その辺のことを考えれば、町と一体となって再開発を考えなければならないと思っております。その意味で、今申したように、図書館ほか、公営住宅もあるのですけれども、そういう時期でいけばいいチャンスなのかなと思いますし、そこに土地があるからそっちに行くという安易な方向に行ってほしくないと思います。この町にはいろいろな施設がありますけれども、何せばらばらです。それを、今、1万8,000人おりますが、さきの報告では、あと10何年もしたら1万2,000人と、もっと減るのではないかと思います。出生が1年で65人ですし、今の年齢というか寿命を考えて80を掛けても知れているので、その半分も残ればいいほうで、多分、3,000人、4,000人の世界ですからね。今はまだ1万8,000人ありますので、今の時期にしっかりと、予算はかかるのでしょうけれども、その予算も町の将来への投資としたら別にかけても問題はないですし、昔のバブル期の無駄遣いとは様相が全然違いますから、その辺のことも考えて、市街地活性という認識について、いま一度お伺いいたします。
答弁 町長 平野浩司
今、高橋議員から、一貫して市街地活性化についての御質問をいただいていることは十分認識しております。その中で、他の議員等からの質問の少子化対策の部分では、当然、そのことをやるのは当たり前ですし、そうなると、この町に魅力というか、皆さんが集える場所ということは、にぎわいというか、働く場所というものをしっかり考えていかなければならないと思っております。確かに、買物ができる場所は郊外にできたりするのですけれども、本当に人が集まって、その中で子育てをするようなことや、人と交わるということを考えなければいけないと思っています。そのことを前提として、皆様の御理解をいただいて、立地適正化法というか、都市計画マスタープランの修正に併せて、補助金をもらえるという前提の中で立地適正化計画を策定させていただいております。民間と公共施設の融合ということは、私もそう思うのですけれども、今言っていただいた図書館ということについては、その組合せが今はそうだというのはなかなか言い切れない状況です。ほかのものもいろいろ考えなければいけないと思っております。そういった中で、公共的なものと民間の力を融合してという話になっております。そのためには、今言っていただいた一体になって、スピードを上げて、皆さん方とということは、商業をやっている方々と十分に協議した中での考えを示す必要があると思っております。いずれにしても、今の時点の考えとしては、速いスピードをもって一つの方向性を出す必要があると思っております。
再質問 4番 髙橋秀明
町長の答弁はそうだろうと予想しておりました。先ほど、きてらすの問題がありました。今すぐに新しくするということは考えていない、それも含めたことを構想しているから、商業複合、市街地活性の中の一つとして考えてくれているのだなと考えておりました。それならなおさら結構と思って話を聞いておりました。それも含めて、図書館も含めて、今度やらなければならない公営住宅の問題にしても、民間の力を寄せ集めて、そういうものを町全体につくっていかなければならないと思います。あまりにもばらばら過ぎて、町の中は閑古鳥が鳴いて、ゴーストタウンというような、車で中を走ったらそうですよね、歯抜け状態になって。そういうことに対して民間と一体となってやっていかないと、この町に中心街というものがだんだんなくなってしまうのかなという懸念もあるものですから、今回、あえてこういうことを聞いております。そこで、市街地活性化、また起業家支援も含めて、今回、グランドホテルの跡地に帯広の会社でホテルを建ててもらえるということです。そこは福祉施設もやっている会社ですから、その辺も対応してくれるのかなと勝手に思っていますが、今、いろいろなところで民泊と言っています。清水町では、町長が自ら自宅を開放して、俺のまちはみんなホテルだとテレビで宣伝していますけれども、それをやるとなると大変な労力でしょうから、よく決断したなと思っています。それとは別に、東大阪市です。今、朝ドラでも話題になっている町工場の町なのですけれども、そこの商店街では、あれだけ人口があるからさぞかしいいのだろうと思ったのですが、そうでもなくて、歯抜け状態になってきている商店街が結構あるようです。その中で、空き店舗を利用した民泊を若い人が中心になってどんどんやっているようで、空き店舗の有効活用ということを一生懸命やっている報道も見ましたが、すばらしいと思いました。活力があるというか、そういうことも含めて、我々は農家民泊などと言っていますけれども、これをやるほうにとってはしんどい話で、気軽にやってくれというわけにもいきません。ただ、商業地区であれば、そういう経験のある方や、商業優先でできますので、そういうことにも支援をしていただければと思います。いろいろな支援策があると思いますけれども、開発の中の支援の一つとして、町長はどのようにイメージしているのか、披露できるものがあればお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
今の時点での考えということでお聞きいただければと思っています。私は今、国道243号線を起点として、美幌峠と町をつなげたいと考えています。そうなると、美幌峠は、今、ある意味ではいろいろ改修されたり、今後、体験型のエリアとして整備できていくと思います。そうなると、その方々を戻すというか、まちの中に拠点となるものを何かつくらなければいけないという思いは持っています。近々の課題では、今回、帯広の会社が4月に施設の建設を始めてくれて、秋には完成させていただけるのですけれども、それだけでは足りず、今、空き家制度の中で、長期滞在ができる住宅改修をやっていただいています。これを増やしたいのです。清水町のやり方もあるのですけれども、私どもの町の規模でいったときに、声を上げることは可能かもしれませんが、現実的には難しい部分があるので、そういうお思いの方に対してしっかり支援というか、補助をしてやっていただいているので、その運用をどうするか。町が関わった以上、実際につくっていただいている方に対しての支援というよりも、応援をしていく必要があると思いますし、これからも、可能であればそれを増やしていきたいという話があります。一方で、農村地区については、これは切り口が違って、教育旅行ということです。昔は、修学旅行の体験版として農業に関わりたいという方がいらっしゃるので、それは教育旅行としたターゲットで、これは近隣と組織化がされてきており、それはそれでやりたいという流れです。そういう意味では、町の中においては、少しでも空き家を減らしていきたいという思いがあります。空き家は商店も含めて、今後の計画の中でどうできるか分かりませんけれども、町が寂れているなという雰囲気ではなくて、古い住宅や店舗があるなら、壊して更地にしてみんなで花を植えてもらうとか、集えるような空間、できればそこに核になるようなものが整備できればいいかなと今の段階では考えております。
再質問 4番 髙橋秀明
まち並み活性化ということで一つだけ申し上げます。昔に聞いた北見の話なのですけれども、北見の駅前は昔から結構立派なものが建っていて、北見に来たよその会社の人たちが、このまちは大きいまちなのだなと勘違いをしていたようです。これは冗談ではなくて、すばらしいと思うのです。それをもって、このまちに営業所をつくってもやっていけると判断して、支店なり営業所を出してもらっているという話を会社をやっている北見市民から聞いたことがあります。これはすごく大事なことで、寂れたまちに会社を持ってこようなんて思いませんからね。それがあるので、口を酸っぱくして、再開発、再開発と僕は叫んでいるのです。今回、ちょうど重なって、図書館にしても、公営住宅にしても、さっき言ったきてらすではないけれども、そういう問題がまとまっているのです。これは、頭が痛い問題ではなくて、うれしい問題だと思っているのです。今後、そういう問題認識を持って取り組んでいってほしいです。やはり、華やかなまちには人が集まってきますので、そうすれば、少なからず、仕事が増えてくるのではないかという淡い期待を持ってしゃべっています。僕はずっと仕事をやってきました。だから、寂れていく責任は自分にもあるなという感じを込めて話しています。そういうことも含めて、先ほど言ったように、民間と町と一緒になって、お互いに尻をたたき合いながらやっていければなと思っています。その辺のところを再度お聞きします。
答弁 町長 平野浩司
美幌でこれからも人口が減ることはなかなか避けて通れないけれども、下がる傾斜率を少しでもなだらかにする努力はできると思うのです。そういった中で、町の中に核となる部分を、従来型の空いているところがあるから物をつくるという考えでやるのは、今時点の考えではなかなか難しいです。再開発とは言わないけれども、思い切った手法でやらなければいけないと思うのです。そうなると、行政だけではなくて、皆さんがこれからの将来を考えた場合に、一枚岩になれるかどうか、これが大きなポイントだと思っております。そのときには、当然、新たな投資をしなければならないですし、そのことに対して皆さんが一つにという話です。これはスピードを要求される話でもあるので、私も含めて関係する皆さんがその話を一緒になってできる環境づくりを進めていくことが大事だと思っております。今の私の立場では、そういう形を取るためには自分が努力しなければならないという認識ではあるのですけれども、コロナ禍もあった中で、美幌町がこれからどう進んでいくかというキーポイントの一つではないかと自分に常に問いかけている状況です。
再質問 4番 髙橋秀明
そういうことだろうと私も考えています。昨日、事務所が開かれて、窓口でビラを拾ってきました。うれしいことに、1番目に活力あるまちづくりとありますので、今のは思いを込めた答弁なのかなと思って聞いていました。図書館云々と言っていますけれども、それも含めた、先ほど私が言ったことも考慮してもらって、これは事業が走って、できてしまったら、もうどうにもこうにも後戻りはできませんので、失敗のないように、事業者、町民を含めて皆さんと練り上げてやっていただきたいと感じます。最後にしますが、地域活性というか、これとはちょっと違うと思うのですけれども、ある隣の隣の町の話です。私どもの商売もそうですけれども、熟練というのは大変大事な話になります。水産関係のある事業所の社長が、毎年、秋と春の時期に工場の作業員として、道南から20人、30人に来てもらっていると。来てもらっているのはよくて、当たり前の話です。ただ、必ず毎年、菓子折りをいただいて、そこの町の町長が挨拶をしに来てくれて、これをずっと欠かさずやってくれているので、なおさらが親近感を持つのです。これは大事な話だと思います。我が町もそうです。町外資本の企業もあるわけですから、そこには足しげく営業をするということを日課にしてほしいぐらいです。平野町長だけに言っているのではないです。そういうことをこの町の当たり前にしてほしいと思っています。そうなれば、新規の工場をつくるにしても、やはり美幌にしよう、人もこっちに来させようということにつながると思うのです。もう一つは、先ほど支援をどうのこうのと言いました手続にしても、職員が支援してやっているのだではなくて、支援させていいただく、受けるほうは支援をさせていただいたというようにお互いの気持ちでやらなかったらうまくいきませんからね。上から目線ではなくて、一緒になってやるぞということをお願いします。これは実感を持って経験しています。他町村でいろいろな申請に行きますけれども、何しに来たのか、してやろうかという態度が昔は大半でした。今は全然違います。さあさあ、いらしてください、こちらでちゃんと手続をしますから、そこに座っていてください、そのぐらい態度が変わっています。それはずっと持続してほしいですし、部課長、職員の皆さんにお願いしたいのです。ここはすばらしい町だ、町ごとを挙げて歓迎してくれるということにつながりますので、その辺のところの感想をお聞きします。
答弁 町長 平野浩司
今言われたことは、私自身もしっかり受け止めさせていただきます。私は今回、町長にさせていただいたときに、関係人口というお話をさせていただきました。関わる人、この人たちの縁をしっかり大切にすることが大事であって、私も東京へ出た場合には、できるだけ美幌に関わっている方のところに行ってお話をしてきます。この頃、私どものスタッフも、行く機会を設けては、そういう会社を回っていただいています。これを町を挙げて、それぞれの立場でやらなければならないと思っています。行政としても、私だけではなく、職員も含めて、外に出る機会をつくって、一つ一つ丁寧に向き合って、美幌の魅力とか、私どものというか、町民の方々の思いを伝える努力はしていく必要があると思います。先ほど言ったように、皆さんが一つになってということは、この町を次代に向けてしっかりつないでいくことを皆さんとやれればいいと思っております。きちんと受け止めてまいりたいと思っております。