美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月9日
(1)町長の重点政策にある福祉施設等の拡充について/(2)施設入所待機者の現況について/(3)介護・福祉従事者の確保と所得改善策について/(4)第8期介護保険事業計画について
2020年12月9日、美幌町議会の一般質問で、松浦和浩議員が「町長の重点政策にある福祉施設等の拡充について」「施設入所待機者の現況について」「介護・福祉従事者の確保と所得改善策について」「第8期介護保険事業計画について」について質問し、町長 平野浩司、民生部長 那須清二、福祉主幹 影山俊幸、副町長 髙﨑利明が答弁しました。
- 質問者
- 松浦和浩 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、民生部長 那須清二、福祉主幹 影山俊幸、副町長 髙﨑利明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 松浦和浩
それでは、さきに通告しました一般質問、介護・福祉政策の拡充について、4点質問をしております。まず1点目、町長の重点政策にある福祉施設等の拡充についてであります。介護・福祉施設について、町長の重点政策に小規模多機能型居宅介護施設等の整備とあります。高齢化が進む中において、施設のベッド数や施設拡充の政策等お聞かせ願いたい。町内の地区別や自治会別の高齢者対応の施設や独居高齢者の不測事態対応の施設配置など、検討は可能なのかお聞かせ願いたい。2点目、施設入所待機者の現況についてであります。施設入所待機者はもとより、家族の苦労も多いのが現状であります。現在の待機者はどのくらいの人数なのか、また、1日でも早い対応・対策について、町長の考えをお聞かせ願いたい。3点目、介護・福祉従事者の確保と所得改善策についてであります。介護・福祉従事者の確保は万全なのか、介護従事者資格取得支援事業補助金の成果についてもお聞かせ願いたい。正職や登録ヘルパー等の労働環境や所得の向上策が必要と思われますが、町長の見解をお聞かせ願いたい。就労人口が減少していく中で、マンパワーいわゆる人材の確保には、育成や待遇改善が急務であり、福祉を産業と位置づける労働対策としての将来構想も必要と思いますので、町長の見解をお聞かせ願いたい。4点目、第8期介護保険事業計画についてであります。2021年より2023年までの第8期介護保険事業の計画で、第7期計画との比較において大きな施策の変更点について、介護保険料の改定が見込まれるのか、また、基金の現状と見通しについてもお聞かせ願いたい。以上4点、よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
松浦議員の御質問に答弁いたします。介護・福祉政策の拡充についてですが、1点目の町長の重点政策にある福祉施設等の拡充につきまして、施設のベッド数や施設拡充の政策等ですが、特養や老健などの介護保険施設については、広域型であるため、美幌町内での状況はもちろんのこと、北網圏域全体での待機者や利用見込みなどについても勘案し、介護保険料全体の今後の推計も考慮する必要があります。小規模多機能型居宅介護施設につきましては、地域密着型であり、利用者の状況や希望に応じて、通所を中心としながら、訪問や宿泊を組み合わせたサービスを提供できるものですが、令和3年度から5年度までを計画期間とする第8期介護保険事業計画において、介護保険料の推計を考慮しながら、国や道の補助金制度を活用し、民間事業者による整備を盛り込んでまいりたいと考えております。次に、町内の地区別や自治会別の高齢者対応の施設や独居高齢者の不測事態対応の施設配置などについてでありますが、介護保険サービス量を見込む場合、日常生活圏域を設定しますが、本町の市街地は役場を中心に半径2キロメートル範囲に位置しており、それ以外に人口が集中している集落はほとんどない状況となっております。このことから、本町の日常生活圏域は数か所に分ける必要がなく、町全体を1か所の日常生活圏域と設定しており、広域型の介護保険施設や認知症対応型グループホームなどの地域密着型サービス施設についても町全体の施設配置となっております。また、独居高齢者の不測事態については、地域包括支援センターが総合的な相談に応じ、緊急時は緑の苑などにおいて短期入所で受入れをしております。町としましては、緊急通報装置の設置、配食サービス、乳酸飲料の配達、認知症高齢者宅訪問による話し相手、民間事業者との見守りに関する協定など、関係団体と連携を図りながら、引き続き様々な見守り体制にて対応してまいります。2点目の施設入所待機者の現況についてですが、特別養護老人ホーム緑の苑、介護老人保健施設アメニティ美幌、認知症対応型グループホーム4事業所を合わせた定員272名に対し、待機者数は合計で505名となっており、この中には、町外者、他の施設との重複申込者、将来的に不安で事前に申し込まれている方も含まれております。これら待機者の対応・対策等についてでありますが、高齢者が住み慣れた地域で医療や介護、住まい、生活支援など、必要なサービスを一体的に受けられるよう、国が推進する地域包括ケアシステムのさらなる充実に向け、小規模多機能型居宅介護施設を整備するとともに、必要性が高まる生活支援について担い手を増やすことや、介護従事者の確保に取り組んでまいりたいと考えております。3点目の介護・福祉従事者の確保と所得改善策についてですが、厚生労働省によると、介護人材は2025年度、令和7年度には全国で245万人、北海道で11万6,000人が必要と推計されており、毎年人材を確保していく必要があります。介護職員は、かねてより給与水準が相対的に低いこと、女性比率が著しく高い職場であり、結婚・出産段階での離職率が高く、本町においても同じような傾向にあります。美幌町介護従事者資格取得支援事業補助金につきましては、町内の介護人材の確保及び資質の向上と定着の推進を図るため、町内の介護サービス事業所、障がい福祉サービス事業所または医療機関の業務に従事する方に対し、資格取得等に係る経費の一部を補助することにより、本町介護事業の安定的な確保に資することを目的として、平成30年4月より実施しております。御質問の成果についてでありますが、実績としまして、平成30年度が7名、平成31年度が18名補助を利用されており、申請者及び事業所側から好評を得ているところであります。次に、正職や登録ヘルパー等の労働環境や所得の向上策が必要についてでありますが、介護人材の確保に当たっては、人材の新規参入の促進と定着を図る取組が必要であり、参入促進、資質の向上、労働環境・処遇改善の三つの視点から事業者とも連携して、国・道・町が役割分担しつつ、それぞれが取り組むことが必要であります。具体的な方策として、国は介護報酬改定を通じた処遇改善の取組を推進、北海道は介護保険事業支援計画を活用しつつ人材確保に向けた取組を推進、町は必要性が高まる生活支援についての担い手を増やすことや、資格取得支援策など事業所の介護人材確保に向けた取組を行っております。4点目の第8期介護保険事業計画で、第7期計画との比較において大きな施策の変更点についてですが、関連する国の基本指針及び第8期北海道介護保険事業支援計画素案において大きな変更はない見通しであります。町の第8期介護保険事業計画では、さきに述べたとおり、小規模多機能型居宅介護施設整備を盛り込んでまいりたいと考えております。次に、介護保険料の改定が見込まれるのかについてですが、社会保障・人口問題研究所の本町の将来推計人口によると、令和5年度における65歳以上の人口は、令和2年度6,902人に対して6,919人、40歳以上64歳未満の人口は6,204人に対して5,927人となり、第1号被保険者が17人増加する一方で、第2号被保険者は277人減少する推計結果となっております。このため、第2号保険料の減少や介護給付費の増加が見込まれますが、今後、国が示す令和3年4月1日以降の介護報酬改定率を受けて改定となる見込みであります。また、基金の現況については、今議会補正後の今年度末基金残高は4,400万6,000円でありますが、第8期計画では第7期の決算状況により、基金残高の繰入れを行い、第1号被保険者の負担抑制を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
今回の福祉政策については、今年の3月に予定していたのですけれど、事情があって飛んでしまいました。町長の重点政策の福祉施策の中に、小規模多機能を導入したいとあり、答弁では民間事業者との連携を取りたいということですけれど、これは具体的に第8期で可能なのか。そして、ベッド数だとか規模については、今どのぐらいまで検討に入っているのか、町長の政策でございますので、回答をお願いします。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、小規模多機能型居宅介護施設ということで、第8期に盛り込みたいと考えております。美幌町には様々な介護保険のサービスがございますが、唯一この小規模多機能型と言われるサービスがないということで、従来からこういった施設が必要だという声がございました。今回、これを盛り込みたいと考えておりますが、施設の規模につきましては、小規模多機能型は、1ユニットが29人以下という一つの単位、決まりがありますので、まずは1ユニット導入ということで考えておりまして、施設の整備につきましては公募を予定しておりますので、民間の事業者を公募によって、来年度整備してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
1ユニット29名ということですけれど、今回の回答の中で、町長に回答をしてもらいたいのですけれど、国や道の補助金を活用しという言葉が入っています。たしか、平成16年に美幌町にできたグループホーム、平成16年、17年と3棟できたときには固定資産税の減免なりのうたい文句があったのです。それは大庭町長のときに、グループホーム導入の際、若干支援したいということでした。今回、平野町長は、小規模多機能型居宅介護施設について同じような提案があるのかどうか、町長の考えをお願いします。
答弁 町長 平野浩司
今回、町長に立起したときの公約の実現に向けて、今、民生部長が申し上げました小規模多機能型の施設を整備したいということであります。整備については、民間事業者でやっていただくことで進めたいという考えで、第8期の計画に載せて、可能であるとまずは考えております。それは民生部長が言ったとおりであります。今御質問の、要は国の補助以外で町の施策として何か考えるかということでありますけれど、現時点ではこれをしたいという部分よりも、ほかの状況がどういう形か、やっていることもいろいろ考えながら、第8期計画ができ上がるまでには一つの方針を出したいと思っております。来ていただきたいとは言っても、はいわかりましたという状況ではないことも十分承知しておりますので、美幌の実態をきちんと御説明して、かつ、美幌でやることのメリットと言ったらおかしいですが、事業が成り立つための一つの考え、それから、町としての考えを事業を募集するに当たり明確に示していきたいと思っております。
質問 13番 松浦和浩
美幌町が進めてきたアメニティ美幌から始まった福祉施設、土地の関係、そして、緑の苑もグループホームも同じで、美幌町として福祉対策の一環としてしっかり何かインセンティブをつけようという対策をやってきた形が今の美幌で福祉が充実した町になった。療育園の国立療養所からの移管のときも相当支援した。実際に、そのおかげで美幌町は多くの福祉施設、団体ができました。管内でも福祉の町に近いと言える町になったと僕も思っています。ただ、まだ美幌町は人口2万人近くいますので、これからさらに人口の減少、そして高齢化率、あとは介護保険の適用認定率ですか、それを考えていくと、福祉施設、そして、福祉団体、地元以外の業者に相当お願いしないといけない時期がくる。それを考えると、町長の政策である小規模多機能型につきましては、やはり何か町としての支援をきちんとやることが、先にできた施設との公平感があると思いますので、ぜひその辺をしっかりと確認を取りながら、また、議会にかけないといけないのであればきちんと議会にかけてもらいたい。そういう形をとってでも、美幌町の福祉を充実してもらいたいという思いがあります。今後検討に入る第8期の中で業者の選定についてもどうするのか。改めて聞きます。業者は1社だけを考えているのか、複数の業者と検討に入っているのか。どちらなのか現在わかる範囲でお願いします。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、どこか1社と特定して話を進めるということではなくて、先ほども御答弁申し上げましたとおり、基本的に公募をしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
ぜひ、いい会社がいっぱい公募されることを期待しています。次に、同じ質問の中に、私は福祉政策と言いながら、美幌町は極端に言うと広い町でございますので、答弁には一つの街だということが書いてありますけれど、昨日の一般質問では、美幌町の自治会40個を4地区に分けて活動してもらうと、生活圏をそういうふうに4地区に分けるぐらいの自治会です。町民が作っている自治会は役場の課ではないですから、自治機能を持っている自治会を4地区に分けて活動しようということは、生活圏を4地区で考えようということではないですか。そうであれば、福祉・介護の政策も、当然、地区ごとに考える時期が来ると思うのですけれど、地区で考えないのか、一つの街でいいのかということなのですけれど、僕は分けるべきという意味で質問をしたのですけれど、一つの街で十分だという考え、再度それでいいのかどうか、返答をお願いします。
答弁 町長 平野浩司
地区のお話をしていただきましたけれども、私は町長になる前から地域コミュニティーを大切にしていきたいと論じていた人間であります。そういう意味からいけば、それぞれ細分化したほうがいいですけれども、現実として、それぞれの地域コミュニティーがしっかり成り立っていくのかという問題もこの頃出てきております。結論から言いますと、私は、こういう介護施設、福祉施設については、町の全体で考えることでいいと思っています。ただ、そこに入る人たちに対しては、全体で考えればいいでしょうけれど、今回の福祉という意味からいけば、地域の人たちが自分の住み慣れたところ、住み慣れた地区から動けない方もいることもあって、その辺を今後どうしていくかをきちんと考える必要があると思っています。ただ、人をどういうふうに動かすかということでいけば、今まではその地域にという概念がありました。今、公共交通の詰めをやっておりますが、地域にいろんな施設をつくることがいいでしょうけれども、それを皆さんのお金を使ってやるのは、これからの時代は難しいということを考えれば、逆に動ける人は、そこに動いてもらう、その動き方をどう考えていくかが大事だと思っています。ただ、施設に入る方は、また別な意味でそこの一つの集まりですので、そういう認識を持っております。
質問 13番 松浦和浩
ぜひ、町長の考えている地域コミュニティーについても十分守りながら福祉政策をしてもらえるという回答だと思いますので、動けない人、そして、そこに住まないといけないという人もいると思うのです。また、今、各自治会もそうですけれど、高齢者の対応について民生委員の方も相当努力していますけれど、高齢化率が激しく増えていますので、自治会の役員だけで対応はできない。だからこそ全体でやらないといけないとは思うのですけれど、それより地域は地域で、自治会役員も地域から出ていますのでどうしても地域のことを考えます。だから、自治会の在り方と福祉の在り方をリンクさせないといけないと思いますので、その辺を第8期の計画の中に入れるのであれば、しっかりやってほしいと思います。1点目の中でどうしても聞きたいことが最後に1点。不測の事態については、緑の苑の短期入所で受入れをしていると書いていますけれど、現在ショートステイも含めて、短期入所は相当きつい状態だと思うのですけれど、緊急のときに受入れする枠が十分確保されているのかどうか。本当に枠があるのかどうか、回答願います。
答弁 福祉主幹 影山俊幸
ただいまのショートステイの御質問でありますけれども、短期入所生活介護ということで、緑の苑に20床確保しております。こちらは、不測の事態ということでありますけれども、ショートですから、年間の利用実人数としましては、平成31年度の実績としましては25人が利用されておりまして、月平均で8名の方が利用されているということでございます。困難事例でこちらを御利用されている方を、緑の苑、恵和福祉会につなぎまして、入所していただいている現状がございますので、よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
それでは、緊急避難のときは十分足りているということで、全然問題ないという回答でいいですね。
答弁 福祉主幹 影山俊幸
議員おっしゃるとおりでございます。
質問 13番 松浦和浩
わかりました。それでは、2点目に入ります。現在、美幌町にある、介護施設、施設サービスの建物については大きく四つだと思うのですけれど、現在272名の定員ということで、待機者が505名で、重複している方もいますが、だんだん増えていると思うのですけれど、実際この505名のうち、重複者を外すと多分300人の後半かなと思うのです。その方が施設に入るのは、今現在、1年で入れるのか、2年なのか、半年なのか。順番も含めて、順番については入居する審査会で決まるので、飛び越えて入ることはないと思うのですけれど、この辺はどのぐらいの日数がかかるのか。入居を三、四年待っているのか。その実態について、もしここで回答できるのであれば、ぜひお願いします。
答弁 福祉主幹 影山俊幸
ただいまの御質問でございますけれども、美幌町所在施設の待機者数でございますが、御答弁申し上げております505名というのは、町外の方もいらっしゃいますし、施設に既に入所されている方が御希望されている場合もございます。また、重複して1人の方が複数の施設に予約をする、申し込みをするという部分もございますので、町内在住者で令和2年3月末現在では、実人数としては133名になります。こちらは、1年なのか、3年なのかということでございますけれども、先ほどの繰り返しになりますが、まだいつ入るか御本人も計画を立てていない、すぐに入りたいということではなく、将来が不安だから申し込む方も中にはいらっしゃいますので、なかなか一概には言えないですけれども、議員おっしゃるように、審査会で、各施設で名簿を作成しまして、介護の度合いによりまして優先順位を作成されていると認識しておりますので、こちらが何年とは言えないのですが、ケースバイケースになろうかと思います。よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
よく説明はわかるのですけれど、平均で何年ぐらい待つか、相当待っている方も聞いています。そういう人のためにあるのが福祉政策であって、把握していないではなくて、実際半年で入れた方もいるし、すぐの方もいました。でも、待っても入れなくて困っている家族もいるのです。だから、美幌町としてどのぐらい待てば入れるか、極端に言えば、入るという言い方はきついですけれど、元気になって退所する方がいないといけないのに、元気にならないので心が痛いのですけれど、本来はグループホームを含めて元気になって出てくれという施設だったのですけれど、今は看取りまでオーケーなものですから、緑の苑を含めまして、町民の方々に美幌町の施設は1年かかる半年かかる、そのぐらいは今度の第8期のときに、入居待機者がいる町として、しっかり確認すると言うと悪いですけれど、ある程度の月数を言わなければ、ほかの町の施設の申込みに皆さん結構苦労しているのです。当然、ほかの町も地元優先ですから、そうなると、美幌町にもほかの町から来ていますけれども、同じことを繰り返しているのです。この施設の在り方については、オホーツク管内でと言いますけれど、足りなければオホーツクの市町村全部でベッド数を上げる努力をすべきだし、緑の苑の移転ときもそうですけれど、枠はなくて、申請枠のままですから、地域できちんと話し合いをしてもいいのかなと。津別町、大空町と。そういう形でいけば、我が町美幌町の町民が、我が町の施設に入るのに1年かかります、半年はかかります、どのぐらいかかるかという言い方は悪いですけれど、そのぐらいの明言はできないのかどうか。私はすべきだと思うのですけれど、どうでしょうか。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、施設の入所に当たりましては、先ほど主幹が御答弁申し上げましたとおり、申込順で入れるものではなく、判定会議を設けまして、その方が在宅で過ごすことが難しいですとか、そういった事情を考慮した中で、優先順位を決めさせていただいて、入所を決定しておりますので、そういう意味で、一概に何年とは言えないということでございます。緊急の方であれば、申込みが遅くても、早く入れる方もいるということでございますので、御理解いただきたいと思います。また、足りなければベッド数を上げてはどうかという御質問でございますが、介護保険施設につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、北網の市町村全体の中で、ベッド数がどれだけ必要かということで今現在決定されているものでございます。当然、ベッド数を上げるということは、その分のサービスが増えていきますので、介護保険料にもはね返ってくるものでございますので、本当に地域として必要なサービスがどれぐらいかを見極める必要があります。そういったことから、人口も減少しておりますが、高齢者の人口も推計によりますと今ぐらいをピークに今後だんだん減っていくということもありますので、そういったことからも必要なサービス量を見込んだ中で、そういったベッド数なり施設の整備というものを今後考えていく必要があるということでございますので、御理解よろしくお願いしたいと思います。
質問 13番 松浦和浩
北網の中でのベッド数の見極めを早くしたらいいではないですか。見極めできるなら見極めしていいのではないですか。そのぐらいの英断が美幌町にあっていいのかなと。どこかの町が言わなかったらベッドは増えないです。緑の苑の増床の時だって、美幌町が枠をもらったではないですか。申請枠として。我が町が英断をもって上げたので申請枠を取れて、網走でももらったではないですか。小規模の。枠の申請をすれば動くのです。ですから、少なくとも津別と大空と協議して、今後の高齢者の施設についても、今のままでいいのか、足りないのか、もしくは、やり方があるかという協議をきちんとしてみてはどうかと思うのです。その辺、町長どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
実人数で133人がいつ入れるのかというお話をいただきました。答弁を繰り返すわけではないですけれども、審査会を3町でやっていますけれども、その中でどうするかを決めるので、基本的に急ぐ方はきちんと対応されていると私は理解しております。それで何年も待機される方がいるというのは、それなりの何かがあるということで、もしそういう方が何人もいらっしゃるというのであれば、それはしっかりその方の分析というか、確認はしていきたいと思っています。私の知っている中では、審査会で美幌の施設が難しいという方であれば、例えば、本人がどうしても美幌から離れたくないというのは別ですけれども、大空の施設とか、津別の施設で全部調整をしています。実際に私の母も津別町にお世話になりました。そういう意味では、近隣とは調整はできているという話でありまして、当然施設の数が増えることによって、負担というか、保険料に影響すること、今後のことを考えれば、枠を取ることはいいでしょうけれども、そのことで施設として成り立たないということであれば、また困る話なので、その見極めはしっかりしていきたいと思います。私が間違った部分もあると思いますので、副町長から訂正も含めて答弁させていただきます。
答弁 副町長 髙﨑利明
すみません。ただいまの町長の答弁の中で、認定審査会と判定委員会と混在していたと思うのですけれども、認定審査会というのは、介護認定のそれぞれ区分を認定するもので3町でやっておりますが、施設の入所につきましては、3町ではなくて、それぞれの事業所が判定委員会を持ちまして、入所者の順位を決めているということで、まず、その辺を理解していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
今、二つ目で手厳しい言い方をしたのですけれど、私の周りで、ほかの町からも施設の数、ベッド数でどうしても苦しんでいる方々がなかなか解消されない。この年になって、年が近い方の親が80歳を超えるとそういう話が聞こえてくるのです。20年前から見ると、介護を受ける方、審査も厳しくなりましたけれど、圧倒的に認定者が増えていますので、急ぐべきは施設の在り方、そして、お金がかかっても町民にきちんと説明すべきです。高齢者が多い地域になってしまったのですから、その部分は町民にきちんと説明すべきだと思います。その前提で、施設の在り方については拡充すべきという考えで言ったつもりなので、その辺の趣旨は町長はわかったと思いますので、次に3番目に行きます。3点目については、介護・福祉の従事者の確保と改善です。回答の中にも、所得の向上や労働環境の改善が必要だと、私もそう思っています。ただ、美幌町単独の介護施策として、国と道と補助政策の中でやっていますので、簡単に割り切ってできることではないと思います。ただ、住宅の確保だとか、生活環境についての支援は例外でいいのかなと。美幌町の公営住宅は、今は20軒から40軒、改修して空いているところも出てきています。美幌町としてそういうところにヘルパーを一時入居させて生活を安定させるという施策があってもいいのかなと。空いている公営住宅、もしくは住宅を、美幌町以外から来る、看護師も町外から呼んでいますけれど、そういう人たちの移住定住についても、福祉関係の人たちにきちんとした住居を貸してあげる。そういうところは、福祉の関係での検討には入っていないのかどうか、何かありましたらお願いします。
答弁 町長 平野浩司
介護・福祉従事者の確保ということで、国・北海道・町が役割分担をしっかりしなければいけないという答弁をさせていただいております。その中で、御質問の処遇改善の中でいけば、例えば、労働環境とか、所得の向上というのは難しい。それは国にしっかりやっていただきたいという中で、町としてしっかりやらなければいけないのは、育成とか、確保、これは議員おっしゃるとおりやっていく必要があると思っています。それをどうしていくかということにつきましては、今、美幌町として不足する人材について触れていただきましたけれども、介護だけではなくて、医療従事者、それから介護従事者を併せて福祉という概念と、それから保育士、そういう人材をどうしていくかをトータル的に考える時期になっている。逆に遅いという思いではあります。その考え方を整理して、それぞれのところに投げかけをしているものもございます。ですから、そういった中でいけば、近隣からの人の取り合いとはならないとなると、当然、将来に向けて育成するという、教育の中で、美幌から育っていく方が地元に戻るとか、そういう考え方、それから、他の地域から来てもらう、これは移住定住の話に関係してくるのですけれど、そういうトータル的な見方をする必要があるということで整理をして、そういう投げかけをし始めたところであります。そういった中で、からくりをしっかり整理した中で、また皆さんにお示しして、御意見をいただいてやっていかないと、1個ずつをどうですか、どうですかと聞かれても、その中の答え方は非常に難しくなると思いますので、今議員おっしゃられたことについてはしっかりやっていきたい、言うならば、育成と確保ということに対してはやっていきたいと今の段階では思っております。
質問 13番 松浦和浩
地域の在り方が過去と違って、右肩上がりの経済が続いていない寂しい状況になっているのは、もう20年以上前から出ています。その中で介護制度が始まって、結果的には各町村の予算、そして町民の負担も増える形になっている。その反面、施設に入れた方は少なくとも安心している方もいるので、そういうことを考えれば、施設の在り方は地域にとって必要かなと。人材育成、教育、福祉、教育も福祉も日本の政策としてはまとめて福祉政策と言いますので、福祉にお金をかけることで地域にまたプラスになる、教育にお金をかける、それが美幌町の1番の仕事かなと。逆に言えば、美幌町の中学生なりが、ほかの高校に行って福祉の勉強をして、そういう子供たちも美幌町に帰っておいでと、インセンティブがありますよというのを、今後しっかり施策で出すことを町長に期待しますので、よろしくお願いします。それでは次に、重複しますけれど、4点目の第8期介護保険事業計画に入ります。第7期が終わりかけていますので、過去の第1期のときから介護保険料は随時随時上がってきている。美幌町も最初のころは安いほうに入っていて、今は若干中間より上になったのかなと。美幌町は人口がまだ2万人を超えていたので、配分でいくと助かったと思うのですけれど、回答の中で、第1号被保険者と第2号被保険者の数が若干動く。そうなると、当然第2号の負担が増えるとなります。なおかつ、階層ごとにまた増えるとなりますけれど、給料が高額の人が減れば、当然介護収入が減ります。ということは、平均して低・中の所得の人の負担率が増えるということになるのです。今でも相当きつい生活で頑張っている人たちも保険料を払っていますけれど、それを考えると、今回の第7期の1年後の基金残高は3,300万円ぐらいでした。今回、4,000万円あるとなりますと、前回第7期のときは若干ありましたけれど、この数字でいったら第8期はこのままの金額でいけるのではないかと、僕はそういう感じがするのです。その中に小規模多機能型の建物が一つ入っても、おおむね大きな値上げなく基金でいけるのかなと。ただ、基金がなくなると、後が大変ですけれど。今はコロナ禍で、経済が戻る見込みがわからない状態でいけば、第8期の保険料を極力上げない方向で検討に入れるのかどうか、お願いします。何か指標があればお願いします。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、第7期の基金残高が約1,000万円ございましたので、それを全額繰り入れるということで保険料を算出しております。繰り入れる予定で、本来であればそれはゼロになる予定だったのですが、今現在の見込みでいきますと、4,400万円ほどが残高として残っているということですので、結果としていい方向、財政的にはそういった状況にございます。今後の保険料についてですが、ただいま議員がおっしゃった小規模多機能型のサービスが増えていきますし、あと、その他のいろんなサービスについても、今後3年間を見込むことになります。その上で、介護報酬の改定も今後されるということもありますので、今現在では何とも上がるとか、下がるという見込みを申し上げられないですけれども、そういったいろんな要因を推計した中で、今後、保険料が決定していくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 13番 松浦和浩
勘違いをすると困るので、介護保険の基金を取り崩してなくなった場合、一般会計からの繰入れは自由ではなかったと思うのだけれど、簡単には繰入れできないですよね。その場合、繰入れする方法は何かあるのでしたか。
答弁 副町長 髙﨑利明
すみません。私もはっきり言えませんけれども、介護保険の基金を取り崩して、なおかつ赤字が出る場合は、先に借入れをして、次の介護保険の改定時に保険料を上げて返済をしていく形になりますので、一般会計からの財政支援ではなくて、あくまでも独自の特別会計の中で借入れをして、次の計画でその分を保険料で上乗せして、返済していく形になりますので、よろしくお願いいたします。
質問 13番 松浦和浩
介護保険制度の計算式を間違って、お金が足りなくなるということは本来あり得ないですけれど、今、景気が上向いていない状態を考えましたら、どこかでワンクッションを置くべきだと。であれば、苦渋の選択で、据え置いた中で取り崩しもやむなしと。その代わり、3年後借財があるのであれば、その分を第9期、第10期で返済するだとか、そういう形でこの苦難の時期を乗り越える形を取るのも、美幌町としての町民に対する仕事かなと思います。部長が言ったとおり、国の政策がまだ100%おりてきていない。報酬についてもおりてきていない。3月議会になってやっとわかると思うのですけれど、3月議会で我々議会が質問しても間に合わないものですから、多分その段階で提示されるのかなと。提示されてどうしようもないことだけは避けたいなと。私は、介護保険制度が20年前にできたとき、平成13年ですよね、制度が始まったのは。このときから既に福祉の関係では相当厳しい制度だということで、そのまま来ていますので、多くの町民が、福祉、介護施設を使いやすくして、そして、負担金も多くなく、誰もが福祉豊かな美幌町に住んでよかったとするために、1月、2月、3月と時間は短いですけれど、その辺の方針をしっかりとできる余裕はあると思うのですけれど、今の基金の関係について、何か問題点があるのかないのか。取り崩しについて危惧されることがあるかどうか。崩してしまうと大変だとか、今の段階で何か問題点はあるのかないのか。あればお願いします。
答弁 副町長 髙﨑利明
ただいまの介護保険料の関係でございますが、先ほど部長からお話ししましたとおり、サービスの量、保険料の納付者についてはある程度見込めますが、国の介護サービス費用の改定がまだ見込めないということでございますけれども、今後につきましては、高齢者も増えますし、サービス利用者も増えるということで、当然増えることが想定されております。その中で、これから第8期の事業計画素案がまとまりまして、年が明けてからパブリックコメント等で町民の方への御説明と、議会にもお示しをしていきたいと考えますが、出てくるサービス料の公費負担を除いた部分、保険料で賄う部分が出てきますので、その中で個々の負担にならないように、今お話ししました基金を最大限活用させていただいて、被保険者の負担を抑える形で取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 13番 松浦和浩
よくわかりましたので、残り時間が短いですけれど、高齢者の不安を減らすため頑張ってもらいたい。最後に、町長に一つだけ確認を取ります。町長の重点政策の小規模多機能型居宅介護施設については、間違いなく進めてもらいたい。進めるという町長の決意を最後に聞いて終わります。よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
答弁にも書いてございますけれども、小規模多機能型居宅介護施設については第8期の中にしっかり載せて、これを達成するようにやっていくことをお誓いします。