みんなの議会

美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月9日

介護現場の現状認識について

2020年12月9日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「介護現場の現状認識について」質問し、町長 平野浩司、福祉主幹 影山俊幸、民生部長 那須清二が答弁しました。

質問者
上杉晃央 議員
答弁者
町長 平野浩司、福祉主幹 影山俊幸、民生部長 那須清二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 上杉晃央

それでは、介護従事者の確保対策と第8期介護保険事業計画、2項目について順次御質問いたしたいと思います。まず1点目は、介護現場の現状認識についてでございます。国の調査によると、2025年に約30万人の介護人材が不足する見通しが示されております。美幌町の介護現場でも慢性的な人材不足が叫ばれており、高齢化の進展により今後さらに要支援者及び要介護者が漸増する状況にあります。美幌町における介護現場の状況をどのように認識しておられるかお尋ねいたします。この項目の2点目でございます。介護従事者確保対策に就業助成及び住宅準備助成等の拡充をということで、美幌町では、医療従事者の確保対策として、幅広い医療資格者を対象として就業支援補助金及び住宅準備補助金の支援を行い、平成27年度から平成30年度の4年間に看護師ほか8職種で11名の採用が実現しております。介護職の離職率は高いと言われておりますが、平成30年度介護労働実態調査によると、全産業で14.9%、訪問介護員及び施設介護職の合計で15.4%と、以前より離職率はわずかな減少傾向にあります。介護職の離職理由として、一つ、職場の人間関係に問題がある。二つ、結婚・出産・妊娠・育児。三つ、施設の理念や運営に不満、労働環境など。四つ、将来の見込みがない。五つ、仕事量に収入が見合っていないの順となっています。人材の不足感、大いに不足、不足、やや不足、この三つを足すと全体では65.3%、適当は34.4%でした。職種別で見ると、訪問介護員は最も高く、81.2%、介護職員は69.7%と、介護職員の不足感は年々上昇しています。11月に町内の介護事業所8か所を訪問し、施設管理者等とのヒアリングから多くの施設で全国と同様に介護人材が不足していることが明らかになりました。こうした実情から、現在町が実施している介護従事者資格取得支援補助金に加えて、人材確保対策として医療従事者に準じて就業支援補助金及び住宅準備補助金の支援を拡充すべきと考えますが、いかがですか。また、美幌町の高校生が、町奨学金の貸付けを受け、町外の介護専門学校等に進学し、資格取得後、町内の事業所等に就職した場合、奨学金の返済を免除する方法も検討すべきと考えますが、いかがですか。第8期介護保険事業計画の重点項目についてお尋ねいたします。現在、第8期介護保険事業計画の策定作業を進めていると思いますが、第7期の検証、アンケート結果や介護事業関係者等との意見交換などから、今期は何を重点施策として取り組むのかお尋ねします。また、先ほどの介護人材不足問題にも関連いたしますが、美幌町でも通所サービスの利用回数制限などサービスを受けることができない高齢者が漸増しています。こうしたことから、介護人材不足のための元気な高齢者の支援を得て、地域に居場所を増やす、送迎つきのサロン、サークル活動等のためにボランティアポイント制度を創設し、積極的活用を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。ボランティアポイント制度の制度設計状況についても併せてお伺いします。要介護者の増加や介護度の重症化により、施設利用希望の待機者は増加の一途です。通所・訪問・泊まりの機能がある小規模多機能型居宅介護施設の整備により、要介護者及び家族の支援にも貢献できるものと考えますが、町の取組状況についてお尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

上杉議員の御質問に答弁いたします。初めに、介護従事者の確保対策について。1点目の介護現場の現状認識についてですが、厚生労働省によると、介護人材は2025年度、令和7年度には、全国で245万人、北海道で11万6,000人が必要と推計されており、毎年人材を確保していく必要があります。介護職員は、かねてより給与水準が相対的に低いこと、女性比率が著しく高い職場であり、結婚・出産段階での離職率が高く、本町においても同じような傾向にあると認識しております。2点目の介護人材の確保に当たっては、人材の新規参入の促進と定着を図る取組が必要であり、参入促進、資質の向上、労働環境・処遇改善の三つの視点から事業者とも連携して、国・道・町が役割分担しつつ、それぞれが取り組むことが必要であります。具体的な方策として、国は介護報酬改定を通じた処遇改善の取組を推進、北海道は介護保険事業支援計画を活用しつつ、人材確保に向けた取組の推進、町は必要性が高まる生活支援についての担い手を増やすことや、資格取得支援策など、事業所の介護人材確保に向けた取組を行っております。医療従事者に準じた就業支援補助金、住宅準備補助金の支援拡充及び美幌町の高校生に貸付け後、将来町内介護事業所に就職した者への奨学金返済免除につきましては、介護人材確保の一つの手法と考えますが、厳しい財政状況下において、他の業種とバランスを取りつつ、制度の実績を踏まえ評価をしながら、在り方などを見極めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、第8期介護保険事業計画についてですが、現在、令和3年度から5年度までの計画期間である高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画を策定しているところでありますが、御質問の1点目、今期は何を重点施策として取り組むのかについては、地域包括ケアシステムのさらなる充実に向け、小規模多機能型居宅介護施設を整備するとともに、必要性が高まる生活支援について、担い手を増やすことや介護従事者の確保に取り組んでまいりたいと考えております。2点目のボランティアポイント制度の制度設計状況についてでありますが、社会福祉協議会ではボランティアセンター運営委員会において協議を重ね、ボランティア活動における活動員の高齢化、活動の後継者探しなどの現状を改善するため、支え手を増やし、ポイントをためて楽しみながら活動の継続を図る「ささえ手くらぶ」事業を令和3年1月より試行することとなりました。町は、対象事業に介護支援事業を含めていただくよう、社会福祉協議会と協議してきており、試行では高齢者等を対象とした配食サービス、移送サービス及び生活支援事業が対象となったところであります。令和3年度からの本格実施の際には対象事業の拡大も含め、今後ボランティアセンター運営委員会で協議され、御質問の高齢者が地域に居場所を増やすことのできるサロン等のボランティア活動についても検討する旨、伺っております。町といたしましては、ボランティア人材の発掘と育成を推進するため、本事業を支援してまいりたいと考えております。3点目の小規模多機能型居宅介護施設の整備につきましては、第8期介護保険事業計画において整備を盛り込み、事業者の選定については公募を予定しておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

それでは、順次再質問させていただきたいと思います。最初に、介護従事者の確保対策についてでございますが、答弁にありましたように、2025年には北海道では11万6,000人必要としていると答弁がございました。美幌町も同じく不足傾向にあるという町長との共通の認識でありましたが、実際に町として、介護事業所における人材不足の現状を具体的に何か把握することを行っていたのか、その辺の把握方法についてお尋ねしたいと思います。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

ただいまの町としての介護職員の不足数という御質問でございますけれども、第8期介護保険事業計画を策定する上で、アンケートですとか、電話、メールにて聞き取りをしながら確認させていただいておりますけれども、町でヘルパー、デイサービス、施設の16事業者に確認したところ、介護職員数は12月1日現在で38人不足しているということを確認しております。ただ、ヘルパーですとか、デイサービスにつきましては、各事業所の従業員数に応じてサービスを縮小しているという現状もありまして、最大限のサービスを提供する場合の不足数ということで、この38人の不足というのは最大限の人数になろうかと思います。また、実際には求人募集をしていない事業所もありましたので、その旨もお伝えいたします。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

今の主幹の説明ですと、私がこの質問を通告したその後、事業所に調査をして、不足数が38人だという把握をしたということで、私が質問をする前、第8期の計画を作成する段階でのアンケート調査などではそういった調査は具体的に出てまいりませんので、不足の実態を、私の質問の前に第8期の計画を立てるのに何らかの方法で調査をしていたのかどうか。その辺をまずお尋ねしたいと思います。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

御質問をいただく前のアンケートの結果でございますけれども、介護事業所に問い合わせをさせていただいておりまして、町内介護事業者の全27事業所から回答をいただいております。その中の意見を何点か紹介させていただきますけれども、長くなって恐縮ですが、介護職員につきましては女性が77.5%で、年齢では50代以上が4割以上となっている状況であります。事業所の運営に関して困難を感じることとしましては、人材の確保が難しいが36.4%と最も高く、次いで、人材の育成が難しいが18.2%となっておりまして、人材不足への課題が大きいと認識しております。人材の確保につきましては、おおむね確保できているが48.2%、余り確保できていないが25.9%となっております。職員の定着につきましては、たまに離職者がいるがほぼ安定しているが最も高く63%、定着し安定しているが29.6%で、離職者が多く不安定であるがゼロパーセントという結果となっております。人材が確保できない、職員が定着しない課題につきましては、精神的・体力的に厳しいが33.4%、次いで、給与水準が29.6%となっております。今回、人材不足の項目につきましては、第8期に向けて初めてアンケートを実施したところでございますが、事業所により職場環境等の温度差があると推測されております。また、経営者と管理者と実際に従事されている方の温度差もあるかと思います。全体の印象としましては、人材の確保が難しいけれども、精神的・体力的に厳しい状況ですとか、給与水準の改善がなされないと介護人材の確保が難しい状況が続くという結果がこちらのアンケート結果から伺える状況であります。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

ある面はほっとしました。今回の第8期の計画中で、そういう項目を入れて調査したということですね。第7期まではアンケート調査の中にそういった項目がなかったものですから、行政側がどんな実情を把握しているのかということで確認させていただきました。国は、地域医療介護総合確保基金を活用して、総合的な介護人材の確保推進の組織をつくってくださいということを市町村に求めておりますが、これを受けて、今後どのような取組をされるのか、現状での考え方があればお聞かせください。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

ただいまの御質問でございますけれども、議員がおっしゃるような組織を国で設立しまして、そちらを組織した上で、介護人材の不足に対する課題等、現状認識を一緒に併せながら、改善策ですとか対応策を話し合う場をつくるような通知は来ておりまして、認識しております。町としましては、高齢者福祉、介護保険の推進委員会がございますので、本来はその中で、第8期を策定する上で委員会を開催させていただいて、御意見をいただきながらというところで、私の個人的な思いではありますけれども、そういった推進委員会からということを想定もしながら事務を進めようと思っていたところだったのですが、今回、新型コロナ感染拡大防止の関係で、書面会議になったこともございまして、書面では御意見をいただいているのですけれども、生の声をお聞きする機会がなかったということで、現段階では議員の御質問にお答えできる材料はない状況でございます。

再質問 12番 上杉晃央

先ほどの答弁にもありました国・道・町の役割分担がありますから、現実的にはそれぞれの市町村の中で、具体的に人材確保のためにどんな役割を果たしていくのか、実態をどうつかんでくのか、これから求められると思います。ぜひ、今回の第8期の取組の中で、既存組織を活用するのもいいし、しっかり取り組むための別組織でもいいと思うのですが、この中で、参入促進の事例の中には、介護分野への元気高齢者等の参入促進セミナー事業とか、あるいは、介護人材確保のためのボランティアポイントの活用、地域の支え合い・助け合い活動継続のための事務手続等支援事業、これは国ではお助け隊という名称になっていて、こういうことを地域の力を借りてしっかり取り組むべきだということを市町村側にも求めている部分もありますので、今後、第8期を推進していく上で、後ほどの再質問の中にも入ってきますが、やはり人材を確保するためのボランティアポイント制度、こういったものの活用も有効かと思いますので、国の方針に従って、しっかり美幌町としての取組に期待したいと思います。それで、国・道・町が役割分担をして取り組むということになっておりますが、町は必要性が高まる生活支援について、担い手を増やすことや、既に行っておりますが、資格取得の支援などに取り組んでいると答弁いただいております。そこで、さきの松浦議員とかぶらないように質問したいと思いますが、この2年間で、介護職員の初任者研修と介護福祉士の実務者研修の資格取得の状況についてそれぞれ人数を教えてください。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、介護従事者の初任者研修の関係でございますが、平成31年度が3名、実務者研修が15名、30年度でございますが、初任者が5名、実務者が2名となっております。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

この制度を利用して、それぞれの事業者の中でキャリアアップのために制度が利用されているというのは、町の取組としては評価させていただきたいと思います。第8期の計画の中で、生活支援の担い手を増やすため町としてと書いているのですが、これは具体的には何を、どんな取組をするのかわからないですけれども、第7期の計画書を読ませていただきましたが、この中で、生活援助サービスの項目では、NPOや民間団体での提供体制整備を掲げておりますが、第8期の中でいかにして町が担い手を増やすという計画づくりをしようとしているのか、具体的な考え方についてお示しいただきたいと思います。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

ただいまの生活支援の担い手を増やす具体的な施策ということでございますけれども、議員おっしゃるように、第7期でも登載しておりまして、実施しておりますが、介護福祉専門学校で美幌町内での介護福祉士実務者研修などの研修を開催するに当たっての支援ですとか、こちらは人的な支援をさせていただいているものと、来年、令和3年になりますけれども、絆びほろのさくらんぼ部会でも、一般町民に向けて生活支援についての講座を開催したいとお伺いしておりまして、そういったことにつきましても、主体は絆びほろになりますけれども、人的な支援ということでお手伝いをしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

第7期の中で、NPOや民間団体ということで支援をもらうということですから、私は第7期の検証をどのように行っているのかはわかりませんけれども、率直な印象としては十分ではなかったのではないかという私自身の評価です。ですから、第8期の中でしっかり担い手を増やす、先ほど言った、元気な高齢者の力を借りるとか、今おっしゃったような、町民に生活支援のいろんな講座を設けるとか、要は、ふだん何もしていない地域の中にいらっしゃる方、元気な方の力をいかに引き出して、マンパワーとして活用していくかということも大事かと思いますので、ぜひ、第8期の中でそういったことを重点的に取り組んでいただきたいと思います。町長にお尋ねしますけれども、介護従事者にも就業支援あるいは住宅準備補助金の支援拡充を求めましたが、答弁では厳しい財政状況と他の業種とのバランスから在り方を見極めてまいりたいと、残念ですが、前向きな答弁をいただけなかったのですけれども、近隣では大空町、津別町が、補助金の額は美幌町と違いますが、医療従事者及び介護従事者に就業及び住宅準備の補助金を実質補助しております。また、道内を調べてみると、十勝管内の本別町では、就業支援金と住宅準備金以外に就職準備金というのを出したり、あるいは介護福祉士の就学貸付を町が行って、貸付期間の2倍の期間、町内の職場に在職した場合に返済を免除する、こんな制度も独自に設けているようです。自治体により財政事情や考え方が違いますけれども、それぞれこういった取組をしながら、今足りないと言われている介護人材を増やしていく。あわせて、私もいろいろ調査した中で、先ほど主幹も答えておりましたが、介護職が少ないことによって、今どういうことが起きているかというと、新型コロナの影響もあるのですけれども、デイサービスの利用回数を制限するとか、あるいは、在宅で各種のヘルパーサービスを受けたいという申込みをしても、私も経験があるのですが、ケアマネジャーに相談して、いろんな事業所を当たるのですけれども、申し訳ないけれど、うちの事業所では人手が足りなくてお応えできませんということが、ここ1年大変多くなっているという状況で、言葉はよくないですけれども、要は介護難民というか、在宅でいろんなサービスを受けられない。具体的には、デイサービス3回が2回になって、1回行けないことによって、その分ヘルパーに依頼しようとするとお断りされるとか、そういうことが出てきておりますので、今後ますます要介護者が高齢化に伴って増えてまいりますから、この人材問題というのは喫緊の課題だと私は強く思っております。町長に再度お答えいただきたいのですが、医療従事者に準じた、医療職と介護職の評価はいろいろあるので、大空、津別は両方とも同じ基準でやっていますけれども、例えば、介護職は準じるというのは同額ということも含めて、そういった面で介護従事者にも一定の支援をしていくことで、人材確保に資するのではないかと思いますが、そういった面について、もう一度そういう必要性について、町長、強い決意をお持ちなのかどうかお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

介護従事者に対する思いとしては、現在においては非常に足りないという認識はしているつもりであります。今回、答弁させていただいた中で、素直に聞いていただくと非常に消極的だと感じる表現であったということであれば、お詫びをしたいと思います。私は自分が教育長をやって、教育には非常に思いはあるのですが、福祉については経験したことがなく、いろんなことを勉強させていただいております。今回、松浦議員と上杉議員から介護従事者に対しての御質問があった中においては、今、担当には従来やっている資格取得支援補助に何かプラスできないかということで指示を出しているところであります。私が町長になったとき疑問に思って、公約の中にも入っているのですけれども、当時、上杉議員が言っている医療従事者と介護従事者は同じくならないですけれども、医療従事者については、就業支援とか住宅支援をやっているのに、なぜ介護はやれないのかということをかなり言われました。私とお話しした方も、そういうことに広げていくという話を実はしております。そういった中でいけば、私自身もこういうことがどうかということにおいては、その内容と財政的負担もしっかり考えなければならないということもあって、私としては何らかの形で広げる必要があると思っています。先ほど松浦議員のお話でもしたのですけれど、人材を考えたときに、たまたま介護ということで御質問をいただいて、それだけではなく、たくさんあるとこの頃考えております。ですから、美幌町として、不足する人材確保をどうするかということをすべきだと。言うなら対象者です。まずそれをして、私の中では今言ったように医療従事者とか介護事業者、それから保育士とか、そういう整理がされていて、それをどういうふうにできるか。言うならば、支援できるかということを考えればいいのかなということで、これも御紹介いただいたような一覧表ができているので、その中で支援制度の拾い出しと、できるか、できないかという考え方で、今整理しているのは、資格取得支援補助金、就学支援補助金、住宅準備補助金、それから、奨学金貸付等返済免除、教育における職業体験、これは義務教育においてです。それと、定住移住の方策としての不足人材の確保ということが大きな器でできるのではないか、検討課題として順位をつける必要があると思っております。そういった中でいけば、介護という御質問でございますから、介護人材の確保ということであれば、特に今できるものを考えた中で、こういうことを検討してほしいということをして、何とか新年度には、今やっている支援以外に皆様に御提案できるようなものがまとめ上げられればいいという気持ちで、原課には指示を出している状況でございます。答弁が長くなって申し訳ございませんけれども、気持ちとしては、人材をしっかり確保する方法をトータル的に考える必要があるという気持ちは持っております。

再質問 12番 上杉晃央

町長から力強い具体的な内容でありました。私は今回、福祉・介護人材の確保という観点から質問をしておりますので、そこに絞っています。町長が今出された検討する、拡充すべき内容についてのお話がありましたが、第8期が始まるということで、恐らく、年明けに議会への計画の説明とかがあると思うのですが、町長が述べた自分なりに考えている拡充策について、いつ頃までに指示をして、町としての意思決定をされるのか、例えば、令和3年度中にはそういったことについて結論を出すのか、4年度なのか、その辺について、今お答えできるものがあれば御答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

検討すべき項目について列記でお話ししました。その中で、新年度に向けて、介護の人材確保に対して、今は一つやっているわけですから、もう一つできるような形で指示は出しております。そこで問題なのは、先ほど言った内容と財政的負担のバランスをどうするかによって、制度、そして、今、新年度予算の提出を担当に求めていますので、その中で反映できるのであれば反映していきたいと思っています。当然、財政サイドとしっかり聞き取りをして、今お話ししたことについて、今後どういうふうに1個ずつ方向性を出すか、ある程度自分なりにまとめているので、それを詰めていきたいと思っております。

再質問 12番 上杉晃央

具体的に新年度予算に反映できるものがあれば、財政状況を見てということですので、私も今回、回ってみて介護職員の働き方は2通りありまして、夫の扶養でパートのまま働くのがいいという人と、そうではなく常勤になって、きちんと収入を確保して働きたいという二つに分類されるようです。今、私が申し上げているのは、常勤の介護職に対する支援という意味合いですので、パート職に対しても、もちろんお金がある程度あって、いろんな支援ができるのは望ましいですけれども、やはり常勤者をしっかり確保していくことが安定的な介護サービスということになります。ただもう一方では、先ほど言ったヘルパーとかは、どちらかというとパート職で、そちらも人が足りなくて、先ほど言ったように申し込んでもなかなか来ていただけないという実態もありますので、まずは常勤者をしっかり確保するという意味で、町長の判断で施策を拡充するという考え方が示されましたので、できるだけ早い時期に人材確保策の拡充が実現できることを期待していきたいと思います。次に、介護保険事業計画に移ります。今期の重点項目は、さきに松浦議員の質問でもありましたが小規模多機能型居宅介護施設の整備、それを答弁いただきました。実は、私の義母が津別の小規模多機能型施設を独り暮らしから施設に移って利用しておりまして、以前から委員会の中で、民生部に対して小規模多機能型が必要ではないかと主張していたわけですけれども、町長の強い思いもあって、こういった取組が第6期総合計画の第5次計画の中をよくよく見ると実は入っていました。この中では、先ほど答弁がありましたが、民間事業者による施設誘致に必要な予算として、令和3年度に993万1,000円の予算ということで計上されております。この予算内容を初め、先ほど公募型というのは聞きましたが、事業者選定のスケジュールだとか、実際に選定が終わって、施設整備は令和何年度ぐらいを町では期待しているのか、そのことによって、第8期介護保険事業計画の給付費にも影響してまいりますから、それは介護保険料にも当然はね返ってくるということですので、その辺の年度のめどがわかれば教えていただきたいと思います。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

スケジュールとしましては、先ほど御答弁を申し上げましたが、令和3年度に公募をさせていただきまして、建物自体の建設につきましては令和4年度、サービスの開始はもしかすると令和4年度の冬といいますか、令和5年1月から3月に開始される可能性もありますけれども、基本的に令和5年度からサービスが開始されるという予定で、今、予算編成も含めて事業者とも情報交換しながら進めているところでございます。よろしくお願いいたします。(「993万1,000円の中身は何でしょうか」と発言する者あり)

答弁 福祉主幹 影山俊幸

先ほどの第7期介護保険事業計画での993万幾らという金額かと思いますけれども、そちらは確認させていただいて、後ほど答弁させていただきたいと思います。

再質問 12番 上杉晃央

これは、総合計画の第5次計画の中に既に載っているのです。今の時点で手持ち資料がなければ後でもいいですけれども、当然、予算計上しているということは、この事業内容は確定していると思うのですけれども、今お答えできなければ後でも結構です。

答弁 民生部長 那須清二

大変失礼いたしました。実施計画の中身でございますが、公募により、国から補助金をもらいまして、町を通して補助金を支出しますので、その金額を出していたわけですけれども、その時点では実施時期がいつになるかわからないという流動的な部分がありましたので、早くなった場合も想定して、来年度に補助金の額を計上しているわけですが、実際に進めていく中では、先ほど主幹から答弁しましたとおり、令和3年度公募をして、4年度建設と言う流れで今のところは変わってきてございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

確認します。そうすると、先ほどの令和3年度が事業者の公募、4年度から建設して、早ければ年明けとか、遅くとも令和5年度には供用開始の予定で進んでいく。このスケジュールに沿って、介護保険の費用についても積算しながら、保険料の推計がされるという理解でよろしいですか。

答弁 民生部長 那須清二

はい。そのとおりでございます。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

それでは最後の質問になりますが、最後の質問の前に、もう一つ第8期の中で、令和3年度から5年度の要介護認定者の見込みが最終的にどの程度要介護認定者が変わっていくのか、直近の認定者数と比較して計画の中でどういう増減があるのか、わかれば教えてください。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

ただいまの認定者数の直近と比較しての推計ということでございますけれども、令和2年度は、これは国で示している人数でありますが、第1号と第2号被保険者を合わせまして、認定者数全体で1,293人、それから令和5年度でありますけれども、認定者数全体で1,383人で、令和2年と令和5年を比較しますと90人の増加という推計がされております。よろしくお願いします。

再質問 12番 上杉晃央

一方で人口全体は減少していきますが、残念ながら高齢化の進展に伴って、要介護者の数は90人ぐらい3年間で増えていく推計だということです。ボランティアポイント制度等について、社協のささえ手くらぶ事業を1月から試行しながら、来年4月以降は本格実施していくということで、私も以前から言っておりますが、ボランティアの高齢化が進んで、5年先には今のままですと大幅にボランティア人材が減少するということが予想されています。そういった意味から、以前ボランティア制度の実現ということを政策提案させていただきました。介護保険事業などを含めて、社協と合意して、このささえ手くらぶの取組をしていくということで、私も大いに期待しているところです。1月以降は試行ということで、当面は、現在取り組んでいる活動のプログラムでスタートいたしますが、質問しているように、いわゆる介護難民を出さないために必要な生活支援ということで、今後の進み具合を私も関心を持っておりますので、しっかり見ていきたいと思います。この間、私も公営住宅に住んでいる高齢者のごみ出しについてナルクで相談を受けました。結果的にできなくて、対応は有償ボランティアで対応していただくということで、必ずしも介護を必要とする方だけではなくて、どなたかの質問にもありましたけれども、高齢者の公営住宅のごみ出しとか、これからますます元気な方の支援を求める高齢者が増えてきますので、そういった面で、このささえ手くらぶをさらに充実させていくためにボランティア人材を確保するという意味で、この質問の中にも出しましたが、高齢者が通える居場所ということで、サロンと一般的に言われますけれども、私の自治会でもせせらぎハウスというサロンをやっておりました。それを支えるスタッフの皆さんの高齢化で、私は送迎のボランティアしかしていなかったのですけれども、結果として閉めることになったのです。うちの自治会ではやり切れなくて、閉めざるを得なかったのですけれども、これからを考えたときに、高齢者がそこに行くための支援として送迎サービスとか、そういった支援をしていかないと参加できない。どうぞ来てくださいと、たくさん箇所があっても、町内会全部にあればまた別でしょうけれども、なかなか各地区満遍なくできませんので、そういった面で行政としても困り事というか、ニーズに対してきめ細やかな支援策を社協と連携しながら、そのためには口も出すけれども、お金も出すというか、行政側としては職員がそこにどっぷり浸かってはできませんので、ボランティア人材の確保を円滑にするために、社協に対する人的あるいは参加した町民に対するいろんな形での財政支援をしていくことも必要かと思いますが、その辺の考え方について、最後に町長にお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

これから、介護だけではなくて、高齢の方々をどう支えていくかと考えれば、上杉議員が言われた元気な高齢者ということで、私もどういう形が可能なのかを自分なりに考えている状況であります。国では自助と共助と公助と言っていますが、本来、自治会が抜けている。近所とのつながりの互助が抜けている中、確かに元気な高齢者がいて、皆さん高齢でも仕事をされている実態と、元気なところがどの辺にいるかということにおいて、何日か前に研究論文を見たのです。地域の中において、コミュニティーをどうしていくか、高齢者と福祉の役割という考察を見ながら、これは私どもの組織内で、担当には町長としてどういうふうに考えてほしいかということを示していかなければ難しいというのが正直な気持ちです。1番いいのは、担当からこういう流れですというふうに考えていただければいいですけれど、皆さんそれぞれの仕事の中で、大きな器で国が言われている部分は、地域を巻き込んでと第8期にすごく書かれていて、国があって、地域、市町村がどういう役割をするかということでは、コミュニティーということを持ち出しています。でも、上杉議員も私も自治会の役員をやって、現実はすごく厳しくなっていて、本来やってきたものがやれなくなってきていることは事実です。その中で足をどうするかということで、今、公共交通をやって、分散ができないのであれば、せめて1か所に皆さんに来てもらうにはどうしようかとか、その人材をどうするか、ある意味ではどこかで割り切って、先ほどの口も出すけれどお金も出すという言葉としては、私は気になる言葉ではあるのですけれど、そうでもしないと皆さんを守っていけないというのもすごく感じるところがあり、長くなって申し訳ございませんけれども、これから地域の高齢の人たちの生活を守るシステムを皆さんにきちんと提案できる状況をつくって、皆さんと論議をした中で構築しないと、このままでは美幌はどうなっているのだという町にだけはしたくないという思いでありますので、うまく伝えられませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。

再質問 12番 上杉晃央

結論から言うと、私も母親がおりますけれども、元気な高齢者はたくさんいらっしゃるのです。そういう人でボランティアをやってくれている方もいます。ただ、されていない方、してないからわからないという方もいらっしゃるので、そういう意味では、今回のささえ手くらぶ、これは社協でつくったチラシですけれども、こういったところにまず参加して、いろんなポイントをためながら、楽しみながらということで、ただ、これだけで十分確保できるか、そこで先ほど言ったように、ボランティアポイントの部分で町が支援するところ、町が直接はできないですから、社協が受け皿になってやることは大いに賛成ですけれども、町からもお願いもする、そして支援もするという、そういう行政と社協との連携の中で、少しでも元気な高齢者が、町で困っている、弱っている高齢者を支えていくという意味で、まさにこのささえ手くらぶということで、ボランティアの裾野が広がるために、町としてしっかり応援していただく。平野町長の強い思いや小規模多機能型含めて一定の方向性が見えた有意義な議論ができたと思いますので、以上で終わりたいと思います。

出典:美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる