みんなの議会

美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月23日

新型コロナウイルス禍による産業支援と、2点目、同じく福祉対策について

2020年6月23日、美幌町議会の一般質問で、松浦和浩議員が「新型コロナウイルス禍による産業支援と、2点目、同じく福祉対策について」質問し、町長 平野浩司、副町長 髙﨑利明、民生部長 那須清二、福祉主幹 影山俊幸が答弁しました。

質問者
松浦和浩 議員
答弁者
町長 平野浩司、副町長 髙﨑利明、民生部長 那須清二、福祉主幹 影山俊幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 松浦和浩

それでは、さきに通告した点についてやります。大きく2点。1点目、新型コロナウイルス禍による産業支援と、2点目、同じく福祉対策についてであります。まず大きく1点目、新型コロナウイルス禍による産業支援についての一つ目として、町からの工事発注、業務委託、修繕や物品購入など、随意契約による対応についてであります。町からの工事発注等についての考え方について聞きたいと思って今回質問しました。新型コロナウイルス禍による産業界への影響は甚大だと今も思っています。現在、国、北海道や美幌町において、経済支援を開始しているところでありますが、経済については底冷えのままの現状であります。この夏以降の経済対策が明らかにされていない中、夏以降秋過ぎまで、秋過ぎから冬、そして来春までの見通しも不確定の状況であります。まず、美幌町としてでき得る対策を実行していくことを期待し、数点の質問といたしました。その中で1点目は、美幌町の工事発注、業務委託、修繕や物品購入などについて、美幌町に本店を構える事業所、店舗に最大限の配慮を致すことも、この新型コロナウイルス対策として有効と思われますので、町長の考えをお聞かせ願います。2点目に入ります。失業対策として役場業務、公共施設での雇入れや冬期の雇用対策についてであります。失業や雇い止め等により就業先が当面定まらない方たちへの救済策として、美幌町での春までの期間設定とした雇用支援が必要であると思います。まして、冬期間の雇用確保は、従来からも厳しい現状です。この就労対策について、早期の取組が必要と思いますが、町長の考えをお聞かせ願います。続きまして、三つ目、イベント、行事の中止による負担金の予算組み替えについてであります。執行が見送りとなったイベントや行事に予定していた予算については、全額を来春までの雇用対策に置き換えすることが妥当と思いますが、町長の考えをお聞かせ願います。続きまして、大きく2点目、新型コロナ禍による福祉対策についてであります。まず一つ目、障がい福祉計画にある就労支援についてであります。新型コロナウイルス禍により、就労支援の現況調査が必要と思います。障がい福祉計画にある就労支援としてNPO法人美幌えくぼ福祉会、社会福祉法人北海道療育園のワークセンターぴぽろやNPO法人マイスペース美幌が実践している就労移行支援、就労継続支援A型、そしてB型において、新型コロナウイルス禍による就労や賃金に影響が生じていないのか、また、来春までの支援体制は万全なのか、町長の考えをお聞かせ願いたい。2点目、高齢者等の独居世帯の健康管理と心のケアについてであります。自宅からの外出を控えてほしいと指示され、集団での交流を控えている高齢者の中でも、独り暮らしの方の生活実態の把握は万全なのか、また、交流ができないことによる心理状態についての心のケアは十分なのか、対応についてお聞かせ願いたい。多くの町民が従前のように解放的に集える場も必要ではないかと思いますが、終息が秋や冬など長期化した場合、どのような施策を講じるのか、町長の考えをお聞かせ願いたい。以上、細かく5点よろしくお願いします。

答弁 町長 平野浩司

松浦議員の御質問に答弁いたします。初めに、新型コロナウイルス禍による産業支援についてですが、町の随意契約につきましては、地方自治法施行令第167条の2第1項第1号から第9号に基づき、各担当それぞれが案件内容に照らし合わせ、公正性、経済性、適正履行を原則として、契約事務を行っているところであります。御質問の美幌町に本店を構える事業所、店舗に最大限の配慮をでございますが、現在、町内業者への見積依頼等に際しましては、町に届出がある町内業者で実施可能なものは町内業者を基本といたし、特に本店有無の区別を図ってはおりません。新型コロナウイルス禍による産業界への影響は認識しているところですが、本町における公共調達につきましては、これまでと同様に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。2点目の失業者対策として、役場業務、公共施設での雇入れや冬期の雇用対策についてでありますが、全国的には新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、雇用情勢は悪化してきている状況にあることは承知しているところであります。町内の最近の雇用情勢についてハローワーク美幌分室との情報交換の中では、新型コロナウイルスの影響により解雇されたという方は、ホテルの派遣職員で数名いるものの、今年4月時点の有効求人倍率が0.94であり、昨年同月の0.89と比較すると上回っているため、急激な悪化の状態にはないということをお聞きしております。現在、町では事業者の経営継続、ひいては従業員の解雇や雇い止めにつながらないための施策として、これまで利子等補給事業補助金を初め、プレミアム商品券発行事業、営業継続支援金や経営継続支援金等により事業者を支えてきているところであり、現時点では役場業務等での雇入れは考えておりません。しかしながら、新型コロナウイルスの影響は先が見えない状況にあるため、今後もこれまでの冬期就労対策と併せて、従業員の解雇や雇い止めにつながらないよう事業者の経営継続支援の取組を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。3点目の御質問のイベント、行事の中止による負担金の予算組み替えについてでありますが、報道等で御承知のとおり、和牛まつりを初め、各種イベントや行事が中止となっております。また、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、公共施設の多くを閉鎖したことから、施設の管理経費についても予算の整理が必要な状況にあります。このため、各種イベント等の経費、施設の管理経費について、今後精査の上、予算の組み替えを検討するとともに、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、町内の経済と町民の生活を支えるための対策を進めてまいりたいと存じます。次に、新型コロナウイルス禍による福祉対策についてでありますが、1点目の障がい福祉計画にある就労支援についてでありますが、就労移行支援は、一般企業等への就労を希望する障がい者に、一定期間就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行い、工賃の支払いを受けることができます。就労継続支援A型は、一般企業等での就労が困難な障がい者に、働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行い、事業所内において雇用契約に基づいて就労の機会を提供し、最低賃金以上の支払いを受けることができます。就労継続支援B型は、一般企業等での就労が困難な障がい者や一定の年齢に達している障がい者で、雇用契約は結ばず、一定の賃金水準の下で働く場や生産活動の機会を提供するとともに、知識及び能力の向上、維持を図るサービスとなります。この事業はA型事業を受けることが難しい方ですが、工賃の支払いを受けることができます。町内において、就労移行支援及び就労継続支援B型については、NPO法人美幌えくぼ福祉会の美幌地域就労支援センターと、社会福祉法人北海道療育園のワークセンターぴぽろが実施しております。また、ワークセンターぴぽろの従たる事業所であるワークセンターぴぽろ新町あすなろでは、就労継続支援B型のみ実施しております。就労継続支援A型については、NPO法人マイスペース美幌が実施しております。利用者の状況を事業所に確認したところ、3月から5月までの間、新型コロナウイルス禍により就労支援の利用を控えた障がい者や、その機会が減った方については、受け取る工賃はその分減ったとのことであります。ただ、町内事業所における就労支援の工賃はあまり大きくないため、親族と同居している方が多く、国からの特別定額給付金、障がい者年金の受給、生活保護費等を受給しており、生活に大きな影響は受けていないとのことであります。障がい者を支援する体制としましては、地域包括支援センターが障がい福祉サービスの情報提供や相談等の窓口となっており、各種支援施策に関する助言や指導等を行っております。町は、地域包括支援センターと情報を共有し、利用者が必要としたときには、事業所や関係機関と連携を取りながら関わってまいりたいと考えております。2点目の高齢者等の独居世帯の健康管理と心のケアについてでありますが、本町でも新型コロナウイルス感染拡大防止のため、長期間にわたって外出自粛生活が続いてきました。高齢者にとっては、サロン等の活動が延期もしくは中止され、自宅にいる時間が長くなったことで心身機能の低下が心配されております。御質問の独居高齢者の生活実態につきましては、令和2年5月末現在、75歳以上の独居高齢者1,160名のうち、町や介護保険のサービスを受けていない高齢者462名の心身状況などについて情報を提供いただけるよう、6月4日開催の民生委員・児童委員協議会において、民生委員の方々に協力をお願いしたところであります。高齢者の自宅を訪問し、生活上の問題等、近況を直接伺えれば心のケアも可能かと考えますが、新型コロナウイルス感染症を心配される高齢者及び民生委員の方々もいらっしゃることから、郵便受けや、カーテンの開け閉め、電気の点灯等を気にかけていただくことにより、まずは安否確認を優先してお願いしております。また、公共施設の利用が再開されたことから、要支援・要介護状態になることを予防するための介護予防教室の開催、老人クラブ、サロンなどでの出前教室を実施してまいります。次に、終息が長期化した場合の施策についての御質問ですが、高齢者や家族が抱える不安や悩みを気軽に相談できるよう、相談窓口である地域包括支援センターの周知を行ってまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

それでは再質問に入ります。まず、大きく1点目の一つ目ですけれど、現在、美幌町でいろんな工事発注、業務委託、修繕、物品納品を法律のもと厳正なる形でやっているということは、私も十分やっていると思っています。ただ、物を買うとか、修繕するだとか含めまして、金額は当然、利益率等もありますけれど、競争入札では低ければ低いほど落ちやすいので、実は利益が少ない中で頑張っている業者、会社もあります。美幌町の仕事を100%取っているわけではないですけれど、自分たちの商売、要するに物販関係もお客さんがほとんど来ていない。極端に言ったら、この景気の関係でメルカリだとか、ネット関係に3割ぐらい客が流れています。そうなると、通常より半分以下の売上げなのです。その中で、美幌町からの発注はすごくうれしいけれど、それも利益が低いと同じことになります。そういうところを考えますと、美幌町の発注は法律上合っていることは合っているのですけれど、その辺の適宜な考え方をぜひもう1段階、美幌町の業者に少しでも利益が出る、利益誘導というのはおかしいですけれど、そのくらいの覚悟を持って、美幌町の業者支援をする時期、それが今から秋まで重要かなと。だから、発注等があるときに、今はなるべく美幌町の業者に出せるものは出す、発注できるものは発注する、納品するものは納品するという気構えが必要かなと思っていますので、回答お願いします。

答弁 副町長 髙﨑利明

ただいまの御質問でございますけれども、答弁でも申し上げておりますように、契約につきましては公金の伴うことでございますので、公共性が求められているということで、公正性の確保、経済性の確保、そして適正履行の確保ということとなっているところでございますけれども、今、議員おっしゃられましたように、経済支援という部分では、町内に事業所を有する事業者に対し、地元発注を優先することによって地域の雇用の確保だとか、地域経済の活性化が図られる、また、地元企業への優先発注におきましては、資材調達など様々な事業者との関わりがあることから、地域の経済への影響が大きいという部分もあります。また、災害時等におきましては、早期の対応ができるという部分がありまして、地元企業で施工可能なもの、納入可能なものにつきましては、地元業者を基本として今までも契約してきているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 13番 松浦和浩

契約行為となりますので、過度な解釈はきついと思いますけれど、ぜひ、地元の経済界、産業界、商店街を含めまして、美幌町が今まで発注していた先、もしくは量を考えまして、実態をきちんと確認をとれば、ここに書いてある理由がわかるかなと。ぜひ、今まで発注した会社等の状況を一度御確認願いたい。そう思いますけれど、どうでしょうか。

答弁 副町長 髙﨑利明

先ほど答弁申し上げましたとおり、契約につきましては、地元企業で可能なものは、地元企業を基本とする考え方で行っていきたいと思いますし、過度になりますと、町民の税金を使って購入していることですから、逆に言えば町民が不利益を被ることになりますので、そういうことのないように、あくまでも地元に発注して、地元でできるものは地元でという形で考えておりますので、よろしくお願いします。

再質問 13番 松浦和浩

先ほど言ったのは、発注先等の美幌町内の業者を訪問するなり、状況を確認しておくのも仕事でしょうということを言ったまでで、副町長が言った件は僕もわかっていますので、この件につきましては、地元の業者そのものが、コロナの影響があるというところを十分に心に留めておいてほしいと思って質問をしています。実は次のほうが1番肝心だと思って質問していますので、次に入ります。2点目、失業対策ですけれど、実はこの説明等にもコロナの影響で失業者が多いわけではない、影響がないのではないかということになっています。僕は影響があると思っていますので質問しているのですけれど、今、コロナの影響で何が起きているかといったら、当然、北海道の産業、飲食、ホテル関係も支援金が出ています。国の持続化支援でも100万円、200万円当たっている方もいます。美幌町の飲食店に出す補助金、そして産業界に出す補助金も当たっている方もいるし、パーセントの関係で当たらなかった方も半分以上います。被害を受けている、相当営業が落ち込んでいる人の3分の1は満額もらえても、言い方は悪いのですけれども、それを今の穴、2月、3月、4月、5月の売上げと利益の落ち込みに補填されるだけで、現在の運転資金として残るわけないのです。ということは、5月からの売上げが見込めなければ、夏にまたお金を借りるのです。先ほど馬場議員の質問で、金融機関の支援策もありましたけれど、無利子、無担保より無返還、要するに支援金に回さなければいけないという政策があった場合、大変だということで、今、国も自宅待機を解除して、普通の生活に戻って景気よくなりましょうと言っていますけれど、いくら動いても、お金の流れは2カ月以上回ってきません。特に北海道は、今、人が動いていないとなれば、4カ月間ぐらい動かないのではないかという推計です。そうすると、秋の段階でお金が回らなければ、北海道の冬はお金が回らないではないですか、これは皆さんもわかっていると思うのです。そうなると、この秋に仕事がないところは、当然冬場の従業員の仕事は全くなくなる。そういうふうに読むしかないのです。冬の仕事がない北海道について、我が町美幌町はどうするか。冬季の雇用をどうやって考えるか。あり得ないことを僕は期待しているのですけれど、もし、夏以降に景気が上がらなければ、冬から春、働く人の確保を、美幌町の行政の仕事の中で、何か振り替えることを今から検討に入ったほうがいいのかなと。お金が余ればそれに越したことはないし、仕事があれば越したことはない。でも、確実に去年より、おととしより、この冬の失業対策は相当悪いと思います。そうであれば、今からいろんな資金、対応を冬用に、そして来年の春を迎えるまで、北海道の春は遅いので、そうなると来年の春の今頃までに景気が上がると思いませんか。観光客頼りの地域も北海道はいっぱいありますけれど、その影響で美幌町にも人が流れてきています。飛行機も便数が少ない、都市間バスの便数も減っているとなるとお金が動かないということになるので、その流れを考えたら、思い切って冬に雇用対策を何か手を打っておいたほうがいいのかなと思って、今回冬の対策をしたらどうですかと言ったのですけれど、これについて町長どうですか。

答弁 町長 平野浩司

冬期の雇用、それから夏以降の経済状況の動きという御質問だと思います。今の議員からの御質問は、冬期雇用を考える必要があるという中でいけば、本来の冬期間に仕事がない方々と、今回のコロナ禍により経済が動かなくなったときに、全てがそうでない部分もあると思っています。その辺をどう見極めるかというのは、これから考えていかないと、だからといって、こういう枠があるということを示すことはいいことかもしれないけれど、とりあえず、何でもかんでもやりましょうということは、私は今の段階でわかりましたという思いは余りないと思っております。そういう気持ちは持っておりません。ポイントは、松浦議員が夏以降と考えたときに、私もその辺の動きをしっかり見なければならない。場合によっては、人がいなくて今いろんなことで困っています。ですから、美幌町の場合は、農業の町でありますので、農業に関わるものでいけば、本当に人がいないですし、つい最近では、網走市でホタテをまくのに人がいなくて困っていますし、昨日の近隣の新聞にも人はいませんかという中で、どの分野の人が仕事がないのかという見極めをしなければ、やみくもにこうとは言えない状況も御理解いただきたいと思っております。

再質問 13番 松浦和浩

今いみじくも町長の口から人が足りない産業界もあるのではないか、地域によっては人がいないのではないかという発言があったのですけれど、網走方面につきましては、人の流れが変わりました。簡単に網走市の状況を言うと、東京農大生にシフトした業界が、農大生が来ないから人が減ったと。それに代わる方がいなかったのかというと、農大生がやってきたので重労働の仕事に替えたものですから、一般の人が働くにはきついということで、アルバイトに行けなくなったという、ここ五、六年の経過があるのです。そのせいで、今度は反対側の斜里方面の農業地区からアルバイトがいなくなりました。水産にいったので。それで今業種を変えている。農業政策を変えている地区なのです。ですから、人に応じて産業界の形態を網走市は変えている最中なのです。我が町はまだ変えていません。網走市はその弊害がたまたま起きたということであって、美幌町はその弊害にはなっていないという事実です。ただ、言いたいのは、人の流れがどうなるかは僕もわからないです。実際は、アルバイトの方の就労賃金が減っています。仕事がないアルバイトもいます。いろんな業種の中で首になっている人もいて、ここに書いている以上に、首になった人はいると思います。ただ言えるのは、どういう人、どういう時期に失業なり、仕事がない状況が起きるのかというのは、はっきり言ってまだ不明です。ただ一つだけできるのは、冬になれば除雪、機械でやるところ以外、個人の間口の除雪に少し人を多くしてきれいにするとか、今年については置き雪処理を人海戦術でやるだとか、そういうふうに変えれば仕事はあるのかなと思いますので、誰が必要とする、どういう方が必要とする、いつになるでなくて、何かあってもある程度の仕事がどこかにあるのではなかろうかというのを、ぜひ美幌町として検討に入っていただきたい。そう思って二つ目の質問をしています。そのお金はどうするのだということになりますので、次の3番目の質問、イベント、行事等で人件費に回る部分のお金で余る部分がありましたら、経費で物を買うのは、地元の産業界、商店街の売上げが減ってしまいますから、イベントが減れば全ての地元の人たちも実は影響があるのです。ただその中で、人件費部分だけは見直して、先ほど2番目に言っている雇用対策の人件費にとっておくという政策を考えてみたらどうか。そういうふうに国も道もやっているのはほとんど産業支援なのです。まだ個人の就労支援まで行っていないのです。これが今どうなるか全く見当がつかないというだけであって、だからこそ個人の就労支援の部分を、我が町美幌町はしっかりと検討に入ってほしいということで、2番目、3番目の関連質問をしています。3番目の全部をそれに充てるとは言っていません。ただ、雇用部分、就労部分については、何かの救済措置を今から講じてほしい。ですから、イベントもなくなれば産業界も影響を受ける、物販関係も影響を受ける。でも、何かで救わないといけないではないですか。それと同時に、雇用もつくらなければいけないという今の現況かと思いますので、ぜひ、この3番目の予算の考え方についても、何か方策はないのかということで質問しましたので、再回答がありましたらよろしくお願いします。

答弁 町長 平野浩司

言われていることは、理解できるところもあります。今の御意見の中で、産業支援を国がやっている。現実的に、就労支援はまだまだできていなくて、その就労支援の準備をすべきだということに対しては理解をします。その中で、先ほどの人の仕事の内容の動きにおいて、私は、その仕事内容が、従来みんなで除雪をしてもらう、作業の充実というか、そういう労働の意味なのですけれども、そのことよりもきちんと産業支援っていうよりも、私どもは大きいところもあるのですけれど、それぞれの事業所が今抱えている人とか、そういう人たちが外に放り出されないようなことをしっかりやらなければいけないと思っています。それをまずしっかり国もやっているし、私どももそれをやらないと、ただただ就労支援とするならば、例えば、昔、季節でありましたけれども、ふだん外の現場で働く方々の仕事がないから、仕事を用意してという時期もありますし、今もそれはやっている、ただそういう仕事を用意してというのであれば、用意はできると思うのです。それだけではなくて、例えば加工でこういうことに関わっていた、事務的にこういうことに関わってきたということを考えると、お金が得られる、重労働だからという、ただその人の動きが変わっているという例を話しましたけれど、私はそれはもう十分知っている思いでお話しします。繰り返しますけれども、そのことよりもしっかり事業者が勝ち残っていただいて、自分の抱えている職員の方を外に出さないというよりも、解雇ということがないようなことをやるほうが大事かなと私は今思っています。それから、予算について、これも言われたことについては、当然、そのとおりと思っていますので、全てがそこに使われるということではないですけれども、経済と雇用、それから感染対策のために、そのお金を全てではないですが、しっかり充ててやっていきたいという思いはあります。

再質問 13番 松浦和浩

なかなか経済対策はすぐに表に出ませんけれど、思いがあれば対策できると思います。町長を筆頭に今後の経済対策、この動向をきちんと把握してほしいと思っていますので、よろしくお願いします。続いて、大きく2番目に入ります。新型コロナウイルス禍による福祉対策というところで、実は、美幌町の障がい福祉計画ですけれど、これは障がいをお持ちの方々がこれから自立をしよう、そして、就労して、就労に夢というか、これからの自分たちの期待をかける。そして、支えている方がいなくなっても、その子供たち、障がい者が自立しましょう。そのために、就労支援を国がしっかりやって、美幌町もこの3パターンに取り組んでいると思っています。何がこれから恐いのかというと、さっきの話ですけれども、一生懸命仕事をしたいけれど、新しい仕事が出てこない。自立したいけれど、自立して受け入れる会社が少ない。だから、障がいの方の居場所がここにあるけれど、これ以上大きくなっていないのかなと。今回のコロナでそれがしぼんだかもしれないということで、1個目の質問をいたしました。美幌町にある福祉関係の団体も、就労移行支援、A型、B型、きちんと分けてやっていて、大きく仕事が激減したというのは聞いていませんけれど、ここに書いてあるように、利用者の状況を確認したところ、就労機会が減って、工賃が減っている。B型については、時給が全国平均で200円ぐらいですから、その方たちはそれでもそこに生きがいを求めて一生懸命仕事をしているのです。その方々の賃金が減るとなれば、本当に苛酷な状況だと思うのです。そういう支援を団体も行っていますけれど、我が町美幌町も団体、そして就労している方々の実態を、もう一度確認してもらえないか。そういう思いで、今回質問しました。ぜひ、団体等、働いている障がい者の方々の現況の確認をもう一度してもらいたいと思いますがどうでしょうか。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますけれども、今回御質問をいただきまして、それぞれの事業所に確認をさせていただきました。松浦議員からもB型は賃金が少ないということがあって、そういう方が受け取る賃金が少なくなれば、生活に多大な影響が起きるということを懸念されているということで、町内のB型と言われる事業所3か所にそれぞれ聞いたところ、一つの事業所につきましては、3月、4月は通常どおりで影響はなく、5月からは班体制を三つに分けて行ったということで、仕事自体は病院の洗濯等の業務を受けているので、業務自体がなくなったわけではないので、作業を中止することがないということで、大幅な減額はなかったという実態を聞いております。もう一方の公共施設の清掃業務を受けているところですけれども、そこについては、3月から5月にかけて利用を控える方はいました。6月以降は通常どおり行っているということで、利用を控えた分については、コロナ禍前の8割くらいの工賃を確保できるように事業所で補填をしたということを聞いてございます。また、そこで働く利用者ではなく従業員の方についても、自宅待機がありましたけれども、その分について賃金は減らしていないので、影響はないということを聞いております。よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

今、1番最後のところが聞き取れなかったので、最後のところをもう一回お願いします。

答弁 民生部長 那須清二

利用者ではなくてそこの従業員、ですから、公共施設の清掃等がなくなったということで、それについては仕事がないので自宅で待機をされていたという部分です。賃金については、減額していませんと聞いております。

再質問 13番 松浦和浩

ということは、従業員の賃金は一つも下がっていないということでいいですね。下がっていると思うけれど、本当に下がっていませんか。

答弁 民生部長 那須清二

本人が受け取る賃金額は減っていないと聞いております。ただ、その分については国から入ってくる支援費がございますが、それについては減額になる可能性があるということで、正確な金額は聞いておりませんが、そういった部分で法人の持ち出しが出るのではということは聞いております。よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

今の支援費の減額分が法人の持ち出しになるという部分を、実はきちんと再度確認をとってほしいです。というのは、福祉関係の会社は、内部留保が相当厳しいのです。その分を賃金の補填に入れたのであれば、一般企業であれば、雇用調整の関係の支援金の国がいう一万幾らというお金が出る申請ができますけれど、今の支援費の関係の方はその対応はできないと思うのです。そうなると、法人の持ち出しに頼ると思いますので、法人も将来に向けての内部留保が必要なので、そういうところで何かプラスになる方策があれば、ぜひ検討に入ってほしいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの支援費の部分ですが、今回の新型コロナウイルスに関わる支援費の取り扱いについても、国で臨時的な取り扱いとして緩和がされている部分がありますので、休業等によるものでも見ていただける部分もあると思いますので、その辺は最大限申請していただくよう情報提供をさせていただいております。また、それで対象にならなかった部分につきましては、先ほど松浦議員がおっしゃった、国の雇用調整助成金というのがございまして、これについてはNPO法人も基本的に対象になると確認をとっております。ただ、いろんな要件があって、その要件に合致しない場合はもちろん対象にならないのですが、この辺も対象になるのであれば最大限利用できるように、情報提供をして、支援してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

今のところをしっかりと確認を取りまして、対応をお願いしたいと思います。それでは続きまして、福祉対策の二つ目、高齢者の方々への対応に入ります。美幌町も、国も、不要不急の外出を控えて、皆さんなるべく家でコロナにうつらないように頑張りましょうということで、2カ月、3カ月になりまして、僕の知り合いの高齢者の方も、まだみんなでわいわい外に行くのは控えよう、まだ怖いなと、高齢の方になればなるほど、コロナにうつったら大変なことになる。みんなに迷惑をかけるという、意外と若い人より人に迷惑をかけるという気持ちの年代の人ではないですか。今の80歳代の方々は、そういう時代に生まれた人ですから、そういう方が、ここで1,160名いるというところで、ここに書いてある、町や介護保険のサービスを受けていない高齢者462名は、民生委員・児童委員協議会において、民生委員の方々にもいろいろとお願いしたと書いています。これはいいことかなと。残った方のうち、介護サービスも在宅支援が一時減っていると思うのです。そうなると、ふだん一人になっていない高齢の人が2カ月間人に会わない。会える機会が少なくなった方が心理的にどうなのか。3カ月も人としゃべらない、週1回しかしゃべらない、2日に1回しかしゃべらないという人がどういう心理状態になるのかが僕は怖いなと。状況がわからないので。ただ、これ1,000人の方が、どれだけ影響があるかもわからないです。でも、少なくとも若い人と違うので、1人で暮らしていることによって、健康状態、相談相手、そして頼る人が少ない中で、なおかつ、民生委員の方が確認を取るのは400名ちょっととなりますと、やはり1,000人もいて大変だという気持ちですけれど、美幌町の職員として、民生委員の方々はボランティアに近い方ではないですか。責任を取れる命令できる人ではないです。であれば、美幌町の民生部として、1,160人の今の状況、影響があったのか、なかったのか、それともどうなのかという部分を含めて、調査はやったのか、やっていないのか、これからやる予定なのかお聞きします。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、従来からコロナの関係にかかわらず、独居高齢者、それから高齢夫婦世帯で基本的に介護保険サービスを受けていないところが心配なところだと思うのですが、そこについては、おおむね二、三カ月に1回の定期訪問を、包括支援センターに委託をしておりますので、そちらのほうで定期的に訪問して、実態を把握していただいているということになっております。何かありましたら、当然町に引く継ぐなり対応をしているということでございます。訪問としては、毎月50件から60件ほどの数を訪問しているということでございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

包括支援センター並びに民生委員の方と言っていますけれど、今、この1,160人のうち心のケアが必要な方は出ていないのかというのは大丈夫ですか。

答弁 民生部長 那須清二

定期的に訪問した中で、何かあったら連絡をくださいということで訪問をしてございます。また、それだけでは把握し切れない部分は、近くにいる民生委員の御協力をいただきながら、何か心配があるようなところについては引き継いでいただくという対応をしておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

問題ないという回答があったということで、しっかりと僕の胸に刻んでおきますので、何もないことを祈っています。実は、先々週ぐらいから、だんだんコロナ対策の緩和がありまして、北見市でも、網走市でも、札幌市でもどんどん人が出ているではないですか。美幌町は緩和していても、高齢の方が気持ちよく外に出てくるような雰囲気ではなく、迷惑をかけたら困る、何かあったら困るという慎重な方が多いです。人間というのは、春夏は外に出るのが健康的だと思うのです。コロナがある程度終息したとき、高齢者が思い切って外に出られるような何かがないのかということで、ここに書いてある老人クラブ、サロンの出前教室を実践してまいりますということですが、これ以外に何か検討をすることはないのかと思うのですけれど、どうですか。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

ただいまの御質問ですけれども、一部重複しますが、介護予防教室につきましては、おおむね65歳以上、老人クラブにつきましては、平成31年度は19回行っておりまして、425名の方が利用されております。サロンにつきましても、平成31年度実績で17回、およそ370名の方々が出前教室などを実施しております。3月定例町議会でも、一部御紹介させていただいたのですけれども、例えば、認知症家庭だとか当初予定をしておりました。まだ地域包括支援センターと決定はしてはいないのですけれども、松浦議員おっしゃるように、新型コロナウイルスの関係で高齢者の方々もなかなか密な状態のところに出ていくことが厳しいという御意見をいただきまして、新しい事業を開催して、そこで皆さんにお集まりいただいて楽しむひとときということが、なかなか難しいということも地域包括支援センターとも話をしているところでございます。ということでございまして、新しい事業をこれからやるというよりも、既存の介護予防教室ですとか、老人クラブ、サロンなどで取り組める部分を、密にならない状態で皆さんに提供できればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 松浦和浩

今のコロナの関係でオープンに人が集まる、人を集めるというのはなかなかやりにくいと思うのですけれど、さっき言ったとおり、高齢の方も、皆さんもそうだと思いますけれど、一月、二月人と会わないのは大変です。しゃべる方がいないと大変なのです。当然、努力してしゃべる方もいますけれど、もともとそうでない方々も相当数いると聞いています。そういう方を1人でも多く、何かの救いがあればいいと思っていますので、何かいい案があれば僕も提案しますけれど、そこでコロナがうつっても大変ですから、なかなか行政だって動くとは思わないですけれど、1,000人の独り暮らしの方がいるという、この対応は大変だと思いますけれど、1,000人の対応をしないといけないという使命も行政にあると思いますので、ぜひ、この方々については、きちんと全部、健康状態も心の状態も問題ないということが表明できることを期待していますので、ぜひ、何か政策、対策が決まりましたら、お知らせしてもらいたいと思いますけれど、どうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、独居高齢者について御質問がありまして、その中で、人数の話をすれば1,160名のうち、何にも関わりを持っていない462名の方についての状況を民生委員等にお願いをしているというお話をさせていただきました。今、町として、この方々に対しての責任はあるということでありますけれども、それは当然そのとおりではあります。ただ、残念ながら行政体が全て完結できるということではない、どうしても地域の方々も含めて、皆さんでということを認識していただくことが必要だと思っています。高齢の方は外に出ることに慎重な方が多いと松浦議員がおっしゃいましたけれど、まさにそのとおりだと思うのです。子供たちが臨時休校のときに、家の前で遊ぶと子供が外に出ているというような電話をいただいたりしました。そのときにお願いしたのは、やはり寛大に、自分も含めて外に出るとか、例えば、隣の方と距離を持っていれば、元気ですかとかそういう話をすれば、人と話すということで、やはりそういうことをしっかりと私どもも皆さんにお願いしますし、単身でいらっしゃる方についても、籠もると言うと家にいることではなくて、外に出てください、太陽の光をしっかり浴びてくださいということを、皆さんとしっかりやっていければと思っています。そのことができれば、あえていろんなお金をかけなくても、皆さんの心を大事にできると思っていますので、行政としてやれることはしっかり努力することを前提として、そういうお話をさせていただきました。

再質問 13番 松浦和浩

町長の思いもわかりましたので、コロナが早く終息しまして、元のいいまちになることを期待し、高齢者と就業している方が明るく冬を迎えることを期待しまして質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月23日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる