みんなの議会

浜中町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日

新型コロナウイルス禍の中で学校教育へのしわ寄せは防げなかったのか。

2020年6月10日、浜中町議会の一般質問で、加藤弘二議員が「新型コロナウイルス禍の中で学校教育へのしわ寄せは防げなかったのか。」について質問し、指導室長 渥美清孝、教育長 佐藤健二が答弁しました。

質問者
加藤弘二 議員
答弁者
指導室長 渥美清孝、教育長 佐藤健二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 加藤弘二

通告に従いまして質問したいと思います。項目は1項目で、新型コロナウイルス禍の中で学校教育へのしわ寄せは防げなかったのか。という項目です。第1点目は、安倍総理大臣は2月27日突如にして全国すべての小学校中学校高等学校並びに特別支援学校に対し一斉休校を要請しました。私の記憶でも、戦後初めてのことではないかと思います。この総理大臣の要請はどのような法律に基づいて、実施されたものであったのでしょうか。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

安倍総理大臣は、当時新型コロナウイルス感染症対策について、現在以上に情報のない中、切迫した状況で子供たちの健康と安全を守ることを最優先しなければならないという基本的な考えの基、子供たちの健康安全を第1に考え、多くの子供たちや教職員が日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国すべての小中学校高等学校特別支援学校について臨時休校要請いたしました。この臨時休校の要請につきましての法的な根拠はないと理解しております。

質問 5番 加藤弘二

安倍総理大臣の要請の内容なのですけれども、具体的にはどのような形で町に伝達されてきたのですか。教育委員会に来たのですか。文書で来たのですか。口頭で来たのですか。総理部局から直接来るのか、道教委を通じて来たのか。実際は、浜中町の教育委員会にはどんな形で総理大臣の今回の全校一斉休校にするという意図は、文書か何かでどのように伝わって来たのかを教えてほしいです。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

議員のお話の中にありましたとおり、総理大臣からの要請につきましては、北海道教育委員会を通して本町に通知がなされました。本町においてはこの通知を受けて、学校保健安全法第4条における「学校の設置者はその設置する学校の児童生徒等及び職員の心身の健康の保持促進を図るため、当該学校の施設及び設備並びに管理運営体制の設備充実その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする。」という条項に即し、同法第20条「学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときには、臨時に学校の全部又は一部の休校を行うことができる。」に従って臨時休業の判断をさせていただきました。

質問 5番 加藤弘二

私はこの安倍総理の全国一斉に学校の休校というのは非常に乱暴な話で、基本的には反対なのです。こうやって、総理大臣の言ってみれば権力で全国一斉休校することについて、私は教育権というのはどこにあるのかという問題に立ち返さなければならない問題だと思います。私は現役で教員を40年やっていましたが、ずっとこれが付いて回りました。国は、教育権は国にあるという立場だったし、私たち現場で教育しているものは、教育権は親にある子供を育てる基本は親にある家族にある、もっと広げて、地域の教育力となりますけれども、地域にあるのだとそういうことで、教育権はどっちにあるかは、教育現場で現実問題として別れております。私はもちろん教育権は、親にあり地域にありを基本にしているのであります。そういうことからすれば、私は浜中町の教育委員会は、例え総理大臣が、詳しくは先ほど言われましたように道教委の方から通知がきたということですが、総理大臣から学校を一斉休校にしてもらいたいという要請があっても、教育委員会がその要請に対してどういう答えを出すかというのは、大変大事なことだと思うのです。道教委から要請を受けて浜中町は、この問題についての教育委員会は開催されましたか。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

お答えいたします。当時、大変時間的な制約が大きい中で児童生徒の安全を第1に考えて、速やかな判断を行うことを重視いたしましたため、教育委員会は開催せず、浜中町校長会との協議連携により要請を受け入れて臨時休校に入ることを決定いたしました。なお、本町においては、2月26日の北海道知事による全道一斉の臨時休業要請、当日発出された道教委の臨時休校通知を受け、2月27日から臨時休校に入っていたことを申し添えます。

質問 5番 加藤弘二

教育委員会は開かれなかったと。私から言わせてもらいますと、地域に責任を負う教育委員会として、やはり教育委員会をきちっと開いて、それで足りなければ校長会や教頭会に参加してもらってどうするかっていうことを、時間がかかると思いますが、夜を徹してでもやるべきことだと思うのです。それはなぜかというと、収束する時に自分たちの教育委員会はこの一斉休校を自分たちで自分たちの頭で考えて、町内の学校は休業にしようという結論を主体的に出していかなければ、休校を止めて今度はこういう形になったならば、休校していたのを解こうじゃないかという話になるわけなのです。総理大臣が言われた方向で道教委を通してずっとやられたのをみたら北海道全体がそういう形になっていたというようなことでは、浜中町の教育委員会だけ頑張って、それに対抗することもできないのかなと私は思います。ただ、自分たちの町の教育をどうするかということでは、私は町の教育委員会がきちっと開かれて、徹夜をしてまででも十分考慮してやるべきことではなかったのかなと思うのです。その後、教育委員会はこの問題について開かれましたか。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

議員おっしゃるお話しも十分理解できるところでございます。ただ先ほど申し上げましたとおり、時間的な制約が大変大きかったです。2月26日に道知事による休校要請があり、道教委通知では2月27日から臨時休校開始するということでございました。保護者にこのことを伝えるためには、なるべく速やかに教育委員会としての判断をせねばなりません。当然私たちの主体的な判断に基づいて行うことではありますが、釧路管内の様々な町村の状況及び北海道の様々な地域の状況を速やかに収集した上で、校長会との協議を行いました。先ほど教育委員会は開催しなかったと申し上げましたが、随時判断の後になった部分もあるのですけれども、教育委員の皆様方にお伝えして理解をいただいて進んでいるところでございます。その後行われた、定例の教育委員会の中でも御説明とさせていただいたところでございます。以上でございます。

質問 5番 加藤弘二

私は、教育委員会で話し合って欲しかったことは、子供たちの状況がどうであるのかということから、現場にいる教師であれば切実な願いがそこにあると思うのです。3月ですよ。高校の卒業式も間近にあり3月の1カ月というのは、1年間の教科のまとめであり、総まとめを行わなければならない。2週間、20日間といいますか、そういう時期で各教科とも先ほどの報告では、2月頃までには教科書は終わっていたという報告でありますが、全てがそうなっているものではなく、3月は年度の1番最後なのでまとめです。それから、最も大事にしなければならない小学校6年生の時の卒業式。これ中学校のセーラ服と詰襟の学生服を着て卒業式に参加する。そういう中で在校生が、卒業する6年生のお世話になった先輩たちに、感謝の気持ちを表すそういう時でもあります。また、新学期を迎えるにあたっては、それぞれの新1年生の入学式や中学校の入学式に、高校の入学式など新しい気持ちを持って、迎えるそういう時期であることは、指導室長も教育長も痛いほど分かると思います。年間で最も重要な儀式がかたまっていて、一斉休校を決めて2月末あたりは卒業式のバックをどうしようか、在校生たちが色画用紙で今年はどんな卒業式にふさわしいバックを作るかとか、どうやって卒業生を送るかとか、学校として最も盛り上がる機会なのです。そういう機会を安倍総理大臣は奪ったのです。そうじゃなくて、地域の教育委員会というのはこの大事な儀式を今までの緊張した喜びであり、感動の卒業式や入学式をどのように迎えるかというところを、学校の先生方や生徒が準備しようとしていた声がどんなふうに教育委員会に届いていましたか。

答弁 教育長 佐藤健二

今議員がおっしゃられた年度末の各卒業式並びに終業式、そして、入試に関係する3月は学校現場でも一年間の集大成として、これまで生徒児童はもとより、教職員もそれに向けて一斉に取り組んでいく非常に充実した時期であります。各学校現場におかれましても、今議員がおっしゃられたことについては是非、卒業式を全員でしたいと今までどおりの取り組みを進めていきたいという声もあったとは聞きます。ただし、管理職をはじめ多くの先生方がその当時は感染拡大がどこまで広がるのかは未知数でした。本当に子供たちの安全安心、特に生命にかかわることですし、やはり教育委員会としても非常に大事にしたのは、地域にある学校であるので、もし学校から感染者が出た場合、地域の産業、そして御高齢の人たちの生命がどのようになるのか、そういうことを考えた結果、本当に苦渋の選択として断腸の思いで、色々な面で制約を受けながら何としてでも子供たちが、制約短縮した儀式の中で思い出に残るようなものを取り組んでいこうと一丸となりました。御理解願います。

質問 5番 加藤弘二

冒頭、一斉休校というのがちょっと許せないと思って、教育長並びに指導室長に大変きつい言葉を使ってしまったことを休憩時間に反省しておりました。お許しください。言いたいことを言い過ぎてしまったので、あとは少しクールダウンしながら質問していきたいと思います。3カ月間学校が休校になったことで、この遅れを取り戻そうというのが日本全国、大きな課題になっていると思います。しかし、コロナがなかったとしても学習指導要領が今から45年前に改定され、漢字の数が小学校2年生で45から90に増えたり、あるいは中学校の数学で根の公式など非常にレベルが高くなり、先生方はすごく真面目なので学習指導要領教育課程をどんどん広げていって、今では普通授業では間に合わないので、昨年12月に夏冬休みを削って、間に合わなかった教科を補充するということを国会で決めたようですが、教育委員会としてはそれをどのように受けていますか。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

国会での議論がなされたということを、もしかしたら私は十分承知していない部分があるかと思いますが、今回のコロナのこととは別に、夏休みや冬休みを削りなさい、学習指導要領の内容をきちんと行うために長期休業を短くしなさいという形での、文科省及び道教委からの通知は現状降りてきておりません。むしろ、年間を通してあまり授業時数を多くし過ぎないようにという通知等が入ってきておりますので、それに準じて教育課程を組んでいるところでございます。ただし、現時点では今年のことだけを考えると、子供たちの学習保障という観点から長期休業を短くせざるを得ない状況にあるということは、先ほど御説明申し上げたとおりでございます。

質問 5番 加藤弘二

教育委員会関係、あるいは教育に携わる人が、先ほどこの議会でも遅れた部分を取り戻すという議論をされましたけれども、コロナで全国一斉に休校になったのですから、これを取り戻すのは大変無理なことなので、これこそ全国一斉にこの教科ではこの部分を軽く取り扱おうとか、全教科にわたって3カ月勉強しなかった分をこの部分は軽く流して、この部分については重点的にやりましょうとか、そういう形で進めていくという話も出ているのではないかと思いますが、できれば北海道全体で、あるいは日本全体で、学生指導要領を削ったり増やしていく、そういう事を今の時点で考えるということがとっても重要でないのかなと思います。それから今回のように、一斉休校になった場合の勉強の仕方について、先ほど指導室長の方から、例えばその学年のまとめの勉強を振り返って、繰り返し勉強しましょうとかそういう課題をその休校の期間に与えたことはとっても賢明なことだと思います。しかし、子供たちはあまり勉強したくないのです。正直言うと。やらねばならないと、上の学校を目指さなければいけないという場合は勉強するけれども、そうでない子は学校がない、勉強がない、そういうときには是非、芸能教科をやってもらいたいと思います。ここの子供たちは絵を描くのが好きなのです。浜中の子供たちは海の絵を描いたり、あるいは山の絵を描いたり、それから知らない間に男の子も女の子もどこかでバンド練習をやっていて、何をやっているのか聞いたら、文化祭があるから僕たち今度出るんだと言って男の子も女の子の3人くらいずつ集まってオリジナルの曲から、自分たちで作詞作曲してみんなの前で演奏しているだとか。音楽や歌を歌ったりするのが好き、それから絵を描くのが好き、高等学校でやっている書道も議会広報に載っている書があって、あれなんかもうすばらしい宝だと思います。そういう点では、自分の今言った3つの中で好きなものを毎日書いてみようと、終わったら発表会をやろうじゃないかということがあってもいいのではないかと思います。学校に行けなくてみんな本当にムズムズして、色々ものが溜まってしまう、休み中にこういう事をやってみたらどうかなど課題にして出してあげたらどうかと思います。残念ながらこの期間に、今までなかったような大きな事件が二つありました。23歳になる大学生が、ボーガンを使って身内を3、4人傷つけて殺してしまったという事件や、15歳の少年がどこで入手したかわからないけれども、ピストルを使って自殺をしてしまった。私は子供の教育に携わっていることから、何で子供たちがあんなことになったのだろうとすぐ考えます。国の総理大臣があの事実を見て、私のせいではないかと、パっと行ってその周辺はどうだったのかというのを調べたり、あるいは調べさせたり、日本の子供たちはみんな一生懸命やっていると思っているのに、何でこんな事件起こすのか、その原因をきちっと掴まえることが私は大事だと思うのです。ですから、子供たちが休校の間、溜まった不満をどうやって洗い流しているかわかりませんけれども、今言った方向で不満をぶち撒ける人もいるだろうし、違う方向でいなくなったり、抜け出したりしてしまう子供もいるので、その辺のケアをするという、それから学校がいつも温かく迎えてくれることが大事かと思いますが、こういう点について小学生、中学生、高校生が3カ月の間、学校へ行けずいろいろなフラストレーションが溜まっているというその辺のところをどのように教育にプラスに生かしていくのか、教育委員会としては日ごろ考えていることはどんなことでしょうか。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

御質問の中にありました子供たちの学習に対する意欲でございますが、確かに子供たちの中には、例えば算数が苦手、数学が苦手というお子さん、英語が苦手というお子さんもいることはあり得ます。ただ一方で、議員のお話の中にありました、音楽の学習ですとか、書道の学習ですとか、そういうものも学習勉強の一部だという捉えでおります。したがって、5教科だけでなく芸能教科もきちんと充実させた形での学習支援が大事だという認識でおります。その上で休業期間中の家庭での生活については、児童生徒の健康安全を第一に考えた上で、基本的な生活習慣を維持して著しい学習の遅れを生じさせないために、どう対応していったらいいのかについて、学校で協議され、それに基づいて家庭に伝えられたところでございます。このような様々な対応のあり方ですとか、家庭への連絡につきましては、学校だよりや学級だより、あるいは一斉メール等の配信で学校から家庭になるべくきめ細やかに行ってきたところでございました。

質問 5番 加藤弘二

とってもいい取り組みだと思います。そういう形で、子供たち自身にやはり自信を持たせて、自分は学校に来てどんな勉強に精を出したらいいだろうかと、そんな前向きな子供たちが学校に来てくれるように差し向けていただきたいと思います。それから夏冬休みの各25日間の長期休業ですが、年間50日というのは、私は学習に振り替えるのはやめていただきたいという気持ちを持っています。なぜかと言うと、この町は一次産業の町です。私はずっと漁場の中学校に勤めておりましたから、家庭訪問をすると4、50歳位になるお父さんが、私たちの時代は昆布が出た日は朝から晩まで仕事をして昼から学校に行くなんてことは1日もなかった、今の子供はいいなと、干すだけ干して10時半までには何とか自転車で学校まで琵琶瀬や湯沸から走っていくと、そうやって子供たちを1人前の漁師に成長させる、昆布を取りながら、ああしろこうしろと教育してるわけです。それから、酪農地帯でも今はロボット搾乳というのがちょっとずつ増えてきていますけれども、それでも人間がいなければ搾乳はできません。子供たちでもできるような仕事は今いっぱいあるので、そういう家庭の仕事をやってもらって、家の経済が豊かになる、これは昔からあることなので浜中町では漁業でも酪農でも、家の仕事を手伝うということがどんなに親にとって助かることなのかと言いながら、その子供たちがやがて継いで行くとか。そういう点では、親の子育ては長期休業中にあると思っておりますので、親が子供を育てる期間を家庭に任せるわけですから、十分家庭で教育していただくように、教育委員会として仕向けていただきたいなと思います。子供たちにとって、夏冬休みは宿題も出るし、手伝いもしなくてはならないし、友達同士、地域で遊ばなくてはならないしというのがあります。では教職員にとって、夏冬休みの長期休業中はどのように先生たちは捉えているのでしょうか。

答弁 指導室長 渥美清孝(指導室長は2021年3月まで)

議員がおっしゃられましたとおり、長期休業の価値につきましては、日常の学校生活では経験できない長期休業ならではの経験が可能であり、自分で設定した学習課題の解決に向ける取り組みだけでなく、家業の手伝いなど自分の将来につながるような経験ができる貴重な期間です。一方で、臨時休業により通常の学校生活を送ることができていない事を重く見ているのも事実でございます。今年度学ぶべきことは今年度中にしっかり学びたい、という子供たちの声、保護者様の声も確実にございます。さらに、先生方の責任において子供たちに不利益を与えたくない、ちゃんと学ばせたいという声も確実にございます。そんなことを考えたとき、長期休業中の教職員の考え方ですが、基本的には児童生徒にとっては休みの日でございますが、教職員にとっては勤務日となっております。長期休業におきましては、児童生徒に授業を行わないことになりますので、公務分掌などの日常的な事務処理や部活動指導のほか、自らの資質能力向上に向けた研修、次の学期に向けた教材研究、補充的なサポート学習など、勤務時間を有効に使い学校教育にとって、また教職員にとっても有効な時間になっていると認識しております。

質問 5番 加藤弘二

ありがとうございます。この基本的なことを指導室長が触れられましたが、私は夏冬休みはこんなふうに捉えてやってきました。2学期3学期、あるいは1学期、中学校の教員というのは精神的にすごく疲れるのです。自意識がもう出てきますし、そういう点で教師とちょっと大人になった気持ちの生徒と、言葉でやり合う場面もあり、ちょっとした事で先生嫌いだとか、もう会いたくない見たくないとか、お前も見たくなかったら俺も見たくないとか、本当にかわいい子供たちだけれども、やり合う場面もあって何とか修復しようと思ってもなかなか修復しないのです。そこに、ちょうどいい具合に夏冬休みがやってくるわけで、25日間子供は子供で、教師は教師で過ごしたら前の学期のことをすっかり忘れて、元気かと聞いたら、先生も元気でしたかとか学期の前のいざこざはすっかり忘れるとってもいい機会が長期休業中でした。それからもう一つは、教職員が毎日勉強することはできないので、長期休業中に、民間教育団体、民教と呼んでいる団体がありますが、例えば生徒指導に関して2泊3日でどこかの地域で研究会があります。校内暴力、喫煙、授業の抜け出しから脱却して、普通の中学校に戻った実践の発表とか、それから私の教科は英語だったので、生涯使うことのない教科の時間にどうやって子供たちを授業に参加させて、英語を教えたらいいかと。そういう研究会の中に新英研というのがあるのですけれども、教師が唯一夏冬休みに手弁当で交通費を全部自分で出して勉強をしに行くという機会があります。それから、自分の趣味やスポーツをしっかり楽しんで、体力も気力も十分つけて新しい学期に向かうチャンスが長期休業中です。この3つなんです。そういう点で、私は子供にとっても、教職員にとっても、あるいは父母たちにとっても夏冬休みは、自分育ちの大切な時間なので大人の考えで夏冬休みをなくするのはやめて、どうかこの機会に、お父さんお母さんが子供たちをどうやって育てるかの機会にしていただきたいなと私は思っています。最後の質問ですが、運動会、それから学芸会、先ほど早々と運動会を中止にしましたと言っていたのですけれども、これは是非やって欲しいです。秋でもいいから。小学1年生から中学3年生までの小中併置校では、おじいちゃんおばあちゃんから嫁の実家から何からみんな来て、テントでびっちりなのです。その中で子供たちが成長するというのはとっても大事なことです。都会じゃない浜中だからこそ大事なことです。それと、学芸会、文化祭、これは本当に時間をとって例年どおりやっていただきたいと思います。ここの子供たちは、そういう楽しみを自分たちで作る能力があるのでこの文化祭や運動会も継続してやっていただきたいという、これはお願いなのですが、これに対する教育委員会の考えを聞きたいなと思います。

答弁 教育長 佐藤健二

今議員がおっしゃられた、学校行事に関する質問に対してお答えいたします。私自身も実際に地域と一緒になって浜中の小さな学校で運動会を経験した思い出があり、我が子も私自身も、その中で地域の方に育てられてたくさんの思いをいただいた経験がございます。ただ、今年度につきましては、新型コロナの感染予防のために本当に緊急事態であります。年間に40日にも及ぶ授業日数がまず削られております。特に運動会につきましては先ほど1番議員の質問の中でも指導室長がお答えいたしましたけれども、運動会自体は例年6月、体育祭は7月に行われる行事でありまして、ちょうど今がまさにその時期なわけですけれども、まだまだ感染拡大が静まっておりません。さらに北海道で言いますと第3波、第4波の可能性が非常に心配される時期でもあります。そうした際に、やはり運動会、体育祭となりますと、練習自体が密になって、そして大声を張り挙げてお互いに力を鼓舞し合いながら取り組まなければいけない活動であります。感染拡大という点では、活動の中でも非常に危険な活動として位置しております。また、2学期にそれを移すとなりますと、2学期には1学期に予定されている修学旅行、あるいはさまざまな活動、もともとある活動と重複してしまうと、今度は心配されるのが子供たちの学びの保障です。運動会もただ運動会をするだけではなくて、それまでの何カ月にわたる取り組みの時間も必要ですし、対応も必要となってきます。そう考えた際にやはり運動会、体育祭につきましては、年間の行事の中でもやはり優先順位を考えた場合に、修学旅行や皆さんがたに見せる学校祭や文化祭を優先せねばいけない状況となります。ということで、とにかく子供たちの学びの保障を大切にしながら、さらにはコロナの感染を出さないことを考えた場合、子供たちだけでなく教職員も色々な行事をすることによって、いろいろなストレスを常に意識しながら、長時間にわたって取り組まなければいけません。そうした上で、教育委員会としても、本当に苦渋の選択ではありますけれども、優先順位を考えながら、運動会、体育祭につきましては、中止という判断をさせていただきました。御理解願います。

出典:浜中町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる