みんなの議会

美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日

(1)財政健全化について/(2)障がい者への支援について

2020年3月17日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「財政健全化について」「障がい者への支援について」について質問し、町長 平野浩司、総務部長 小室保男、財務主幹 中尾亘、民生部長 那須清二が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 平野浩司、総務部長 小室保男、財務主幹 中尾亘、民生部長 那須清二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 稲垣淳一

それでは、通告どおり、2点ほど質問をさせていただきます。まず一つ目は、財政健全化についてであります。各基金の目的と運用状況についてお尋ねいたします。地方自治体は、年度間の財源調整や特定目的のための財源確保の一環として、年度の財政運営の中で一定額を積み立て、これを基金として管理することができるようになっています。当町においても、美幌町基金条例において18種類に及ぶ基金が定められています。令和2年1月末現在の基金総額は、約54億円に上ります。その中で、以下の基金の運用についてお尋ねいたします。主要3基金と言われている財政調整基金、減債基金、公共施設整備基金、特定目的基金と言われているふるさとづくり基金などの運用内容、その成果について、町長の考えをお示しください。2番目、基金残高は多いにこしたことはありませんが、過大な積立ては、世代間の公平の観点から好ましくなく、しっかりとした目標額を設定することが重要と考えます。ふるさと美幌町を次世代につなげるために、今後の財政運用等における町長の考えをお示しください。また、新設を検討している基金の有無についてもお示しください。2番目の質問は、障がい者への支援についてであります。親なきあとの住まいについてお尋ねいたします。家庭の事情により、高齢者が高齢者の介護をせざるを得ない状況は、老老介護と呼ばれています。先が見えない状態の中で、家族が共倒れになったり、介護疲れによる心中事件があったりと、大きな社会問題になっています。そして、年老いた親が障がい者の面倒を見ている状況について、最近は老障介護という言葉が使われることがあります。親の立場としては、障がい者の子供には、自分がいなくなった後の生活の場をできれば早めに確保してあげたいと考えています。きょうされん、旧共同作業所全国連絡会の調査によれば、40歳代の知的障がい者のうち、半数を超える方がいまだに親と同居している。また、50歳代前半でも3割を超えていて、その親は70から80歳代以上になっている。年老いた親の肉体的、精神的負担はいかばかりかと、本当に厳しい現実があると痛感しているとあります。美幌町も例外ではありません。現在、美幌町では、北海道療育園のグループホームと美幌えくぼ福祉会の共生型グループホームが利用できます。グループホームは、世話人というスタッフの支援を受けながら、一般の住宅で少人数で生活する形態のことであります。しかしながら、両施設ともに空きはなく、入ることがなかなか難しい現実もあります。新しい施設建設には時間と費用がかかります。そこで、公営住宅や空き家を利用してグループホームを開設し、ニーズに応えていくという方法を提案いたします。様々な問題があることは承知しておりますが、現在の生活状況や将来の不安解消の一助となるべく提案に対し、町長の考えをお示しください。

答弁 町長 平野浩司

稲垣議員の御質問に答弁いたします。財政健全化について。御質問の1点目、各種基金の運用内容でありますが、初めに、主要3基金である財政調整基金については、財政の健全な運営に資することを目的に設置しており、予算編成において、一般財源が不足する場合に基金から繰入れを行うなど、財政調整としての機能を担っております。次に、減債基金でありますが、町債の償還に要する経費の財源に資することを目的に設置しており、複数の公共施設の整備により、後年度、増大することが予想される町債の償還に充てるため、平成29年度から基金の積み増しを行っているところであります。公共施設整備基金につきましては、公用もしくは公共用に供する施設の整備及び既設の公共施設の整備に要する経費に資することを目的に設置しており、ごみ処分場改修整備、町民会館改築、峠の湯びほろ改修等整備などの事業の財源として活用しております。次に、ふるさとづくり基金をはじめとする特定目的基金の運用内容でありますが、ふるさとづくり基金は、ふるさと納税者の意向に沿った事業に資することを目的に設置しており、ふるさと納税としてご寄附いただいた寄附金から必要経費を除いた額を基金に積立てし、寄附者の意向に沿った事業の財源として活用しております。その他の特定目的基金については、美幌町基金条例に規定する目的を達成するために必要と認めるときに活用しております。次に、基金運用の成果についてでありますが、財政運営の健全化、住民ニーズに即した各種事業の推進など、行政サービスを安定的かつ継続的に提供するための財政基盤になっていることが成果ではないかと考えております。2点目のふるさと美幌町を次世代につなげるために、今後の財政運用等における考えでありますが、今後も高齢化の進展に伴う社会保障関連経費の増大が避けられない中、人口減少問題への対応や老朽化が進む公共施設の整備が必要となるなど、財政運営を取り巻く環境は厳しい状況が予想されます。第2次美幌町財政運営計画に沿った財政運営を着実に進めることで、次の世代へ過度な負担を残さない未来に責任を持った行財政運営が確保できると考えております。また、新設を検討している基金については、現在のところ予定しておりませんので、健全な財政運営に対する御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。次に、障がい者への支援についてですが、平成29年3月に策定した第2期美幌町障がい者計画の基本理念である「誰もが安心して暮らせる、人にやさしいまちへ~みんなで護りあうまちを目指して~」に基づき、障がい者が住みなれた地域で安心して自立した生活を送ることができるよう、地域全体で護り、支え合う仕組みづくりの推進に努めている状況であります。町内の障がい者グループホームは、社会福祉法人北海道療育園のソング、スマイルが平成29年度に移転、新築されたのを機に、入所定員がそれぞれ1名ずつ増員され、各5戸に、NPO法人美幌えくぼ福祉会のコミュニティハウスあかり4戸と合わせると、計3か所に14戸で、内訳は、男性9戸、女性5戸となっています。しかし、利用を希望される方に対して戸数が確保されているとは言えず、計画的な整備について、国、道の動向を踏まえながら検討する必要があります。お尋ねの公営住宅や空き家を利用してグループホームを開設し、ニーズに応えるという方法の提案でありますが、第6期総合計画基本計画の障がい者福祉施設の整備において、民間活力によるグループホームの整備の支援を行うこととしております。公営住宅は、原則単身者は60歳以上でなければ入居できませんが、障がい者の方は年齢要件がないため、これまでも条件に合った公営住宅に入居されております。一方、空き家を利用する場合ですが、平成31年3月に策定した美幌町空家等対策計画では、取組を実施する具体的な施策として、高齢者・障がい者等の福祉施策充実のための空き家等の有効活用の検討を盛り込んでおり、その活用に向けて空き家所有者に周知を図るとともに、民間活力による施設整備の促進に取り組んでまいりたいと考えております。以上、答弁をいたしましたので、よろしくお願い致します。

再質問 2番 稲垣淳一

それでは、再質問をさせていただきます。まず、財政健全化であります。平野町政のかじ取りはいよいよ2年目が始まるわけでありますが、令和2年度におきましては、大型予算を組まれて、平野カラーをどんと出しつつも、何かと幅広く予算がかかっております。民生費の増大、また、各種インフラ工事の充実に向けて、いろいろとバランスをとることが難しいかじ取りということは理解するところであります。昨日は新年度の予算が通ったところでありますけれども、改めて、令和元年度における美幌町の各種事業、また、それらを支えた財政運営についても、平野町長の思うところの評価、反省を令和2年度にどう生かした予算を組んだのか、終わった後とはいえ、町民の皆様も注視しているところであると思いますので、簡潔にお答えいただけるとありがたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

令和元年度の財政運営に関して感じているところを率直に言わせていただきますと、11か月が過ぎた中において、ハード的には、今まで私が教育長として前町長と一緒に進めてきたことに対して、しっかりと進められていると理解しております。そういう意味では、今まで前町長が進めてきたことをしっかり継続してやってこられたのではないかと思っています。また、ソフト的な部分でいけば、今回、町長に立起したときの思いを考えますと、美幌町に元気がないと感じているところがあったのが大きな要因で、もう少し町を活気づける、そういうものを令和2年度には子供たちに特にウエートを置いて施策をやりたいと強く感じたところであります。適正な答弁になっているか分かりませんけれども、それが令和2年度の予算と新年度に向けての私の正直な感想でございます。

再質問 2番 稲垣淳一

そういう町長の思いを受けた令和2年度の予算が成立したところであります。それらの事業を推進するために、町長の思いをきちんと形にして町民に向けて発信するためには、マンパワーももちろん大事ですが、そこにはお金、財政というものがついて回るのは必定であります。私は議員として5年たつところでありますが、正直、外から見ている町の運営と、こういう立場になっていろいろな情報をいただいて町の取組を知るにつけ、一般会計はもちろんですが、その中の基金というものが大変大きなウエートを占めていると理解するわけであります。平成30年度の一般会計になりますけれども、地方交付税など外部からの依存財源は、前回は約66%で71億円に上っていたということです。これは、別にこの町だけが特殊なわけでは決してなくて、残念ながら、自主財源が34%という状況は日本の至るところの自治体が抱えている現状だと思います。美幌町には66%にも及ぶ依存財源と基金会計という、ある意味、町の別なお財布が18種類あるわけで、その中の運用にも手腕が問われるところだろうと理解するところであります。そういうところでいけば、基金というものは貯金になりますが、昨年度は1人当たりの貯金が約26万円で、平成30年度の一般会計の前年と比べますとプラス1万円という計算が出ております。そして、借金になります町債は約48万円という数字が出ております。これは、前年比1万円のプラスという結果になっております。公共施設の整備等によりまして、その残高が増えているわけでありますが、町の分析といたしましては、平成30年度は人口減少の影響もあり、町民1人当たりの借金がまた1万円増えるのではないかということが前回言われておりました。これは、2019年12月の広報に載っていたことなので、間違いない数字だと思っておりますが、我々議員も、いろいろな事業を推進していただくために提案や提言をしていきますし、反面、あまり無駄なお金を使わないように、我々はいつもアクセルとブレーキという話をしますけれども、アクセルを踏みつつ、ブレーキも踏みつつ、それでは何キロメートルのスピードで走ったらいいのかというところは、町長の頭が痛いところであると思います。町長がいろいろな思いをかけている中で、百数十億円の一般会計を持っている美幌町では、今は庁舎建設や消防庁舎建設など、改築、新築に係るお金が非常に多く積まれているわけです。今現在はそのバランスは特殊かもしれませんが、それについてどのようなお考えを持っていらっしゃるでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

答弁でも申し上げましたけれども、第2次美幌町財政運営計画に基づいて進めさせていただいております。今のバランスという部分においては、先ほど、貯金と借金という一つの例示の中で言っていただきましたが、全体を割ってそれがどうかという比較は分かりやすいのですけれども、それがひとり歩きすることはどうなのだろうと思うのです。そういう意味からいけば、基金を貯金と見ることはいいですけれども、それぞれ目的があって、これからどう使うかという使い方を町民にきちんと理解してもらう。それから、今、借金と言われている地方債の残高についても、それだけを単純に見れば大きな額に見えるのですけれども、今後、後年度負担というか、国からある程度入ってくるお金も含めてどう考えていくか、これも中身をきちんと知ってもらう。そういう意味では、表面だけではなくて、細部を町民の方々にしっかり伝えていくことが大切であると思いますし、そのことには最大の努力をしていきたいと考えております。

再質問 2番 稲垣淳一

理解いたしました。基金の使い方をきちんと示していくことが管理する理事者側の責務であるということであります。そこで、18種類の基金について全部を聞くわけにはいきませんので、設立した目的ですとか、現在はどのように使われているのかという話を何点かに絞ってお尋ねしたいと思います。まず、額として一番大きいと思うのですが、財政調整基金の積立てであります。財政調整基金は、割と自由度がある使い方をされているように感じているところでありますが、積立てをしている理由といいますか、なぜこれだけの大きな額が財政調整基金という名のもとに積み立てられているのか、何に多く使おうとしているのかお尋ねいたします。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

ただいまの御質問でございます。財政調整基金につきましては、町の健全な財政運営に資するための基金、いわゆる貯金ということになります。先ほど、稲垣議員から御指摘がございましたが、本町においては地方交付税が平年ベースで歳入の約4割を占める現状にございます。残念ながら、国に依存している財政構造にありますので、一定程度の基金を保有していなければ健全な行財政運営ができないということになってございます。このため、平成31年度末の残高において、14億8,000万円程度の財政調整基金があるわけでございます。昨日、令和2年度予算の議決をいただいたわけでございますが、その予算につきましても、当初は収支不足が生じるということで、こちらの基金から約1億7,000万円の繰り入れを行った中で予算を作成している現状にございます。いかほどの基金を保有するのがベストかという物差しは難しいのですけれども、現状においては適正な積立てをさせていただいていると思いますし、過度な積み立てにならないように、将来をしっかりと見極めた中で、行政運営、財政運営を健全に進めてまいりたいと考えてございます。

再質問 2番 稲垣淳一

財政調整基金について、もう一度お尋ねいたしますが、今、総務部長から14億8,000万円の基金残があるということで、適正に運用しながら積立てをしているということでありました。すみません、言葉尻を捕まえるわけではありませんが、町が考える適正な数字がこの14億8,000万円ということでしょうか。先ほど、細かい数字を言うと独り歩きすると町長がおっしゃっていましたけれども、もう一度お尋ねしますが、どういうところからそこが適正だと思うのでしょうか。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

もしかしたら言葉尻を捕まえられたのかもしれないですけれども、14億8,000万円について、先ほど、私は物差しがないと答弁しましたが、これは正直な気持ちであります。今、町税の収入が約22億円です。そのうちの町民税が約10億円、固定資産税が10億円という町税収入になっているわけです。これは私の考えになりますけれども、例えば、不幸にして大きな災害に見舞われた場合は、町税については、政策的に減免を実施する事態が想定されるだろうと捉えております。ついては、町税は22億円というお話をしました。同じぐらいの基金があればベストでしょうけれども、今は大体3分の2を保有している状況でございますので、一定の基金を保有しているという意味において、適正という表現を使わせていただきました。何度も言いますが、答えはなかなか出ないと思うのですけれども、町長が答弁したように、なぜこの額があるのか、今後、町は何をやるのかということを、町民の皆様にしっかり説明して御理解をいただかなければ、毎年の予算についても御理解をいただけないと思いますので、そこは情報を広くお伝えした中で理解を得る努力をしていきたいと考えてございます。

再質問 2番 稲垣淳一

たまたま言葉尻を捕まえてしまいましたが、きちんとした目的がないまま、ただ単に積み上げてもという思いが我々はあります。今、部長がおっしゃった、今年はこういう事業のためにこれだけを使ったということを示していくことが皆さんの責務ということであれば、令和2年度はこういうことで今後やっていくのだということが明確になるといいのかと思います。今回の議会では、令和2年度の予算執行についていろいろと質疑させていただいて、一定の理解を得られましたが、こういう場でもそういう御答弁があると、より理解しやすいと思っております。財政調整基金ばかりに時間をとるわけにはいかないので、次に行きます。町債の償還に関することで減債基金というものがありますが、現在、積んであるのが4億4,000万円ぐらいです。これについては、どのような考えでこれだけ積んでいるのかという質問であります。

答弁 財務主幹 中尾亘

ただいまの減債基金の積み方の根拠でございますが、まず、目的は、町債の償還に要する経費の財源にするということで積んでおります。令和元年度末で4億4,800万円ですが、平成30年2月に一部改定しました第2次美幌町財政運営計画で示しているとおり、現在、三つの施設の建築が進行中で、その公債費の償還が令和6年度以降に非常に増えることを見通しております。運営計画でいきますと、平成31年度、令和元年度に1億7,000万円、令和2年度が9,600万円、以後、令和5年度末には8億9,000万円まで積んで、6年度以降の償還に充てることを現在予定しております。以上、よろしくお願いします。

再質問 2番 稲垣淳一

建てるものや買うものなど、お金の使い方はいろいろとあるのですが、我々町民といたしましては、そんなに借金をして物ばかり建ててという思いがあります。建ててほしいという思いはもちろんあるのですけれども、ちゃんと返していけるのかということは、多くの町民が疑問とするところであります。今後は我々も注視していきますので、その運転については、きちんとした財政運営を心がけていただければと強く思うところであります。また、大きな数字でいきますと、公共施設整備基金がありますが、最近、これを使ったものはございますでしょうか。

答弁 財務主幹 中尾亘

公共施設整備基金につきまして、最近の多く繰り入れした実績でございますが、平成30年度に町民会館の改築として5,000万円、峠の湯びほろ改修として880万円を繰り入れております。よろしくお願いします。

再質問 2番 稲垣淳一

行政は予算主義ですから、この年はこういう予算を組んで、学校に幾ら、民生費に幾らという予算を組んでいくわけですが、いろいろなことが起きるのがこの世の中でありますので、そんなときに、先ほどの財政調整基金でということになるのでしょう。公共施設整備基金においては、読んで字のごとく、公用もしくは公共用に供する施設の整備にかかる経費に充てるという理解でいいと思います。例えば、町で譲り受けたとか、買い受けたという使えない建物が何点か散見されます。あえて言うならば、ユースホステルは、放置しておくと、場所的に事件や事故に遭うのではないかという気持ちがあります。そういうところの利用にこういうお金を充てることはできないのでしょうか。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

ただいま稲垣議員が質問されたとおり、公共施設整備基金は、公用、あるいは公共用の施設の整備に充てる基金でございます。仮に、今、例が挙がったユースホステルを改修して、何か新しい施設として再利用するということであれば、当然、こういった基金を活用することも可能であると考えてございます。こちらの基金については、例えば、公共施設は耐用年数が長期間にわたり、多くの町民の皆様、広い世代の皆様が活用する施設ですので、多くの皆様に御負担いただくことが適正であろうという意味のもとに、基金を積み立てた上で施設整備などに活用してきていることになってございます。これまでもそうですけれども、これからも、将来に向かって必要な公共施設については、この基金を有効に活用して整備を図っていくことが必要であろうと考えてございます。

再質問 2番 稲垣淳一

理解いたしました。次に、ふるさとづくり基金でありますが、昨今、いろいろな話題がありまして、ふるさと納税としていただいた寄附から必要経費を除いた額を積み立てるというものです。令和2年度におきましては4,300万円の納税額を予定していると聞き及んでおりますけれども、そうなると、例えば、ふるさと納税については、必要経費である返礼品の金額を単純に3割以内に抑えるようにという総務省からの通達がありますが、全体経費を差し引くと、4,300万円に対してどれぐらいを積み立てられると考えたらよろしいでしょうか。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

令和2年度当初の歳入には、4,300万円のふるさと納税を計上してございますが、御指摘のとおり、必要経費、あるいは返礼品等は大体半分です。今、きちんとした数字は頭に入っておりませんけれども、当初予算では2,150万円強の積立金を予算計上させていただいております。

再質問 2番 稲垣淳一

あまり細かい数字を聞くのは何かと思ったのですが、ありがとうございました。ふるさと納税には増やす努力といいますか、品目などを工夫するところはいっぱいありますので、全国からたくさん集めて、町の新たな投資に使えるものに資するべきだと強く思いますし、拡大する努力が肝要だと思っております。あとは、多目的運動場や庁舎の基金になりますので、これについては大体理解しているところであります。基金について最後に一つ、町営住宅敷金基金というものがありますけれども、これは入居者の皆さんの敷金の徴収、返還のために活用するとあります。今回、保証人の問題で2人をなくすという条例が可決されたところであります。美幌町は納付率100%ということで大変すばらしいことですが、100%になるためにこの基金が充たっていることはあるのでしょうか。要は、入居者の未払いに関わって、この基金を使っているのかということでございます。

答弁 財務主幹 中尾亘

ただいまの町営住宅敷金基金の概要でございますが、入居時の家賃の2か月分を敷金として徴収して基金に積み立てて、退去時に返還する、あくまでも預託するという基金でございますので、ただいまの御質問とは関係ない形になります。よろしくお願いします。

再質問 2番 稲垣淳一

最後に、新たな基金の創設はないと町長はおっしゃっていましたけれども、財政運営計画の中には図書館や仲町の公営住宅などがあります。大型の公共事業をやっているさなかでこういう話をするのも何ですが、これも町民が注目する的でありますので、あえてここでお尋ねさせていただきます。公共施設を、長寿命化で何か政策をして残すのか、または改築、新築をするのか、私はその辺の結論をちゃんと聞いているわけではありませんけれども、どのみち莫大なお金がかかることは目に見えているわけです。そのために基金を増設するという思いがあって私はこのことを尋ねたのですが、例えば、図書館または公営住宅などは、どちらも10億円を超える建物になると思うのですけれども、莫大な金額がかかる公共施設のときにはどのように進めようというお考えか、お尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

箱物の修繕や改築も含めた基金というお尋ねであります。第2次財政運営計画を立てさせていただいたときに話によく出ているのが図書館の建設、それから、公営住宅の建て替え、保育園を今後どうするかということで、ある程度見越して計画を立てております。ですから、今のところは、新たにというよりも、明確になった段階で、特定の財源確保のために、今の基金でいけば、庁舎をあえて公共施設基金から分けることはするかもしれませんけれども、そういう意味では、今、新たにこのために積み立てるという考えはないだけであります。本当に考えなければいけないのは、図書館よりも保育園について、町民の皆さんから、かなり古くなってきて今後はどうするかということで、まして、子育てをしっかりやるという町においてどうなのかという話が出ています。民間においては、藤幼稚園や大谷幼稚園が認定こども園に移行しながらということで、時期が来たときに専用の基金として分けて積み立てる可能性が出てくるということで、現在は考えていないと御理解いただければと思います。

再質問 2番 稲垣淳一

財政問題につきましてはこれで終わりますけれども、少ない予算の中と言いながら、毎年これだけの財政支出を伴って運営していくという責務は重大でありますので、今後とも慎重の上に慎重を重ねて財政運営に破綻が決してないように、我々も注視させていただきますけれども、安全運転で、時にはスピードアップも必要かと思いますが、美幌町を守っていく運転をひとつよろしくお願いしたいと思っております。続きまして、障がい者支援についてであります。今回、グループホームを増やせないのかという提案であります。行政側も理解しているとおり、ソング、スマイル、そして、あかりの戸数が決して充足しているわけではないということは十分理解いただいていると思います。私も、このことについては、新しいソング、スマイルのグループホームができる前にもお尋ねした経緯がありますので、ずっと注視をしていたところであります。私は、障がいをお持ちのお子さんのお父さんやお母さんと会う機会が多いものですから、なかなか言いづらい話ではありますけれども、皆さんが元気なうちは子育てに一生懸命で生活が行き届いているけれども、自分たちにもし何かがあった場合に子供たちはどうなっていくのだろうと、常にそのことが頭から離れないということです。我々人間が生きている間は、どんな立場であろうが、どういう形であろうが、常に問題はあるのですけれども、グループホームは、自立して自分ひとりだとなかなか生きづらいという皆さんのためにあると理解しております。障害者自立支援法も平成18年から施行されたり、障がい者の皆さんに対するいろいろな補助や手当も充足しているとは思うのですが、住まいに関しては、自主自立、特にグループでの生活を支えていくということは美幌町ではなかなかやりづらいところがあります。御回答の中に、民間活力によるグループホームの整備の支援を行っていくということで、第6期総合計画の中にも載っているところであります。これを運営するのはいろいろな福祉団体やNPO団体であると理解しているのですが、改めて、民間活力による整備の支援とはどういうところを指しているのか、お尋ねいたします。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの民間活力による整備という御質問でございます。先ほどの御質問にありましたとおり、現在は、ソング、スマイルとコミュニティハウスあかりが運営しているということでございまして、充足はしていないという御答弁をさせていただきましたが、実際にどのぐらいの待機者がいるかといいますと、お聞きしたところによると、直近ではソング、スマイルが各2名ずつ待機しているということですが、コミュニティハウスあかりについては、今のところ待機者はいないとお聞きしております。そういったことから、グループホームが足りていないかというと、待機者はいるものの、今すぐにたくさんの人数が必要とはされていないと考えております。ただ、今回の障がい福祉計画の策定に伴いアンケート調査をとった中におきましては、今は親御さんたちと暮らしているけれども、将来はグループホームを使いたいという声が聞こえております。そういう方々が実際にグループホームを必要とした場合、どれくらいの需要になるのかということをみながら、整備に必要な数を見越して決定していかなければならないと思っています。行政としては、いろいろな補助金など助成制度がありまして、例えば、敷地などの部分の対応についての支援等も考えられますので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 稲垣淳一

今は、ソング、スマイルには待機者が2名程度いて、コミュニティハウスあかりのほうはゼロということでした。お答えいただいた内容はどなたから聞いた話なのか、お尋ねいたします。

答弁 民生部長 那須清二

それぞれの担当の方にお聞きしております。よろしくお願いいたします。

再質問 2番 稲垣淳一

町としては、担当からの聞き取りだけで判断していると理解するのですが、それは冷たい対応だと私は思うのです。施設に行って、住んでいる方とお話をして、どういう生活をしているのかという実態について聞き取りをされているのでしょうか。住んでいる方にそういう話をしたことがあるでしょうか。

答弁 民生部長 那須清二

大変申し訳ございませんが、私は聞いておりません。よろしくお願いいたします。

再質問 2番 稲垣淳一

日頃、お忙しい中で時間がないことも理解するのですが、町から何がしかのお金が入っていると思います。建物ができたときには、見に行かれたり、聞いたりしていると思うのですが、その後にどう運営されて、どういう生活をされているかという実態については、アンケートも大事ではあるのですが、やはり字から読み取れないものを感じ取ってほしいと思うのです。今年もいろいろな計画をつくるときにアンケートをとるということでありますが、アンケートの言葉の先にどんなものが隠れているかということを肌で感じてもらえるような取組をしていただきたいと思っています。今回、新型コロナウイルスの関係について、町民にチラシをすぐに一斉配布するというフレキシブルなことができる美幌町でありますので、ぜひきめ細かい対応といいますか、そういうところにも手を差し伸べて、今後の福祉事業に反映していっていただくと、美幌町の温かさや優しさがより伝わる事業が展開できるのではないかと思っております。ぜひ何かの機会に、住んでいる方と対面していただきたいと思います。これは、私が行ったから言える話でありますし、そこの親御さんと話をしたときも、友人、知人はこういう施設を待っているのだと直接聞いているので、今回は2度目の質問をさせていただいております。そこを受け止めていただいて、ぜひ考えていただきたいと思います。先ほど部長から、新設のグループホームを建てる場合は、敷地の援助などいろいろなことを考えているというお話がありましたが、こういう建物を建てるとなれば、いろいろな制約もあるでしょうし、大変なことは十分理解しています。空き家や公営住宅を使った単身の住まいもありますが、私は、そこを必要としている方たちが自立するための共同生活も一つの大事なポイントだと思うので、あえてグループホームにこだわって質問をさせていただいております。ですから、空き家や公営住宅などの壁を突き破って、2軒分の空間に四、五人が入ることはできないかとか、グループホームは2人からできますが、世話人などの細かい問題はたくさんありますけれども、改築できますとか、改修して利用しませんかということで、場を提供して皆さんの生活を後押しする施策を打ち出していただくことはできないのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

グループホームの取扱いについて、町としては、民間に整備をしていただくという考えであります。それは、町はもう知らないということではないです。民間の方がやっていただけるのであれば、町はそれに対して支援をするべきだと思っています。本来、こういう施設の整備については、国とか、町民に一番近い立場の私ども自治体がやらなければいけないことだと思っています。ただ、行政ですと、将来の維持管理などを考えると非常に難しいところがあるので、民間の方にできるだけ関わっていただいて、それを支援すると。今まででいけば、土地を提供させていただいたり、場合によっては補助等もしなければいけませんし、一義的には国からお金をいただくときの協力をする。今まで建てた経過について、私は直接の担当ではなかったのですけれども、療育園に関わった中でいけば、厚労省の予算があまりにも少な過ぎる。そこを所轄する方々とはまた別な立場で、しっかりお金を持ってもらわなければ、逆に、建てたくても、それを割り振ったときに補助規程から全く入ってきてないのが現実です。それを改善したいということは、厚労省ではなくて、地元の代議士の方々にしっかり言っていかなければ、建てる側がなかなか大変だと思っています。今回は、民間の空き家という一つの提案でありますが、空き家は、空き家の計画の中にいろいろな制度があります。ですから、国の制度、場合によっては、町が何か制度をつくって、グループホームだけではなく、できるのであれば検討したいと思います。グループホームについては、これからの需要も含めて、見極めも必要だと思います。そういう意味では、先ほどの待機者の部分については、聞き取りではそれほどいないのですけれども、私もいろいろな関わりで、その方々と話す機会がある中でいけば、どちらかというと希望されている方は、稲垣議員が感じているように、まだ多いと思っています。ですから、今はないので、皆さん親元とか、関わりのある人と一緒に住んでいますけれども、将来を考えたら、きちんとした見通しを立てた中で、こういう状況においてどうかということを話していかなければ難しいというのが正直な今の気持ちでございます。

再質問 2番 稲垣淳一

今が何もないからということで、何もしないというわけではないということは理解するのですが、そういう部分にも危機感を持って、次はどういう取組ができるのかということも十二分に視野に入れて、事業に取り組まれることを強く希望するものであります。御存じのとおり、現在、グループホームに入られている知的障がいや精神障がいなどいろいろな方がいらっしゃいますが、これから特に求められているのは、24時間のケアつきのグループホームだと思います。現在のグループホームは朝と夜の食事提供の部分で終わっているのですが、求められているのは、ハードルが高いかもしれませんけれども、24時間のケアつきのグループホームで、そういう方たちの思いとして、利用を待ち焦がれている方も多くいらっしゃいますので、美幌町も、そういう方たちのために支援できる、応援できる施策を打ち出していってほしいと思います。そういうことを強く願って、質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる