みんなの議会

美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月11日

(1)高齢者福祉、高齢者の相談体制について/(2)福祉行政について/(3)外来種駆除について

2019年12月11日、美幌町議会の一般質問で、岡本美代子議員が「高齢者福祉、高齢者の相談体制について」「福祉行政について」「外来種駆除について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、民生部長 那須清二、博物館主幹 鬼丸和幸が答弁しました。

質問者
岡本美代子 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、民生部長 那須清二、博物館主幹 鬼丸和幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 岡本美代子

私は、さきに通告いたしました3点、3項目について質問いたします。まず1点目といたしまして、高齢者福祉、高齢者の相談体制についてです。町は多くの相談窓口を設けており、12月だけでも交通事故巡回相談、定例行政相談、弁護士による無料法律相談、精神保健相談、人権擁護委員による特設人権相談、こころの健康相談、健康相談と開設されています。その中で、高齢者が相談したいことがあった場合、高齢者専用のワンストップサービスが必要と考えます。現在の相談の流れ及び相談件数についてお知らせください。2点目といたしましては、福祉行政についてです。ひきこもりの実態把握についてです。近年、中高年になってもひきこもりを続ける子を高齢の親が支えている状況について、主に50代の子と80代の親が多いことから、8050問題と言われています。町では、ひきこもり相談を開設していますが、ひきこもりの問題だけでなく、親の介護や病気、経済的困窮など問題は多岐にわたっています。内閣府は、ひきこもりを仕事や学校に行かず、半年以上自宅にひきこもっている人と定義し調査をした結果、54万人いるとされていますが、対象が15歳から39歳で、中高年のひきこもりは対象となっていなかったため、2018年からは新たに40歳から64歳を対象にした調査を行っています。本町における中高年のひきこもり対策の実態はどうなっているのか、また、今後の計画などがありましたらお聞かせください。3点目といたしまして、外来種駆除についてです。外来種アメリカオニアザミの駆除について。町では、外来生物のウチダザリガニ駆除に力を入れており、さらにウチダザリガニを使った肥料をつくり、植物の生育状況について調査研究を行っているところですが、町内では外来種のアメリカオニアザミが繁殖している場所があり、早急に駆除していくべきと考えます。アメリカオニアザミは紫の花で背が高く、一見目を引きますが、固く鋭いトゲを持つために、触ると大変危険です。繁殖力が強く、もともとあった植物の生育場所を占領する可能性があり、環境省の要注意外来種に指定されています。九州の一部を除く日本全土に広がっており、特に北海道は広がりが見られると言われています。在来植物、畑作物、牧草と競合し、鋭いトゲが家畜に害を与え、トゲは数年たっても土に返らず危険であると聞いています。本町は農業が基幹産業であり、優良な農地や子供たちに安全な地域を残すためにも、アメリカオニアザミの駆除に取り組む考えはあるかお聞かせください。以上、3点よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

岡本議員の御質問に答弁いたします。なお、外来種駆除については、教育長から答弁させていただきます。高齢者の相談体制についてですが、本町における65歳以上の人口は、本年3月末現在6,814人で、総人口に対し35.3%を占めております。団塊の世代が75歳以上となる令和7年度の高齢者人口は6,935人となり、高齢化率では38.3%になると推計されております。美幌町の介護、福祉行政の一翼を担う公的機関として、地域包括支援センターにおける包括的支援事業実施方針を示し、総合相談支援や介護予防ケアマネジメントなどの業務を社会医療法人恵和会に委託した中で取り組んでおります。相談窓口を一本化することで、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援の一体的な提供を図る地域包括ケアシステムの構築を推進しており、地域包括支援センターが身近な存在として広く住民に周知されているものと考えているところであります。地域包括支援センターは、民生部と同じフロアに設置されておりますので、常日ごろより地域包括支援センター職員とともに、町の保健師や担当職員が連携し、個々の事案に対応しております。事案によっては、国保病院や社会福祉協議会を初め、関係部局及び関係機関へつなぐなど、常に情報を共有しながら連携を図っているところでありますので、御質問の高齢者専用のワンストップサービスは、既に提供できているものと考えております。また、平成30年度の相談件数につきましては、交通事故巡回相談が0件、定例行政相談が2件、弁護士による無料法律相談が40件、精神保健相談が0件、人権擁護委員による人権相談が11件、こころの健康相談が9件、健康相談が9件となっております。今後とも相談業務のさらなる充実を図り、サービスの提供につなげてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。次に、福祉行政について、ひきこもりの実態把握についてですが、内閣府は、全国の市区町村に居住する満40歳から64歳までの者及びその同居者を対象に、ひきこもり状態にある者の推計値等について把握することで、ひきこもり状態となることを防ぐ施策を検討するため、生活状況に関する調査を平成30年12月に実施しました。その結果、自宅に半年以上閉じこもっているひきこもりの40歳から64歳の者が、全国で推計61万3,000人に上り、ひきこもり状態となって5年以上の長期に及ぶ人が半数を超える状況であることが示されました。これは、平成27年12月調査時の15歳から39歳の推計54万1,000人を上回り、ひきこもりの高齢化や長期化が鮮明になったところです。40歳から44歳の層では、就職活動の時期にひきこもりが始まった人が目立っており、内閣府はいわゆる就職氷河期であったことが影響した可能性があるとの見方を示しております。家の生計を立てているのは父母が34%、自身が30%、配偶者が17%とのことであり、悩み事に関して誰にも相談しないという回答が4割を超えたとの結果であります。お尋ねの本町における中高年のひきこもり対策の実態についてですが、これまでもひきこもりについては、家族などからの相談により、事案の出現時に必要な機関につなげる取り組みを行ってきております。なお、ひきこもりの背景には、統合失調症やうつ病などの疾患が存在する場合も少なくなく、多彩な精神疾患が関与していることも指摘されております。町においては、平成14年から精神保健福祉士や保健師によるこころの健康相談に取り組むほか、美幌町地域包括支援センターでは、平成22年度より広報びほろへの相談記事を掲載し、平成24年度からの4年間は広報びほろへのチラシ折り込み、平成30年度には地元フリーペーパーへのチラシ折り込みなど、これまでも周知活動に努めてきたところであります。一方、平成21年度より北海道から受託した公益財団法人北海道精神保健推進協会がひきこもり対策推進事業を実施してきており、ひきこもり外来やデイケアなどにより、一定の相談を経てから、医療機関だけでなく、就労支援や相談機関などのさまざまな社会資源につなぐ取り組みを行っております。御質問の今後の計画についてですが、現在策定を進めている第3期美幌町地域福祉計画において、ひきこもり問題を盛り込む予定であります。ひきこもり問題において重要なことは、いかにして孤立させないかということであり、家庭や地域包括支援センターはもとより、民生・児童委員を初め、関係機関、団体及び地域との連携協力により、ひきこもりのない社会の実現を目指し取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

外来種アメリカオニアザミの駆除についての御質問にお答え申し上げます。アメリカオニアザミは、ヨーロッパ原産の植物であるアザミの仲間であります。日本へは北アメリカから輸入された穀物や牧草に混入して持ち込まれたと考えられており、北海道を初め、本州、四国に広く分布するようになりました。比較的繁殖力が高いことや、硬いトゲがあることで、動物に食べられないという性質もあり、日本に昔からいる在来種の生態系等に影響を及ぼす危険があるとして、環境省が定める生態系被害防止外来種リストの中で、総合対策外来種として指定されております。アメリカオニアザミを駆除するためには、1、特定の除草剤を散布することで、その繁殖を抑えるようにする。2、植物地上部を刈り取っても根が残っていると生えてくる性質があるため、スコップ等で植物の周囲ごと掘り返して除去する。3、綿毛ような種子を飛ばして繁殖することから、特に花の時期に刈り取って処分するなどの方法が考えられます。教育委員会といたしましては、町広報紙やその他報道等を活用し、アメリカオニアザミの特徴や駆除のやり方、外来種が抱える問題など、わかりやすい内容で一般町民にお伝えし、各自で駆除努力していただけるよう周知を図るとともに、外来種問題について啓蒙していくことが、継続的な外来種防除につながると考えております。これらとあわせて、今後も、博物館講座や展示会などを通じて、広く町民に外来種問題について興味関心を抱いてもらえるように、啓蒙活動を充実していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。以上、お答え申し上げましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

質問 11番 岡本美代子

それでは、高齢者福祉の高齢者の相談体制のところから2度目の質問に入っていきたいと思います。答弁にありましたように、ことしの3月末現在で65歳以上の人口が6,814人で35.3%を占めている。団塊の世代が75歳以上となる令和7年度には6,935人となり、高齢化率では38.3%になるとのことです。本年4月でも高齢者の単身世帯が1,815戸以上あり、単身世帯でなく高齢者のみの世帯を合わせると、私は自分なりに計算したのですけれど、高齢者のみの世帯が3割以上になるのではないかと考えています。ただ、高齢者のみの世帯でも、病院に通い、お薬を飲みながらでも、健康であれば何とか生活を楽しみながら暮らしていけるのではないかと考えていますし、そういうふうにしっかりと生活している方が美幌町は多いと感じています。しかし、一度どちらかが病気になったり、それから、介護を受けることになれば生活が一変するといいますか、大変悩み事が多い時代に入ってしまうのです。私もいろんな相談を受けることが非常に多いのですけれども、例えば、旦那さんが入院していたら、入院先にソーシャルワーカーがいたり、答弁にもありましたように、介護では包括支援センターがあり相談業務もやっております。この全体の相談業務、どのぐらい受けているのか、ことし3月の予算議会のときに質疑したのですけれど、件数がわかれば教えていただきたいと思いますし、昨年、それからことしの11月までわかりましたら、ざっくりとでもいいですけれど教えていただきたいと思います。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、包括支援センターにおける相談の受付の実態ですけれども、平成30年度の結果しか持っていないので申しわけないのですけれども、毎月大体60件から80件、多いときで100件を超える相談がございまして、4月から3月まで通しまして全部で1,191件の相談を受け付けている結果でございます。よろしくお願いいたします。

質問 11番 岡本美代子

確か3月予算議会のときに件数、それから高齢者虐待についての相談も受けているということを聞きました。先ほども言いましたけれども、いろいろ御相談を受けるのですけれども、例えば、病院のことならもっと先生に聞いたほうがいいとか、介護なら介護のケアマネに話せばいいと思うのですけれども、なかなか高齢者が、病院に入院している旦那さん、そして残された奥さんが、病院の先生にしっかりと話を聞くことができなかったり、言いづらかったりとか、そういうもう少し応援すればもっと安心に暮らせるのではないかということが非常に多くあるのです。町長も今回選挙活動をされまして、多くの町民の方に触れ合って、話を聞く機会があったと思います。私は九つ上と七つ上の姉がいるのですけれど、例えば、はがき1枚、裁判所に呼び出されるというのがまだ美幌にちらほらときているのです。これを受け取った姉からどうしたらいいだろうと電話が来て、どきどきしているんだよねという話で、例えば、それを受け取ったら警察に電話をしたらいいとか、消費者センターがあるとか、そういうところに考えが回らない、どきどきしてしまうからだまされるのだと思うのですけれど、ちょっと変わったことがあればどこかにすぐ相談できるという、つなぎのところが非常に私は大切だと思うのです。例えば、包括支援センターで高齢者の主に介護に対することが多いと思うのですけれど、全般の相談は、例えば、日々の業務もあると思うのです。月60件、多いときで100件という相談で、日々の業務の中で受けるか、それともある程度専門性というか、この方が受けるという体制がどういうふうになっているのかということをお知らせいただきたいと思います。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、包括支援センターは常駐している職員がおりますので、日々の業務として支障がないように相談の受け付けを行っております。よろしくお願いいたします。

質問 11番 岡本美代子

そうしたら日々の業務の中で、例えば特定の人が受けるわけではなくて、そこにいた人が代わる代わる受けるという状況なのでしょうか。

答弁 民生部長 那須清二

当然、従来かかわっているような関係があれば、担当の人ということで出てくる場合もあると思いますが、基本的にそこに来ていただければ、いる職員の中で対応しているということでございます。よろしくお願いいたします。

質問 11番 岡本美代子

先ほど、中途半端になってしまいましたけれど、町長も町の中でいろんな方に、いろんな訴えを聞かされたというか、要望とかを自分の目でごらんになって、高齢者同士が一生懸命生活している姿を見て、どうしてあげればいいかということ、私はやはりそのときにつくづく相談業務が大切だというふうに、例えば悩みを全て聞いて、100%が解決するわけではありません。ただ、1度は優しく受けとめて、そして話を聞いてあげる。もっとこれが進んでいけば、カウンセリング機能とかそういうこともあるのかもしれませんけれど、やはり、高齢者が困ったときに、ここへ電話をかければ自分の話を聞いてくれるのだという体制づくりが、私は非常に大切だと思いますけれど、その辺、町長何か感じるもの、それから、お考えがあればお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

今御質問の中で、日常の中での相談事、それから話を聞いてほしいという部分については、なかなかここの場所にと、1カ所でというのは難しいかもしれません。ただ、先ほどの介護に関することであれば、包括支援センターに行ったときに、介護に関することも含めてプラスアルファというのは、私は聞いていただいているのかなとは思っております。その中で、相談は受けていただけるとしても、その業務の時間も含めたら、話を聞いてということが満たされるかどうかというのは、私がこうですというのは言えないかもしれません。ただ、相談については大体受けていただいていると思っています。先ほど岡本議員が言ったように、やはり健康でいて、結婚されていれば御夫婦で一緒にいるときはいいのでしょうけれども、何かあったときに、岡本議員もおっしゃった、身近な方、近所の方とか、身内で親しければ1番いいのでしょうけれども、近所の方々にそういうつなぎ役をしていただけるのかなと思っています。私どもは、どちらかというと専門的な相談というのは広報などで結構PRさせていただいております。でも、担当の住民活動の中においては、別に専門的でなくても、こういう話を聞いてほしいとか、それでもいいような気がするのです。余り構えないで、逆に私どもが構えて聞くという姿勢を示さないような対応をしっかりしていきたいと思います。流れとすれば、可能であれば包括の中で聞いてもらって、それ以外であれば住民活動等に言えば、専門とは別に話を聞けるような、また、職員の皆さんに言っているのは、役場に入ってきて、どこに行ったらいいかなという時には、必ず声をかけてあげてくださいと、その中で、別にここだよでなくても、話を聞くこともいいのかなとは思っております。きちんとしたお答えではないかもしれませんけれど、お話をお聞きして感じていることは、今の状況でございます。

質問 11番 岡本美代子

今、包括支援センターがやっている、そして、答弁にもありましたように、民生部と同じフロアなので、保健師も情報を共有しているということですけれど、どちらかが健康を害したときに、退院がいつなのかとか、大体いつごろ退院でもあのまま退院したらどうなるかとか、本当に深刻な悩みなのです。ある程度月日がたったらなるようになってしまって、例えば介護施設に入った、そしたら1件落着、でも自分の中でこれでよかったのか、私が見なくてよかったのだろうかと、いろんな葛藤や不安があるようなのですけれども、それで包括支援センターがやっているということで、それでいいのかもしれませんけれど、私はやはり1回町で受けとめていただきたいと考えています。これからどんどん高齢化も進んでいく、そして、何より団塊の世代が高齢になれば、今の介護施設にみんなが入れるとは限りませんし、それぞれ健康なうちは自宅で暮らしたいと思っている方が圧倒的に多いです。そういう方が何かあったときに気軽に相談できるところというのは、今町長がおっしゃったように、近所の方や兄弟、そういう方がいれば1番いいですけれど、そういう方がいない、親戚には言いにくい、近所の人には言いにくい、だから私のところへ来るのだと思うのです。ここ1年ぐらいそういうことが多くて、やはりもっと気軽に、ただ広報等をされているのか、それとも行き届いていないのか、役場の中でも忙しい業務の中で、住民活動の方がどれだけ話を聞いてあげられるかということもあると思うのですけれど、私は今後の高齢化社会を見て、そして、本当は家で住み続けられるということは住民の理想でもあるのですけれども、その辺のところで相談業務、町長の今回の選挙のときのマニフェストの中で、子供の総合相談センターという言葉を使われていたと思うのですけれど、私は見させていただいたときに、高齢者こそ総合相談センターのようなところが必要だと感じたのですけれど、繰り返しになりますけれど、もう一度、町長からお言葉をいただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今お話を承って、本当に感じるところは多くあります。行政だけではなく、民間だけではなく、いろいろなことを相談できるところが必要なのかなと思っています。ですから、今こういう形というのは言えませんけれども、いろいろなチャンネルを持つことを検討したいと思っております。ですから、パートパートに分けると、先ほど言わせていただいたように、地域包括でも受けてもらえますし、住民活動も、それから、保健師の方々も丁寧に、来れば受けてくれるのです。ただ、来られる方がどこにという話になったときに、私どもがそういう門戸というか、手を広げていてもどこへというのが岡本議員が指摘されることなのかなと思っています。そういう意味では、今こういう形にとははっきりと言えるような答えはできませんけれども、その辺はしっかり受けとめて、考えていきたいと思います。

質問 11番 岡本美代子

町長の重点政策の中で、地域包括ケアシステムの深化、それから福祉の担い手育成とありますけれども、私は今後の町の状況を考えると、先ほど言いましたように、町では非常に多くの相談業務をやっています。ただ、先ほど申しましたように、高齢者ですから、私たちよりも高齢の方はこれをどこに訴えていけばいいのか、大体役場に訴えようという気もないと思います。そういう方のためにも、よりわかりやすい、先ほどの繰り返しになりますけれど、いろんな相談があります。一旦受けとめて、そういうところにつないでいくというような、一旦受けとめるというところを、私はぜひ町でやっていただきたいと考えています。あと、介護とか、病院とか、そういうところは次のところで、今後、町長に期待しながら、この問題はこれで終わらせていただきたいと思います。次に、ひきこもりの実態把握について、2度目の質問をしていきたいと思います。答弁でもありましたように、平成30年に国が実施した40歳から64歳のひきこもりの方が、全国で約41万人、平成27年12月実施の15歳から39歳の方が推計54万人、ひきこもり100万人という新聞の見出しなどを見たことがあると思うのですけれども、この答弁のとおり、ひきこもりという定義が6カ月以上というのが短いです。例えば、何かの仕事をやめて、失業保険をもらいたいときは6カ月に入ってしまいますから、その辺のところは私もどうなのかなと思って、でも、だんだん長期化しているということも鮮明になっているということなのですけれども、例えば、町内の状況、人数等を把握しているのかどうか、もし把握しているとしたらどのぐらいかお聞かせください。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、現在、美幌町にひきこもりと言われる方がどのぐらいいるかという全体の把握はできておりません。ただ、相談を受け付けておりますので、その中で、実際に現在対応をしているという方が4名ほどいらっしゃるという実態でございます。よろしくお願いいたします。

質問 11番 岡本美代子

美幌では実態はつかんでいないということで、それでも個々にひきこもりについて包括支援センターで何かやっていたり、チラシとかを実際に町内で見ることがありまして、そういうことに取り組んでいるのだということは、私も認識しているところなのですけれども、答弁にありましたように、第3期の地域福祉計画において、ひきこもり問題を盛り込んでいく予定ということで、非常に私は安心というか、今後進んでいくのだというふうに考えましたし、それから、これから実態把握はしていくということですけれども、これはどのように状況を把握していくのかなと考えているのです。それぞれの家庭の状況など、大変デリケートな問題ですので、児童民生委員だけの協力ではなかなか難しいものがあるだろうと思っています。自分の自治会のことを考えましても、難しいことがあるのではないかと思うのですけれども、第3期地域福祉計画に盛り込むために実態把握をしていくのでしょうけれども、現在わかるところで、今後こういう取り組みをしていきたいということがわかればお知らせください。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、少し誤解があったようですけれども、今後実態把握を全体でしていこうと考えているわけではございません。第3期地域福祉計画につきましては令和2年度から始まる計画でございますが、国が示すガイドラインに基づきまして策定を進めております。その中で、国のガイドラインの中に、今回新たに盛り込みなさいと入ってきた項目がひきこもりの課題を解決するようなことを盛り込みなさいということが入ってまいりましたので、そういった場合の社会的孤立状態にあるものに対する相談、支援体制のあり方や支援、そういったものにつきまして大きな項目で盛り込みたいと考えております。先ほど、実態は把握していないということだったのですが、岡本議員もおっしゃったとおり、非常にデリケートな問題であると思っております。なので、なかなかこちらからもぐいぐい入っていって、こじ開けて引っ張ってくると、そこまで必要がないのではないかと考えております。ひきこもっていても困っていない場合もあると思いますので、無理やりこじ開けていくのではなくて、何かあったときには迅速に対応できるような体制はつくっていく必要があると思っておりまして、当然それは行政だけでできるものではございませんので、自治会ですとか、民生委員、そういったところと連携しながら、そういった体制をつくっていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

質問 11番 岡本美代子

実態を把握していくとは言っていないという答弁でしたので、本当に難しい問題なのです。例えば、2019年2月の道新に隣町の津別町の取り組みが報道されていました。津別町では、社会福祉協議会が2015年に町や大阪市立大学大学院と協力して、高齢化の現状などを探る町民調査を行った。その結果、15歳から64歳で半年以上自宅にひきこもっている方は50人、そのうち半数が40歳以上であることがわかった。これが新聞報道です。社協は早急な対応が必要として、2017年12月から町内に空き家を借りて改修し、当事者たちのための常設の居場所づくりを始めたと。まず、月1回居場所を開放して、社協のスタッフなどを交えて交流を続けているという記事がありました。今後は地元の企業の仕事を請け負い、参加者が就労体験をする計画などもあり、放っておけば親子ともども倒れてしまう、支援が必要な家庭を掘り起こしたいとの記事がありましたけれど、私は記事を見たときに、津別町で50人いるのだったら、単純計算すれば美幌町は200人かなと思ったのです。それがあっているとは言いません。でも、そのぐらい多いのではないかと思います。ただ、しゃきっとの1階で事業をやっております。美幌町はそういうことも取り組んでおりますので、そこが受け皿というか、出るきっかけになっているので、一定の役割、大きな役割を果たしているとは考えています。これはデリケートな問題ではあるけれど、実態を把握していくことが大切ではないかと思っていますけれど、町長、御意見ありましたらどうぞ。

答弁 町長 平野浩司

今、津別町の状況をお話しいただいた中で、私も美幌町でどれぐらいいるのかと考えておりました。実態把握をするということで、1番いいのは国みたいにアンケートをとれればいいのでしょうけれども、それもある程度ロットというか、要は、ある程度の数をやることによって全体の数がわかるという最小ロットの中でやっている。例えば、今言ったように、津別町の数から美幌町の人数というやり方と、今回、平成30年度にやったときの出現率、実際、全体の数についてどれぐらいの割合かということを出しますと、大体1.45%と言われて、母体になる数が満40歳から満64歳まで4,235万人に対する1.45%が、先ほど言った61.4万人と、美幌町においては、仮に同じ比較にはならないけれども、こういう平準化で合っているとするならば、同じようにその人数に対して、1.45%掛けたとすれば、オーダー的には100人は超えるぐらいの数にはなるのかなとは思うところがあるのです。この中で、今回この統計のことも議員から質問が例示された中で考えると、国が何で年代を変えてやったかという部分で考えれば、今ひきこもりの方はこれだけいるということに対しての対応はきちんとすべきだろうということと、こういう言い方をすると怒られるかもしれないですけれども、データを見て、これからの世代がそういうふうにならないためにはどうしたらいいかという分析にも使えるということも事実なのです。ですから、私どもはその二つの意味合いをしっかり考えるためにきちんと受けとめていいのかな。では、現実に今どうするかと言えば、津別町のように、その人たちが安心して過ごせる場所や、みずからの役割を感じられる機会をつくるということ、これは行政も含めた地域でやらなければいけないことだと私は思っています。その中で気をつけなければいけないのは、先ほどの8050問題という一つの中で事件が起きました。ですから、このことも踏まえて、ことし6月に厚生労働大臣が、そのこととひきこもりは基本的に違うという認識を持ちましょうということも、きちんとしなければいけないと思っています。たまたまひきこもりの人たちが、例えば、川崎市の小学生を切りつけたり、元事務次官の方が息子を死亡させたという事件がひきこもりだということと、それはきちんと線を引いた中で、なかなか外へ出られない方がいるということに対して、皆さんと地域として、繰り返しになりますけれども、安心して過ごせる場所とか、仕事に就ければいいですけれど、就労の機会をうまくつくるということは、しっかりやらなければいけないとは思っております。

質問 11番 岡本美代子

町長がそういう認識をお持ちであることは、非常に喜ばしいことだと思っていますし、本当に単純な問題ではなくて、いろんな問題が絡んでいると思っています。ひきこもりに対しての質問は今回初めてなのですけれども、不登校などから始まって、こういう問題は常に情報は気にして見ていました。やはり行政にも一定の役割が、先ほど町長が言いましたように、居場所づくりとか、そういう行政の役割、それと何より住民に対する意識を変えるという、今事件のことをいろいろ話されましたけれども、孤立化させないためには、住民のみんなで守っていこうという気持ちが大切だと思っていますし、実際にひきこもりゆえに悲しい事件も実は起こっているのです。当町でも。声を上げてくだされば、いくらでも助ける道はあったのにと終わってから思ってしまったり、ひきこもりながらも誰か自分のサインに気づいてほしいとか、誰かに声をかけてほしいと思っている。実際にテレビに出ているような人でも、実は何年もひきこもっていたという方の話なども聞きますと、本当に人材が眠っているというか、人材を無駄と言ったらおかしいですけれど、きのうの話でも、今、生産人口が足りないので、海外に頼ろうという流れもありますけれど、大変難儀な問題であり、手のかかる問題なのですけれども、実は地域に眠る資源だと思うし、何より地域で優しく対応していかなければならないのではないかと思っているところです。最初の質問ですので、まだどこまでということはないですけれども、やはりひきこもりに対する住民の意識を変えるというところから始まって、実はこういうところにこういう人がいるというふうに掘り起こしと言ったらおかしいですけれど、そういうふうに丁寧に掘り起こしていくことが今後大切ではないかと思っていますので、いろんなサポートステーションとか、働くところも北見市にありますけれど、すぐ働くことにはならないかもしれませんけれど、小さな一歩でも踏み出していただきたいと思いますので、今回初めて質問いたしましたけれども、これは実態を把握する、そして、何をするかということを明確に取り組んでいただきたいと思いますので、もう一度、お言葉をいただいて終わりたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

行政として、私も含めてしっかりと状況把握、それから学ぶこと、それは私だけではなくて、行政にかかわるスタッフとともに努力していきたいと思いますし、しっかり行政がやるべきことはやっていく努力をしたいと思います。

質問 11番 岡本美代子

今、国も取り組み始めて10年以上たっていますので、いろんなNPO法人とかがあるのです。例えばそういうところに職員を派遣して、勉強をしていただいたり、そういうことも大切ではないかと思います。次に、外来種について。これはアメリカオニアザミという和名なのですけれど、実はヨーロッパから広がっているということで、西洋オニアザミとも言われるということで、ちょっとややこしいのですけれども、それだけ世界にはびこるほど強さのある植物であるというふうに思っています。私もいっぱいあるところを知っていて、何とかしようとして、ことしやり始めたのですけれど、二、三回トゲが刺さったら嫌になってしまって、とった後どうするという問題もありますので、あと子供が触ると、小さなうちから痛いです。博物館の方はどういうものかわかっていらっしゃると思いますけれど、町内にどの程度あるか御存じなのかなと思うのですけれど、どうでしょう。

答弁 博物館主幹 鬼丸和幸

御質問にお答えします。詳しくは体系的にアメリカオニアザミが町内のどの辺に分布しているかという調査は今のところ行っていません。ただ、学芸員が植物であったり、動物であったりを調査しているときに、見つけたら記録しておこうという程度の話しで、細かくどの辺まで、どれだけのボリュームがあるかというところまではまだ調べ切れておりません。

質問 11番 岡本美代子

私も商店街に花を植えたりするときに多いです。なぜか商店街に多いです。それだけ手入れがされていないということなのかと思うのです。知床財団が駆除を始めている、ことしもやりましたというホームページを見たのですけれど、答弁では、町の広報紙とか報道を通して、駆除の方法とか、外来種が抱える問題などを町民に知らしめていって、町民に駆除していただくという答弁ですけれども、例えば駆除のためには薬剤を散布する、これは一般に使われているような薬剤なのでしょうか。

答弁 博物館主幹 鬼丸和幸

薬剤ですけれども具体的にこれまで用いられているものとして、グリホサート系のラウンドアップ、それからサンフーロン、あるいはデスティニーWGA、WDGという商品名があるのですけれども、それらがよく利用されているというところは聞いております。

質問 11番 岡本美代子

ゴム手も普通のゴム手ではだめだと、知床財団では革手でやってみたけれど何回かやられたということと、ボランティア袋とか、一般の美幌町内のごみを入れる有料袋ではある程度成長したら硬くてだめなのです。取ったあと埋め立てるのかという問題もあります。知床財団の駆除の方法は焼かなければだめだと、西洋タンポポから見ると非常にやっかいなものだと思っていますので、今回初めて御質問させていただきました。例えば、ウチダザリガニだけではなくて、オオハナマルバチ、あれも非常に早い時期から皆さんに呼びかけたりして、博物館の役目があったのではないかと思いますので、咲いているときはきれいだと思って見てしまうような花なのですけれども、ぜひ広く広報していただいて、駆除の方法はまた考えていただきたいと思っています。誰でも、子供なんかができるようなものではないと思いますし、根だけ残しても全然効果のないものだと思っていますので、私たち農業の町で農業、農地を守っていただいたおかげでこうやって豊かな暮らしができていると思いますので、自分たちの子孫にも豊かなものを残してやるために、今できることを一生懸命やっていきたいと思いますので、ぜひ駆除の先頭に立っていただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

ただいま駆除の関係のお話がありまして、その中でも役割分担というお話がありました。まさしく1回目の答弁でお話しさせていただきましたように、教育委員会の役割としましては、まずは情報の周知、これが何よりだと思っております。そして、駆除については、町が先頭になって、町が直接駆除するというものではなく、土地の使用者なり管理者おのおのにおいて除去していただきたい、そのように思っておりますので、御理解いただきたくよろしくお願いします。

出典:美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる