美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月10日
(1)美幌町立国保病院の医療体制について/(2)今後の救急医療体制について
2019年12月10日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「美幌町立国保病院の医療体制について」「今後の救急医療体制について」について質問し、町長 平野浩司、病院事務長 但馬憲司、民生部長 那須清二、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男が答弁しました。
- 質問者
- 稲垣淳一 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、病院事務長 但馬憲司、民生部長 那須清二、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 稲垣淳一
それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。まず1点目でありますが、美幌町立国保病院の医療体制についてであります。一つ目といたしましては、常勤医師確保の見込みについて。美幌町立国保病院の外科、泌尿器科、婦人科、小児科の常勤医師4名が12月から来年3月にかけて相次いで退職することが発表されました。町民の暮らしの安心、安全を守る観点から、このことは美幌町にとって緊急事態であります。ここに至りました経緯をお示しください。また、常勤医師確保について、現在の状況、今後の見通しについてお示しください。二つ目といたしまして、今後の救急医療体制についてであります。来年4月以降は常勤医師が6名となり、夜勤体制等医師の負担がふえることに、さらなる不安が募ります。救急医療体制についての現況と、今後の対応について町長の考えをお示しください。大きな2項目でありますが、町民の健康増進策についてであります。一つ目、受動喫煙防止策における現状認識と今後の考え方についてであります。昨年6月の一般質問に対しまして、公共施設の施設内外における禁煙エリアの拡大について理解を示され、本年4月より灰皿の撤去や禁煙エリアを示す表示場所の拡大、広報紙等による受動喫煙防止への取り組みが進んでいるところであります。しかしながら、公共施設内の取り組みが不十分な場所が散見されます。また、この取り組みを浸透させるためにも民間施設等に広く普及させていくことが急務と考えますが、町長の考えをお示しください。さらに、学校教育において、たばこが体に及ぼす害、周囲に及ぼす被害等の教育もより求められていると思われますが、現状と対応策について町の考えをお示しください。以上でございます。
答弁 町長 平野浩司
稲垣議員の御質問に答弁いたします。1点目の常勤医師確保の見込みについてでありますが、まず、退職に至った経緯でありますが、それぞれの退職理由につきましては、いずれも個々の事情によるものであり、家庭の事情やキャリアアップのための転職、定年退職によるものが一時期に重なったもので、病院に対する不満や反発によるものではないことを御理解いただきたいと存じます。次に、後任の常勤医師の確保についてでありますが、大学医局においても医師不足と言われている中、大学医局に頼った医師確保は困難であることから、地域に必要な医療を確保するため、これまでも独自に医師確保対策に取り組んできたところであります。このたびの常勤医師の退職を受け、後任医師の早期招聘のため、インターネットの医師転職サイトを活用したダイレクトメールの送信、日本医師会や北海道地域振興財団の医師募集サイトへの登録、北海道医師会報への広告掲載、民間の医師紹介会社への訪問など、募集条件の共有と連携を図りながら、全国の医師に向けて医師採用の発信を行っているところでありますが、現在のところ、後任医師の見通しは立っておりません。今回、泌尿器科の医師は、退職後も国保病院の非常勤医師として診療を継続いたしますので、現在は、地域に最低限必要であります小児科及び外科の常勤医師の確保に重点を置き、医師確保に取り組んでいるところであります。2点目の今後の救急医療体制についてでありますが、国保病院は地域の救急告示病院に指定されており、現在、院長、副院長を含む常勤医師10名体制による宿日直当番及びオンコールによる待機体制を基本に、平日夜間及び休日も休むことなく救急患者の受け入れを行っており、その他の体制としましては、毎月2回の週末と年末年始や5月の連休につきましては、大学医局と連携し、外部医師による宿日直対応を行っているところであります。今後、4名の常勤医師が退職となり、後任医師が見つかるまでの間は、可能な限り残る常勤医師による対応を行い、救急医療の継続を行ってまいりますが、常勤医師の負担が過度なものにならないよう、医師確保の状況によっては、外部医師による対応も必要と考えているところでありますが、まずは、常勤医師の確保を最優先に考え、取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、受動喫煙防止策における現状認識と今後の考え方についてですが、平成30年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、国及び地方公共団体は、望まない受動喫煙が生じないよう、受動喫煙を防止するための措置を推進することが定められ、来年4月1日より全面施行となります。美幌町におきましては、美幌町第Ⅲ期健康増進計画、平成30年度から令和4年度までの重点的な取り組みとして、望まない受動喫煙の防止を目標に掲げ、本年4月1日より公共施設での敷地内禁煙、宿泊や飲食を主たる利用形態とする施設などは屋内禁煙としたところであります。受動喫煙の防止は、健康への影響を最小限にとどめ、健康増進を図るための取り組みであり、広く町民の皆様に御理解と御協力を求める必要があることから、各施設へのポスター掲示や利用団体へのパンフレットの配布を初め、広報紙、ホームページへの掲載等で周知に努めている状況であります。御質問の民間施設等に広く普及させていくことについてでありますが、北海道では、北海道受動喫煙の防止に関する条例(仮称)の制定に向け、現在、道民の健康づくり推進協議会において協議されているところであります。条例案では、北海道、道民、事業者、関係団体のそれぞれの責務を定め、事業者の責務として、北海道及び市町村が実施する受動喫煙防止対策に協力するなどとなっております。町としましても、引き続き広報活動に努め、受動喫煙防止を推進するとともに、今後、北海道が制定を進めている条例の周知を行うことにより、受動喫煙が生じない環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。一方、学校教育現場の現状でありますが、学習指導要領に基づき、小学校では6年生の保健で喫煙の害と、薬物の害と健康を各1コマ実施しております。このほか、美幌小学校及び東陽小学校では、町の保健師による保健学習を1コマ実施し、旭小学校においては、基礎的な知識に加え、みずからがどのように行動することが大切なのか、どのような社会であることが大切なのかという点についても考える時間を設けております。また、中学校では3年生の保健体育で喫煙の害・受動喫煙を1コマ、加えて生活習慣病2コマの中でも喫煙に触れるほか、美幌警察署の協力を得た薬物乱用防止教室においても、薬物のきっかけとして喫煙の場合もあり得ることを紹介いただくなど、義務教育現場におきましても喫煙に関する学習に取り組んでいる状況であります。以上のように、さまざまな取り組みを進めておりますが、引き続き、美幌町第Ⅲ期健康増進計画に基づき、町民の皆様の健康を守るため受動喫煙防止の啓発と推進に努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 2番 稲垣淳一
今回、こういう事態に陥ったわけでありますが、11月の頭に我々議会に説明をいただいたときも、たまたまそういう事案が重なったということで理解をいただきたいというお話であったことを記憶しておりますが、確かに過去にも、平成25年度、26年度にも外科医師が3名退職するという事態がありました。そのかわりというか、その反動の御努力で、翌27年度には内科2名、外科1名、泌尿器科1名、整形外科1名という、これまた大量な医師の確保に成功されているということで、いろんなタイミングがあるのだろうということは一定の理解をいたします。そこで、11月1日に聞いてから約40日たった現在、改めて昨日までの状況について、何か進展はあったのでしょうか、お尋ねいたします。
答弁 病院事務長 但馬憲司
ただいまの御質問でありますが、議会に11月初めに報告をさせていただいた以降、町長からも答弁がありましたとおり、インターネット等を活用しながら、転職サイトに登録されているお医者さん向けに、ダイレクトメールを送信させていただいておりますが、反応は余りないという状況でありまして、今のところ採用に向けての面接ですとか、そういった動きにはつながっていないのが現状でございます。あと、民間の医師紹介会社がありまして、そちらの何社か情報交換をしながら活動をしておりますが、会社にも直接訪問させていただきながら、医者の現在の動きですとか、そういったものを期しながら行っておりますが、現状としては、まだ紹介に至っている状況にはございません。以上でございます。
質問 2番 稲垣淳一
医師不足という問題は、当町にかかわらず大変深刻な問題であるということで、昨今の新聞、テレビでも見かける場面が多いのですが、一つ気になって、言うところの医師転職サイトをいろいろと開いてみた経緯もありますが、その中で美幌町が、我が町にはこういう特色があって、こういうスタンスで皆さんをいろんな条件でお迎えしたいという、そういう特色ある訴え方だとか、そういうことについてはどのような訴え方をして募集をかけていると理解したらよろしいでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
現在4名がやめるということに対して、確保ができていない状況については今事務長からお話をいたしました。そういった中でいけば、美幌町の病院の優位性等をしっかり説明はさせていただいていると思っています。御質問から外れるかもしれませんけれども、従来の大学医局にお願いしてというパイプはそのまま持っているのですがなかなか難しい中では、募集サイトに出してということで、これもなかなか難しいのが現実で、今までの実績もそうですけれども民間の医師紹介会社の大手については相当情報を持っているので、そこへ事務長なり、私が訪問させていただいて、美幌町の優位性をきちんと説明したり、あと、町立病院としてはきちんとパンフレットとか、美幌町の概要もつくっていますので、それをお見せして、その中で、なぜ近々に医者が必要かという話もさせていただいております。私が考える病院の優位性というのは、やはり大都市圏に近い、女満別空港があって、都市圏と行き来ができますと、こちらに何年も腰を据えてという医者もいらっしゃるのですけれど、中には、都市圏で、場合によっては週末とか、月末には戻りたいという方もおり、美幌町よりも空港まで距離のある病院については、美幌町はいいですね医者が来てくれてと言われているので、やはり、女満別空港に近い利点をしっかりアピールしながら、今回招聘のために努力をしているところであります。
質問 2番 稲垣淳一
医師確保のそういう媒体を通してという部分は、もちろん事務長は長年携わっているわけですから、いろいろとノウハウもたくさんお持ちであろうと思います。しかし、その事務長でさえもこういう現状であります。今までは10人体制ということで、大変失礼かと思うのですが、ある人に言わせれば、美幌町の規模で10人の医者がいるということは奇跡に近いのではないかというお言葉もいただいたことがあったのですが、10名体制だった今までの状況で、あえてお聞きいたしますが、医者の募集はもちろんやっていないと理解していいのでしょうか。
答弁 病院事務長 但馬憲司
10名体制の中での医師の募集についてでありますけれども、以前、外科の先生が2名体制でいた時期がありまして、1名が退職されたときにその状況を維持したいということで、外科についてはそれ以来ずっと募集をかけているという状況でございました。以上でございます。
質問 2番 稲垣淳一
外科の分野においては、チーム医療が重視されているということは理解いたしますので、もちろんそのままでいいという判断ではないというのは理解するのですが、そういう状況の中においても募集をかけながら、なかなか集まらないという状況、これは本当に一刻も早く町民の不安材料を取り除いていただきたいという思いしかないわけです。言うなれば、この町の規模において、これだけの基幹病院として国保病院が存在しているということが、我々にとっては安心、安全な住みやすい町の大きなアドバンテージになっているのではないかと私は常々思っているところであります。しかしながら、今回はしばらく状況はわかりません。あすにも、もしかしたら応募があるかもしれない。一つのかけみたいな綱渡り的な状況で我々の命といいますか、医療が守られているという状況を改めて目の当たりにするときに、かなり大きな不安がある。もちろん現場の皆様におかれましては、日夜一生懸命町民の命を守るという医療の行為に頭が下がる思いでありますが、この状況を何とか打破していくためのいろんな政策をお持ちだと思うのですが、募集はネットだとか、そういうものしかないのでしょうか。ほかの人づてとか、いろいろやっていらっしゃると思うのですけれども、今の時代はネット環境等々での募集に尽きるのが現状でしょうか、改めてお尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
私も今回5月に町長に就任させていただいて、医師の状況については、事務長、それから院長ともいろいろお話しさせていただきました。そういう話の中でいきますと、やはり美幌の町立病院は非常に医師が多い。たくさんいていただいていることに対して感謝すべきだと思っています。他の首長達と話したときに何で美幌町だけそんなに多いのだという話はよくされます。私も医者というとある程度それぞれ専門の大学から系列的に来るものだという思いはあったのですけれども、答弁でもお話しさせていただきましたとおり、そこも医師が不足しているということで、なかなか難しいということでいけば、今までの状況を見る限りでは、当然医局とのつながりはしっかり持っていく必要がある反面、医局に頼らない方法でといったら何があるかというと、確かにネット等でお願いすることも今はやっていますけれど、結果的になかなか効果が得られないということであれば、民間の医師派遣会社にある程度委ねる部分というのは大きいと思っています。いろいろお話を聞きますと、大きなところに情報の集約が限られてきています。ですから、どこでも医者の情報が入っているわけではないので、ある程度力のある民間の会社等としっかり連携をとって、その中で、私どもはこういう条件の中でどうしても必要だということを、しっかり事務長なり、今回は私も出向いて説明させていただきますけれど、本当に必要だという思いを、ただ頼むだけではなくて、伝えていくことが大事なのかなとは思っております。知り合いの医者に来てくださいと言っても、その先生を取り巻いている周りの環境があって、わかりましたということにはなかなかならないのも事実かと思っていますので、今お話ししたような部分をしっかりと対応していきたいとは思っております。
質問 2番 稲垣淳一
引き続き、美幌町の医療を守る、暮らしを守るという観点では、大変重要な基幹病院でありますので、今後とも御努力を、ぜひとも町長の覚悟を決めて一つ取り組んでいただきたいと思うところであります。今後の救急医療も含めて少ない医師の中で頑張っていただく、努力いただくという状況でありますが、美幌町の国保病院というのは、言うなれば、急性期医療の病院であるわけで、昨今急性期医療はどうなのでしょうか。手術後2週間程度で大体退院を余儀なくされるという話が一般的であります。しかしながら、退院した後の体制といたしましては、すぐに介護施設に入れるわけではありませんし、基本的には在宅でということも大いに考えられるところでしょうけれども、今後の美幌町の医療体制のことをいろいろと調べていくうちに、平成29年5月に出ました新公立病院改革プランを改めて熟読させていただいたわけですが、この中での地域医療構想というものが北海道からも出ていまして、美幌町においても地域医療構想の中で国保病院をどう守っていくのか、育てていくのか、運営していくのかといろんな観点からプランが出されておりました。このプランができたのが平成29年5月で、32年度までにこの計画を実施するというふうに理解しておりますけれども、現在平成31年12月、再来年の3月いっぱいまでのプランと理解をしておりますけれども、話は戻りますが、退院後のまだまだ体調が思わしくない中、本来であれば介護施設に行きたいという患者が、介護施設も利用者がいっぱいな状況の中で、なかなか受け入れ先が見当たらない。町内が望ましいのだけれども、残念ながら周辺の施設に入所するという方の話も身近で聞いている話ではあります。そんな中で、地域包括ケアシステムの構築という考えもございますが、言うところの急性期の必要病床数というのは、この北網地域で令和7年、2025年790床というふうに計画の中では出されております。現在の急性期の病床数が1,530床というふうにあるわけで、かなり必要数より大きく、ほぼ倍ぐらい急性期のベッドが余るのではないかということから、回復期の病床が逆に不足するのではないかという話であります。そこで考えられるのが、地域包括ケア病床の存在であります。これについては、かなりここでも取り組まれるということで、勉強するというか、検討するというふうにありましたけれども、現在の美幌町における地域包括ケア病床の取り組みについて、お考えがありましたらお示しください。
答弁 病院事務長 但馬憲司
ただいまの御質問でございますが、新公立改革プランの中で、議員おっしゃるとおり、地域包括ケアの取り組みということで、今持っている99床の中で回復期の機能を持たせた地域包括ケア病床なるものを導入して、地域包括ケアの推進と、さらには病院経営の一助になるような構想を組み立てさせていただいたところでございます。その体制に向けて、病床を持つということになりますと、それぞれ必要な基準というのがございまして、人の確保ですとか、退院するときは在宅にという、そういう目標となる数値をクリアしていくための基準があるのですけれども、それを満たすために、ここ数年人の確保ですとか、そういったものを行っておりました。地域包括ケア病床については、来年4月に一部導入したいということで、ただいま10月から実証の段階に入っておりまして、6カ月間の実績づくりを経た後、地域包括ケア病床を入れたいということで、今のところは病院の中で体制を組んで進めているところでございます。
質問 2番 稲垣淳一
これから実証実験に取り組んで、来年4月から一部導入を図るという考えなのですね。地域包括ケア病床の中で、先ほど私は大きな問題を一つ言いそびれていましたけれども、急性期医療といいますか、2週間で退院した後に病状が安定して快方に向かえばそのまま退院でいいのでしょうが、私が一番気になったと言いますか、いいなと思ったのが、地域包括ケア病床には最大60日間の入院がそのまま続けられるという部分においては、先ほどお話しした美幌町の介護施設の状況でありますが、なかなかすぐに受け入れられない。2週間たって病院を出されました。介護施設を探しますというのは、家族にとっても、患者にとってもなかなかハードルの高い部分なのだろうと。そんな中で、地域包括ケア病床というのが、これからの美幌町の病院の中で、高齢化の中で、より注目される、必要とされる大きなニーズを持った病床になるのだろうと私は理解しているものであります。ぜひ、今後、地域包括ケア病床がうまく機能して、美幌町の安心、安全をより深めるための施策として、病床数やいろんな経営の問題だとかあるのでしょうけれども、ぜひ、安心、安全の観点からも地域包括ケア病床の取り組みにより注力していただきたいと思いますし、1日も早い安定した医師確保を目指せますように、より一層の町長以下皆さんの職員の御努力に期待をしたいところであります。以上をもちまして、病院の問題については終わらせていただきます。2点目であります。受動喫煙防止策であります。昨年6月の一般質問で、かなり深い御理解をいただきまして、本年4月から公共施設におけます禁煙エリア等々の拡充が図られているところであります。私が1番申し上げたいのは、禁煙エリアの拡充ももちろんなのですが、望まない喫煙、いわゆる受動喫煙の防止策について、より取り組みを強くしていただきたいという思いで昨年質問をさせていただいた経緯があります。特に、望まない喫煙ということでいけば、妊娠、授乳期または乳幼児、自分の意思ではその場からいなくなることができない、そういう方たちを守るということも非常に大きな問題だろうと思っています。今回の答弁の中で、取り組みをいろいろと説明いただきましたけれども、道の条例等々をより広めていくですとか、道の条例の周知を行う、受動喫煙が生じない環境づくりに取り組んでいきたいと、そういう思いはここには書いてあるのですが、もう少し強く発信できるいいものはないのでしょうか。町の独自性をもってといいますか、職員の中にもまだまだ喫煙者が多くて苦労されているという話も聞きますし、また、これをきっかけに禁煙に取り組んで成功したという話も聞いております。ぜひとも、そういう喫煙から禁煙にもっていける、そういう強い発信力のある施策というのは何かないものでしょうか。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、美幌町といたしましては、第Ⅲ期健康増進計画の中で受動喫煙の防止を推進しましょうということを目標に掲げまして取り組んでいるところでございます。その中の具体的なものといたしましては、まず一つは、たばこについての正しい知識の普及ということで、学校と協力した学習機会の確保、そのほか、子育て禁煙サポート事業の推進も平成27年度から取り組んでいるものでございます。そのほか、公共施設における禁煙の推進ということで、屋外に喫煙場所を設けている場合には、非喫煙者の影響がない場所にすることを掲げておりますし、また、受動喫煙防止に関する講演会の実施ということで、過去に開催してきております。町としては健康増進計画に基づいた取り組みを、さらに推進してまいりたいと考えているところでございます。
質問 2番 稲垣淳一
返す返すですけれども、受動喫煙はなかなか喫煙者本人の意思というのは、北海道は喫煙率が高いということもあるのですが、吸いたいから吸う、灰皿がなければ持ってきて吸う。食事の場所だとか、なかなかマナーが十二分に守られない部分がどうしても見受けられる。私も勇気を持って、この場では喫煙は遠慮願いたい、灰皿は置きませんですとか事あるごとに言ってはおりますけれども、なかなか皆さん、ある意味、たばこというのは御存じのとおり、常習性といいますか、ある種の中毒です。私にすれば喫煙される方はこれは病気だろうというふうに捉える面も多いと思うのです。ですからこそ病院も禁煙外来というものが存在していると理解するわけであります。そんな中で、やはり受動喫煙を防止する。望まない喫煙は受けたくないので、何とか防ぐ。そういう強い意思を持ってもらうためには、やはり子供の時分からこういう意識を持ってもらうということが肝要かと強く思う次第であります。今回、その辺の観点で御質問した中で、教育委員会からも学校教育においてはいろんな取り組みをされているとありますけれども、改めまして、1コマの中でどういうプログラムを組んでいるかわからないので、具体的な内容をお示しできるものがあればお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまのお尋ねでございますけれども、まず、小学校6年生ということで、保健の授業で取り組んでおります。こちらの中では、喫煙が健康に及ぼす害について理解するようにしようということで、さまざまな状況について授業を行っております。この結果、小学生からは、たばこは病気の大きな原因であるから、パパとママに吸わないでと言おうと思います。そういうお答えがありました。さらに、中学校3年生でございますが、こちらにつきましては、喫煙の害と健康、これは小学校の学習を振り返り、たばこの害にはどういったものがあったかということを確認するということで、たばこの有害物質やその急性的な影響、さらには未成年者への影響、そして、中学校3年生では生活習慣病と合わせた学習を取り組んでいる状況であります。この結果、中学生からの感想としましては、たばこについては大人になってもきっと吸わないと思うということで、今の中学生については、たばこに興味を持っている生徒はほぼいないという状況でございます。以上、よろしくお願いいたします。
質問 2番 稲垣淳一
中学生からそういう意識を持っている。大人になっても吸わないと。これは繰り返し、何度も何度も伝えることによって、怖さ、危機感、そういう重大性というものを認識すると思いますので、引き続き、強く強く訴えていただきたいと思いますし、最近はたばこのコマーシャルは余り見ないですが、たばこの購買率は減っているようで減っていない。確かに禁煙される方は多いのですが、たばこの売り上げが極端に減っているものでない。調べてみますと、大人でやめる方は多いのでしょうけれども、中高生の喫煙がまだまだ顕著にある。それはもしかしたら都市部かもしれない。教育長がおっしゃったように、勉強を受けた人はその場ではそういう感覚があるのかもしれませんけれども、日本のたばこの難しいところは、20歳までは吸ってはだめだけれど、大人になったら吸ってもいいという法律があります。ということは、大人が吸っても構わない。それってどんなものなのだろうという興味を持ちますよね。ですから、若いうちからだめだと言われると興味を示す。これが人間の弱いところでありますので、そんなものが蔓延しないように、強く強く、これはある意味薬物だと、中毒のある薬物だと強いメッセージをもって、これからも学校教育に導入していただきたいと思っております。先ほど、那須部長が郊外の施設においては、余り害のないところに喫煙所があるとおっしゃっていたと思うのですが、それはみどりの村のキャンプ場の話と理解してよろしいでしょうか。
答弁 民生部長 那須清二
そこに限定したわけではなくて、そういった屋外に喫煙場所を設けている場合には、町民に影響がない場所を考慮して設置するという目標を掲げているということでございます。
質問 2番 稲垣淳一
しゃくし定規に言うわけではありませんが、去年も質問の中で、たばこの煙というのは10メートル、20メートルも飛び交うのです。だから、郊外だから問題ないのではないかという発想も私はやめていただきたいと思うのです。数日前もキャンプ場に行って、三、四カ所すぐに見つけたというか、御丁寧にキャンプ場のマップの中に、こことここで吸えますと指示している場所があるです。敷地内禁煙エリアという看板の上に、大きなマップにこことここでたばこを吸えますと、確かに目の前に灰皿が置いてあったのですが、やはりキャンプ場というのは、子供たちも多く使われるであろうエリアだと思うので、その辺をもう少し強く指導といいますか、規制することはできないでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
公共施設における受動喫煙対策の御質問だと思いますので、公共施設全般を総務部で今回所管をして、基本的には敷地内禁煙を実施するということで、本年4月にスタートしているところであります。ただ一方で、宿泊あるいは飲食を主たる利用形態とする施設もあります。キャンプ場ですとか、峠の湯ですとか、グリーンビレッジ等、一般的に利用者が長く滞在する施設になりますので、そういった施設につきましては、屋内においては禁煙を実施いたしまして、屋外の通常は立ち入らない場所に灰皿を設置して、そちらで喫煙をしていただくということで、公共施設全般については受動喫煙にしっかり取り組むということでスタートしているところであります。議員の御指摘のとおり、特に公共施設は、不特定多数の方が広く利用される施設でありますので、お子さんあるいは妊婦、また、体調のすぐれない方など、どなたにとっても利用しやすい環境をつくっていくということが1番大切なのだろうと思いますので、皆さんにしっかりとマナーを遵守いただけるように、今後についてはしっかりとした取り組みを進めていきたいと思います。
質問 2番 稲垣淳一
喫煙者の皆さんにとっては、吸う場所が減って厳しいので余りそういう質問をするなみたいな話も正直言われるところはあるのですが、やはり皆さんが快適にこの町で暮らす、気持ちよく過ごすことができる、そういうエリアを広めることが肝要かなと思っております。最初の病院の話もかかわるのですけれども、美唄市で受動喫煙の防止条例をつくりまして、数年たった現在、たばこが起因している肺の疾患ですとか、脳梗塞だとか、そういうものの病院の患者数がここ数年減っているというデータがあると、そのような発表もことしの夏に新聞で拝見いたしました。今回たまたま病院問題と受動喫煙の話をしておりますけれども、そういういろんなことを考えていくと、美幌町の安全、安心、健康増進をするためにも、いろんな観点から受動喫煙の問題については真剣に取り組む必要があると強く思うのですが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
先ほどから受動喫煙については御質問の中で、もう少し町の独自性を示すことができないか、強い発信力を持てないかということを言われております。教育委員会にも今の学校の状況をお話ししていただきました。どうしても解決できないところ、言うなら、公共施設は環境としては、全面禁煙とかはいいのですけれども、例えば、家庭の場合はどうなのか。お子さんがいるところは教育の中できちんと学んでいただいた時に、家に帰ってお父さんなり、お母さんがたばこを吸っているときに、健康の面からやめたらいいよと、そういうことができるのです。その辺のきちんとしたものを地域もそうなのですけれど、抜本的に国を挙げて変えていかなければ難しいところがあるというのが正直な気持ちであります。だからといって、私どもが何もしないというわけにもいかないので、しっかり条例等をつくれば何かが解決するという一つの足がかりになるかもしれないけれど、それよりも健康のために繰り返し啓発というか。先ほどの市のデータも、私どもがそれをやることによって何か示せることであれば、ただ、健康に悪いだけでなくて、それがデータ的にこういうことにつながっているということをしっかりやれるように、要は、町の独自性がどこまで示せるかわかりませんけれど、今以上に啓発とか啓蒙をしっかりしていきたいとは思っております。
質問 2番 稲垣淳一
何かにつけこのまちづくりの問題というのは、少子化・高齢化ですとか、そういう問題が必ずついて回りますが、そんな中で元気に、ある意味最後まで自分が息果てるまで、元気でいたいというのが人間の思いでありますので、そういうものを実現するために他者からのいろんな問題というのは受けたくないわけであります。やはり、自分の力で一生懸命元気に過ごそうという中で、受動喫煙という問題は、これから町の中でというか、質問にもありましたけれども、民間にも広く普及させるという思いを強く強く持っていただきまして、この住みよい町、美幌町のために、今後とも御努力いただけますようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。