美幌町議会 平成29年第6回定例会 2017年12月6日
(1)ふるさと納税の活用について/(2)ふるさと人財バンクの設置について
2017年12月6日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「ふるさと納税の活用について」「ふるさと人財バンクの設置について」について質問し、町長 土谷耕治、総務部長 広島学、政策主幹 小室秀隆、経済部長 矢萩浩が答弁しました。
- 質問者
- 上杉晃央 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、総務部長 広島学、政策主幹 小室秀隆、経済部長 矢萩浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 上杉晃央
それでは、私は、ふるさと納税の活用についてとふるさと人財バンクの設置についての2項目について、順次質問させていただきたいと思います。ふるさと納税の活用について。寄附金充当事業の重点化についてでございます。平成20年12月に始まりましたふるさと納税は、本町でも年々寄附金が増加し、平成27年度は過去最高の8,163万3,000円となり、これまで各種まちづくり事業に有効に活用されてきました。しかし、平成28年度には3,870万7,000円と大きく減少し、平成29年度も伸び悩んでおります。道内の上士幌町は、平成28年度は約9万5,000件、21億円もの多額の寄附金を受けて、高校生までの医療費の無料化、バルーンスタンプ子育て支援カード事業、学校図書館整備、少人数学習環境整備のための教員配置、認定こども園保育料無料化、土曜学習推進事業など、多くの分野の事業に充当し、住みやすいまちづくりを推進しています。ことし8月に視察しました東川町では、ふるさと納税ではなく、ふるさと株主というユニークな発想で、寄附者を株主と呼び、投資したい四つのプロジェクトから事業を選ぶ方法です。写真の町プロジェクト(写真甲子園映画制作支援ほか3事業)、こどもプロジェクト(オリンピック選手育成)、ECOプロジェクト(水と環境を守る森づくり)、イイコトプロジェクト(医療型観光施設整備ほか3事業)に充当しております。本町では、寄附者の意向に沿って、福祉、子育て、観光・定住促進、教育・文化・スポーツなど多目的な事業に充当しておりますが、本町の課題の中から町の活性化に特に必要な事業を重点化し、寄附者の支援を受けるよう再検討する考え方はありませんか。また、総務省は平成30年度から、ふるさと納税による寄附金を起業支援、移住促進に使う自治体へ特別交付税を配る優遇措置の実施を発表しましたが、本町の課題として重点化すべき分野でもあり、早急に検討すべきと考えますがお伺いいたします。2点目、ふるさと人財バンクの設置について。ふるさと応援団員の登録等のネットワーク化についてであります。平成27年6月定例会で、元気の出るまちづくりのため、ふるさと人財バンクの設立を提案し、人材情報は町の業務推進に活用することは有益であり、入手方法や情報管理、活用法などを総合的に検討して、業務推進に生かせるよう考えたいとの答弁でしたが、その後の検討状況と今後町としてどのように取り組まれるのかをお伺いいたします。以上でございます。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
上杉議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。初めに、ふるさと納税の活用について。寄附金充当事業の重点化についてでありますが、現在のふるさと納税の各自治体における対応につきましては、返戻品に力を入れている傾向にあり、返礼品競争が過熱している状況が見られております。一方、国におきましては、寄附金の使い道を明確にし、ふるさと納税制度の本来の趣旨に沿った活用を促しているところであります。本町における寄附金の使い道につきましては、ふるさとづくり基金へ積み立てた後、寄附者の意向に沿った事業に使わせていただいておりますが、ふるさと納税を活用した地域活性化の充実を図る上からも寄附者に賛同していただけるよう、特に必要な事業の重点化について、現在事業選定を行っているところであります。また、平成30年度から開始される、ふるさと納税を活用したふるさと起業家支援プロジェクト及びふるさと移住交流促進プロジェクトにつきましては、クラウドファンディング型ふるさと納税でありますが、ふるさと納税者との継続的なつながりを持つ必要性について、また、特別交付税措置による財政支援なども考慮しながら、両プロジェクトの実施について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。次に、ふるさと人財バンクの設置について。ふるさと応援団員の登録とネットワーク化についてでありますが、ふるさと人財バンクにつきましては、現段階において、いまだ設立には至っていないのが現状ですが、これまでに美幌観光物産大使の見直しを行い、情報発信力をお持ちで本町にゆかりのある方々を、新たに美幌観光物産大使に任命したほか、美幌ふるさと応援大使を設置し、本町の応援団員として任命したところであります。また、町外の方だけではなく、一度町外に出られ、Uターンされた町内在住者の方々についても、ふるさと人財の一員としての活用やネットワーク形成の検討が必要であると考えているところであります。今後におきましては、それぞれの大使の方々や、さっぽろ美幌会、東京美幌会、さらには町民の皆様からも人財についての情報をいただき、ふるさと人財バンクの設立に向けた研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
質問 4番 上杉晃央
ただいま答弁をいただきまして、全国市町村ではこのふるさと納税をまちづくりのために有効に活用するため、いろいろな知恵を出し合って取り組みを展開しております。答弁では、寄附者に賛同していただけるよう、特に必要な事業の重点化について事業選定を行っているとの答弁ですが、平成27年度、28年度に充当した目的事業の中から、どのような事業を町としてはプロジェクト化して事業選定しようとしているのか、いつぐらいまでにこの事業選定というのが行われるのか、まずその点についてお答えください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
27年、28年度でいけば、27年度は17事業について、このふるさと寄附金を充当しております。28年度が5事業ということで充当させていただいております。先ほど答弁の中にありました、寄附者に理解をいただけるような事業ということでいけば、恐らく、美幌町が独自でやっているような事業ですとか、あるいは自然環境を含めて、その特色を生かせるような事業選択をすることが望ましいだろうと考えております。それで今、27年、28年度のトータルで、22事業に充当させていただいておりますけれども、もう少し充当した事業以外に何か考えられないかということで、今検討をしている最中でございまして、具体的な事業等については、これからほかの市町村の充当事業も勘案しながら決定をしていきたいと思っておりますけれども、寄附金のPRの関係もございますので、早目に対象事業について絞り込みを行っていきたいと考えております。
質問 4番 上杉晃央
たまたま27年、28年度の中の事業だけではなくて、私も後ほど質問させていただきますけれども、それ以外の事業ということも非常に大事だと思います。それで、今検討しているということですけれども、今回、議案の中で基金条例のことなども出てまいりますので、実際に平成30年度の基金の応募が始まります。それに間に合わせるように、今年度中に新たな事業の重点化というか、そういったようなことを、時期としてはそれをめどに進めるのかどうか、その辺についてお答えいただきたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
平成30年度の投資的経費のヒアリング等も終了いたしました。それで、30年度に取り組むべき事業内容等についても、一応決定をしておりますので、そういった事業の中からも絞り込みを行った中で、30年度のふるさと納税のPRに間に合うような形で進めていきたいとは考えております。最終的にどういった事業がいいのか、あるいは何事業にするのかを含めて、少し時間がかかるかもしれないですけれども、できれば30年度の募集に間に合うような形で進めていきたいと考えております。
質問 4番 上杉晃央
私もこの質問に当たって、全国事例のいろいろなものを紹介すると、これは本当に幅広い事業があります。例えば、若干説明すると、この近くの斜里町では、原生の森復元、100平方メートル運動の森・トラスト事業ということで、これを見ても、やはり斜里特有の町を売り込むため、町にとって知床の自然を守るという部分で絞り込んでいると思いますし、栃木県の足利市では、日本遺産の足利学校の改修とか、あるいは変わったところでは、広島県の福山市は、バラの咲き誇る町、バラのコンテストを中心にしたばら祭りの事業というようなものも行っておりますし、歴史的な部分でいくと、京都の舞鶴市は、海外の引揚者の歴史を語り継いでいくというようなことから、舞鶴引揚記念館の整備というようなことにも取り組んでおります。これらの事例を少し紹介しましたけれども、やはり各市、町での重点的な事業として絞り込んで充当しているというようなことがあるかと思います。先ほど答弁いただきましたけれども、美幌の今までの充当事業は非常に多目的で事業数が多過ぎるのではないかというように考えておりますので、やはり絞り込み、それから新たに必要なものの重点化というようなことを精査されて、できれば30年度に間に合うように努力するということですので、ぜひ進めてほしいと思います。それで、東川の例ですが、実は所管の総務文教厚生常任委員会のほうでふるさと納税を調べに行ったわけではないのですが、全体のまちづくりの中で、この株主制度の説明をしていただきました。事前に資料を見てはいたのですが、資料ももらってまいりました。これは、一口1,000円以上で10口以上投資をしていただくと、例えばふるさと交流センターに年間無料宿泊が6日間できる。2口以上ですと、町のコテージの宿泊料を半額にするとか、あるいは今答弁の中にもありましたように、少しこのふるさと納税は、いわゆる特産品というか、返礼品に趣を置いて、お金を集めるためにそちらのほうに非常にお金も手間もかけてきたというようなことから、国も一定の是正を求めておりますけれども、東川町は、1万円以上で実際に特産品は2,500円ぐらい相当のもの、3万円以上で5,000円ぐらい、5万円以上で7,500円ぐらいのものを送るというようなことで、いわゆる投資額によって優待がもちろん変わってくるということです。美幌町も金額によって変わってくるのは承知しておりますけれども、こういうものを見ると、やはり返礼品の競争に走ることなく、東川町の話を紹介すれば、先ほど言った四つのプロジェクトを確実に推進するということで、答弁の中にもありました、いわゆるクラウドハンティング、これは今、日本の中に少し普及してきておりますけれども、どちらかというと、このふるさと納税のほうが2008年からということで、早い取り組みでしたが、最近はこのクラウドハンティングを取り入れているところがあります。そういった意味では、東川町は最初から事業にそれぞれ目標額を定めて、それでいわゆる株主から出資を仰ぐという考え方ですので、やはり東川町のまちづくりをどうしようかというストーリーが明確になっていることで投資をふやすという原動力になっていると思いますが、そういった面で美幌町で絞り込む場合に、美幌町に魅力を感じていただくためのシナリオというかストーリーみたいなものが、私は同じように必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
寄附を受ける側として、当然にその寄附の使い道を明らかにしていくということが必要だろうと考えておりますし、それが、どのような成果につながるのか、これは説明をしていく責任があるというように思いますし、経過等を含めてきちんと寄附者に説明をしていくことが必要だと考えております。いずれにしても、一定のストーリーを描きながら、どういった形でこのお金が使われて、美幌町の活性化のためにこういった形で成果があらわれましたということを説明できるような形にしていくことが必要だと。そういった意味からいけば、全国からの志に応えられる施策をつくっていくことが必要だろうと考えておりますので、返礼品のみならず、施策によるふるさと納税のあり方について検討しながら、ストーリー性についても検討していきたいと考えております。
質問 4番 上杉晃央
今、美幌町のストーリー性を考えるということで、私なりに美幌にこういういいものがあるなということを考えてみて、私の思い描いたものがあります。そのストーリーを考えるに当たって、今までのふるさと納税の発想から、こういう事業にということで、ヒントがたくさんあると思います。美幌にいいところはたくさんあると思っていますので、町が現在考えている中で、共感を得るためにこういうものを美幌町として情報発信していきたいというものが何点かあれば、挙げていただけますでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
今御質問をいただいた件でありますけれども、何点かあればというお話でありますが、例えば、美幌峠を中心とした観光のストーリーであるとか、あるいは木の取り組みに対するストーリー性であるとか、そういうことをしっかりと考えていかなければいけないのではないかと思っているところであります。従来のふるさと納税の受け入れは、寄附者の意向はさまざまであります。その中で基金として受けて、あと大まかに言うと、四つの事業に充当してきたわけでありますけれども、そういった形で自由にフリーハンドで寄附をしていただく部分と、今話題になっている具体的なストーリー性を持った事業に充当していただくという併用型が、やはりこれからの主流になってくるのではないかと思っていますので、そういった中で、併用型の従来とは違う新たなところの取り組みとして、やはりストーリー性を持ってしっかりと取り組んでまいりたいと、そのように思っているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
私は東川を見て、美幌にも東川に負けないいいものがたくさんあるのだということを、東川の取り組みから率直に感じました。今、町長は、具体的ではないですけれども、峠のことを触れました。今美幌町は、ことしからですけれども雲海をやり始めました。それから星空の観察とか、そういうこともあります。あるいは、私はいいことはまねをしたほうがいいと思うのですけれども、もちろん全く同じことをまねしても、二番煎じでは絶対に成功しないというのが、これは定説なのですが、例えば、今ある美幌町の資源としてはエコハウスを使うとか、あるいはキャンプ場のコテージを活用するとか、同じようなことというのは、やはり体験型で寄附をしてくれた方がこんなことをしてみたいというようなことで、いろいろな新たな事業にも投資していただくということなども、私は寄付者の人たちに美幌の魅力を知っていただく方法ではないかと思います。先ほど総務部長も、これからいろいろな事業の絞り込みだとか、そういったことをしたいとおっしゃっていましたので、私の思いは思いとして、ぜひまた検討してみてください。ところで、11月27日の商工会議所のまちづくり若者クラブびほろ愛し隊と美幌町への移住者の意見交換会が開催されたということで、私は新聞報道で知りました。それで、その中で移住の決め手だとか、住んでみてよいところ、あるいは悪いところ、このようなことなどを意見交換されたと聞いておりますが、質問書にもあったように、来年国のほうは移住定住だとか、こういった事業に対しても、取り組むことに対して特別交付税の措置も検討しているということをうたっていますので、私は人口減少を緩やかに、やはり食いとめていくためには、町外から美幌に魅力を感じていただいて、来ていただく方を歓迎するということも大事だと思います。そこで、移住してきた方というのは、私たちの見えない美幌町のよいところ、悪いところというのは、やはり外の目で、よそ者の目でしっかり見ていると思います。そういった面で、そういった人たちの意見の中に、これから町がいろいろ取り組むべき、重点化する事業の重要なヒントが隠されているのではないかと思います。ところで、この会合には美幌町の担当者は出席なされていたでしょうか。
答弁 政策主幹 小室秀隆(政策主幹は2019年3月まで)
これは、先ほど上杉議員が言われたとおり、町の若者の団体から、まち育出前講座の要請がありまして、担当のほうも行っております。
質問 4番 上杉晃央
そうすると、移住者の皆さんから、率直にいろいろなヒントになる意見が多分たくさん出されているのだと思います。それで、私もいろいろなところを見て思ったのは、例えば全国的には廃校を利用して、移住者の起業を支援するカフェをつくるとか、そのような取り組みなどもありますし、美幌町にも実はすてきなこういう紹介のパンフができております。あなたの挑戦応援しますという、起業家した10人の方の取り組みが書いております。ですから、美幌も非常に魅力あるまちだと思うのです。やはり、こういう人たちがなぜ美幌に来てくれたのか、あるいは美幌に対して今、もう少しこうしてくれると、もっと多くの人が美幌に来てくれるのではないかとか、そういう移住者、よそ者の目から見た意見ということを、これからのふるさと納税で今後町が重点化する場合、移住対策みたいなことなども、ぜひ積極的にこういう人達の意見などをもとに取り組んでほしいと思います。それで、来年度、総務省のほうは重点化したこういう事業に対して、特別交付税の措置をすると一応新聞報道がされております。まだ、中身の詳細はわかりませんけれども、いわゆる移住者対策などは、重点化事業の一つというように、私は位置づけるべきではないかと考えておりますが、現状町はどのように考えていらっしゃいますか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
急激な人口減少の中にあって、やはり移住していただくということは、極めて重要なことだと思っております。そのような中、さまざまな取り組みをしているわけでありますけれども、一気にこれがふえるということにはなかなかならないのですが、ただ、毎年1人、2人とか、そういう形で移住していただいているということで、本当に感謝したいと思っているところでございます。それで、外の目と言いますか、これが極めて重要だというのは、よく言われるのは、よそ者、若者、そしてもう一つは言いませんけれども、そういうように言われているようでありますので、いわゆるよそから入ってきた方の御意見などについては、自分が違うところに住んで、美幌に来て新たな発見があると思いますので、そういったことを重要視して、今後とも取り組んでまいりたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
町長も移住は非常に重要だし、外の人の目というのもこれから大切にしたいということでありました。今回、若者クラブの皆さんがそういう意見交換の場を、まち育講座を利用してやったということですので、私は移住者に限らず、転勤で美幌町に来て何年か今住んでいらっしゃる方たちの意見というのも、やはりよそ者の目から見て、美幌町のいいところ、あるいはこうしてもらったらもっとよくなるというのは、そういった面でのいろいろな意見をいただくために、町も積極的にそういう方に声をかけていただきたいと思っております。もちろん、若者が自主的にいろいろなことに取り組むということはすばらしいことですから、それはそれで、町としてもぜひそういった機会を、特に町長、今車座トークがどのようになっているのかわからないですけれども、待って要請があったからというのではなくて、町長みずからそういう担当職員を一緒に連れて、そういう人たちとディスカッションしながら、まちづくりのヒントをいただくようなことの取り組みも、ぜひ今後積極的に行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
私については、車座トークというシステムを持っておりますし、職員については、出前講座というのを持っておりますので、出前講座も住民の皆さんから引き合いが非常に多くて、そういった意味で職員も随分町民の皆さんの声を聞きながら、町政に反映できるものについてはしっかりと反映していくというようなことをやっております。その点については御安心をいただきたいなと、そのように思っております。
質問 4番 上杉晃央
ぜひ、やはり美幌で生まれて一度も美幌から出てみた経験がないと、なかなか美幌のいいところというか、特に美幌に限らず、北海道の自然に都会の人がなぜそういう価値を見出したり、感動するのかというのは、我々はふだんそういったものに接しているから、当たり前なものにそういう価値というのはなかなか見出せないということがあります。そういった面では、先ほどから繰り返しになりますけれども、外から見た人のいろいろないいところ、悪いところということが、今後のまちづくりにつながっていくかと思いますので、機会を捉えて積極的にそういった意見交換などの場をつくってほしいと思います。まとめになりますけれども、先ほど申し上げましたように、ふるさと納税というのは、今後はやはり使い道に重きを置いて寄附を募って、そのために、先ほど言った美幌町はこんなまちですよと、そしてこんなことをしたいからということで、ストーリー性を持って事業を選んでいくと。そして、寄附してくれた方にしっかりその成果を伝えていくということが、私は美幌のファンをふやすことになると思います。そのことが、いわゆる寄附額がある程度安定して、そして、そのことによって持続して重点プロジェクトが推進できるということにつながると思いますので、ぜひ寄附者に知らせることについて――私も実は調べてみましたけれども、美幌町のホームページのふるさと寄附金のコーナーを見ると、こういう形で年度ごとに幾らということが書いてあるのですが、そのほかについてどうしているのか実態を聞きたいと思います。先ほど取り上げた上士幌町というのは、少し細かいですけれども、お金もたくさん集まっているので充当事業もたくさんあるのですが、具体的に1事業ごとにきちんと年度別に細かくホームページにアップしているのです。私は、寄附者を大事にするという意味で言えば、寄附してくれた方がどの程度リピーターで毎年ふるさと寄附金に協力してくれるのかだとか、そういうデータも知りたいですし、町のほうとして、その人たちにどういう形で情報発信をしているのか、その辺についての現状の取り組みをお尋ねしたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
現在については、それぞれ先ほど27年17事業、28年5事業ということで報告をさせていただきました。これは、事業のほかに事業名でいくつかに分かれている事業もあるので、それらを含めるともう少し多くなると思いますけれども、こういった事業でこういった中身の事業にふるさと寄附金が充当されていますというような、寄附者に対する周知は今のところ図ることができておりません。これが今回、後ほど条例改正の提案もさせていただきますけれども、寄附者の意向と、それからうちが今持っている条例上の処分事業、これはなかなか一致していないということがあって、これも含めて条例改正をした中で、今後においては、寄附者にこういった内容の事業に寄附金が使われましたというようなことを、きちんとお返しできるような形での仕組みを考えていきたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
多分そうすると、リピーターが何人いらっしゃるとか、そういう統計的なデータ分析はとられていないのかどうか、その辺をまずお答えください。
答弁 政策主幹 小室秀隆(政策主幹は2019年3月まで)
現在のところ、リピーターについて調べてはおりませんが、データ上、調べることは可能ですので、今後そういったことを公表することによって、リピーターにつながったというようなデータをとることは可能かと思っております。
質問 4番 上杉晃央
東川を見ると、やはりリピーターで投資してくれる方が多いです。やはりリピーターに――もちろん、美幌と違ってプロジェクト事業を決めてやっているからそういう違いはありますけれども、美幌もそういったことを今後取り組みたいということですので、ぜひ美幌のよさを知ってくれて、毎年協力していただける、そういうリピーターをふやすという意味では、今後そういう事業の成果についてホームページを見てくださいと言っても、そう簡単には見てくれないと思うのです。ですから、そういった面で何らかの方法で寄附者に情報発信をするような手法についても検討していただきながら、いずれにしても美幌町の熱い思い、そして理念に共感していただいて、平成30年度に町が新たに取り組もうとする重点化した事業に、29年度はどれぐらいの寄附金が集まるかまだわかりませんけれども、それを上回るような美幌町の思いを全国に発信できるように期待をして、この質問はまず終わりたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
寄附していただいた皆さんに成果をお知らせするということは、当然のことだと思っております。それで、いずれにいたしましても、従来型の併用型といいますか、併用をして事業化したものと、従来のように、自由に寄附を受けられるような体制をとると。これを併用型と言っていいかどうかはわかりませんけれども、あえて言うならば併用型と言わせていただきます。それから、いずれにしましても、差別化を図らなければいけないということであります。そうした意味から、美幌の特色をしっかりと訴えていきたいと思っております。それと、リピーターの話ですけれども、毎年、多くの方が私どもの町に、30万円、10万円、20万円と寄附をしていただいております。本当にその点については、感謝を申し上げたいと思っております。私自身考えると、リピーターで毎年30万円というのはかなり大きな金額になると思いますので、そういったことで毎年いただけることについては、本当に改めて重ねて感謝を申し上げたいと思っているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
それでは、2項目めのふるさと人財バンクのほうに移りたいと思います。先ほど答弁いただきまして、1年半前に入手方法や情報管理、活用方法などを総合的に検討したいという答弁いただいています。それで今回、美幌観光物産大使の見直しを行って、ゆかりのある方を新たに大使に任命されたということで、そこは一歩前進の評価をいたしますけれども、ところで、この応援大使というのは何人になっていらっしゃるのでしょうか。
答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)
応援大使でございますが、現在10名でございます。
質問 4番 上杉晃央
先ほど言ったように、入手方法、情報管理、活用方法を総合的に検討するということでありましたが、この1年半の間に、具体的に何をどう検討して、この観光大使でゆかりのある方を新たに任命したということはここで評価しますけれども、今申し上げた方法や情報管理、活用法というのは、具体的にどのような検討をこれまでされてきたのか、その詳細について御説明いただきたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
今御質問のあった、具体的に情報の入手方法等々を含めてどのような検討がされてきたのかということでございますけれども、率直に申し上げまして、詳細について具体的な検討をしてきていないというのが実情でございます。ただ、こういった形の応援団づくりというのは、必要であるという認識は持っておりますので、前回の答弁と同じになるかもしれないですけれども、答弁にもございますとおり、今後いろいろな形での人材発掘と情報収集を図りながら、こういう人財バンク、そしてネットワークづくりを進めていきたいと考えております。
質問 4番 上杉晃央
極めて残念です。検討するという答弁をいただいた以上、やはりいろいろなことをやった結果、現状ではここまでしか今のところできていないという答弁でしたら私は納得しますけれども、そこが、入手方法だとか、もちろん個人情報の管理とかは大事なことです。ですから、そういう答弁をしていただいているにもかかわらず、この間何ら手をつけていないということは、町長、一般質問に対する情報管理、進行管理というのは、町長自身はどのように指示されているのでしょうか。こういう答弁したことに対しての進行状況についてお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
定例会の終了後、一般質問についてはとりわけもう一度、再度、答弁内容、そして質問内容を含めて、改めて部局長と確認をしながら指示をしております。これについては早急にやるように、あるいはこれについては何年までにできるのかというようなことも含めて、しっかりと指示しているつもりでおります。
質問 4番 上杉晃央
そうすると、こういうふるさと人財バンクについては、町長が期限を付していつまでにというような指示はされていないという理解でいきます。残念なことですが、ところで、私もこの質問を以前にしたときから、いろいろな形で美幌町出身者で活躍している人がインターネット上に結構出てくるのです。そういう調査ぐらいはしていらっしゃいますか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
政策主幹。
答弁 政策主幹 小室秀隆(政策主幹は2019年3月まで)
振興局のほうからも、そのような美幌で活躍されている方、あるいは美幌出身でこういうことをやっていますということの情報が入っておりますので、その辺のことについては受けとめているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
要は、具体的にそれではどういう人がいるかというところまで、個人名を上げてまできちんとリスト化したものは、現状はないという理解でよろしいですか。
答弁 政策主幹 小室秀隆(政策主幹は2019年3月まで)
そのとおりでございます。
質問 4番 上杉晃央
私がざっと調べてみても、個人の方もいらっしゃいます。特に有名な方では、文化功労者でもあった元札幌大学学長の山口先生だとか、医療大学の浅香先生とか、大学関係でいけば札幌学院大学学長の鶴丸先生だとか、筑波大学の佐藤先生、それから姉妹都市交流では、ゆかりのある山木先生とか、大学関係でも結構いらっしゃいます。このほかにもまだまだいると思いますが、なかなか調べ切れませんでした。特に多いのは、スポーツ関係で活躍している方がたくさんいらっしゃるのです。これはもう町長も御存じのように、オリンピックだとかパラリンピックを中心に多くの方が過去も含めて、現在もやっておりますし、あるいはゆかりのある方で言えば、今もテレビのウェークアップのコメンテーターをやっている、元美幌高校に在籍をしていた読売新聞の特別解説員をされていた岩田さんだとか、あるいはゆかりと言えば、ここに2年ほど来ていただいた石原まき子さんも、裕次郎さんの奥さんですけれども、美幌峠のことをこよなく愛してくれて、いろいろな形で美幌のことを思っていただいておりますから、ばっと見ても美幌のゆかりの人は、ネット上でも結構出てくると思うのです。私は、これ以外にもたくさん美幌町出身者で、まだまだいろいろな形で活躍している方いらっしゃると思いますので、前にも言ったように、まずは調べることから始められると思うのです。それをどうこれからまちづくりの中に生かしていくかということで、そういう調査をやはり速やかに方法を決めて取り組むべきではないかと思いますが、その辺いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
今お名前を挙げていただいた方含めて、多くの皆さんが美幌町出身だということで御存じの方がたくさんおられると思いますけれども、ただ、それぞれに事情があったりしますので、美幌の観光大使、あるいはふるさと応援大使になっていただけないという事情もあったりします。例えば、岩田さんあたりは、美幌町に高校3年の夏までだったと思いますけれども、それまでおられて、それまでお父さんの転勤で各地を回ってきているわけです。ですから、美幌だけを出身地と言えないという事情も含めて、例えば卒業したのは森高校だということで、森町に対する配慮もあるのではないか、あるいは旭川に対する配慮もあるのではないかと、そのように思っております。それで、美幌町出身と言っていただけるだけでも、我々としては非常にありがたいということで、つながりがそこでできると。そして、観光物産大使だとか、ふるさと応援大使になっていただけなくても、美幌のことを深く思って、マスメディアを通じて言えない部分を広く違う場面で言っていただくことも極めて重要だと思っておりますので、御理解のほどお願いをしたいと思います。
質問 4番 上杉晃央
ですから、私は何を言わんとしているかというと、いろいろな事情があって登録ができない方は、それはそれでやむを得ないのです。だけど、どれだけの人が美幌町出身、あるいは美幌と御縁があって、いろいろな形で美幌をふるさとのように愛してくれて、何かあれば力を貸してあげたいという人が、多分たくさん埋もれて、我々が気づかないだけでいると思うのです。そういう人たちがどの程度いるのかということを、まずリストアップするということからぜひ始めてください。観光物産大使が悪いというのではなくて、それはそれで協力してくれるありがたい応援団ですからいいと思うのですけれども、ぜひ美幌出身に限らずゆかりのある方、岩田さんは以前に講演で美幌に来ていただきました。町長が言うように美幌町出身とか、森町が卒業だとか、私はそのことを言っているのではなくて、美幌と御縁があったのです。そのわずかな期間でも。その御縁を生かしながら、何か機会あればぜひまた専門的な立場で美幌に来て講演してほしいとか、そういう御縁を私は大事にしていくということが大切かと思います。例えば、先日びほーるで古武道10年祭というのが取り組まれました。私もなぜ古武道というのかわからなかったのですけれども、尺八の藤原道山さんが来ておりまして、それで、藤原さんは10数年前に町長も御存じだと思いますが、美幌国際子ども芸術祭でタマネギ倉庫で講演をしたことが御縁だったのです。その御縁を大事につなぐ人がいたから、こういう形で今回チェロとそれからピアニストと3人の男性の人たちの古武道というのが10周年で、全国ツアーの中に美幌を選んでくれてやってくれました。ですから、やはり挨拶の中で、また来年も美幌に来たいというお話もしていただいておりますし、あるいは美幌町には長い間外国人留学生をホームステイで受け入れている事業ということで、国際交流推進委員会が長年取り組んできていていろいろと聞きますと、もう既に優秀な留学生の方などが母国に帰られて官僚になったり、それぞれの立場でポストについて活躍しているという方もいらっしゃると聞いておりますので、やはり出身者に限らず、美幌町との御縁をいただいた方をいろいろな形で、まちづくりで応援をしていただける方をこれからできるだけ早く拾い出しをしてデータベース化する、そして了解を取った方はホームページに載せて、こういう方が美幌を応援してくれているのですというようなことを町民の皆さんに知らせると。そういうことを、私はまちづくりの一つのパワーにしていくべきではないかということでの今回の質問でございますので、町長がふだんおっしゃるスピード感が、どうもこの取り組みに対して、私は少し弱いのではないかと感じますが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
行政だけで情報を全て仕入れられるかということになると、なかなか難しいと思いますので、議員各位もさまざまな立場でおつき合いがある方も多分おられると思いますので、そういった情報を寄せていただきながら、町民の皆様にも訴えながら、美幌の応援団としてより広い範囲の方に協力をいただきたいと思っております。今後とも、鋭意努力をしてまいりたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
東川のことばかりを言うのもあれなのですけれども、先日視察をした際に松岡町長のほうから、ぜひ皆さんこの映画を見てくださいということで、写真甲子園0.5秒の夏というのを、町長みずから宣伝しておりまして、私は封切り後、何日かたってから北見のイオンシネマで見てまいりました。写真甲子園はことしで二十四、五回目ですけれども、10年ぐらいたったころに、たまたまこういう映画の話も出て、当時は夢みたいな話だったということですけれども、その思いを今回監督いただいた菅原監督に話したところ、その夢が現実になって実現できたという話をお伺いしました。また、この映画の主題歌や挿入歌は、北海道出身の大黒摩季さんが快く協力してくれたと。あるいは、この映画のPRのために、親交のある加藤登紀子さんが自分のコンサートで、ぜひ写真甲子園を皆さんごらんくださいというPRをしてくれたというようなことを町長から伺っております。まさに、出身者でなくても御縁のあった方の力をかりて、熱い思いを持ち続けて取り組んでいくと、やがて私は夢が現実になってくるという可能性だけはあるかと思いますので、最後の締めくくりにしますが、町長、ふるさと出身者、それからゆかりのある人たちの私の質問について、どういう人がいらっしゃるのかということを、もちろん町長おっしゃるように行政だけではなくて、広く町民の皆さんから情報を集めていただきながら、その後、先ほど答弁のありました情報管理や活用方法について、期限を付して町長のほうから取り組んでいただくような指示を出すことを、町長の決意としてお持ちでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
インターネットを通じたり、いろいろな調べはすぐできると思いますので、すぐできるものについてはすぐやるというようなことで、取り組んでまいりたいと思っております。それと、美幌出身者であろうが、美幌に縁ある方であろうが、美幌出身であります、あるいは美幌と縁がありますと、はっきりと胸を張って言えるようなまちづくりをしっかりとしていきたいと、そのように思っております。
質問 4番 上杉晃央
まずは、そういう情報を集めること、例えば、目標として30年度にはそういう情報収集方法をきちんと行政側で決めて、そしてそれを外にも情報発信しながら集めて、その後、先ほど言った情報管理をどうするかだとか、もちろん本人の了解をとらないとできないことですから、そういったことのスケジュールを定めて、ぜひこういう取り組みによって、行政や美幌に住んでいる人たちだけの力だけではなくて、ふるさと納税もそうですけれども、やはり外の方の力もかりながら、町に元気を取り戻していく、そういったことが私自身は必要だと思います。そういった面で、町長からもいろいろな形で指示するときに、もちろん期限を付せないこともあるかと思いますけれども、できるだけ職員に指示する時には、いついつころまでにという期限を定めることによって、職員も当然取り組みの仕方が――私は職員の経験もありますから、有効だと思いますので、ぜひいろいろな懸案がたくさんあって全て期限を付してはできないかと思いますが、美幌町の活性化のためには、いろいろな人の力をこれから借りていくということが大事かと思いますので、ぜひもう一度、この取り組みを指示していただいて、平成30年度には具体的にどういう人がいるのかということを調査する決意があれば、お示しいただきたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
いろいろな人のお力をかりないと、これはできないことであります。全て町政は、いろいろな人のお力をかりないとなかなか難しいというようなことであります。これは、我々が日常的に仕事をして経験していることでありますので、そういった意味からもこの観光物産大使、あるいはふるさと応援大使をやっていただいている方について、あるいはそういう職についていないで、美幌町出身だとはっきり言っていただいている方、あるいは美幌と縁があるということをはっきり言っていただいている方については、しっかりと対応していきたいと、そのように思っているところでございます。それと、私はいつも言っているのですけれども、できることはすぐやろうということは、日常的に言っているつもりでありますので、なお届いていない部分については、しっかりとそういった指示の仕方をしてまいりたいと思っております。そして、時間のかかるものについては、いつまでにできるというようなことも含めて、それはしっかりと皆さんにお知らせしなければいけないと、そのように思っていますので、そういった指示をしっかりと今後もしてまいりたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
町長に今、再度まとめてしっかり指示してやりたいということを聞きましたので、ぜひ声をかけることによって、ふるさと美幌にもっともっと協力したいという方も、私の耳に入っている中でも数人いらっしゃいます。ですから、そういう人との御縁を行政として仕事上のつき合いだけではなくて、個人的なつき合いもやはり大事にしていきながら、縁を大切にしていくことが、恐らく今後のまちづくりに、どこかで大きな力になってくれるかと思います。今まで御縁をいただいた方との縁を今後も大事にしながら、今後、美幌というふるさとに帰ってくる方もいらっしゃると思いますので、そういったものの受け皿だとか、あるいは、美幌町の発展のためにいろいろ提言したり、情報提供や力添えをしたいという方の力を積極的にかりて、今後、町の努力によって、そういった形が見えることを期待してこの質問を終わりたいと思います。