みんなの議会

美幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月21日

(1)観光行政について/(2)農福連携による農業と福祉の新たな展開について

2017年6月21日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「観光行政について」「農福連携による農業と福祉の新たな展開について」について質問し、町長 土谷耕治、観光主幹 那須清二、教育長 平野浩司、経済部長 矢萩浩、民生部長 髙崎利明が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 土谷耕治、観光主幹 那須清二、教育長 平野浩司、経済部長 矢萩浩、民生部長 髙崎利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 稲垣淳一

それでは、さきに通告してありますとおり、2点質問をさせていただきます。1点目は観光行政について。美幌町の自然景観を生かし、新たな滞在型観光を推し進めては。2点目に、農福連携による農業と福祉の新たな展開について。美幌町における現状と課題、今後の取り組みについてであります。美幌町の自然景観を生かし、新たな滞在型観光を推し進めてはという質問であります。昨年、私は町の観光事業の取り組みを勉強するために、各種さまざまなイベントや講習会に参加いたしました。特に、美幌商工会議所のニューツーリズム開発委員会にはオブザーバー出席をさせていただき、観光客の動向を学び、時には道の駅2階でのヨガに参加し、雄大な屈斜路湖を眼下に瞑想にふける雰囲気を感じたり、和琴半島でのノルディックウォーキングに汗を流したりした中で、特に心に残ったイベントは星空観察会でありました。あいにくの天気で星空を堪能することはかないませんでしたが、町内で活躍が著しいアマチュア天体観測家の円舘氏による星の話に引き込まれました。このような取り組みは全国でも数多く見受けられます。特に長野県阿智村では、年間10万人の観光客であふれ返っているというほど活況を呈しています。そこで、例としてではありますが、星育のまち美幌町と位置づけ、強く発信してはいかがでしょうか。まず、福豊小学校跡地において星空観測の基地をつくります。カフェ等の飲食、星空観測ができる簡易宿泊施設、星空をメーンテーマにした物品販売等々です。観光客はもとより、地元の方たちの利用も見込めます。きれいな星空をいつまでも見られるように、今ある自然環境の保護にも力点を置き、愛する郷土を次代を担う子供たちに引き継いでいく体験型観光のあり方について、町長の考えをお示しください。2点目であります。農福連携による農業と福祉の新たな展開についてということで、美幌町における現状と課題、今後の取り組みについてお尋ねいたします。農福連携とは、農業の現場で障がい者が就労や訓練を行うことと定義されています。そして三つのパターンがありますが、①福祉事業者主体、②農業者主体、③福祉事業者と農業者の連携によるものであります。農業者のニーズとしては、担い手不足を補う耕作放棄地の活用、地域貢献があります。また課題として、作業の平準化、作業環境の整備、障がい者に適した作業内容の検証が挙げられると思います。また、福祉事業者のニーズとして、作業選択の多様化、工賃の向上、体力向上、生活習慣の改善、何より社会性の向上が挙げられます。課題としては、農業知識と技術不足、障がい者への支援と事業のバランス、安定的雇用期間の確保が挙げられます。町内ではまだまだ事例の少ない取り組みですが、農業の衰退を食いとめる一方で、障がいのある方の働く場所と収入を得ることができるという農福連携で、農業と福祉の現場が積極的に連携を進め、ジョブトレーナー(作業指導者)の配置や、これらをマッチングさせる部署等の仕組みづくりを当町としても推し進めてはと考えます。町長の考えをお示しください。以上でございます。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

稲垣議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。初めに、観光行政について。美幌町の自然景観を生かし、新たな滞在型観光を推し進めてはについてでありますが、平成28年度策定の美幌町観光振興革新戦略ビジョンにおいて、滞留型及び滞在型並びに体験型観光の推進は、最重要項目として掲げられているところであり、現在、町、観光物産協会、商工会議所で組織する美幌峠魅力発信実行委員会では、朝焼けイベントや星空イベントの開催、商工会議所のニューツーリズム開発委員会では、星空観測会やヨガ、ノルディックウォーキングなど、さまざまな体験プログラムの実証をしているところでございます。このような中、本年4月26日には、町、観光物産協会、商工会議所、JA、森林組合、金融機関を構成員とする美幌町観光まちづくり協議会が設立され、今後、美幌町観光振興革新ビジョンに掲げた事項を一体となって取り組むことが確認されたところであります。御質問の、星育のまち美幌町としての情報発信ですが、美幌町観光まちづくり協議会として今後取り組む計画の中に、星空体験プログラムがあり、この協議会の中で検討することが予定されております。また、福豊小学校跡地を利用した星空観測の基地についてですが、地域との合意形成や施設の利用方法など、解決しなければならない課題がありますが、こちらも協議会の中で検討されるものと認識しております。美幌峠の魅力は天下の絶景とされる雄大な景色ですが、昼の景色のみならず、夜の景色や美幌峠から望む星空はすばらしいものであり、今後とももっと多くの方にこの魅力を発信していきたいと考えております。美幌峠魅力発信実行委員会においては、今年度新たなイベントとして、親子で見る天然のプラネタリウムを7月7日に開催する予定でありますが、今後も観光の核である美幌峠の魅力を発信して、滞留型及び滞在型並びに体験型観光の推進につながる取り組みを進めていきたいと考えております。次に、農福連携による農業と福祉の新たな展開について。美幌町における現状と課題、今後の取り組みについてでありますが、農業、農村においては、人口減少、高齢化に伴う農業労働力不足、耕作放棄地の増加が課題となる中で、一億総活躍社会の実現に向けて、障がい者などを新たな労働力として期待する農業側と、障がい者の新たな就労、雇用の場として期待する福祉側とが連携した農福連携の取り組みが拡大しつつあります。農福連携は、福祉側が農業に関するさまざまな活動に従事することや、農業側が障がい者を労働力として活用することにより、地域農業の維持のほか、経営規模の拡大にもつながることが期待されております。また、農業は障がいの特性に応じた作業が可能であること、一般就労に向けた体力・精神面での訓練が可能であること、地域とのつながりが生まれるといったメリットがあることから、障がい者の就労訓練、雇用の場として、農作業を取り入れる福祉施設がふえております。美幌町においても、障がい者の労働力を生かすことは、地域農業における労働力不足や障がい者の新たな雇用の場を生み出す効果があると考えられることから、平成22~26年度までの5年間、みらい農業センターにおいて、サヤインゲンの収穫、選別作業を、美幌えくぼ福祉会と農作業委託契約を結び、障がい者の雇用機会の提供と労働力確保を図り、地域への普及の実証を行いました。平成27年度以降は、生産者宅で作業従事が行えるよう、JAびほろ、サヤインゲン組合へ雇用を働きかけましたが、作業可能な利用者が一般就労したり、美幌えくぼ福祉会においても、平成22年度時と比べ、各種業務を多数依頼されるようになり、農作業を引き受ける余地がなくなったことから、平成26年度で事業が終了しております。現在の美幌町での農福連携の状況ですが、事業趣旨に協力してくださる農家の播種、草取り、収穫作業などを請け負っております。これらを踏まえた本町におけるの農福連携の課題としては、福祉側は継続的に農作業を請け負うことが難しいことや、長時間作業ができないこと、さらに土日は休日であり、一日の作業時間帯も限定されていること、また、農業側は作業の平準化が挙げられ、季節や天候によって作業量や内容が大きく異なることや、収穫期には多くの労働力が必要となる一方、冬期間などの閑散期はほとんど農作業が発生しないため通年雇用が難しく、農作業には適合しづらい部分もあります。御質問のジョブトレーナー(作業指導者)の配置や、これらをマッチングさせる部署等の仕組みづくりについてでありますが、ジョブトレーナーの配置については、現在まで農業側及び福祉側の農福連携についてのニーズが少ないと認識しております。しかし、将来を見据えたとき、農業者の高齢化による労働力不足は否めず、また、障がい者の就業率が低いという課題を解決する手段の一つとして、今後も関係機関への情報提供を図りながら、機運が高まる取り組みを進めていきたいと考えております。また、マッチングさせる部署等の仕組みづくりでありますが、農福連携に限らず、障がい者の雇用については、あらゆる職業での雇用拡大に向けて関係部署、関係機関・団体と連携を図り進めてまいりたいと思います。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをいたしたいと思います。

再質問 5番 稲垣淳一

それでは再質問をさせていただきます。最近このように美幌町では美幌峠の雲海から始まりまして新たな美幌峠の魅力を再発信しているというところであります。町長は最近いつ星空をごらんになりましたでしょうか。町内で自宅からでもかまいません。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

3日前に見ました。

再質問 5番 稲垣淳一

そのときの御感想は。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

なかなか星がきれいに見えなかったという印象を持っています。

再質問 5番 稲垣淳一

そうですね。自然のもの相手ですから、よく見える日もあれば、見えない日もございます。逆に何かふだん何気なく見上げたときに、さらっと見える金星だったり、もちろんお月様だったり、最近はストロベリームーンということで、非常に大きく見えたりだとか、私もいろいろと天体に関しては、そんなにマニアではございませんけれども、日頃広い空のもとに住んでいる者としては、身近に感じているものであります。そしてまた、どこにでも見える星空というものを、あえて美幌峠で見てはどうだろう、観測してはどうだろうという話が、昨今、商工会議所ニューツーリズム委員会で取り上げられ、そしてまた、美幌町においても7月7日夜の7時7分に自然のプラネタリウムを見ましょうということで、経済部からも発信がございました。私も大変興味深く、ぜひ参加して、新たな感動を味わいたいと思っている一人であります。さて、その中で改めて美幌町の観光行政、私は昨年の12月にもいろいろと御質問をさせていただきましたけれども、そのときに、滞在型、滞留型の観光をいろいろと模索してはというお話をさせていただきましたところ、町長からの答弁の中で、地域の資源、地域の自然、観光資源をもう少し自信を持って有機的に結びつけて考えていきたいですとか、滞在型まで行くというのは相当のパワーが必要だと思う、時間も必要だ、エネルギーも必要だ、いきなり今の状態から滞在型へ持っていくにはなかなか力わざが必要だという思いをしているという御答弁をいただきました。そこのところは、私と町長の考えに温度差があったので、こういう御発言だったのかという思いがあります。確かに、いきなり何十階建ての何百人収容のホテルだとか、そういうものを呼び込むということはなかなか難しいと思います。しかし、地元からいろいろな発信をする、そして町内の人が盛り上がる、そしてまた町外から美幌は何をやっているのだろうという思いで寄ってくるというのが、いろいろな意味での観光といいますか、町がにぎわうための一つだろうと思います。そこで、今回質問させていただいたのは、先般、私も町なかが晴れているものですから、急いでグリーンビレッジ、みどりの村も行きました。あそこは本当に星が満天でございます。その勢いで美幌峠まで走ったのですけれども、あと2キロメートルで美幌峠という看板があるのですが、その辺でぐっとガスが出てきまして、目の前が本当にもう真っ暗ではなく真っ白で、全く先が見えないという恐ろしい目に遭って、頂上からUターンをして戻ってきましたけれども、2キロメートル下ったところでまたスカッと晴れるという、星空がきれいに見えるという、そして、一人だったものですから、人けのないところで怖かったのですが、福豊小学校跡地に車をとめて、しばし星空を眺めていたと。特別何も考えるわけではないのですが、何も考えずにボーッとした中で、改めていろいろとこの町の自然の豊かさ、すばらしさ、この町の自然を守っていかなくてはとか、いろいろなことが沸々と思い浮かんだわけです。ですから、改めて余りお金をかけずにといいますか、今はこうして民間主導でいろいろと施策を行っている中で、何とか応援役、応援団の一つとして、行政が福豊小学校の跡地を簡易宿泊所として、あまり派手なものはまだ要らないと思うので、ほかから来る観光客にとっては、そんなにガチガチの宿泊施設よりも、寝袋一つで気楽に来られるというようなお気軽さが逆にうけるのではないかと思っています。そういう施設を、お金をかけずに取り組むことはできないのか。そしてまた、そこでカフェをつくって、町の農産品、加工品などいろいろなものがそこで提供できる農場カフェというものも、いろいろなことがあの場所から発信、展開ができるのではないかと、そのようなことを思い立ったわけであります。そういう取り組みをしている会議所ニューツーリズム委員会の皆さんといろいろと議論を重ねていく中で、これは非常にすばらしい観光資源があると、どこでもかしこでも星空は見えるのですが、そういうものを一つピックアップして、グッとこう盛り上げていくことを考えていますが、町長はどうお考えでしょうか。改めてお尋ねいたします。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

私もよく宴会の後など、冬は特に歩いて帰るときに、星空がすばらしいなという思いを何度か経験しております。そのような中、星空が観光資源になるということは全く発想もしていなかったのが正直なところであります。ということは、この星空というのは、多分北海道であればどこでも同じ状態で見られるのだろうという思いがあったからそういう考えに至ったのですけれども、御提案のように星空が観光の目玉になるということでありますので、その中で福豊小学校の跡地を使って何か仕掛けをしてはというお話でありますが、1回目の答弁でありましたように、福豊小学校は地域の方の心のよりどころとして学校というものがあったということであります。そして、今は何も使っておりませんが、地域の合意も得ないといけないということもありまして、それらをクリアできれば、あとはどういう形でどういう運営をしていくか、そして誰がやるのかということを含めまして、考えていかなければいけないのではないかという思いをしているところでございます。

再質問 5番 稲垣淳一

地域の方の心のよりどころとありましたが、確かに私もあそこで盆踊りを踊ったり、運動会に参加したり、いろいろと楽しいことをした記憶がございます。しかし、今地域に学校がないということで逆に寂しい思いをしているという話も聞きました。その跡地が、通常ほかの地域であれば、地域の公民館といいますか、寄り合い所だったり、高齢者の方の集まりどころであったりとか、そういう活用をされているのが多分大多数かと思います。そしてあるところでは、合宿所として提供しているというような話も聞いていることもあるのですが、福豊小の跡地については、現在今は何もないということであります。それであれば、これはもう待っていましたの場所ということですよね。ですから、私も又聞きではありますけれども、地域の人の一定の理解も得ていると。あそこにまた人が集まって、にぎわって、そしてまたあの地域の方たちの協力も得ながら、あの場所をより発展させていくという考えのもと、ぜひ、前向きに利活用の考えをしていただきたいと思います。町長はせんだってビクセンの社長から双眼鏡をいただいたということを聞いておりますけれども、その後ぜひその双眼鏡を持って、もう一度峠を上っていただきたいなと思います。利活用に関しましては、本当にいろいろな意見、アイデアがあふれております。ただ、そこで我々美幌町だけの人間で考えると、先ほど町長がおっしゃいましたように、ふだんいつも見ているものというのは、どうしても空気、水と同じのようなもので、何げにあるなというものであります。しかし、視点を変えると、これがまた全く違ったものに見えるということであります。一般質問に書きましたけれども、長野県の阿智村が年間10万人、あそこに行くには電車がないものですから東京からバスを使って行くということであります。それが毎日のように運行しているという話を聞くと、その見せ方、または誰に対してこの観光というものを訴えるのか。そこがやはり私たちの一番求められているところなのだろうと思います。せんだってもグリーンビレッジでも話を聞きましたけれども、以前あそこでも星空観測をキャンプ場に合わせてやったことがあると。しかし、雨が降ると星は見えないです。雲が厚いと星は見えないのです。当たり前の真ん中なのですが、雲の上には星空が広がっているのです。それをどう来たお客様にイメージさせて、それを広げさせイメージさせるか。「今日は残念だったけれどもまた美幌町に来てみたい」、「そんなにすてきな星空ならもう一度美幌町の星空を見てみたい」というように思わせる仕掛けをしていくことが、これからは必要なのだろうと思います。もちろん、宿泊施設があるから来るというものでも決してないですし、そこに来たときにどういう見せ方をさせるか。同じ月を見るのもどうせ見るなら美幌町、金星を見るのもどうせ見るなら美幌町ということで、せんだって後藤商工会議所会頭が言っていました。「僕は生まれてから一度も流れ星を見たことがない」と。「こんなにいい町に住んでいて流れ星も見たことがないのですか」と言ったら、「いつも下ばっかり見て歩いている」というような話もしていましたけれども、決して空が嫌いなわけではなくて、なかなか会頭も上を見ることがないのかもしれませんが、この間ビクセンの社長が来た時に、勢いで望遠鏡を買ってしまったそうです。きっとこれから町一番の星博士になるかもしれません。そんな魅力を持つ星空観測でございます。ぜひ、誰に対する発信をするのかということをもう一度我々は一生懸命取り組んでやっていかなくてはならないと思います。そこで、改めてお尋ねいたします。7月7日の自然のプラネタリウム、これは誰に向けて、今後どういう展開をしていこうと思って実施する事業なのでしょうか。

答弁 観光主幹 那須清二

ただいまの御質問でございますけれども、誰に向けてということでございますが、まずこちらの事業につきましては、美幌峠の魅力発信実行委員会において行うものでございまして、美幌峠の魅力を発信しましょうという中で、今回初めて星空を見ようということで企画したものでございます。それで、まず魅力を知っていただくには、広く知っていただきたいという中で、やはり子供です。親子で見ようというような題も付けていますので、まずは親子で、お子さんにも、広く美幌峠を、それから星空の魅力を知っていただきたいということで企画をしたものでございます。まずはそこから始めて、今後、また広い世代に事業展開をしていきたいというように考えております。よろしくお願いいたします。

再質問 5番 稲垣淳一

今回の対象は、親子で星空を美幌峠で見ていただこうということで、そしてまた、より星に興味を持っていただいて、それから美幌峠の魅力発信につながるという趣旨かと思います。関連ということで教育長に聞いてよろしいでしょうか。そういう子供向けに星に興味を持っていただくということで、今後そのようなことを考える余地はございますでしょうか。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

子供たちにそういう機会を与えるということであれば、私は非常にいいことだと思います。ただ、学校教育の中でどう取り組むかというのは、今何か即答できるような話ではありません。ただ、私も教育委員会に来る前にはいろいろなことをやっていきました。そういった中でいけば、今御質問のように、子供たちに興味を持ってもらう、そして、その両親の方々がついてくるということがあるので、私は非常にいいことだと思いますし、進めていただきたいと思います。私の立場でできることがあれば、積極的にやりたいというように考えております。

再質問 5番 稲垣淳一

突然の質問に対してお答えいただきありがとうざいます。この後の質問の農福連携にもございますけれども、一つの部署であれこれ考えるということではもうなくて、いろいろな裾野の広がる話でございますので、ぜひ、経済部だけで、那須主幹だけで抱え込まずに、いろいろなところで情報発信をして、ぜひ連携してやっていただきたいと思います。そのような思いが強いものですから、今回の自然のプラネタリウムというのは、事業としてはすごくすばらしく非常に楽しみにしているのですが、いかんせん町の事業がなぜすべからく無料で行われるのかと思うところであります。これはお金を取ってはだめなのでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

ただいまの御質問でございますが、こちらは町と観光物産協会、商工会議所で組織しております美幌峠魅力発信実行委員会の事業になりますけれども、こちらの事業の趣旨といたしましては、身近な地域の財産であります美幌峠をまず知っていただこうといった趣旨で事業を行っております。そういったことから、参加しやすい環境づくりの一環として、無料でのプログラムを考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 5番 稲垣淳一

趣旨はもちろん十分理解するのですが、今後もその魅力発信のために、無償で事業展開をしていけるのでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

当然こちらの事業につきましても、一定の期間行った中で事業評価等をしていく考えでおります。その中で、今のやり方がどうなのかということはいろいろな御意見を聞きながら、いい方向につなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 5番 稲垣淳一

こういう実証実験といいますか、まず試しにやってみるというのは、もちろん私としてはそのことについて何も異論はございませんし、ぜひどんどんやっていただいて、逆にある意味失敗を恐れずに、いろいろな展開を期待しますし、応援もさせていただきたいと思っております。しかし、今回とりあえず予算がついたからやってみて、来年は予算がつかなかったからできなかったということだと、本当の魅力発信として、町は本気で考えているのかということを私は考えてしまいます。ぜひ、本気度といいますか、この美幌峠での星空のいろいろな事業展開を観光の柱、さらに本当の軸にして展開していただくためには、継続性のある事業展開を行っていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

継続性ということでありますので、星空は非常に夢のある話だと思っておりますし、最初の答弁のときにお話ししましたように、星空が観光資源になるということは全く想像もしていなかった中、この前ビクセンの社長がお見えになったときにいろいろなお話をさせていただきました。美幌としては、条件としては非常にいいのではないかというお話もいただきましたし、また、先ほど教育長の答弁もありましたけれども、学校でどうできるかは別として、星育というような概念もあるようでありますので、一過性のものではなくて、継続的にできるようなものをしっかりとつくっていけるように考えていきたいと、そのように思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

ぜひ星空体験型の観光を、今後の美幌町の観光の中心軸に置けるような展開、発信を、ぜひとも私たちもいろいろな立場で応援させていただきたいと思いますし、これが具現化できるように強く希望するものであります。この件については最後になりますけれども、天気が悪くて星が見えないからといって、これは決して悲観する事業にはなりません。例えば、今はポット型で、非常に小型でコンパクトなすばらしいプラネタリウムも発売されておりますし、ちょっとした空間があれば、もう数百万個の星が見えると、そういうような機械もございますので、それも移動型なものですから、至るところで天井がフラットだったら議場でもプラネタリウム観測ができますし、ぜひ美幌峠の星空観測はもちろんですが、それに付随した体験型、そしてまた日常的に星を好きになる子供たちを育てるためにも、この事業を推進していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。星の観光についてはここで終わりまして、次に農福連携について話を移します。いろいろと御回答をいただきました。美幌町の発展、振興のために何が考えられるのかと思ったときに、やはり地域産業の充実、そしてまた、ここにある歴史、文化、それぞれを徹底的に掘り起こすということが我々の責務なのだろうと思います。新たな企業誘致ですとか、そういうことで町の振興発展という考えももちろんあるのですが、決してやみくもに、ただいろいろな企業に来てもらえればいいということではなくて、やはり美幌町の主要産業は農業であるということを誰もが認識しているところかと思います。ですから、ぜひ農業とこれらをいろいろと融合させて、さらに発展するべく、いろいろな可能性を私も探っているところであります。そのような中で、今回、農業と福祉の連携による、農業のさらなる課題を解決するために、振興策、そしてまた障がい者の皆さんの安定的な収入の確保、そしてまた就労先の確保等々に、この農福連携という事業が非常に今注目を浴びているということで今回質問をさせていただきました。せんだって、みらい農業センターの午来所長と談話してきた経緯もあるのですが、今回平成22年にサヤインゲンの選別等々でいろいろと事業が行われたと聞いておりましたけれども、なぜこの引き受ける余地がなくなったということなのでしょうか。就労センターのえくぼ福祉会が業務を多数依頼されるようになって、農作業を引き受ける余地がなくなったというように回答をしていますけれども、そういう状況が今の状況だということで理解してよろしいのでしょうか。

答弁 民生部長 髙崎利明(民生部長は2019年6月まで)

今、美幌えくぼ福祉会における状況の御質問かと思いますけれども、今現在のえくぼ福祉会につきましては、障がい者等の雇用という形を就労移行支援事業所としまして、就労継続支援B型事業所ということで、二つの障がい者のための就労の事業を行っているところでございまして、今、利用者が両方合わせまして55名いらっしゃいます。えくぼ福祉会におきましては、今美幌町の公共施設の清掃だとか、津別、大空のそういった施設の清掃等の事業、あと町内の民間事業所におきましてもこういう事業をやっておりまして、そういう中で実際の障がい者の就労の部分について、通年での受託をして行っているので、こちらのサヤインゲンにつきましては夏場の限られた期間ということで、支援員がついて行っておりましたけれども、なかなか各種ほかの業務も多数依頼されてきている中で、みらい農業センターの部分については厳しくなり、26年度で終了したというようにお聞きしております。以上でございます。

再質問 5番 稲垣淳一

もちろん福祉会といいますか、そういう就労支援の皆さんの御事情もいろいろとあると思うのですが、農業振興といいますか、農業の担い手、また高齢者に対する対応策の一つという側面からも農福連携というのは、今まさに美幌町が取り組むべき話ではないかと思います。また、今民生部長から御説明がございましたけれども、私が思うには、これは福祉側からの話であって、例えば生産者側といいますか、農家の方たちからは、この取り組みは現実問題どのように見られているのでしょうか。私も数件ほどお話を聞いて、確かに現実問題いろいろな大変さはあるけれども、やはりそこで働く皆さんの社会性の復帰といいますか、昨日の質問にもありましたけれども、自分は今まではどちらかというと引きこもりで社会人としても生きている価値があるのだろうか、意味があるのだろうかということをおっしゃっていたある女性も、農業に従事して働くことによって、青空のもと汗を流して、皆さんと楽しく笑顔で仕事をする中で、自分自身を見詰め直して、そして私にも居場所があるのだと、ここで働いてお金を得てひとりの人間として活躍できるのだと、そういう思いで、今新しく頑張っていらっしゃるという方を本やテレビで私も拝見したことがあります。こういう取り組みに対して答弁の4ページにございますけれども、課題として、福祉側は継続的に農作業を請け負うことが難しい、長時間作業ができない、土日は休日で作業時間も限定されていると。農業者側は、作業の平準化、季節や天候によって内容が大きく異なる云々といろいろとできない理由がいっぱい羅列されているのですが、このできない理由を私は別に聞きたくて聞いたわけではなくて、どういう取り組みをするとさらに発展していけるのかということを考えてみたいと思います。ですから、今ある農業の仕組み、仕方、もちろんこれは福祉側から言っての話だと思うのですけれども、例えば今は機械化が進んでいますし、もちろん地域によってはまちまちでありますけれども、美幌町の農家の方のそういう取り組みが、大きくスポイルされてしまってはもちろん意味がないのですが、福祉が絡むということで障がい者の方たちが社会に参加できるということが、いかに大切なことかということも御理解いただけるような仕組み、取り組み、そこでここで言うところのマッチングと私は言っていますけれども、そこのところを農業関係者、福祉政策の両方に町としてはかかわり合っているわけですから、そういう方たちをマッチングさせて、本当はもっと需要があるのではないかと思うのです。ですから、今ある農業の手法を持ち込んで障がい者の方に作業をしていただこうと思っても、それはもちろん無理があるのはわかります。ですから、障がい者から見て、新たに、例えば1から10までの工程を1人で全部やって、種まきから収穫から販売までやれるのが、それはもちろんある意味一人前かもしれませんが、我々健常者であっても、なかなかそれは難しい。ただ、福祉サイドから見れば、1から10ある工程を10人で一工程ずつしっかりじっくりやること、そういう作業を取り込み、福祉からの視点を取り込んで作業するということも、一つ今後考えていただけないかと、そのように思うのですが、町長いかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

議員おっしゃるように、これはまさにマッチングの問題だと思います。ミスマッチングしては、やはり農業と福祉の連携というのは成り立たないと思います。そのような中、美幌でも1件の農家の方が積極的に取り入れてやっていただいているという経過もありますので、その中の内容を見させていただいたのですけれども、例えば今お話のあった機械の操作については、やはり少し難しいということで、危険性もあるのでさせていないというのが現実であります。また、障がいの種類や個々の人の体力に合わせた勤務条件を用意してあげているというようなことで、これは農家にとっても一定の理解がないとなかなか難しいことで、ハンディキャップを持っている方がどういう作業にどういうことが適して、では我々がどこまで提供できるのかということをしっかりやらないと、まさにミスマッチになってしまうということだろうと思いますので、課題は多いのですけれども、ジョブトレーナーのことも含めて、我々側としても組織横断的に取り組んでいかなければ、なかなか難しいだろうというのが率直な印象ですし、現実的にそういう対応をしていただいている農家もあるということでありますので、可能性は全くないという状況ではないと思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

可能性があるかないかといえば、もちろん可能性は、私は星空ほど無限にあるのかと思っていますけれども、そういうことがどうなのでしょう、美幌町の農業というのはこういうことにはなかなかなじまない農業なのでしょうか。例えば、前回みらい農業センターさんでもいろいろと取り組まれて御苦労されたというように聞いておりますけれども、その可能性は限りなく低いという判断になってしまうのでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

美幌の農業は大型機械化農業でありますし、畑作4品で回しているところがあります。そして、収穫して系統に出していくというのが大方やっておられる基本的なパターンだと思います。そのような中、細かい作業に入っていくというのはなかなか難しいという現実があると思います。そこでどうするかということになると、野菜であるとか、つくっているところの作物の状況にもよると思いますが、やはりは大型の農業を営んでおられて4品で回しているところはなかなか難しいというような現実ではないでしょうか。そこでやはり畑作の中でも野菜を取り入れているところとか、そういうところだと可能性としては非常に高いのではないかというのが、今お話しししながら思っているところでございます。

再質問 5番 稲垣淳一

確かに畑作3品4品ということを見れば、おっしゃることも理解はできるのですが、今後もちろん冬はあるとはいえ、ハウス栽培で例えばレタス、チンゲンサイ、三つ葉とか水耕栽培でつくれるもの、現実的にいろいろな検証が必要かもしれませんけれども、水耕栽培とか野菜、果樹の土地利用だとか、また酪農の話だとか、いろいろな展開、可能性を探るということにはならないのでしょうか。畑作3品4品で話を片づけられると、ああそうですかということで、私がここでせっかく話す意味もなくなってしまうものですから、やはり冒頭の町長からの答弁にもございましたが、今後担い手不足、高齢化という問題を抱えているのであればこその質問と捉えていただいて、何か次の一手を打つことは考えられないのでしょうか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

ただいまの次の一手ということでございますが、過日、議員がおっしゃるこの農福連携は全国的に注目されている事案だということで、北海道におきましても、6月13日に農業分野農福連携推進連絡会議というものが立ち上げられました。こちらには国、道、そして農業関係団体の農業サイド、福祉サイド、それぞれの部局担当者が入っておりまして、この会議の中では、まずはの農福連携に関する各種制度、事業に関することだとか先進事例等につきまして、まずは情報交換をしながら情報共有を通じて相互の理解を深めて取り組みを推進するということが会議の中で掲げられております。このようなことを踏まえて、今後また振興局段階だとか、そういった会議が広がっていくものと予想されますので、そういったものを注視しながら、検討だとか協議をしていければと考えている状況であります。

再質問 5番 稲垣淳一

注視をするということは見守るということですよね。今ここで美幌町が何かアクションを起こすという答えではないという理解でよろしいですか。

答弁 経済部長 矢萩浩(経済部長は2019年6月まで)

今すぐどうこうという話ではなくて、まずは当然できることがあればそれは取り組んでいきたいと、ただそれに際しても、いろいろな関係者との情報交換、意見交換をしながら進めていくことが肝要であると担当部局としては考えております。

再質問 5番 稲垣淳一

おっしゃることはわかりますし、もちろんそのとおりだというように理解します。ただ、やはり時は待ってくれませんので、いろいろな事業を抱えている経済部でありますから、ここは民生部と連携して、部がどうだという話では決してなく、この美幌の町を盛り上げるための施策の話をしているわけですから、ぜひそこは町長の英断をもって、部局の垣根を取り払って、美幌の人たちが楽しく明るく過ごせるまちづくりのための大きな施策だというように御理解いただいて、美幌町で考えられる農福連携をぜひ確立していただいて、町のいろいろな方たちが、いろいろな場面で活躍できる場の提供、これを推し進めていただきたいと思います。いかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

1回目で答弁をさせていただきましたけれども、平成22~26年までかけて、みらい農業センターの中でいろいろとやってきた経験もありますので、それらを生かしながら、やはり議員がおっしゃるように今一つの物事を解決するのに、一部署一部局だけでは事が済まないというような状況でありますので、この案件もそうだと思います。広く組織全体を通じて盛り上げていかなければなかなか難しいことだと思いますので、そういったことを含めて事に当たっていていきたいと、そのように思っております。議員はいつも具体的な提案型の質問をされて、私どもの動きがなかなか悪いというような印象が強いかもしれませんけれども、一歩一歩、一つずつ形にしていかなければだめだという思いでいっぱいでありますので、もう少し見守っていただければと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。

再質問 5番 稲垣淳一

事例はやはり私たちの武器になりますので、これももちろんいろいろと勉強をして調べるわけですけれども、やれいろいろな現場でお話を聞くにつけ、もちろん農業の現場、福祉の現場で、やはり皆さんはそれぞれお困り事といいますか、抱えている問題は十人十色でありますので、これを一発で解決するという方法はなかなか見つからないと理解はするのですが、やはり、ただ難しいからできない、ハードルが高いということで見過ごしていくと、残念だという町になりかねないという懸念で私もこういう質問をさせていただいているわけであります。ぜひ、私も言いっぱなしでは決してなくて、いろいろと協力できるところ、応援できるところはぜひ汗をかいてやっていきたいと思っていますし、別に美幌町が何もしていないと決して言っているわけではなく、いろいろな可能性を持っている町であるからこそ、先ほどの星育にしても、今回の農福連携にしても、そういう可能性のある町だからこそ私たちも応援しがいがありますし、ぜひ町長には前回も申し上げましたけれども、エッジの効いた、町長がよくおっしゃる、きらりと光る施策を打ち出していただき、この美幌町をさらに発展できるように頑張っていただきたいと思います。今回の質問を契機に、また新たな施策に取りかかっていただくのを希望いたしまして、質問を終わらせていただきます。

出典:美幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月21日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる