美幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月20日
(1)美幌町の人口減少対策について/(2)各種計画策定時の人口減少推計の反映について
2017年6月20日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「美幌町の人口減少対策について」「各種計画策定時の人口減少推計の反映について」について質問し、町長 土谷耕治、総務部長 広島学が答弁しました。
- 質問者
- 大江道男 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、総務部長 広島学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 大江道男
私は、通告しております2点につきまして質問をいたします。まず1点目は、美幌町の人口減少対策についてであります。一つには、2040年の美幌町推計人口1万4,228人についてであります。平成15年、20年、25年と過去3回にわたって、国立社会保障・人口問題研究所が国勢調査をもとに将来人口を推計し公表していますが、美幌町も深刻な人口減少となっています。平成25年3月公表の推定では、2010年対比で30年後の2040年の美幌町は、①総人口では2万1,575人が1万4,228人のマイナス34.1%に、②0~14歳の子供の数では、2,720人が1,317人のマイナス51.6%に、③15~64歳の生産年齢人口では、1万2,905人が6,727人のマイナス47.9%に、④20~39歳の若年女性数2,061人が1,086人のマイナス47.3%に、⑤65歳以上人口では、5,950人が6,184人となって、高齢化率が43.5%になると、このように推計されています。町長は、①~⑤の急激な人口減少推計及び高齢化率の上昇をそれぞれどのように受けとめておられるか、まずは伺います。2点目、各種計画策定時の人口減少推計の反映についてであります。各種まちの計画を策定されるに際して、急激な人口減少をどの程度反映されているのか伺います。3点目、町内各団体との意見交換についてであります。人口減少の影響及び対策について、町内各団体とどのように意見交換を行っているのか伺います。また、各団体の受けとめ方についてもお聞かせいただきたいと思います。4点目、田園回帰の流れを呼び込む取り組みについてであります。近年、都市部に住む人のうち、農山漁村への定住希望者が31%、これは10年前と比べて11%ふえており、2014年8月内閣府の調査でありますが、その結果が公表されておりまして、年代別では20~29歳が38%と最も高く、定住実現に必要な条件では、医療機関の存在が68%でトップ、生活が維持できる仕事があるが61%など、受け入れ側の課題が示されています。美幌町として、この流れを積極的に呼び込み、首都圏との縁結びを積極的に進めていく町を挙げた取り組みが求められていると思いますが、考え方をお聞かせいただきたいと思います。5点目、地域内経済循環の取り組みについてであります。持続可能なまちを目指す全国の取り組みの中から、地域の個性の発見、自治体による個別経営体、農協・森林組合などへの支援と再投資力の形成、自治体施策を通した仕事、雇用の創出、地域金融機関による地域内企業への金融円滑化など、人口減少時代の地域の再生方策が注目されています。美幌町のトップリーダーとして、地域内経済循環への取り組みを各団体に呼びかけて着実に積み上げていくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。二つ目は、高齢者肺炎球菌・インフルエンザワクチン接種助成についてであります。高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画、平成27年から29年度の計画ですが、ここで、高齢者の健康づくり、疾病予防の推進として、高齢者肺炎球菌ワクチン及び高齢者インフルエンザワクチンの予防接種の実施と推進をうたっています。昨年度のワクチン接種状況は、高齢者肺炎球菌ワクチン38.9%、高齢者インフルエンザワクチン43.4%となっていますが、この接種率をどのように評価されますか。一方、高齢者の経済状況は苦しい生活を余儀なくされており、肺炎球菌ワクチン接種の自己負担3,500円、インフルエンザワクチン接種の自己負担1,000円が障害となっている可能性があります。高齢低所得者の健康づくり、疾病予防の推進のために、自己負担の無料化または一定の助成が必要となっていると思いますが、町長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。以上です。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
大江議員の質問にお答えをいたしたいと思います。初めに、人口減少対策について。1点目の、2040年の美幌町推計人口1万4,228人についての急激な人口減少推計及び高齢化率の上昇をどのように受けとめているのかについてでありますが、年少人口の減少は、子供たち同士が切磋琢磨しながら成長していく教育的な影響を初め、さらなる生産年齢人口の減少による地域経済に対する影響など、危機感を持って重く受けとめております。また、生産年齢人口の減少は、経済規模や労働市場の縮小に直結するとともに、高齢者を支える割合が低下し、さまざまな面で影響を及ぼすものと受けとめております。さらに、若年女性人口の減少は、年少人口の減少に直結し、さらなる人口減少を加速することとなります。また、同時に女性の労働力の減少にもつながり、経済社会へ与える影響も大きいものであると認識しているところであります。いずれにいたしましても、各世代における人口減少は、経済規模の縮小や社会生活サービスの低下などを招き、さらなる人口流出を引き起こすと言われております。本町においても、人口減少や高齢化率の上昇は、今後のまちづくりにおいて大きな影響をもたらすものと重く受けとめ、危機感を持って今後も対策を進めてまいりたいと考えているところであります。本町では、平成27年10月にまち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、四つの基本戦略に掲げる施策を柱として人口減少対策に取り組んでおりますが、人口減少の流れを抑えるには長い年月を要するものと考えております。今後も引き続き、美幌町で子供を産み育てたい、住み続けたいと思える切れ目のない施策を推進し、長期的かつ戦略的な人口減少対策を進めてまいりたいと考えております。2点目の、各種計画策定時の人口減少推計の反映についてでありますが、平成28年4月に策定いたしました第6期美幌町総合計画においては、人口の推移と今後の推計結果を基本とし、子育て支援の充実や雇用の拡大・安定など、いつまでも住み続けられる生活環境づくり、あるいは定住につながる取り組みや移住人口をふやす取り組みを積極的に進めることにより、人口減少対策を講じることとしております。また、平成29年3月に策定しました美幌町公共施設等総合管理計画におきましても、人口推計や財政状況などを踏まえ、公共施設の総量について目標値を定めるなど、人口減少を反映した計画となっております。3点目の、町内各団体との意見交換についてでありますが、人口減少対策として策定しております美幌版総合戦略につきましては、産・学・金・労・言の、産の部分から美幌町農業協同組合・美幌町森林組合・美幌町商工会議所及び美幌観光物産協会、学の部分から美幌高等学校、金の部分から網走信用金庫美幌支店、労の部門から美幌地区連合会、言の部門から北海道新聞社北見支社のそれぞれの団体などから推薦された8名の委員と、一般公募1名の委員で構成されている美幌町まち・ひと・しごと創生推進委員会において、具体的な施策の効果検証や意見交換などを実施しながら、各施策の推進を図っているところであります。また、各団体の受けとめ方についてでありますが、美幌版総合戦略に掲げる施策を官民一体となって、長期的かつ着実に推進することが、急激な人口減少の歯どめにつながるとの見解をいただいているところであります。4点目の、田園回帰の流れを呼び込む取り組みについてでありますが、移住及び交流促進の観点から、東京都で開催の北海道暮らしフェアにおいての本町PRや、今年度から参画しました北海道田舎活性化協議会、オホーツク町村会主催の東京都江東区との交流連携事業などの広域的な取り組みを含め、首都圏を初めとしてさまざまな情報発信を全国に向けて展開しているところであります。今後におきましても、本町が持ち合わせている景勝地や清流など恵まれた自然環境を初め、交通アクセスや災害の少なさなどの地域特性をPRし、田園回帰の流れを意識した移住及び交流促進の施策など、積極的に推進していく所存であります。5点目の、地域内経済循環の取り組みについてでありますが、地域経済の活性化に関しては、美幌版総合戦略の基本戦略1に掲げております「地域での基幹産業を守り育て、強化するとともに新たな産業と雇用の場をつくる」に基づいた施策の推進を図っているところであります。また、平成28年度には、地方創生加速化交付金の活用により、木による地域内経済循環を図り、今後においても、地域資源を活用した経済循環の取り組みを進めてまいりたいと考えております。今後も引き続き、各団体からの意見をいただきながら、地域資源を活用した地域内経済循環の構築などを含め、人口減少時代における地域の再生方策を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。次に、高齢者肺炎球菌・インフルエンザワクチン接種助成についてでありますが、高齢者肺炎球菌ワクチン接種は、予防接種法に基づき、肺炎球菌に起因する肺炎の発症及び重症化を予防する目的で平成26年10月より実施され、予防接種することにより高齢者の健康保持、増進を図るものであります。対象者は、町内に在住する65歳の方、60歳以上65歳未満の方であって、心臓、腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスにより、免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方、並びに平成27年4月1日から平成31年3月31日までの間は経過措置として、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳または100歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある方を対象として、年1回接種を行い、町は被接種者に対し3,500円を助成し、実施医療機関は接種料金から助成額を除いた3,500円を被接種者から徴収するもので、生活保護受給者については、予防接種費用の全額を町が負担するものであります。高齢者インフルエンザワクチン接種は、季節性インフルエンザの発病による重症化の防止及び蔓延の防止を目的として、平成13年から定期接種として実施し、接種対象者は、町内に在住する65歳以上の方と60歳以上65歳未満の方であって、心臓、腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方が対象となり、接種回数は1回で、被接種者は美幌町、大空町及び津別町で接種の場合、自己負担額1,000円で、3町以外の医療機関で接種した場合、接種費用から本町負担額1,800円を除いた額を負担することとなっており、生活保護受給者については、予防接種費用の全額を町が負担するものであります。御質問の、接種率をどのように評価されるかでありますが、町としては、多くの方の接種を期待しているところですが、この二つの予防接種につきましては、予防接種法に基づくB類疾病に分類され、予防接種対象者については努力義務が課されていないことから、個人予防、個人の発病、重症化防止目的に比重を置いたものであり、接種を希望される方については、受け入れる体制を整えているところであります。高齢低所得者の健康づくり、疾病防止の推進のために、自己負担の無料化または一定の助成が必要となっていることにつきましては、高齢者インフルエンザワクチンの助成は、現状のとおり進めたいと考えておりますが、高齢者肺炎球菌ワクチンの助成については、定期接種として生涯1回の接種となっていること、本町の平成28年次の死亡順位で肺炎は3位と上位になっていることなどを考慮し、町の財政状況を見ながら、近隣市町村の自己負担額の推移を調査・研究し、予防接種対象者が接種しやすい環境づくりを検討してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
再質問 2番 大江道男
再質問をさせていただきます。国立社会保障・人口問題研究所の推計は1万4,228人でありますが、美幌町が町の現在の状況を推計いたしますと、同じく2040年には1万1,941人、さらに大きく差があるのだという推計をしています。これは、両方とも大変ショッキングな数字でありまして、しかも推計は一定の根拠をもってされておりますので、全く無視できるものではないと。これを視野に入れて、美幌町全体で人口減少に取り組むということを共通の認識にする必要があると私は思いまして、人口減少問題では私自身はこれで3回目の一般質問だと思いますが、取り上げていることになります。そこで、幾つかお聞きしますが、美幌町の平成28年10月に策定された、まち・ひと・しごと創生総合戦略では、近年の人口動態が今後も続くと仮定した町独自推計では、先ほど申し上げました本町の総人口は1万1,941人まで減少すると見通されていると。同時に、この計画の中で、さまざまな取り組みが行われようとしていますが、その効果が着実に反映されて、その次にこのように言っています。合計特殊出生率と人口移動が仮定値のとおり改善し、さらに観光地もしくは企業の誘致が実現した場合、30年後の2040年、平成52年の人口は1万4,500人となるということで、国が推計している1万4,228人よりもほんの少しふえるということで、相当努力をしても、ほぼ国の推計どおりにしかならないということを相当高い目標を持った計画の中で大いに努力した結果、しかし1万4,500人ということで、1万4,228人よりは少し多いという数字になります。このように言っているわけです。それで、この総合戦略の中で注目しているのは、さまざまな分析がされておりまして、それぞれの分析の根拠はもちろん根っこのある話なので、しっかり現実を踏まえた上で、以上のことからということで、結論が示されています。出生率の上昇につながる施策を基礎として、継続的に実施しつつ人口の社会増をもたらす、または社会減に歯止めをかける施策に重点的に取り組むことが重要であるとういう骨組みになっています。そこで、お聞きいたしますが、午前の質問の中でも触れられておりましたが、美幌町の現在の合計特殊出生率の動きを担当者から聞かせていただいております。平成24年に1.71という数字がありましたが、平成25年に1.60、26年に1.34、27年に1.27、28年に1.38という数字でありまして、この計画の中で示されている平成20年から24年の5年間の平均が1.64に対して、いずれも大きく下回ってきているという状況がございます。この数字について、町長は、まちづくり創生の推進本部の本部長でもあるということで、数字はしっかり押さえておられると思うのですが、改めてどのように受けとめておられるか伺います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
総合戦略の中に、1.70というのが目標値として定められております。そうした意味から、1.71になったのが平成22年だったと思いますけれども、それ以降、減少傾向に入ってきております。ただ、この計画もことしで終わりということではなくて、平成35年までの計画でありますので、いずれにしましても今諦めて立ち尽くす状態ではなくて、これからも積極的にこうしたことの取り組みをしっかりとしていかなければいけないというのが私の率直な気持ちでございます。それで、やはりこの数字を見ると、もう一踏ん張りどころか、3馬力ぐらいかけてやらなければ、なかなか厳しいのではないかという思いをしているところでございますが、なかなかこの合計特殊出生率を上げるというのは、力わざが必要でありまして、もちろん時間とエネルギーも要するわけでありますけれども、いずれにいたしましても、1.70の目標に向かって今後とも諦めずに目標達成に向けて努力をしていきたいと、そのように考えているところでございます。
再質問 2番 大江道男
総合戦略を立てて、将来2.10まで出生率を高めていきたいという過程で、計画は平成27年10月に立てられました。27~31年までの5年間で1.70までいこうというときに、スタート時点でつまずいているという状況をどう受けとめるかということです。それで、うんと昔はわかりませんが、全国的にも美幌町の出生率は高くて、多分下回ったことはなかったと思うのです。ところが、平成26年全国の出生率は1.42、平成27年で1.46と全国の合計特殊出生率は極端ではもちろんないのですけれども、徐々に右肩上がりになっています。北海道は、実は47都道府県の中で45位ということで、下から3番目です。その北海道の中でも、ついには平成27年、北海道1.30、美幌町1.27ということで、美幌町はついに抜かれてしまいました。平成28年は、美幌町はわかりますが、北海道や全国の数字は今のところ私の手には入っていませんので比較ができないのですが、多分全国は上がっているだろうというように思われます。北海道もそうではないかと思います。そう見ますと、出生率の上昇につながる施策を基礎として、継続的に実施しつつという、この総合戦略の基本の部分で、出生率の上昇ではなくて、いまだかつてない現象ということを、私は本部長としてどのように捉えているかということを、その認識を伺いたいのです。というのは、今は5年間ですが、もう2年経過して、ことしは折り返しの平成29年です。5年計画の折り返し地点にあります。やはり毎年毎年、数値を見ながら手を打っていくという機動性のあるものではないのかと思います。美幌町のまち・ひと・しごと創生本部というのは、そういう機動性を持って計画を立てていかれるのではないかと期待しているのですけれども、そうではないのでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
私は本部長でありますので、本部長の立場でというようなお話でありましたけれども、数字はうそをついておりませんので、平成27年から28年にかけて0.11%伸びているということも踏まえて考えますと、今ここで諦めて何もしないということよりは、やはりもう一度ここに立ち返って前に向かっていかなければいけないのではないかというのは、本部長としての私の立場上言えることだと思っております。それがまた、全体の士気を鼓舞するというようなことになっていくのではないかと思っているところでございます。それで、全国的な動きも少しお話がありました。一時は全国を上回って、かなりいい数字が出ていたということで、私も少し自慢げにお話ししたこともありましたけれども、ここ数年、全国より下がって、しかも町内的にもどんどん下がっていくということでありましたので、少し不安な面もありましたが、28年については、若干ではありますけれども、持ち直してきているということでありますので、この勢いを借りて、というよりは勢いをもってしっかりとした取り組みを今後ともしていきたいと思っております。
再質問 2番 大江道男
国立社会保障・人口問題研究所の推計よりも、美幌町の現状認識のほうがはるかに厳しいということで計画は立てられているので、私は対策そのものも全国レベルではなくて、もっと1歩2歩踏み込んでされるものと期待をしていますが、この総合戦略で今私が数値を申し上げたのは、実は担当者から聞き取りをいたしました合計特殊出生率のみであります。ですが、この総合戦略の中では、数値目標と重要業績評価指標によって、PDCAサイクルの展開を行っていくのだということも示されています。それで、四つの柱に基づいて基本戦略が立てられ、それぞれ数値目標、あるいは重要業績評価指標というのが示されています。これは今だけの話ではなくて、これからもそうしていただきたいと思っているのですが、町民が共通の認識にする大事な数値なのだろうと思いますので、この際、数値目標をそれぞれの課題ごとに示されておりますので、現状でどうなっているかというのを改めてお示しいただければありがたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
この計画に対しましては、それぞれ四つの柱で基本戦略を立てております。その中で1本の柱ずつ数値目標の設定をさせてもらっておりますし、それから、各事業についてのKPIについても設定をさせていただいております。それで今現在、28年度の事業実績に基づきますこれらの数値目標の達成度合い、それからKPIの数値との比較について、今整理をしているところでございまして、恐らく8月ぐらいには最終的な数値がまとまり、これからプロジェクトチームでの協議を経て、本部会議での協議をしていただくことになります。最終的には有識者会議、推進委員会の中で協議をいただいて、それに対するKPIの開きとの対策についてどうしていくかというものについても、あわせて協議をしていきたいと思っていますので、具体的な個々の数値等については、もう少し時間をいただければお示しできるような状況になろうかと考えております。
再質問 2番 大江道男
数値目標やKPIについては、今整理中で8月ごろにはでき上がるということでありますので、私はぜひ町民の共通認識にするためにも公表していただいて、全町民とか全ての分野でどうするということを議論していかなければ、本当に大変な事態になると思いますので、ぜひ公にしていただきたいと思います。中には、芳しくない数字というのもあるのだと思うのですが、それも含めて大胆に公にし、これをどうするということで、全町民の英知を結集しなければならないのだと思いますので、ぜひ数値目標などについて議論ができるようにしていただきたいと思います。それで、この件に関しては、実は美幌町まち・ひと・しごと創生推進委員会がつくられています。産業界、行政機関、教育機関、金融機関、労働団体、メディアなどから選ばれた人たちなので、町民の各界を代表する人たちだということなので、ここでの議論というのが非常に大事なことになるだろうと思うのですが、これを初めとしまして、それから役場の担当や部長、あるいは主幹など19人で構成する創生本部、それからプロジェクトチームなどがつくられていますので、それぞれどんなテンポでこの会議が行われているのか、あるいはその予定なのか、これも聞かせていただきたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
まず平成28年度の事業評価、そして先ほど質問のありました数値目標、それからKPIの検証については、今月の22日にプロジェクトチームの開催をする予定でございます。この中の協議を経て、すぐ本部会議を開催したいと思っていますし、7月中には推進委員会のほうで最終議論をいただくという形で、最終それらのKPIに対する差、あるいは数値目標に対する取り組み状況等についての総括というのは、その時期までに終えたいと思っています。先ほど、答弁漏れしましたけれども、公表についてでございますが、平成27年10月に策定をした計画でございます。平成27年度の事業についてのこれらの数値目標等との検証については、今、町のホームページで公表をさせていただいております。ただ、できたのが10月ということで、実質的には年間通した評価というのは28年度からになろうかと考えておりますけれども、27年度の取り組み成果につきましては、ホームページで公表をさせていただいているところでございます。
再質問 2番 大江道男
計画を立てて実行して、それを点検、評価し、改善策を立てるということを、とりわけ基本戦略の中ではしっかりやっていくのだという方向性が出されているので、計画そのものはしっかり取り組むということになっていると思うのですが、問題はチェックをし、評価をし、どこに改善策があるのかということを全庁挙げて取り組んでいかなければならない大変大事な課題だと思いますので、できるだけ早くその基礎となる数字を公にしていただきたいということをこの点では申し上げていきたいと思います。それで、この項の4点目に移ります。美幌町は農村地域でありますので、内閣府が田園回帰の動きを注目してアンケートなどもされているところであります。町としては当然、このデータなどはお持ちだと思うのですが、ここで私は注目している数字を申し上げたいと思うのですが、農山漁村地域に定住してみたいという要望がある、どちらかというとあると答えた人にその条件を聞いているのですが、医療機関、病院等の存在がトップに上がっておりまして、美幌町は、第1に候補地に足り得ています。二つ目は生活が維持できる仕事があることなのですが、買い物、娯楽などの生活施設の存在がある、生活していく上で必要な交通手段の確保などなど、美幌町にとって見れば、ハードルが高過ぎてどうにもならないということではないのです。これをどうやって発信していくかということが求められていくのだろうと思うのです。あわせて、農水省もこの調査などをもとにしまして、答える地方づくり、魅力ある農山漁村づくりに向けてということで、田園回帰の実現をしていきましょうということが公にもされています。美幌町としては、この動きをどこかで検討し、あるいは手だてを打っているということはあるのでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
こういった意識をターゲットとしてという具体的な協議はされておりませんが、ただ、大江議員指摘のとおり、今まさに農山漁村に対する必要性ですとか重要性というのが、同じ調査が10年前にされておりますけれども、10年前と比較をすると相当農山漁村に対する理解度というのが膨らんできているのは、数値として出されており、実感をしております。また、そこの地域における定住等に対する意向も相当増加をしてきているというのが、この10年間の調査の中の数字としてあらわれてきているところでございます。今、議員がおっしゃったとおり、こういう地域に定住を考えた場合に必要とされているものというのが、上位でいけば医療機関の存在が1番で、2番目が生活維持のための仕事、3番目に居住に必要な土地、家屋が安価に手に入る、4番目には自治体の情報全般を安易に入手できる方法を確保していただきたい、5番目には交通手段の確保ということが挙げられております。先ほど議員がおっしゃったとおり、美幌町はハードルが高いまちではないと考えておりますので、これらのことも考慮をしながら、若い世代の方々の定住促進に向けた取り組みについても、検討を図ってまいりたいと考えております。
再質問 2番 大江道男
結構各省庁で、全国町村会も含めまして、田園回帰というのは町村会が言い出したのだという話のようですが、そういう認識が非常に広まって定着して、改めて地方を見る目が注目されるということなので、田舎の個性を大いに発揮して、美幌町を売り出していくというのは、外部から人を呼び寄せるという点で、大変大事な取り組みなのだろうと思います。ぜひ、経済部が中心になるのか、総務部なのかはわかりませんけれども、それぞれ英知を発揮していただければと思います。時間配分が余りよくないので、残り時間が9分を切りました。地域内経済循環の取り組みについて、町長はずっとしきりに外部から企業を呼ぶのではなくて、美幌町に現に存在している分野に光を当てていくのだということで取り組みをされています。小さくともキラリと輝く自治体をつくっていこうという全国的な動きがありますが、そこで指摘されているのは、地域の個性の発見だとか、市町村が個別の企業や農協、森林組合などへの支援をする、あるいは再投資力を形成していくというようなことです。方向性としては土谷町長が目指しているものと一致するのだろうと思うのですが、より一層拍車をかけるという点で、大きく人口が減りますという中で言えば、加速していく必要があるのだろうと思いますが、そういう点で、地元の各団体との意見交換というのはどのようにされているのでしょうか。これを最後にお伺いしたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
団体と具体的なテーマを絞って地域内の経済をどう回すかという論議をしたことは、実は私の記憶の中では余りないのですけれども、ただ、私としては日ごろからいろいろな会合に出て言っているのは、やはり美幌に1万ヘクタールの畑とそれから美幌峠を中心とした景観のすばらしさがありますし、また、62%が山林であるというようなことで、とりわけこの山林については62%もあるということで、これを中心に地域経済を回せないかという思いで10数年前から取り組みを始めてきたところでございます。それで、これをさらにというようなことでありますけれども、今、森林組合ではコアドライというものを製造、生産する予定でありますので、これらも生かしながら、取り組みをさらに前に進めてまいりたいと思っておりますし、また既存の事業であります町産材の活用であるとかリフォームであるとか、そういったものを総合的に推し進めながら、この地域のお金を地域の中で回せるというようなことを考えてまいりたいと思っていますし、さらに言えば、この地域エネルギーもできればそのような形にできればいいなという思いを今は持っています。ただ、一気に全てを全体的に推し進めるというのはなかなか難しいという思いをしておりますので、着実な歩みをしっかりとした中で進めてまいりたいと考えているところでございます。それで、最初に論議になった点について、少しお話をさせていただきますと、合計特殊出生率が平成28年度分の全道、全国が出ていないというお話がありましたけれども、概数値で出ているのが、全道で言いますと1.29であります。全国が1.44ということで、北海道は27年と同数値、そして全国では0.01ポイント下がっているという状況で、これは概数なので変わる可能性もありますが、一応しかるべき機関が発表している概数ということで、捉えていただきたいと思います。それと、田園回帰についても全国町村会で言っておりまして提言もしております。これの出どころが小田切先生という明治大学の先生でして、この方が実は去年美幌で講演会をやりまして、そういった意味からも田園回帰については職員も学んでいると思いますので、これから少しずつ芽が出てくるのではないかと、そのような思いをしているところでございます。
再質問 2番 大江道男
総合戦略のスタート時点で、私は好スタートを切れたとは思っておりませんが、マラソンでもありますので、ぜひおくれを取り戻して、そろそろ先頭集団に立っていただければと期待を込めて次に移りたいと思います。高齢者肺炎球菌・インフルエンザワクチン接種助成のことですが、確かに目標などは立てないで受け入れを行っていくということです。しかし、高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画では、高齢者の保健予防では、唯一これが取り上げられているのです。きっと計画を立てた担当とすれば、願わくば100%にという思いはあるのだと思います。そこでお聞きしますが、この計画を立てる上で、アンケートの調査がされています。それで見ますと、アンケートに答えられた人の48.9%が収入源は国民年金だけ、あるいは、年金はありませんというのが0.4%。実に49.3%は、多分月額5万5,000円以下ぐらいの生活実態なのだろうと思います。それで、同じアンケートで生活状況はどうですかと聞かれて、65.2%の人が苦しい、あるいは、やや苦しいという方々を合わせると、実に3人に2人がなかなか大変だという状況です。いいことがわかっても、簡単には予防接種を受けられないということです。それで、政府は盛んに肺炎球菌ワクチンの宣伝をしています。大抵の人は、ただで受けられるのだと思っているのです。通知が来て、3,500円の自己負担があるということで尻込みをしているという状況です。国はほとんど持っていないようで、町が3,500円なので、こういう状況から、懐に心配しないで接種ができるように、3町でぜひ御検討いただけないでしょうか。時間もないので結論だけお聞きいたしたいと思います。いかがでしょうか、町長。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
3町ではわかりませんけれども、いずれにしましても、この肺炎球菌については、美幌町は肺炎の死亡率が3位で多いということなので、これについては早急に検討してまいりたいと、そのように思っております。