みんなの議会

美幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日

(1)災害対策について/(2)保健行政について/(3)美幌高校への支援について

2017年3月9日、美幌町議会の一般質問で、岡本美代子議員が「災害対策について」「保健行政について」「美幌高校への支援について」について質問し、町長 土谷耕治、教育長 平野浩司、教育部長 高木恵一、総務部長 広島学、病院事務長 但馬憲司、民生部長 高崎利明が答弁しました。

質問者
岡本美代子 議員
答弁者
町長 土谷耕治、教育長 平野浩司、教育部長 高木恵一、総務部長 広島学、病院事務長 但馬憲司、民生部長 高崎利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 岡本美代子

私は、さきに通告いたしました3項目について質問いたします。まず1点目は、災害対策についてです。災害時のトイレの整備について質問いたします。災害時、支援物資の食料や炊き出しと同様にトイレの提供も重要で、国や自治体も対策を進めています。美幌町においても、携帯トイレを確保し、対策をとっていますが、昨年4月の熊本地震においては、水洗トイレの感覚で利用できるマンホールトイレが力を発揮しました。熊本市では、震災前に4カ所の中学校に20基のマンホールトイレを事前整備していたことから、震災後、利用者から大変好評だったようです。事前整備が必要なマンホールトイレは2014年の調べで全国に2万基と少ないのが現状で、国土交通省はマンホールトイレ整備・運用のガイドラインを作成し、良好なトイレ環境を切れ目なく提供するよう努める必要があるとして自治体に整備を促しています。美幌町においても、災害時の対策として今後の公共施設整備や改築時、避難所改築時にトイレ整備の調査・研究をしていく考えがあるか、お聞かせください。2点目は、保健行政についてです。男性の不妊治療について質問をさせていただきます。不妊は女性だけの問題ではなく、原因の約半数が男性側にもあり、苦しんでいる人がたくさんいます。しかし、公にしている人は少なく、男性が原因の不妊を知らない、身近に感じられない人も多く、子供はまだかなど知らないうちに人を傷つけているのではないかと言われています。男性の不妊について広く周知し、理解することが必要と考えます。自覚症状がない無精子症や乏精子症など、男性が不妊かどうかを確認するには医療機関で検査を受けなければならないと言われていますが、美幌町立国保病院での検査・治療体制の状況について伺います。また、男性の不妊治療の助成制度についてはどのようになっているのか、お聞かせください。3点目は、美幌高校への支援についてです。新年度予算において、町外から美幌高校農業科に入学する生徒に10万円を助成し、支援する取り組みは大変喜ばしいと受けとめています。しかし、子供の6人に1人が貧困である現状を踏まえると、これで万全であるとは思いませんが、一歩前進であると受けとめ、今後も美幌高校の生徒確保対策を拡大すべきと考えます。美幌高校の今年度の入学者数や中学校卒業者数を考えてみても、美幌高校を地域の魅力ある高校として守る取り組みは最重要課題と考えますが、今後の支援策についてお聞かせください。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

岡本議員の質問にお答えをいたしたいと思います。3番目の美幌高校の支援については、後ほど教育委員会から答弁をさせていただきたいと思います。初めに、災害対策についてであります。災害時のトイレの整備についてでありますが、現在、本町における災害時のトイレ対策といたしましては、避難所の外に設置する仮設トイレと、断水時でも屋内で使用可能な非常用トイレ袋を備蓄することで対応しているところであります。整備状況につきましては、災害時備蓄計画に基づき、平成30年度までに仮設トイレ32基、非常用トイレ袋300枚を配備することとしており、さらに継続して整備を進めてまいりたいと考えております。国土交通省のマンホールトイレ整備・運用のためのガイドラインでは、下水道は国民の快適な生活環境や公衆衛生を支えるインフラであり、災害時においてもその使命を果たすことができるよう、下水道施設の耐震化を進めるとともに、避難所におけるマンホールトイレの整備を実施することが求められております。今後、下水道事業の総合的な安全対策を進めていく中で、マンホールトイレの整備について公共施設の整備とあわせて検討を図ることが必要であると考えております。一たび大規模の災害が発生すると、停電、断水、道路の寸断といった事例や、車中泊によるエコノミークラス症候群で死亡する事例など、ライフラインの寸断ばかりではなく、被災者の健康被害につながることを考えると、避難所におけるトイレ環境については非常に重要であると認識しております。今後とも災害は必ずやってくるとの認識のもと、短期、中期、長期にわたる避難所開設を想定し、計画的な資機材の備蓄に努めるとともに、公共施設の整備にあわせて、防災機能、避難所機能の充実に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、保健行政についてです。御質問の国保病院における男性不妊の検査・治療体制の状況についてでありますが、男性の不妊の原因は、大まかに造精機能障害、精子輸送路の通過障害、精子機能障害に分類され、そのうち、精巣で精子をつくる働きが低下していて精子濃度や運動率が低下する造精機能障害が全体の80%から90%を占めると言われ、男性不妊症が疑われたら、まず医療機関において精液の量や精子の数、運動量などを調べる検査を推奨されます。国保病院の泌尿科におきましても、保険診療により、一般的な精液検査のほか、精巣機能の状態を調べるホルモン検査、精子の形成不全を引き起こす精索静脈瘤の超音波検査が可能であり、異常所見がある場合、軽度の造精機能障害には漢方薬やビタミン、ホルモン投与などの薬物療法や、精索静脈瘤には手術療法による治療が可能となっているところであります。また、男性の不妊治療に対する助成については、国の制度により特定不妊治療に至る過程の一環として、精子を精巣または精巣上体から採取するための手術を行った場合には、15万円を上限に助成を受けることができます。さらに、平成28年度からは、北海道の単独事業として、国の制度による助成を受けて第1子を設けた夫婦が第2子以降の特定不妊治療を行う場合、国の通算助成回数の規定を拡充した助成を行っております。助成金の申請は、治療が終了した年度内に居住地を所管する保健所に申請することとなっており、今後も国や北海道の動向を注視しながら、不妊治療に係る助成制度について機会を捉え、町民に情報提供してまいりたいと思います。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをしたいと思います。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

岡本議員の御質問に答弁させていただきます。美幌高校の支援についてですが、美幌高等学校農業科については、オホーツク地域の唯一の農業後継者や、農業に関心を持つ生徒を育成する学科であり、オホーツク地域や他の地域から美幌町に来て学んでおります。しかし、最近の農業情勢や中学校卒業者の減少傾向が続く中、生徒の確保が厳しい状況が続いていることから、農業科の間口確保対策として、平成29年度予算において美幌町以外の地域から農業科に入学する生徒の保護者に対し、就学に係る費用の一部として1人10万円の助成を御提案しているところであります。町の美幌高校への支援としましては、ニュージーランドへの高校生の留学派遣などの事業の継続や、美幌伝導大使として美幌高校生を任命させていただき、その自主的な取り組みについて積極的に支援を行うこととしております。教育委員会としましては、町広報での生徒募集や美幌高校と教育委員会が一体となり、オホーツク管内や管外の中学校への生産環境科学科を中心とした生徒募集、あるいは、マラソン大会へのスクールバスの臨時運行、美幌高校の先生方の協力による古典文学講座や美幌高校町民開放講座を通じての情報発信など、継続して取り組みを進めております。今後の対応といたしましては、まず、美幌高校が魅力ある高校づくりを進めていただくことが重要と考えております。あわせて、町と教育委員会が一体となり、子供たちの多様な教育機会の充実を図るため、継続して道教委に対する間口確保や教育施設・整備の充実を要請する取り組みが必要と考えております。また、町内唯一の高校を町民全体で支える機運を高めるためにも、美幌高校OB等への働きかけを行うとともに、美幌高校との意見交換を重ねながら、地元中学生からの進学率の向上を図るための必要な手だてを協議・検討してまいりたいと存じます。以上、答弁させていただきました。よろしくお願いいたします。

再質問 8番 岡本美代子

それでは、美幌高校の支援のところから再度質問をしていきたいと思います。答弁をいただきました平成29年からの農業科に入学される生徒1人に10万円の助成をするということですが、私は、昨年の9月定例会で、美幌ももう少しお金を出して支援すべきとの質問したものですから、これは大変うれしいことです。確認ですけれども、これは入学時に1回のみなのか、例えば毎年というものなのか、その辺のところは来年、再来年の予算になるのではっきり言うことはできないかもしれませんが、今の段階で継続性を持っているのかどうかをわかればお知らせください。

答弁 教育部長 高木恵一(教育部長は2017年3月まで)

今回、提案させていただきます考え方につきましては、町外から農業科に入学された新1年生に対してということで、1回の実施となります。1年生に入ったときのみということで御理解いただきたいと思います。

再質問 8番 岡本美代子

今回の美幌高校に対する質問を教育長と町長に出しております。そして、質問を出すと、町長も教育長もいつも答えていただいていますけれども、教育委員会の中には、高校に対する職務がないという話も聞いたことがあります。現実的には教育長も、毎年、農業科生徒確保のために管内の各中学校に高校の先生と一緒に伺うということをしていただいているのは十分理解をしているところですけれども、高校をこれから長期的に支援していくということで、それは教育委員会なのか、それとも町長部局なのか、その辺の長期的展望を持って、はっきりさせることが一番大切ではないかと思っているのです。この辺のことについて、道立高校ということもあるので、町がどれだけかかわれるかということもあるかもしれませんが、今後どういう心づもりでいくのか、町長と教育長のお考えを伺いたいと思っています。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

第一義的には、道立高校なので、北海道教育委員会の責任で、高校の間口を含めてしっかりとやっていただきたいという思いでいます。ただ、それだけ言っていてもなかなか進まないということがありますので、行政の中でどうするかということですけれども、これは教育委員会、これは町長部局と分けても余り意味がない話であって、総力を挙げてやらなければいけないという思いでおります。もう一つは、町として、卒業生を含めて美幌高校をどう支えていけるのかということも含めて考えると、行政や民間の皆さん、学校、道教委もそうだと思いますが、総力を挙げて対応するのが一番いいのではないかと思っております。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

今、町長から話がありましたが、基本的に、教育という広い意味では、教育委員会がその中心になってしっかりと対応するようにという指示を町長から受けております。私は、そのとおりだと思いますし、基本的には教育の一環の中でたまたま道立高校がある、それをどうしていくかということは、教育委員会を中心に、必要に応じて常に町長と連絡を取りながら、しっかりと守っていく必要があると思っております。

再質問 8番 岡本美代子

今、町長と教育長のお話を聞いて、少し安心しました。先ほども言いましたけれども、道立高校に対してどこまで踏み込めるかということがあります。これだけ生徒が少なくなって、道立高校だからという考えは持っているとは思いませんけれども、そういう離れた感じはよくないと思っています。現実的に美幌の小学生、中学生が行く先ですから、私も教育委員会がはっきりとした職務として行っていただきたいと思いますし、そのためには人も必要でしょうし、予算も要るのではないかと考えますけれども、その辺について教育長に考えがありましたらお聞かせください。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

お金のことについては、どうしても町長の判断を仰ぐところですが、お金だけが全てではないと思っています。先ほど町長からもお話をいただいた中で、農業科というのは、オホーツクの農業後継者、また農業に興味を持つ人たちを育てていく学科として開設され、継続してきたと思っています。これについては、オホーツク地域、地元の皆さんに応援してほしいという思いがあります。地元の子どもたちをどう地元唯一の高校に行ってもらうのかというところは、私と町長で基本的な考え方は一致しております。今まで育ってきているOBや、もともとある報徳会などを中心に、まず皆さんがやれることをやり、そのことに対して教育委員会、町がしっかり応援した中で、次の段階で何をどうするかについては、町長としっかりと相談しながら進めていきたいと思っています。お金がないから、人がいないからという要素はありますけれども、基本的には今の体制の中でしっかりやっていければと思っております。

再質問 8番 岡本美代子

町内唯一の高校を町民全体で支える機運を高めていくという答弁でしたけれども、今のところ、具体的な考えをお持ちでしたらお聞かせ願いたいと思います。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

大きくは、今お話しさせていただいた農業科に対する支援と地元の普通科に対する生徒の支援という大きく二つを考えております。その中で、農業科の支援については、従来どおり、教育長や教育部長が一緒に管内を回るということは継続して行います。あとは、町長の理解をいただいて、町として町外からの入学者に助成をしております。これも、こういうことがいいのかどうかということは、町長からもその検討、実証を再度してくれという話があるので、これはきちんと研究していきたいと思っています。普通科については、ことしの実績で言うと、地元の美幌高校に行く進学率は大体46%くらいです。これは前から言っていますけれども、まずは50%を超えて何とか60%にしたいと思っています。そうなると、いろいろな魅力づくりの本質は学校ですが、先ほど言ったように、OBの方々や報徳会の人たちと連携をとって、地元に行く生徒たちに何か支援ができないかということはいろいろと模索していますし、関係する方とお話をさせていただいているところです。あとは、従来どおり、スクールバスの提供とか、町民に少しでも理解をいただくために町民の方々に講座をしていただくとか、町としてできるものはしっかりとさせていただきたいと思っております。

再質問 8番 岡本美代子

今、卒業生も少ない時代で、普通科の入学者数を見ても非常に減っていっているので、私は危惧しています。魅力ある学校づくりと言っても、私も学校にかかわったことがありますが、校長、教頭は2年から3年でかわり、父兄も3年、生徒も3年でかわってしまうので、町長の執行方針にもありましたが、その立場にいるものが長期的にかかわっていかなければならないと考えています。今まで、かかわっていなかったとは言いませんが、答弁にもあるように、古典講座をしていただいたり、私も昨年行かせていただきました町民開放講座を開いていただいたり、子供から高齢の方まで広い講座を持っていまして、これだけの講座をするのにどれだけの労力が要るのだろうかと思うのですが、本当にありがたい話だと思っています。また、各分野で協力いただいている生徒のボランティア、何よりも新鮮な野菜を安く提供していただくということで、地元の高校が果たしていただいている役割は本当に大きなものがあります。私は、これだけの役割に町が応えているのかと少し疑問に思っています。ここでぐちっぽいことは言えませんが、これからの適正配置や間口削減などが出てから慌てて何か対策をということではなく、長期的に考えられるのは町だと思います。先ほども言いましたように、人は3年、4年でみんなかわっていきますので、しっかりした考えのもとにしっかり支えていかなければならないと思っています。そして、10万円の補助は出していただきましたけれども、私はこれが全てではないと思っていますし、ここで町長にお願いしたいと思うのですが、隣町なども含めて管内の高校の生徒確保のための支援策としてどのようなメニューが用意されているか、しっかり調査をしていただく必要があると考えています。この調査をする必要があると町長が考えるかどうかお聞かせください。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

今回は、農業系統の学生で、町外から来られる方に10万円の準備金を出させていただきました。これは、議会を含めて御相談したいと思いますけれども、状況によってはまた違う手法を考えなければいけないかなという思いです。私も、道教委の責任を強く求めてきた立場で、ほかの町村のことも耳あるいは目にしながらじくじたる思いをしてきたのですが、ここにきて、地域でどうやって唯一の高校を守れるかといったときに、やるべきことは町を挙げてやらなければいけないと思います。その中で町ができることは、やはり予算を伴った支援だろうということで考えてきましたので、調査するのはもちろんですけれども、調査をして、それに負けないように頑張っていきたいと思っております。

再質問 8番 岡本美代子

ただいま町長の心強いお考えをお聞かせいただけましたので、大きな期待をしたいと思っています。そのほかに、お金で支援をするということでは、せめて管内の現状を調査していただきたいと思っていますし、夕張市も、地域再生事業で、夕張の未来をつくる取り組みである高校魅力化プロジェクトとして2,500万円の予算を決定したと、きのうの新聞に出ていました。2,500万円といっても2017年から26年までの事業ですので、単年度でどのくらいの使い方をするのかはわかりませんが、未来に対する投資ということで、高校に対して支援するということも子育て支援の一環ではないかと私は考えます。その辺について、先ほど町長から力強いお話をいただきましたので、これ以上求めることはありませんが、ぜひ全体の把握をしていただきたいと思います。そして、それに負けないくらいの支援を美幌でもしていただきたいと思っております。町長も、道教委に対してはじくじたる思いだというのは私もわかりますが、そうは言っても、生徒数そのものが少ないわけですから、町を挙げて魅力ある学校づくりに取り組み、配置の声がまたかからないようにしていかなければならないと思います。そのためには、本当に時間はないと感じていますけれども、その辺のところを町長はどうお考えでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

子育ての一環というお話がありましたけれども、そうではなくて、この町の高校をどう守るかという1点に絞っていいのではないかと私は思っております。議員の質問にありましたように、管内のいろいろな町村の状況を調べながら、同じような人口規模のところでもいろいろやっておられるところがあり、かなりいい成績を上げているということもあります。ただ、それは普通高校であるなど、美幌と少し事情が違うような気もします。いずれにしろ、お金が全てではないと思いますので、まずはしっかりとした調査をして、負けないようにいろいろな工夫をしていきたいと思っているところです。

再質問 8番 岡本美代子

美幌くらいの大きいところというと遠軽高校のことかと思います。遠軽では、普通高校でもほかから入学する方にはそれなりの支援をして、ことしの入学希望者数は200人定員のところ170名くらいあったと思います。同じくらいのまちとしては、私はすごく人数が多いということで少しびっくりしています。お金が全てではないと言いますけれども、支援策はどうしてもお金の絡んでくることが多いということは町長も認識していると思います。ただ、それだけではない支え方も、もしかしたらもっとできることがあるのではないかと思っています。例えば、美幌は教育相談を長いことしていて、生徒が通っていますけれども、中学校の卒業者が高校生になっても継続して受け入れているということで、どういう理由かわかりませんが、退学者が結構多いというように今回の学事報告などを見て思いましたので、そういう面で、同じ教育委員会管轄の中でできることはないかと思ったものですから、しっかりとやっているというのか、教育長、その辺のところをお聞かせください。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

教育相談の一環で、既に地元小中学校だけではなく、地元から巣立った生徒たちの相談は受けております。地元の高校に通われた子がなかなか相談するところがなくて実際にずっとかかわったところもありますし、少し事情があったところで、相談室だけではなくて、国保病院の先生にかかわってもらうということは、今も既に行っております。また、今、高校には、せっかく入った子どもを簡単にやめさせないでくれというお願いをしています。いろいろな事情があって行く子もいます。それを高校としてきちんと受け入れて、そのためには送り出した中学との連携もとりますし、教育委員会ともとるという話をしていて、過去にやめられた方が結構いると聞いていますけれども、最近では本当に頑張って最後までかかわるような努力を高校ではしていただいていると感じております。

再質問 8番 岡本美代子

今説明していただきましたけれども、地元ではなくても受け入れているということですが、地元だからできることもあると思います。今、広報で美幌高校の取り組みを毎月出していただいて、もう1年ぐらいになります。町内でこういう取り組みをしているという生徒の活躍は、新聞などにもかなり出ていますから、かなり見えるようになっていますけれども、町を挙げて守っていくという機運を持って、私たちも頑張りますので、教育の専門分野でもしっかりと頑張っていただきたいと思います。このことについて教育長にもう一度お話を伺い、この部分については終わりにしたいと思います。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

地元の唯一の高校としてしっかり応援、そして支えていく努力をしたいと思います。

再質問 8番 岡本美代子

それでは、災害時のトイレについて再質問をしていきます。私は、日の出地区に住んでいますので、水害で避難所に泊まった経験があります。幸い、美幌町では、避難所で水が使えないという経験はまだありませんけれども、多くの人が共同生活をする避難所で水が使えないときのトイレ事情は大変不衛生になり、水害の被害が出る夏場は特に気をつけなければならないと考えています。日の出地区も、水はついていないけれども、道路を一本挟んだところでトイレが使えなくなるので避難をしてきたという話を聞きます。美幌中学校では、避難のときに、今までは使えましたけれども、余り距離が離れていないので、あの辺でトイレが使えなくなる可能性もあるのではないかと考えています。答弁では、避難所の外に設置する仮設トイレを30年までに32基整備するとのことです。私も、夏のイベントでは仮設トイレを設置して使うなどして事情はよくわかっていますけれども、意外と水がなくなることもあります。容量ももちろん考えているのでしょうけれども、例えば暴風時には外の設置では大変ですので、最大収容人数なども考えて30基必要だと思っているのかもしれません。仮設トイレの設置と避難用のトイレの袋ということですけれども、実際に自分で処理をするというシミュレーションしてみますと、流れる水で手を洗えないというときには衛生面で本当に大変ではないかなと思っています。今はよく除菌シートや使い捨て手袋などを使いますけれども、それだけでは少し不衛生ではないかと考えています。マンホールトイレを事務局で調べていただきましたら、北海道にはないということです。寒さの影響でそうなのか、まだ北海道では一基も整備されていないということですけれども、寒冷地ではどうなのかという調査や研究も必要かもしれません。私は、町民会館の改築を始める前に、委員会で避難所や対策の場所であれば―私たちは昔、ますを使ったぼっとんトイレを使いましたし、美幌町では個別排水をしています。美幌でマンホールトイレではなくても、設置して下に落とすというやり方が一番いいのではないかと思っていますけれども、今後、美幌に合わせたものを調査研究していく考えがあるのか、それは構造的に非常に考えづらいということなのか、その辺のところを少しお聞かせてください。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

今、岡本議員から質問がありましたマンホールトイレでございますけれども、平成27年度末の時点で、道内で設置されているところは札幌市、旭川市、釧路市、滝川市、伊達市、新ひだか町、音更町、根室町といった自治体で、基数はばらばらですが、マンホールトイレを設置しています。全国的に見ると、まだ2万基くらいしか設置されていないということです。マンホールトイレの設置については、設置自体は容易であると考えております。ただ、これがどの程度必要かということと、基本的には仮設トイレと同じように、外に設置して下水道管にそのままつなぐ工法になりますので、多くのところは、駐車場を利用して、そこから下水道管に直接落とす形でマンホールの上に置くようになっております。それでいくと、当然、マンホールトイレも水が必要となりますので、水の確保と、各避難所にマンホールトイレを整備するとした場合に事業費は結構かかるだろうと考えております。5基つくるのに550万円ほどかかるという試算が出ておりますが、5基でいいのかどうかということもございますし、地震等で下水管が破損したときに使えなくなることもありますので、どういう形のトイレの整備がいいかということは考えなければいけないと思っております。今、防災計画の中では、短期的なものについては仮設トイレと携帯トイレで十分いけるだろうということで、仮設トイレ32基については全て整備が終わっており、携帯トイレについては平成29年度に300枚用意した以降も、順次、整備をしていく予定です。また、先ほど出ていました手を拭くものも、平成29年度から備蓄していく計画をしております。そういった意味からいけば、当面は仮設トイレと携帯トイレで対応は可能かと思っております。防災計画の中でも、避難所にマンホールトイレの整備が必要かどうかについて検討はしていきたいと思っていますが、近々に整備を図れるものではないと考えているところでございます。

再質問 8番 岡本美代子

ぜひ、これからも調査・研究を続けていっていただきたいと思いますし、今、公共施設の計画がいろいろあります。そのときに、最初からそういうものを考えて取り組むのと後でつけ足すのでは大分違うと思います。また、もしできるのであれば、専門知識が要るのでしょうけれども、美幌独自のものを考えてもいいと思っていますので、ぜひ調査・研究に取り組んでいただきたいと思っています。この質問は終わらせていただきます。次に、男性の不妊治療に入ってまいります。不妊とは、避妊していないのに1年以上妊娠できない状態を示し、世界保健機構によると、不妊のうち男性側に原因があるケースは全体の48%を占めると言われています。ほぼ半数は男性が原因なのに、女性の不妊に比べると認知度が低く、誰にも相談できずに悩む人も多いと言われています。札幌市の不妊専門相談センターが定期的に行う不妊相談会には過去10年間で約500件の相談があり、そのうち男性不妊に関する相談は1割程度で、それも妻などが代理で来ることが多く、男性の相談者は年に1人か2人しかいないとのことです。誰にも相談できずに悩んでいる人も多いと聞きます。また、昔から不妊の問題はジェンダー問題としても捉えられています。女性誌などを昔から読んでいますが、不妊に悩む女性が「自分は検査を受けて問題なかったけれども、夫に検査に行ってほしいが行ってもらえない」、「世間的には女性の責任と捉えられていることに悩んでいる」という多くの意見を私は目にしてきました。答弁では、国保病院泌尿器科でも治療できることが多く、地元であれば仕事をしながらでも通院することができますので、国保病院でできる取り組みを町内にお知らせすることが必要ではないかと考えます。国保病院としてはどういうことができるのか、考えられることがあればお聞かせください。

答弁 病院事務長 但馬憲司

ただいまの御質問ですけれども、既に不妊に悩んでいらっしゃる御夫婦につきましては、男性の可能性について御相談されていると思っております。今、議員が述べられましたとおり、男性が単独で不妊の検査を受診されることにつきまして、知識がない、もしくは恥ずかしいなどでなかなか受診されないのが現状ではないかと思っております。つきましては、病院として町内に検査もしくは治療が可能だということを少しでもお知らせできないかということでございますので、病院としても病院のできる範疇で、例えば病院の広報誌の「一期一会」など、もしくは若い方の目に触れる機会が多いのはインターネットですから、ホームページ等を活用して診療情報の提供をしていければと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 8番 岡本美代子

「一期一会」は多くの方が読んでいます。ただ、今、事務長がおっしゃるように、若い方に投げかけるには、美幌町のホームページや国保病院のホームページなどのほうが入りやすいかもしれません。「一期一会」は、自分に関係あるところの病気は隅々まで読むのですけれども、先生方がいろいろ忙しい中で書いていく労力も大変だと考えています。ただ、不妊治療は、なかなか自分から進んで行くことができませんので、できれば「一期一会」などで書いて、母親とか周りの人が気づいて声をかけるということも必要です。今、せっかく美幌の国保病院でできる治療がありますので、こういうことができることを広く知らしめていただきたいと思います。あと、もし町の保険の関係でできることがあればお聞かせ願いたいと思います。

答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)

今、町でできることを情報提供させていただいております。町のホームページにおきまして、不妊治療の助成事業の周知等も載っておりますし、相談対応ということで、リーフレット等を置きまして、直接来なくても相談専用ダイヤルということで、デリケートな問題ですので、個別に相談ダイヤルで相談してくださいという対応をとらせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 8番 岡本美代子

私は、女性の不妊治療に対して何回か質問したことがあります。男性といっても、女性の不妊治療にもかかわってくることで、今、不妊ということは広く知らされて大分わかってきまして、昔とは全然違うと考えています。男性にはなかなか広まってはいませんでしたけれども、女性の場合はいろいろなところでそういう記事を目にすることがありますので、昔と違い、いい方向にきていると思います。答弁にもありましたように、助成制度も今まで以上に拡充されているということです。私が前にも質問したことですが、美幌町の周りの自治体が単独で上乗せをしていっておりますし、貯金をしてから治療を始めるのでは遅過ぎると考えていますので、先ほどの問題と少し似てしまいますが、近隣町村の状態をよく考えて、若くてお金がない人には貸しつけ制度を設けるなど、町としても協力できることがあれば取り組んでいただきたいと思っています。助成金の申請は治療が終了した後にという答弁でしたが、40万円、50万円という大きい金額を先に出さなければいけないので、この辺のところで、今後、もっと考えていきたいと思います。実際に治療して子供ができている方もいますし、割と早い時期に治療に取り組むということで昔とは少し変わってきていると思っていますので、それを応援するような制度を今後考えていただきたいと思います。最後に町長に答弁いただいて、終わりたいと思います。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

非常に切実な問題だと思いますので、さまざまな点から検討してみたいと思っております。

出典:美幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる