美深町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日
医師の働き方改革と美深町の地域医療について
2024年3月11日、美深町議会の一般質問で、望月清貴議員が「医師の働き方改革と美深町の地域医療について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。
- 質問者
- 望月清貴 議員
- 答弁者
- 町長 草野孝治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 望月清貴
次に、医師の働き方改革についてということで、医師の働き方改革と美深町の地域医療についてということです。働き方改革といいますと端的に言いますと、時間外労働時間の上限規制ということで、多くの業界は既に2019年、平成31年の4月からはじまっておりますが、他の業界から遅れながらも長時間労働で私たちを支えてきました建設業さん、あるいは物流と書きましたけれども、トラック・バス・タクシーのドライバーの皆さんの業界、そしてお医者さん方、これからは医師と呼ばさせていただきますが、医師の働き方改革が4月からはじまります。先日、医師の働き方改革とその後の方向性というものを主にします名寄市立総合病院主催の市民公開講座を拝聴させていただきました。2月27日でございます。美深町内はもちろん、歯医者さんも大変熱心にご活動されていますが、医科としましては町内唯一の病院として最も身近で私たちを支えている美深厚生病院とともに名寄市立総合病院は、広大な地域を掌握する道北の地方センター病院として小児科、産婦人科もっとありますけれども日常の専門医療、そして本町では乳幼児健診、さらに救命救急などにおいても大変お世話になっております。現状と今後の取り組みについて、これは美深にも通じることだなと思いまして強い関心を持って講座を聞かせていただきました。高齢化の進行と医療ニーズの多様化など、人口減少の地域でも医師の仕事量は減らない。また人材確保や効率的医療が強く求められて病院機能を分担し、将来へ持続可能な地域医療を確保することが必要な時代にあって、引き続きそういった中でこれまで同様、またはそれ以上の取り組みを目指していらっしゃると知らされました。本町の地域医療を考えた時に、これからの地域医療の方向性について理解を深めて、名寄市さんなど近隣の皆様と一緒に地域医療を守っていくことがますます必要と考えて町長に伺いたいと思います。1点目ですけれども、上川北部区域地域医療構想調整会議をはじめ、町長は圏域の会議に出席されていると考えますが、近年の地域医療の動向や医師の働き方改革などがはじまる状況について、まず所見を伺いたいと思います。それから2点目ですけれども、本町の地域医療の状況を考えた時に、この機会に改めて町民の理解と協力に繋がるわかりやすい周知・啓発活動に取り組み、地域医療を皆で理解し、守っていくことが必要であり、そして町民がそれぞれの健康を保持していくことが大切と考えますがいかがでしょうか。これは医療法という法律がありまして、それぞれ国、地方公共団体、それから医療機関、3つ目に国民ということで、それぞれの努力義務のようなことが規定されていますので、参考に答弁をお願いしたいと思います。それから3つ目ですけれども医師の働き方改革に大きな関りがあることとして救急医療があると思います。救急医療については、美深厚生病院が救急告示病院、二次救急医療機関として救急にあたっていただいているとともに、名寄市立総合病院は、これは四国4県とほぼ同じ広さと言われますが、道北三次医療圏の中核病院であり、救命救急センターとして重篤救急患者の高度救命救急を担って、また災害拠点病院にもなっています。これまで過去にも問われることが多かった事項と思うのですけれども、救急医療の機能、役割の分担状況、救急搬送の基本的なルールについて町民の理解を深めるためにも改めて伺うものでございます。以上です。
答弁 町長 草野孝治
地域医療の動向と医師の働き方改革についてのご質問についてご答弁申し上げます。まず近年の地域医療の動向についてでございますが、医療構想調整会議の令和5年度の協議・取組の状況を申し上げます。当会議では、今後の人口減少等を踏まえて圏域全体で効率的な医療を提供するため基幹病院における急性機能を維持し、回復期・慢性期機能の役割分担を明確にして連携強化を図ることを重点課題に設定し、病棟再編成計画や公立病院経営強化プランに係る協議などが行われており、関係者の連携と情報共有が図られているところでございます。次の医師の働き方改革についてですが、国の取り組みとして令和6年4月から医師の働き方改革がスタート致します。取り組み理由は、ご承知のことだと思いますが、理由の1つが長時間労働の改善であり、管内の地域医療についても同じ状況があると認識しております。医師が健康に働き続けられる環境を整備することは、患者、地域住民に提供される医療の質・安全を確保するとともに維持可能な医療提供体制を持続可能な医療提供体制を維持する上で重要なことです。各医療機関においても、医師の時間外労働上限制限に向けて計画的な準備がされていることと思います。美深厚生病院においても同様に準備されており、4月に向けて対応できていることを確認しているところでございます。また、医師の長時間労働の改善については、患者さんの理解も必要であります。緊急の時は、やむを得ないことですが可能な限り診療時間内に受診していただくことが改善に繋がるため、町民の皆さんには町の立場からもお願いするものでございます。また町内唯一の医療機関である美深厚生病院については、看護師や介護職員の人材不足、燃料費、食材費の高騰や入院施設の更新整備に係る費用が近年増えている状況です。今後も安全・安心な医療を確保するためにも美深厚生病院の補助は必要なものとして考え支援してまいります。次に、地域医療を全町民で理解して守り、町民がそれぞれの健康を保持していくことが大切というご質問についてでございますが、これも望月議員がおっしゃるとおり町民の皆様が自ら健康を保持していくことが大切だと考えております。町では、保健・体育振興・各種スポーツ団体などそれぞれに健康に取り組む活動を実施しており、町民の皆様が自らの健康は自らで守るという意識を持ってそれぞれに合う健康づくりに参加していただきたいと考えております。また、令和6年度予算では若い時からの健康への意識づけとして40歳未満の健康診断の無料化、各種健診の自己負担の引き下げを盛り込みましたので、十分に活用していただきたいと思っています。3つ目の救急医療の機能・役割の分担状況、救急搬送の基本的なルールについては、過去の委員会で質問があった時から変動はございませんが、改めて答弁致します。上川北部消防事務組合救急業務実施規定第22条の救急搬送の基本的なルールには、医療機関を選定するにあたって救急現場から最も近く、かつ当該傷病者の症状に応じた初期医療が速やかに施しうる医療機関を選定すると定めております。上川北部消防事務組合の全ての救急隊において、このルールのもと救急搬送をしております。ただし例外もあります。脳疾患の疑いがある場合は、必ず名寄市立総合病院の医師の判断で搬送先を選定することとなっております。以上、答弁と致します。
質問 2番 望月清貴
まず1点目でございますが、上川北部の会議等で色々今回の医師の働き方改革も含めて議論が報告なされていると思います。実は、昨日の道新の朝刊にも医師残業上限9割が無理と。大きな大学病院のことで、働き方改革年960時間上限というのがあるのですが、それを1,860時間にしてほしいという特例申請というのを旭川医科大学とか北大の方でもされると。それから2月1日に名寄市立病院もそれを申請しているということで、市立病院の先生方の3割が時間を超えていると新聞に出ています。実情から時間をすぐに時間を短くするのは難しいという記事が出ています。私たちは、こういったことも理解していくことが必要だと考えました。美深の町長は代表としまして近隣の首長さん、病院長さん方と是非そういった地域医療を守っていくことについて、よろしくお願いいたします。質問ではございませんけれども。それから次の2点目ですけれども、これについても自ら健康の意識づくりというようなことが答弁としてありましたが、ちょっと質問の仕方が悪かったかもしれないのですけれども、今回の医師の働き方改革という点でいいますと、例えば今ちょっと町長の方からも触れられましたけれども、例えば美深でいうと美深厚生病院があって入院もできると。お隣の名寄市では高度の医療も受けられるという環境にあるのですが、そういった病院病床機能を分担する時代ですということですとか、あるいは是非かかりつけ医をもってほしいですとか、あるいはタスクシフトということでお医者さんのこれまでやってきたけれども、看護師さんとか薬剤師さんとかにやってもらう場合がありますとか、あるいは複数主治医、チームによるということで、この説明は違う先生にしてもらうかもしれませんとか、そういうことを名寄市立さんでもしていかなければならないというふうに聞いております。そういったPRということもどうかな。是非PRもしながら美深の町民にも理解していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
答弁 町長 草野孝治
全部が全部かわかりませんけれども、すでにうちの保健担当の方でそういった部分、機会があるごとに全体というわけではないかもしれませんけれども、そういう機会の中で周知していく。今後も周知していく必要もあるのかなという風には思っています。特に今、美深厚生病院の部分で先ほどの部分ですけれども、その働き方改革の部分に戻りますけれども、特にそういった多くの時間外勤務がほとんどないというような状況で伺っていますので、付け加えさせていただきたいと思います。
質問 2番 望月清貴
次に、最後の救急医療の関係でございます。町長の方から基本的なルールということで、消防事務組合の規定についてもご説明がありました。ここで1つ質問させていただきたいのですけれども、問題提起と言いますか先ほど町長からもお話ありましたように令和2年の決算委員会でも質疑があったということですけれども、救急医療の場面では時折厚生病院の搬送ということと、町外の専門の医療機関への搬送について心配な声ですとか、これまでも聞かれたことがあると思います。最近は本当に高度な医療というのが進んで重篤な方の救命救急が美深でできるのかどうか。医師のご判断はじめ救急隊など関係者の皆さん難しい対応が行われていると思います。いってみれば町外の専門医、あるいは検査の体制、治療体制がなければ難しいケースも多いのではないでしょうか。そうなると町外にできるだけ速やかにといいますか、直接搬送していただくなり迅速な確認をして搬送していただくようなルール作りがあったらいいのではないかと思います。もう少しいいますと、患者さんの当日の状況によっては距離が近いほどいいということで、遠いほど救命が難しくなるということもあると思います。そういう方は別ですけれども、救命患者優先ということで前提にしまして関係者の皆様の負担軽減や効率化に繋がるのであれば、例えばですがポラリスネットというものがあると思いますが、そういったものを活用するとか主治医のお医者さんがそういった証明を出しておくとか、脳卒中でも脳疾患でも今も町長触れられましたけれども、以前の答弁でチェックシートを使って判断していくというようなことがもう進められると思います。そのような方法で最寄りの中継病院、受入れ先の病院等確認して主治医、あるはご専門の病院に直送することもできるようなルールづくりができないものかお尋ねをしたいと思います。
答弁 町長 草野孝治
ちょっと新たなルールづくり的なことだと簡単にはいかないのかなという風に思ってございますけれども、先ほど申し上げたとおり上川北部消防事務組合の救急隊については、同じルールのもと救急搬送してございますが、救急業務の実施規定では、傷病者にかかりつけ医がおり、傷病者の状況、病態、重症度及び搬送時間等勘案し、救急業務を実施する上で支障がない限りかかりつけ医療機関へ搬送することができるものとしております。しかしながら、先ほど望月議員もおっしゃいましたけれども、患者ファーストの立場でございます。救急業務の優先は救命です。救急要請された傷病者は何らかの症状が発症しております。その症状のもと町外の医療機関まで安全に搬送できるかどうかは、救急隊では判断できないため、現場において患者の状態について医師と相談しながら搬送前にですね。搬送時といいますか。医師と相談しながら搬送先を判断して搬送しておりますことをご理解いただきたいなという風に思います。
質問 2番 望月清貴
今、そうですね。私も新しいルールづくりとなれば、当然美深名寄だけの問題ではなく、北部の組合の全体のことにもなってくると思っておりますので、すぐどうしますということは考えておりませんけれども、そうですね。先生方のさらに医療の専門的な面もありますので、恐れ多い面もあるかなと思うのですが、ただ私も事務組合の規定を見ているのですが、かかりつけ医がある場合ということがちょっと見受けられなくて、もしかしたら古いのかもしれませんが、特定の医療機関へ搬送することを依頼された時はという22条の2というのがあるのですね。もしかしてあれですが、そういったかかりつけがある場合ですとか、患者から希望があったような場合のこともある程度考慮はされているのかもしれません。ただ先ほど申し上げましたとおり今のポラリスネットの活用ですとか、脳疾患と同じようなルールですとか、そういったことについて是非検討をしていただけないでしょうか。もしかして結論として難しいということもあり得るかと思いますけれども、いうなれば圏域内での議論をしていただく、あるいは問題提起をしていただくと。令和2年の答弁でも若干そういう面はあったのですけれども、是非今後の対応を町長にお願いしたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 草野孝治
ちょっと具体的な例だとか、ちょっと再度ちょっと事例等を含めてお示ししていただかないと、ちょっと私も相談していいものなのかどうなのかという部分もきっちりこういったことで上川北部消防事務組合に相談、まずはそちらの方に相談を持ち掛ける部分の認識をきっちり深めてから相談にあたれるかどうかを判断していくしかないのかなという風に思っておりますので、その辺についても今後ともご指導いただければなという風に思います。
質問 2番 望月清貴
わかりました。実は今日はできるだけそういった事例については触れないでと。あくまでもルールづくりであると思いまして、そこまでは申し上げないつもりだったのですね。ただ、草野町長、今後の会議等で状況によっては取り上げていただけるお気持ちであると今感じておりますので、以上で質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。