みんなの議会

美深町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月11日

(1)当面する福祉の課題について/(2)ICT教育とふるさと教育の現状と課題について

2023年9月11日、美深町議会の一般質問で、望月清貴議員が「当面する福祉の課題について」「ICT教育とふるさと教育の現状と課題について」について質問し、町長 草野孝治、教育長 杉本力が答弁しました。

質問者
望月清貴 議員
答弁者
町長 草野孝治、教育長 杉本力

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 2番 望月清貴

2つ目の項目に移らせていただきます。2項目目は社会福祉。当面する福祉の課題についてでございます。すみません。先ほど、言い逃したのですが、退職の関係については今後、年収の壁ということも改善されるような動きがありますし、フルタイムの任用も含めて、それか一時金というような形を検討お願いしたいと思います。すみません。福祉の関係です。当面する福祉の課題についてということでございます。美深町の福祉の取り組みのうち、当面の課題と私が考えております点についてお伺いいたします。1つとして、ホームヘルプサービス事業の状況についてです。先に6月議会で福祉と医療を守る考え方、それから特別養護老人ホームの整備などについてお伺いしましたけれども、ケアマネージャー、ホームヘルプサービスや訪問看護など在宅生活の支援や介護を支える訪問系サービスも地域包括ケアの重要な要素だと思います。とりわけ最近、ホームヘルプサービス事業における人材確保が難しく、訪問活動に困難があるとお聞きしますが、これに絞って現状と対策を伺います。それから2番。農福連携など働き場の確保の検討状況についてということで、美深町においては、以前より障がい者支援の取り組みが進められてきましたが、自立支援のうち、近年では働く場の確保が課題と聞いています。一方、町内では働く人の確保が厳しい現状があり、北海道も対策を進めている「農福連携」などをはじめ、各産業分野と障がい者支援分野との連携による働く場の確保について、町内関係者とのこれまでの協議・検討状況があるかどうかも含めてですね。それと今後の考え方を伺います。3番としまして、合理的配慮の義務化の拡大についてということで、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」といいますが、これによって平成28年度から進められています合理的配慮の提供は、令和6年度から範囲が拡大され、行政機関に加えて一般の事業者にも義務化されると聞いております。本町においても、このことについて周知されるべきと思いますが、いかがでしょうか。以上です。

答弁 町長 草野孝治

当面する福祉の課題についてご答弁申し上げます。まずホームへルプサービス事業の状況について申し上げます。町内に美深町社会福祉協議会指定訪問介護事業所が、職員3人体制で在宅や施設入居者に対してサービスを提供しております。社会福祉協議会では、これまで臨時職員、パート職員を募集していますが、応募がなく人材確保に課題があることは承知しております。ご質問にあるとおり、今年度当初では、ホームヘルプサービスの利用をお待ちいただく状況がありました。現在は、これは解消し介護認定申請中のお一人の方から利用申し込みを受け、要介護認定後に利用できる体制となっておりますが、決して人材に余力がある状況ではないと認識しております。福祉職場の人材確保は大きな課題であり、今後も関係事業所と協議を進めながらサービス提供体制の安定化に努めて参ります。次に、農福連携についてご答弁申し上げます。農福連携は、障がいを持った方などが農業分野での活躍を通じ働く喜び、自信や生きがいを持って社会的な繋がりを促進していく取り組みと認識しております。これまで農福連携については、平成29年度から地域担い手育成総合支援協議会の幹事や農務課職員による各種会議への参加や先進地視察を行って参りました。美深福祉会では、就労支援としてトマトの生産・トマトジュースの製造、関連する施設のクリーニング、美深町リサイクルセンターの受託作業などに取り組まれております。現状としては、美深福祉会利用者の方の働く場の確保としては、充足していると伺っております。農業分野では、JA北はるか、町内農業法人において士別市で就労継続支援を行っている会社との間で、すでに農作物の収穫や集出荷作業などの業務を請け負っており、令和4年は延べ442人が育苗センターや物流センターなどの業務にあたっておられます。今後も労働力の確保と就労の場の確保を結び付けていくために美深福祉会等とJA北はるかが情報共有できるよう連絡調整する中で、地域振興に繋がる農福連携を進めていければと考えております。次に、合理的配慮の義務化拡大の周知について申し上げます。障がい者差別解消法は、障がいがあってもなくてもお互いが尊重し、安心して暮らせる豊かな共生社会の実現を目的として平成28年に施行されました。この法律は行政機関や事業者に対し、障がいを理由とする不当な差別的取り扱いを廃止し、行政機関には障がいのある人から申し出があった場合に合理的配慮の提供を行うことが義務化されており、令和6年度からは事業者にも義務化が拡大されます。本町は、昭和59年に開校した美深高等養護学校や平成2年に開設した授産施設・更生施設を運営する美深福祉会そして町内各界の事業者の皆さんとともに福祉のまちづくりを推進してきたところでありますので、多 くの町民が、障がいがある方々への理解は深いと思っておりますが、今後さらに障がいのある人とない人がお互いに理解し合う共生社会の実現に向け、啓発や周知に努めて参りたいと考えております。

質問 2番 望月清貴

ありがとうございます。まず、1点目のホームヘルプサービスですが、現在は充足しているが余力は厳しいということだと思います。私も実は、病院を退院できるような状況なのだけれども、ヘルパーさんがなかなか決まらなくて帰れないんだということをお聞きしたことがありますし、もしかすると現在もすでに利用されている方が入院したり、あるいはお亡くなりになって初めて来られる状況になってしまっているかなと思います。本当に社協さんもそうですし、町の方にも人が来ないということでは心苦しい面があるのですけれども、やはり可能な限り在宅で生活したいという方ももちろん沢山いらっしゃると思います。ご答弁いただいた中で、これ以上厳しくということもなかなか難しいです。ただ、保険あって介護ないというような状況にならないように引き続き努めていただければと思います。再質問ではございません。それから農福連携についても、すみません。私もJAさんの取り組みですとか、それについてもちょっと押さえきれていない面がございましたけれども、すでに協議されていて、福祉分野とJAさんとの間、連絡調整に努めていただくということで、この全てになるかと思います。最近の報道で、道がこれには力をまた入れていくということで、技術支援者育成研修というのも始めたようでございました。そんなことで進めていただければというのもありますし、おっしゃったように養護学校、福祉会、陽だまりさんもあります。実はその農福連携が進むことによって、もしかすると働く場が確保できて、新たな事業者さんが美深にきていただくことにも繋がるのではないのかなと思います。要するに高等養護学校卒業した方が、美深に定着していただくようなことも考えられるのではないかなと思っております。そういった前向きなことも含めて、是非進めていただければと思います。これも進めていただいているということですので、私の方からは特に再質問ではないのですけれども。それから合理的配慮も本当に養護学校、福祉会それから陽だまりさんもございますが、そういったことにも町長からも言及ございました。間もなくそういった報道などでも色々広がりが出てくると思うテーマであると思いますので、知らなかったということのないようによろしくお願いしたいと思います。それも再質問ではございません。最後、教育の方に移りたいと思います。3 教育。ICT教育とふるさと教育の現状と課題についてでございます。教育長に質問させていただきます。1つとしまして、ICT教育の現状と課題についてということで、令和2年度に児童生徒1人1台のタブレットが整備されたと思います。活用を進める上での課題や先生方をはじめご苦労は多いと思いますが、次の項目について現状と課題をお伺いするものです。ICT教育の利点や効果、推進が必要な背景も十分理解しているのですけれども、子どもたちの健康、考える力、書く力、情緒などへの影響を予防する取り組みの現状はどうなっているかお伺いします。それから学校での活用とともに家庭学習での活用の推進が必要と言われていますが、現状はどうでしょうか。先ほど同じように影響を心配するような視点と家庭での使用環境、これはインターネット環境等もあると思うのですが、実情も含めてお伺いします。それから2つ目はふるさと教育の現状についてということで、子どもたちがふるさとについての理解を深め、愛着や誇りを育むふるさと教育について、本町においても取り組みが進められていると考えます。地域の様々な業界で、人材確保が課題となり、また人口減少対策と持続するまちづくりが必要になっておりますが、将来を担う子どもたちに本町の産業と様々な働く場を知っていただき、参考にしていただく取り組みの現状はいかがでしょうか。お尋ねをいたします。

答弁 教育長 杉本力

今ほど、望月議員からICT教育の現状と課題、ふるさと教育の現状についてのご質問をいただきました。はじめに、ICT教育の現状と課題についてご答弁申し上げます。健康等への影響を予防する取り組みについては、文部科学省では、児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブックを作成し、各学校ともこれに沿って健康に配慮したICTを活用しております。また考える力・書く力については、それらを身に着ける手段とて活用しており、情緒については豊かな心の育成に向け、読み物の資料、写真、動画等を活用している状況でございます。タブレットの活用による視力低下を気にかける声もありますので、引き続き子どもたちに与える健康面に配慮しながら教育環境の変化に対応して参りたいと考えてございます。次に、家庭学習での活用の推進についてですが、各学校・学年によって利用状況は違いますが、タブレット内に課題をインストールして、持ち帰り学習を行うなど活用をしております。なお、家庭でのWi-Fi等の普及率については、各学校とも90%程度ということで調査ではあります。また家庭学習ではICT利用による健康面に配慮して家庭と連携を図って活用を考えております。次にふるさと教育の現状についてですが、本町の多くの働く場を知ってもらう取り組みとして現在行っております。美深小学校では、地元の基幹産業について総合的な学習の時間を活用し、農業ではJA北はるかさんと連携し、林業については上川北部森林室の協力を得ながら農林業についての学習や河川調べなどの自然体験学習も行ってきております。仁宇布小学校では、地域の自然や施設、産業について、自ら課題を設定し探究する学習を行っています。また美深中学校、仁宇布中学校では、町内各事業所、商店のご協力を得ながら職場体験実習を実施し、本町の働く場を知ってもらう機会を継続的に行っています。また町内道立高校においても職場体験活動を実施し、働く意義の学ぶ場を町内事業所の協力を得て行っております。今後も地域や事業所と協力、連携を行い、知る・見る・体験するふるさと教育を継続的に進めて参りたいと考えております。以上、ICT教育とふるさと教育の現状と課題についてご答弁申し上げました。

質問 2番 望月清貴

答弁ありがとうございます。まずはICT教育の関係ですけれども、新聞等でも来年度から小学校の教科書にもQRコードがほぼすべて付けられるというようなことですとか、生成AIをどうするのかとか、報道がございます。特に答弁にもあったと思いますが、写真や図を見るとか、英語でもリスニング、スピーキングとか調べものをしたり、将来使いこなすというような本当に大事だと思うし、毛頭止める考えもないのですけれども、ただおっしゃったように文科省でもちょっとガイドブック全体、私ちょっと見ていなかったのですけれども、見出しだけ色々資料を見ていますが、ネット被害ですとか、視力への配慮は目にしたのですけれども、先ほど、考える力、書く力をつけるために使うんだということですけれども、例えばそれがもしくは使いすぎると逆に低下しないのかどうかというか、そういう心配があります。というのは、ちょっと自分のことであれなのですが、自分自身ネットで調べれば何でもわかるかなとか、あるいは漢字を忘れるとか、漢字が書けなくなるとか、見逃しても後で見れるわとか、あるいは消したものは後で復元できるとか、それができないとイライラするような気持ちがしまして、私だけかもしれませんけれども、そういう私たちはまだ長年、使ってないですけれども、子どもたちはずっとこれから長いですので、そういったことも何か書かれているようなガイドブック等あるのかどうかというのがちょっとお聞きしたかったところですが、そういうことはいかがでしょうか。

答弁 教育長 杉本力

全国学力、国語の点数と新聞を読む頻度のクロス調査というのが文科省でやっていまして、その結果では新聞を読む子ほど国語の点数が良いという結果が出ています。それが本当にICT化と関連あるかというのは、なかなか微妙なところかなと考えております。それで、その弊害が出ているかということになると、またそれが先ほど言ったように難しいのかなということで、我々教育行政としては、当然新聞を読むことの機会を作っていただきたいという部分もあるのですけれども、なかなか家庭でも新聞を購読することが減っているとか、そういう部分もあります。逆に図書を充実して、読む機会をして国語力を上げていただいてということを必要なのかなと思います。イライラ感というのを若干出ていたのですけれども、これも子どもたちはインターネットやこういう環境の中で育っているので、果たしてそこでイライラ感が出てくるのかというのがちょっと微妙で、もう少し探求してみないと何とも言えないのですけれども、いずれにしろ先ほどの言った部分も含めまして、人が人を育てるというところが基本でありますので、そこは大切に進めていかなければならないのかなと考えております。

質問 2番 望月清貴

ありがとうございます。教育ということでありますので、極めて専門的だったり、今やり取りしたように未解明な部分もあって強く言えることでもないかなと思いますが、今、本当人が人を育てるという一言をお聞きしました。本当に人間らしさを保持していただいて、健康第一で進めていただければと思います。次に、家庭学習の関係についてもご答弁もあったと思いますが、インストールした形で持ち帰るということで、まずは私もいいのかなと思っております。名寄市等でも報道では、持ち帰りが始まるようですが、まずはタブレットに保存したものを持ち帰ると。本当、インターネットで繋いでやりなさいということなら、義務教育ならそれ全部国で見てくださいというような気もしますけれども、そこまではまだ緊急時どうするかというのはあるのですけれども、今の状況で進めていくことでいいのかなと私は思うものでございます。これについても、健康に留意して進めていただきたいなと思います。それから最後のふるさと教育についても、すみません、色々JAさんあるいは北部森林室さんですか。色々な実習も含めて進めていただいているということです。どうしてこういう質問になったかといいますと、本当に皆さんとも人材確保とか人口減少ということを議論していく中で、どうしても都市、都会集中というのでしょうか、あまりにも都会志向が強くて、ふるさともいいところがあるのではないかというようなことが何とかならないかなと思って、本当は質問自体がちょっと御法度の面もあるのかなと思います。ふるさと教育の目的というのは人材確保ではないと思いますので、ただどこで生きるか、何をしていくかは子どもたち自身が決めていくと思うのですが、美深も良いところだということが参考にしてもらう情報は今後も十分にしていただけないかなと思うところです。それと1つ聞くのを忘れたのですけれども、美深町独自の社会科の副読本作成されたり、あったと思うのですが、その内容ですとか活用状況をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 教育長 杉本力

先ほどのふるさと教育の前段の部分ですけれども、当然職業体験だけではなくて、自然環境や美深で生産する美味しい食材や農業、林業、先ほどいったような体験をとおして美深に住み続けたいという心だとか、例えば美深を出ても「ふるさとは遠きにあり」と思うものという言葉があるように思っていただく心を育てていただきたいなと考えているところでございます。それと後段の副読本なのですけれども、令和3年に副読本は発刊して、今小学校3、4年の社会科の授業に拡充をしております。ボリューム的には、相当なボリュームで約240ページほどになっておりまして、内容は本当に多岐に渡って良くできたような状況でございます。例えば働く人と私たちの繋がりだとか、町の歩みだとか、災害などの現状だとか、昔に振り返ってだとかもう少し大きくして道内の状況も似たような状況に触れたりしながら副読本は、写真やイラストを交えながら美深くんや美深ちゃんが説明するという構成になって、本当に教材としては良い構成、物になっているのかなと考えております。

質問 2番 望月清貴

ありがとうございます。まだ見たことはないのですけれども、立派なものだと思います。是非、そういうものも活用しながらふるさと教育の方を進めていただければと思います。以上で、私の質問を終わります。以上です。ありがとうございます。

出典:美深町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月11日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる