美深町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月15日
今後の認知症対策について
2022年12月15日、美深町議会の一般質問で、名取明美議員が「今後の認知症対策について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 名取明美 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 名取明美
今こそ、必要なのは明るく元気なまちづくり。これから一般質問を始めます。項目 社会福祉。件名 今後の認知症対策について。質問の要旨 認知症は脳の病気や障害など様々な原因により認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態を言います。日本における65歳以上の認知症の人の数は、約600万人。2020年現在と推計され、2025年には約700万人。高齢者の5人に1人が認知症になると予測されており、認知症高齢者対策が重要となっています。同じように高齢者の割合が多い美深町では、認知症に向けた取り組みが今後ますます重要になります。また認知症は誰でもなり得ることから、認知症の理解を深め認知症になっても希望を持って明るく日常生活を過ごせる共生、認知症の人が尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、また認知症があってもなくても同じ社会でともに生きるという意味の社会をつくっていくことが重要となります。現在、美深町における認知症対策として認知症と介護のガイドブックが作成されており、福祉サービスとして外出支援サービス・要介護者等移送サービス事業・緊急通報装置設置事業・配食サービス事業などの在宅サービス・認知症カフェ事業・認知症サポーター養成講座などが行われております。また、高齢者の見守り事業として4事業所と契約をしています。さらに認知症の方がいなくなったと気づいた時に、警察あるいは地域包括支援センターに報告し、捜索・発見のための協力をしていただくSOSネットワークが整備されています。近年認知症やその疑いのある人が外出して道に迷い行方不明になるケースが道内で増加しています。認知症に向けた対策を今後さらに進めるために以下の点について町長に伺います。1、今後認知症の方の増加が予想されます。中年層・若年層の認知症への理解を深めるためにも認知症サポーター養成講座などの参加者増加に向けた取り組みを行ってはいかがか。2、認知症やその疑いのある高齢者が外出時に道に迷い行方不明にならないかと家族の心配が高まっています。今後の対策についてどのように考えているのか。3、GPS端末機などを活用して行方不明者を早期発見するためのシステムを構築し認知症高齢者とその家族の安全安心な日常生活に役立てる支援はいかがか。町長の所見をお願いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今の名取議員の方から認知症の対策について、言ってみれば今後の対策、そして現況等について前段でありますけれども色々お話がございました。そのとおりかなと思って聞いていたわけでありますけれども、具体的には1、2、3と答弁を求められておりますので答弁したいと思っております。まず1点目の認知症サポーター養成講座の参加者を増やす取り組みについてでありますけれども、これは平成22年から開催しておりまして、職場やグループ単位で受講していただくことになっております。これまでに300人を超えるサポーターの方を養成してきたと思っているわけでございます。しかし、現状では中々それだけ集まってきていないというのが事実。ただ講習、養成講座等に受けられた方はそのぐらいいるのだというのを確認しておきたいと思います。引き続き養成講座を開催するとともに夜間の講座等を行うことにより多くの方が参加しやすいように開催方法を工夫し、認知症に向けて理解を高めるなどの活動を継続して参らなければならないと考えているわけでございます。次に2つ目の認知症に対する行方不明者に対する考え方でありますけれども、本町においては認知症の高齢者が行方不明になるという事案は、これまでに0ではなくて数件発生していると認識しているわけでございます。幸いにも住民の方々のご協力によりまして無事保護され発見させておりますけれども、全道的には死亡に至る事例も発生しているということを伺っているわけでございます。こうしたことから福祉や介護、事業所関係機関で構成するSOSネットワークがあるわけでありますけれども、これらを設置して認知症の人の情報を事前に登録しておき、行方不明者に備える事業を行っているわけでございます。今後も認知症の人の家族を対象にSOSネットワークといいますか、こういうものの登録の促進を言ってみれば行方不明になる方々を早期に発見するということもあるわけでありますけれども、情報提供や捜索活動を開始するにあたっての高齢者の命を守るための対策をとらなければならないと思っております。こういう方々の家族を対象にしたSOSネットワークへの登録を、促進していく必要があるのかなと思っております。次に3つ目の質問でありますけれども、GPS等を活用した認知症の方の行方不明者対策でございますけれども、現在も認知症の相談時にGPSなどの端末を使った見守りが必要になってくる方々、機器の導入を検討しているわけでありますけれども、果たしてこれが有効なのかどうか、介護保険のサービスとしてレンタルできるようになっているわけでありますけれども、しかしどのようにGPSを本人に所持してもらうだとか、独居の方や身寄りのない方がどのようにするのか、使うのか。1つの課題があるわけでございます。すべての方に用することは、中々難しいとそんなことを考えてございまして、個々の考えに応じた利用を検討して参らなければならないのかなと思っているわけでございます。冒頭具体的に3点の質問をいただきましたけれども答弁としてはこの程度にしようと思います。
質問 1番 名取明美
はじめに認知症サポーターを増やすための講座は何故必要なのかにつきましても、先ほど町長の答弁によりますと美深町にも認知症サポーターが300人いらっしゃるとの話でした。たくさんいらっしゃると思います。その時に認知症サポーターの人はこのようにオレンジリングをいただき、認知症サポーター活動に繋がっています。しかし、美深町の中で認知症、このオレンジリングを付けている人を見たことがありません。町長は、このことをどのように思われますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
そのサポーター、先ほど300人と答弁申し上げたのですけれどもね。今言われるように、本当に町の中でそういう人が見られない。つけている方が見られない。オレンジの輪を見られないということでありますけれども、全国平均、全道平均でありますけれども10%ぐらいが人口に占める割合があるのかな。講習を受けた方がですね。わが町では300人ちょっとですから8%ぐらい。少し下がるのかな。全国平均、全道平均より下がるのかな。こういう傾向でありますけれども、それにしても講習を受けた方が中々そういう状況にサポーターに回るということがないのかもしれません。そういうこと含めてね。啓蒙、やっぱり啓蒙活動が、日常の啓蒙活動が大事。行政でいくら言ってもただ難しいので、組織としてもその辺のことも含めて一緒になってやる必要があるのかなと思っておりますので、よろしくお願いをしたいなと思っております。オレンジかふぇだとかそういうものが開催されておりますので、徐々に増えてくる。ただ僕も、オレンジかふぇに行ってみたのですけれどもね。そこに管轄されてくる指導者の方というか、サポーターというのかな。そういう方々が少ないなと、そういうのが率直な気持ちであります。従いまして、先ほど申し上げましたけれども行政だけではなくて、皆様方と一緒になって参加してもらうと、こういう体制をつくり上げていかなければならないと思っているわけであります。
質問 1番 名取明美
先ほど町長がオレンジふぇの方に行ってみたと、そしてその時のことを言われていましたがサポーターの人は平均で4・5人です。あとですね、今コロナの関係で10人以上は受け入れないような体制づくりになっていますので、少ないことは確かに少ないです。サポート活動をする時にこのオレンジリングなのですが、認知症の人とその家族が安心してサポートしてもらうための表示ではありますが、認知症ではない高齢者にとっても重要なのですね。それで、ある高齢者はこのようにおっしゃっていました。オレンジリングを見るだけで安心する。できるだけ付けてほしい。安心感があるのが何より見ただけで安心すると聞きました。オレンジリングは認知症サポートの道具としての意味があると私は思っています。先ほど、町長の答弁の中で中々難しいというような答弁もありましたけれども、オレンジリングを付ける意味というのを町長はどのように思われますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
サポーターの人にオレンジリングが全員に行き渡っているんだと思いますけれども、その辺の徹底と言いますか、再度注意喚起といいますか、そういう広報等を駆逐しながら取り入れたいと思っています。積極的に運動したいと思います。
質問 1番 名取明美
町長の方から注意喚起をするというお言葉をいただきました。有り難いお言葉です。オレンジリングを身に着けるのは認知症サポーターの義務ではありませんが、認知症の人とその家族とさらに認知症ではない高齢者にとっても安心して生活できる意味があることを知っていただきたいと思います。ところが、令和4年現在において認知症サポーター講座の中でオレンジリングのオレンジキャラバンからの無料配布が制限されています。オレンジリングの活用を必要とするサポーターについては、オレンジキャラバン事業所から有料購入の形に変わりました。従って、現在美深町において認知症サポーター養成講座を完了しオレンジリングのお持ちの方は積極的に着用し活用していただきたいと思います。厚生労働省によりますと2021年現在、全国で1,300万人以上が認知症サポーターとして活躍されています。認知症サポーター養成講座により認知症サポーターが増え地域に広がり地域づくりとなると思います。中年層、若年層にも養成講座を受ける機会を設けることにより裾の尾を広げることを考える必要があると思いますが、町長どのように思われますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
オレンジリングといいますか、オレンジリングの大した金ではないと思いますけれどもね。義務ではないとそういう申し上げ方をするけれども、やっぱりサポーターとしての講習を受けた方だとか、そういう方が中心になろうかと思いますけれども、やっぱり積極的に、この場では予算を付けるだとかそういうことを申し上げられませんけれどもね。そういう安心なスタイルを追求していかなければならない。そういう機運をつくっていかなければならんということで担当課含めて積極的にこの事業を進めたいと思いますのでよろしくお願いします。
質問 1番 名取明美
本当に、有難いお言葉をいただきました。この事業を進めていくというそういう町長の答弁をいただきました。次に、どうすれば様々な不安を解消することができるのか。こちらのものですが2022年10月29日、北海道新聞の記事でここに書いてありますが認知症の行方不明者IT活用して発見という記事が載っていました。南幌町のこちらの男性は軽い認知症があります。こちらの方は奥さまです。外出する時は必ずGPS端末機を旦那さんの首にかけて安心して出かけられているそうです。詳しく説明いたしますと、北海道新聞の人生100年時代のコラムに不安を解消するためにIT活用することで身元の特定に有効。見守り捜索サービスなどと掲載されていました。IT活用は、QRコードとGPS端末機などで位置の把握、捜索の依頼、身元の確認の機能があります。地方では、道に迷い畑や林に入り込むことが多く、都会のようにすぐに見つけてくれるわけではありません。美深町の環境を考えるとIT活用の必要はあると思いますが、町長どのように思われますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
IT活用といいますか、先ほど申し上げましたGPSの着用と言いますか、その辺のことのお話を道新の記事を使いながら今ご説明を聞いたところでございます。有効な方法だと思いますけれども、中々家族の承認といいますか、家族で協力し合うと、着用してもらうとそういうことが可能かな。そして、そういうことが大事になってくる。ともにそういうことを理解しながら行方不明になったり、そういう時にGPSでどこに行っているのだと。ITでGPS使ってそういうことも可能かなと思いますけれどもね。その辺は十分検討させて、ただ基本になるのは先程言いましたとおり家族なりそういう方々、家族だけではないのかもしれませんけれども、そういう方々取り巻きがやっぱりそれに理解を示すということが大事になってくるのかなと思いますので、よろしくご協力のほどをお願い申し上げます。
質問 1番 名取明美
2021年4月時点において1年半前のことですが、道内44市町村がQRコードとGPS端末機などを導入し認知症高齢者の見守りや捜索に繋げています。結論といたしまして、IT活用を導入し認知症高齢者やその家族が安心して暮らせる環境づくりに繋がり、さらに今後道内市町村に導入が広がると考えられます。最後に、美深町における認知症対策として認知症と介護のガイドブックがあり、様々な事業が執り行われていて、高齢者も安心して暮らすことができています。今のところそれほど大きな問題はありませんが、北海道内における2021年認知症やその疑いで行方不明者になる高齢者が437人と過去最高となっております。美深町においても、山や川に入り込む状況があるので行方不明者の問題に対応しなければならないと思います。その中で認知症・行方不明者対策として現状よりも今一歩、今一歩進んだ形を考える必要があると思います。町長いかがでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
全道的に道内だけではないのかもしれませんけれども、42自治体といいますか、そういうことがGPSといいますかITを利用しているということを今伺ったわけでありますけれども、その辺のことを含めてね。新年度といいますか、今年度といいますか、担当課の福祉部門でそういう部分を検討する機会をつくっていければいいなと思っております。私は理解をするつもりでおりますけれども、積極的にそういう部分を訴えながら、そして将来の認知症に備えていくということも大事になってくるのではないかなと思います。高齢化が進んでおりますので、そういうことが大事になってくるのではないかと思いますので、一層のうちは取り組みは遅れていないと思ってはいますけれども、認知症問題、これからも問題でありますからね。大事にしていきたいと思います。
質問 1番 名取明美
今、町長の方から明るいお言葉をいただきました。本当に、美深町は高齢者の人数も多いです。GPS端末機は、位置の把握と捜索に役立つと思います。美深町の高齢者の中に認知症ではないのですが、物忘れが多くなっているギリギリの人たちの不安が高まっています。その不安を解消するために認知症サポーターの存在は大きく、オレンジリングで安心が高まります。さらに、外出時の体調不良により高齢者は困った状況になると不安を持ちます。これらの不安を解消するためには、IT導入が必要となります。認知症サポーターとIT活用、今言ったのは町民の意見です。町民の意見について町長はどのように思われますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
町民の意見ということでありますけれども、もっともなこと、将来を心配して色々考えているなということは、もっともなことだと思っております。
質問 1番 名取明美
先ほどからの質問で町長から検討するとか、明るいお言葉をたくさんいただきました。本当に有り難いと思っております。美深町のITの導入を本当に進めていっていただきたいと思います。私は認知症となった旦那が外出する時にはGPS端末機を付けて安心したいと思います。認知症行方不明者にとっては命に関わるものであり、身につけることで安心して外出できます。QRコードとGPS端末機が美深町民の命を守る強力なゴールキーパー。守り神となることを願うところであります。令和5年に向けて、さらに明るく元気なまちづくりに尽力をしたいと思います。これで一般質問を終わります。