美深町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日
地元で元気に暮らし続けたいという思いにどう寄り添うか
2018年6月18日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「地元で元気に暮らし続けたいという思いにどう寄り添うか」について質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 岩崎泰好 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 岩崎泰好
本日の一般質問は3項目について所見を伺うものであります。質問に入ります前に、4月にこの一般質問に関して発見した事実がございますので一言申し上げたいと存じます。仁宇布にある高広の滝周辺は、年ごとに成長する木々に覆われて、滝が見づらい状態が続いていたことについて、2年前、ちょうど6月の一般質問のとおり、観光の課題について、いち早い対応を求めた経過がございます。この春4月に通り過ぎる機会がございまして気づいたのですが、滝の前面がきれいに伐採整備をされておられました。質問した課題について、1つの改善がされたことに、良かったなという考えを抱くと共に、関係された皆様、あるいは関係機関に対して感謝を申し上げたいと思います。議会と行政は政善競争だということを常日頃、私は持論として申しておりますが、一般質問を通してより一層、課題解決に向き合っていきたいと思うところでございます。それでは質問を始めます。今回の一般質問は全項目行政についてでございますが、1項目ずつ質問をさせて頂きたいと思います。最初は、地元で元気に暮らし続けたいという思いに、どう寄り添い、対策・対応を進めたかという課題について伺います。町民が安心して住み続けられる活力ある町づくりを着実に推進とする調整執行方針の下、平成30年度は走り始めました。昭和25年以来の大雪という、この冬の厳しい生活環境は建物などの被害も大きなものになってしまいましたが、それ以上に、ここに住む住民の心の被害が深刻な状況になってきてはいないでしょうか、ということです。地元で元気に暮らし続けたいという、そのような大きな住民の思いは、元気なうちに地域や町を離れることも仕方ないかなというような本意とはしない言い方を強いられようというような生活環境の深刻さなのではないでしょうかということでございます。当然、執行方針に謳った、町民が安心して住み続けられる活力ある町づくりについて、よりきめ細かな対応が求められる点でございますことから、特に冬場の対策対応について町長の考えを伺うものであります。1つ目には、除雪・排雪、屋根の雪下ろしなど、それらについての住民の悩みや苦情をどのように受け止められているのかということが1点目であります。2点目は、特に今期の雪による民間住宅等の被害状況については、どのような調査をどのような手法で行い、更にそれについて対応や対策を進めて来ているのかという点が2点目です。3点目は、今後のこの冬から始まる、また冬の季節の対策について、ある意味抜本的な改革が必要ではないかというご意見も多々出てきておりますので町長の考え方を伺うものであります。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、岩崎議員の方から地元で元気に暮らし続けたいという思いにどう寄り添うかという質問を頂いたところでございます。町民が安心して住み続けられる活力ある町づくりという観点での冬の対策対応についての質問でございます。昨シーズンといいますか、今年の冬の雪の状況でありますけれども、12月の降雪状況は積雪で一時平年値150%に達したと思っております。その後2月初旬までは平年並みで推移をしてきたわけでありますけれども、再び連日の降雪となり、2月24日には史上2番目と言われる2月で1番でありましたけれども、積雪を177センチですか、このようになっております。質問の順序に沿ってお答えをしたいと思いますけれども、初めに除雪・排雪、屋根の雪の悩み、苦情等についてでありますけれども、高齢者など生活支援事業における除雪サービスの利用者からは依頼した除排雪作業が早期に実施されないという悩みが届けられたなと思っております。これは、大雪によりまして除雪事業者が、民間除雪を含め精一杯の稼働状況となったと、こういうことでございまして、理解を頂かなければいけないなと思っております。そうしたことから、除雪サービスに申し込みをしていた方への対応を含め、遅れたわけでありますけれども、民生委員と連携を図りながら、出来得る対応等はとったつもりでおります。町道においては現地確認の上、除排雪が必要とされる箇所については即時対応している状況でもありました。2つ目の民間住宅などの被害状況の調査についてでありますけれども、被害地については、冬期間を問わず危険な建物の把握に努め、特に冬期間は、このような建物はパトロール等による注意をして参っております。この巡回によりまして、落雪による危険があると判断される建物等については、居住している家屋は直接訪問をし、空き家については管理者への連絡、町外者については写真を含め電話や文書による連絡、雪下ろし事業者の紹介などを行いながら随時対策をとってきたところでございます。しかし、こういった対応を行ってきておりますけれども、町有の建物を始め住民所有の建物においても被害を受けていることは承知しているわけであります。民間住宅等の被害状況等の調査は具体的には行っておりませんけれども、農業施設についてはJAと連携をして被害状況の確認は行っているわけであります。保険対応などはJAで取り進めているところでもございます。一部ハウスの被害には補正予算で計上しておりますけれども、経営体育成支援事業により、国の支援が受けられるよう取り進めているところでもあります。3つ目の抜本的な改革に向けてでありますけれども、昨シーズンの雪は本町では観測史上2番目の大雪であると町、民間とも所有する建物の老朽化がまだ進んでいるわけでありまして、こういうことが大きな要因と考えているところであります。豪雪地帯に居住する者にとっては、その対応は十分承知しておかなければならないものと考えているわけでありますけれども、これが町として抜本的な対策を講じるということは非常に難しいと考えております。ただ、こうした地域にあっても元気に暮らし続けたいという思いを持ち続けて頂いておられます高齢者の方々には、特に高齢者の方々でありますけれども、民生委員協議会だとか社会福祉協議会とも連携を図りながら、より細かな対応なども協議して参りたいと考えているわけであります。また町道の除雪対策についても、完全な民間委託により2年目を迎えたわけでありますけれども、サービスの低下にならないように意を配したところでもあります。以上、冒頭の答弁にしたいと思います。
質問 7番 岩崎泰好
今現状の中でやれる対策は十分にやってきたというような町長の答弁でございました。それはそれでやらなければいけない最低限のことだと思いますが、ただ1つには特に高齢者の方々が、町長の答弁にもありましたように依頼したものがなかなか実現できなくて結果的にはそれによって壊れたとか、そういった実態も多分出てきているのではないかと思います。1つには、この冬の問題に対応するというよりも、次期の対応として、こんな大雪が降るということは観測史上初めての幾度もないことなのかもしれませんが、ただこの雪害というものを1つは災害という捉え方にしますと、町条例の中でも災害見舞金というものが実際にございます。それについても中心は基本的には火災が基本なのでしょうけれども、しかし文言等を見ますと火災またはというような表現もありますし、それからその他の事項にもありますし、そこの当たりをきめ細かに例えばそのようなどうしても対応できなかったところについて、しっかり見舞金を渡していくというような方法も1つの方法かなというように考えるところですが、その辺のところについてどのように所見をお持ちですか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
雪でありますけれども、災害という1つの見方もあるのかなと思っております。しかし、災害見舞金条例等々については具体的には雪等々については想定していなかったということで、想定していないというのは何事かという話になろうかと思いますけれども、こう何十年ぶりの話でありまして、この雪の地帯でありますから住民もそこまでは考えていなかったのか、我々も考えていなかったわけでありますけれども、内部でも検討しておりませんけれども、そういうことも含めて将来的にどうするのだと、これは内部の話でありますけれども少しその辺のことも、あまり言うとすぐにどうしたという話になってはいけませんけれども、そういうことも含めて今後のこととして考えておかなくてはいけないと思っております。少し内部で考えさせて頂きたいと思います。
質問 7番 岩崎泰好
是非そこまで言われるのでしたら検討してほしいことがあるのですが、やはり本当に次の住処としてこの美深町で住み続けたいという気持ちの部分で、相当がばっとえぐられるようなそういう事態が高齢者にとってはあったのだろうと思っています。そのような声も沢山聴くのが現状です。そうなってくるとやはりここ数年ですが、元気なうちに町を離れて息子や娘のところに行くという、やはりそういう人口動態といいますか、そういう方も結構出てきているのではないかと考えるところですが、私も調査はしていませんが、そのような数字が目に見えて、自分の近所周りを考えてもそのような実態があるのではないかと思います。その辺のところをしっかりと受け止めて、そうならないような対策というものがやはり大事だと思います。その辺のところも、是非やってほしいと思うところでございますが、それともう1つは、冬対策の抜本的な改革はなかなか難しいと話でございましたが、例えば先程町長が答弁の中で言われた民生委員等を通じて色々排雪や除雪・屋根の雪下ろし等についてお願いしていてもなかなか下ろす方々、担当する人材の問題がやはり一気に集中することで、なかなか上手に回れないということを答弁の中で言われましたが、その辺の対策に、是非とも例えば従来あった機動班というものは民間委託で冬の具体的な機械を使う部分での機動班の部分は民間委託という形になりましたが、ある意味、冬場だけでもそういう人達に対応するような人材を臨時でもしっかり抱えるとか、そういうようなきめ細かな対策というのはどうなのかなということが1つです。それからもう1つは地域の自治会に、しっかり人材の確保と一定の予算を地域に与えていくという方法も1つの方法かなというように私の頭ではその程度しか考えられませんが、そのような形も次のステップとしては考えては良いのではないかというように思います。とりあえず美深町自体も昭和37年の豪雪地帯対策特別措置法の制定の下に豪雪地帯として指定されております。それが今日までいたっておりますけれども、特にその特別豪雪地帯市町村の今日的な対応といいますか、昭和37年以来の対応で様々な予算付けですとか、対応がなっていると思いますが、今日的な課題で少子高齢化だとか高齢者の対策等についてこの辺のところももう一度改善の方向性を北海道あるいは国等も協議をしながらこの豪雪地帯の対策特別措置法の下で具体的な雪対策人材の確保あるいは予算の措置なども考えていくのも1つの方法かなと思っているところですが所見を伺いたいと存じます。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
ご質問でありますけれども冒頭言われました、元気なうちに町を離れていく、離れたいということは1つの話としては聞くことがあるのですが、公の場といいますか、なるべくそういう表現はお互いに避けていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいなと思っております。また、1つの降雪も昨年のように降ると1つの災害に近いものがあるのかなと思うわけですけれども、午前中の議論でもあったわけでありますけれども、行政のあり方、行政のスリム化等々を考えていくと、いかにあるべきかということもありますので、そういうことも総合的に判断をしながら今後の1つの大きな課題に考えて参りたいと思っております。