美深町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
誰もが支えあう地域の構築に向けた福祉サービスの実現、美深町の取り組みとその方向性について
2017年6月15日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「誰もが支えあう地域の構築に向けた福祉サービスの実現、美深町の取り組みとその方向性について」質問し、町長 山口信夫、教育長 石田政充が答弁しました。
- 質問者
- 岩崎泰好 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫、教育長 石田政充
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 岩崎泰好
一般質問に先立ち、一言申し上げます。本日早朝、テロと準備罪処罰法が異例の手続きで採決、可決されました。いかんせん、民主主義と立憲主義の本旨を著しくかく行為であり、自治体議員の一員として、悲しく、そして強く抗議をするものであります。一般質問を始めます。常日頃、議員活動は良い政治の在り方を競争するものと考えておりまして、政治の政に、善悪の善、政善競争として位置付けております。この一般質問もその意味で、従来の一般質問に、更に政策提言等も加味したものと、私は常に考えておりまして、見解の相違ですとか、そのように切り捨てることのなく、前向きに検討を加えてですね、まな板にのせていただいて、対応いただくように切に求めるものであります。今回は、社会福祉について、お伺いしたいと存じます。誰もが支えあう地域の構築に向けた福祉サービスの実現、美深町の取り組みとその方向性について伺うものであります。平成27年9月、厚生労働省は、新たな時代に対応した福祉の提供ビジョンを発表いたしまして、今後の福祉サービスの新方針として、誰もが支え合う地域の構築に向けた福祉サービスの実現を示しました。これまで、高齢者・児童・障がい者など、対象ごとに行ってきた支援の窓口をひとつに束ね、分野を問わず、対象者の状況に応じて包括的な相談、あるいは、支援を行うことができる体制作りを目指していくという内容になっています。福祉ニーズの多様化や複雑化に対応するための改革となっており、従来の制度ごとのサービス提供ではなく、本人のニーズを起点とした支援の調整ができるようなシステムを目指すものであり、障害のある困窮者と高齢者の親が地域で孤立してしまうような、そのようなケースなどに対応して、ひとつの窓口で、相談と必要な支援を受けられるようにしていくことを目標としております。また更に、子供と高齢者が、1つの拠点で福祉サービスを受けられる多世代交流・多機能型の福祉拠点の整備推進もこの中には盛り込まれ、その為の運営ノウハウの共有や、規制緩和の検討も行われているのが現状です。この新しい地域包括支援体制の構築に向けて、我が町、美深町は、どのような仕組みと運営体制を構築し、対応しようとしているのか、その取り組みと方向性について、町長と教育長に伺うものであります。まず、町長に伺います。1つ目は、新しい地域包括支援体制は、全世代・全対象型地域包括支援を意味し、高齢者・障がい者・児童・生活困窮者といった別なく、地域に暮らす住民誰もがその人の状況に合った支援が受けられるという新しい地域包括支援体制とされており、その新たな包括支援の計画策定に注目しているところであります。第7期の高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定等との関係も含めまして、計画の概要と方向性を伺うものであります。2つ目は、現状の個別支援体制から窓口の一元化への移行がひとつの大きな柱でございますが、総合的な対応に必要な人材について、この方針の中では、新しい地域包括支援体制を担う者としては、複合的な課題に対する適切なアセスメントとして、様々な社会資源を活用して、総合的な支援プランを策定することができる人材が求められています、としています。この、適切なアセスメントということでございますけれども、これについては、横文字でございますのでちょっと解説をいれますと、事前の評価・問題の分析から援助活動の決定まで、いわゆる利用者が何を求めているのか、正しく知るという作業、それから生活全般の中でどのような状況から生じているかの確認作業等々、繰り返す中で適切な対応を行うという中身になっています。これらの人材の確保にどのように対応し、それを可能にしようとするのか伺うところであります。3つ目は、もう1つの柱の中には、新しい地域包括支援体制を担う人材の育成・確保、というこが項目にございまして、特定の分野に関する専門性のみならず福祉サービス全般についての一定の基本的な知見・技能を有する人材が求められるとございます。福祉サービスの提供の担い手の現状については、福祉サービスの事業所や施設にあっては、現状は人材確保が容易ならぬ、そのような事態が一方で慢性化しているところでございます。我が町にあっても、そのような現実がございます。新しい地域包括支援体制の推進について、解決しなければならない、その第一歩であるとも考えられますが、現状の課題について、その解決策をどのように考えておられるのか伺うところであります。次に教育長に伺います。子供と高齢者が1つの拠点で福祉サービスを受けられる多世代交流・多機能型の福祉拠点の整備推進と、それによってもたらされる教育上の成果について、教育委員会の対応をどう進めようとしているのか、教育長の見解を伺うものであります。後は、質問先で順次伺ってまいります。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
誰もが支え合う地域の構築に向けた福祉サービスの充実、美深町の取り組みの方向性ということでご質問をいただいているわけであります。福祉全般にわたる部分もあるわけでありますけれども、ご質問の内容について答えて参りたいと思っております。まず、ご質問のビジョンの概要というお話があったわけでありますけれども、背景としては、国が掲げている課題、言ってみれば高齢化や核家族などによる福祉ニーズの多様化・複雑化、福祉サービスに従事する人材確保の困難性、こういうものがあるわけでありますけれども、これは、国全体に言えることでありますけれども、まさに本町においても困難な課題、これはそれぞれ共有するものでありまして、世帯の支援だとか、人材確保、同様な課題があると認識をしているわけであります。ただ、一方で本町においても、既にこれらの課題に対応する取り組みも進めているわけでありますして、その一部を申し上げますと、包括的な相談だとか、支援では、保健センターにおいて介護をはじめ、高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉、各種保険サービス、これらを一元化する形で保健センターをつくっているわけでございます。ご承知のことかとそのように思っております。その他、幼児センターや民間福祉事業者との連携も進めておるわけであります。総合的な対応を進めているというように、私どもは認識しておりますけれども、しかしながら、都市部とは少し異なっておりまして、若干、コンパクトな体制になっているのかなと思っているわけであります。それもこれも、町の実態といいますか、そういうものに立脚しているのだというご理解をいただければと思っているわけでございます。なお、本町において、行政だけではなく、民間福祉の担い手として多くの社会福祉法人や事業者がそれぞれ活躍をされておりまして、福祉協議会にあっては、自治会や住民との地域福祉推進の取り組み、美深福祉会による高齢者介護と障がい者福祉サービスの運営、また美深育成園においては、児童福祉の取り組み等と、更にはケアハウスだとか、グループホームだとか、こういう取り組みも一定程度、我が町は進んでいるなという認識にたっているわけで、しかし、これらも踏まえるわけでありますけれども、本町では、国の新しいビジョンの推進による制度的な改善にも期待をかけながら、我が町としても必要において応じて、これらを取り入れて参りたいと、このように考えているわけであります。まず、ご質問でありました、新しい地域包括支援体制づくりについては、現在、厚生労働省の審議会において議論されておりまして、今後示されるであろう第7期介護保険事業計画策定に係る、指針の見直し案が出ているわけであります。その中で、地域共生社会の実現に向けた取り組みの推進といった項目の追加が想定されるわけであります。平成30年度からの介護報酬改定に高齢者と障がい者が同一の事業所でサービスを受ける共生型サービスを位置付ける、こういうことが見込まれるわけでありますけれども、これらについても、今後、国の動向を注視しながら、我が町としてどういうことになるのか、どういうことがやれるのか、検討が必要になってくるのではないのかなと、こう思っているわけであります。次に、このビジョンでありますけれども、窓口の一元化に必要な人材の確保についてでありますけれども、国においてもモデル事業の実施による先行自治体への支援・研修や資格のあり方について、検討を進めると、こういう段階かなと思っておりますけれども、しかしながら人材の具体的な要件であるとか、業務の範囲など、まだまだ不詳なところが多々あるわけでありまして、今後の情報収集をしながら、これらの件についても、必要のあるもの等については、我が町として可能かどうかについて対処して参りたい。現在では非常に答弁が難しいという状況があるわけでありまして、まだまだ今後の課題であります。また、新しい地域包括支援体制を担う人材についても、研修や人材育成のあり方が、国も検討している段階であり、答弁は今、難しいわけでありますけれども、現状においても、介護職など人材の確保は容易ではない現状でございます。これまで、我が町としても貸付金制度の充実などに取り組んで参りましたが、引き続き町内事業者の状況等も把握しながら、一定の議論をしながら対応・対策を立てていかなければならないと、こう思っているわけであります。今後、教育長からの答弁もあるわけでありますけれども、以上が答弁とさせていただきたいと思います。失礼いたしました、追加いたします。現在、高齢者と障がい者のサービスについては、両方の施設・事業所を運営している法人、美深福祉会もあるわけでありまして、将来的に必要な場合については、連携した運営の可能性も想定される環境であると考えますが、子供と高齢者の福祉拠点については、それぞれ今、機能をしており、充足されておるのではないか。多世代の交流という効果は望ましいという考えがあるわけでありますけれども、今、使っている既存施設を活用した取り組みも可能ではないのかなと、そんなことを考えており、これを目的に新たな施設整備する必要性を今のところもっていないと、このようにご答弁申し上げておきたいと、このように思っております。
答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)
只今、岩崎議員の方から多世代交流・多機能型福祉拠点の整備等に係る質疑をいただきました。今、町長が加える形で答弁をいただいたところでございまして、現段階では新たな施設整備等を考えてはないということでございまして、この整備について教育委員会がどう考えるかという部分については、現時点で、なかなかお答えする状況にはないのかなと思っておりますので、これで答弁とさせていただきます。
質問 7番 岩崎泰好
まず、それでは教育長に伺いたいと思います。町長もこれらの福祉拠点の整備推進については、今のところ考えにはないという話でございました。私の質問の中では、国が掲げるこれらの政策について、教育的な成果というものが果たしてどうなのかいう一つの疑問符が私もございます。学校教育や、あるいは社会教育の中で、当然イメージとしてお年寄りと子供たちが交流する場というのは、抱くことは可能なのですが、しかし、現実問題として今の美深の中で可能なのかどうなのか。そして、それが教育上の成果として具体的な問題として挙げられるのかという、その辺のところがどうも漠としてわからないと。その辺のところを教育長の見解としては、どう考えるのかという、国の方針とはまた違ってくるのかもしれませんが、そのような考え方をどうなのかということをまずお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)
今回、27年の9月にされた、厚生労働省の方で議論されているものと、それから、多世代交流・多機能型の福祉拠点、これは、拠点整備そのものは27年の9月というよりも、それ以前から事業が進められているのだろうと認識をしているところですけれども、これが教育の観点としてどういう位置づけになるかというのは、残念ながら私が見る範囲では、その接点がなかなかよく見えないというのが現実かなと思っています。確かに、色々な課題で学校現場なら学校現場、それが福祉現場と兼ね合いがでてくるというようなことを考えたときには、それはお互いに協議をする場を設けて、お互いにどう役割をしていくかという議論は、現実にやっています。それとはまたちょっと違うということで、先ほど町長がお話をされていましたけれど、美深町として、こういった拠点が本当に必要なのかどうか、これは私がどうのこうのと言える立場ではありませんけれども、私自身としては、スッとこう理解できるものでは、現段階ではないのかなと思っています。これが一定程度、形が見えて、その中で教育委員会として、何か、こういうことが求められるのだというものが出てくれば、やはり積極的な議論はしていかなければと考えています。以上です。
質問 7番 岩崎泰好
本当に、まだ漠然とした中身であるということも加えて、旧来から学校教育の現場においても、あるいは社会教育の現場においても、様々な機会を捉えて親子の触れ合い講座を開いたり、あるいは地域の人材活用事業でそういうことを取り上げたり、様々な事業展開でやっておられる、その延長なのかなと思うところなのですが、そんな中にあっても、今回、新たに障がい者との共生というようなことも大きな柱の中にあるわけですね。その辺の取り組みの中では特に、小・中学校の児童生徒の介護体験講座ですとか、ワークショップですとか、そんなこともこれからの事業展開の中では具体的に必要になるような部分、あるいは障がい者との触れ合いの場所をどこかでつくるような、そんな形も必要になるのかなと思いますが、その辺の見解についてお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)
基本的に抑えておかなければならないのは、今、ここで言われる、俗にいう児童福祉法的な、そういった視点での、ものの見方をしているのかなと思います。そういった関わりの中で、教育委員会として何かが出てくるのかどうか、それはしっかりと見極めていかなければならないと思います。それから、後段、言われました、障がい者等の教育的な視点での取り組みということでございますけれども、これまでも、1つはキャリア教育、そういったものの中で色々な体験ですとか、そういった中で実際に福祉現場等との研修等も学校現場では行っています。それが、更に必要なのかどうかは状況を見ていかなければなりませんけれども、一定程度やられているのかなと認識をしているところでございます。
質問 7番 岩崎泰好
それでは、町長に振りますけれども、これからの新しい地域包括支援体制の構築という関係と、それから、今年度すでに第7期の高齢者保健福祉計画、あるいは介護保険事業計画策定、それらとの整合性、特に町長も触れられました、その共生型の文言、どうこの計画に取り組んでいくのか、その辺の今の策定作業の途中経過といいますか、その辺のところがどうなっているのか、まずお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
これからの作業の部分、さらに共生型といいますか、まさにこれからの部分であります。新しい、第7期の計画といいますか、工程といいますか、そういうものも今後も考えていかなければならないわけですけれども、今、考えている1つの策定作業といいますか、スケジュールといいますか、こういうものについては、議会を今やっているわけでありますから、できれば今月中になんとか1回目の委員の選定といいますか、1回目で選定するわけでありますけれども、そういう委嘱だとか、そういうことも含めて策定会議を持てればいいなとそのように思っております。7月から本格的なこれらの協議をして参りたい。その中では、アンケート調査等も含めてやっていきたいと思っています。それらを受けて、8月になると思いますけれども、道のヒヤリング等も受けることになるのかなと思っておりますし、また、7月にやるかどうかわかりませんけれども、大体、9月になるとアンケートの集計だとか、そういうことも出来るようになるのかなと、そのように思っておりまして、できれば9月中に第2回の策定委員会を開催してほしいと、そのような希望をもっているわけで、そういう中で10月に、作業部会をやっていただければ、そんなスケジュールで。そして更に、11月、年内には北海道のヒヤリング等も受けていくようなことになればと思っています。そして、12月の策定委員会があるわけでありますけれども、第3回策定委員会で粗方なまとめをしていかなければならないと思っております。そこで、具体的に新年度の予算編成だとか、そういうものに関わってくるところまでなるのかどうかわかりませんけれども、こういうことも含めて一定の考え方の整理ができればいいと、そのように思っております。3月の段階で高齢者福祉だとか、介護福祉だとか、介護保険条例だとか、介護保険のこともあります。更には、高齢者の保健事業の確定等とこれらについても一定の整理をしていかなければならない、このようなことを思って、これからでありますけれども、一連の作業を担当課の方が中心になりながら進めていく作業になるのかなと、そのように考えているわけで、したがって、今の段階で具体的なご質問があるわけでありますけれども、少し答弁を差し控えさせていただきたい。
質問 7番 岩崎泰好
いわゆる、その共生型の形を介護保険の方の改正によりまして、新たに付け加えるということなのですが、その付帯決議の中に利用者負担の更なる増加に対する国民の不安を払拭するため、いわゆる利用者負担の割合というものを医療保険の現役並みの所得者と同等の水準とするということが付帯決議でも示されて、いわゆる負担増にならないような仕組みを作れということなのですが、その辺の対応については、その財源とするようなものは、現時点ではどのように考えておられますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
財源等については、当然国が求めるのだとすれば、国に頼らなければならない部分、道に頼らなければならない部分は、あるわけでありますけれど、そうは言っても町が負担する部分、更には住民に負担をしてもらわなければならない部分、それらの部分をかみ合わせながら、どう対応していくかと考えなければならないというように思っております。我が町の高齢者負担といいますか、介護といいますか、そういう部分の負担率が果たして、具体的にどの程度のでことで、そしてこの次に出てくる7期計画の中でどうなっていくのか、そういうことを見定めながら、ここではきちんと言い切れませんけれども、なるべく住民の負担を軽減するというようなことに、まさか全道で高いレベルにするなんてことにはならないと、皆様方もそれを期待していると思っておりませんので、なるべく町として努力をしていかなければならない。そのためには一般会計といいますか、持ち出し等も出てくる場合もあり得るのかなと。色々な検討をして参りたいと思っております。将来に関わることであります、負担の問題もあるわけでありますから、その辺も十分に考えていかなければならないし、合わせて、国保の扱いが変わってくるものですから、そういうことも睨みながらこれらの問題に対処して参りたいと思います。
質問 7番 岩崎泰好
それらもしっかり対応いただきたいのですが、次に、今、窓口となっている保健センターの機能の関係と、人材の関係で少しお聞きしておきたいと思いますが、国が求める人材、福祉に多機能で、個人的多機能な人材を求めているとございます、今も現状では、一生懸命、みなさん、職員の方が努力をしてやっておられる姿を私も目にしております。さらに、計画策定にあたっても、これにプラス医療制度の計画等も、今までの5年が6年になって、これとリンクする形でしていかなければいけないですね。それらの作業量といいますか、非常に大変なものがあるだろうと。人員をプラスして配置したこともお聞きしておりますが、しかしながら、職員の負担増が非常に大変なものがある一方で、職員にとっても新たな対応に向かって、1つはスキルアップをしなければならないという形が当然でてくると思います。その辺のことについて、午前の話の別な件で、職員の資質の向上の部分でも話が一般質問でありましたけれども、特にこの問題について、今どのように対応しようとしておられるのか、その辺についてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
職員の対応というか、本当に職員に限られた中で色々と求められて、専門的、今は専門の時代ですから、専門を求められるわけでありますけれども、なかなか専門職を抱えるというところまではいかなくて、一般職の中で色々と勉強していただいて、努力していただいて、対応しているのが現状でございます。その中で異動等も行うわけでありますけれども、今回こういう諸々の計画ごとがあるものですから、元々はこういう計画ごとに携わった人間でもありますし、広範にものを見る、職員・若手でありますけれども、また、戻しながらもう一回挑戦してもらおうと、こういうことにもしているわけでございまして、そういう人間にあまり期待をかけると、本人も参るわけでありますけれども、参らない程度に上手に頑張らせていきたいなと思っているわけでございます。
質問 7番 岩崎泰好
手法としては、専門職をしっかり雇い入れるという方法が1つありますよね。あるいは、現状の中でいる職員が自分たちでスキルアップする、資格を取得するなり、そういう手法も1つありますよね。その辺の方向についてどう考えておられるのか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
資格をもっていれば、ある意味では専門職といえる部分もあると思います。しかしながら、取り組むことによって、資格はないのかもしれないけれども、ある意味では専門を上回る場合もあるし、色々なケースがあるわけであります。その辺を加味しながら、言ってみれば、直ちに専門職を雇うといっても、そう簡単に人材がいない時代でもありますし、また行政としても、そういう人材を抱えることが我が町的な規模でいくと、なかなか難しいわけでありますから、その辺を参酌しながら今のところ、今の体制で乗り切りたいと。
質問 7番 岩崎泰好
それは、確かに解るのですが、私の見解は新たな人を入れろというわけではないのですが、今の職員に勉強をする機会を一定程度、これからの始まる3年間の事業計画を立てながら、2025年を1つの目標として動き出している計画ですから、そこには、自分たちが、これについてやるときに、もっとしっかりと知見を発揮できるような、そういう勉強の場に町としては1人ずつ交代でもいいから派遣して、しっかり勉強してもらって、そして戻ってきてもらいその事業に精通した人間として、更に頑張ってもらうということをしなくては、今、抱えている人は大変だと思います。それは、同じ一般職の中でも、常日頃勉強して一生懸命やっている方はたくさんいるけれども、しかしながら、それでも、この制度そのものが全面的に変わるにあたっては、窓口の一元化、具体的には一元化はなかなか難しいかもしれないけれども、対応としては、そういう方向にいくのであれば、そういう場を作るべきだと思うのですが、その辺のところについて、職員を定期的にしっかり勉強してこいよと言って送り出して、スキルアップをしてもらうような仕組みがこれから必要なのではないかと思うところなのですが、見解をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
一般職で、俗にいう事業の進めをやらなければならない部分もありますから、機会を捉えて研修、更には道のヒヤリング等とも何回もあるわけでありますから、そういう機会を工夫しながら、ただ25年を目指して7期の計画をつくるということでありますけれど、1つの土台は出来ているわけであります。それに、過失といいますか、加えていく部分、したがって規則的な部分は十分とは言えないのですけれども、ある程度出来ているのかなと、そういうことでは担当する課なり、そういう部門で1つの考え方がまとまっていると。具体的には、みんなで係るわけには、なかなかいかないものですから、専門的に係る人間、ある程度絞られた人間で計画ごとを作っていかざるを得ないのかと思っているところでございます。
質問 7番 岩崎泰好
現場の職員は大変だろうと思うのが、町長のそういう見解でありますから頑張っていただきたいと思いますが、例えば、今、やっている事業の中で様々な取り組みをしていますが、特に民間に移行できるような事業等については、民間に移行しても良いのではないかと思いますが、事業量の多さからすると、そういう事業がたくさんありますよね。それらについて、民間の地域に、あるいは自治会であったり、あるいは民間の業者であったり、そういうようにうまく振り分けていけるような仕組みづくりというのは、どの程度考えておられますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
具体的に、民間に、この部分は移行できるのであろうかという話があるのかもしれません。ただ、私たちの認識として、今それの受け手となる民間があるのかどうか。ましてや育っているのかどうか。色々なことを考えなければならないなと思っております。なかなか、国なり、道から求められるものは、高いレベルものがあるわけであります。そして、書いてあることもなかなか専門的で難しいわけであります。福祉部門だけではなくて、全体の部門、計画ごと等、全てそうでありますけれども、なかなか民間にお願いをして、今の民間というのは、地元を想定とした頭の答弁をしているわけでありますけれども、地方といいますか、そういうところに委託をしろという話ではないというように理解をしておりますので、民間で下ろせる事業があれば下ろせということかもしれませんが、やれる部分もあるのかもしれません。あるとしたら、検討してお互いのコンセンサスを得ることもしていかなければならないと思いますけれども、なかなかそうはなっていないのかなと思っております。ここに来て、1・2年前からでありますけれども、自治会なり福祉会等で地域共生社会ということで一生懸命、研修もされておられますし、ふまねっと事業のようなものも、かなり民間が中心になりながら一生懸命努力されていると、こういうような部分については認識をしているわけであります。その中で、うちの保健師等々が指導に入りながら、物事をつくり上げてきているということについては理解をしておりますけれども、具体的にこういうものを民間にというところに至っていないのが現状であります。
質問 7番 岩崎泰好
私も、高齢者の域に入りまして、事業名が何だったか忘れてしまったのですが、例えば介護予防のための教室の実施状況で運動機能向上教室ですとか、転倒予防教室ですとか、頭とからだのリハビリ教室とか、これらの事業については割と、保健師さんと専門の方が立ち会うことが必要ですけれども、もうすでに民間のところでダブってやっている自治体もすでにありますよね。それだとしっかりと共有して、民間に渡すなら渡すと、そういう形で業務が少なくなる分、もっと本腰を入れて本来の業務ができるようなこともあり得るので、その辺の事業の展開といいますか、今までやってきたことを具体的に町民に下ろしていく作業もこれからは必要ではないかと思いますが、その辺の見解について改めてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
先程、答弁いたしましたけれども、そういう健康、予防的な体操、そういう部分も場所としては、保健センターの別室でやったりしている部分もありますけれども、そこにも臨時の職員だとかを抱えながら、一応努力されて、民間でもそういう部分もやれるのだ、進んでいるのだとすれば、その辺の協議も、将来的には下ろしていく作業も必要になってくるのかなと、今後の検討の課題の1つになってくるのかなと思っています。
質問 7番 岩崎泰好
それと、職員の関係でお話をしてきましたが、一方でこの経過を進める中では、地域にある福祉サービスの全般にわたって、人材の確保というのが重要な喫緊の課題だと思っております。結構、事業者数を調べさせていただいたのですが、現在、福祉関係の事業所が18あって、そこに275人、これは平成27年の数字ですが、この方々がお仕事をされているということです。いつもですね、最近、新聞や、あるいは、災害のための電話にも募集が随分かかるようになりました。これは、やはり施設で働く方々の人員が本当に不足しているという実態なのかな、事業が増えてきているという部分もあるかもしれませんが、そういう実態にあると思います。そこで、しっかりと今後、2025年に向けて、人材の育成といいますか、そういうものも町で少しは手を出しても良いのではないかと思うところなのですが、現在は補助制度がありまして、看護師さんは上がりました。介護福祉士さんについては現状のままという現状ですから、その辺のところも勘案しながらしっかりと、制度設計をする必要があるのかなと思うところですが、それについて考え方をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、議員から介護事業所といいますか、そういう福祉事業所といいますか、そういう部分、18といいますか、それから27年の調べでありますので、それから、少し増えている部分もあるわけであります。全体の職員、そこに従事する、病院等も含むわけでありますけど、300を超えるような職員数に全体的にはなるわけであります。そして、介護だとかその助手だとか、指導員だとかケアマネだとか、そういうものを含めると約180人になると我々は今、抑えているわけであります。その中で今、言われました保健師の助成制度だとか、介護士の助成制度だとかそういうものをやっているわけでありますけれども、しかし、人材育成ということで非常に人が足りないものですから、なんとか保健師についても増額をしたりして、努力をしているのですが、それでもなかなか人が集まらないと、こういう状態であります。これはうちだけではなくて、全国的な福祉社会に対する人材育成が遅れている経過かな。それもこれも、やっぱり少し、こういう部門に対する賃金といいますか、そういうケアが国としても悪いのかなと、そういうところを含めて国も少し目をそういう部分に持ちながら、少しずつ対策を考えているようですけれども、それにしてもなかなか地方まで、それが伝わってこない。そして、待遇改善に結びついていかない。かと言って、業務はなかなかきついと。これが実態のようであります。うちの場合についても、そういう職場で介護をする指導員だとかが非常に少ない、足りないという実態も聞かされておりまして、そうではあるけれども、我が町の制度を活かし切れているのかというと、そうでもないのですね。そういうところの矛盾もあるわけでありますけれども、しかしながら、それはそれとして改善できるものは改善していきたい、いかなければならないという観点に立っております。
質問 7番 岩崎泰好
担い手がないということ、1つは賃金の問題、それから、労働条件の問題、非常に大きなウエイトを占めるのだろうと私も思っています。それでですね、1つは、ついこの間、ある事業所さんが募集をかけたところの賃金体系は、多分、15万弱だったと思います。正職員として採用の場合ですね。美深町の平均の給与がどの程度か、というのは調べてはいませんが、結構低い金額だろうなと思います。厚生省の調査によりますと、平成16年の福祉施設介護員の平均月収が22万8千円という金額です。これは、全企業の平均が33万6千円ということですから、概ね2/3程度の賃金体系で働かざるをえないような、制度上、そのようになっているということです。美深町の実態にあっても、15万弱の正社員の給与体系であるならば、当然、労働環境も24時間、ある意味、介護等については大変な事業内容になると考えると、私も手を挙げないと思います。そういう意味では、町としてはそこに、しっかりと資金的な補てんをするなり、なんらかの方策をとることで、1つは解決しなければいけないということと、もう1点は先程、18事業所で概ね300人ということでございましたが、そのうち介護福祉士の資格を持った方が63人、2割強くらいしかいないわけです。この介護福祉士の制度そのものは、実質3年以上勤務をしながら取るという資格取得の条件があったり、あるいは学校に行く方については、学校へ行って取得すれば可能だという資格のあり方です。介護福祉士の資格を取れば、福祉の基本的なものをオールマイティにしっかり勉強して、自分のものにして、現場に即、出られると、そういう仕組みになっていますので、この介護福祉士の養成に関わる部分に、もう少し、町がしっかり支援するなり、考えらるのは、夢のような話ですから、これは実現は難しいかもしれませんが、具体的に学校を作ってしまうということが1つあると思いますね。これはたぶん、町長はできないでしょうと言うと思いますが、それが無理なら、今ある道内で介護福祉士の資格を取る学校は5・6校あると思います。そことしっかり協定を結んで、そこに定期的に美深町の介護職員を送り出すなり、あるいは、高校卒業者をしっかりとそういうところに進学をしてもらうなり、そんな手法をとっていくこが、2025年の問題に対してしっかり対応できる、いわゆる、福祉の町の美深町という姿が2025年に実現するのではないかと思うところなのですが、その辺のことについて見解をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
言ってみれば、人づくりという部分で今、特に福祉の部分、介護福祉士を取り上げて、具体的なこういうことはどうでしょうかという1つの提案があったのも含めて、なかなか一言で言えば難しいと思っているわけであります。今のところ、先程から言っておりますけれども、介護の条例を使ってほしいなと思っているのですが、なかなかそれも使ってもらえていないと。こういう状況もありますから、それが条例をもっているから良いとか悪いとか言っているわけではなくて、それがまだまだ検討の余地があってたりないのかどうかということも含めて検討しなければならないと思っております。それよりも、なによりも、この頃どうも聞くと、労働時間だとか賃金だとか、そういうものもありますけれど、休みが土日あるのかということが非常に職場で問われる、職場ではなくて、就職の若い人、介護職場でありますから、必ずしも若い人ばかりではない、そういうことがどうも働くニーズが変わってきているのかな、そのようなことも聞こえてくる部分、どうも福祉職場、介護福祉含めて、人が足りないということについては理解をしております。ただ、どの職場についても足りないのだと。ましてや専門といわれる部分は非常に居ないのだと。これは困ったことだと。そして我が町として、なんとか具体的に強烈にアピールするようなことも言われるわけであります。なかなかそこに踏み出せないと、現実を踏まえながらどうしていくかと。例えば、今、あった高校の問題だとか、ああいう課題については、具体的にやれるわけであります。こういう民間が絡むような事業所を、そういう部分から1つの大きな声、議会には届いているのかもしれませんが、なかなかそういうところまでいかなくて、全体的な国の制度の根幹に関わるようなことでありますから、うちが突出するということも、難しいなと、今の段階では。ただ、心配はしていると、こういうことだけはご理解いただきたい。
質問 7番 岩崎泰好
実はですね、町長の言われる、その制度を利用してもらえないということなのですが、これは制度が利用してもらえない条件だからだと思います。社協もヘルパーの関係で訪問看護事業、上限4万円の補助を出すという制度を、もうここ何年もやっています。それについても講習を受ける事業内容等も、多分、この近くでは名寄人材開発センターが担っていて講習料4万円程度、交通費あるいは食事代等があれば、それを受けられる条件、とっても良い条件の制度があります。それでも、今までその実績が出てきていないと報告を受けています。それは、今言った、働く人のニーズということも十分に勘案しながら、そういう人達が働く、若い人に限らず、働いてもらう雇用の場づくりのために、そういう制度設計を改めて見直す必要があるのではないかと思います。看護師さんは町の制度によって成果がでました、一定の成果が出たといえます。あれと同じ形で、介護福祉士も金額等も変えていくことで、また、介護福祉士、本当の福祉の専門家ですから、その人達が事業所で働いていただければ、すぐにやめたり、いわゆる今、町長が言った意識の問題も変わってくるというように思うのです。その辺の、ぜひその事業展開をまな板に乗せて、出来るか出来ないか、その検討はすべきだと思います。時間もあまりないですから、その辺のことをお聞きして、制度設計を改めて考え直してみるという形をどう考えるのかについて答弁をお願いしたいです。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
雇用体系といいますか、賃金といいますか、支援のあり方等とあるわけでありますけれども、我々が制度設計するだけでなくて、国が介護福祉士等の制度設計を今、検討しているのですが、どうも、資格を取るのにさらに難しくするのですね。優しくしてくれるなら、そして安くしてくれるならいいのですが、国は逆に難しくするわけです。人がいないと言っているのに、そういうことばかりやってくれて、そして、そういう話が具体的に求められるわけでありますから、私として非常につらいといいますか、困ってしまいます。そして事業所あたりも、資格を取ってくると手当をする、資格手当みたいなものを増やすと、そういうことと一緒になって、行政としても何か応援する手立てはないかと、こういうことになってくると、割と話は相談しやすい部分もあるわけですけど、なかなか我が町的には、二の足を踏んでいるというのが実態でございまして、この辺のところもご理解をいただいて、できることなら議員連盟でちょっとおかしいのではないかと要望をあげていただければありがたいなと思います。
質問 7番 岩崎泰好
そういう苦難の道を切り開くのが町長の役割だと思います。なかなか難しい、で最後まで通すのはいけないと。そこをしっかりやらなくて、なんで町長なのですか、それをやって初めて、美深に山口町長っていたよね。あの人こんなことやってくれたよねって、そういう評価をされる町長になって下さいよ。それは一歩前に出ることですよ。そのように思います。時間がないようですから、あれですけれども。つい最近の北海道新聞、これは5月の23・24・25日かな、3日間連続でこの問題を取り上げて、コラムがありました、その中で栗山町が町立の介護学校をつくって30年を迎えるという記事です。上・中・下のシリーズですけれども、その中でとにかく介護職に携わる人がなかなかいないで、学校の運営も大変だと、そこから始まっているのですが、しかし、中をずっと見ていくと、学校をつくっておいて良かったという結論なのですね。介護福祉士というのは即戦力になりますから、給与体系も当然5千円から2万程度の手当てもプラスになりますし、そういう意味では町の負担も少なくてすみます。一般の人にあげるのではなくてね。そういう制度設計をして、そして、そういうところに協定なり、ここでなくても、例えば町立でやっている栗山町のそういう北海道福祉介護学校、そういうとこと協定を結んで、人を送り出して、2年経ったら戻ってきてもらって、地元で働いてくれたら、これだけのものを差し上げますよ、提供しますよといった、それぐらいの大きな腹でこれからの福祉の中にしっかりと人材が根づくような、そういう政策をとるべきだと思うのですが、最後にそれを聞いて。町長は一歩前にでる決意を是非聞かせて下さい。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
決意は、決意としていつでも言えるのですが、正直言って、この間10年くらい町長をやりながら、上川の町村会だとか、道の町村会だとか、そういうところでものを言ったり、嫌われたり、色々な機会があるわけでありますけれども、正直言って、自分なりに頑張ってきたつもりでありますけれども、なかなか世の中の壁は厚くて、頑張ってはいるのだけれども、なかなか気に入ったことにはなっていないのかなと。残念ではありますけれども、そう言わざるをえない。しかし、頑張るということは言いますけれども、1つの限界も感じているということだけはご理解をいただきたいなというように思っております。1つの決意表明とは言わないですが、1つの表明をしたい。
質問 7番 岩崎泰好
今、学校との協定を結ぶなり、そういう繋がりを作って制度設計をしっかり立てるということについては、どうしますか。答えていただいて。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
それらも含めて、すべて検討課題だというように申し上げておきたいと思います。
質問 7番 岩崎泰好
大いに期待したいと思います。やはり、我が町は人口減少社会の中にあって、いかに人口減少を止めていくかが大きな課題です。福祉の面からも、しっかりと人がここに残る、雇用の場がある、そういう場所を提供できる、そんな仕組みづくりをしっかりやっていただきたい。そう申し上げて、私の質問事項は終わりたいと思います。ありがとうございました。