みんなの議会

美深町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日

危惧する医療を取り巻く現状への認識と安心の医療体制をどのように築き上げるのか

2016年12月13日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「危惧する医療を取り巻く現状への認識と安心の医療体制をどのように築き上げるのか」について質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
岩崎泰好 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 岩崎泰好

それでは、一般質問を始めます。危惧する医療を取り巻く現状への認識と安心の医療体制をどのように築き上げるのか。美深町の医療を取り巻く現状と安心の医療体制構築をどのように進めるのか、町長の現状認識と将来に向けた考え方、更には具体的な対応について、伺うものです。美深町の現在の主な医療機関は、美深厚生病院と瀬尾医院です。瀬尾医院が奮闘を続ける一方で、公的病院としての大きな役割を担っている美深厚生病院の現状は、外来患者の減少数、あるいは名寄市内の医療機関への増加数などから分析しますと、病院離れという現象がすでに始まっているのではないかと危惧する1人であります。医者と患者の信頼関係に大きな揺らぎが生じている事への根本的な解決が求められております。現状の認識をどのように捉えておられるのか、お聞きしたいと存じます。 2つ目は、安心できる医師の配属、常勤医2名体制の早急な実現を厚生連や関係機関に要請し、1日も早い実現を進めることが、まずもって必要ではないか、そのように考えるところですが、見解をお聞きしたいと存じます。3つ目は現状の結果として、赤字補填のための美深町の負担金が急増していることについて、一定の上限を設定することも必要な環境になってきたのではないかと思うところですが、改めて見解をお聞きしたいと思います。4つ目には、町民が安心して利用できる医療体制づくりのために、今後、町民を含めたプロジェクトチーム等を作る必要があると思うところですが、その辺についての見解もお聞きしたいと存じます。5つ目には、現在進めておられます広域医療圏での美深町の公的病院の役割、その分担を明確にしながら、美深町の将来的な医療機関のあり方をどう描いておられるのか、その構想についてもお聞きしたいと存じます。最後になりますが、将来像の具体的な内容として、例えば、救命救急医療体制の見直し、あるいは病院間の移動に現在使っています救急車、転院するための専用車両を用意すること、あるいは救急車を呼ぶ以前の医療体制として、救急電話相談ダイヤルの運用なども今後、必要になってくるのではないかと思うところですが、これらのことについてもお聞きしたいと存じます。美深町の医療を取り巻く現状、先ほども議員からご質問がありました。同じような内容になりますが、極力かぶらないような形で質疑を進めていきたいと思いますので、町長の現状認識と将来に向けた考え方、忌憚のない町長の考え方を聞きたいと存じます。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今、岩崎議員から医療を取り巻く現状の認識、そして医療体制をどのように作るかというお話をいただいたところでございます。最初のご質問に有りましたように、当町の町内の診療所であります瀬尾医院については、たくさんの外来が利用されていると、これらについては承知しているところでございます。ただ、近隣の医療機関の利用状況については、今、多くの診療科目があるわけでありますけれども、それぞれの受診と言いますか、患者の専門性がありまして、受療動向と言いますか、それから見て、役割分担がされているかと思っております。そういうことで町内の病院等についても、それぞれ利用されているわけでありますけれども、これらは町内できちんと整っているかという部分については、瀬尾医院についても、厚生病院についても、同じことが言えるかと思っております。次に、常勤医師についての質問でありますけれども、病院の運営にあたっては、医師の確保と言いますか、配属が大事でありまして、とりわけ常勤医と言われる部分、非常に大事であります。しかし、残念ながら厚生連は一生懸命、努力していると聞かされておりますけれども、医師の確保が充分ではないと。只今のところ、院長1名体制の常勤医体制、あと出張医等々となっているという組み合わせになっております。しかしながら、常勤医確保に向けて一生懸命しているという話を聞かされているわけでありますし、私もそう考えております。次に、赤字補填の考え方でありますけれども、先ほどの1番議員との議論も少し被るわけでありますけれども、色んな意味の幅広い議論が必要かと思っております。厚生連のある、一般厚生病院のある関連の市町村長と色々、協定等々の中で努力しているということでありますので、上限を設けるとか色々な話があるわけでありますけれども、先ほど申し上げたようなことでご理解をいただきたいと思っております。それと、医療体制について、町民を含めたプロジェクトチームというようなことも質問であったわけでありますけれども、実は、先ほども申し上げたのですけれども、美深にはそれぞれ、どこの厚生病院所在もそうでありますけれども、それぞれのところに、美深であれば美深厚生病院運営委員会が設置されておりますので、民間の委員がほとんどでありますから、11人の方々で参加していただいて色んな議論をしております。厚生連に言わせると、我が町の、と言いますか、美深町の運営委員会、色んな議論が出ますねと。それなりに他の所よりも活発に動いていると。ご意見が出ているという感じを持っているようでございまして、一定の反映をされているのではないかと。従って、従ってというよりも、これに重ねるような事は出来ないし、しないとこういう考えでありますので、ご理解をいただきたい。それと、医療機関の将来像でありますけれども、それぞれ国の医療制度、北海道にも地域医療構想の策定が今、進められておりますし、上川北部においても、それぞれ医療機関のあり方等々について検討が行われているわけであります。事務段階で担当課長等も会議に出席をしながら進めておりますので、医療圏の話、更には、その中でベッド数をどうするかと、こういうことも、かなり協議をされておりますので、保健所単位の部分がありますけれども、北海道でそれをまとめるという作業になっておりますので、ご理解をしてほしいと思っております。それと、最後に言われました広域医療圏の中での救急医療体制の協議があるわけでありますけれども、広域の中に、医療圏の中には高度急性期と言いますか、そういうものもある。それと急性期と回復期、更には慢性期、このような病床機能の区別といいますか、あるわけでありまして、それらについても検討を加えられている。例えば、美深厚生病院であれば、これぐらいのベッド数でどうでしょうかという協議が今後、整ってくるのではないかと思っておりますので、進展の度合いと言いますか、具合を見ながら、色々我々も参画しながら、意見反映をしていきたいと思っております。いずれにしても、町内の体制だけではなくて、圏域の近隣の市町村との協議、医療機関としての協議等々もあるわけでありますので、ご理解をいただきたいと思っております。それと、救命医療体制の中で、車のまわし等々のお話がありました。厚生病院に聞くと、厚生病院が転院、転院と言うのですか、これらについては、厚生病院に車が用意されていると。その時の必要によって、相談されれば出せるような状況であるようでありますので、その辺の事は病院間の移動といいますか、転院できる車両は、病院としては用意してあるということでありますので、ご理解をいただきたい。それと、救急電話の相談ダイヤル等については適正に動いていると思っておりますけれども、現行で、わが町の場合は、救急車の配備ですとか、そういうことがケアされていると考えておりまして、現時点では、今、議員が言われる部分については、わが町的には良いのかなと。大きく、全国ですとか、道展開で見れば将来の課題はあるのかもしれませんけれども、わが目的にはカバーされているのかと、このように考えているわけであります。以上です。

質問 7番 岩崎泰好

まず最初に、5番目と6番目の広域医療圏内での役割分担の問題、それから、将来像の具体的な考え方について。ここからお聞きしていきたいと思いますが、1つは、今、わが町が抱えている病棟は、一般病棟と療養病棟に分かれるわけです。療養病棟については、一定の期限があって、今後は、そこを閉じなければいけないという方向性にあると考えておりますが、その中で、広域圏の名寄を中心とした医療体制の中で、新たにケアのための病棟も今後は必要になってくると思います。そういう意味で、先ほど来、広域圏での話し合いも当然あるということですけれども、そういう受け皿に1つはなって、しっかりそこに病院間の消防議会の時にも一般質問させていただいたのですけれども、広域で今、救急車を病院間の転院に使っている件数が年間200件以上、相当な数があるのですね。これらを広域の中でそれぞれ負担しながら、救急業務とは別に、別立ての車両をしっかり用意して、病院間の行き来ができるような、ましてや病棟の行き来もできるような、そういう仕組みを今後、作ったらどうなのかという考えにあるのですが、その辺のところの考えは、どの様に考えていますか。病棟の再編も含めて。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

保健所が中心になりながら、これらの医療の色んな相談をされております。その中で増幅の病棟ですとか、それらは一般病棟と言いますか、介護ですとか療養ですとか、そういうやつは整理をかけて行かなければならないという方向には進んでいるのは間違いない。そこで中核病院全体が多いという発想があるものですから、どうしても減っていくのですけれども、その中で、今、議員は言い切りませんでしたけれども、病院間でやり取りができるような、こういう発想があるのかもしれないけれども、なかなか地方の病院というのは、私どもが抱えている厚生病院的で、そういうやり取りができるというのは、行くのは良いのですけれども、もらってくるというのは、それは、医者の問題ですとか施設の問題ですとか色んなことがあって、それは不可能ではないかと。そういう議論は我々としてはなかなか出せないということになるのかと思います。ただ、その中核病院の中でそういうことも含めて、ケアできるように体制を取るという1つの手段と言いますか、方向、それは議論の価値があるのかなと思いますけれども、病院間でやり取りをして名寄市立病院が中核だとすれば、そちらからも回してもらうという、そういう発想にはならない。

質問 7番 岩崎泰好

実際、そういう形で取組んでいる広域のところも、すでに道内で出始めているのです。しっかり、病気の度合いによって、本当に重篤な人というのは全体の10%前後だろうと、数字的な統計も出ていますから、それ以降、とにかく下りと言いますか、よくなってきて、家に帰るまでの間のケアをする施設というのも必要になってくるので、そこのところをしっかり自治体間で協議をしながら、しっかりベッド数の再建の問題も含めて、それは今後、やれるような環境にあるだろうと思います。実際に、十勝圏管内でも、すでに始めているところもありますし、そういうところも是非研究されていただきたいと思うところでありますけれども、広域の問題も色々と難しい問題がたくさんありますから、なかなか大変ですが、今日の質問の1つは、本論に入りたいと思いますが、縷々、今、お話の中では、病院離れの実態というものについては、先ほどの答弁の中では、町長は人口の減少というのが1番大きな要因だとお話をされました。外来者数の推移等も、実は、議会と町民の懇談会の席でも資料としてお渡ししたのですけれども、その数字から追っていきますと、外来者数は平成19年、97名おりました。それが平成27年には64名という数字です。単純に減少率を考えてみますと、40%ほど減っているのです、外来者数の数が。正確な数としてはつかめないですが、平成18年の国勢調査の人口と平成27年の国勢調査の人口の減少率を見ますと20%なのですね。単純に人口減少によるもの以上に、その倍ぐらいの人たちが減っているという、外来数が減っているという、数字が実は示しているのですね。それは単純に人口減少だからとは言いがたい、なにか別の、大きな病院離れをする理由があるのではないかと推測をするところであります。同じく、お渡ししました資料の中にも国保の対象者、75歳以下の1ヶ月の外来の市町村別のグラフも添付しました。その中には、美深町内で31.9%約3割、名寄市内が53.9%、約54%。旭川市近郊、その他で14%弱という数字です。この数字も、美深町内で本来受けるべき人たちも、先ほど町長は専門的な病棟云々というお話もされていましたけれども、しかし、それだけではないような気がします。これは75歳以下の数字ですから、高齢者になると、もっと数字は如実に現れるのかなと。現在、私は数字を持っていないですから、それは推測の域を出ませんけれども、それと先程も町民との懇談会の中でのお話もありましたけれども、いただいた発言の中には、毎日仕事上、毎日のように厚生病院へ行っていると。しかしながら、この頃、外来の患者数が減ったことを如実に感じるというご意見をいただいた町民の方もおります。それから、つい最近の郷土研究会の例会の席でも、当日は議会広報の読み方というようなことで、議会のPRもしたのですけれども、その時に、郷土研究会の会員の方から、その厚生病院の問題、早急な改善と解決をしてほしいのだという話も、本当に切実な声として上がってきています。また、厚生病院の決算書、第68期の決算書の中身を見ても、前年度実績5億3,348万円、これは医業収益ですね。それが4億9,886万円と、3,462万円の減収になっている。 6.5%の減収という数字からも、外来患者の方々が病院離れと思われるような現象がここ数年ずっと続いてきているのではないかと危惧するところですけれども、先ほど、町長は、とにかく人口が減っていることが、大きな要因だと言っていたけれども、もっと別な要因が重なってきているのではないかと思うところですが、原因がどこにあるのか、改めて町長の見解をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

原因がどこにあるかと言われれば、先ほどと同じように、主たる原因は人口減少、こういうところに主たる原因はあると言い切れるのではないかと。ただ、その他の要因として今、心配されるような諸々、先ほどの議論もそうでありましたけれども諸々の関係があると。特に、常勤医が今、1人体制であると。こういうことについては経営の中身も含めて、非常に課題があると思っています。それは、まさにそうでありますけれども、主たる原因はやはり人口減少、これは間違いないと思っております。

質問 7番 岩﨑泰好

それでは、美深厚生病院の内容について踏み込んでみたいと思うのですが、美深厚生病院のホームページ、町長、ご覧になっていますか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

見ておりません。

質問 7番 岩﨑泰好

それでは議長、ホームページの資料を町長にお渡ししたいのですが、よろしいですか。質問を続けますが、ホームページのトップページです。最初のページですが、美深厚生病院は地域住民から信頼される医療提供と保健福祉活動の推進を図り、最も信頼される、選ばれる病院となるよう努めます、とトップに書いてあります。そして、更には、その経営理念あるいは病院の基本方針の中にも、地域住民から信頼される病院づくり、そして安定した経営基盤の確立というようなことが唱われています。現状は、このホームページで唱われていることと非常に大きく解離していると言わざるを得ないと思います。このような状況を本当に安心して町民が通うことができる病院、医療機関として町はやはり物を申さなければならないと思うのですが、その辺の所については町長、どうお考えですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

今、ホームページを見せていただいているわけですが、鏡となる部分、頭の部分で、最も信頼され、選ばれる病院となるよう務めます、これは1つのスローガン的な話かと思いますけれども、これはこれで、その通りだと思っております。これは、美深厚生病院ではなくて、全道の厚生病院が信頼され、選ばれる病院になろうということで、それぞれ、私は旭川の病院の運営委員も務めておりますけれども、こういう書き方をしているわけで、それはそれとして、努力をして、ここに向かっているのだということでご理解をいただければ良いかと思っております。

質問 7番 岩崎泰好

町長、あまり厚生病院側に立って言うこともないと思うのですね。町民側に立って、物事というのはしっかり言わなければ、厚生病院の弁護をするような形では、物事は解決しないと思うところですが、特に、もう一つは、今、町長からお話がありました常勤医の問題、これについては、厚生連、現在11ある病院の中で、大きなものは別として、一般病院と言われる中で、美深だけが常勤医1名なのですね。摩周が3名、鵡川2名、丸瀬布2名、常呂3名、クリニックにあっても沼田は2名配属になっています。これらの現状と本来、美深厚生病院が常勤医2名という事だったと記憶しておりますが、それらについて厚生病院側と話すことも大事ですが、しっかり厚生連と、厚生連本体としっかり交渉する必要があるのではないかと、早急に。というのは昨年来、2人体制にようやくなりましたよね。それが1年も経たないうちに1人体制に戻ってしまった。2人体制のときには、その医師の方も非常に努力をされて、町民といかに、ここで厚生病院が唱っている病院に近づけていこうかということで努力をされたと思っています。その結果が、やはり色んな形で講演会だったり、町の広報に色んな形で載せたり、そういう努力があって、町民も安心のあの字まで、良かったと。たくさんの人が病院を信頼に値する病院として、これから利用していこうと思った矢先に、また1人体制になってしまった。それがまた1年続いている。そこで、しっかり、それは厚生連に物申す、しっかりとお金も出しているのですから、物を申すということをしなかったら、事は進まないと思うのですが、どうお考えになりますか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

今のご質問の冒頭で、どうも、町長は病院側の厚生連側に立っていて、町民側に立っていないのではないかという印象があるとすれば、それは、そうではありませんので、ご理解を頂いておく必要があると思います。もちろん病院側に立って、少し話さなければならない部分もあるし、町民のご意見を参酌しながら病院に言わなければならないこともあるし、それはそれで色んな立場があるのだということも理解をいただきたいと思っています。常勤医、昨年までは2人だったのに、1人になってしまったと。そういうことで厚生病院の評判から、更には、経営から、何もかも少し崩れてきていると、これはその通りであるかと。そこで、厚生病院の常勤医2名というお話でありますけれども、この頃、たまには厚生病院の本部も2名という表現をする時もあるのですけれども、正しくは3名だと私は思うのです。この厚生病院の64のベッドを持って、厚生連のうちの病院の規模から行くと3名だという感じで、そこで2名確保してもらって、院長とざっくばらんに相談をする時もあるのですけれども、なんとか2人でやり切れるのではないかと。常勤医が常に2人いて、出張医の応援もあれば、という話もありますから、これは厚生連本部にも、そうであれば3名と唱わず、2名で良いのではないかと。常に常勤医2名確保して欲しいと。3名など言うと、3名が1名になったら非常に聞こえが悪いと、そういうことも含めて申し上げているところであります。ただ、他のクリニックですとか、他の病院、厚生病院のとの比較で行くと、非常に我が町の厚生病院の医師の体制と言いますか、入院ベッドは持っている、地域は広い等々を言うと、やはり医師の数が非常に少ないと思っております。そして、この辺のことについては、いかがなものかということについて、せっかく来た内科医もいなくなった。どういうことかと。これはもちろん、ここの厚生病院にも申し上げていますけれども、本部の中でも、きちんと申し上げているわけでありますし、この間、運営委員会等々がありまして運営委員会の話題になったことが道北の新聞と言いますか、地域の新聞に少し、ごつい見出しがついて出たものですから、本部も厚生連本部もびっくりするような状態で、厚生連の役員が飛んできて、美深町はどうなっているのかと。町長どうなのですかと、非常に心配されて来られたと。それだけ町民は敏感な部分があるのですよと、そこで色んな事申し上げたのも事実であるし、将来のことについても検討していかなければならない項目等についても、お話を申し上げたところでありますので、ご理解を頂いておきたいと思います。

質問 7番 岩崎泰好

現状は非常に惨憺たる状況だと思いますが、先ほど来、同僚議員の話の中にも協定書の問題、見直しの問題と上限の考え方の問題、町長の方にお聞きしたと思いますが、上限設定の考え方については、協定書がありますから、その辺のところは、なかなか難しいのかなと思ったりもします。が、しかし、協定書ですから、この協定書の中身を先ほどいただいたのですが、協定書の中身を少し見る限りにおいては、この協定書はこれが絶対的なものではなくて、お互いに甲と乙が、疑義が生じた場合あるいは経営に関わる重大な事態が生じた場合、これについて、その都度、甲と乙が協議して決定するというように、これは第9条に唱っています。やはり、この協定書を結んだ当時から比べて、先ほどの話も出てきましたけれども、相当数、大きな金額が動いていると。協定書を作った当時から見ると、本当に何倍ものお金が実際、町の税金の中から支払わなければならならないという事態になっている。そのことを勘案すると、1つは、こちら側からどうなのですかと。この協定書の中身について疑義がありますという形で、できるかどうかは別です。別ですけれども、そういう働きかけというのは必要なのではないかと思うところです。その辺のところはどうですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

先ほどから答弁しているわけでありますけれども、上限という話は別に置いて、厚生連としても10割補助だと。10割補填するということになると、どうも厚生連の努力的なものが見えないのではないかというようなことを我々が指摘をしながら、その辺の考え方、厚生連は今、そういう考え方にまだ至っておりませんので、我々が指摘をしている段階で、そこで先ほど、今もそうでありますけれども、この協定を結んだ当時と今は、非常に大きく赤字になってきている、その通りであります。しかし、財源補填というものが、国からの特別交付税という財源補填の制度ができまして、今、少しまた稼働率で少し変わろうとしている、変わってきている、変わろうとしているのですけれども、当時言っていた、私が当時、この場で言ったのだと思うのですけれども、1億5,000万円程度ということを申し上げた当時は、財源補填が2,000万円程度の話でありましたから、当時1億いくらかを負担していたのですね。1億4?5,000万円だけれども。今、これから稼働率も参酌していって、1億程度は交付税を確保できるだろうということになってくると、1億5,000万円というのは全然クリアできる話でありますし、それほど、確かに赤字は膨らんでいるのですけれども、持ち出し財源としては、それほど増えてはいないということを1時は逆にプラスになるくらいに貰った時期も、実は、あるわけでありますので、今、状況が厳しくなってきているということは事実でありますけれども、当分、色んなことを考えながら凌いでいかなければならないのではないかと思っています。

質問 7番 岩崎泰好

上限云々のその議論というのは私もあまりしたくはないのです。というのは医療にかかるお金というのは、本当に安心の医療を続ける中においては、当然負担しなければいけないお金です。ただ、その安心の医療の部分が、どうも今、みんなが安心して、この厚生病院に町民の多くが外来で駆けつけるという状況ではなくなってきているところに問題がある。私はそう思うものですから、だからこの協定書にあっても、特に協定書の甲と乙、2つで結んだ前提となる、負担行為をする前提となる履行義務というものがしっかり果たされていないのではないかと。先ほど厚生連のホームページに、こう書かれていますという話をしたのも、実はそこなのですね。病院が目指すものが、しっかり目標としたものが、実現されていない。ましてや、医者の問題にしてもそうですし、小さく言えば接遇の問題もそうです。町民から色んな声がある。それらひとつひとつを解決して、本当に町民から信頼されて、この病院に来てよかった、この病院があることが安心だと言えるような病院体制ができて、初めて、この協定書にある、お金が負担するということが初めて町として履行するべきだと思うのですね。その辺のところが、前提となるものが、もうすでに皆さん病院離れの現象がどんどん起こっている現状を見ると、やはりその辺のところは、しっかりと物申して、付帯をつけるなりして進まなければ、この状況は、毎年、毎年、増加の傾向にあるという方向は否めない事実だと。町長が今、1億5,000万円までは充分、余裕を持って出せるというお話をされましたけれども、それとても、本当に安心して行ける医療機関として、唯一の医療機関として利用できる、そういう病院になってもらうことが第一の目的ですから。そこのところをしっかり物を申して、次につなげていく方策をとるべきだと思いますが、町長、改めて考えを聞かせてください。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

協定のことをだいぶ言われるわけでありますけれども、それはうち単独で作っている協定ではなくて、みんなで作っている協定でありますので、その辺のところもご理解をいただいて、もちろん今、議員から言われるようなことも含めて、意見反映と言いますか、色んな議論をしているのだということも、先ほどの議論でご理解いただけるかと思っております。それと、医療離れが進んでいると、医療離れというより厚生病院離れと言った方が良いのかも知れませんけれども、そんな感じで、僕は高齢者がかなりウエイト、ますます病院に通う、病院離れと言う、いってみれば具体的に言えば厚生病院離れのことを言わんとしているのかと思って聞いていたのですけれども、諸々、ご意見があると言いますか、私も課題がないとか、問題がないとか、そういう立場は取っておりません。それぞれ課題を持って取り組んでいかなければならないと、そう思って、認識は議員と私で、それほど変わりは無いと思っていますけれども、そういう中で、一生懸命努力をしたいと。ただ、わが町の病院の事、総体のこと、そして広域の中のこと、色んな事、それと先ほど申し上げましたけれども、この病院の機能というのは、ただ外来ですとか、そういうだけではなくて、今、院長は産業医という資格も持っておりまして、色んなことに関わっております。学校の学校医の話から色々あるわけでありまして、人間ドックですとか諸々あるのですけれども、そういう中で、医療体制そのものを色んな相談する立場にもあるわけであります。そういう中では地域の医療体制の中で、地域として、わが町だけではなくて、中核の中でも、わが町の川合先生の発言というのは、非常に高いものがあるのかなと思ったりもするわけでありますので諸々考えて厚生病院と共々に地域に愛される病院になっていく努力をしなければならないと、これはその通りであります。努力をしていきたい、そのためには議員さんも色々課題があるという1つの指摘は承りますけれども、一緒の方向の中になって病院側に立てとは言いません。町民の声は声として上手に届けながら、やはり、良い方向に向くように、あまり町民に心配だと、心配を更に増幅するようなことではなくて、一緒に頑張ろうと。そういう方向で医者も気安く外へ出たり、常勤の医者でも美深町を大事にしてくれるから良いと、そういう雰囲気作りもやってほしいものだと、私の希望であります。

質問 7番 岩崎泰好

それではあと2点だけ、今、住民の不安を煽るような事はしてくれるなということでありましたけれども、私はそういうつもりで言ってはおりません。本当に信頼され、愛される病院づくりが大事だと思っています。心配しているのは、町民の多くの方々です。町民の多くの方が本当に心配していることを付け加えておきたいと思います。誤解されたとしたら、申し訳ございませんが。私の言葉足らずで申し訳ございません。その医師の配置の関係、先ほど、本来3名なのが2名なのだ、という話を町長の方からお聞きしたのですが、前にも一度、一般質問で取り上げたことがございますが、医療間の連携という形で、どうしても内科医がいない時に、奈井江の病院がやっているのですが、民間の医者の机を1つ、奈井江病院の中に置いて、そこで診療体制をとる。クリニックですから、クリニックの医療はそこで受ける。その人の枠として一定程度のベッドは用意するという形で民間と町の公立病院との連携という形も、何年も前から奈井江は取り組んでやっているのですね。そういうことも、医者の不足ということに関して、早急に解決するのであれば、そういう体制を構築することも1つの手法だと思いますが、その辺の考え方はどうでしょう。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

奈井江病院の実態は、よくわからないのですけれども、おそらく厚生連ではない事は間違いないと思います。うちの病院は、あくまでも、経営は厚生病院であるということだけは理解をして、公的病院としての使命を果たしてほしいということが我々のお願いでありますので、その経営内部をどうする、こうする、そこまでは、なかなか我々も簡単には言えない話であります。色々なことがあるのかも知れませんけれども、本当に難しいことだと思っております。

質問 7番 岩崎泰好

美深厚生病院の運営にかかわる協定書のなかの第5条に乙、いわゆる厚生病院側、運営に向けて医師の確保並びに配置について最大限の努力を行い、甲も、甲というのは美深町ですね。甲も医師確保に協力するとなっています。今、言われたのは組織の違いがあるということは当然、私も知っています。でも、その協力する中でこういうことも可能ではないかと提案することも、1つの手法ではないかと思うのですね。瀬尾医院にしても、非常に町内の中では人気のあるお医者さんです。ただ、今、1つは高齢化の問題と、それから施設の老朽化の問題を抱えながらいるという、色々課題がたくさんあるクリニックです。ただ、医者としては、非常に町民から信頼されているお医者さんですから、そのような方を迎え入れるような体制はできないかという、これは相談事ですから、そんなことも縦割り厚生連の云々ということも確かに分かりますが、充分、知った上でそ、ういうことも今後、検討する価値があるのではないですか、厚生連とも。鵡川にあっては、町に移管しましたよね。町に移管して、そして今、現在は指定管理という形で鵡川厚生病院が運営していますよね。その辺の色々やり方というのは、お互いの協力関係ですから。こういう時にこういう医者がいるけれども、そういう運営体制ができないかという相談をすることで、それならやっても良いと言うかもしれない。そういう努力というのも大事だと思いますが、改めてその辺の考え方を聞きたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

議員の言われる事は、非常に、先ほど申しましたように、経営は厚生連でありますから。うちが経営者になるという考え方に立って言うのだとすれば、そういう発想も出てくるかもしれません。なかなかそういうことには現在ではならないと思っております。ここで言う第5条で、医師の確保に関する協力、医師対策について必要な都度、協議すると、こういう条文をとらえて言われたのですけれども、我々としては、実はこの頃ではありませんけれども、何年か昔になりますけれども、なぜ医師が来ないのだろうと。厚生連全体に、医師の給与ですとか他の病院から比べたら落ちるのではないかと、そういうことを申し上げて、実はそうなのだと、それもあると。したがって、赤字はまた少し増えるかもしれないけれども、少しそういうことも加味してくれるなら、と言う、そういう色んな意味の協力というか、相談というか、そういうこと諸々のことでやっておりますので、今、言われる観点は僕らとしては、そういう観点には、立っていないということを申し上げておきたいと思います。

質問 7番 岩崎泰好

最後になります。先ほどお渡ししました病院のホームページの中に、院長の挨拶があります。私は、前もって断っておきますが、個々人を批判するものでも何者でもありません。ひとつの病院のトップとしての考え方が載っておりますので、それを紹介します。住民の皆さんとは。もちろん、福祉介護保険関係のスタッフとの共同作業を通して、美深厚生病院が心豊かな生活空間の1つとなれるよう、頼ってもらえるよう、職員一同笑顔で仕事に励んで参ります。皆さんから、温かい心と優しい辛口で、ご指導いただきたいというように病院長は挨拶で書いています。やはり、その温かい心と優しい辛口で、もの言えるのは町長以外にないと思います。病院長とひざを交えて、今後、町民がこう思っている、こういう声がある、それに対してどのようにしていこうかと。そんな、膝詰めの話を今後、回を重ねてほしいと思うところですが、その辺の考えをお聞きして、私の質問の最後といたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

今、議員から、ホームページと言いますか、病院長の挨拶と言いますか、コメント等がありましたが、これに私は、ああだ、こうだと言うコメントは一切出しません。ただ、後段、言われましたコミュニケーションを病院と取れと、努力しなさいと、これについては、昨年もやったのですけれども、今年も12月は行事が立て込んでおりますから、できないのでありますけれども、年が明けて、厚生連の本部は呼ぶつもりは無いのですけれども、事務長を入れて、院長と少し膝詰めで、懇談をしたいと。非常に院長もそういう懇談の場になると、非常に雄弁になって、色んなご意見を聞かせていただけるので、本当にそういう機会をたくさん作ればよいのですけれども、たくさん作るとお金がないものですから、懇談するのにお金がかかるのかと言われたら弱いのでありますけれども、多少のお金はかかるものですから、そういうことも含めて、努力して参りたいと思っております。

質問 7番 岩﨑泰好

以上で終わります。

出典:美深町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる