美深町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日
(1)新年度における美深農業の課題に向けた対策について/(2)新年度における老人福祉対策について
2013年3月11日、美深町議会の一般質問で、南和博議員が「新年度における美深農業の課題に向けた対策について」「新年度における老人福祉対策について」について質問し、町長 山口信夫、町長。町長 山口信夫、住民生活課長 瓜田晃が答弁しました。
- 質問者
- 南和博 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫、町長。町長 山口信夫、住民生活課長 瓜田晃
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 4番 南和博
私は今回、項目3件、件名それぞれ1件ずつ町長に対して考え方を伺いたいと思います。まず1として産業であります。新年度における美深農業の課題に向けた対策について。新年度予算における担い手対策について伺います。これまで農業の担い手対策については農業振興策の最優先課題のひとつとして取り組んでこられました。平成24年度においては懸案だった農業実習生等宿舎も建設され、対象者の生活環境保全と外に向けた新規就農希望者の確保に大きくアピールすることとなり、担い手育成の拠点として期待するものでありますが、一方、地元農家の子弟、後継者の対策は不十分の印象があります。担い手対策に後継者対策を重点化した対策が将来の美深農業と地域を守っていく上で必要と考えるところでありますが町長の考え方、見解を伺います。2といたしまして農用地の現状と課題について。現在美深町の耕作農地面積は約5,000ヘクタールがありますが今後の就農人口の減少と耕作面積の限界で今後不耕作地となりうる可能性があります。地域性の違いがあることは認識いたしますが特に条件不利地や遠隔地域に農地の引き受け手の限界が見受けられる中でこれらの農地の保全、耕作放棄地とならない対策が必要と思いますがどのような認識をされているのか伺います。次、項目2番目、社会福祉、件名、新年度における老人福祉対策について伺います。新年度予算において小規模多機能居宅介護事業所の整備計画が示されておりますが背景として特別養護老人ホーム及びグループホーム施設整備の限界に伴い、在宅介護の増加が増えることから対応策のひとつとして認識しております。さらに今後団塊世代が高齢者となり老人福祉施設の需要が高まりサービスの充足に懸念もあることから予防対応策として認知症の予防対策を今以上に推進していかなければならないと思います。これまでの対策より一歩踏み込んだ取り組みが必要と考えますが町長の考え方を伺います。①といたしましてホームヘルパー、ケアマネジャー等の人材確保育成策について。②認知症予防対策の充実評価について。③緊急通報システムの利用状況についてを伺います。次、3として行政、件名が地域情報通信網の現状と課題について伺います。平成23年度から運用が開始された地域情報通信基盤整備事業により町民の情報通信の環境が整備され、2年が経とうとしておりますがさらなる有効利用等を模索すべきではないのか、以下の点について伺います。①防災情報端末機の活用状況と課題について。②防災対策としての携帯電話の不感地帯解消策はないのか。以上を申し上げまして、町長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、南議員から産業、社会福祉、行政、項目的には3項目でありますけれども中身的にはたくさんのご質問をいただきましたので順を追ってご答弁を申し上げたいと思います。新年度における美深農業の課題等々の中でございますけれども、その中で担い手対策でありますけれども執行方針でも述べておりますけれども美深農業を持続的に発展させていくには担い手の育成確保が最も重要であると認識をしながら取り組んでいるところでありまして昨年においては農業研修生等の宿舎等の整備をさせていただいたところでございます。従って、こういう中から1人でも多くの方がこれらの施設を利用されながら担い手であるとかパートナーとなってくれることを期待しているわけでございます。それと農家の子弟、後継者対策という質問でございますけれども、現実の押さえとして親元で後継者としておられる方、22名と押さえております。議員ご承知と思いますけれども農家子弟に対する支援策、町が執っている支援策について若干申し上げたいと思っております。それは農業高校、農業大学への進学者への奨学金の貸付制度もあるわけでございましてこれは最長で7年間190万8千円ほどであります。さらに親元就農3年で返還免除という制度も持っているわけでございます。そのほかに農業後継者育成協議会、担い手育成総合支援協議会を通じての支援としては農業大学校であるとか花・野菜の技術センターなどへの研修経費についても20万円ほどの助成制度をもっているわけでございます。さらに就農奨励金として1年以上家業従事する場合については5万円、さらには結婚祝い金等については7万円、こういう制度も持っているわけでございます。そのほか、4Hクラブへの助成であるとかさらには国内外への研修視察への助成等も行っているわけであります。胸を張るわけではありませんけれども他の町村に負けない、幅広い支援策を講じていると考えているところでございます。さらに、北はるか農協におかれましても農家支援制度の研修支援を昨年度から始めていると伺っております。そのほか、国の新制度として農家指定に対しても成年就農給付金、これは就農前2年間でありますけれどもさらに就農後5年間という制度でありますけれども年に150万円ほどを支給することになっておりましてこれらが町の施策さらには国の施策等々を利用することによって有効になってくるのではないかと非常に期待をしているところでございます。議員と同じく重要不可欠な後継者対策を重点的に取り組んでいきたいと考えております。次の2つ目の質問で農用地の現状等についてのご質問がございました。これは農業委員会と連携をしながら不耕作地等々の対策確保を状況調査をしているわけでありますけれども、本町において不耕作地と言われる部分については平成20年度では22ヘクタールほどと押さえていたわけでありますけれどもその後指導等を強化したわけでありますけれども現在9ヘクタールと押さえているわけでございます。従って、農業委員会等々と連携をしなければなりませんけれども農用地の実態調査をさらに実施する中で耕作放棄地の未然防止に努めてまいりたいと思っております。さらに、農家が減少する中で不耕作地が心配なわけですけれども農地面積総体的には約5,000ヘクタールほどあるわけですけれどもそんなに減っていないというのが事実であります。しかしながら農家戸数については20年前と比較するとだいたい半分減少しているという状況があるわけであります。従って、これらのことを考えていくと農協等々とかなり協議をしなければならないわけですけれども農地や施設等をどう使っていくのか活用していくのか、そういうことを考える上においては農協等々と出資法人的な考え方をつくっていかなければならないと思っております。いってみればシステムづくりをどうしていくのかということが大事になってきます。ただ、そうはいっても農協さんであるとか関係機関、団体、生産団体、営農集団、これらが町は相当危機感をもっておりますけれども同じ意識に立って取り組んでいかなければならないという時期にきていると考えているわけでございます。次に、社会福祉の関係であります。具体的にホームヘルパーだとかケアマネジャーの人材確保についてのご質問でございます。介護保険制度の中で要支援、要介護の認定者数が年々増えているということでございまして、それも住み慣れた地域の中で生活を可能にしていくことがベターであると考えておりまして大きな課題だと思っております。介護サービスをするもの、提供する事業所、これらについても町内外から人材を募りながら確保に向けて努力をしていかなければならないと思っておりまして運営等については社会福祉協議会の運営事業や訪問介護事業者に対して補助を行っておりまして、そういう部分の中で人材確保を含めた支援を行っているところでございます。そのほか育成策についてもご承知のことと思いますけれども、美深町保健師等人材確保条例に基づく看護師、准看護師、保健師、介護福祉士の方々の就学支援というものも行っております。さらに社会福祉協議会が実施しているホームヘルパーの資格取得についても全面的に支援する方向で経費の負担を考えているわけでございます。現在ホームヘルパー、ケアマネジャーの配置状況について若干申し上げますけれども、ホームヘルパーは社会福祉協議会の一事業所がサービス提供をおこなっておりますが民間事業者についても新たな訪問介護等をやりたいと、提供される計画があるように聞いておりますのでこれらについても考えていかなければならないと思っております。ケアマネジャーについては4つの事業所でサービスを提供している状況でございます。しかしながら厚生病院で居宅介護の支援事業所が3月で中止になる方向でありますので町内の民間事業所において新たな支援事業が開始されることを望んでいるわけでございます。非常に重要な課題だと認識をしております。議員が指摘されました認知症の予防対策については非常に難しいことでありましてなかなか治療法についてはまだ確立がされていないということであります。その中で脳出血であるとか原因がはっきりしているものについては生活習慣をきちんと改善するということでそういうことが若いときから大事だと言われておりましてそういう意味では特定検診であるとか特定保健指導などの実施をきちんとやりながら、また生活習慣の意識づけを強化しながら絶対的なものではないかもしれませんけれども認知症の予防対策に努めていかなければならないと考えております。そのほか、認知症というのはどういうものであるという認識を深めるためにも日常の講演会であるとか出前講座であるとかそういうものも強化していかなければならないと思っているところでございます。それと、社会福祉の部分で緊急システムのことについて触れられました。現在、重度身体障害者で緊急時に必要とされる緊急通報システムの電話ですがこれらの設置状況でありますけれども82台であります。今後とも高齢者の身体、生命、財産を守る上でもこれらがさらに有効活用になるように努めていかなければならないと認識しております。しかし、配置はしておりますけれども使われないのが一番良いのかという認識もありまして、あまり使われないことが良いのか悪いのかと思っておりますけれどもそのようなことでけっこうな数を配置していると、目標としている数は100でありますが82でありますから相当高いところまでいっているのかという認識でございます。次に、行政ということで地域情報通信網の関係について質問がありました。情報端末機の利用状況について申し上げますけれども、2月末現在で1年間ということでありますけれども約420件の情報発信になっているわけでございます。ひとつとしては町長部局さらには議会、教育委員会、消防などの行政通信の情報発信があるわけですけれども、そのほかに商工会や観光協会、公共的団体からの情報、そしてこれからは試験的に有料化させるわけですけれども商業者の広告についてもさらに利用をしていただくということで有料部分については今までの状況では22件ぐらいの利用状況でございました。それから、端末同士のやり取り含めての数、どのくらい使っているのかという押さえですけれども月20,000件ほど通話のやり取りがあるという状況であります。そういう意味では防災電話を利用しての情報の交換は防災だけではなくて広範囲に使われていると認識しておりましてこれらの使い回しを暮らしの便利帳だとかそういうところでさらに周知して有効活用していただくようなことにさらになっていただければと思っております。そういうことが緊急であるとか防災情報を素早く伝達しながら被害を最小限にとどめていく、万が一の場合にもということにもなっていくのかと思っております。それと、最後でありますけれども携帯電話の不感地帯の話がございました。災害などで職員と連絡を取ったり、また町民が連絡を取ったりする場合に携帯電話は非常に貴重でありますけれども、町内の不感地帯間についてはきちんと押さえきれないのですが不感地帯は存在します。そして、その時の状況によって、この辺は聞こえるはずだという部分もあるわけでありますけれども通じないと、そういうところもあるようであります。いつでもどこでも町内すべてが不感地帯ではなくて通信が出来るのが1番ベターであると思っておりますけれどもなかなかそこまですべてを網羅するということにはなっていかないのかと、そして電話会社等々のこともありますし、非常に課題の多い難しい問題だと思っております。ただ、災害等々についてはいつどこで起こるかわかりませんので、特に山であるとか川であるとかレジャー等々で相当行動範囲も広くなるわけであります。ただ、ここで申し上げられるのは全部カバーするということには至らないということを申し上げておかなければならないと、難しい問題だという認識をいただきたいと思っております。それと、光ファイバーの話もあるようでありますけれども、これは携帯用の光ファイバーの不感地帯ということも含めてだと思いますが当初の段階から整備しておりませんのでご理解をいただいておきたいと思っております。以上、少し雑駁な答弁になったかもしれませんけれども産業、社会福祉、行政の大きく3項目に分けての質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 4番 南和博
まず、農業の部分から再質問をいたします。私の言い方が偏った言い方になるかもしれませんけれども、基本として農業が美深町の基幹産業という観点で質問をさせていただきます。それと、私の言う担い手というのは国の定義の担い手でなくて、それは今町長の答弁で分かったのですけれども後継者なり新規就農者という意味での担い手であります。再質問の趣旨ですけれども、今町内の農家子弟の後継者にはそれぞれ十分ではないけれども対応はしているというお話しですけれども今言ったように私の認識の中で担い手というのは農家の子弟も新規就農者も私は同じ扱いであるべきだと思っております。今、新規就農者対策においてはR&Rが一生懸命やってくれて私も敬意を表するところであるのですけれども、特に新規就農者の条例を見ますとななかなか農家子弟なり後継者が拾われない部分が非常にあると。それと、先程町長がいわれた国の施策である人・農地プランにかかわる青年農業就農給付金、この部分も実際は現実的に考えると農家の子弟後継者がなかなか枠の中に入るのにハードルが高いものがあるわけです。これは町長に言ってもしょうがない話で町長も同じ認識であるのではないかと思うのですが、その辺を網羅する意味で美深のこれからの農業を担う、または地域を守る観点でいけば別段の対策があって良いのではないかと、先程言われたように就農して5万円がいただけるとか結婚祝い金が7万円というお話しもございますけれども、この際、担い手新規就農後継者という大きなくくりでいつも基金みたいな話をしますけれどもそういう広く網羅できる担い手対策ということができないのかと考えるところでありますのでその辺のご意見も伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
農業はまさに基幹産業であります。そして先ほど申し上げました担い手は優先的な課題であると、そのとおりでありますけれども、その中にあっても扱いとしてどうも新規就農といわれる部分と今農家の子弟といいますか、後継者との差がかなりあるのではないかと、そして対象が非常にハードルが高いのではないかと、その辺のことは国の制度の中でももちろんそうでありますけれども町の条例の中でも若干違いますし少し課題があるとみているのは事実でございます。そして時代が少しずつ変わってきたと、そして新しい対応をどうしていくのかという課題も今出てきたと。それは私も認識は一緒に思っております。ただ、基幹産業といえども他産業のことも頭におかなければならない、それらの後継者のことも考えていかなければならない、どうしていくのか、この辺の課題だろうと思っております。全ての産業が、例えば、労働者づくりについてもそうでありますし、商工の後継者づくり、林業の後継者づくり、すべてが後継者不足になってきているのは事実でありますからその辺のことも踏まえながら新規就農と後継者対策、総体的に考えながら我が町の一番大事な農業の基幹産業の部分の後継者対策という諸々を考えていく必要があると、そして新たな段階に入ってきたと考えているのは事実でありますので議員とそれほど変わらないと思っておりますけれどもどうするのかということをこれから模索しながら色々な議論をしながらできるものからやっていきたいと思っています。
再質問 4番 南和博
今、町長が言われるようにそういう答弁が来るだろうということで農業が基幹産業だという前提で偏った捉え方になるのかということを踏まえて聞いていただきたいと思いますけれども、今、町長が言うように新規就農者と農家子弟に隔たりがあるのではないかと言いたいのだろうということでありますけれどもそのとおりの部分があります。農家の子弟は新規就農者とは違うのだよという意味の中に親からの経営を継承するのだから新規就農者とは全然レベルが違うのだよと、財政から施設から色々な技術から。新規就農者、初めて入る人間にはせっかく来てくれるのだからこういう対策をしましょうというところは分かるのですけれども、親から経営を継承するということは確かに親からのプラスのものも継承しますけれども違うものも継承するということで、新規就農者も初期投資に5,000万円、8,000万円と投資しますけれども私はイコールコンディションだと思うのです。そういう観点で考えれば担い手を総合的に支援するという考え方が私はあって良いと思います。それはこれから検討するという話ですけれども、例えば、よその町ですけれども清水町だとか四国の四万十市あたりはこういったものに基金を積んでそういう担い手に対して幅広く支援をする体制もしております。多くあるのが新規就農者とか農家の後継者ではなくてあくまでも農家の若者、これから意欲がある、頑張っていくという軸になっているわけです。その辺で私としてはひとつの大きなくくりで農業の後継者を支援できる基金制度みたいなものがあったら良いのではないかと考えるのですが、先ほど答弁もいただきましたけれどもそういう事例もあるという認識の中で町長の考えをもう一度伺いたいと思います。
答弁 町長。町長 山口信夫
先進的に取り組まれている全国の中で代表的なところを今紹介されたわけでありますけれども、そういう方向まで我が町として踏み出していけるのかいけないのか、その辺の議論もやらなければならないと思いますけれども、農業だけでなくて他産業の跡継ぎ対策を含めてどうするのだということで先ほど言われたように新規就農と呼ばれる部分は皆さん分かっておられて言われているのだと思いますけれどもその辺のことも含めてどうしていくかということを考えていかなければならないと思います。ただ、農業の部分については他産業と違ってウエートがあるのだということも国策でも取り組んでいるようなことでもありますし、これは他の産業に非常に影響の出る分野でありますのでこれは考えていかなければならないと。ただ、新規就農と跡継ぎといわれる農家子弟の取り扱いはどういう制度にすることが今の制度でよいのかどうか含めてこれは検討しなければならないと思います。ただ、その場合、他の産業のことをどうしても考えていかないと農業のことばかり考えているのかと、やはりそこでは商工会なり商人のこと林業界もちろん勤労者のこともあります。そういうことを諸々考えながら新しいひとつ踏み込んだ制度にしていく場合には考えていかなければならないということでありますので、南さんでありますから諸々そういうことを理解しながらあえて農業者の後継者についてご質問されていると認識しておりますので、問題はそこに踏み出すにあたっての機運づくりといいですか、行政だけではなかなかやりきれません。農業委員さんもたくさんおられるわけでありますし、他の産業の議員さんもたくさんおられるわけで、我が町にふさわしい後継者対策、担い手対策をどう作っていくのかという町の機運、投資をしていく機運、これは行政だけではできませんので議員も含めて諸々のご支援ご協力を賜りたいと思っております。
再質問 4番 南和博
そういう気概で私も取り組みたいと思いますけれども、うちの町の農業後継者に対しての助成制度ですが先ほど町長が諸々言われたものも含めてですけれども農業後継者育成奨励金貸付条例、これあたりは平成12年度改正以来そのままなのかと思いますが、現状の月額3万円が良いのかどうか。先程ちょっと言われた保健師の人材確保の条例は月4万円でその辺のことを考えるとこのあたりも平成12年からみれば13年経過していて色々社会情勢も変わってきておりますので考えていただきたいし、それから農業青少年研修奨励規則、これも昭和47年に制度を作っていますがこれらがほとんど利用がないように私は認識しています。それから美深町農業生産奨励補助規則は農業全般ですけれどもこれも古い条例規則ですね。この辺のものを1回整理して、先程から何回も言うように後継者対策の部分についてもう少し整理、集約、統合したものを考えるべきではないかと思います。23年の第4回の定例会で私は同じような質問をしておりますけれども、その時の町長の答弁では、今後美深としても新しい視点で考えていきたい、という答弁もございましたので繰り返しの答弁を求める話になりますけれどもそういった総合的な支援策を今後どのように進めていくのか、改めてもう一度伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
南さんの提言を含めた部分に理解をしたいと思っております。ただ、前々から質問されていた部分については農協さん等々と相談をしてきた部分については担い手対策含めて一番先に取り組んでほしいのはまず農業担い手の受け入れる施設をつくってくれということでありましたのでまず施設をつくったつもりでおります。しかし、それだけでは足りないのだということを今指摘されておりますので、そして、条例、支援策色々あるわけですけれども古くなってきている部分があり、その通り認識しております。従って、25年度1年で済むかどうかわかりませんけれども25年のまず取っ掛かりとして総体的な見直しを担当課に指示したいと思っております。しかし、先程言いましたように機運づくりを農業界含めてよろしくお願いをしたいと思います。
再質問 4番 南和博
次に農用地の関係ですけれども、先ほど町長の答弁の中で、将来的には農業施設、農地含めて出資法人的な組織をつくっていくのもこれから検討していきたい、ということでありますけれども、この質問の趣旨は文面にもありますけれども、これから農家人口が減って耕作する面積が増える、まして遠隔地においては農家戸数も非常に少なくなって、またそこに広大な農地があるという事態が将来出てくると思うのです。そういった意味でそういう出資法人も含めたコントラ組織みたいなものも考えていかなければならないという答弁でしょうけれども、その辺の現状、美深町にもそういう組織がないわけでもない状況もあるのでコントラ組織の一段の支援策なりまた体制づくりというものを答弁ありましたけれども考えていってほしいと思うのです。要点としては今農地が非常にどこの農地も特に遠隔地なり条件不利地の農地の価格が賃貸、売買も含めて非常に下がっている状況があります。これが下がることは農家自身も大変なことですけれども農協の運営上も非常に担保量が落ちるということで非常に危惧されている部分です。そういった意味で遠隔地なり条件不利地をいかに価値のあるものにしていくのかというのが課題だと思うのです。そういった意味で、遠隔地・不条件地、優良地もだんだん下がっているわけですけれどもその辺の保全をする意味で農用地の価値を下げない施策を町としても考えていくべきではないかと思うのですがその辺の認識をどのように捉えられているのか伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
認識について申し上げたいと思いますけれども、米の生産調整が昭和46年に始まってそれ以来農地のやりとりといいますか賃貸が進んだわけでありまして米の生産調整そのものも8割を超えるような状況でございましてそれ以来農地の流動化ということで実際の売り買いより実際に賃貸が進んでいるわけでございます。農地の有効利用、多くは耕作地に畑作なり水田に耕作地がなっていくのではなくて、草地を貸していく傾向があるのですけれどもその草地化の中でも同じ地域内といいますかその中で使われて調整される部分だけではなくて遠隔地が出てきているという実態を相当気にしております。それが良いかどうかということについても懸念があるわけであります。そこで、非常に農地が売り買いされないでよいかどうか。一回賃貸を結ぶと多くは10年のようでありますけれども10年を賃貸してしまうと次の更新も10年にするということが多いわけでありまして、果たしてその辺のことがいいのかどうか、使われていますのでそれはそれで良しとしなければならないわけですけれどもたまに耳に入ってくるのは不在地主的になってしまった部分が必ずしも貸主の意としないことがまま起こるようなこともあるようでありまして、これはそう言ってしまうと問題発言でありますからその辺のことは考慮してほしいと思いますけれども、こういう場合はやはり地域なり近くでどう売り買いしていくのかということが大事になってくるのかと思います。ただ、その場合、そうはいっても持ちきれない場合が出てくるだろうと思います。さすれば、農用地を保全管理していく、法人化していく、コントラ化していくというやり方もあるのだと思います。そういうことを具体的に、ただ不耕作地になる困った困ったということは行政としては受け止めますけれども実際それを使ったりしていくのは農業者であり農業生産団体でありますからその辺のことを踏まえて具体的にこうしたい、こうすべきだというところまでやってほしいと思います。農業委員会等からも建議もいただきます。そこまでは分かるのですけれども分かっているつもりですけれども一歩具体的にどうするのだと、これは農業者自ら巻き込んだ話になってこないとなかなか町として具体的な支援策であるとか、こうすべきであるとかということにはなかなか難しい課題があるということも私の見解として述べておきたいと思います。
再質問 4番 南和博
次、老人福祉対策について再質問いたします。美深高校の生徒と面接をするような機会がありまして、最近の傾向で介護関係の職に進みたいという生徒がかなりいるわけです。この質問は人材確保育成のことですけれどもそういった意味でできれば子どもたちも地元に勤めるところがあれば勤めたいという志向が最近あると肌で感じております。先ほどの保健師人材確保条例の支援策はあるのですけれどもこれは去年でしたか、また手厚くしたわけですけれども、これを福祉の町という表現もありますけれどもそういった観点で高校存続はまた別の話ですけれどもそういう観点で広く人材を求める美深は介護関係、福祉関係の職については非常に理解があるのだなというのもひとつの町のPRになりますし、先日、総務住民常任委員会の所管事務調査で職員採用の話も出たのですが今の傾向として皆さん都市部に就職したがるわけです。そういった中でまちづくりをすることによって、その町が良い町だったら地方にも行きたいという話もありますけれどもこういうものをひとつの目玉にして人材確保育成という方法も考えられると思うのですけれども、この条例は変えたばかりですのでコロコロ変えるものではないのかもしれませんけれどももう一段支援策を考えるのもひとつかと、今どんどん高齢者が増えて要介護認定者も毎年20人ずつ増えている状況もありますし、これから団塊世代がその枠に入ってくるとまだ増える可能性があるのでこういった人材確保という対策は非常に重要だと思うのですけれどもその辺の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、南さんから条例を変えたばかりだからなかなか変えられないだろうという話もありましたけれども、変えたばかりだからとこだわるつもりは毛頭ございません。必要なものは変えていかなければならないと思っております。私もPRしておきたいと思いますのは町のPRとしてもその部分は大事な部分でありますけれども保健師の話であります。厚生連等々の会議の中でうちの条例を手直しをしてこういう条例があると、全道的にかなり高い位置にあるわけでありますけれども厚生連でも非常に評価をいただきましてありがたいという言葉もいただいて私もほっとしている状況でございます。そして今現在厚生連かどうかわかりませんけれどもこの保健師の条例の適用になっている学生さん生徒さんも出ているようでございまして良いことだなと思っております。ただ、全道1ということではございませんのでその中にさらに福祉的なことを入れることができるのかどうかを含めて条例が変わったばかりと思っておりますけれどもその辺については私はこだわるつもりは毛頭ありませんのでその辺の部分についてもさらに検討を加えていきたい、大事なことだと思っております。人材確保、色々な面でケアマネ含めて介護士含めて現実に足りない部分はありますので町の人材確保という部分については努力をしていきたいと思っております。
再質問 4番 南和博
次、認知症予防対策の充実強化についてですけれども、実は昨年の11月に政務調査で議員仲間5人で福井県の若狭町に行ってきました。ここの取り組みのお話しを若干させていただきたいのですけれども、看護師なり福祉関係、またここは教育関係も含めた組織でスタートしているのですけれども、認知症を知るにはまず脳を勉強しようということでそういうグループから始まったのが正式名、プロジェクト若狭、というものですけれどもその組織の発端であります。月に1回そういった方々が勉強をして町内にアンケート調査に行くのですが、これは本人と家族に同じ質問をして双方向から取るわけです。本人からだけではなかなか偏るということでやっております。そのことによって町民の認知症のレベルをデータ取りをするということでやっております。それをもとに脳の知識、認知症の啓発、生活習慣病のための戸別訪問をするわけです。60歳以上、若狭町人口16,000人で高齢化率が29%ですけれども全て家庭訪問をして早期発見を目指すとともに認知症とは何かの知識を戸別訪問で行っております。今、町の包括支援センターの方も定期的に講習会、研修会を開いて非常に熱心にやっておられると思いますけれども、厳しい言い方かもしれませんけれども受動的であってもう少し能動的に動く活動も必要ではないかと、そこには人材もある程度いなければならないという背景もありますけれども、なかなか実際に講習会、研修会には人が集まらないわけです。先日、主幹に聞くと、最近の研修会は結構人が来るのですよ、という話もありますけれども特に男性の出席が少ないわけです。その辺をカバーするという意味で戸別訪問をして健常者の段階も把握しておくというそういう戸別訪問の意味合いもあるようです。うちの町は仕事上要介護になった方に対して戸別訪問はしているのかと思いますが、これからの予防のための予防といいますか、そういう取り組みをされている町もあります。なぜ先程言った教育関係が入っているかというと、子どもたち小学校・中学校の授業のカリキュラムの中にも認知症のカリキュラムを入れているわけです。そのことによって子どもたちもおじいちゃんおばあちゃんの認知症を発見しているということでそれが年間5~6例あるそうです。家族の中で現状を見るということで第三者が見るよりは正確に把握できるという教育においても福祉関係の取り組みをしているというそういったまちづくりをしている若狭町でありました。一歩踏み込んで、一行詩コンクールというのがありまして詩を小学校部門、中学校部門、一般部門とありましてそれをまとめた作品集を発行しましてこれがまた非常に増刷するくらいベストセラーになって、それも町の収入になっているという話もありまして、非常に暗いイメージの介護関係をプラスに変えているような取り組みもありました。これらはすぐうちの町で取り組めるかといったら非常に厳しい話ですけれども、これからのことを考えれば、また昨年介護保険料を値上げして新年度の会計も4億3,000万円で前年比で1,600万円くらい増えておりますし、繰入金等々も増えている状況もあるのでこの辺非常に担当職員には厳しいものの言い方かもしれませんけれども、将来の財政負担を考えれば予防のための予防という取り組みもやっていくべきではないかと考えておりますけれども、この辺繰り返しの質問になりますけれどもその辺も考えて予防のための予防の施策等々を町長はどのような認識で捉えているのか伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
先進的な事例を見て帰ってこられて言われるのかと、まさに全国有数の先進地を見てうちがそんなに劣っているとは思いませんけれどもなかなか最先端をいく段階にはいかないのかなと、身の丈に合う行政をしなければならないと思っているわけでありますけれども、我が町の保健センターの充実なりそういう部分についてはそれなりの一定の評価をいただいていると思っております。ただ、認知症になった部分も含めて病気になった方を大切にという考え方があるのではないかと。予防という部分については大事だと思っております。しかしながら、この予防というものも反論するわけではありませんけれども、ただ65歳になったから認知症が出るわけでもなく、80歳になっても我々よりももっと元気な人もおられるわけでこの辺が非常に難しい話でありまして、その辺のことをどのように意識づけさせながら、そして生涯学習的なことも行政としてそういう認知症にならないための施策を段取りして進めていくのか、これは大事なことだと思いますけれどもなかなかそこに参加してくれる人が理解を示して自分も気をつけなければならないと積極的な方がたくさんいれば良いのですけれどもなかなかそうはなっていかないということで、しかし、そういいながらもかなり元気な人でもこのごろふまねっと等の教室があってここに参加させてもらったとかそういう声も聞きますので、ああ良いことだなと。教育委員会さらには保健センター等々とも連携を密にしながらそういう予防に対する積極的な行政展開ということも保健センターを中心にしながら努力をしていく必要があるのかと思っています。見解的な話で申し訳ないと思いますけれども具体的な話はなかなか申しあげられませんけれどもそのようなことを考えておりまして一生懸命やっているということだけはご理解をいただきたいと思います。
再質問 4番 南和博
今言われるように運動機能を向上することによって認知症に至るまで3年ぐらい伸びるという実績もこの若狭町ではあるようなので話を聞くと総合型スポーツクラブ等々を活用しながら取り組んでいるということですのでより一層進めてほしいと思います。次、緊急通報端末機の関係ですけれども、要旨は今重度障害者の方に配置されていますけれども、近年老老介護でお年寄り2人の世帯でも実は実質1人の方が介護だとかということでそういう方にも配置してほしいという声があるのですがその辺の要件というのはそういう要望があれば対応できるのでしょうか。私の認識では独居老人とか重度障害者という認識なのですけれどもその辺の対応ができるのかできないのか、できるのであればそういう周知もしてほしいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
踏み込んだ話でありますので押さえ切れておりませんので担当課長の方から答弁させます。
答弁 住民生活課長 瓜田晃(住民生活課長は2014年3月まで)
原則は南議員おっしゃるとおり1人の高齢者という形になっておりますけれども、家庭の事情によってそういった老老介護等々でなかなかお互いみることができないという部分については保健センターの方にご相談をいただければその状況によってつけることはやぶさかではございませんのでよろしくお願い申し上げたいと思います。
再質問 4番 南和博
そういうことであれば十分端末機を使って周知もしているのかもしれませんけれどもそういう認識がなかったものですから、していないのであればよろしくお願いいたします。