みんなの議会

美深町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日

定住促進策の現状と課題について

2014年12月9日、美深町議会の一般質問で、南和博議員が「定住促進策の現状と課題について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
南和博 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 南和博

私は今回項目2件、件名それぞれ1件ずつ行政、産業について町長に考えを伺いたいと存じます。まず1点目、行政についてお伺いいたします。件名といたしましては、定住促進策の現状と課題ということで質問の要旨を朗読いたします。これまで我が町においても人口減少対策と町の活性化のために定住促進策を講じてきたところでありますが、これまでの実績をどのように検証、分析されているのか。また、今後どのように展開していくのか伺います。①これまでの実績を踏まえた検証、分析は。②ちょっと暮らし住宅と定住促進住宅の利用状況と課題。③今後の展開について。④山口町政にとっての定住促進策の位置づけは。という点についてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

南議員から行政と産業の2件の通告を頂いて質問を頂いたところであります。まず初めの定住促進策の現状と課題でありまして、特に具体的にこれまでの実績を踏まえた分析ということでございます。本町の定住対策についてはご承知の通りだと思っておりますけれども、ずいぶん古くから初めております。昭和59年位から敷島の独身寮等々から建設をはじめて、定住対策といいますか若者対策といいますかそういうところから取り組んでいるわけでございます。そして、平成6年には定住環境促進条例なるものを制定して、住宅新築等を支援してきて、そこでそれらの定住促進条例の見直しや拡充を経ましてこれまでに約224件の補助対象事業がこの条例に基づいて実施してきたところでございます。さらに平成17年になるわけでありますけれども、新生分譲地の販売等にも取り組みまして14ほどの区画を作ったわけでありますけれども、お陰様で今年全部を完売することができました。そういう意味ではここに全部住宅ができましたので、移住、定住の住宅環境等々は良い団地になったと思っているわけでございます。そのほか、融雪施設の整備であるとか、除雪ダンプの利用補助であるとか、近年では太陽光の発電施設整備の補助支援などの制度がだんだんと拡充しては参ったところでございます。産業関係においても、農業体験実習生の受け入れ事業等、さらに新規就農者の支援制度、本年度からは商工業担い手支援制度によって定住対策と直接、間接的に繋がるように受け入れ支援等々を行っているわけでございます。さらには平成10年度稼働になりますけれども、我が町と音威子府、中川の3町村により移住対策協議会、具体的には北いっしょ推進協議会というのですけれども、それを設立しながら移住相談等々の受け入れをやってきたということでございます。そこで新規就農であるとか、農業後継のパートナーを含んだ移住者といいますかそういう部分については、平成6年以降の数字でありますけれども100名を数えていると、ただ、定着できなくて一部戻られた方もいるわけでありますけれども、20年間の数字でみると100名になっているということであります。このほか子育て支援策のほか、交通弱者と言われる部分の住民の足の確保、デマンドバスであるとかそういう幅広い定住促進に結びつくような住みやすい町づくりに努力してきたということであります。これらは既にご案内のように来年度の事業評価であるとか、近年では議会の議論も事業評価等で議論させて頂いておりますけれども、そういう中で検証させて頂いている。そして、その中で制度の見直しであるとか拡充を図っているということでありますので、大きな経済効果等を結び付けながら定住者対策を進めているところことでご理解頂きたいと思います。次にちょっと暮らし住宅と定住促進住宅の利用状況と課題ということでございます。市街地に短期の移住体験住宅を作りまして、平成22年からの数字でありますけど、これも19件ほど利用頂いておりますし、24年に整備いたしました報徳地区にある中期の移住体験住宅等々についても少ないわけでありますけれども3年ほど利用を頂いている状況であります。ただ、これらの利用状況を体験住宅利用の希望はどうしても夏に集中している関係がございます。そして、限られた住宅戸数でありますから、重複と言いますか利用されていたらそこは使えないという状況、限られた人数しか受け入れられていないという実情があるわけであります。我が町は残念ながら都市圏から少し離れておりまして、交通のアクセスが必ずしも都会と比べて良い条件ではあるということは言い切れない。従ってこの部分についても備わっているところに移住希望が多いように見受けられ少し残念だと思っています。そこでこれらの移住対策を今後どのように工夫するのが良いか考えているところであります。また、現在使っている民間の住宅を借り入れて対応しているわけでありますけれども、設備が十分であるのかということも考えなければならないし、先程申し上げたようなこともありまして、戸数の確保等についての考えなければならないと思っています。ただ、見ておりますと長期のどちらかというと観光体験事業的な感じがしないわけではありませんので、これらの工夫もしていかなければならないのかと思っています。そこで、今後の展開ということについても問われているわけでありますけれども、北いっしょ推進協議会とも連携しながら移住推進に合わせて、名寄市が事務局を持っているテッシ・オ・ペッ賑わい創出協議会等において天塩川流域としての広域での受け入れ態勢も視野に入れていかなければならないと思っております。そういう意味では、本当に希望する方々のニーズは多様であると思っています。今、都会と地方の2地区居住という難しい言葉ではありますけれども、2つの地域での居住、季節の良い時は田舎で暮らし、本州でいえば暑い時には北海道ということがあるのでしょう、そういう棲み分け的なことも考え、この辺でいうと冬の寒い間には沖縄に行って暮らすとかいう人もいるわけでありますけれども、そういう考え方等々についても頭を少し切り替えて対応していく時代に入ってきたのかと思っています。近い将来、移住専用住宅の建設なども具体的に検討するというのはなかなか大変ですけれどもそういう時代に入っていくのかと思ったりするわけであります。最後に、私の定住促進の位置づけはということでありますけれども、子育て支援であるとか公共交通体制の充実であるとか町づくり全体を考えて定住対策なるものを結び付けていかなければならない。人によっては町の中を好む人もいるし、逆に何でと思う位、山の中とは言いませんけれども郊外を好む人もいるような状況でございます。そういうことでは我が町に住んで良かった、そしていつまでも住み続けたい。それには文化とかスポーツとか福祉であるとか介護、これらのサービスが整っていて、さらに明るい元気な町であるということが大事になってくるのではなかろうか。そのように思っておりまして、そういう定住対策をとって参りたいと思っているわけであります。

質問 4番 南和博

町長から色々説明を頂きました。先程の1番議員と若干重複しますが、角度を変えて少し質問したいと思います。まず、順を追って検証、分析ついては今町長からお話しがあったように、色々課題があると思います。それなりに分析されていると思うのですが、まず、特に報徳の住宅ですが、今総務課長になられた渡辺課長が一生懸命頭を悩ませて展開した経過も重々覚えているのですが、先程あったように夏利用はあるのだけれど冬利用に課題があるというところで、我々この地域にいると冬はすごく厄介者なイメージがあるのですけれども、町外また本州の方々にすれば、こういう自然の厳しい冬に体験することもある意味、売りにしなければならないと思うのです。我々は内側からしかものを見ないから、この定住促進策というのは軌道に乗っていないのかという観点を私は持っているのですが、そこら辺の売り込み方にもうちょっと工夫があって良いのかと、我々も色々政務調査に行きますけれども、そういう視点を持っている自治体がやはり定住促進策を非常に有効に行っていると思っているので、まず、その辺をしっかりやっていってほしいと思いますし、その夏に集中するそれをどうするか、交通アクセスが悪いそれをどうするか、観光対策になってしまっているというような分析を新年度に向けてどのように考えておられるか。まずそこら辺をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

報徳の住宅を作って件数が非常に少ないと、どうするという話が初めからあったわけであります。それはそれなりにして、本当に使ってもらえるかゼロだったらえらいことになる、と、少ないわけでありますけれども利用されて良かったと思っておりますけれども、今議員が言われるように視点や観点を少し変えて、ここに住んでいるから少し来る人間と視点や観点がずれるのだというお話しがあったわけであります。そうかと思う部分と現実的に言葉は悪いですが、住宅を守して管理して色々やっていく行政の立場から行くと非常に辛いのも事実なのです。あそこが全部いなくなった時に、あそこの人間のために除雪をしなければならないのかと思ってみたり、そこの人間が寂しくないかと思ってみたり色々なことを考えるわけです。時々農家の方々からも言われるのですけれども、カメ虫がいてどうにもならないとか、色々なことを言われるのです。観点が違うというのは視点が違うと言われればそれも少し当たっている部分もあるのですけれども、その辺も加味しながら、また来る人の気持ちも見ながら、既にあそこは良いのだと住まわせてほしいという人もいないわけでないのも我々も抑えております。ただ、考えているのも事実であります。それらを踏まえてどのようにするか折り合いをつけながらその辺の都会の人間の考えを入れながら、どうしていくのか、今後考えていきたいと検討するところまで言ったらすぐ検討としたかと答えを求められますので、そうではなく考えていきたいというところで止めておきたいと思います。

質問 4番 南和博

ただ、町長、折角作ったのですからそこに1人でさみしいとか除雪が大変だというのはどうなのかという印象がありますので、視点を変えた考え方を持ちながらという答弁もあったので、折角ある施設ですので有効利用するか、それか利用促進の方法を考えるか、今お話しのように町民の中でもそういうものを確保したいという方があればそういう方法でも、はっきりスパッとやっていく時期なのかと、そしてその言われるようなある程度行政でいう、都合の良いような地域にまた求めるという方法も1つ必要なのかと思いますし、先程も移住、定住の専用の住宅もと言うお話もありましたのでそこら辺の展開をもう少し青写真的に発言いただければ良いと思います。先程、夏場の利用に集中するとか、交通アクセスが悪いなどの改善策はどのように考えておられるのかも合わせてもう一度お願いします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

具体的に町場で大分空き家がありますので、それは移住に結びつくような提供してくれるのならそれはそれで考えていく必要があると、そうなるとどのくらいの住宅戸数が適当かということについては、色々検討するのかと思っています。交通アクセスと言っても今はデマンドバスとかを回していますのでそれは十分続けて参りたいと思っています。

質問 4番 南和博

それではちょっとまだ答弁が足りない感じがするのですが、それこそ政務調査で行った先の話ですけれども、他の地域からの移住された人に対して、入るまではどの町も一生懸命やっておりますが、今回見てきたところは入ってきた人たちのフォロー、入った後のフォローも手厚くされているのです。そのことによってその方からまた口コミで色々広がっていくと相乗効果、また、移住された方の面倒を見る方も移住者がするというようなことで、先程も言ったようにここの町に住んでいる人間の視点じゃなくて他所から入ってくる人間の視点で移住者をフォローしていく体制が私は必要だと思うのですが、どうもうちの町は自分たちの目線だけで色々なことをやってしまうもので、ちょっと幅が広がらないようなところが目に見えるのです。そこら辺の今後の移住、定住についてどのように進めていくのか再度伺いたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

どうも目線がという話があるわけでありますが、その話は行政が取り組むわけでありますから、行政の目線という部分がありますからどうしても中心になるのかと、そこで僕たちもよく言うわけでありますけれども民間の目線も積極的に提言頂きたいという部分もあるわけでありますけれども、問題は移住され入ってくる方に移住された後の支援やフォローの部分を求められる部分もあるのかもしれません。問題は目的がどういうことで移住されるのかということをやっぱりある程度はっきりさせないと、10人いたら10人バラバラだと思うのです。そこで入ってき何でもかんでもと言ったら言葉に語弊がありますけれど、求められると支援もお願いすると、それで町としてのバランスが、ここに住んで頑張っておられる人間と移住は受け入れるのは受け入れるのですが、その人自らも努力をしてもらい、行政に支援しろとばかり言われたら、これは行政として非常に辛いものがあって、なかなかそれに応え切れていかないというのも事実であります。一定程度、目的というものを示して、その目的に沿ってその人間が努力されているかどうかということをみんなが解るようになってこないといけないと思いますから、見る段階のついては先程も言った行政としてそれぞれの企業起こしなり、何々の支援策は持っているし、今後もやっていけるのかと思っています。

質問 4番 南和博

何でもかんでも行政がしろというのではなくて、民間活力等々も使いながらやっていくことが必要なのかという意味合いで言ったつもりであります。それとその目的という話があったのですが、ちょっと関連付けで言うのですが、町長としてはうちの町の移住、定住というのは本心で言えば若い世代を呼び込みたいのか、それともリタイアしたような方をターゲットにした良いのか、それか先程少し発言があったように観光的な感覚で求めるのか。それかどこにもターゲットはおかないと、移住、定住してくれるのならどんな方でも良いよという考えなのか。そこら辺のコンセプトが移住する方の目的と言いますけれども、町としてもどういう方を求めるかというのも町の施策に関連付けで移住、定住を考えているのであればそこら辺をどういうふうなターゲットの抑えているのかその点を伺いたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

これは本当に非常に難しい質問を頂いたと思っております。一言でいえば若い人がほしいわけであります。まだまだ将来に繋がっていく別な意味で、言葉は適当でありませんが、生産能力もある人が良いわけでありますけれども、しかし、そんなことを言ったってそれだけで解決できる問題ではありませんから、来てくれる人がいれば例えば、定年退職した方、お金持って来てくれる人が一番良いのでありますが、そういう人が欲しいわけであります。何億も持っている人が来てくれれば何十人分もあるわけでありますから、そういう来てくれる人が我々は拒んだりすることはもちろんないわけでありまして、ただ、あまり偏ったと言う部分については受け入れ態勢としてはうちに馴染むかどうかということがやはりあるのかと思っています。ただ、そこでどんな人と言われても難しいわけでありますけれども。それぞれの部分に合うように、目的を持っている方にはある程度応えるような施策を作っていかなければならない。ただ、一番良いのは若い人、これが最高です。そうしたら若い人の仕事まで作れるかといった時にこれは難しい話になると、そこで努力はするということです。

質問 4番 南和博

解りやすい答弁だとある意味思います。少し脱線するかもしれないのですけれども、今回政務調査に行き、これまでも色々なところで視察する中で、ちょっと最近傾向としてあるというのは、その町の総合計画の中に色々ありますが、その町長がうちの町は何を柱にして町づくりをするかというコンセプトがはっきりするところが非常に色々な施策に関連付けでうまくやっていると思って見てきました。今回、見に行ってきたところの1箇所は、定住、移住を柱にしていますので先程あったように空き家だとか工場を町で借り上げて、これから起業を展開していく人に貸すとか、コンセプトとして所得なくして定住なしというコンセプトです。要するに若い方々を受け入れると、そこにターゲットを絞っているのです。当然リタイアの方も沢山おられるのですが、所得なくして定住なしという非常に解りやすいコンセプトで、それに基づいて子育て支援、住環境、福祉、農業、新規就農、それをピラミッドのように行っている自治体でありました。もう1つの方は、日本一の子育ての町というものをスローガンにしておりまして、その終着点が定住、移住と、ここの面白良いのは先程町長ちょっと問題発言になるような発言もありますけれども、女性をターゲットにしているのです。女性の目線でどのようにしたらこの町に住みたいかというところに着眼点を持って、それで定住、移住策を行っている。それに基づいて子育て支援、お母さん方が働きやすい環境、非常に解りやすいなと、そういった意味で山口町長として、もちろん私も何度か質問した中で美深町は農村としての町づくりをしていきたいということを今も覚えているのですけれども、そこら辺の考え方が職員にしっかり浸透しているのかどうかというところを伺いた良いのです。職員たちも町づくり一生懸命やろうと思って提案、提言もしていると思うのですが、町長が何を目的にこの町を作るかというのが私はなんかももう1つモヤーっとして、先程小口議員の答弁で1つだけの政策を突出させるわけにいかないというお話しもありましたけれども、先程から何回も言うようにコンセプトとして核があってそこから施策を作るという考えもこれから必要な時代でな良いのかと思うのですが、ちょっと長くなりましたけれども町長の所管を伺いたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

基本的な考え方の議論だと思っていますから答弁したいと思いますけれども、本当に議員さんもあちこちの視察に行かれて勉強されてきていると理解していると思います。ただ、問題は我が町の状況と先程小口議員からの質問の時も少し答弁させて頂いたのですけれども、人口規模だとか産業構造だとか町の特色だとか歴史だとか構造が町それぞれかなり違うのです。そこをきちっと見ながらどう展開していくか、これが理事者に与えられた非常に柱立てと言うか、なかなか我が町には1本がないなと言われるかもしれませんけれども、先程言ったオールマイティーとは言わないけれども総合的な判断をしながら総合的にどうするのか、これはうちとして柱が無いと言われると無いのかもしれませんけども、私たちはある程度1本じゃなく何本かの柱を持ちながら努力をしているということを理解して頂きたいと思うのです。定住対策が視察に行ったところは日本一だと日本一を目指しているのだと。かつて昔の町長は日本一の赤字路線といって、それが柱だったかもしれませんけれども私は日本一とは言わないけども、やはり町づくりというものはオールマイティーにある程度総合力を持って進めなければならないなということでご理解をしてほしいと。なかなか1本にしぼれなく、基幹産業は農業でありますから、かつては林業でありますから、そこら辺も大事にしながら、そして商業活動、建設活動、公共投資を含めてどうしていくかと、こういうことを総合的にやって、町づくりを元気にしていく。そして子育て支援をしていく。そういう観点、福祉もちろん大事です。そういうことをやはりやっていかないとこれに特化していたら、それは楽であるかもしれないけれどそうはいかないのかと思っております。

質問 4番 南和博

それでは農業が基幹産業というようなこともありましたので、次の産業のほうに移りたいと思います。新年度に向けた農業振興策について伺いたいと思います。今年度の我が町の農業も異常気象に翻弄された感がありますが、それ以上にTPPや農協改革と生産現場を取り巻く情勢はぜい弱な生産基盤に将来展望を描けない状況があります。そんな中政府は地方創生を声高に叫ばれていますが、我が町としては農業のオリジナルな施策が地方創生に繋がると思っております。新年度に向けて課題解消も含めた振興策を示すべきと考えますが所見を伺いたいと思います。①酪農、畜産経営において家畜防疫はこれまでBSEや口蹄疫で重要な対策として意識の向上がなされてきておりますが、法定伝染病に認定されない病気の発生も常在化している業種であります。生産基盤の根源である乳牛や和牛の繁殖生産の安定を図る上でも現況のワクチンネーションのレベルアップや病気の検査体制に支援を充実強化すべきではないか。②有害鳥獣の処分は現場、埋立処分場へ搬入しておりますが、今後の対応策を一考すべきと考えますが所見を伺います。③農業においても商工業店舗近代化事業と同様に施設等の改修・改築等に補助策を講じることで農業生産の向上、効率化が図られさらに町内建設業者利用で商工業者の活性化にも繋がると思いますが所見を伺います。④山口町政3期目に向けた農業施策の基本と目標は何か。以上よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

農業振興について4点ほどのご質問がありました。順をおって答弁したいと思います。初めに家畜防疫に関する質問でありますけれども、ご理解頂くために申し上げますけれども、本町には家畜防疫については生産団体さらには関係機関が組織する美深町家畜防疫推進協議会を中心に動いているわけであります。この協議会は定期的に予防接種、自主防疫対策や衛生指導を行っていると共に、法定伝染病の検査についても法に基づいて上川家畜保健所と連携をしながら年次計画により進めているところであります。町としてはこれらに支援をしてございますので、参考までに申し上げますけれども牛のブルセラ病の検査、さらにはヨーネ病の検査、馬の伝染病の検査、牛の結核病等があるわけであります。大体これらは5年に1度巡ってくるというような形でこれらをやらなければならないということであります。また、実際に法定伝染病の発生の恐れがある場合としては、家畜伝染病対策本部なるものを設置しまして対応するとこういう体制を整えているわけであります。特に口蹄疫が出た場合等については、町内の関係機関が連携して緊急防疫体制を講ずると、美深町の口蹄疫対策協議会なるものも整えているわけでございます。しかしながらご質問にある通り法定伝染病以外の一部の伝染性のある病気はあるわけでありますけれども、全国、全道的な問題でありまして、これは潜在的なリスクもあるということも我々は認識をしているわけであります。これは1市町村で対応しきれないといいますかそういう部分があるものですからどうしても全道レベルの取り組みにならざるを得ない。従って国や道の動向を待たざるを得ないという状況があるわけであります。ご理解をして頂きたいと思います。ただ、生産者の動向であるとか今後の動き、これらが大事になりますのでそれにも注目していきたいと考えております。ただ、恩根内放牧場などに多くの牛が入るわけでありまして感染のリスクの高いところがありますので、入牧の際は事前の検査の必要については今後も具体的にこれらの心配な部分については協議していきたいと思っております。ただ、これらの対策を講ずる場合は、全町的に統一した取り組みが必要でありますから、生産者の管理衛生と言いますかそういう部分についても家畜防疫に対する理解が必要であると思っています。それと有害鳥獣の関係でありますけれども、現在、有害鳥獣は特に鹿等でありますが、これは今ご案内のようにごみ処分場に埋立処分しております。ごみ処分場は平成30年から広域に移りますので、従ってその段階では埋立方式が難しいとなってきます。具体的にはできなくなるとかと思います。従いましてその後どうするかということについては、今後大きな課題に取り組んでいかなければならないと思っております。これらも具体的にどうするかということで色々頭を悩ませているわけでありますけれども、従って視察等も具体的になってきております。それぞれメリット、デメリット、焼却するものや更には菌で処分するという形があるわけでありますけれども、どうしていくかまだ結論を出していないということです。先程言いましたように30年といってもそんなに時間があるわけではありませんから、具体的に今後詰めていく作業になっていくと思っています。近隣でもこの問題を取り組んでおりますけれども、我が町だけでやりきれるのかと、広域で考える必要があるのだったら広域で、近隣でも具体的にやっている町村もありますので、処理能力の問題でここに持ち込んで良いのかどうか難しい。持ち込めない場合我が町でどうしていくかということも課題になっていくのかと思っているわけであります。商工業の近代化店舗事業と同様に農業施設等の建設、改築等の補助対策に関する質問でありますけれども、快適な住まい環境、商工業補助条例における店舗近代化さらには魅力ある店舗の整備、促進と共に産業の振興という目的と合わせて農業施策の基盤整備といいますか、そういう部分があるわけでありますけれども、そういう意味では倉庫であるとか畜産畜舎の部分で改修をさせて頂いたこともあります。これらの農業支援と同時でありますけれども、小規模の土地改良事業であるとか、自給飼料確保対策支援事業だとか輪作体系確立支援事業であるとか基盤整備という意味では地力増進土作りこれらを重点にしながら農業施策を展開していく必要がある。一番大事なのは土作りが大事になってくると思っております。そういう意味では今までも農業の施設整備という部分については南瓜の倉庫であるとか今やっている麦乾の倉庫であるとか麦乾施設であるとか、そういうものに多額の投資をしてきたつもりであります。大きなものは大体終わったのかと思いますけれども、今後、具体的なものがでてくるのかどうか。それは生産者、さらには農協と十分に協議しながら進めていきたいと思っております。それと併せて今回の制度、中山間であるとか多面的機能だとかそういう部分もありますので、制度が変わってきております。併せて農業組織と言いますか生産組織と言いますか、そういうところにお願いする部分もいっぱいあるわけでありますのでご理解を。ただ、農業施策は今までも大きく投資をしてきましたけれども、今後も一番大事な基盤である農業でありますので、今までの投資のように今後もずっといけるかというと非常に厳しいものがあると今までは大きく投資してきたけれど、そういう意味でどう選択をしながら収集と選択をしながら進めていくかと、非常にそういう意味では我が町は米あり畑あり畜産ありそして施設野菜が入ってきていますので、この辺をどう組み合わせていくか。本当は1本に絞れば良いのでしょうけど、先程の話と同じでなかなかこれもまた絞り切れない話です。それぞれ生産組合がありますからそういかないのではないかと、ただ、現実的に畜産、酪農の部分が戸数は少し減りつつありますが、これが主体になってきているのだとこれだけは申し上げなければならないと思います。ご理解をお願いしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

④ね。今申し上げたようなことが農業施策の基本目標といいますか基本になるわけでありますから、3期目ということでありますけれども、3期目って、まだまだこれから4カ月ほどありますけれども、今、申し上げてきたようなことを大事にしながら進めさせて頂きたい。聞きたいところは3期目どうするのよと、やるのかやらないのかということだろうかと勝手な解釈をするわけでもありますけれども、いよいよ4カ月になりましたので、私も後援会の幹部と色々打ち合わせをやっておりまして、今月中に全体的な役員会や総会を開きながら、態度表明をやらなければならないと考えております。

質問 4番 南和博

町長だいぶ思いを発して頂きました。私の印象としては3期目に向かって頑張りたいというふうに捉えさせて頂きたいと思います。その中で再質問させて頂きますが、まず、1点目についてですが、今酪農、畜産の現況を若干お話ししながら話しを進めたいのですが、やはり酪農、畜産の生産基盤は繁殖であります。その今繁殖の基盤が非常に高齢化とか担い手不足で減っておりまして、全国的に家畜の頭数がかなり減っております。そういった中で我が町においても酪農家も約40戸。和牛生産農家も年々頭数も増えておりまして、繁殖基盤というのをしっかり守らなければ美深町の酪農、畜産を守れないのではないかと思います。そういった中で、近年法定伝染病以外の病気もかなり潜在化なものが表に出てくるような環境の中で、先程言われた家畜防疫推進協議会の予算付けについても少しレベルアップしていかないと、この生産基盤を守るのは先程大きな問題は国、道の話だという話しもありますが、町内の家防の中でしっかり予算付することによって生産基盤や繁殖基盤を守るということは非常に大事だと思うのです。それで特に和牛の繁殖農家は子っこ取りがおもに主ですから、それがおかしくなると死活問題ですので、そういった意味で新年度における家畜貿易推進協議会または関係機関の協力体制一番はワクチネーションなり検査体制に対しての支援をしっかりすべき時代でないのかと思いますけれども、JAにおいては預託牧場もやって色々接触する機会が多くなる生産現場となっておりますのでそこら辺も合わせて新年度拡充する考えがあるのか。そこら辺の認識を伺いたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

具体的に畜産の肉牛の部分の生産基盤をどうするかという話だと思います。あまりその話を今まで聞かされたことがなかったのですけれども、どちらかというと乳牛も搾りの方ではヘルパー制度だとかそういうものがある程度充実して、どうも肉牛の方もヘルパー制度を検討したいということは伺っていたわけでありますが、家畜防疫に合わせて施策基盤が心配であるとかいう部分だとすれば、そういうところに目をやりながらももう1度そういう部分についてもどの程度のことがやれるかは別にして、我が町として考えていかなければならないと思っております。ただ、肉牛もかつて受精卵であるとか和牛が良い常にやり方が時代で変わるのですね。それは相場のこと、輸出入のこともあるでしょうし、肥育のこと元牛のこと色々あるのでしょうけど、その辺は何が我が町の生産者として良いのか、できることなら永久とは言わないですけれど、ある程度継続しないと行政として投資ができないというか、目的が定まらないという部分がありますので、その辺のことを整理してほしいと思います。それと搾りと違って肉牛畜産の場合はともすれば農協さんというよりも承継といいますかそういう方もかなりおられるようで考え方が1つのまとまりといいますかそういうところまでなってきて、生産者が農協を動かして行政と一緒になってというところまで来てくれればありがたいと思っております。

質問 4番 南和博

町長は昔から、産業課長の時代から農業には精通しているとのことで今の発言があったのかと思いますが、ちょっと今は変わってきていまして、肉牛関係もかなり形態は安定しています。乳用種は肥育農家、和牛の方は繁殖農家というふうに一応基盤としてはみなさんそれで回転するようになっていますので、そこはそういう認識を持って頂きたいと思います。それと私の顔を見るので肉牛というと思うのですけど、繁殖基盤の1番下は乳牛ですから、乳牛があってこそ借腹とか受精卵もありますので和牛の繁殖もできるので、そういう観点で総合的な繁殖ですのでそういう認識を頂きたいと思います。一丸となって出してくれれば考えるというお話も頂いたので、おそらく現場からはそういう声も届いているのかと、農業委員会からも建議書も出ているようですのでそこら辺は十分取り計らって頂きたいと思います。次に、鳥獣対策ですけれども、先程町長から25年10月には近隣を視察してきたようなのですが、その辺は今どういうふうに活かされているのか。また、色々な声があると聞いていると思いますけれども、ごみ処分場ではやりあれだけの頭数が埋め立てされると埋めたつもりでも表へ出ているとか色々な問題がありますし、環境衛生的にも非常に良くないと思うのです。そういった面で特に先程少しお話しが出た、おそらく歌登の好気性の発酵で減量化するような施設も町長は十分に認識されていると思いますけれどもそこら辺の対応を平成30年までしか使えないということであれば早急に研究調査して実行に移していく時期でないのかと思いますが、改めて伺います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

ごみ処分場に鹿を埋めている部分については、鹿だけではないのですけど、埋めている部分については限界があるということについては理解しているつもりであります。あそこが閉鎖になって以降使いたい気持ちがないわけではないのですが、ちょっと不味いのかと、こんなことも含めて色々検討し、なるべくなんとか30年に間に合わせるような努力をしていきたいと思います。まだ、具体的にどうしようこうしようという結論が出ているわけではありませんので、その辺を具体的に施策的な協議をしながら進めていきたいと思います。

質問 4番 南和博

少し脱線するかもしれませんけれども、例えば枝幸の歌登のような展開も考えておられるのであれば、今斑渓に堆肥場がありますが、そこら辺の施設も有効利用していく考えをもたなければならない時代なのかと思います。最近斑渓の堆肥場についても議論があまりないので有効利用という観点から行けば少し置き去りになっているのかという意味でも、斑渓の堆肥場の利活用も含めてそういう展開が必要な時代ではないのかと思いますので、これは申し添えたいと思います。

出典:美深町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月9日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる