みんなの議会

美深町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日

学校給食をめぐる経過と町民への情報公開、広聴のあり方について

2013年3月11日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「学校給食をめぐる経過と町民への情報公開、広聴のあり方について」質問し、教育長 石田政充、教育委員長 宮原宏明、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
岩崎泰好 議員
答弁者
教育長 石田政充、教育委員長 宮原宏明、町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 岩崎泰好

一般質問に先立ちまして一言申し上げます。今日、3月11日は東日本大震災発生の日から数えること761日の朝を迎えました。改めまして犠牲となられました15,881人の尊い命に哀悼の心をささげたいと存じます。また2,668人のいまだ行方不明になられておられます大切な命が1日も早く見つかりますようにと祈らずにはおられません。そして、避難生活を余儀なくされておられます32万人にものぼる多くの方々に1日も早く普通の生活、暮らしが戻ることを願い、政府や関係機関に復興の努力を強く求めるものであります。また、美深町にありましても復興への支援にさらに心を砕いていただき、この教訓をわが町の施策に生かしていただくよう求めるものであります。私からの質問は教育について、2件であります。1件目は給食をめぐる経過と町民への情報公開、そして広聴のあり方、進め方、将来像を改めて問うものでございます。1点目は学校給食実施に向けての経過の中で学校給食実施の意義あるいは具体的内容について情報公開と町民への十分な説明や住民意見の聴取がなされたのか、その見解と具体的な時系列を示し教育長にその答弁を求めるものであります。2点目はこれからの取り組みの中で実施に向けた住民説明と理解を求める手法はどのようにとられるのか、その具体的な手法と日程について、これも教育長にお伺いしたいと存じます。3点目は毎年給食事業の継続には3,100万円ほどの維持経費がかかるという報告をいただいておりますが、学校給食調査特別委員会の席では新たな財源負担を町民に求めないとの回答をいただいております。新たな町民の税の負担を求めないと解してよろしいのか、あるいは町民にかかわる税の値上げを今後しないという解釈をしてよいのか、町政執行の中での町民の税負担のあり方について将来的な考え方、財政上の問題を町長にお聞きしたいと存じます。4点目は町長は公約実現を前面に立て給食実施を総合計画の前倒しで決断実行をしようとしておられますが、将来にわたり禍根を残す結果につながっていかないのかという多くの町民の懸念があることも事実であります。このことについて将来禍根を残すことにならないという明確な説明責任があると思いますのでそれらについて町長に見解を求めるところであります。2件目ですが、COM100郷土資料室の現状や運営管理のあり方と博物館としての将来像についてお伺いするものであります。1点目は、COM100郷土資料室は美深町郷土博物館条例と美深町教育委員会規則を根拠として運営管理されていると解釈するものですがその見解でよろしいのかそれが妥当なものなのかということも見解をお聞きいたします。2点目は、COM100郷土資料室の現状について、年間を通しての利用状況については平成14年4,611人に対して平成23年には1,767人、平成14年を100とした場合に38%にまで落ち込んでいる現状がございます。この現状について条例には町民の教養及び学芸の振興を図るという大きな目的がありますがその目的が達成されていると考えているのかいないのか。また、大幅な利用減になってきた原因がどこにあるのか、その分析と見解について伺うものであります。3点目は、事業内容について資料の収集、保管、展示のサイクルがしっかりと行われているのか。また、博物館資料の調査研究がどのように適切に行われているのかお聞きしたいと存じます。4点目は、担当職員についてですが、条例によりますと館長その他職員を置くとなっておりますが教育委員会事務組織規則によりますと担当職員の事務分掌で十分な博物館の機能が果たされていると考えておられるのか、その点についてもお伺いします。5点目は、現状のCOM100郷土資料室は博物館法でいいます登録博物館、博物館相当施設、博物館類似施設のどの分類にあたるのか。また、これらについて北海道教育委員会への登録申請を行った経緯があるのか、この点についてもお伺いいたします。6点目は、誰に、何を、どのように伝えるのか、歴史を継承する大切な施設として今後名称の整理、博物館の登録申請、学芸員の配置さらには町民や郷土研究会などとの関わりなど運営管理のあり方の大きな見直しが必要な時期にきているのではないかと思いますがどのようにその辺を考えておられるのか、以上6点について教育長に伺うものであります。7点目は、我が町の歴史をどう伝えていくのか、博物館が果たす役割の重要性と博物館の将来像について教育委員長に教育的見地から考え方と所見を伺うものであります。以下、自席で質問をいたします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

岩崎議員から学校給食問題、それからCOM100郷土資料室の件についてご質疑をいただきました。まず、給食の問題についてでございますけれども、学校給食につきましては長年の懸案であったと認識しております。近年その実施の声が高まってきたという中にあって議会でも何度かこれに関わる質問を受けてきたところでございます。そういった中で教育委員会として一定の考え方を整理する時期にきているという認識のもと、それらについての実際に取り進めがどうなのかという協議をする中で多くの意見を聞きながら一定の考え方を整理していく必要があるという認識に立って協議を進めてきたという状況でございます。その中で、平成23年6月には町民アンケートを実施してきたという状況でございます。また、多くの方からご意見をいただきたいということで、検討する場として中学校の改築検討と合わせて検討する場を設置し、その中で多くのご意見をいただき、それらのご意見に対して説明をして進めてきた状況でございます。昨年の3月にはこの検討委員会において町民に対する過度の負担を招かない、さらには効率的な経済的な進めということを基本に賛成をいただいたところでございます。こういった状況を踏まえて町長が選挙公約でも挙げておりましたけれども、町として実施をするという方向で昨年の4月に町議会の皆さんとも実施についての相談をさせていただいたという状況でございます。この間、町民アンケートの結果や検討委員会の結果等については広報紙などを通じてご報告をさせていただいたところでございます。そういった中で、昨年9月議会の学校給食調査特別委員会の中間報告として実施すべきものとの報告を聞かせていただきました。これらの経過の中で検討委員会さらには特別委員会などでその必要性と課題等については十分説明をさせていただいたと認識をしているところでございます。また、それぞれの協議の中で説明それから広報を介した全体の説明をさせていただいたと認識をしておりますけれども、もしそういった部分が不十分であったとすれば今後さらに検証しながら今後の進めの中で必要な説明を十分に行なっていきたいと考えるところでございます。今後、4月以降具体的な協議に入っていきたいと考えております。実施に向けての協議になりますので具体的に進めていく立場といいますかそういった中で協議をいただいてその中で色々なご意見をいただきながら進めていきたいと思っております。それらの過程の中で必要に応じて説明をさせていただきたいとおもいますし、議会にも相談をさせていただきながら取り進めていきたいと考えているところでございます。続きまして、COM100郷土資料室の問題でありますけれども、現在のCOM100郷土資料室につきましては美深町の博物館条例等に基づいて運営をしているということで認識をしております。平成10年に開館してしばらくは新しい施設ということもありまして多くの町民の方、町内外から色々と見ていただいたという状況になっております。それらの状況についてはおおむね平成16年前後ぐらいまで、年々数字は下がってきておりましたけれども続いていたのかと思っております。16年17年ころから常設の展示施設としてはおおむね通常の施設を見ていただくような状況になったのかと思っております。ただ、そうは言いながらもご指摘の通り、毎年数字は少しずつ下がってきているという状況でございます。やはり興味、関心を持っていただくことが必要と思っておりますのでこれについては今後努力をしていかなければならないと考えているところでございます。また、事業内容等のご質問もありましたけれども、これまでの歴史の中で大きなものを申し上げますと町内にある数カ所の遺跡の発掘ですとか大きな事業を手掛けた時期もございます。特に近年では、美深町の郷土研究会に非常な大きなご尽力をいただく中で最近では町内の民衆史を残していただくという事業にも取り組んでいただいて、これは町の教育委員会からの委託事業という形で実施をしているわけですけれども、そういった形でご協力をいただいております。また、今年度発行しました美深松山湿原を中心とした写真集も本町にとっての貴重な資料になると考えているところでございます。展示等につきましては平成10年に現会館が開館して以後、平成14年には西里にあります伝承遊学館を開館させていただきました。さらに、平成22年、23年については議員もご承知と思いますけれども展示物の、特に伝承遊学館の展示物、それから収蔵品の整理を行ってきて町民の方に見ていただけるような再整備を行ってきたという状況でございます。それから昨年からですが収蔵品の定期的な展示をしようということで、昨年は2件ほどでしたけれども例えばCOMのギャラリーを使って収蔵品の展示さらには広域の展示等も行ってきているところでございます。また、これからの部分ですけれども、やはり先程ご指摘いただいたとおり、いかに興味・関心を持っていただくかということが必要になってくるかと思います。そういった部分では教育委員会が中心となってやるわけですけれども、ただ、教育委員会だけの力だけではなくて色々な形でご協力いただいていますけれども美深町郷土研究会をはじめ色々な町民の方に参加をいただける機会があればそういった形のご協力をいただきながら事業を進めていきたいと考えているところでございます。また、職員の関係についてですけれども、現在専任の職員というのは置いておりません。社会教育の方で兼務をしながらという形で、条例の中でも置くというよりは置くことができるという形の表現をしております。博物館の機能として専任の職員を数名配置しながら学芸員等も配置をしながらやっていくというのは非常に理想とするところですし素晴らしいことですけれども、現実問題としてやはり全体の職員体制の問題もございます。その中でどういった形で態勢をつくっていくのかということが大きな課題でございます。そういったことを考えれば現組織体制の中でできる限りの体制を整えているという認識を持っているところでございます。先ほどもお話ししましたけれども必要に応じて臨時職員等の手立てをしながら対応するところはしていかなければならないと思いますけれども、基本的には現状体制を大きく変えることはなかなかできないのかと思っております。それから、COM100の郷土資料室は分類としてどれに当たるのかということですけれども、博物館の類似施設という分類になります。また、北海道教育委員会の登録等についてはこれまでも行っておりません。COM100郷土資料室はやはり後世に歴史を伝承していく大事な役目をもっておりますけれども、先ほど言った通り現体制から大きくなかなか変えられないということで町民の皆さん、それから郷土研究会、いろいろなご協力をいただきながら今後必要な事業については進めていかなければならないと思っております。以上、私の方からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育委員長 宮原宏明

只今7件目の質問の中で委員長の見解を問うというご質問がございましたのでお答えをさせていただきたいと思います。まず、我が町は明治32年、西暦1,899年開基として、今114年を迎えているわけでございます。開拓当時あるいは先人の残された文書などを読みますと士別まで駅が通っていたのでそこまで来て、あとは天塩川を下って歩いてきたという渡船場の話などを含めて大変な苦労をして今現在を迎えているという美深町の歴史をやはり後世に伝えていくということは大変大事なことであるということにおきましては認識を同じくするものと考えるものでございます。また、本町には先ほどの教育長の話と重複いたしますがCOM100郷土資料室とか伝承遊学館など歴史を伝えていくべき核となる施設があり、その活動につきましては一定の評価がされていると理解をしているところでございます。今後におきましては現状を踏まえる中で創意工夫をしながら進めていくことが必要であると認識をいたしております。以上でございます。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

学校給食に関する件について2点ほど私にご質問がございましたので順を追って答弁をさせていただきたいと思います。まず、具体的に申しますが税負担の将来的な考え方でございますけれども学校給食事業の実施に伴って一定の財源負担を伴うものでありますけれど町民に新たな税負担をするものではございません。特に学校給食のために町民税を上げるなどの思いはまったくございません。そもそも健康保険のように学校給食は目的税をもって充てるものではございませんのでご理解をいただいておきたいと思います。当然、議員においても学校給食というは町税そのもので手当てするものではないという認識についてはおありだろうと思っております。2つ目の給食の前倒し実施、禍根を残さないかというご質問でありますけれども、私は学校給食を実施することにおいて非常に教育的な見地さらには子育て支援の意味においてもその他たくさんあるわけでありますけれども大変な重要な問題、課題であると認識をしているわけでございます。給食実施にあたっては若干懸念をする声もないわけではございませんけれども必要とするという方々の声が圧倒的に多くてそれも早く実施をしてほしいという声が届いているわけでありまして、私としてはこれまで長年の経過の中でこれらを踏まえながら今決断をして進めることが必要であり、将来につながるものであると確信をしているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 9番 岩崎泰好

学校給食の関係の問題でございます。教育長の方から今答弁をいただきましたが議会との間では十分な説明とそれらの検討あるいは町民の中にあっては検討委員会の中でそれらは十分検討を加えたという話でございました。一般の町民にはそれらの情報はアンケートをしたときの情報だけ、細かいところは色々あるのかもしれませんが一般の町民の受け止め方はそのように受け止める方が多いと、その中で議会の中では実施の方向性で結論を出して前に向かおうという形になりました。それらの説明が不十分なところは随分あったのではないかと、配慮に欠けるところあったのではないかと私は思っています。これからの問題として当然実施の中身も具体的になってくるでしょうから今後どのような形で進めていくのか。今まで十分とされなかった町民にどのような形で情報を伝えていこうとしているのか。またこういう意見もあります。毎年3,100万円の経営負担が掛かるということは町民に割れば1人6千円の負担になると、それが子どもを抱える親のみならず一般の町民にその負担が掛かってくるという議論をされる方もいます。それは少し論点が違うと思うのですが、しかし、少なからずそういう方々にもこの皆さんに新たな負担はないと先ほど町長から答弁がありましたけれども新たな負担ではなくてそのようにしてでも学校給食が必要なのだというところをどう町民に伝えるのか、その手法について考え方を伺いたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

町民に対して直接的に説明をしてきたかということの質問かと思いますけれども、検討委員会等の状況についても先程お話ししたとおり広報紙等を含めて説明をしてきた状況がございます。特に特別委員会の中で委員の皆さんから色々なご質問をいただきました。この部分を私どもの方が説明をして良いのか、特別委員会としての部分ですからその辺は議会としての広報もされる部分もあるのかと思いますけれども、ただ、幸いなことに特別委員会等が開催されれば新聞等を通じて色々な形で報道されていると、そういったことも十分ご理解をいただいているものと思っております。ただ、そういった中でもう少し気を使って教育委員会としてやることがあったのではないかというご指摘ですからそれについては真摯に受け止めて、どういった部分が足りなかったのか考えていかなければならないと思っております。今後、先ほど申し上げたとおり実際にどういった給食を作っていくのかということがこれからの課題ですからこれらについては逆に言えば町民の方にどういう給食をするから理解をしてもらうのだということになってくるのかと思います。これからの部分については具体的な部分になってきますから一定程度定期的な広報なりホームページ等の利用も考えながらできるだけ町民の方にご理解いただけるような方法を考えていきたいと思っております。

質問 9番 岩崎泰好

昨日、キャベツ研究会が取り組んでおります1年に1回のイベントの中でタイミング良く教育長にも出席をいただいて意見を述べていただいた経緯があるのですけれども、置戸町の教育委員会の食のアドバイザーであります佐々木十美(ささきとみ)さんが来られまして食育のことについて、それから美深町の農産品をどう活用して給食につなげるかというテーマでお話をした経緯があります。その中で、佐々木さんもおっしゃっておられましたがやはり給食実施についての情報は、多くの町民に共有して町民の協力の中でしなければどこか都会にある給食センターが実施するような給食になりかねないと、それは食育の目的とは全然かけ離れたものになってしまう、という話をされたと記憶しておりますが、それらについて教育長は要望書等の中で食育の重要性それから地域との地産地消とのつながり・考え方というものを昨日も色々話されておりましたが改めて実施にあたっての給食の意義といいますか、その辺をせっかくの機会ですからお話しいただきたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

どういう給食にしていくのか、昨日もお話し申し上げましたけれども美深町の給食は50年前ほどにやっていたという経緯がありますが50年間やっていなくて、平成27年の実施に向けていきたいという話を申し上げましたが全然やっていないのと同じ状態です。ですから実際にどうするという部分については特に栄養士の方が中心となってそれらを組み立てしていくというのが現実問題でございますからその方が現実スタートまで配置されない中でどうしていくのだという大きな議論の課題はあります。ただ、基本的な方向性としてどうしていくのかということは当然実施に向けて考えていかなければならないと思っています。その中で、置戸町の給食は給食として素晴らしいものをやっております。そのことにどのように近づけるのかということが課題だろうと思いますけれども、ひとの良い部分は良い部分として見ていかなければなりませんけれども美深は美深として何が出来るかということを考えていかなければならないと思います。その中で、給食の意義ということでこれも再三ご説明して来たところでありますけれども基本的には給食は児童及び生徒の心身の健全な発達に資するということが大前提であります。その中で、学校給食を通した食育をすすめる、さらには子育て支援を重点的にしていきたいという大きな目的をもって実施をするわけでございます。その中で特に食育という部分ではこれまで給食を実施していないだけにその実態というのがなかなかつかみきれないでいたというのが実態だと思っております。そういった部分では昨日もお話しを聞かせていただきながら他市町村でやっている給食の中で行われている食育活動ということがやはり大きな参考になりますし、改めて子どもたちに対してその大切さというものを実感をさせていただいたと考えております。合わせて地産地消の問題ですけれども、その時その時の季節ごとの食材がありますからそれを大事にしながらいかに地元のものを使わせていただくのか、そういう協議を進めさせていただきたいと思っております。ただ、それがすべてということは不可能ですからどこまでできるかというお話しになるかと思いますけれどもそういったことで進めていきたいと思いますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 岩崎泰好

給食の件に関しては具体的に今年動きはじめますのでまた予算委員会の中で議論をしたいと思っています。

出典:美深町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる