みんなの議会

美瑛町議会 令和6年第7回定例会 2024年12月12日

高齢者の自動車運転について

2024年12月12日、美瑛町議会の一般質問で、桑谷覺議員が「高齢者の自動車運転について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
桑谷覺 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 桑谷覺

本日、最後のトリをやります。番号2番、桑谷覺。質問方式、時間制限方式。質問事項、高齢者の自動車運転について。質問の要旨、全国各地で高齢者の運転ミスなどによる交通事故が後を絶ちません。高速道路の逆走や駐車場等での急発進、認知症により今どこを運転しているか分からなくなるなど、大きな社会問題となっています。高齢者の運転免許証自主返納に向けて、行政がいろいろな支援をしておりますが、本町では、公共交通サービスが大都市のように十分に行き届いていないため、買い物や通院といった日常の活動では自家用車に頼らざるを得ない状況にあります。これから本格的な冬を迎え、夏より運転に注意が必要になる時期で、高齢者の自動車運転事故が多くなる傾向にあります。高齢者が自動車がなくても安心して暮らせる環境づくりが必要と思いますが、町長の考えを伺います。(1)高齢者向けの交通安全教室等において、運転免許証自主返納の話を行っているか。(2)自動車が必要不可欠な高齢者を対象に、急発進防止などの安全対策装置設置に対する助成を考えているか。(3)運転免許証自主返納に向けた、新たな支援策を考えているか。(4)新たな公共交通手段としてのデマンド交通の考えはあるか。質問の相手町長、よろしくお願いします。

答弁 町長 角和浩幸

2番、桑谷議員さんからのご質問、高齢者の自動車運転についてお答えをいたします。高齢ドライバーの運転操作ミスによる交通事故は、加齢による視力や認知機能の低下、反射神経の鈍化などにより、自動車の運転操作に対してリスクが高まることで発生するとされ、議員御指摘のとおり、大きな社会問題となっております。現在の道路交通法では、70歳以上の方が運転免許を更新する際には、高齢者講習を受講することが条件となっております。75歳以上の高齢者につきましては、高齢者講習に加え、認知機能検査で認知症の恐れがないことが確認されなければ免許が更新できず、さらに更新前の3年間に一定の違反歴がある場合には、運転技能検査に合格しなければ免許が更新できなくなっております。高齢者による運転免許の保持に対するハードルが高くなっていることから、都市部とは違い公共交通機関の少ない本町にとっては、新たな移動手段や自家用車が無くても安心して暮らせる地域づくりが重要であると認識しております。1点目につきましては、北海道及び北海道警察と共催して開催している美瑛町交通安全対策推進協会の高齢者交通安全教室の中で、運転免許証自主返納制度の説明を行っているところです。2点目及び3点目につきましては、移動手段を含め高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができる環境整備が必要と考えております。現在も高齢者等のハイヤー料金助成事業や道北バスの無料乗車証の交付、除排雪サービスやくらし援助サービスなど各種福祉施策を講じておりますが、今後も時代の変化に即したサービスを包括的に検討することが重要であると捉えております。4点目につきましては、デマンド交通は縮小する公共交通機関の代替手段として全国各地で導入が進んでいる輸送サービスであり、過疎地でも買い物や通院等生活の足を確保できるなどメリットも多いですが、その反面、通常の路線バスなどよりも運賃が高くなる傾向にあるため、現状で町民がどなたでも利用できるスクールバス、ひまわりバスの乗車率等を検証し、予約の手法などを含めて、その地域で生活する住民にとって本当に使い勝手の良い交通手段と運行費用等の財政負担のバランスを考慮し、検討していく必要があると考えております。以上でございます。

質問 2番 桑谷覺

2番、桑谷です。まず、1点目について。少し前の話ですが、町内の高齢者が自動車運転していたんですが、自分がどこに行こうとしたのか分からずに道に迷ったっちゅう話を聞きました。前回第5回定例会にて、高田議員が質問しました、認知症施策の推進についての中でもありましたが、認知症と物忘れの違いは医学的に判断が必要で、診察を促すサポート体制が必要と思います。高齢者交通安全教室にて、認知症サポーターやキャラバン連絡協議会との連携も必要な感じもしますが、町長の考えはどうですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほど答弁をさせていただきました。現行の免許証の更新の制度の中で、認知症についてのチェックも図られておりますので、前提としては、運転免許証をお持ちの方は認知症ではないということが前提になっているという風には受け止めております。しかし、認知機能、また認知症の発症などもございますので、常にご高齢の方につきましては認知機能については、注意をしていくということをお願いしたいというふうに思いますし、そういう意味では、交通安全教室など、様々な機会を通じて、認知症サポーターですとかの皆様方と連携して、今一度、ご自身の状態を見詰め直してくださいというような、お声かけるようそういう機会があれば、より安全な運転が確保できるのかなという風に思って聞かせていただきました。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

2番、桑谷です。今回質問に対して、私自身逆の思いもありまして、それは単に高齢者というのみで運転を中止すると、生活の自立を阻害したり、鬱などの疾病発生のリスクを高め、寿命の短縮にもつながることが多くの研究で確認されています。高齢者にとって車の運転ができなくなることは、生活範囲の狭小化を直結し、それが活動量を減少させ、心身の機能低下させ、いろいろな問題を引き起こす原因と言われています。国立長寿医療研究センターや予防老年学研究調査では、運転をやめた高齢者は、運転を継続していた高齢者と比較して、要介護状態になる危険性が約8倍に上昇するとのことです。さらには認知症発生症との関連では、運転した高齢者は運転していなかった高齢者に対して、認知症のリスクは約4割減少することが分かりました。この結果、運転の実施状況は認知症の危険を要する上で有益であり、運転のような高度な認知機能を必要する構造の保持が、将来の認知症の抑制に対して影響を及ぶかもしれないことを示唆しています。真逆の質問になってきましたが、今一度、町長の高齢者の運転についてお聞きします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

ここは大変難しいところであるのかなという風に思って聞かせていただきました。認知症予防になる、健康な方であれば、認知症予防としての運転ドライブというところの効果が期待できるということでありますので、そちらはぜひ進めてまいりたい。でも一方で、健康だった方が、認知症機能が低下したり、症状発症してしまった場合どうするのかというところの扱いの大変難しさがご質問の中から伺わせていただきました。美瑛町といたしましては本当にこの美瑛という土地、車がなければ、日々の日常の生活ができない。そういう町にありまして、何歳になりましても車の必要性、ドライブ、ドライバーとしての役割を果たしていくということの重要性は、あるという風に考えております。これは生きがいでもあるのかもしれませんし、また生活の張り合いでもあると思います。ご指摘頂きましたように、免許証を返納したら、がくって弱っちゃったよという話は本当に身近なところでも、よく聞くところでございますので、免許返納についての考え方、美瑛町にとっては本当に難しいなという風に思っております。先ほど来、ご答弁しておりますけれども、免許返納をどうするかというよりは、免許返納した場合、際に交通の自分の足が確保できる環境を整えていくこと、免許返納を促すというよりは、返納を自分で進んでされた方が、しかし、これまでどおり、便利に町内での生活を営める環境をつくっていくということが、今大事な観点なのかなという風に思っております。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

分かりました。次に2点目につきまして、高齢ドライバーのアクセルペダル踏み間違いによる交通事故防止や事故発生のときの被害の軽減を目的とした、後づけ急発進等抑制装置、踏み違い間違い急発進の装置の設備、この補助について、国の補助制度は終了したみたいですが、道内の各自治体によっては補助しています。これ、後づけのペダル踏み間違い工事込みで5万円前後と高価でありますが、事故防止の観点から、町長は補助していく考えっちゅうのか、そういう考えはあるかないかどうですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

今すぐこうするしないとお答えしにくいところでございますけれども、後づけの工事に伴ってどれだけ抑制できたのかですとか、それを必要とされている方がいるニーズについてどうであるのかとか、について、お声を聞かせていただきながら、必要性について判断をさせていただきたいと思います。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

では3点目の、質問します。運転免許証の返納された方の新たな支援策ですが、高齢者福祉ハイヤー料金助成事業と道北バス無料乗車の事業があることは、私も十分承知しているところです。運転免許自主返納することにはお金がかかりませんが、運転経歴証明証、運転経歴証明書交付してもらうには1,100円の手数料がかかります。これは免許センターでやります。これは身分証明書と同じ扱いでございます。この手数料の負担の支援は、道内自治体においても、喜茂別にもやっておりますが、要するに1,100円の手数料が町で、たとえば電子通貨Beコインで、手数料還元することを、いや、ならならんか。その辺、考えがないかをお聞きしたいんです。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほども答弁させていただきましたけど、美瑛町この車社会車を必要とする率の高いこの地域において、免許返納を積極的に町が促していっていいのかどうかなというところの思いは正直持っているところでございます。促すというよりは繰り返しですけども、自ら返上していただいた方が、利便性が維持できる、より交通の足を確保できると。そのための方策を考えていくというところが今美瑛町にとっては必要なのかなと思っております。返納を促す、難しい問題ですけれども、返納された後も、暮らしやすいまちづくりのための環境づくりという観点で今は取り組んでまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

最後に4点目につきまして、スクールバス、ひまわりバスの乗車の検証を行うと書いていただきましたが、それが1番住民の身近な交通手段と思いますが、スクールバスも最近マイクロバスに小型化していますが、児童生徒の減少により、路線によっては、マイクロバスも大きいのだと思います。また大型免許証保有のドライバーも確保が難しい中で、例えば10人乗りのワゴン車に切替えば、普通免許でも運転でき、燃料や消耗品の対応など経費節約につながると思います。美瑛町はスクールバスひまわりバスをやっておりますが、私が聞くのは高齢者が、例えばわいわいプールに行きたいと何回も聞かれたんですけど、旭町の人。わいわいプールに行くにはもうどうしても、バスもないし、あそこまで足で歩くといったらすごく時間がかかるって、高齢者が言うのには、要するに町内を一周できるような、そういう今、そういう町内循環する、予約には、デマンド交通でもいいですけど、一応新聞でも東神楽、東川でもデマンド交通のことを書いてありますんで、美瑛町においても、この町内循環の予約制乗り合いデマンドバスの運行実証実験はしてはいかがですか。町長の考えはどうですか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

申すまでもなく、この近郊、美瑛町の近郊地域も含めてデマンド交通というのは大変大きなテーマになってきております。地域の公共交通どうするのかというところで、現に私たちも、町民の皆様と意見交換する場におきましては、かなりの頻度でこの町内の交通の足を確保してほしい。何か新しい交通体系ないかというようなお話を伺っているところでございます。こちらにつきまして美瑛町でも本当に喫緊の課題であると思っておりますし、正直なとこここ数年、今、今年、去年始まった話じゃなくてもう数年来、この問題どうしようというところは庁内でも、庁舎内、役場内でも、議論を進めているところですけれども、少しちょっと踏み切れてない状況が続いているところでございます。町内に民間交通事業者さんがいらっしゃるわけでもございまして、関係する団体企業の皆様とも意見交換をさせていただきながら、しかし、実証実験的なものであれば、まずやってみてどうなるのかわかんなければ、これ以上、机上の話も進まないという思いもございますので、実証実験的にまず、町内やってみるという段階に来てるのかなという風に私も判断しているところでございます。

質問 2番 桑谷覺

終わります。

出典:美瑛町議会 令和6年第7回定例会 2024年12月12日 議事録 PDF(70ページ) 間違いを知らせる