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美瑛町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月12日

美瑛町の景観形成と農地の保全について

2024年9月12日、美瑛町議会の一般質問で、桑谷覺議員が「美瑛町の景観形成と農地の保全について」質問し、町長 角和浩幸、農業委員会会長 只野透が答弁しました。

質問者
桑谷覺 議員
答弁者
町長 角和浩幸、農業委員会会長 只野透

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 桑谷覺

番号2番、桑谷覺。質問方式、時間制限方式。質問の事項、農村の景観形成と農地の保全について。質問要旨、国が進めた地方創生は、地域の特徴を最大限活かした持続可能な地域の形成を目指すものですが、10年が経過した今、地域の疲弊は進み、描かれた理想は遠くにかすんでいるのが実態です。美瑛町は以前から農村景観に着目し、他市町村との差別化を目指し、様々な課題を抱えながらも丘のまちの知名度を高め、本町を訪れる観光客数も230万人超と報告されています。農村景観は農業者の高い生産意欲と技術のもと、輪作体系を維持しながら守られてきました。しかし、年々農家戸数が減少し、農業者一戸当たりの面積が増加傾向にあり、管理の楽な作物の面積が増加する中、一部耕作しづらい土地も見受けられます。播種や定植時期によって不耕作地に見えるかもしれませんが、農地を彩る景観形成作物が、適切に作付けされてこそ、景観としての価値が生まれることへの警鐘とも思えます。そこで美瑛町の景観形成と農地の保全について伺います。(1)景観形成を前提とした、緑肥作物の推進と積極的な作付け振興について。(2)改正農地法では、農地を有効的に活用することを目的に地域との調和に考慮した権利の促進が盛り込まれています。これを踏まえた農地転用の考え方について。質問の相手、町長、農業委員会会長、よろしくお願いします。

答弁 町長 角和浩幸

2番、桑谷議員さんからの質問事項、農村の景観形成と農地の保全についての1点目の部分に当たると思います。私から答弁を申し上げます。本町の地域資源は、自然と農業の営みが織り成す美しい風景であり、特に春から秋にかけての時期には、農地で生産されている様々な作物が色鮮やかな模様を描き出し、訪れる人々を魅了しております。その農村景観の保全と農業生産の取組をバランスよく進めていくことが、農業の生産性を向上させるだけではなく、地域の魅力を高め、持続可能な発展へとつながるものと考えております。1点目につきましては、本町では輪作に緑肥作物を取り入れ、土壌の休息と再生を図る持続可能な農業生産が進められております。緑肥作物を作付けすることは輪作体系を維持するだけでなく、ヒマワリやキカラシ等は景観形成にも寄与し、観光資源としても価値があると考えております。このことから、緑肥種子購入助成などの事業で支援に努めているところでありますが、引き続き積極的な緑肥作付けを促してまいりたいと考えております。以上です。(「はい」の声)

答弁 農業委員会会長 只野透

2番、桑谷議員の質問に対してお答えいたします。2点目の質問に対しまして、農用地区域内は、制度上、農地転用が原則不許可になっておりますが、例外として、農家住宅や農業用施設の建設等に際しては、農地法や同法施行規則に基づき、適正に転用を許可しているところであります。農業経営基盤強化促進法等の一部改正に伴い、今後の農地利用については、地域内で協議と合意形成の下、令和7年度からスタートする地域計画に基づき、農地集約や生産性を考慮した農地の利用を推進してまいりますが、農地転用につきましては、更に厳格化されることになることから、農地が保全され、農村景観が守られていくことになると考えております。また、農地の違反転用が発生しないよう、農地制度の周知や農業委員による農地巡回や地域内での情報収集等により違反防止に努めているところであります。以上です。

質問 2番 桑谷覺

2番、桑谷です。今回1番目ですけど、今回質問させていただいたのは、美瑛町に訪れる、観光客数が、令和5年度、約230万人と過去2番目の記録と、議会での報告がありました。これは空前の青い池ブームが大きな要因だとは思いますが、一方で、農業者が、高い生産意欲と技術の結果として、生み出される美しい農村景観が、やはり美瑛を代表する風景で、観光資源の要だと思います。それでは緑肥産物について再質問させていただきます。質問の中でも、輪作体系の重要性は言うまでもなく、ただ、緑肥を作付けしたところ、現金を生まないわけで、近年の燃料費資材高騰などにより、農業者も理解しているが、やむを得ず作付けし、収益を得ていると思います。私は平成初め頃、観光パトロールいたしまして、その頃は四季彩の丘、ゼルブがないときでした。ほかは、その頃はひまわり、キガラシとポピー、シャクナゲがありまして、丘は彩りすばらしく、あの頃観光客が、自転車で多数の方が丘を巡って、巡っていまして、商店街もにぎやかでございました。この頃、私も町内ドライブして、耕作放棄地を見かけますが、そこで、町長の伺いますが、緑肥作付けに対する、助成と言ってますけど、作付けに対する、新たな支援もうちょっと上の支援ができないでしょうか、お伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

議員ご指摘のとおり、緑肥作物は生産者にとりましては輪作体系の中に組み込み、大事な緑肥作物でございます。一方で、景観の面からいきますとこの美瑛らしい丘の景観を形づくっている、景観、観光の面から見ましても、重要な作物ということも言えると思っております。繰り返しになりますけれども先ほど申しました既に、緑肥に対する助成制度は設けておりまして、生産者が緑肥作付をしやすい体制づくり環境づくりに、現に取り組んでいるところでございますが、長くやっている事業でございますので生産者の側から見て、この制度の使い勝手ですとか、効果ですとか、内容につきまして、改めて生産者の皆様の実感みたいなものをお聞き取り伺わせていただく中で、より効果のある、制度が考えられるということでありましたら、今ある制度をさらに上積みさせたり、拡幅したりする、そういうことも検討できるかなという風に考えております。今の事業効果について改めてしっかりと検証をさせていただきたいと考えます。以上です。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

分かりました。では、質問を変えまして、農業委員の皆様には、農地を守っていただいて、私町民の人として、感謝申し上げます。それでは2点目の改正農地法について質問させていただきます。一つ目、毎年、農業委員さんが現地をパトロールして、違反転用や不耕作地の有無を確認していると思いますが、年に何回、いつ頃やられていますか。(「はい」の声)

答弁 農業委員会会長 只野透

全体の農地パトロールは、農地法に基づき、毎年1回、8月上旬に実施しております。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

それらのパトロールで、違反転用の事案ありましたか。(「はい」の声)

答弁 農業委員会会長 只野透

違反転用の事案は発生しておりません。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

今、農地法改正に基づき、農地所有者、あるいは、耕作者への指導は強化しているんでしょうか、伺います。(「はい」の声)

答弁 農業委員会会長 只野透

農地所有者や耕作者に対しては、特別な指導強化を行っておりませんが、農業委員は、日頃から各地域において農地に関わる相談や農地巡回を行っております。(「はい」の声)

質問 2番 桑谷覺

最後になる。今回の農地改正法では、農地の転用の規制強化、厳格になりましたが、前段お話しました農村景観を守るうえでも、優良農地の維持保全は必要と思います。全国的な面積減少傾向が予想される中で、美瑛町が現状の面積を維持可能か伺います。また、維持できる方策があればお聞きします。(「はい」の声)

答弁 農業委員会会長 只野透

議員のおっしゃるとおり、農地の保全、維持保全は必要なことだと思います。しかし、農家戸数は年々減ってきており、維持するのが難しくなっている中、現在、町のほうで策定を進めている地域計画において、効率的な農地利用の将来像を、今後、各地域で話合いを進めていくことになっており、地域全体で将来の農地の在り方について考えていくことになっております。

出典:美瑛町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月12日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる