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美瑛町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月11日

病気の予防について

2024年3月11日、美瑛町議会の一般質問で、白石久代議員が「病気の予防について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
白石久代 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 白石久代

議長の許可を得ましたので、通告に従い一般質問いたします。7番、白石久代。時間制限方式。質問事項、病気の予防について。近年、美瑛町においては病気にならないための予防に力を入れているところですが、この10年間依然として癌は減っていないのが現状です。癌は、戦後に食生活が欧米化した頃から増えており、日本人の死因の1位となっています。近代医学は検査や手術などにおいてめざましい進歩を遂げていますが、生活習慣に起因する疾病に関しては症状を軽くする対症療法です。しかもWHO世界保健機関の指導方針などは、民族性を無視したものであり、民族によって、体質、精神性、適した食べ物や、罹り易い病気、薬の効き方も違います。近代医学と昔から伝わる健康法、それぞれの良いところ取りをしてはどうでしょうか。それは若年層の病気を減らし、健康寿命を延ばし、医療福祉費の節減につながる可能性があると考え、次の3点について町長の考えを伺います。(1)この国土と気候、つまり私たちの身体に合う米と味噌を基本に、その土地でその季節に採れるものを食べるという考え方、身土不二を健康づくりの指針とし、地産地消をさらに進めてはどうか。(2)大人にも食育が必要です。身体の仕組みや、なぜ病気になるのか、食品添加物の知識などを学べるセミナーなどを開いてはどうか。(3)世界基準や全国一律基準の数字だけで良し悪しを判断するのではなく、一人一人の体質や生活、メンタルを重視した健康指導を推進してはどうか。質問の相手は町長です。

答弁 町長 角和浩幸

7番、白石議員さんの質問、病気の予防について答弁を申し上げます。国では、健康寿命の延伸を目指して健康施策に力を入れて取組を進めており、本町におきましても本年度、第2次健康増進計画を策定しているところです。議員御指摘のとおり、若年層の病気を減らし、健康寿命を伸ばし、医療福祉費の節減につなげるための予防が正しく必要とされており、本計画はその取組を推進するものです。1点目につきましては、私たちにとって、その土地でその季節に採れるものを食べるという考え方は、大切なことであると思います。ただ、積雪寒冷地の北海道では、冬季に地産のものだけで必要な栄養素を摂取するには限界もありますので、多様な食習慣や食環境の変化も踏まえて、町民の皆さまに健康的な食生活についての情報提供を進めてまいります。身土不二という考え方は、旬の食材や風土を大切にしており、健康だけでなく、環境負荷や食品ロスなどの食をめぐる課題解決にも資する概念であると考えます。2点目につきましては、体の仕組みやなぜ病気になるのかなど、大人が学ぶことは、本人のみならず、生活習慣を形成する子どもたちにとっても重要と考えます。妊娠期や乳幼児期の健康相談や健診結果を用いての個別の保健指導、広報紙や地区に出向いての健康講座など、現在の取組を継続しつつ、町民の健康課題の解決に必要な講演会なども今後検討いたします。3点目につきましては、特定健診、がん検診におきましては、国が定めた判定基準があります。特定健診では、データを踏まえた医師の総合的な判断の下、健康寿命を延伸し、生活の質が落ちないよう課題解決に向けた保健指導を実施しております。その際には、経年変化や遺伝歴、生活習慣など、一人一人の固有な情報も含めてお聞きしており、今後とも個性を考慮した保健指導に努めてまいります。以上でございます。

再質問 7番 白石久代

7番、白石です。丁寧な答弁頂きました。再質問させていただきます。まず、①に関してですが、北海道での地産地消は、季節によっては確かに難しいこともあります。しかし、私たちの親や、祖父母たちはこの寒冷地においても、冷蔵庫などない、また本州からの流通もない時代でも生き抜いてきました。その食生活に問題があったとしたら、今私たちは存在しないわけです。縄文時代から1900年中頃までは、粗食ながら脈々と命を私たちはつないできたのです。たくさんの種類の食品をとらなければ、栄養不足になるというのは本当でしょうか、教えてください。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

地産地消の考え方は先ほども申しましたように基本的には基本的にと申しますか、とても大切な考え方であり、北海道美瑛においても、可能な限り地産地消を進めてまいりたいというスタンスでございます。ただ、これまでの先祖、北海道の先祖の方々たちの食べ物冬も食べもちろん、食べつないで今について命をつないで頂いているんですけれども、恐らく、内容につきましては保存あるいは漬物とかが多かったであろうことは容易に想像がつきますし、アイヌ民族の時代でしたら狩猟民族ですので農耕よりは狩猟のほうに主を置かれている。そういう食生活を代々営んできたと思っております。栄養素的には、食品栄養学ですとか、代謝の学問等で科学的に、栄養素としての必要な栄養素をとりましょうというところがございますので、行政としましては、食品栄養学等の成果にのっとった形での食事をお勧めするというスタンスでございます。(「はい」の声)

再質問 7番 白石久代

7番、白石です。昔、今までも保健センターさんの方に質問をしに行ったことがあります。数年前ですけども、栄養不足についてのお答えも頂いたんです。昔は平均寿命が短かったですよとその時も教えていただきました。で、平均寿命なんですけども、昔は医療が発達しておらず、新生児死亡率が非常に高かったんです。半分ぐらいの子どもが亡くなっていきました。それで、仮に100歳と、新生児の平均年齢は、50歳になります。昔でも江戸時代でも、80歳ぐらいまで生きた人は数多くおります。その時の栄養状態なんですけども、昔は、お米といえば玄米であったわけです。今はその栄養のある表皮の部分を削った白米を食べてるゆえに他の栄養をとらなければいけないという理屈になっていると私は思います。次にですが、米とみそについてちょっとお聞きします。この冬に、南富良野町出身の料理家の星澤幸子先生の講演会を開催されました。その後に、映画で「いただきます」という映画の上映会が有志たちにより開催されました。この二つには共通点がありまして、ご飯とみそ汁で病気の改善が見られるというものです。星澤先生は、日本人は米を食べなくなって病気が増えたと言われていましたし、映画に取上げられた福岡県の高取保育園では、毎日、玄米ご飯とみそ汁と納豆の給食でアトピーが治り、インフルエンザが大流行しても欠席の子供がほとんどいないという、驚くべき免疫力の高さを示しておりました。またみそは世界的にも認められた、放射能を除去する作用もあり、戦争中長崎での被爆者のうち、秋月医師のもと、多くの市民が玄米とみその食事で原爆症にかからなかった話は有名であります。そしてかつてチェルノブイリ原発事故の際にも日本から大量のみそが送られました。ご飯とみそ汁の食事なら、食べることが止まらない常習性のある砂糖や油を接種することがありません。しかし、美瑛にはブランド小麦というものがあり、おいしいパンがたくさん作られており、私はパンや麺を食べるなと、厳しいことは言いません。しかし1日1食でいいので、品質のよい米とみその食事を食べて欲しいと思います。米を食べることにより、日本の食料自給率も上がると思いますし、本町においても、美瑛米をさらに伸ばしていけると思いますが、町長はどう考えますか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

お米。玄米を含む、玄米であるお米とかみそ、日本の伝統食となるのかあるいは国民食というのか、日本人がずっと食べてきた食物、食材でございます。日本人の成り立ちからして、米、みそ汁等を摂取していくことが体にも恐らく合っているだろうということも、想像に難くございません。一方で、粗食がいいって一時粗食ブームもございました。あまり過剰においしいものを食べるのではなくて、粗食のほうが健康にはいいんだと。様々な考え方等があると思います。ご指摘のご飯とみそ汁という日本人に合った食事というのは、日本人の体質にも合ってると思いますし、また、ご飯お米自体は、今ご指摘頂きましたように、美瑛町の農作物としての水稲、米の生産にも関わってくる産業界としても、重要な作物という位置付けもできます。ご飯を取っていく、玄米の栄養素というものも見直されて、玄米食を好んで口にされている方も多くいらっしゃいます。それぞれのお考えのもとで、日本人に合った日本古来の食物を摂取していくということは、大変すばらしい、理にかなっていうことであると考えております。(「はい」の声)

再質問 7番 白石久代

7番、白石です。次に、2番について質問いたします。勉強会や、講演会などをぜひやっていただきたく楽しみにしております。例えば、発熱やせきや下痢そしてアトピーなども、全てその症状には意味があって、その意味を知ることができれば、どうすればいいかの答えも見えてきます。緊急の場合はすぐに病院に行く必要がありますが、こういう風に言ってる医師もいます。生活習慣によって起きた病気は生活習慣でしか直らない。また現在は、長期にわたる安全性が立証しされていない新薬や、単体の治験は終わっているが、薬の複合的な影響がまだまだ研究途中です。また近年は、食品の表示義務が変わり、食品添加物や薬品、遺伝子操作した食品なども買物するときに判断ができなくなっており、学ばなければ健康が保てなくなってきております。まず、夏休みなどにイベントをされてはどうかと思います。その際に子どもを含む町民ボランティアもぜひ募って、町民と協働の作業をしていただきたいと思います。お客さんではなく、自らがスタッフとして関わることで意識は一層高まると思いますが、町長の考えをお聞かせください。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

様々な機会を通じて、健康ですとか食に関わる、情報を発信したり学んだりする機会ってのは大変重要であると思っております。先ほど答弁申し上げましたけれども、講演会ですとか講座というような機会を通じて、新しい知識ですとか分かりにくいところを分かりやすく、身に付けていただくという機会を創出していくということは、行政として当然これからもやっていかなければならないことであると考えております。あわせて、ご指摘頂きましたように直接食健康に関わることではなくても、薬についての、今ご指摘頂いた件ですとか、食品添加物等々表示も、時代に合わせて変わってきておりますのでその読み方、見方みたいなものの講座というものも、ニーズもあるのかなと思いながら、聞かせていただいたところでございます。そのような講座、セミナー、講演会の機会を今後ともどのような場でどのような機会を通じて開催していくのか、担当課も含めて検討を深めてまいりたいと思っております。その上で、町民ボランティアさんがもちろん参加していただけるんであれば、心強い限りでございます。ボランティアでありますので強制的にやってくれという風にはならないと思いますけれども、志有志のある、町民の皆さんと共にそのような勉強の機会を設けることができたら、町民の健康福祉の増進につながるのかなと考えているところでございます。(「はい」の声)

再質問 7番 白石久代

7番、白石です。よろしく、講演会などお願いいたします。次に、質問の3番目についてですが、また変わった質問をします。すいません。国が定めた基準に従わなくてはならないという事情は、分かります。しかしその国の基準というものが、少し理解できないんです。例えば、50年前に、上の血圧の基準は、年齢プラス90でした。今はなぜ全年齢一律で、140なのでしょうか。年をとれば機能が落ちて、血液を全身に回すために血圧を上げる必要があるのに、なぜ20代と高齢者が同じ、140なのかが不思議でなりません。また、一人一人が、必要があってその数値であることがあります。つまり数値は異常であっても、その人なりの健康なのです。それを治療して平均値にする意味はないどころか、健康を害する場合もあります。例えば、マラソンの高橋尚子選手は、心拍数が30だそうです。これを異常として治療するでしょうか。伝統医学では、人の体質は幾つにも分類できます。80キロや90キロの体重の筋肉質の男性と、私のように40キロちょっとしかない体重の人間が、薬やワクチンの量が、なぜ同じなのかが不思議でなりません。ご存じでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

国、ある国交省を含め国、機関の基準値やガイドライン等がどのように定められているのか私は、そこに関わっておりませんので数値そのものの是非につきましてはお答えできる立場ではございません。ただ、ご指摘のように特に分かりやすいのは、血圧の例のように、数値は変わってきてるなというのは、よく分かりやすく実感することだと思っております。国において科学的な根拠に基づいてそのような数値を出されていると思いますけれども、ご指摘のように例えば、ご指摘具体的に頂きましたスポーツ心臓のようにスポーツを長く習慣とされていた方とそうでない方にはやはり体の機能も違いがあるとは思います。そのような個性を含めて健康づくりというものは、考えていかなければならないなという風に思っております。先ほど答弁申し上げましたけれども、健康保健指導に当たりましては、その辺りも考慮してそのおのおのの方々の習慣、生活習慣も含めてですけれども習慣ですとかも考慮した上で指導に当たるよう努めているところでございます。(「はい」の声)

再質問 7番 白石久代

7番、白石です。ご答弁ありがとうございます。次、医療の選択肢についてなんですが、欧米諸国では、大きな病院で治療を受ける際に、近代医学を用いるか、伝統医学を用いるかの選択肢がある国もあるそうです。日本国内でも、大阪府泉大津市のように、健康づくり推進条例の四つの柱の一つに、伝統医学も含めた健康や医療に関する多様な選択肢づくりと掲げている自治体もあります。美瑛町でもこれを取り入れる考えはありませんか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

伝統医学、伝統療法、伝統医学ですとか、東洋医学等のことを、もちろん、排除するつもりは全くございません。で、伝統医学、東洋医学におきましても、長い歴史の中で効果が認められるというような、ところがあると思っております。西洋医学、一辺倒だけしか認めませんという立場ではなくてそれぞれの良いところを取り入れて、共通の目的である目標であります町民の寿命を延ばす平均寿命を延ばす、あるいは健康寿命を延ばしていく、そのためには、様々なこれまでのノウハウ知恵とか、科学的な知見、あらゆるものを用いて、健康増進に努めるのがふさわしいのかなという風に思っております。(「はい」の声)

再質問 7番 白石久代

7番、白石です。柔軟なお考え聞かせていただきます。ありがとうございます。最後になりますが、国の医療費なんですが、1975年は5兆円でした。現在45兆円です。それだけお金をかけていれば、さぞかし皆さん健康になったかといえば、全く逆ではないでしょうか。例えば人工透析は1968年データで全国で200人でした。現在は34万人です。人工透析は1人に650万円かかります。本人負担は50万円です。残り600万円は税金で賄われています。現在国民の所得の47%が医療と社会保障に使われています。さて私が食べ物と病気の関係を調べ始めたのは、友人たちが次々にがんで命を落としていったからです。保健センターにも通わせていただきました。私が美瑛で暮らし始めて以降お付き合いのあった人だけでも10人が亡くなり、その9割が女性で、その半分が婦人科系のがんでした。私のなぜがそこから始まり、情報を集めていくうちに、がんになりやすい食品や生活。それだけではなく、世界の歴史や政治的背景も実は関係していることがだんだん分かってきました。最後に、美瑛町のこれから12年間にわたる健康増進案を先日頂きました。沢山のデータ分析と詳細にわたる、綿密な計画案、その作成には本当に頭が下がります。町民の健康度が上がることを願い、どうか定期的にそれを検証して、より良い方法の見直しを検討していただきますようお願いして、質問を終わります。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

美瑛町の健康実態と予防について今後の長期計画につきましても、ご指摘、ご評価頂いたところでございます。現時点での計画として進めているところでございますけれども、本日の先ほど来の質疑の中でも出ておりますけれども、国のガイドラインが変わってきた基準が変わるということもございます。また、この美瑛町ならではの要因があるのかもしれません。生活習慣ですとか、働き方等々、固有の事情もあろうかと思います。そういう固有のものにつきましては、今後変化していくことも考えられるわけでございます。目的、目指すべきところは、健康寿命を延ばしていくというところでございますけれども、そこに至る過程の様々な手法というものは今後も変わっていくことが想定されますので、常に今ある計画がベストであるという判断ではなくて、常に見直しを図りつつ、町民にとっての健康で幸せな生活がいつまでも続くよう、町として努めてまいる、そういう所存でございます。

出典:美瑛町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月11日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる