みんなの議会

美瑛町議会 令和5年第5回定例会 2023年9月13日

(1)新しい美瑛高校の構築について/(2)「第2のふるさとづくりプロジェクト」など「稼げる地域づくり」について

2023年9月13日、美瑛町議会の一般質問で、八木幹男議員が「新しい美瑛高校の構築について」「「第2のふるさとづくりプロジェクト」など「稼げる地域づくり」について」について質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
八木幹男 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 10番 八木幹男

番号10番、八木幹男。質問方式、時間制限方式。質問事項1、新しい美瑛高校の構築について。質問の要旨、文部科学省(以下「文科省」という。)は、新しい時代の高等学校教育の実現に向け、各高等学校の特色化・魅力化と高等学校における「普通教育を主とする学科」の弾力化(以下「普通科改革」という。)に動き出しています。また、これらのことを受けて新高等学校学習指導要領(以下「学習指導要領」という。)が令和4年度から運用が開始され普通科改革が大きく動き出しています。北海道においても、北海道教育委員会(以下「道教委」という。)が「これからの高校づくりに関する指針・改訂版」の中で、地域とつながる高校づくりの方向性として、「地域と学校の連携・協働をより一層推進するため、コミュニティ・スクールの導入、コンソーシアムの整備、地域コーディネーターの配置、学校において地域連携を担当する教職員の明確化など、社会に開かれた教育課程の実現に向け、学校や地域の実情に応じた推進体制の構築に取り組み、特色ある高校づくりを推進します。」と明記されています。新しい美瑛高校構築の絶好のチャンスが訪れたと言えるのではないでしょうか。そこで、次の3点について町長お伺いをいたします。(1)役場内に、早急にプロジェクトチームを立ち上げ、ビジョンを明確にして進めるべきと考えますがいかがでしょうか。(2)コンソーシアムの整備が必須であり、そこに議会を加えるべきと考えますがいかがでしょうか。(3)地域の教育資源を活用した教科・科目としてテロワールという概念を入れた教育課程を編成すべきと考えますがいかがでしょうか。質問の相手は町長です。質問事項2、「第2のふるさとづくりプロジェクト」など「稼げる地域づくり」について。質問の要旨、 観光庁は、「知人・親戚訪問、帰省」に近い感覚の旅の需要を刺激し、旅行の潜在需要を創出、滞在頻度や滞在日数、個人消費の増加を実現することは、観光・交通産業や地場産業に、新たな市場創出、平日・休日需要の平準化等の効果をもたらす可能性があるとして、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルの普及・定着を図るべく、「第2のふるさとづくりプロジェクト」を推進しています。また、一般社団法人「超帰省協会」の「超帰省」という取り組みも注目されています。実家に帰る時に友達も一緒に、もしくはついていくことと定義しています。「地元=思い入れや思い出があるまち」、生まれ育ったかどうかは関係なく、自分が地元と思える場所が地元であり、そこに友人同僚を連れて帰省することもありとも言っています。働き方や住まい方が流動化している今、地域が一体となって新しい仕組みづくり、「稼げる地域」づくりをしていかなければならない時代になってきたと考えます。そこで、次の3点について町長の考えを伺います。(1)美瑛出身の大学生、社会人が帰省する時に友達・同僚を連れて美瑛に帰ってくる。あるいは、結婚した時に、妻あるいは夫をつれて美瑛に帰ってくる。このような事に対する仕組みづくりは、できないのでしょうか。(2)テレワーク等で訪れてくれた人が、再び美瑛を訪れたくなるような仕掛けづくり、関係人口のバージョンアップと言った取り組みづくりについて。(3)人と人との触れ合いを起点とするこれらの活動では、町民が「美瑛には何もない」といった発言はご法度です。町民が「何をどう伝えるか」も大事になると考えるが。質問の相手は町長です。以上、よろしくお願いをいたします。

答弁 町長 角和浩幸

おはようございます。昨日に引き続きましての一般質問どうぞよろしくお願いいたします。まず、10番、八木議員さんからの2項目にわたります質問に答弁を申し上げます。質問事項1点目、新しい美瑛高校の構築についてお答えをいたします。地域とつながる高校づくりは、今後ますます重要性を増していくものと考えます。美瑛高校は既に、平成30年にコミュニティスクールである学校運営協議会を設立し、先駆的な取組を進めているところです。引き続き学校と町民が共に生徒の豊かな教育環境を支える取組を行っていくことを期待しております。先日の保田議員への答弁でも申し上げましたが、道立高校である美瑛高校の教育内容につきましては、町として権限を有していないことを重ねて申し添えさせていただき、答弁いたします。1点目につきましては、議員御指摘の「これからの学校づくりに関する指針・改訂版」は、北海道教育委員会が作成したものであり、実施主体は北海道教育委員会及び美瑛高校だと捉えております。その上で、プロジェクトチームに言及するとすれば、美瑛高校学校運営協議会がその役割を担うものと考えております。同協議会は地域団体やPTA、町担当課職員等で構成され、これまでも運営改善に御尽力いただいておりますので、現状や課題について最も理解が深いと考えております。2点目につきましては、コンソーシアムの整備も美瑛高校が主体となって取り組むことと理解しております。もちろん、美瑛高校から連携を依頼されれば、町としても積極的に取り組んでまいります。また、議会参加につきましても、高校と議会の判断によるものと思います。ただ、先ほどの御説明と重複する部分もありますが、学校運営協議会が既にコンソーシアム的な役割を果たしてきていると感じております。3点目につきましては、議員も御承知のとおり、教育課程や教科、科目に関しては町に権限がございませんので、お答えする立場にないことを御理解いただきたいと存じます。ただ、未来ある若者たちにテロワールの概念と、美しい大地美瑛の姿を学んでいただけるならば、それは素晴らしいことだと私も同感いたします。質問事項2点目、第2のふるさとづくりプロジェクトなど、稼げる地域づくりについてお答えいたします。人々の生活スタイルが変化する中、コロナ禍がさらに棹さす形で、急激に働き方や消費行動が変わってきております。地方にとっては利点も多く、都会と地方の交流が広がり、ふるさと納税やクラウドファンディングなどの「応援消費」で財源が集まってくるようになりました。人口減少社会における地方自治体にとっては、チャンスともいえる状況でありますので、流れを上手に捉えて、活性化に結びつけていかなければなりません。その基盤にあるのは、魅力ある地域づくりを行うことに尽きると思います。1点目につきまして、本町では既に「同窓会開催助成金事業」を実施して、ふるさと美瑛に人が集まることの効果に期待しております。さらに「第2のふるさと」と思っていただくには、本町そのものの魅力向上のほか、その人にとっての居場所や本町に関わる動機が求められてきます。現在行っている関係人口づくりをバージョンアップすることで、多くの人に選ばれ、訪れていただく町にしてまいりたいと思います。2点目につきましては、テレワーク施設の利用者やコ・ワーケーションビレッジ事業等の参加者で、美瑛を再訪してくれている方は多く、関係人口づくりの成果を感じております。最近では、関係人口はむやみに数を追うのではなく、濃密な関係を築いてくれる方を増やすことが肝要だと指摘されております。しっかりした目的と計画の下、民間事業者やNPO、大学などとの連携を重ね、相互の信頼関係を築いた上で新しい展開へと移行してまいりたいと考えます。3点目につきましては、謙虚さの現れとも感じますし、生まれ育ったがゆえに良さに気づかないこともあると思います。町民の誰もが心の底から素晴らしい美瑛だと気づき、誇りを持ち、その気持ちを行動に移せるまちづくりのために、シビックプライド醸成に向けたシティプロモーション活動に取り組んでまいります。以上でございます。

質問 10番 八木幹男

八木です。それでは1項目の新しい美瑛高校構築につきまして、こちらのほうにつきまして再質問をさせていただきます。答弁をいただいての第1印象は、第4回定例会の保田議員の一般質問の答弁からトーンダウンしてしまったなと、こう言わざるを得ない残念な答弁となっております。なお1点目、2点目、3点目の質問には、つながっておりますので、まとめて再質問させていただきます。答弁では、1点目の項目につきましては、ビジョンを明確にして進めるべきではないかと、こういう問いに対しまして、プロジェクトチームに言及するとすれば、美瑛高校学校運営会がその役割を担うべきと考える。2点目につきましては、コンソーシアムの整備に関してでありますが、美瑛高校が主体となって取り組むべきであり、美瑛高校から連携を依頼されれば取り組むと。こういった答弁をいただいております。3点目、教科科目に関しましては、町には権限がありませんという内容で、前向きな視点が全く見られません。私はここで、新しい美瑛高校と表現してみました。存続とか魅力化といった語り尽くされた内容から抜け出し、道教委の指針を踏まえ、町が主体となり、新しい美瑛高校をデザインしてみませんか。こういう問いであります。ここが起点であるということをご理解いただきたいと思います。我々が第1に認識すべきは、道教委が大きく変わってきていると、こういうことであります。以前は配置計画一辺倒でありましたが、改革に大きくかじを切った内容が、これからの高校づくりに関する姿勢、指針改訂版で見られます。そこには、次のように示されています。一定の圏域での高校の在り方について、地域とともに考える新たな仕組みの構築。国の普通科改革を踏まえた、現代的な諸課題に対応するための学習に取り組む新しい学科の設置。それから3点目は、地域連携特例校等の在り方も含めた、地域における教育機能を維持するための方策。この三つの視点で、視点を指針を見直し、改訂版を策定したと、こういう内容で記載されております。道教委の指針を踏まえ、先進的地域は自治体が動き将来展望を示して、道教委と議論し結果を残しています。例となりますが、道教委では岩見沢と富良野における再編統合について、地元からの要望を踏まえた攻めの再編だと、高く評価をしております。また、8月の議会運営委員会の道内所管事務調査で、福島町へ行ってきました。地元の福島商業高校では、2018年以降、入学者が10人前後で推移しているが、道教委の条件緩和に伴い、学生寮をつくり、生徒の全国募集に踏み込んでいます。さらに、町教育委員会に高校魅力化推進係を設置し、生徒に生徒確保につなげる動きをしていると、こういうことであります。このように、地元自治体が主導して動いている高校は、成果を上げているという現実が新聞記事などから読み取ることが出来ます。このようなことを踏まえ、本町においても町が主体となり、つくり上げた新しい美瑛高校モデルをベースに、美瑛高校、町、さらに、専門家、大学などの教育機関を加えたコンソーシアムをつくり、議論をしていく。こういった一連の流れをつくっていくべきではありませんか。こういった提案であります。また、調整役として、地域コーディネーターも必要になってくる、こういう理解をしております。このような内容について、再度町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 角和浩幸

まず、昨日の保田議員さんとの質疑の中でも申し述べさせていただきましたけれども、美瑛高校が重要である、美瑛高校これまで美瑛町において美瑛高校が果たしてきた役割も十分認め、美瑛高校の魅力化というものを求めていくというものは全く、八木議員さんと同感でございましてそこに関しては共通の認識、共通の感覚であると私は思ってることを申し述べさせていただきたいと思います。その上で、高校について議論をしていく際に、昨日も申しましたが、順を追って話を進めていかなければならないという風に感じているところでございます。先ほどのご質問また答弁も申し上げましたけれども、これからの学校づくりに関する指針改訂版は、道教委が道立高校に向けて発信したものでありまして、地方自治体に対してこうしなさいという内容のものではございません。まさに、自らが自ら改革をしていかなければなりませんよという意思の表れであると思っております。ですので、言葉尻をとらえるわけではないんですけれども、コンソーシアムの整備というものも、自治体がコンソーシアムを整備しなさいという風に求められるものではなくて、美瑛高校自らがコンソーシアムを作りなさいということであると、私たちは理解しております。まずは、道立美瑛高校自体がどのように動いていくのか、そこに美瑛高校の意思がどのように表れてくるのかというところを見なければ、そこを支えていく自治体としての発信力といいますか方向性というのはなかなか定めがたいというところを私としてはご理解をいただきたいと思います。先ほど言及されました地域とともに考える、あるいは新しい学科の設置などなどでございますけれども、新しい学科の設置につきましては、当然美瑛町に権限があるものではなくこれも、美瑛高校自らが新しい学科の設置を考え、そこで魅力アップを図っていくものと考えているところでございます。例えば昨日も申しましたけども、町から高校に対してこういうような取組出来ませんかと言ってもなかなか理解を得られない現状の中で、美瑛高校本体がどのように考えていくのか。そこに美瑛高校と、学校運営協議会さんが既にありますので、関わっていらっしゃる方々が、声を上げていただき、方向性を示していただく。それを町、地域もバックアップしていく、そういう道筋ではないのかなという風に考えているところでございます。また、昨日も申しましたけれども、美瑛町内からの進学者数が少ない現状、これをどう分析するかは、それぞれのお立場、考え方もあろうかと思いますけれども、美瑛町内で中学まで、美瑛町内で学んだ生徒たちが、美瑛高校ではなくて他の高校に行きたいんだというそういう願い希望を、それを阻止して美瑛高に行ってくれということは、私たちは出来ないわけでありまして、中学生が望む進路を行きたい進路に対して、支援していく、頑張って行ってこいと。夢をかなえてこいと、応援するのが、行政、地域の役割であると考えております。その点で、この美瑛の立地は旭川が非常に近い立地の中で、多様な選択肢を中学生が持っている。その中で今中学生が現に選んでいる、その選択は何であるのかと、いうようなことを考えたときに、美瑛高校が大事だという総論はもちろん私ども分かりますし、強く共感することでございますけれども、美瑛高校を残していく。では、どのような形で残していくのか、どのような内容のもので、残していくのかそのときに形は、道立高校なのか、ほかの形態なのか、様々議論しなければならない。精査して考えていかなければならないそういう課題があるということもご承知おきいただきたいなと思っております。総論からいいましたら、美瑛高校大事でございます。これまで果たしてきていただいた、役割さらに、美瑛町内で発揮していただきたい、その思いは共通でありますけれども、どういう形で今後の姿に限っていくのかというのはまさに、議員の皆様、議会の皆様と一緒になって、これからも考えさせていただきたいなと思っているところでございます。

質問 10番 八木幹男

10番、八木です。ここで学校運営協議会、これは美瑛高校に設置されてるんですけれども、ここの動きといいましては、学校の動きとしては文科省、あるいは道教委の求めるスクールミッション。こういったものをきっちり設定してグラディエーションポリシー、あるいはカリキュラムポリシー、アドミッションポリシー、これは文科省、あるいは道教委が、高校で進めるべき指針をきっちり示しなさいと。こういった形で美瑛高校もしっかり整備して、高校側としてはしっかり運営をしていると。これは5年ぐらい前になりますが、コーディネーターの採用。ここまで校長、教頭先生が動いた経緯はありますけれども、コロナを挟んでちょっとストップしてしまったなと。やはり高校下で動けるのはこの辺かなというような認識を持っております。今、町長の答弁の中では、どのような形で残していくのかと、こういうお話がありました。ここの中で、やはりこの理想の高校というか、美瑛町に必要な高校のデザインを町としてつくり上げてみませんかと、これが大前提であります。ここを踏まえて、新しい美瑛高校デザインに当たっては、やはりこの文部科学省、道教委の動向を見極めていくことが必要だとは考えております。文科省は、普通科改革にあたり新しい時代に対応した高等学校改革推進事業を展開し、令和4年度は20校、令和5年度は9校を指定校としております。北海道では、道教委を経由して、文科省の事業に応募し、採用されたのが学際領域に関する学科で、釧路湖陵高校。それから地域社会に関する学科では、大樹高校。ここが応募され、採用され、推進に動き出しています。また、道教委が進めている、新しい動きとしては、義務教育段階の学習内容の学び直しを行うアンビシャススクールとこういった設定があります。ここを利用して、普通科フィールド制、こことアンビシャススクールを組合せた取組が、千歳北陽高校、野幌高校、これが道教委に認可され、動き出しています。新しい美瑛高校がモデルづくりするべき見本としては、地域社会に関する学科であり、ここに、生徒の全国募集体制を加え、地域が必要とする人材を育成する教育機関としての位置づけを明確にして、こういったモデルづくりをするべきではないかなと思っております。要は、文科省も道教委も先進的な取組を求めている段階であり、ポイントは早く動くと、こういうことであろうと思います。再度、町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 角和浩幸

これまでも道教委、上川教育局等とは、教育内容、在り方についても当然協議を重ねてきているところでございます。そして、例えば、でございますけれども美瑛町の特色ある中学までの教育の特色である特別支援教育非常に充実しているもの。こういうものを高校の中でも引き継いでいけないかというようなご相談もさせていただいております。まさに、美瑛ならではの美瑛高校の在り方というものについて町側からも、美瑛高校に投げかけをしているわけでございますけれども、結果としてなかなか合意、理解をいただくというところまで至っていないわけでございます。ここにつきましては、やはり美瑛高校がどういう姿勢を示していくのかというところそして、今回、昨日も答弁申し上げましたが、今回地域活性化起業人を採用させていただきますので、この企業人の方を、ぜひ美瑛高校が受入れていただき、学校運営協議会の皆様も受入れていただき、一緒になってこの方の知見を生かした形で、どのようにすれば、魅力ある高校になっていくのかというところを議論をいただき、それを方向性を定め進んでいきたいなというふうに思っているところでございます。これまでも重ねて申し上げますけども美瑛町といたしましても美瑛高校、道教委とも、十分議論は重ねてきている、そういう現状にあることは、お伝えをさせていただきたいと存じます。

質問 10番 八木幹男

八木です。昨日の保田議員の質問に対する町長の答弁の中で、一つ目は、再編成の対象になった場合の対応について、保田議員から質問があったわけですけれども、この点に関して町長は、対象となった場合の対応について、どうすればクリアできるかと、アドバイスをもらっていると、こういう答弁をされております。どのようなアドバイスをいただいているのか。二つ目は、美瑛高校の問題に関して、町民は、なかなか理解出来ない面があり、待っているだけでは、町民の声は上がってこないのではないかと、こういう保田議員の指摘がございました。町民を巻き込んで、強い意志と方向性を示して、町民を巻き込んでいくべきではないかとも指摘されておりました。それに対して町長は、考え方は示していかなければならないと考えている。道立高校として残すのか、道立のもとでは出来ないので町立にするのか、判断をしかねていると、こういった答弁をいただいております。繰り返しになりますが、私が投げかけているのは、町から高校がどういう形、どういう姿勢を示しているか伺いながらではなく、町が理想の、あるいは町に必要な高校はどういうものなのかと、こういったモデルづくりを町がして、これをもとに高校あるいはいろんな組織等、対話を重ね、議論を重ねる。こういう動きが出来ないのかと、こういう質問であります。この辺のところにつきまして再度答弁を求めます。

答弁 町長 角和浩幸

道教委からの美瑛高校を存続のアドバイスといいますか相談に乗っていただいているというところでございますけれども、例えばでございますけれども、20人。1学年20人以下になってしまうと対象になるという中で、しかし、入学者のうちの半数以上が美瑛出身者であれば、そうなればまた状況は変わりますねというような、アドバイス等はいただいているところでございます。つまり、存続のために、どういうような形を考えられるか、どういう点が考えられるかというところで、アドバイスをいただいております。その前提としましては、道立高校、今の道立美瑛高校を募集を続けていくためにはどのような要件をクリアしていけばいいかどういう条件にあればいいかと、いうようなお話合いを今しているところでございます。2点目のご質問でございますけれども、私といたしましては、やはり、町民からの声、またOB関係者の声が、どのように起きてくるのかが大事であるということを大切に思っております。今回、地域活性化起業人で採用させていただいた方は島根隠岐島前高校での取組の経験のある方でございます。皆様ご存じのとおり、先進的な取組が隠岐島前高校でございますけれども、ここの存続に関する動きも、地域住民の方からの、どうしてもこの高校を島に残すんだというそういう動き、熱い思いがあって、それが人を動かし今の形にあるという風に私は思っております。美瑛高校につきまして、現在のところ昨日のご議論もありましたけれども、どうしても美瑛高校を残すんだというような声がまだ、地域の方から私は聞こえてこないという風に捉えております。現状、美瑛高校が美瑛町内にあるのは事実でございます。ただ運営は、道立でございます。そこに、町が絡んでいく町が高校を持つんだということであれば、全く新しい事業を、美瑛町として展開しなければならなくなる。そのときには当然、財源的な財政的な措置も考えていかなければ、成功はおぼつかないわけでございます。大変ここに一歩踏み出していくということは、重い決断をすることになってまいりますけれども、そのときに私がやはり判断の重視しているのは、地域の方々、関係者の方々の思いがどのようにあるのかというところを判断をさせていただきたいなという風に思っているところでございます。

質問 10番 八木幹男

10番、八木です。十分理解をしております。やはりこの財源というものは切り離せないと、こういったことも理解しておりますし、やはりこれからの高校づくりに関する指針改訂版、指針改訂版ですね、ここを見ていくと、そんな財源をかけないでどういった高校がいいねといったところまでは持っていけるなという考え方であります。これを見ながらやって、指針づくりをして必要と、本町に必要とする美瑛高校、あるいは理想とする美瑛高校、これは指針を見ながらつくればそう難しいことではないなと思っております。これは私でもできるなというような感覚も、極端な話ですけれども、持っております。こんなことを踏まえながら、やはりこのモデル作りといいますか、1回町できっちりこういったものを役所内で議論をいただき、町長が先頭となって、道立高校ではありますけれども、美瑛高校に関わりを持っていくと。こういったことが必要ではないかなと思っております。美瑛高校の学校運営協議会にも、やはりこの教育委員会の課長と、それからまちづくり推進課の課長が出席して、いろんな話をしてくれております。やはりこんなところも踏まえながらやはり高校とのコンタクトをとらなきゃならないけれども、やはりこの、どういった高校が地元に必要なんだと。こういった議論を、町民からの要望を待つのではなく、まずこういった形で、こういった理想的な高校があったらいいよねでいいんですね。その辺のところにつきまして再度町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 角和浩幸

現在でも役場内では、関係する課によりまして美瑛高校をどうするんだというどうしていこうという会議、話合いというのは進めているところでございますし、美瑛高校との常にコンタクトもとって進めている体制であることは、重ねてご理解をいただきたいと思います。決して、何もしてないわけではなくてどのような在り方が望ましいのかという協議は進めているところでございます。その中で学校運営協議会、確かに町の担当課職員も入ってございますので、この中で議論を起こしていただき、昨日もちょっと申しましたけれども、もし、学校運営協議会さんのほうで可能であれば、アンケート調査などを広くとって、町民の意見、考え方をお伺いしたいなというような思いもございますので、ぜひ、協議会さんの中で議論を深めていただきたいと思っております。重ねてですけれども町民からの要望を待つのではなく、ということでございますけどももちろん要望を待っているわけではないんですが、雰囲気がどうであるのかというところは、確かめさせていただきたいと思います。美瑛高校を残していこう、存続させようという声が、要望がないということは、このままいっても仕方ない。それでもいいと思っている、町民の意思の表れとも考えられるわけでございますそこに、町が財政をそれなりに投入して、新たな高校を運営していくという事業を起こしていくことが、町民の皆様のご賛同をいただけるのかどうか。そういうところを幅広く、私たちは考えなければいけない。そのときその判断を迫られる、そう時間はないということは答弁申し上げてるとおりでございますけれども、十分に見極めさせていただきたいなという風に考えているところで、ございます。

質問 10番 八木幹男

八木です。ちょっと最後蛇足になりますけれどもちょっと一般的な議論をしてみたいなと思っております。美瑛高美瑛町においては、JR富良野線がある関係で豊富な、いろんな幅広い高校のある中で、やはり中学生の選択肢としてはやはり広くあって、非常に理想的な状態だなとは思っております。やはりその中で、一定数、美瑛の子どもたちが美瑛高校に入ってほしいなと、こういった意向もあると。こういった中で、やはり出口戦略といいますか、高校卒業後の進路、こういったことも高校ではしっかり確認といいますか議論、生徒と議論しながら進めていると、こういったのが現状であります。都会では、大学進学を目指す場合、私立の中高一貫校、ここが進学の主流でありまして、このような面から、教育にはお金がかかると、こういったことが言われるのは、一因ではないかなと思っております。一方、北海道においては、偏差値で輪切りされ、行ける高校は決まってしまうと、こういった面の弊害はあろうかと思いますけれども、やはり道立高校が選択肢の第1番に挙げられるなと、こういうような認識をしております。高校までは都会と比べて比較的お金はかからないと。こういったことは、都会から北海道に移住しようとする子育て世代の家庭では重要な位置を占めてくると。こういった形から、移住定住対策にもなりうると、こういうところではないかなと思っております。また、やはりこの進路となりますと、大学進学、こういったことになりますが、大学進学、こちらにつきましては文科省においては、高大連携という形で、この学習指導要領もつくり上げられていると、こういう風に認識をしております。今、大学、短大への進学率は50%を超え、多くの高校生が高等教育を受ける状況になっており、やはりこの高校づくり上ここは無視出来ないと、このように考えております。しかしこの偏差地で輪切りにされると、こういった形から逃れられる方法といいますか、大学入試も変わってきていると。こういったことも認識をしておかなければならないと。大学入試に当たっては、総合型選抜。これは、大学側が求める人物像に合っているかどうかを出願書類と面接で審査する。高校での普段の成績が評価されると、こういった入試制度であります。それと、学校推薦型推薦、この二つの選抜方式を合わせると、49.7%がここ制度を活用して入学をしていると、こういう状況にあるということであります。さらに、私大に限ると、私立大学ですね57.5%がこの選抜方式で入学している。こういう状況があります。やはりここも無視出来ないなと思っておりますし、蛇足になりましたけれども、こんなことも含めながら、やはりこの町で、役場内で議論をしてもらうプロジェクト的なプロジェクト的な組織、これをつくるべきではないかなと。この辺のところにつきまして、再度、町長の答弁をいただき、終わりたいと思います。

答弁 町長 角和浩幸

道立高校を、としての魅力といいますか位置づけを上げていくというところの点は、まさに同感するところでございまして、この後、関係人口等のまたご質問をいただきますけれども、移住定住の面からも、地域に高校があるということが移住定住でメリットになっていくということは十分考えられることであろうと思っておりますし、また、美瑛高校さん非常に、進路卒業後の形についても力を入れていただいて、大学進学だけはもちろん全てではございませんけれども、大学への進学率が伸びてきていることは確かでございますし、今美瑛町が連携してます大妻女子大さんへの連携も始まっております。また、市立旭川大学さんとも連携をぜひ強めていきたいと、いうようなお話も市立旭川大学さんとの間で既にしているところでございます。また、推薦制度がかつてでいう、推薦式の入学が増えているという形態になってきているのも存じておりまして、まさに今回、おいでいただく、企業人の方とお話してましたけれども、学校そのものの偏差値というのは依然として高校ではあるけれども、高校時代に何をやったかによって、今大学が選んでくれているよと。AO入試をうまく利用して偏差値とは違う物差しの中で、大学への進学の道が今大きく開けているのでそういうところを活用して美瑛高校の魅力化につなげていきましょうというようなお話もさせていただいているところでございます。現状ある中での魅力化、道立高校としてであってもさらに魅力を磨き上げることができるということを、余地が残ってやらなければいけないということは、深く認識をしているところでございます。先ほども申しました現状でも美瑛町内や役場内で、関係課によりまして、美瑛高校をどう考えていくのだどう捉えていくのかと、いうような会議を持っているところでございます。機構改革までしてそれを課室にするというところは、今ちょっと直接はお答え出来ませんけれども、今ある、美瑛高校に関わる関係課の会議というものは今後もより密に開き、より具体的な話合いをそこで進めてまいりまして、その次の段でさらに、組織化していく必要があるということでありましたら、チームという形で組んでまいりたいなと考えております。

質問 10番 八木幹男

八木です。これからまたいろいろな推進をしていただきたいなとこのように考えております。2点目、質問事項の2、こちらのほうにつきましては、1点だけ再質問させていただきます。ここは1問目の質問に続いているような内容だということでご理解をいただければなと思っております。高校進学に当たり一定数の生徒が旭川の高校に行くってこれはやむを得ないかというようなことは考えております。やはりこの理想とする職業に就きたいとこういうのがまず第1番でありますからこれには、異論を唱えるものではありません。その子たちが大学進学、あるいは美瑛を離れて就職するとなると、美瑛との縁がこれで切れてしまうと。こういった現状があるのではないかなと。何かつなぎとめておく方法はないかなと、こういう発想からの提案であります。答弁では、同窓会開催助成事業を実施していると、こういうことでありましたけれども、これは、一定のグループを対象したものであり、私がここで目指しているのは、個人をターゲットにした仕組みをつくれないかと、こういった提案であります。そこで、思いついたのが、テレビ番組で取上げられていた超帰省というところであり、美瑛出身の子供たちが美瑛に帰省するときに、友達を連れて帰省する際の仕組みづくり、これが出来ないのかということろであります。私も学生時代、北海道JR北海道周遊のチケットがあるということで、夏は家を離れられませんでした。しょっちゅう友達が遊びに来て何日か行くよといった形で、なかなか今そういう環境にありませんので、やはりこういったことに目を向けて、美瑛出身の子供たち個々の、個々に何か動きを加えることは出来ないのかなとこういった発想であります。観光庁のそこで観光庁の知人、親戚訪問帰省に近い旅という視点から第2のふるさとづくりプロジェクト、こういった事業があります。こういったところに応募することによって財源も確保できると、こういったこともできるのかなと思ってまして、これらのことを踏まえて、美瑛町出身の子供を対象にした、美瑛の魅力を伝える仕組みづくり、こういったものが出来ないのかなと、こういうところの質問であります。その辺のところについて答弁を求めます。

答弁 町長 角和浩幸

先ほど答弁申し上げましたが、やはり美瑛出身者であり、美瑛から巣立ち、広い世界で活躍をされている方々も、しかし、ふるさと美瑛を忘れないでいてもらえるという、そのためには、やはり美瑛そのものが魅力的な町であるということが1番大事なんだろうなと思っております。もちろん、子どもの時代、過ごした美瑛町でのいい思い出、よかったなという思い出があるというのがベースでしょうけれども、離れてみて初めて美瑛町ってこれだけ多くの人に好かれている、愛されてる町なんだという風に実感してもらえる、そういうような取組を進めていくことが、美瑛出身者の方がずっと縁を持っていただける、そこの根幹にあるのかなと思っております。そういう意味では、これが回答これが取組という風に一言ではお答え出来ませんけれども、美瑛町の魅力アップ、最後のところでお答えさせていただきましたけれども、シティプロモーションをさらにさらに重ねていくことで、美瑛町で生まれ育ったことの誇りを持っていただくということが地道な取組を進めることが大事だなと思っております。ご質問の点に具体的にもしお答えをさせていただけるとしましたら、八木議員さんよくご存じのとおり、東京美瑛会、北海道びえい会それぞれふるさと会がございます。非常に活発な活動をしていただいて、つなぎ役として大きなご功績をいただいている活動でございます。ただ、悩ましいところは会員数がだんだん減ってきている傾向にあるということは事実でありまして、でも一方で美瑛のファンの方の加入が増えてきている。美瑛ファンクラブ的な要素も強くなってきているというところで、悩ましいというか、歓迎すべき傾向なのかもしれませんけれども、個人で出身者だからこの会に所属するというそういう帰属意識よりは、美瑛町という町、名前に人が集まってきてくれている、個人と美瑛町のつながりが、生まれてきているのかなという風に捉えておりまして、ここをもっと太く出来ないのかなと思っているところでございます。そしてこれまでも議会議員の皆様にご説明と相談をさせていただいてきておりますけども、関西での活動でございます。関西美瑛会、を立ち上げようとしましたけれども、美瑛町出身で関西在住の方々がもう大変本当に少なくて北海道びえい会、東京美瑛会のような形はとりづらい。しかし、関西圏において美瑛ファンの方々の数というのは非常に多いものがあってその方々が集っていただける、そういう場をつくることはできる。では、やはり町出身の方も、あるいは町出身でない方も、美瑛町民的な扱いをし、そしてサービスをさしていただくというようなつながりを埋めることはできると思っております。デジタル町民ですとか先駆的な取組をしている自治体もございますので、個人と町が結びつくような仕組みづくりについてありがたいご指摘いただきましたので鋭意検討を進めて、深めてまいりたいと考えております。

出典:美瑛町議会 令和5年第5回定例会 2023年9月13日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる