みんなの議会

美瑛町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日

(1)美瑛の農畜産業者を守っていくために/(2)観光客対策について

2023年3月10日、美瑛町議会の一般質問で、穂積力議員が「美瑛の農畜産業者を守っていくために」「観光客対策について」について質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
穂積力 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 7番 穂積力

番号7番穂積力。質問方式は回数制限方式。質問事項、今回は2つあります。1つ目、美瑛の農畜産業者を守っていくために。質問の要旨、ロシアのウクライナへの侵攻から1年が過ぎ、未だ見えぬ停戦、停戦どころか泥沼化して停戦に向けた道筋は見えないと新聞報道されています。農業者の町長には釈迦に説法ですが、このままロシアの侵攻が終らない限り、我が町の農畜産業者も大変な痛手となります。家畜の飼料、肥料などの大部分は輸入に頼っています。また、我が国の飽食を支える食料自給率は世界的水準からみても極めて低く、令和元年度で、カロリーベースで38%、品目別自給率は、米97%、小麦16%、大豆6%、砂糖類34%、卵96%、牛乳・乳製品59%、肉類52%、牛肉35%となっています。国内では、北海道は食料自給率200%と聞いています。しかし、米にしても資材の高値で95%以上の米農家でも赤字が見込まれています。お金があっても牛乳も米も買えなくなるではありませんか。今こそ北海道、そして国に農畜産業者と国民の食料を守るためにも機会あるごとに中央に声を届けていかなければならないのではないでしょうか。併せて、可能な限り我が町としても農畜産業者を守っていくべきと思います。町長の考えを伺います。質問事項2、観光客対策について。美瑛町持続可能な観光目的地実現条例が本年4月1日から施行されます。美瑛町が魅力ある観光目的地として磨き上げていくための取組について、次の3点を伺います。(1)美馬牛市街地において、観光客が自分のゴミをそのまま地域のゴミステーションに捨てています。このことは、美馬牛市街地だけの問題ではなく町全体の規模で対策が必要と思われますが、町長の考えを伺います。(2)観光客によるドローン飛行が美馬牛駅前広場で散見されています。ドローン飛行の安全対策について町長の考えを伺います。(3)美馬牛駅前のトイレについてですが、冬期間の観光客が増加しています。今後においては通年の開放が必要と思われますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長 角和浩幸

7番穂積議員さんからの2点にわたります質問にご答弁を申し上げます。まず、質問事項の1項目目、美瑛の農畜産業者を守っていくために、についてお答えをいたします。本町の農業は、生産者のたゆみない努力により、品質の高い農畜産物が安定して生産され、美瑛ブランドとして高い評価を得ております。また、その営みにより創り出される農業景観が多くの観光客を呼び込む地域資源となるなど、農業は、商工業や観光業にも波及する正に本町の基幹産業として成長してきました。町長に就任後、一貫して農業を基幹産業として位置づけ、農産物のブランド化の推進、生産者が将来に希望を持って経営を継続できる支援、100年に1度と言われる未曾有の干ばつに対する支援など、スピード感を持って農業施策を推進してまいりました。しかし、特にウクライナ情勢の緊迫化や円安の長期化に伴う生産資材等の価格高騰は、生産者の努力では対処しきれないほどに農業経営を圧迫している状況にあります。議員御指摘のとおり、生産資材の多くを輸入に依存している生産体系は、本町のみならず、我が国の食料安全保障を脅かす大きな問題と捉えております。国におきましては、食料安全保障の強化を重要課題として、輸入依存からの脱却に向けた構造転換対策を掲げ、肥料や飼料作物の国産化などの施策を推進しております。また、生産資材の価格高騰に対しては、その影響を緩和するため、肥料や配合飼料等の生産コストの削減に取り組む生産者に対する支援も予算化されております。本町におきましては、国や北海道の対策事業に対して、生産者の負担をできる限り少なく、早期の支援を目指すため迅速に対応しており、町の独自事業として農業物価の高騰に対する支援を12月定例会にて御承認いただき、取り進めている最中にあります。今後とも、国や北海道の動向に注視するとともに、生産現場の声をしっかり受け止め、国民の食料を支える農業を守るため、国等に対して手厚い支援を要望してまいります。また、国の各種補助事業を有効に活用するとともに、必要に応じて町独自の支援策を講じてまいります。質問事項2点目、観光客対策について答弁を申し上げます。新型コロナウイルス感染症による旅行制限などが緩和され、インバウンドが増加傾向にあり、町内での消費活性化といった経済効果が期待される半面、観光客による様々な問題の発生も増えつつあり、観光協会とともにその対応に努めているところです。1点目につきましては、ごみは自分自身で責任をもって処分することが基本であり、観光客であっても例外ではないと考えます。先日の本会議において可決いただきました「美瑛町持続可能な観光目的地実現条例」に基づき、今後、美瑛観光に関する行動基準を策定することとしておりますので、本町の観光に対する考え方や取組の一環として、ごみの持ち帰りについても示し、多くの皆さまに御理解をいただけるよう取り組んでまいります。一方で、ごみステーション自体がごみを捨てても良い所と認識されていることも考えられますので、看板等による注意喚起について検討してまいります。2点目につきましては、ドローンは航空法に基づく規制や機体登録が適用される100グラム以上の機種と、規制等が適用されない100グラム未満の機種に区分されており、いずれもマナーを守った利用が求められているところです。本町としましては、ドローンの飛行相談を受けた際に、町有地にあっては飛行者の資格や事故対応に係る保険加入等を確認した上で承諾しており、民有地を飛行する場合は地権者の同意を事前に得るよう説明しております。美馬牛駅前広場につきましても、飛行に当たっては手続が必要となることから、無許可での飛行が行われることがないよう、利用者のモラル向上と必要な手続の周知に努めてまいります。3点目につきましては、美馬牛駅前広場を含め、町内の主な観光拠点に公共トイレを設置しておりますが、凍結等による破損の影響が懸念されることから、冬期間は閉鎖しているところです。しかしながら、冬の観光を誘致する上でも、公共トイレの必要性は認識しておりますので、観光客の動向や既存トイレの耐寒面での構造、清掃や維持管理等における課題等を検証整理し、冬期間における施設の活用について検討してまいります。以上でございます。

質問 7番 穂積力

はい、7番穂積です。それでは、再質させていただきます。私も今、話聞いてますので、返事、今後のやるよっていう返事ができないっていうの分かってて言うのも気が引けるんですけど、町長だけでなく、もう万が一の場合も今度新しく、もし変わるにしても、両方の町長になる人が聞いてるので、私も安心して、また、同僚の議員も、こういう町民の声があるんだなっていうことを深く胸に刻んでてほしいなと考えてます。これまた、ウクライナ侵攻は、町長といっても、どうしようもないことではありますけど、ただ問題は、飼料が、大部分が輸入に頼ってるということが、いかに情けないことか。先ほど言った卵、卵だって自給率、70、卵、何%でした、96%自給率あるよとは言っても、今現在、鳥インフルエンザで1割ぐらい殺されてますんで、かなり実際には減ってると思うんですよね。そればかりか、卵を産む鶏の餌が、大半が輸入飼料に頼ってるっていうことは、手放しで96%の自給率があるなっていうことにはつながらないっていうことは、私が言わなくても、皆さんの方が理解していると思います。そういった中で、米にしたってかなりの自給率なんですけど、結局、96%の農家がこのままでは赤字状態になるよということなんですけど、大半の肥料が値上がりするばかりじゃなく、資材も上がる。そういった中で、大変な時代に入ってきたなっていうことは、本当に、ウクライナの戦争がね、本当に身近に迫ってきているということを再認識しつつ、これら力を合わせて、農畜産業者を守っていかなければならないなと強く感じている一人です。どうぞ、町長におかれましても、誰が町長になっても、そういった状況の中で、食料を守るという意味での畜産農業者守る、みんなで力を合わせてね、守っていくということが必要かと思います。私も、長年町議やってましたけど、何年か前の日照の時の町の対応が良かったよと多くのって言ったらあれなんですけど、実際にいろいろなグループの中で、4グループから、感謝の助かったよっていうことを言われたのは、もっと一生懸命町で頑張ってるのに、そういうことあんまり言われなかったんですけど、日照対策の時の町の対応は良かったということが、私は議員生活の中で、本当に感激した一場面だと、今でも記憶してます。そんなようなことで、私は、いろんな矛盾があると思うんですよね。食料自給率を増やすよ増やすよって言って、国は中央は働いては言ってるようなんだけど、いまだ38%の自給率ということで、やはり、真剣に取り組まないと食糧危機が来てからでは遅いんでないかなと思ってます。もう一つ私の経験の中で、平成の米騒動、冷害でね、米取れない時に、お金あっても米買えないという、からくりはあったにせよ、そういう時代も経験してます。私も本会議で、お金あっても米買えない、そういうことを、水上町長にこぼしたことを忘れません。そんなような意味で、どうぞ自給率を上げるために、いろんな面で食料を確保するために、機会あるごとに、今一度、力を尽くしてほしいということですけど、改めて、お答えお願いします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほども答弁申し上げましたけれども、私も一貫して美瑛町の基幹産業は農業、農林業であるということを申してまいりました。それは、農業が大事だ、農林業だけは大事だという意味では当然ございませんで、農業・農林業が発展、振興することによりまして、商工業、観光業も含めた他の産業も一緒になって、一体となって発展していく、基幹産業とはそういう位置付けのものであるという思いからでございます。産業連関表の分析のリポート等によりましても、美瑛町のリーディング産業は農林業であると、ここを強いところを強く伸ばしていくことで、地域全体の経済を大きく伸ばしていくんだというスタンスでございまして、私も、そのことの分析結果も受けて、このような表現でずっと活動してきているところでございます。で、ございますので、農業の重要性というのはもちろん認識をしているところでございます。先ほど、一昨年の干ばつの対策、大変お褒めをいただきまして、ありがとうございました。その都度の課題に対しては、速やかに対処し、継続的に行うものはしっかりと継続していくという両面の対策で、農業を守ってまいったところでございます。自給率の問題でございます。今、手元に正確な数字ないので、もしかしたらあやふやですけれども、政府におきましても備蓄米ですとか備蓄の小麦等ございますけれども聞くところによりますと、その備蓄しているものでも、完全に全部使い切ってしまうにはもう数か月でなくなってしまうという風にも聞いているところでございます。ということを考えますと、備蓄していくことは当然大事でございますけれども、まずは、毎年毎年、国民が食べていけるだけのものを生産していく、その生産していく持続可能な農業を続けていくということが重要であり、再生産を行える仕組みづくりこそが、安定的な食料の供給につながっていく、もう抜本的な部分であると考えております。美瑛町におきましても、これまでも先ほど申しましたが様々な対策を講じて美瑛町農業が安定的に、持続可能な再生可能な農業であり続けるよう環境整備に取り組んでまいったところでございます。そしてこの農作業、農の営みが生み出している美しい丘の景観、これが、観光業、その他の産業の振興にも役立っているということを考えれば、当然、美瑛町におきまして、農業の占める位置付けというものは、いつまで経っても基幹産業である、いつの時代でも基幹産業である、常に大事にしていかなきゃならない産業であるということは、私も含め、美瑛町の自治に携わる者でありましたら、皆が認識しているところではないかなと思ってる次第でございます。(「はい」の声)

質問 7番 穂積力

はい、ありがとうございます。それでは、質問を変えて、観光客対策について、一言触れておきたいと思います。どうも私も数多く一般質問する中で、トイレを持ち出すのはすごく多いぞと、同僚議員からも言われてますけど、取りあえず、冬が、それでなくても、おしっこが近くなるんで、冬にトイレが使えないっていうのは本当に青くなっても済まないような状況だということを、是非考えて、今後、対策をやってほしいなということで、強く迫りません。ただ、本当に大変だよということで、留めておきます。あと、後先になったんですけど、ゴミね、早急に、張り紙だけではうまくいかないので、私はゴミ捨てるところに別に袋を下げてね、回収する人に、町が別途料金を払って、やりくりしてくれた方が、取りあえず、うまくスムーズにいくんでないかなあっていう考えもあります。これは予算も伴うので、今後の課題でもちろんいいですけど、なかなかね、ゴミステーションのゴミをそのままにしておく訳にはいかないし、自分の袋に入れて出す訳にはどうもいかないし、それで困ったもんだと。町は、観光客を来てくれって言ってるんだから、少しそっちの方も検討してみてはくれないものかということで、今ここで具体的な結論を求めませんけど、そういったことが、すごい観光客増えてきてますんでね。ぜひ、今までコロナで来なかったから、忘れてましたけど、そういうことも踏まえて、対策でなくてそういうことがあるということで。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先日の当本議会におきまして、美瑛町持続可能な観光目的地実現条例を議会の皆さまにお認めいただきました。誠にありがとうございました。こちらの条例でコロナ中、コロナ後の美瑛町の新しい観光の方向性を皆さまにお認めいただいたと考えております。この条例の精神に則りまして、観光地として魅力的であり続ける美瑛町をつくる、その礎を皆さまにお認めいただいたと思っているところでございます。この条例に基づきまして、今後の観光施策が展開されると思っているところでございます。一口に魅力的である観光地だろうよと言っても、それを具体的にどうしていくのかというのが穂積議員さんからのご質問だと思っております。例えば、トイレ問題どうするんだ、ゴミ問題どうするんだと、まさにご指摘のとおりでございまして、掛け声で魅力的なまち、魅力的な観光地っていうのではなく、一つずつ、地に足についた議論のそれを改善していく結果、魅力が増していくものだという風に捉えているところでございます。ゴミ問題につきましては、現時点で、先ほどの答弁で私が申し上げましたのは、今ゴミ問題に関しましては、ゴミは出した者が自ら持ち帰っていただくというところをベースにしていこうという考え方でございます。多くの観光地でも、今、ゴミ箱自体がなくなってきているという流れであると理解しておりますので、美瑛町の方向性もその方向性が一つありうるという立場でございます。ただ、ご指摘いただきましたように、でも出されてしまっているんだと、勝手に出すんだと、マナーが悪いんだというところをどうしていくかというところも踏まえた議論というのは、当然必要であろうと思っております。今の、有料ゴミ、家庭で出すときは有料のゴミ券を張っていただいてますけれども、その地域の公共的なゴミ拾いをした場合っていうのは無償化、有料ではない無償で出せるという制度がございますので、そのような制度も柔軟な発想で活用する中で、結論としては、ゴミがなくなっていくのが一番望ましい姿なんだというところのゴールをしっかり見据えた中で、今後とも、役場の中で議論を進めてまいりたいし、議論がされると思っているところでございます。トイレにつきましても、私も議会の中で過去にも答弁させていただいておりますけれども、美瑛の観光地の魅力化を進めるに当たっては、トイレの整備は必要であるということは重ねて発言をしてまいっております。白金地区におきまして、冬期のトイレの開設もさせていただきましたし、水洗化、各観光地での水洗化も今進めてる最中にございます。そこの延長線上で、さらに冬のトイレというところの必要性も、現時点、私は認識のあるところでございます。冬に美瑛に観光に来てください、もっと多くの人に楽しんでくださいと呼びかけている以上、それを受け入れる体制を整えていくというのは、こちら側の責務であると思っておりますので、こちらにつきましても、今後とも、役場、また議会の皆さまのご指導をいただきながら議論が進んでいくものと考えているところでございます。

出典:美瑛町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月10日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる