みんなの議会

美瑛町議会 令和4年第4回定例会 2022年6月16日

(1)町独自の物価高騰対策をどう考えているか/(2)人口減少対策の現状について/(3)ゼロカーボン(脱炭素)の取り組みについて

2022年6月16日、美瑛町議会の一般質問で、青田知史議員が「町独自の物価高騰対策をどう考えているか」「人口減少対策の現状について」「ゼロカーボン(脱炭素)の取り組みについて」について質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
青田知史 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 11番 青田知史

おはようございます。よろしくお願いいたします。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。番号11番青田知史、質問方式、回数制限方式でございます。質問は全部で三つございます。質問1番、町独自の物価高騰対策をどう考えているか。質問の要旨、長引くコロナ禍で、町民の生活や事業活動など町内経済への影響は依然として厳しい状況が続いていることに加え、ロシアによるウクライナ侵略や円安の進行などの複合的な要因により、原油や穀物、木材等の安定供給に支障が生じ、物価の高騰につながり、経済の先行きは不透明な状況が続いています。このため、国では物価高騰の影響を受けた生活者や事業者等を、地域の実情にあわせてきめ細かく支援するために、4月26日に原油価格・物価高騰等に関する関係閣僚会議で取りまとめられた、「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」で、原油価格や電気・ガス料金を含む物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担を軽減するとのことを踏まえ、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を拡充し、「コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分」を創設しました。この交付金をはじめ、その他の国や道の財源も効果的に活用し、「生活者支援」と「事業者支援」につながる町独自の経済支援策が必要だと認識しています。タイムリーで効果的な支援策を期待し、次の2点について伺います。(1)交付額と経済支援対策予算の規模について。(2)どのような経済支援策を検討しているか。質問の相手は町長です。質問2番、人口減少対策の現状について。令和2年3月に策定された「美瑛町人口ビジョン」では、2040年の人口を7,570人とし、自然増減が総人口の推移に大きく影響を与えていくものと予測しつつ、人口減少の抑制を図るためには、人口置換水準の回復を図るよりも、転入と転出を均衡させていくことの方が効果的だと対策の方向性を示しています。しかし、最近の国政の動きでは、第3子以降への児童手当の拡充や、AIによる婚活マッチングの案も出され、多産奨励のような政策を含め、家族の在り方や個人の価値観に政治が踏み込むことを一種のタブーとしてきた流れが転換されつつあり、今後の国の政策にも変化が生じていくのではないかと推察しています。美瑛町の人口減少対策の現状と今後のあり方に関し、次の3点について伺います。(1)人口減少の問題点についてどのように認識しているか。(2)東神楽、東川両町の人口減少対策に学ぶべき点があるとしたら何か。(3)合計特殊出生率の展望と向上のための取り組みの必要性について。質問の相手は町長です。質問3番、ゼロカーボン(脱炭素)の取り組みについて。町長は4月28日に、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロに取り組む「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。4月28日現在で全国の696の自治体(42都道府県、412市、20特別区、187町、35村)が表明し、表明自治体総人口は約1億1,802万人と大きな社会的な動きになっています。この宣言により、町民・事業者・町が一体となってゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みが展開されることになるとともに、今後のまちづくりにおいても、産業振興や観光などあらゆる分野においてゼロカーボンを前提とした政策立案・実施を行うことが求められていくことになると推察しています。しかし、多くの地方自治体が、財政力や人材不足、人口減少等の課題を抱え、それらが阻害要因となる可能性もある中で、ゼロカーボンの実現には、これまでの省エネルギー対策以上に、実効力を伴う具体的方策を講じる必要があります。また、合理的なゼロカーボン施策の確立、導入にあたっては、住民に向けてそのプロセスを提示し、地域の合意形成が必要であるとの認識をもとに、次の3点について伺います。(1)家庭や事業者への影響をどう考えるか。(2)自然環境の保全と省エネ発電施設の共生の考え方について。(3)再エネ発電施設を規制する条例の必要性について。質問の相手は町長です。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 角和浩幸

11番青田議員よりの3項目にわたります質問について答弁を申し上げます。まず、質問事項1点目、町独自の物価高騰対策をどう考えているかについてお答えをいたします。現在もなお終息が見えない新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の制限や原油価格の高止まり等に起因した急激な物価上昇によって、家計や地域経済への影響は極めて深刻なものとなっております。こうした情勢を踏まえて本町におきましては、これまでも国の臨時交付金などを活用し、冷え込んだ消費活動の活性化や家計支援、各事業者の経営安定化や新たな事業展開に対する支援など、様々な角度から支援策を実施してまいりました。今後におきましても、このような各種支援策の実施が必要な状況であるとの認識の下、答弁をさせていただきます。1点目につきましては、国の臨時交付金における原油価格・物価高騰対応分に係る本町に対する交付金の限度額は、約8,000万円と示されており、さらに令和3年度臨時交付金の繰越分として別途7,000万円を確保しておりますので、合計1億5,000万円程度の財源を活用できる状況にあります。本交付金に加え、他の補助金や特別交付税、基金などの財源を活用し、必要とされる予算規模を確保し、着実に町民生活を守ることを最優先に事業に取り組んでまいります。2点目につきましては、本定例会におきまして、国による支援事業に加え、住民税非課税世帯等に対する支援や消費活性化対策として、プレミアム付き電子商品券の発行やびえい割の実施について、追加補正予算を提案させていただいております。今後、更なる経済対策や農業者に対する原材料費補助などの支援が必要になることも想定されますが、原油や物価高騰の影響は各家計においてはもとより町内の各産業など広範に及ぶことから、状況や時期、国の支援策等を見極めた上で対応を講じてまいります。質問事項2点目、人口減少対策の現状についてお答えいたします。本町の人口は、昭和35年の国勢調査で21,743人となって以降減少を続け、令和元年に住民基本台帳で人口1万人を割り込んで、本年5月末には、9,628人となっております。現在の本町における人口減少の大きな要因は、死亡者数と出生者数の差である自然減であります。かつては若年層の町外流出が人口減の主因となっていましたが、移住定住推進室を中心とする移住施策の効果もあり、令和3年度の転入転出の差である社会増減は均衡している状態になりました。今後、自然減を改善する取り組みと、自然減を社会増で補う取り組みに全力を挙げてまいります。1点目につきましては、人口減少の問題点として、特に若年層の減少は、生産年齢人口の減少や地域内消費の縮小を引き起こすことで、まちの経済が低下し、それがさらに若年層の流出につながるという負のスパイラルを招くことにあります。また、経済だけでなく、地域コミュニティの衰退や税収減に伴う公共施設・インフラの維持管理が困難になっていくことも考えられます。2点目につきましては、東神楽町、東川町ともに、旭川市のベッドタウンとしての地勢的な強みがあります。東神楽町はひじり野地区での住宅建設がひと段落し、令和2年、令和3年ともに転出超過となっておりますが、東川町は日本語学校の開設による外国人材の活用をはじめ様々な施策を展開しています。ベッドタウン適地の地理的優位性はいかんともなりませんが、施策内容や情報発信の手法は注目しているところです。3点目につきましては、人口動態保健所・市区町村別統計による合計特殊出生率では、本町は平成20年から平成24年統計の1.28から、平成25年から平成29年統計では1.44となっております。出生率の向上のためには、仕事と育児の両立支援、結婚支援、不妊治療などが必要と認識しています。子育て世代の定住が人口減を抑える大きな要素の一つでもあることから、若い人たちが安心して子どもを産み育てていけるよう、従来から取り組んでいる子育て支援、教育環境の充実に加え、産業振興による雇用拡大と安定、住宅支援、本年度から開始いたしました結婚新生活支援事業や奨学金返還支援事業など、多面的に支援の充実を図っていく必要があると考えております。質問事項3点目、ゼロカーボン(脱炭素)の取り組みについてお答えをいたします。近年、世界各地で異常気象による災害が発生し、本町におきましても局所的に激しい雨が降る頻度が増加するなど、気候変動の影響が顕在化しております。こうした気象災害等を背景に、国内外では温室効果ガスの排出量と吸収量の均衡を目指す「脱炭素化」の動きが加速しており、本町としましても気候変動問題に長期的な視点で取り組むため、先の臨時会におきまして、「2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロをめざす」ことを表明いたしました。現在、国内では加速度的に脱炭素への機運が高まっており、地方自治体や地域の事業者に寄せられる脱炭素の取り組みに関する社会的要請も、高度化・複雑化しております。一方で環境対策は、もはや経済成長の源泉でもあり、脱炭素を実現することが、地域や企業の魅力を高め、地域の産業の競争力を維持向上させるという意味での地域の成長戦略におきましても、極めて重要な要素になっていくものと考えております。こうしたことから、産業、暮らし、交通、公共等のあらゆる分野で、本町の強みをいかした好循環による持続可能なまちづくりに寄与するよう、脱炭素の取り組みを主要課題の一つとして位置づけ、必要な施策の検討に取り組んでまいります。1点目につきましては、脱炭素の実現のためには、何より町民や事業者の皆さまの理解と実践が必要不可欠となります。そのため、まずは町民一人一人に地球温暖化問題と脱炭素化に関心を持っていただくことが重要と考えております。その上で、町民の皆さまには、日常生活の中で行える節電や節水、ごみの削減や分別の徹底など、日頃できることから地球温暖化対策に取り組んでいただくとともに、更なる取り組みへの御提案や御協力をお願いすることになるものと思います。また、事業者の皆さまには、これらのほか、エネルギー効率の高い設備・機器の導入や環境マネジメントの実施などにも将来的に取り組んでいただく必要もあるものと考えております。これらの取り組みを推進していくため、町民や事業者の皆さまに対し、より効果的な啓発と情報共有に努め、地域脱炭素に向けた合意形成を図るとともに、国や北海道の施策を活用しながら必要な支援策を検討してまいります。2点目及び3点目につきましては、今後、本町が有する地域資源を利用した再生可能エネルギー開発と広大な森林などの吸収源の最大限の活用を促進してまいります。しかし、それと同時に、本町のかけがえのない財産である豊かな自然環境や美しい景観を守り育てることは、私たちの責務でもあります。環境や景観等と各種施設との調和のとれた共生が極めて重要であると認識しております。このため、「美瑛町の美しい景観を守り育てる条例」や「美瑛町景観計画」にのっとるとともに、新たな規制等の必要が生じる場合には条例を新設して対策を講じてまいります。以上でございます。

質問 11番 青田知史

11番、青田でございます。答弁いただきました。まずもって町長昨日お誕生日だったそうで、おめでとうございます。プレゼントはありませんが、健康でどうぞ良い一年になりますように。それで私、この質問、スタートのですね、この物価高騰対策、一言触れさせていただきたいのが、これ5月中旬になりますが、担当課の方に私伺って、それで経済対策どういう風なことを考えているんだろうかと、その辺りのところヒアリングしながらですね、やはりもう大変な状況にあると、その辺り、触れさせてもらって指摘させてもらって、町政に反映することができればと思いながら、一助になればと思ってですね、質問させていただきます。また、アナウンスメント効果といいますかね、ここでやっぱりきちんと経済対策をやるんだと、町がしっかりと打ち出せるかどうかで、それで、町民の景況感、それの悪化が止まり、少なからず、良い方向に向かっていくんじゃないかという風に思っておりますので、町長には、よし任せろと、誰1人取り残さない、しっかりやるぞということを言っていただきたいなと思って質問させていただきます。今回の追加補正、答弁の中でありましたけれども、いつ頃から町長はどのような関わり方をしながら、今定例会に提案するに至ったのか。支援策に対する、まず町長の思い入れといいますかね、そういうのがあればまず伺いたいと思います。それがまず一つ目になります。それと、答弁にありましたように、家計や地域経済への影響本当に深刻です。私障がい者の事業所で仕事してるんですけども、ある障がい者の方が一通のはがきを持ってきてですね。何か郵便届いたんですけれども、という風に持ってきました。で、78万900円の障害基礎年金が4月から77万7,800円に減額になると。そういうことをね、説明して、その作業者さん、物価上がるのに何で年金の額が下がるんですかねって、何かそういう風に、物価上がったら、年金の額って増えなかったらお金なくなりますよねって、そういうような話をね質問を受けて本当に困ったもんだと、私もそこで回答させてもらったんですけど。物価の値上げに対して総体的な貨幣価値といいますかね、お金の価値が下がってる。年金の受給者これは非課税世帯に限らず一般の世帯もそうなんです。やはり一律で年金の額がカットされていると、そういうような現状にあります。それで、今回の補正予算の中ではですね、非課税世帯に対してのそういう支援はございますが、町長年金の減額率何%がご存じかと思うんですけれども、一般の世帯も影響を受けていると。もちろん事業者も影響受けてるし、全部です。全部。全ての世帯、全ての事業者が、やはりどのような産業にも関わらず一律、やっぱりその物価のですね高騰、それに対しての影響を受けていると、そういうな状況についてどのように受けて受け止めているか伺いたいと思います。それで、今回の国の動きが出てから、ごめんなさい。それが二つ目になりますね。全国で、自治体でですね、水道料金を一律基本料金を減免するというそういうような動きが出てきております。ある市では、コロナ禍において原油価格・物価高騰があって市民生活が大変苦しんでいると。国の方から給付金の交付されるんでスピード感を持って減免の措置をとれると。何かを支給するのではなくて、減免をするということでですね、タイムリーにかつ全ての人、全ての世帯に対して、事業者に対して減免を行うことでですね、そういう経済対策をすることができる、そういうようなメリットがあると。そういう風に私も受け止めております。これ、前回のコロナ禍の時もそうだったんですけれども、減免していた分がまた減免がなくなったと。そういう風な状況にあるかと思うんですけども、再度減免するということが難しいのかどうか、ただやはりこれだけ大変な状況に陥って私、コロナ禍もそうだったんですけど、今回のこの物価高騰ですね。ある意味有事だと思ってます。ですから、その有事を乗り越えるためには、やはりこう、これまでにないような施策も考えていかなきゃならないと。そういう意味で更に全ての人に恩恵が届くような施策を打っていかなきゃならないという風に認識してるんですけれども、本町の場合、一般家庭用ですとか、営業用、畜産農業用、一般農業用、白金の方に行ったら旅館用というようなことでですね、様々な水道料金、基本料金が設けられてますけれども、それら全部ですね、一律、例えば6か月間、6か月、基本料金は取りませんと、そういうことは手続的にはですね、事務的に私可能なんじゃないかなという風に思ってるんですけれども、町長にそのようなお考えがあるのかどうか伺いたいと思います。これが三つ目になります。そして、先ほどの答弁の中で、基金について触れてました。それで、本町の場合約42億ですかね、基金がありますけれども、リミッターというかそういう何て言うのかな、上限大体40億というその目安があるかと思うんですけど、上限じゃない下限ですね、40億はなきゃならないという、40億を保持していただくそういう思いがあるかと思うんですけれども、今回の経済対策、今後どれだけ長引いていくかわかりません。そしてこれまで、本当にこうあり得ないような、資材が高騰するだとか、大変な状況になってる中で、やはり基金の使い方、やはりトップとして備えを有効に使う、またどのように施策に生かすか、そこがやっぱり問われてくるかと思っております。40億をきちんと取っておいて後世に残すということも大事かと思いますけれども、今回の有事においては、やはりその基金の活用の仕方についてもやはり考えていかなきゃならないと、そういう風な認識でおりますが、町長は試されるお立場かと思いますけれども、この40億の縛りをどうお考えになっているか、それについて伺いたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

4点にわたります再質問に対してお答えをさせていただきます。まず1点目、今回の明日ご提案させていただきます。経済対策、物価高騰対策等につきましてでございますけれども、議員ご指摘のとおりでございまして、まずコロナによる影響が町民各層に出ている、そこに原油高による影響が出てきた。さらにロシアによるウクライナ侵攻による影響が上乗せになっていると、二重三重に町民生活を圧迫する要因が立て続きに出てきておりまして、憂慮出来ない事態に陥っているという認識でございます。議員ご指摘のように、一人も取り残さないというSDGsの精神にのっとりまして、この町民生活を守り抜くという決意はもちろん私も共有しているところでございます。そして、今回のこの補正予算についてでございますけれども、もちろん国も今回の臨時交付金を予算化をされました。これを受けまして一刻も早く、このせっかくついた予算を町民の皆さんのために使っていこうということでございまして、時期的にはいろんな時期に、それぞれに応じた支援の在り方も考えられるという中ではございますけれども、今、6月の定例会の中でまとまった施策を一括してお示し、ご提案をさせていただくという形をとらせていただきました。具体的な中身につきましては、それぞれの担当課が当然ございますので、担当課がまたそれぞれ関係している、町民の皆さま、各種団体の皆さま方、それぞれのお声を聞かしていただく中で、どこに今手だてが必要なんだというご意見を承った上で、効果的、必要とされると思われるところへの、施策を講じてまいる、そういう思いで今回の補正予算を組ませていただき、ご提案をさせていただいているところでございます。それぞれの町民の皆さまが一律影響を受けているというご指摘、これは誠にもってそのとおりだと思っております。物価が上昇する一方で、給与、年金もですけども、上がらないということで、悪いインフレ、日本病とも言われてますが、様々な言い方ありますけれども、いい部分がなく、一方的に家計への影響、事業への影響が出ていると。それが広範囲にわたっており、一部の事業者さんだけじゃない一部の方々だけではなくて、あらゆる町民の方に悪い影響が出ているということは私も認識を共にしているところでございます。ただ、今回のご提案の中で非課税世帯へのご支援という形は、その中でも特に影響が大きいと思われる方々へのご支援を通じて、町民生活の安定化を図っていただきたいという、そういう思いでご提案をさせていただいている内容の支援策を講じたところでございます。今回ご提案させていただいてます、中身につきましてはこちらから一定の額をご支援を申し上げるという内容でございまして、議員ご指摘のとおり減免していくことで、多くの町民の方々への影響を軽減できるのではないかというご指摘でございますけれども、誠にもってそのとおりだなと思いながら聞かせていただきました。後ほどの基金の話もありますけど、ついついこう、何かをこうプラスしていくという形の支援策を、こう思いがちでございますけれども、軽減、負担を減らすという形もありうるという風に私も認識をさせていただいたところでございます。コロナ禍の中で各種の減免措置を講じてまいりました。一定のコロナ禍からの回復があるという認識のもとで、今一旦、各種減免措置を元に戻させていただいているところでございますけれども、今回急激に進んでおります、物価高騰等の影響が家計にどのような形で更に出てくるのかということを見極めた上で、各種減免策の再度の更新について早急に検討してまいりたいと思っております。そして基金についてでございますけれども、今、大体43億前後となっておりますが、やはりこれがある意味、上限、これ以上を積むというのは、行政の財政運営のあり方としていかがなものかなというところもございます。ただ、基金がないといざというときのために、どのような安定的な財政運営ができるか、そこのことを考えますと40億程度というところが、1番妥当で上限である額であろうということは、今も私も変わらずに思っているところでございます。ただ、その基金でございますがそれぞれ目的を持ってございますので、それぞれの目的を果たすべきときが来ましたら、躊躇なくその基金を取崩し施策の中で運営していくということは当然のことだと受け止めてございます。それぞれの役割を持っている基金ですので、目的外のところに使うことは出来ませんので、40億丸々自由に好きなように使っていいという性格のものではございませんので、基金のそれぞれ性格に見合った形での、しかし効果的な運用について今後とも考えて実行してまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 11番 青田知史

はい、答弁いただきました。それでは再々質ということで、今町長の方で、減免についても検討していくということで答弁いただきまして、これを聞いた町民の方、事業者の方でも、飲食の方なんかでもちょっとこう安心というか期待された方もいるんじゃないかなという風に思うんですけれども、例えば、浴場営業用の水道料金、ひと月200立方メートルがひと月2万6,227円、そしてまた畜産農業用に当たってはひと月30立方メートルで4,611円、また営業用はひと月10立方メートルで3,086円というようなことでですね、それぞれやっぱり金額が決められているんですけれどもね。やはり中には、売上げといいますか販売価格に転嫁出来ないようなそういう事業者さんというのもやっぱりあります。それは国の方の定めだとかそういうところでですね、なかなか難しいところがやっぱりありますのでそういうところにおいては、やはりこう仕入れの部分といいますか、かなり重油の価格だとかそういうところで原料だとかで高額になってきている、負担が増えてきているそういうような声も聞こえてきますので、やはりご英断といいますかね、やはり本当に町民に必要な施策を改めて検討していただきたいという風に重ねてになりますけども、お考えといいますかね、しっかりとお答えいただきたいと思います。次に、基金の話なんですけれども、43億あって、それが全て何でもかんでも好きに使えるっていうことはまるっきり毛頭思ってないんです。ただやはり備荒資金なんかはですね、やはりこのような有事、ただ物価高騰に対してのそれが使えるのかどうかというのは判断として難しい。ただコロナ禍のそういう施策、経済対策の時には、私も緊急質問しましたけど、その時にやはり備荒資金を使ってですね、一時的にやはりそういうこう、きちんと経済対策を打ったということもありますので、また財政調整基金も使えるのかなと、全てその43億全部使えということでもありませんし、やはり必要な部分、きちんとした、町のことを、町の将来性、また本当に住民生活をきちんと守るために、しっかりとですね、こういう使うことが必要と、そういう意味で言ったらやはり40億がいいのか、35億まで許されるのか、そこは重大なといいますか、高度な政治的な判断が町長必要になってくるかと思いますけれども、備荒資金であるとか財政調整基金について使える可能性があるのかどうか、その辺りについて答弁いただきたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、まず1点目の減免措置についてでございますけれども、ご指摘のとおりだと思っております。先ほども申しましたが、物価が上がってその分が商品あるいは製品に転嫁して、それが更に給料が上がっていくというような、いい方向に回っていくんであれば問題はないと思いますが、今回の物価上昇につきましては、原材料費が主に上がっているところで、それを商品・製品とかに転嫁出来ない、削らなきゃいけないというところの悪いインフレの典型だと思っておりますので、その部分行政としてできる手だてを講じてまいるということが、それは行政に課せられている責務でもございますので、どのような形でどの程度の減免というのは今お答えすることは出来ませんけれども、今ご指摘を受けた中で負担を軽減していくという形での経済対策ということは十分に考えられることでございますので、具体的な中身についてこの後検討させていただきたいと思っております。また、基金につきましては、財政調整基金の方はなかなか経済状況に応じた中でそれを取り崩すということは性格上難しいかなと思いますが、備荒資金につきましては、前回もコロナの中でも取崩して一時的に使用した経緯もございますので、このような時にこそ使い勝手のいい資金としての性格あるかなと思っておりますので、財源を考える上では備荒資金の活用というところを念頭に置きながら検討をさせていただきたいと思っております。(「はい」の声)

質問 11番 青田知史

はい、答弁いただきました。それでは次の質問に移ります。人口減少対策の現状についてですけれども、5月にイーロン・マスク氏が、「当たり前のことだが、出生率が死亡率を超えるような変化がない限り日本はやがて消滅するだろう。」と、そういうようなツイートをして大きな反響を呼びました。その後、6月3日の厚生労働省の合計特殊出生率の発表がありまして、2021年国全体で1.3、6年連続で低下していると。それで、出生数も過去最低の81万1,604人に、6年連続で過去最少、結婚も減少していると。2021年、50万1,116組、戦後最少、戦後と言ったら77年間で最低の成婚の数。子どもも増えない、結婚もしない、そういうような世の中になってきている。私が20代の頃は、101回目のプロポーズっていうそういうドラマがあったぐらい、何ていうんですかね、結婚したり、子どもを産んだっていうそういうのは本当にごく普通に感じて、婚活も一生懸命私頑張ってたところもあるんですけれども、今やその国民共通の重大な危機という風に称されるぐらい、この少子化と結婚の婚活、本当に大きな問題になりつつあると思います。町の方で、28年度の人口ビジョン制定の時にですね、パブリックコメントがありまして、その時に町民の方からの議論でですね、合計特殊出生率をどう位置づけるのか、そういう議論があったかと思います。答弁の中で、1.42でしたか、そういう風になっているんですけれども、今後、町長がおっしゃる答弁してたように、人口問題を考えていく時に、合計特殊出生率の目標がまずあるのか。であるとすればその根拠。そして、2.1が実現しないと人口置換水準という風に言われてますけれども、人口は増えていかないと。本町において、その出生率の水準をどう考えていくのか、町長のお考えをまず伺いたいと思います。また、転出と転入は均衡がとれているという風に答弁いただきましたが、転入が増えていかないと、やはりこう自然減の人口減も補っていくことが出来ない。担当課のご努力で、転入する方が増えてきていると思います。本当にこう私もそういうのをですねSNSだとかで感じるときあるんですけれども、今後具体的にどのような取り組みが進んで、新たな取組がまた想定されているのか。年間の社会増の数値目標、どの程度お考えになってるのか自然増と社会増について、町長どのようなお考えか伺いたいと思います。そして2点目になりますが、若年層の流出を防がなきゃならない、これ本当に大事だと思います。旭川市の方でも、新しい市長が、若い女性、出産適齢年齢の若い女性の旭川定住を増やすことを公約にしていると。このような視点、本当に大事だと思うんですけれども、本町においても、そういうような取組が必要なんじゃないかと私は認識してるんですが、2点目として、そちらについて伺いたいと思います。3つ目、ちょっと意地悪な質問になったかもしれないんですが、東神楽と東川町と美瑛町三町の中で、美瑛町だけは全部過疎地域という風な指定を受けていて、東神楽、東川両町は、過疎地域の指定を受けていません。人口が当然増えているんでそういうことになってはいるんですけれども、答弁の中で、ベッドタウンとそういう地理的な優位があるという風な答弁だったんですけれども、東川は2015年の国勢調査では、昼間の人口が増えていると。そういう風な調査結果があります。つまりは、旭川に仕事に近郊の仕事に行くよりは、東川に来てる人が結果としては多くなっていると、そういう見方もありますけれども、それは置いたとして、美瑛町の優位性というのがないのか、その辺について本町の強みがあるとしたらそれはどう町長お考えか伺いたいと思います。最後になりますが、結婚について、また、子ども、何人持つかだとかって、そういう個人のそういう価値観、そこに、政治が介入していくというのは、本当にデリケートでですね、難しい問題だと私は思ってます。ただ、先ほど申しましたように、国家がなくなるかどうか、また自治体においては、自治体が消滅する可能性と言いますかね、そういうのもある重大な問題です。28年の人口ビジョンについてのコメントの中にはですね、将来的な責任は誰も取れない、ここにいる議場の中にいる人誰も取れないんですけれども、ただ助走の責任、将来に影響を及ぼす助走の責任は我々がみんな持ってるという風に私は思ってます。ですから、今何とかしないと人口の問題は解決しないと。しっかりと受け止めないとイーロン・マスクが言うように消滅する、そういうような懸念が私はあると思います。その中で、6月の地元経済誌を見ると、ある人口の記事だったんですけどね、ある記者が、角和町長は移住されてきた方なんで大胆な施策を打つことに期待してるそういうような一文があってですね、珍しくこういう何かエールを送るような記事もあるのかなと、私、驚いたとこあるんですけれども、少子化を止める最後の方法として、ある評論家なんかもですね、一子二子、生まれたら、1人目が100万、2人目が300万、3人目が1,000万、そういう風に現物給付をしてはどうかと。ただその現物給付については世界的なその調査はあるけれども、各国の調査はあるけども、日本の場合エビデンスがはっきりしないのでなかなか取組難しいと。ただ婚活だとかその子どもを産み育てられるところに、これまでにないような施策を打つことで改善していくというそういう期待感私あると思います。ただやはり、デリケートな問題ではあるので、やはり先ほど連携事業で大妻女子大学その連携もあるとは聞いてますのでね。だからそういう若い女性が何を望んで、どういうライフスタイルを送る、どうしたら子どもを産む、育てる気になるのかだとか、そういうことを今一度しっかりとですね考えていく、そういう時期に来てるんじゃないかという風に思っております。以上。ちょっとこう、話が、何ていうんですかね。お答え難しい部分もあるかと思いますけれども、お考えを伺いたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

人口問題につきましては、私も非常に関心を持っておりまして、一つには、移住定住推進室を新設させていただいたというのもその表われでございますけれども、移住だけではございません。何とか町内での自然増もですけれども、人口をキープをしていきたいというところの問題意識というものは強く持っているところでございます。その理由につきましては先ほど申し上げましたとおりで、人口が減っていくことに伴う、負の様々な面のスパイラルに陥ってしまうと、加速度的に町内の経済始め、あらゆる面が悪くなっていってしまう。ただ単に数が多ければいいだけではないんですけれども、数が減り続けるということはそういう危険な面を持っているということは強く認識をしておりますので、今後とも人口対策についても力を入れてまいりたいと思っているところでございます。具体的なご質問に対しての答弁でございますが、出生率につきましては人口ビジョンにつきましては、このとき採用している出生率は、国立社会保障人口問題研究所、社人研が出しております。約1.48、という数字を基に算出をしております。具体的な美瑛町としての目標はと言いますと、この人口ビジョンを設けた時の目標値というものは設定してございませんけれども、やはり社人研の出している数字が、基準になっていくのかなという風には考えております。ただ、美瑛町だけで、出生率を維持できるかどうかというところの問題もございますので、なるべく、2.1、2.07という人もおりますけれども、そこを越えていかないと人口が均衡を保てないという数字がございますので、その高い数値を目標に、そこに近づくべく、取組を進めてまいりたいと考えております。ただ現時点では、1.48を基準の数値としてデータ的には取扱いをさせていただいているところでございます。若年層の転出につきましては、これは美瑛町のこれまでも課題でございまして、そこが多いがために、社会増減で言いますと、社会減がこれまでは非常に多い数字できておりまして、ここ令和3年はほぼ均衡、-3人ですけれども、ほぼ均衡する状態になりましたが、それまでは-30人、40人という数で流出が出ております。やはりそこの大きな要因は、若年層が出ていくということでございますので、そこを食いとめていくための施策、若年層が美瑛町内に残っていただく。働く場所があるというような環境作りというものは必要であると認識しておりますので、ここも手だてを講じてまいっておりますし、今後とも手厚く講じてまいりたいと考えているところであります。東川町さんの取組でございます。具体的な町名を上げてお話しするのも、失礼な面もあろうかなと思いますけれども、近隣の中で人口が増えているところというのは、宅地開発に伴うベッドタウン化で人口が増えてきているというところが、主な要因かなと思って見てます。それはもちろん、そのことに対する効果、人口が増えたという効果がございますけれども、一方で、そのベッドタウンが埋まってしまったらそこで終わりですし、そのベッドタウンが一斉に高齢化していくという問題というのは、全国的にも起きているところでございますので、否定はしませんけれども、宅地造成ベッドタウン化による人口の呼び込みが、将来にわたる持続的な効果があるのかどうかというのは、少し私は疑問があるなと思っております。そういう点で、先ほど議員がおっしゃいました、ご指摘いただきました東川町の取組というのは、ベッドタウン化だけではなくて町の魅力そのものから人を呼び込むという方向性を持って取り組んでいると、私は見ているところでございます。そこについて、美瑛町としても非常に学ぶべきところは多いという風に思っておりまして、美瑛町に行きたいんだ、美瑛町で住みたいんだという思いを持ってもらうということが大切なのかなと思っております。それが将来的な社会増減で言えば、社会増につながっていく手だてだと思っております。ブランド化を進めていくというのもその一つであろうと思っております。美瑛町観光客数でいえば、近隣の自治体をはるかに超える、魅力のある町でございますので、それだけの魅力のあるところに今度住みたいんだという思いを持っていただく、そういうような方に、方向性を向けていただくような施策をしていく必要があるという風に思っております。一方で、自然増減の方でございますけれども、1回目の答弁の中で申しましたが、やはり自然増減がなかなか生まれないというか、拡大していっていると。自然減が増えていくと、ここが本当に大きな問題であると思っておりまして、美瑛町の中で産み育てやすい環境づくり、そして、そのことは働きやすい環境とも、一致すると思います。子どもを産んで育てるだけじゃなくて、働きながら育てられる環境というのが必要だろうという風に認識しておりますので、その部分さらにいい手だてを講じていく必要があると考えているところでございます。議員がご指摘のとおり、政治が、個人の価値観に介入していくというのは非常にデリケート、微妙なところがありまして一定のラインはあろうかなと思いますけれども、望む人が望むようにする、その支援をしていく、道筋をつけていくというのは、行政としてできることであると思いますので、価値観を変えるんじゃないんだと、望まれる方の後押しをするというスタンスのもとで、自然増に向けた取組も進めていく必要があろうかなと思っております。出会いの場がないという風にも様々なところで指摘をされております。見合い結婚がなくなって、その結果自由恋愛が増えたかというと増えてなくて、非婚が増えたんだけだというデータがあるそうでございます。やはり出会いの場を作っていく、マッチングの場をつくっていくということも、これからの時代、行政もそこに積極的に関与していく必要があるのかなと思っておりますので、あらゆる手だてを含めながら、自然増、社会増に向けた実践をさらに重ねてまいりたいと考えております。答弁漏れがございましたら、またご指摘いただければと思います。(「はい」の声)

質問 11番 青田知史

答弁いただきました。本町の強みについてはですね、ちょっと今なかったんですけれども、私が思うに本町の強みということであれば、例えば自衛隊においては、旭川の駐屯地と上富良野駐屯地のちょうど中間にあるというようなことでですね、移住されるそういう隊員さんも私の居住する町内会にも何人かいましたし、それ以外でも見受けられていると。そういうようなことも、一つには強みなのかなって地理的な強みなのかなと。そして、今、東川町の話、町長も出していただいたんですけれども、平成22年に東川町が実施した移住者の方に対してのアンケート調査によると、移住者の施策で満足度の高いもの中にはですね、なぜ東川に移住したのかっていう中には、新住民を受け入れる気風や気質の評価が高かったと、そういうようなことが担当の方で把握されてたという、そういうレポートなんか拝見しております。ですからやはりこう様々な総合的な施策でですね、受入れていくってことが必要だと思います。本当でも取組一生懸命やってる中でやはりこういう、受入れの素地をですねしっかりと、雰囲気を醸成していくということも必要なんじゃないかなという風に思ってますのでその辺りについてまずお考え再々質させていただきます。それとピンチはチャンスにという言葉がありますけれども、美瑛町の先ほどの強みの中でですね、ちょっとこれ語弊があれば、本当に、私の考え方なんでお許しいただきたいんですけれども、農業人口は向こう10年で減っていくと、後継者がいないということで、50戸、60戸、減っていくんじゃないかとそういうようなことが言われております。耕地面積も同様に800ヘクタール程度が後継にない、そういう農地として出てくるんじゃないかと。その中でそういうような社会的な動きがある。そこをピンチをチャンスに、そこに例えば企業版ふるさと納税をですね充てていくだとか、何らかのその補助金を充てていく中で、住民、農業に従事する住民をしっかりと取り込んでいく、呼び込ませていただく、美瑛町に来ていただくと、そういうようなことが、今後本当に必要になってくるんじゃないかと考えているところですけれども、町長のお考えを伺いたいと思います。以上、2点お願いします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

1点目のご指摘の、移住者を迎え入れる上での町が持っている気質、雰囲気ということでございますけれども、私自身が移住者でございます。こうして移住をさせていただき、生活をさせていただいている中で、本当に、近隣の方、美瑛町内の方々、親切に迎え入れていただいてバックアップをしていただいている、そういう雰囲気が非常にあるなという風には私個人的な体験からはお話できることがございます。一方で、いやなかなか壁があるんだよという指摘も当然あるわけでございまして、これはどこの地域どこであっても両面があるのかなという風に思っております。美瑛町内で移住された方が様々な形で社会活動に参加いただいたり地域の活動に取り組んでいただいている中で、元からお住まいの方々と交流がさらに広がっていくような、そういう具体的な取組が進んでいく中で、移住者をより受入れやすい雰囲気づくりというのは出来ていくのかなという風に考えております。号令的に移住者受入れろ、みんなで仲よくやろうと言っても、人の気持ちが動くもんでございませんので、より多く移住者と元から住んでいらっしゃる方々が交流を深めていくような、コミュニケーションをとれるような場ができることで全体に広がっていくのかなと思っておりますので、決して今閉ざされているという風に申すわけではありませんけど、より広く開放して移住者の皆さん受け入れるためには、そのような取組、移住者の方と元から住んでいらっしゃる方の交流の場というものは更に作っていく、そのことで受入れやすい気質、雰囲気づくりに努めてまいりたいと考えております。もう1点の農業人口の問題でございますけども、農業者人口が減っていくというのは一方で大変重要な課題でございまして、いかに人口を維持し農地を維持していくのかということは、農業政策の面からも、今後とも力を入れているところでございます。農業人口ある意味で私もまた移住者であり農業者でもあるので、移住の相談会に行きますと、仕事がない、どうしようとかって悩んでる方が結構いらっしゃるんでそのときに私が言うのは、一番ぱっと行けるのは新規就農だよと。仕事もある、仕事があれば農業なのでそこに住むところもある。全部が解決してすぐ生活出来ていくのは、新規就農が一番手っ取り早い道だというような話を、半ば冗談まじりでさせていただいておりますけれども、そういう面があると思うんです。仕事どうしようなにしようという思ってる方々に対して農業の魅力を伝えていくということは大事だと思いますし、制度としましてはあともう1点、地域おこし協力隊を経て、新規就農農業に従事するという制度もございます。様々な制度を活用する中で、農業対策、まず人口対策と両面にプラスになるところがございますので、今ある制度を使いつつまたPRをしつつ、農業への関心を高めてまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 11番 青田知史

それでは最後の質問、3つ目の質問に移りたいと思います。ゼロカーボンの取組についてですけれども、まず町長これまでいろいろビッグデータを使いながら、それで町政の在り方考えていく、そういうようなことでこれまでもお話聞かせていただいておりますが、2050年脱炭素を目指そうということでお子様も、町長ご存じのオポッサムの千葉大学の倉阪研究室では、カーボンニュートラルシュミレーターというのを使って、いろいろ解析できるように、各自治体の自治体番号入れたらですね、解析できるようになってます。それで、今回2050ゼロカーボンの構想、町長が推進するということでですね、町の方でも進めていくことになりました。まずこちらの方のですね、そういうデータを解析できるようなツールを使ってどれぐらいのことをやったらどうなるのかっていうのは少しでも把握されているのかどうか、まず伺いたいと思います。それで次の質問なんですけれども、再生可能エネルギーの開発というようなことでですね、答弁いただいておりました。それで、こちら令和4年度上川地方総合開発に関する要望書ということで、町長も期成会のメンバーということで、当然こうお持ちになってるかと思うんですけども、その中で、要望書の中ですね、地域資源を活用した再生可能エネルギー導入の推進という要望を特別なご配慮をお願いしますということでこれ書いてある中でですね、再生可能エネルギーの開発導入促進に対する支援や税制優遇措置の拡充ということで美瑛町というのがあります。それと併せて、地中熱利用についての支援事業制度の拡充ということで美瑛町というのがあります。既に要望はされてるんですけれども、どういうようなことがこれから行われているのか、ただこれ要望はずっと続いてるんだと思うんですけれどもね。続いてるんだと思うんですけど、町として果たしてこのゼロカーボンの取組を今後どういう風にやっていくかということを町民に聞かれた時に、太陽光発電をやるんだとか、あるいは風力発電をやるんだとか、ただ美瑛町はそこまでしなくても、4万6,000ヘクタールの広大な山林があるんで、それがあれば、省エネルギーを頑張ればゼロカーボンになるんだよとかそういう風な目安といいますかですね、数字、きちんとそういうビッグデータ等を使ってなのか、ある程度やっぱりこう見通しを示していただきたいと。ただ単にスタートしますよっていうことではなくて、見通しを含めて説明していただきたいという風に私は思っております。ですから要望してる以上は、何らかの考え方もあるのかなという風に思いますので。2点目としてはその要望書の中で示している再生可能エネルギー、地中熱の利用の考え方、どのような思いがあるのか、伺いたいと思います。それで今申しましたように、本町においては4万6,000ヘクタールのですね広大な山林がございます。それを適切に整備していくことで、かなりこう有利に取組が進んでいくんじゃないかという風に想像してるんですけれども。道外の話です。浦安市と山武市との連携で先進整備の実施に係る協定というのが4月から結ばれてるんですけどね。山林を持ってる自治体が都会の方に協力しながらですね、二酸化炭素の吸収量を山武市が浦安に還元するそういうような取組も進めていると。美瑛町がやはり広大なそういう山林を有しているということは、本当にこう強みであると思うんです。ですからそれをですね、生かしていく方法、しっかりと考えていくことも、ゼロカーボンの中で大事になってくると思うんですけど、その点についてお考えを伺いたいと思います。そして最後になりますが、新たな規制が生じる場合には規制をかけるというようなことで答弁いただきましたが、美しい景観を守り育てる条例があればですね、一定規模以上の開発行為だとか、太陽光発電のそういうような設置について、自治体が想定していない開発を防ぐことができるのかどうか。その辺りについてのお考えを伺いたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

4点いただいております。1点ずつお答えをさせていただきます。まず1点目の具体的な温室効果ガスの排出量ですとか排出削減のところ、目標等の具体的な数値の面でございますけれども、実のところ、正確な数字というものは、美瑛町としては持っておりません。ただ、参考にさせていただいておりますのが、数値もございまして排出量につきましては、環境省のデータの中で出てきておりますので、それにのっとっていけばいいのかなと思っておりますけれども、それと別にコンサル会社の方とやりとりをする中で、その民間の方に試算していただいたデータがありまして、正しいかどうかはわかりませんけれども、参考にはして大筋としてはこういう感じなのかなという数値としては持っております。その数値によりますと、基準年である2013年度の美瑛町のCO2の排出量が10万8,000トンでございます。今のカーボンニュートラルの目標の中で、2030年、46%を削減していくということになりますと、目標が5万9000トンになります。それで、2013年のCO2排出量、10万8,000トンのうち、議員ご指摘のように、森林、多くは森林ですけれども、美瑛町が持っている森林の中で吸収されている部分等々、再エネ分も少しありますけれども、計算しますと8万9,000トンがCO2の吸収量に現在あるということでございます。そうしますと、その10万8,000トンから8万9,000トンを引いた1万9,000トンが実質的なCO2排出量になっているということでございます。この1万9,000トンを吸収できることになれば、美瑛町においてはカーボンニュートラルが実現できるというのが、ある民間会社さんが試算していただいている数値でございます。率直なところ1万9,000トンの排出量削減が当面の目標になるということであると、実現可能な数字であるのかなという風にその数字を示していただいたときに、受け止めたところでございます。2点目のお答えと絡んできますけども、そのときにそのCO2吸収の大きな役割を果たしてるのはやはりご指摘のとおり森林でございます。この森林をいかにうまく生かしていくのか、森林を育てていくということは本当に大切だなということは改めて認識をしましたし、方向性は、この森林の活用というところに一つあるという風には感じているところでございます。カーボンオフセットの取組の中で排出量をやりとりするということは出来ますけれども、これがまだちょっと具体的に進む話かどうかわかりませんが、先達ても東京23区のある区議会議長経験者の方と、ある方を介してお会いすることが出来まして、美瑛町とその当該の区との間でこのような取引の話が出来ないでしょうかというようなご相談をさせていただき、その実現に向けてちょっと関係者に当たってみるというお答えをいただいた面もございます。いろんな面を通じて、都市の自治体との間でのカーボンオフセットの取組をすることで、美瑛町にとってもメリットがある。森林を使ったメリットのある取組ができるのかなと考えておりますので、今後とも機会を捉えてその実現に向けて進んでまいりたいと思っております。地中熱のことでございますけれども、総合開発期成会の要望の中では、これまでもそこに議員ご指摘のとおり計上させていただいているところでございます。ただ具体的に何か総体があってその要望を入れてるわけではございませんで、国に対する要望でありますので国主導でこの地域の資源を生かした取組を行っていただきたいという趣旨で要望をさせていただいております。森林もですし、地熱もですし、太陽光もですけれども、それぞれ美瑛町の中で有効に活用できる資源はあろうかと思っております。先達て美瑛町内庁舎内で職員によるプロジェクトチームを構成して、今具体的な検討策について検討を進めているところでございます。近くには先進地の視察にも行ってまいります。そういうような、庁舎内プロジェクトチームの取組の中で、美瑛町にとって一番ふさわしい有効な資源は何であるのかということを突き詰めてまいりたいと考えております。太陽光発電等だけに限らないかもしれませんけれども、等に関する規制の部分でございますね、環境への影響が出ることが懸念された場合ですけれども、今、町内条例もちろんございますけれども、そこで対応し切れない面が出てきた場合は新たな条例は必要であると考えております。議員ご存じかもしれませんけれども、美しい村の仲間であります鶴居村は太陽光発電に関する規制の条例をつくっております。私もその鶴居村村長さんから、条例作る前の段階から、うちこういう問題があってねこれに対応するにはこうしなきゃいけなくてねという、悩みの部分をお聞かせいただいてた経緯もございます。本当に地域にとりまして大きな問題になりかねないという面はその話を通じて私も実感しておりますので、必要であれば美瑛町も独自の条例を制定していく、そういう姿勢で臨んでまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 11番 青田知史

答弁いただきました。町長の答弁の中で、正しいかどうかわからないんだけれどもっていうようなことでCO2の排出量10万8,000トンとかっていうような数字が出てまして、先ほどのシュミレーターのあれではですね8万トンの排出量というようなところがあったんで、私も正直ですねカウントの仕方っていうのは、正直、雲をつかむようなものよりも、さらに何かこう難しさを感じております。ただ言えることはやはり、美瑛町の場合にはほんと山林があるということそれが大きな強みではありますので、今後施策をやっていくときに先ほどの答弁の中では家計や事業者に対しても新たな要望等をお願いすることが必要になるかもしれない、あったとしてもですねやはりこう経済的な負担であるとか、新しい取組に対してはですね、より慎重に何かやっていかないと難しい場面っていうか、難しいことも起こり得るだろうという風に危惧しております。その辺りについて改めて伺いたいと思います。それで要望等につきましては、国に対してのあれで具体的なそういうものはないということで理解しました。ただやはりどのように省エネを進めていくのかであるとか、新しいその再生可能エネルギーをどう民間との協力によって設置するのか。各家庭に対して補助金を出しながら、屋根につけていくだとかいろんな方法あるかと思うんですけれどもその取組についてはですね、今、機能しつつある、始まっているワーキンググループの方でですね早急にこう、方向性をね、示して町民の皆様に対しての説明、さあやるぞということだけではなくてですね具体的にこうやってやっていくんですっていうこともしっかりと説明していただきたいと思っておりますのでそれについてお答えいただきたいと。最後に鶴居村の事例出ました。道の勉強会、私も美丘の方で勉強させてもらって、私が質問させてもらってですね、道の担当課長さんの方から、お答えいただいたんで私もよく理解して、また条例についてもですね、拝見していたところなんですけれども、例えば、広大な雑種地を持っている民間の方がいたとして、その方がある企業と手を組んで、太陽光パネルのですね広大な発電設備を作り始めると。それについて恐らく町長規制出来ないと思うんですよ。やはりそういうことを、全国で危惧されてたりいろんなトラブルとかいろんなこうそういうのが生じているというのが現状だと思いますので。ですから鶴居村の方のそういう規制条例をですね念頭に、本町ではやはり、美しい村に、場所にもよると思います。規模にもよると思いますけれども、美しい村に、やはり大型の太陽光パネルの発電所が他に出てきたりだとか、風力発電所が出来たりだとかっていうのは、前の町長は恐らくそういうのはふさわしくないと、そういうような思いで考えてきていたんじゃないかなという風に思っております。その辺りについて、規制するのであれば、速やかにその条例制定についても考えていく必要があるという風に認識しておりますが、町長のお考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、お答えさせていただきます。町民の方、事業者の方へ取組への協力をお願いをしていくということは先ほど申し上げたとおり当然でございまして、理解をしていただく共感していただき、協力していただくと。いう手順になるのは当然でございますけれどもその時に、その方々に対する過剰なる負担が生じないようにというのは当然のことでございますし、国とも様々な補助制度、今、次々出してきておりますので、それらの情報を常に最新のものを入手してご提案をできるような体制を整えていくことが必要だと思っております。一方で、何か負担が増えていくだけではなくてゼロカーボンの取組をすることによって、町民生活自身の質も上がるんだよというところが必要でないと、普及はしていかないと思っておりますので、新たな価値観といいますか、こうすることの方がより生活の利便性向上するんだよという実例についても調べ、また、紹介をして理解していただくというような、取組を今後とも進めてまいりたいと考えております。再エネの方向性でございます。今美瑛町が目指すべき再エネの方向性は、正直申しましてこれだというものは申し上げる段階にございません。それにつきましては、先ほど申しましたプロジェクトチームが様々な事例を検討する中で、美瑛町にふさわしいものを提案し、町民の皆様にもお示しをしていくという方向性で考えているところでございます。ただカーボンニュートラルの取組、非常に速いスピードで進んでおりますので、プロジェクトチーム設置したからと言って満足するわけではなくて更にその取組をスピードアップをして、漫然と検討を重ねるだけではなくて速やかに町民の皆様にこの方向性をお示しをして理解協力をいただくという形が望ましいのはもちろんでございますので、その方向性を進めてまいりたいと思っております。太陽光パネル、美瑛町内ではもちろんございますけれども、道東の方で見られるような大規模な太陽光パネルは今のところ美瑛町内ではございませんので規制する条例の緊急性というのは、現在はまだ少ないのかなとは認識しているところでございます。ただ、総論といたしましてこの美しい村、丘の景観が、世界からの観光客の方々に愛されているこの美瑛町の特性を鑑みませば、太陽光パネルは美瑛町に似合わないというところの原点のところは私もそうであると思ってございます。民間活動、事業活動が絡みますので、一概にそれが駄目だとはなりませんけれども、有害である、この景観を害するという風なことが憂慮される事態になりましたら、条例を制定して対策に乗り出してまいりたいと考えているところでございます。

出典:美瑛町議会 令和4年第4回定例会 2022年6月16日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる