みんなの議会

美瑛町議会 令和3年第6回定例会 2021年12月16日

学校給食における地場産物の活用と食育の推進について

2021年12月16日、美瑛町議会の一般質問で、桑谷覺議員が「学校給食における地場産物の活用と食育の推進について」質問し、教育長 千葉茂美が答弁しました。

質問者
桑谷覺 議員
答弁者
教育長 千葉茂美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 桑谷覺

番号8番、桑谷覺、質問方式、回数制限方式。質問事項、学校給食における地場産物の活用と食育の推進について。質問の要旨、今年3月に農林水産省から「第4次食育推進基本計画」が示され、計画では、①生涯を通じた心身の健康を支える、②持続可能な食を支える、③「新たな日常」やデジタル化に対応することの3点を重点事項としています。本計画では、学校給食における地場産物を活用した取組等が追加見直しの目標値として出されました。具体的には、学校給食における地場産物を使用する割合(金額ベース)を現状値(令和元年度)から都道府県の割合を令和7年度目標値90%以上としています。第3次「美瑛町食育推進計画」のもと、生産者等の協力で、体験を通した町内農畜産物への理解や、また、学校給食では、美瑛産米や牛乳等町内産を中心とした給食を通じて理解を深めているものと思います。そこで、次の3点についてお伺いします。(1)第4次食育推進基本計画の目標で、栄養教諭による地場産物に関する指導の平均取組回数を令和7年度目標値で月12回以上としていますが、本町での現在の取組状況と今後の目標値設定等の見直しについて。(2)地場産物の活用状況について、町内産の活用状況(金額ベース)と地場産の活用状況、そして今後、町内産活用の比率を上げていくのか。(3)学校給食は授業の一環で、共食を通して町内産・地場産の良いところや地元への愛着などが醸成されますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、黙食を余儀なくされている中で、食事を通して友達・先生とのコミュニケーションや町内産・地場産物への愛着をどのように進めているのか。質問の相手、教育長。よろしくお願いします。

答弁 教育長 千葉茂美(教育長は2022年9月まで)

8番桑谷議員の一般質問に答弁を申し上げます。質問事項は学校給食における地場産物の活用と食育の推進についてです。食育は、人が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことに資するとともに、人の食生活が自然の恩恵の上に成り立ち、食に関わる人々の工夫や努力に支えられていることへの感謝の念や理解を深めることにつながります。また、持続可能な社会の実現に向けた重要な取組の一つであると認識をしております。小中学校では、総合的な学習の時間を始めとする様々な学習の場で、食物の生産に関する知識や地産地消による食文化などを学んでいるところです。1点目につきましては、本町では栄養教諭を一人配置し、すべての学校で地場産物や成長に必要な栄養素など食に関する指導、給食指導などを行っております。栄養教諭は、学校給食の管理業務を担っていることから、「第4次食育推進基本計画」で示されている月12回以上の指導は困難なため、それぞれの学校全体で食に関する指導を適切に行ってまいります。2点目につきましては、令和2年度の学校給食での食材の使用割合は、道内産がおよそ6割で、そのうち町内産がおよそ4割という状況になっています。今後におきましても、なるべく多くの町内産の食材を使用し、安全で安心な学校給食を目指していきたいと考えています。3点目につきましては、子どもたちは、美瑛町の美しい風景は様々な農作物の恵みにより造り出されていることを学び、小学校では稲刈り体験、中学校では食体験を通して、地域の食材に愛着を持つよう取り組んでいます。学校給食を通しての食育に加え、食事を家族と一緒に食べる回数を増やすなど、家庭での取組も必要と考えています。児童生徒が食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に着けることができるよう、今後も食育の充実に努めてまいります。以上です。よろしくお願いします。

質問 8番 桑谷覺

8番桑谷です。では再質します。1点目についてですが、栄養教諭は教育委員会には1名配置されているとのことですが、1名では、小学校5校、中学校2校、計7校の給食の献立・栄養管理など、業務が大変だと思います。現在も、地元食材、特に季節ごとに収穫される野菜を利用した給食メニューなど取り組まれていますが、美瑛の農畜産物をもっと子ども達に知ってもらうよう工夫してはどうですか。各学校の教員や養護教諭ばかりでなく、コミュニティ・スクールの委員や、サポーターとの密な連携を図りながら目標値の向上を図ってはどうですか。2点目についてですが、町内産のお米や牛乳、豚肉、野菜や地場産の活用率が調味料を除いて100%に達することは可能だと考えますが、その場合、給食費は莫大になるかと思いますが。ちなみに、ほぼ100%町内産にした場合の係る金額を試算したことはありますか。また、限りなく100%に近い目標設定は考えていますか。3点目についてですが、少し前に新聞記事にあったのですが、千葉県船橋市立海神南小学校では、黙食の時間を活用して「味わいカード」に取り組んでいます。これは、各クラスに「味わいカード」を配り、全校で1週間取り組み、記入したら配膳室前にある「味わいポスト」に入れてもらい、表現力が豊かなカードは校内に掲示するそうです。このように、感染予防対策で給食時間中は、おしゃべりをすることができません。その時間を有効に活用し、児童が食に向き合い、食べた味の感想を言葉で表現しようとすることで、味わって食べる習慣をつけ、言語表現も豊かにすることを目的に取り組んでいるみたいですが、美瑛町でも似た取り組みをしていると思いますが、この海神南小学校のようなモデルで取り組む考えはありますか。答弁をお願いします。(「はい」の声)

答弁 教育長 千葉茂美(教育長は2022年9月まで)

今3点についてご質問いただきました。かなりこう盛りだくさんな質問なので、ちょっと全て答えられるかどうか分かりませんが、よろしくお願いしたいと思います。まず先ほど答弁申し上げましたが、栄養教諭、1人で7校、それぞれ管理業務等になっているところです。ここ2年、コロナの影響で中々子ども達の給食指導というのができないような状況ですけど、その中でも制約を受けながらも各学校で学年に応じて、色んな給食後に食の指導、これ栄養教諭ばかりでなく担任の先生、それから養護教諭の先生も含めた中でそんな指導をしているところです。また、ある学校では教科の中で家庭科の中では栄養バランスについてとか、食の大切さについてとか、朝ご飯について、そんな話をしながら、食に対する興味、関心を高めるようなそんな指導を栄養教諭が中心になって、担任の先生、養護先生を加えた中でやっているような実態でございます。美瑛の農産物をもっと子ども達に知ってもらう工夫はというご質問かと思いますが、栄養教育、それから学校全体の中でも、やはり学校給食の中に美瑛産の食材を使いながら、学校給食を作ってますよというようなお話もしておりますし、美瑛産農畜産物の素晴らしさなどについてもお話をしているところです。また、季節によっては、特に小規模校では、地域の方が野菜を差し入れて、それを給食に活用したりなど、美瑛産の色んな野菜等々についての子ども達もありがたみというのは当然分かっておりますし、これも色んなことで美瑛産のこと、それから子ども達は学んでいるのかなと感じているところです。特に教科の中で、例えば社会科の中で、これ3、4年生なんですが、社会科の副読本なんか使って美瑛町の色んな産業について学ぶ、特に農業、農林業、畜産業について学ぶような、そんな副読本もあります。また、色んなふるさと学習、先ほど申し上げたふるさと学習とかキャリア教育、先ほど野村議員の答弁で申し上げましたように、中学生の農業に対する講演等々、色んなことで美瑛町の良さ、それから美瑛町農畜産物の素晴らしさなど、子ども達に伝える、そんな活動をしているところです。もう一つ、スクールサポーター、コミュニティ・スクールのスクールサポーターの話がありましたが、色んな方に関わってもらいたい、ここ1年は中々コロナの関係で、外部の人が学校にというのを制限をされている場面もありますけども、これまで地域挙げて地域全体がその食を学ぶような地域もありますし、例えば地域の方がビニールハウスをかけてくれて、その中で、地元の野菜を使ったり、色んなことで関わってくれていますので、そんなことも含めながら、学校と地域、それから保護者が何か連携した中でそんな取り組みができれば良いと思って、今後もそんなことで進めていきたいという風に考えております。2点目が、町内産の100%という話ですが、試算はしたことはございません。中々これ先ほど申し上げましたように、道内産が6割、町内産4割っていう中で、食材によっては季節によって供給のバランスが崩れるのもあります。中々この町内全ての物を町内産ということで試算をしてございません。やはり学校給食、先ほど申し上げたように、地産地消も大事です。それから安全・安心な給食を子ども達に提供するということが第一でございますので、予算の範囲内ですけど色んなことを工夫しながら、美瑛産食材を調達できるように、100%中々これ高い目標値なんですが、できる限り、そんな風に考えているところです。もう一つ、船橋でしたかね、味わいカードのお話がありました。議員お話しのとおり、今コロナ禍の中で子ども達はこれまではグループになって食べたり、小規模校ですと色んな部屋に集まって一緒に1年生から6年生まで食事をしたり、そんな風な取り組みをしてお話をしながら食べている状況なんですが、コロナ禍の中で、やはり前を向いて話もせず、黙々と給食を食べると。少しこう可哀想な、表現どうか分かりませんが、ちょっと大変な思いをしながら給食を食べているところです。そんな中でも、例えばある学校ではその日の給食のメニューを廊下に貼り出したりして、こんな給食ですよとか、こんな美瑛産の食材を使ってますよっていう、そういう取り組みをしてますし、また、これ中学校なんですけども、給食の調理員さんや、それから生産者の方に感謝する気持ちをコメントに書いて廊下に貼り出すとか、そのような取り組みをしながら食育について学んでいるところです。市町村いろんな学校の素晴らしい事例もありますけど、今のところ色々その先生方、子ども達の負担もありますので、様々な機会をとられて、そんな美瑛らしい素晴らしい町で素晴らしい農畜産物がいっぱい採れて学校給食にもこんな食材が使われてますよって、そんな学びができるような、そんな風な食育の推進を進めていきたいという風に考えているところです。以上です。(「はい」の声)

質問 8番 桑谷覺

8番桑谷です。最後の質問に入ります。1点目についてですが、第3次美瑛町食育推進計画は、令和3年度で第3次が終了し、第4次に向けて作業は開始していると思います。また、北海道の第4次計画との整合性を図っていかなければならないと思いますが、第4次に向けて、美瑛町独自の取り組みなど考えていれば教えてください。2点目についてですが、給食費は無償化で、町の負担も大きいと思いますが、一方で、規格外野菜など、価格割れをすることから廃棄され、もったいないと思いますが、仕入れ先の地元商店との関係もありますが、JAびえいさん等の協力を得て、地元野菜などを安く入れてくれるよう働きかけをしてはどうですか。安くおいしい町内の野菜を常に食べることが可能になると思いますが。3点目についてですが、今コロナ禍で給食は黙食でございますが、ある教えには、食事も修行の場とされ黙って食べることが教えの一つにあると。「人が生きていくためには、人以外の動植物の命をいただき、そして、感謝の気持ちを持って集中して食べれば、おのずと黙食になる。」とあります。このように、食育の推進を図ることは、他の教科、国語や道徳、社会、理科と多岐にわたるものと思います。合わせて、家庭での取り組みも重要でしょうが、今一度、食育の推進について、教育長の考えをお伺いいたします。(「はい」の声)

答弁 教育長 千葉茂美(教育長は2022年9月まで)

再々質3点について答弁を申し上げます。まず、食育推進計画、第4次に向けてという話でした。桑谷議員おっしゃったように第3次が本年度、令和3年度で終了する訳です。この計画については教育委員会だけじゃなくて、これは町長部局が中心になって今、第4次に向けて、どんな取り組みをすべきか、具体的なことも盛り込みながら、今策定作業中だという風に思っております。この推進計画は、子どもから高齢者までということで、町民の生涯を通じた取り組みとそれからもう一つは、やはり色んな関係機関、町もそうですし、生産者の方もそうですし、食品関係業者の方、それから学校であったり、地域住民であったり、保育所であったりとか、色んな方との関わりをする中での食に関する取り組みを盛り込んだ計画だという風に私は認識しているところです。そんな中で、学校教育の食の推進につきましては、これまでも述べてきましたとおり、色んなこう子ども達にふるさと学習やキャリア教育、先ほど申した農業に関わるものについて色んなこう学習した中で色々取り組みをしておりますし、また、畜産の方には教室で座学をしていただいて実際に畜産農家で実体験をするなど、そんな風な取り組みをしておりますので、次期計画につきましても教育委員会としましては、これまでの取り組みを踏襲した中で、その時代、その時代で新たなものを加えながら、食に関する施策を展開する、そんな風に考えているところです。もう一つ、規格外の野菜の使用ということでのご質問です。これ中々こう難しい質問かなと思って聞いていて、議員もおっしゃられたとおり、地元の色んな商店の人とかの色んな仕入れの関係等々も含めて、破棄されるものについては、もったいないなという思いがありますけど、学校給食自体が2か月前からメニューを作って、色んな栄養の基準等を取り入れた中で子ども達に必要なエネルギーをというようなことで、養護教諭が積算した中で行っているところです。規格外が必要な栄養素を持っていないかどうかってことは分かりませんけども、中々その学校給食という多くの食数を作る中で、一般家庭等とはやっぱり違って、課題として、やはりちゃんとそれに見合った供給ができるかとか、どういうところから仕入れるかとか、それから作業員の効率からいうと、やはりこう規格がバラバラだと中々この作業効率の課題があったりと、非常にこう課題が多い中で、その手配をどういう風にするのかとか色んな課題があると思います。中々これ厳しい話だなと思っているところです。食の安全を担保するということの中で、やはりこの規格外野菜の利用については、色んな課題も整理しながら、できるかどうかちょっと私では中々判断できない部分ありますので、この辺については町全体でそんな取り組みをするのか、学校給食で特定してやるのか等、その辺については色々町長部局とも相談しながら慎重に検討してまいりたいなという風に考えているところです。それから食育の推進ということですが、色々な取り組みをしている中で、各教科とか、それから総合的な学習の時間などを使って、ふるさと教育とかキャリア教育、色んな実体験を子ども達がして、ふるさと美瑛にという思いを持って発達段階に応じて色んなメニューを用意しながら食について学ぶ、そんな活動を今学校を中心に、教育委員会も含めた中で色んな事業を推進しているところです。最初の答弁書で申し上げましたとおり、学校給食だけではやっぱり食に関する学びというのは、家庭も非常に大事だという風に私は認識しているところです。家庭での食事を、特に朝食をしっかりとるなど、それから夕食はできる限り家族と団らんした中で、お話ししながら、食に関するお話もできれば良いのかなと、そんな風に考えているところです。家庭もそうですし学校だけではなく、学校に入る前の保育所、幼稚園に通われてる子ども達も含めた中で、色んな関係機関、保護者、PTA、先ほど言いましたコミュニティ・スクール等々の中で生産者の方、それから食育に色んな関わってくれてる地域の方々とも連携しながら、やはり食を学ぶ、そんなことの充実を図れれば良いなという風に考えているところです。以上です。

出典:美瑛町議会 令和3年第6回定例会 2021年12月16日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる