みんなの議会

美瑛町議会 令和2年第6回定例会 2020年9月17日

(1)高校普通科再編に向けた取り組みについて/(2)テレワーク推進とそれに伴うオフィス環境整備について/(3)地域おこし協力隊管理事業の更なる取り組みについて

2020年9月17日、美瑛町議会の一般質問で、八木幹男議員が「高校普通科再編に向けた取り組みについて」「テレワーク推進とそれに伴うオフィス環境整備について」「地域おこし協力隊管理事業の更なる取り組みについて」について質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
八木幹男 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 13番 八木幹男

番号13番、八木幹男、質問方式、時間制限方式でお願いをいたします。3項目につきまして、質問をさせていただきます。質問事項1、高校普通科再編に向けた取り組みについて。文部科学省が高校の普通科を再編する案をまとめ、早ければ2022年春にも新しいタイプの高校が誕生するという動きが出てきています。普通科に加えて「学際融合学科」「地域探求学科」(ともに仮称)の2学科を設ける案となっています。さらに、地域の課題解決を目指す学科などの設置も認めるなど、1948年に新制高校制度が始まって以来の大幅な見直しとなる内容です。さて、美瑛高校では先生方の積極的な改革への取り組みと町の支援が相乗効果を発揮し数々の改革を進め、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度、以下「コミュニティ・スクール」という。)の導入まで進みました。しかし、コミュニティ・スクールは北海道立高校・普通科という土台の上に立ち、学校運営の基本方針を承認したり、教育活動に意見を述べたりするものであり、今回の普通科再編に対応できる組織ではないと考えます。また、今年3月の第1回定例会では役場職員によるプロジェクトチームでの検討を提案してきましたが、この域でもなくなりました。新学科設置には、大学などの高等教育機関との連携や地元自治体や企業とのコンソーシアム(共同事業体)を作ることを義務付けるなどの条件も付けられています。不透明な部分もありますが、教育の専門家を交えた検討機関を作り、新学科設置に向け本格的に取り組むべきなのではないでしょうか、町長の考えを伺います。質問の相手は町長です。質問事項2、テレワーク推進とそれに伴うオフィス環境整備について。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人口密度が低く安心して暮らせる場所として地方への移住などが注目されています。移住の「ネック」とされてきた就労面でもテレワークの普及が追い風になるとの指摘もあり、本町のまちづくり推進課で進めているテレワーク導入推進事業のオフィス環境整備などを更に拡充するべきであると考えます。移住は、かつて中高年のセカンドライフというイメージが強かった地方への移住が若い世代に注目されてきています。内閣府がインターネットを通じて実施した20歳代への調査によると、コロナ禍で「地方移住に関心が高くなった」とする人はテレワーク経験者で25%と通常通り勤務した人の10%を大きく上回ったとのデータもあります。また、ふるさと回帰支援センターが調査した「移住先選択の優先条件」(複数回答)を見ていくと、1位は就労の場がある63.0%、2位は自然環境が良い31.9%、3位は住宅がある24.6%というデータもあります。まさにテレワークは、新しい形の企業誘致ともいえる事業であり、移住のきっかけにもなりうる大事業であり、全国の市町村の取り組みが想定され「やっているかどうかではなく、どこまでやっているか」が問われる段階にきているように思われます。そこで、次の3点を町長に伺います。(1)テレワークモニター募集における「サテライトオフィス」は、もっと本格的なものにすべきなのではないか。(2)地域人材育成研修交流センターを企業のお試しサテライトオフィスとして使用できるよう積極提案すべきではないか。(3)移住定住コーディネーターは、テレワークの相談にも対応できる状態になるのか。質問の相手は町長です。質問事項3、地域おこし協力隊管理事業の更なる取り組みについて。2009年度に創設された地域おこし協力隊(以下「協力隊」という。)事業が各地で着実に実を結んでいるという調査結果があります。総務省の令和元年度「定住状況等に係る調査結果」では、任期終了後、同じ地域に定住したのが3,045人(62.8%)で、内20歳代・30歳代が72.1%にもなっています。また、地域に定住した人のうち36%が起業しているという結果もあり、地域づくりに欠かせない存在となりつつあります。本町においても、観光関連事業を中心に協力隊の活動が活発化しておりますが、更なる拡充のための仕組みも必要な時期に来ているように考えます。総務省では、4月から「おためし地域おこし協力隊」制度をスタートさせ、2021年度には隊員のまとめ役や活動の責任者を担う「協力隊マネージャー」を創設するという動きもあります。地域の外から来た隊員の発想や知恵を生かす工夫をしていくと同時に、隊員を支える仕組みもしっかりと整えていく必要があるように考えます。そこで、次の3点を町長に伺います。(1)今後の地域おこし協力隊管理事業の展開をどのように考えているのか。(2)「おためし地域おこし協力隊」「協力隊マネージャー」に対する取り組みは。(3)近隣町村の協力隊員との交流は。質問の相手は町長です。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 角和浩幸

13番、八木幹男議員の3点にわたるご質問にお答えをさせていただきます。まず、質問事項1項目、高校普通科再編に向けた取り組みについて、答弁を申し上げます。高校教育についてはグローバル化の進展、人口減少といった潮流の中で、地域振興の核として高校の機能強化が求められるとともに、次代を担う生徒が身に付けるべき資質や能力を確実に育成し、地域資源の活用やふるさとへの誇りと愛着を持ち、多様な人材との協働の下、持続可能な社会の創り手となる力を育むことが求められています。このような中で、美瑛高校においては「キャリア教育」の実践を特色ある教育活動の一つとして取り組み、変化の激しい現代社会の中で自立して生きる力の習得を目指し、文部科学省や北海道教育委員会の各種事業において研究指定を受け、教育活動を実践しているところでもあります。今回示された高校の普通科を3つに再編する案については、新たに「学際融合学科(仮称)」及び「地域探求学科(仮称)」などを新設可能にするものであり、詳細は示されておりませんが、美瑛高校において既に取り組んでいる「地域巡検」の活動などは、「地域探求学科(仮称)」が目指すところと共通する部分があるものと感じております。高校普通科再編案については、議員も述べられているとおり、新学科設置の具体的な制度設計や要件など不透明な部分が多いことから、今後制度の概要が示され、美瑛高校が目指す将来へのコンセプトなどの確認を行いながら、まずは町内の関係機関において慎重に検討を行い、地域としての方向性をまとめるよう考えております。また、新たな検討機関の設置につきましては、既に設置している総合教育会議においては、学識経験者を招致した会議の開催や、地域教育推進会議においては、専門部会を設置した個別事項の検討を行えることとなっており、既存の組織において十分な検討体制を構築できるものと考えております。いずれにいたしましても、新学科の設置については、大きな変革期となるものと考えておりますので、美瑛高校と地域が生徒に何を学ばせたいか、どのような人材を育てたいのかといった方針や目標をもって、北海道教育委員会の方向性や新学科設置後の将来展望などを見据えながら、取り組む必要があるものと考えております。質問事項2点目、テレワーク推進とそれに伴うオフィス環境整備についてお答えをいたします。テレワークについては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、都市部に通勤していた多くの方が、在宅勤務によるテレワークを実践した結果、地方におけるテレワークや移住若しくは二地域居住を希望する方が増えている状況にあると認識しています。このことは、人々の意識や価値観が変わり、東京一極集中を是正し、地方への人の流れを促進する好機であると考えています。この流れにいち早く乗るため、本町におきましてもテレワーク導入推進事業により、既存施設を活用し、テレワークを希望する企業や個人事業主が求めるサテライトオフィスの必要な環境や支援策について、モニターを募集し実証実験を行い、本格実施に向けた検討を進めているところです。1点目につきましては、本年度のテレワーク導入推進事業におけるサテライトオフィスは、ビ・エール2階の多目的フロアをワーキングスペースとして、談話室をテレビ会議室として活用しましたが、あくまで既存施設を活用した実証実験であり、必要最低限度の環境整備を行ったところです。したがいまして、次年度の本格実施に向けたサテライトオフィスの施設整備については、本年度の実証実験により、各モニターから提出される報告書及び提案書やヒアリング調査を基に、効果的かつ効率的な施設設置の在り方を検討していく考えであります。2点目につきましては、地域人材育成研修交流センターが研修及び交流等を目的とした施設であることから、異業種人材育成研修事業やテレワーク導入推進事業等で関係を築いた企業や個人事業主における研修及び交流事業等で御利用いただけるよう、ふるさとdeオフィス事業等の実施による関係人口の創出、企業連携を見据えた取り組みを進めてまいりたいと考えております。3点目につきましては、移住定住コーディネーターの相談業務において、テレワークも含め希望される方への相談、対応を行っているところです。質問事項3点目、地域おこし協力隊管理事業の更なる取り組みについてお答えをいたします。「地域おこし協力隊」は、平成21年度に創設された制度で、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に一定期間居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図る制度です。本町におきましては、平成27年度から地域おこし協力隊員の受入れを開始し、本年度までに13名の隊員に本町の観光振興、情報発信、文化振興などの各分野で御活躍をいただいております。1点目につきましては、当制度は地域おこし協力隊員の知識やスキルを活用した地域の活性化及び移住定住の促進に有効な制度であり、また、特別交付税による地方財政措置があることから、今後においても当制度を積極的に活用した地域づくりを進めてまいりたいと考えております。2点目につきましては、本年4月に創設された「おためし地域おこし協力隊」は、地域おこし協力隊として活動する前に、一定の期間(2泊3日以上)、地域協力活動を体験し、受入地域とのマッチングを図るもので、受入自治体としては、新しい募集形態としての隊員の成り手の確保や地域おこし協力隊員を採用する選考過程として活用ができること、また、関係人口の拡大や将来的な移住等につながる可能性があることなどのメリットがあり、さらに、地域協力活動に興味がある方にとっては、事前に地域協力活動の内容を知ることができ、受入自治体との意思疎通が早い段階から可能となるなど双方にメリットがある取り組みであるため、制度の有効な活用を進めてまいりたいと考えております。一方、令和3年度に創設される「地域おこし協力隊マネージャー」は、民間企業などで勤務経験がある高いマネジメント能力を持つ人などが対象で、プロジェクトリーダーなど地域協力活動の責任者として事業をけん引するほか、同じ自治体内で活動する隊員のまとめ役として行政や企業などとのネットワークの構築や後進の育成などに取り組む役割であり、本町として制度を活用できるか検討してまいりたいと考えております。3点目につきましては、本町独自で近隣町村の地域おこし協力隊員との交流は実施しておりませんが、現在は年2回開催される地域おこし協力隊全道研修会、年1回開催される上川管内地域おこし協力隊研修会への参加経費の支援などを行い、隊員同士の交流機会の確保につなげているところであります。今後、地域おこし協力隊員の意見などを聞いた中で、近隣町村との交流について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 13番 八木幹男

13番八木です。それでは1項目、高校普通科再編に向けた取り組みについて質問させていただきます。なお、この3件質問を設けておりますけれども、コロナ禍によって、観光業の積極精神がなかなか困難な中、人をどう動かしていくかと、こういう視点からこの3点を取り上げていますので、この辺のところをご理解いただきたいと思っております。まず第1点目です。高校問題に関しては、またかと言われそうではありますけれども、今が20年30年に一度あるかないかの大きな転換期、あるいは二度と来ないかもしれない正念場でもあると考えております。したがって、高校普通科再編の動きに合わせて検討機関を設けるべきではないかという一点突破の質問に対し、非常に前向きな答弁をいただいたと受け止めておりますが、答弁では既存の組織、地域教育推進会議において、専門部会で個別事項の検討を行えるということで、制度の概要が示されてから検討していくと、このように理解をいたしました。そこで、こちらのマスコミの状況だけを取り上げましたので若干説明しておかなきゃならないかなという面がありまして、文部科学省、こちらの内容につきましては、令和2年7月17日、文部科学省の中央教育審議会、この内の新しい時代の高等学校教育のあり方、ワーキンググループが出した、新時代に対応した高等学校教育の在り方(これまでの議論を踏まえた論点整理)と、このような説明がされております。ここでは地域探求学科、いずれも仮称ですけれども、創設するに当たっては、地域自治体や企業等とコンソーシアムを構築すること、高校と地域をつなぐコーディネーターの役割を担う人材を配置することなど、このようなことが明記されていると、この内容から新聞が報道されているという内容であると思っております。また、2022年度からは、新高等学校学習指導要領の導入が始まると、こういったことに合わせて、急ではありますけれども、このような案が出てきているのではないかと思っておりまして、ここへの対応は、活動としていく必要もあるように考えております。文部科学省が求めるような組織を設けて、ここではやはりこの理想の美瑛高校像といいますか、こんなものを1回描いてみる必要があるなと、こういうことをやっていく絶好の機会でもあると考えております。高校普通科再編に向け、専門機関での取り組みを早急に立ち上げるべきなのではないかと、こう思っています。答弁では制度の概要が示されてから検討していくと、こういうことではありますけれども、やはりこの理想の美瑛高校像、こういったことを踏まえて、早急に専門組織を立ち上げるべきではないかと、このような観点につきまして、再度町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、高校普通科のお話でございます。八木議員ご指摘いただきました通り、現在まだ中教審での審議過程でございまして、最終的にこれがどのような形で出てくるのか、どういう自治体として、どういう関わりができる、あるいは、どういう役割が求められるのか、その辺りをやはり見極めたいというところがまず前提のところであるのはご理解いただきたいと思います。普通科改変の話でございますけれども、この話が出た時、今年7月の萩生田文部科学大臣の記者会見でも取り上げられているようでございます。その時の会見の様子によりますと、なぜ、新しい普通科にしていくのかというところにつきまして、高校生の学校生活への満足度や学習意欲に問題、課題があることが明らかになっていると、高校生の学習意欲を喚起して、その能力を最大限伸長させることが必要であるという風に述べております。つまり、一義的には学習意欲をいかにモチベーションを高めて、また、学習のニーズに合った教育課程を提供していくのかというようなところが文科省としての一番の狙いなのかなという風に理解しているところでございます。そのような中にありまして、本町といたしましては、では、どういうような形で美瑛高校に関わっていけるのかといった時に、やはり今、議員がおっしゃったような学習内容のモチベーションですとか、意欲というところではなくて、美瑛町にある高校としていかにあるべきかというような、議員おっしゃった理想的な像、どうあるべきかという未来の姿を描いていく、そこを描いて道教委あるいは国に対して要望をして実現をしていくというのが、話の道筋なのかなと理解して受け止めておりました。現在、総合教育会議、地域教育推進会議と、先ほども答弁申し上げましたけどもすでに町内に組織がございますので、まずはそこで、未来のあるべき理想の美瑛高校の姿について語るところからスタートいたしまして、その後、必要であればさらに専門的な知識がある人が必要であるということにございましたら、その時点で次の機関、組織について考えていきたいなという風に、このように考えているところでございます。(「はい」の声)

質問 13番 八木幹男

はい、答弁ありがとうございます。やはりこの美瑛高校どうするかというところがやはり一番なんだろうと思うんですけれども、やはりこの入学数の増減いろいろありますけれども、これは例えば南学区でいきますと、20年度から23年度までに普通科卒業生が260人減少すると、こういったこともありまして、当然、南学区を通して何学級か減らしてくるというようなことになるんだろうと思います。美瑛高校におきましても、入学者が年々減少していると、こういったことを現状も踏まえまして、今回はたまたま1学級から2学級にまた戻りますけれども、やはりこれが1学級の定員にも満たなくなってしまうと、こういったことも想定されます。存続が危ぶまれるという状況になって町立化をせざるを得ないと、こういうことになる前に、やはりこういったこの機会がチャンスなんだろうと思っております。こちらの美瑛高校の学校運営協議会の方にも、本町から今瀧まちづくり推進課長、それから梶原管理課長、こういった形で学校運営協議会にも加入してますので、その会議にも参加いただいて、美瑛高校の色んな動きもよくご理解いただいてると思いますので、高校の動きも理解をしながら今後の美瑛高校の理想像を描いていく、こういったことは可能であろうと思いますので、再度くどくなりますけれども専門的な取り組みを早急に立ち上げて議論を開始していただきたいと、ちょっとくどいですけれども、この辺のところを再度ご答弁をお願いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、美瑛高校を巡りましては、今年1学級となりました。来年度の募集につきましては2間口での募集としていただいているところでございますけれども、やはりこの1学級となったというこのタイミング、この時期というのは、美瑛高校にとって大きな岐路に立っているなという認識を持っているところは、八木議員と同様でございます。であるからこそ、今回の普通科再編がチャンスであるという、議員のご指摘、まさにその通りであるなという風に思いながら受け止めさせていただきました。この大きな改編に合わせて、美瑛高校の未来像をつくっていくというのは大変有意義でありまして、効果のあることだと思っております。ただ一方で、道立高校でございます。美瑛高校そのものの魅力、理想像を描いていくのはもちろん必要でございますけれども、道立高校、道教委としては、この上川地域の中での美瑛高校の位置付けというのもまたこれもあろうかなと思っております。そのような点に入りますと、ここはやっぱり道教委さんのエリア、持ち分の中の話になってしまうなと思っております。そういう意味で、先ほど申しましたけれども、美瑛町あるいは地域としての美瑛ができることは、この地域にあることのメリット、この地域でいかに豊かに理想的な高校を描いていくのかということを作り、それをお伝えして実現を図っていただくというような立場にあるのかなと思っております。幸い、コミュニティ・スクール等ありまして、地域の多くの方々が参画をしていただいております。また、美瑛町内の既に既存の組織もございますので、そのような多くの方々の知恵を拝借して美瑛高校の未来について語り合っていただきたい、描いていっていただきたいという風に思っているところでございます。(「はい」の声)

質問 13番 八木幹男

ありがとうございます。質問を変えます。2項目、テレワーク推進とそれに伴うオフィス環境整備について、こちらの方につきまして再質問させていただきます。こちらのテレワークというのは非常にこう広い範囲で入ってまして、このリモートワークであったりワーケーション、こういったことを使われますけれども、その辺のところを含めてテレワークといった形で表現していきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。サテライトオフィスは現状では実証実験、それから、ふるさとdeオフィス事業はテレワークモニター募集のパンフレット見てもどういう施設なのかなかなか分かりづらいなというような第一印象でした。テレワークの先進地といわれるところの現状を見ていくと、三菱総合研究所などが運営する丸の内プラチナ大学では、2018年から上士幌町など全国6カ所で、大都市圏で働く会社員が期間限定で地方でリモートワークの実証実験などが行われており、上士幌町では7月に町内外の人が仕事場として使えるシェアオフィスを新設したと、こういった報道もあります。また、最先進地でもある徳島県の上山町では、東京の映像制作会社がコロナ感染拡大の危機を上山町の第2オフィスがあったおかげで乗り切れたと、こういった事例も発表されております。さらには先日のテレビ報道によりますと、パソナグループが2023年末までに本社機能を淡路島に移転し、全社員1,800人のうち、1,200人を淡路島に移動しリスクを分散させると、こういった動きも出てきております。やはりこのテレワーク事業というのは、新しい形の企業誘致である、こういった形で考えていくべきであろうと考えております。また、現在のビジネス界では結果を見てから事を起こすという時代ではなくなってきています。何かを実践しながら、不備な部分を修正を加えながらやっていく、こういった手法が主になってきております。本町においても来年3月31日に終わるテレワークモニター制度、結果を見てから検討するのではなく、同時進行で町中のテレワーク拠点を本格的に整備をし、積極的に新しい形の企業誘致とも言えるべき、このテレワーク事業を展開していくべきではないのかと考えております。再度、町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

テレワーク事業につきましては、議員ご指摘の通り、コロナの後の社会、コロナと共にある社会の中で、まさに新しい生活様式に根づいた働き方、仕事のあり方になろうと思っております。そういう意味でもやはりこの流れに乗らなければいけない、このチャンスを掴まなければいけないという思いで、町職員と共にテレワーク推進事業に取り組んでいるところでございます。各先進自治体がありまして、ご指摘いただきました上士幌町のニュースなど、いや素晴らしい、早い手を打ってきたなと思っていたんですけども、実はこのコロナの前から様々な取り組みはもう既に同町では行われていて、それの仕上げのような形でこのタイミングで出てきたという風に私は理解しております。長年の取り組みの結果が素晴らしい形のタイミングで出たなという風に、半分うらやましい思いでおります。美瑛町につきましては、これまで広い意味でのテレワーク事業の取り組みというのはほとんどなかった訳でございまして、今回実証実験というような形でモニター募集を行いましたのも、実はいきなり色んなもうハード物から考えて整備をしていくというところに入ってもいいのかなという検討もいたしましたけれども、やはり何せ、まだ美瑛町ではやっていない、あるいは、実際にテレワークをやる方がどのようなことを必要としているのかということもなかなか想像を巡らすだけの世界でございました。そういう意味で、実際に美瑛町を使っていただこうと、今あるものを使っていただいて、これが足りない、これもあった方が良いということを上げていただいて、それを形にする形で来年度から本格的な運用に入ろうと思っているところでございます。同時進行でというお話でございますけれども、既にモニターを終えて提案を頂いているNPO法人もございます。中身のある中身の濃いご提案を頂いておりますので、そういうような形を今後やっていくに当たりまして、次年度の予算編成については提案を頂き、それを予算化するという作業は同時並行で行ってまいりますけれども、ハード物についての整備を今同時並行でやっていくのは、少々まだ時期が早いからもう少し見極めた上で、でも、と言いましても、やっぱり新年度の予算には組み込んでいきたいと意欲は持っておりますけれども、今年度の中で着工という形ではちょっと急ぎ過ぎるのではないかという思いも持っております。でもいずれしましても有意義な提案を多く頂いておりますので多く取り入れ、そして自治体競争にも間違いなくなります。いち早く多くの方に利用していただけるような施設を作ってまいりたいなという風に考えているところでございます。(「はい」の声)

質問 13番 八木幹男

ちょっと説明不足で申し訳ありません。この3件ともやはりこの予算編成を踏まえてのということで、そのようなことで理解をいただきたいと思っております。特に心配しておりますのはサテライトオフィス、ちょっとあの場所ではちょっと大事なことをやり取りする場面としてはちょっと危険もあるかなと、こういうことを思いましたので、その辺のところ早急にやはりこのちょっと対応すべきなのかなということも思ってましたんで、この辺のところ、まず最重要かなと、真っ先にやるべきなのかなと思っております。それからテレワーク推進にいたしましてもやはり、国の動き、こちらをしっかり見ていかなきゃならないと思っております。先ほど保田議員の質問にもありましたけれども、新過疎法、こちらが恐らく出来上がってくるんだろうと思っております。この中の報道見ていきますと、デジタル技術を活用したテレワークの推進、企業移転による雇用創出など重点分野と位置付け、財政支援を強化する、このような文言も載っておりますので、やはりこういった事を活用しながら次の段階へ進んでいくべきかなと思っております。また、先日の発足した菅総理大臣のこの初の記者会見の中でもデジタル庁の創設といったこと、まだ不明確な部分もありますけれども、省庁を跨ぐデジタル庁の創設というようなことも出ておりますので、行政から接ぎ合わったものがやはりこの民間へ広がってこのテレワークにもつながってくると、こういった動きも出てくるんだろうと思いますので、やはりこの次年度の予算編成も踏まえて、やはり今できることは今やるということでぜひ推進していただきたいなということですが、ご答弁をお願いいたします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

今回、8月にモニターとして利用していただいたNPOの方とお話をさせていただきましたけれども、色んな仕事の働き方があるようでして、何か最終的には住宅の方でほぼ仕事はしていたというようなお話もしておりました。ビ・エールではなくて、住宅の中でやることの方が多かったなというようなお話も伺っております。ただ、確かにモニターというのも仕事でございますから、企業秘密に関する部分もあろうかと思います。今ご指摘いただきましたように、緊急性と要するものにつきましては可能な限りで対処してまいりたいと思っております。重ねてですけれども、予算化に当たりましては、今要望いただきながら、それと同時並行で今後の予算編成の中にうまく組み込んでまいりたいという風に考えております。(「はい」の声)

質問 13番 八木幹男

質問を変えます。3点目、地域おこし協力隊管理事業の更なる取り組みについて、こちらの地域おこし協力隊は積極的に活用していくと答弁をいただきましたけれども、本町の現状から見ていきますと、業務内容を指定しての採用が主体となっているため、この協力隊でやりたい仕事を持った人への対応が不十分ではないかなというようなことを考えております。今後の事業展開ということで、例えばではありますけれども、農業関連では農業担い手研修センター、ここが空きがある訳ですから、やはり農業で生計を立てていこうとする人を協力隊員として受け入れて、そこで育成をしていく、こういったこともできる。あるいは移住・就業体験受入事業、こういったものを計画されておりますから、ここで受け入れる人材を協力隊員として採用して移住へのワンステップを踏んでもらう、こういったことも考えられます。また、福祉関連では外国人介護福祉人材育成支援事業、こういったものに多額の事業費を組んでおりますが、日本人の採用に向けた取り組みに関してもこの辺のところを活用しながらやっていけないのかなというような形を考えております。このようなことに加えて、お試し地域おこし協力隊、あるいは地域おこし協力隊マネージャーを含めて、やりたいことを持った人、こういった人への対応を含めた制度設計をしていくべきではないかなと。またもう1点は隊員を支える仕組み、こういった面では報酬面、この辺のところで、隊員のスキルあるいはキャリアに見合った報酬になっているのか、あるいは住居は職場の近くにあって、家賃は安価な状況なのか、この辺のところを踏まえて、やはり精神面も含めて、やはりこのサポートしていく、こういったことも必要になってきてるのではないかなというように思っております。このような点を改善していくことによって、更なる事業拡大が実現できるのではないかと思っておりますので、再度町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

本町におきまして、これまで協力隊員多くの方来ていただいておりますけれども、データ統計的に見ますと、残念ながらあまり、短期で終えられてる方もいらっしゃる。そういう意味ではやりたいことと、こちらやっていただきたいことのやはりマッチングが重要なのかなという風に思っております。そういう意味でお試し協力隊というのは非常に理想的な、これから活用して、少し試していただいてマッチングを進めていくというので、かなり期待のできる新しい制度だなと思っております。それはそれといたしまして、協力隊員の多彩な人材の採用ということでございますけれども、まさにおっしゃる通りで様々なご希望があろうかなと思っております。多様な方々を迎え入れることのできる体制、あるいはこちらでこういうような分野での協力隊の協力要請をしますというところを明確に、しかもマッチングを上手くさせるようにするような形での制度を考えてまいりたいなと考えております。隊員さん、今このコロナの中で他市町村の方々と話していると色んな今まで応募しなかったであろうと思われる業種あるいはキャリアのお持ちの方も隊員として希望してるよという話を首長が集まると、そういう話が出ておりますので、これも人材を美瑛町に呼び込むという意味では大きなチャンスの時期でもあろうかと思っております。そのような多彩な多能な有能な方々をいかに美瑛町に受け入れていくか、来ていただくか、その制度・仕組みづくりについて、ご指摘の通り考えてまいりたいなと思っております。隊員の皆さん、仕事を辞めて一大決心で来られる訳でございますから、議員おっしゃった通りの住居、報酬、その他、生活に係るサポートですね、ここも重きを置きながら、隊員の希望に合うような形を模索してまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 13番 八木幹男

時間がありませんので1点だけ最後、上川管内地区の平成元年度のこの地域おこし協力隊の人数ですけども、ちょこっと見てきますと、上川町で11人、それから下川町9人、中川町10人、この5,000人未満の町が非常に積極的な展開をしているなというようなことを考えております。特にこの上川町においては、これ2月8日のテレビですけれども、シェアハウス、地域おこし隊専用のシェアハウスを設けたと、1億5,000万円かけて新築したよと、こういうようなこと載っておりまして、やはりこういった形のところも出てきておりますので、この辺のところも踏まえて、やはりこの積極活用していくという、そういったことが必要だなと思っておりますので、やはり新しい事業展開をぜひやっていくべきだなと思っておりますので、最後に町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい。テレワークもでございますし、協力隊でもございます。今日全般にわたります議員のご質問の通りで、大きなチャンスを迎えてるんだよと、早くやれよという叱咤だと受けとめております。上川町の例も私も存じておりますけれども、実際競争となっております。多くの有能な人材を美瑛町に迎え入れるために、他町に負けずにスピード感を持って対策を講じてまいりたいと思っております。また、ご指導賜りますようお願いいたします。

出典:美瑛町議会 令和2年第6回定例会 2020年9月17日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる