みんなの議会

美瑛町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月16日

町立病院と議会との関係について

2016年3月16日、美瑛町議会の一般質問で、杉山勝雄議員が「町立病院と議会との関係について」質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
杉山勝雄 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 杉山勝雄

はい、13番杉山です。最後の質問になります。たっぷり休憩もいただいたので頑張って質問いたします。町立病院と議会との関係について伺います。地方創生・地方再生は、今日重要な課題でありますが、そのなかで人口問題や福祉・医療の分野に町立病院・自治体病院の占める役割というものは大きなものがあります。これまでも、議会は町立病院に対して意見交換とか説明会への院長の出席を求めてきましたけれども、なかなか実現せずに至っております。我々も直接医師や現場の意向を聞きたいと思っておりますが、病院の側にも現場での考えや悩みを議員にも分かってもらいたいということもあるでしょう。むしろ、積極的に発信をして頂いた方が町民や患者と病院との関係も密接になるだろうと思います。そのような機会を適切な形で設けてもらうことは、お互いにとって必ず意義のあることではないでしょうか。管理者は町長でありますから、町長に対して意見を言うことはできます。しかし、実際の現場に関わる問題は院長をはじめ医師や看護師、事務局と膝を交えた意見交換を行う必要があります。このことについて町長はどう思われますか。病院職員の残念な事件が起こりました。まだ詳細は分かっておりませんから、事実が明らかになった段階で教訓にすべき問題を論ずるべきですが、これまでも町民や患者さんの意見などを議会での質問という形で取り上げてきましたが、職員が働いている環境、意識なども自治体病院の視点から、我々ももっと注視しなければならないと思っております。さらに、議会が開催された時の説明員でありますが、ここに事務局長が説明員として出席しております。案件によっては院長の出席を求めたいがこの件についてはどうでしょうか。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

杉山議員、13番議員よりの町立病院に関する一般質問に答弁をさせていただきます。町立病院と議会との関係についてということで、町立病院では、現在、院長含め常勤医4名での体制が続いており、その他嘱託医、旭川医科大学からの派遣医により診療体制を維持しておりますが、診療の中心となるのは常勤医であることから、外来診療の主要な部分や入院患者への回診、救急患者への対応は常勤医が行っている状況にあります。このようなことから、院長が議会日程に合わせ出席することは難しい状況にありますが、以前にも議会と日程を調整し、院長と議会とが直接的に意見交換を行ったことが実際にありますので、今後につきましても有効な意見交換の機会が設定できるよう努めてまいりたいと考えております。また、医師以外の医療従事者においても、例えば、病院運営審議会においては、毎回、総看護師長が出席し医療従事者を代表して意見交換をしておりますので、今後、様々な場面で意見交換ができる場を確保できるよう努めてまいりたいと考えているところであります。以上であります。よろしくお願いいたします。(「はい」の声)

質問 13番 杉山勝雄

それでは再質でありますけれども、予想しておりましたけれども長期に医師が不足している状況が続いております。こういった議会への出席というのは、なかなか院長としては時間が取れないと。患者の対応で、そうした要請になかなか答えにくいという、このように言われているのかなと思いますけれども。そのことについては、これは町長の配慮ある判断でしょうか。それとも、院長としての見解なのでしょうか。そのことを聞いておきたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

誰の判断というよりも、客観的な見解であります。(「はい」の声)

質問 13番 杉山勝雄

今回の質問はですね、このように院長がおられない中で院長に対する内容の質問をするわけですから、なかなか靴の上から足をかくような、そんな思いでしているわけですけれども。しかし、こうした議会での質疑のやり取りというのは、おそらく院長にも伝わっていくであろうと思いますし、なぜこうした質問を私がしているのかという、その内容について誤解を与えないように町長への質問という形をとりながらも、私の問題意識なりを説明していきたいなというふうに思っております。そういうことですから、直接町長に対する質問ということではなくて、病院側へのメッセージとして受けとめていただければなというふうに思っております。まず、今どこの自治体もそうですけれども、地方創生、地方再生、こういう非常に大きな課題に立ち向かっております。そこには、先ほども言いましたけれども、医療の分野は非常に大きな部分を占めているんだと思います。そして、町立病院は言うまでもなく自治体病院だということであります。当然、院長はじめ、お医者さんや看護師さん、そして病院職員も当然、町民あるいは患者と向き合う、そのような努力をされてるということは直接職員の方からも聞いているところであります。病院のやっぱりトップに立っておられる方、責任者、その考え方というのは、やはり職員の先頭に立って、どのように意識を振るわれるかということですから、それはやはり病院全体の、職員全体のやりがいや、あるいはその意気込み、そういったものに大いに影響をするのだろうというふうに思います。平たく言えば、良い病院だねというふうに町民の皆さんが受けとめてもらえるのも、やはりトップがどのような考え方、どのような方針で病院の運営に当たっていくか、指揮を振っていくかっていうことは、やっぱりそこら辺の部分というのは簡単に言ってしまって大変申しわけないですけれども、やはり大きなウエイトを占めるんだろうなというふうに思います。医師不足という、長期にわたって抱えている課題がありますけれども、その上になおかつ国の政策でもって、医療や福祉の財源もどんどん切り詰めていくという方向で進んできているわけです。ですから、ますます自治体病院をはじめですね、医療、福祉の分野、そこで抱えている課題というのは、もっともっときついものが今後も起きてくるのではないのか。ですから、だからこそ議会との認識、あるいは課題を共有していく必要があるのではないかというふうに思っております。議会もですね、院長がどのように議会を見ておられるかわかりませんが、議会もただ要求を突き付けるというそういう議論ではなく、これまでも、やっぱりどうすればよくなるのかとか、できるだけ提案型といいますか課題を共有しようという姿勢で、議会としても取り組んできているだろうというふうに私自身は思ってるんですね。ですから、ぜひ医師や看護師さんはじめ、技師の皆さん、自分たちは専門職だから素人にはなかなか分かってもらえないだろうと、できるだけ口を出してほしくないなということではなくて、やはり自治体病院として抱えている課題の解決には、やはり議会をはじめ町民の、あるいは患者さんの皆さんも含めた、やっぱりそういった多数を巻き込んでの運営ということに、ぜひ、これから目を向けていってほしいなというふうに私は切に思っております。大体言いたいことはそういうことでありますけれども、ぜひ、こうした認識のもとで議会と町立病院の関係がより密接になることを私は期待をして、こういった質問を、主に町立病院の側に届くようにということで質問させていただきます。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい、申し訳ありません。議会と病院が密接という部分がですね、ちょっとイメージできなかったものですから、一体そうなったらどうなるのかなというようなところをちょっと今予測しながら、少し対応してしまってすみませんでした。病院の関係の運営についてはですね、非常に町立病院の先生方頑張っていただいているし、また看護師含め事務局全体で力を合わせてくれてるというふうに思ってます。今回事件が起こったということを考えながら、今後もみんなでチームワークを持って病院を運営していければなというふうに思っていますし、町民の方々に信頼される病院運営ということを、さらにまた突き進めていかなきゃならんと、管理者としてもそんな思いをしてます。そんな中で、院長先生と議会の部分、また病院運営における院長の指導、采配の部分に対する意見の交換という部分でありますけども、私も行政運営を行って、やらせていただいて、病院運営の難しさというのは、実は見えないとこにいろんな要素があります。特に、先生方は大学病院からの派遣であるとか、それからまた違った形で働いてくれている先生方とか、いろんな形で病院の先生方が一緒に仕事をされています。そういう中で、例えば医師の一つ一つの業務にあってですね、例えば医療の関係のミスですとか、何かあったときの部分の対応というのは非常にそういう意味では、例えば院長がただ責任を取ればいいという話のものではない状況等を見させていただいています。そして、町立病院の運営自体に、またお医者さんとしては技術者という部分の面がありますので、たとえば外科、整形と内科の違いですとか、そういった部分を実はやはり、それぞれの先生方が自分の考える医療という部分を進めていくという部分での方向性も当然あるわけでありますから、そこの部分を考え合わせながら病院を運営していくということの難しいことの部分を、私も一端は理解をしているつもりであります。そんな面から今回療養型に入るときに私も非常に方向性についてどうなるんだろうというふうに危ぶんだところもありますけども、現在の院長についてはですね私も何回もこの部分について話をさせていただき、意見交換をさせていただき、本当に実現に向かって努力をしていただき、院長としての仕事を前向きに進めていただいたというふうに思っています。しかし、一方で院長はですね、常に自分の患者さんの責任ですとか、それから入院患者さんへの全体の責任ですとか、そういった部分が多々あるもんですから、そういう部分では、やはり町行政と連携し合って、また事務局側と連携し合って病院の運営についてしっかりやっていくというそういうスタンスをとらざるを得ない部分もあるということをご理解いただきたいと思います。ですから病院運営については、今、私なりに考えるのは、病院のお医者さんであり経営の部分の院長と、しかし一方で病院全体を支える管理者という部分の立場と、このものがしっかりとスクラムを組んでこそ初めてできる病院経営だということを、やはりこの場で述べさせていただかなきゃならんというふうに思ってます。そんな中で、議会と院長のつながりをという部分でありますけども、この部分についてはですね、やはり院長も常に救急患者ですとか、入院している方々の何か動きがあればすぐ対応しなきゃならんというような緊急の救急の状況に合わせた業務ということでは、日程をどうしても議会の方々と話をする、意見交換するという部分では、事前に日程を合わせてそして準備をして取り組まなきゃならんと、それでもですね議員の皆さん方もご存じのとおり予定が取れなくて会えないというようなことも発生します。町長もですね、実は院長と会うという機会を何回も変更しながら院長との話し合いを進めてきたという経過がありますので、この辺についてもやはりご理解をいただきたいというふうに思ってます。そんな面からしますと、決して院長はですね、議員の方々や、それから他の方々との話しする部分を避けているということではなくて、やはり病院の機能全般を使って、そういった部分の適切な町立病院を運営する部分での機会をつくっていこうということで、看護師長を審議会に出したり、それから事務局長を出したり、さらには議員さんとの先だっての意見交換の部分については、何とか時間をやりくりしていただいてそういったことをしていただいたということであります。ですから、先ほど述べさせたいただいたとおり、意見交換等も今後も私も極力できるような形で機会設定について努めてまいりますので、ぜひ病院の運営におけるそういった日々の厳しさ、時間的な部分の厳しさ、そして職務に当たってのなかなか民間企業の経営とはまた別次元の経営の実態があるというような部分も考え合わせていただきまして、今後町立病院に対してのご意見等、ご指導等いただければというふうに思っているところであります。ちょっと答え不足のところがありますけども、決して院長がそいった部分住民の方々の医療に対して町立病院の全体的な思惑をしっかり持ってやっているんであって、その部分について何か不足するものではないということを述べさせていただいて、答弁とさせていただきたいと思います。

出典:美瑛町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月16日 議事録 PDF(70ページ) 間違いを知らせる