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美瑛町議会 平成26年第8回定例会 2014年12月18日

町立病院の経営改善につきまして

2014年12月18日、美瑛町議会の一般質問で、角和浩幸議員が「町立病院の経営改善につきまして」について質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
角和浩幸 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 角和浩幸

11番角和でございます。私からは、質問事項1項目、町立病院の経営改善につきまして町長にご質問させていただきます。質問の要旨、町立病院は町民の命と健康を守る中核施設としての役割が期待され、また、その重い責務を負っていることは言うまでもありません。ところが、平成25年度町立病院事業会計決算では、1億2300万円あまりの純損失を計上しました。先に開かれました決算審査特別委員会においても、今後の病院経営に強い危機感と危惧を抱く声が示されました。経営危機という言葉が現実味を帯びて語られてしまう事態が目前に迫ってきているのではないでしょうか。国の医療制度改革により医療介護総合確保推進法が成立し、介護との連携や地域完結型の医療の実現が待ったなしで求められています。このような時代にあって、町立病院も旧態依然とした経営方法では立ち行かなくなることは明らかです。残念ながら町民の間からは、町立病院の医療サービスに対する不満の声ももれ聞こえてきます。真に町民に愛されるとともに、健全経営な町立病院とするためにも、今こそ大胆で実効性のある抜本的な改革を実行すべきではないでしょうか。町長のお考えを伺います。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

11番角和議員よりの一般質問、答弁をさせていただきます。以前も町立病院の関係でご質問いただきましたが、今回また経営改善も含めた町立病院のあり方ということでご質問いただきましたので、答弁をさせていただきます。町立病院は、地域医療の中核として町民の皆さまの命と健康を守る役割を担ってきましたが、これまでも説明してきましたとおり収支は厳しい状況にあり、経費削減など費用を抑制するとともに、収益の増加を図るよう収支状況の改善に取り組んでまいりましたが、収益減少を改善するには至らず、経営的には非常に強い危機感を持っています。また一方、国の医療制度改革の中では、本年6月に医療介護総合確保推進法が制定され、その中で一般病床と療養病床を持つ全ての病院は、都道府県に自らの病床の現在の機能と将来的な機能の選択を届け出なければならない病床機能報告制度が導入され、その報告に基づきそれぞれの医療圏が医療ビジョンを策定し、各病院は医療圏の中でそれぞれの機能により位置づけされることとなりました。このことは医療制度が改正されていく中で、町立病院においても地域の中でどのような機能を持つ病院として進んでいくべきかを選択し、今後の町立病院のあり方を示していかなければならないということと考えております。このような状況下ではありますが、町民が将来にわたって安心して暮らし続けるためのまちづくりを進める上で、町立病院施設は欠くことのできないものであり、町民が地域の中で医療を受けることのできる体制づくりとして、町立病院は絶対に維持していかなければならないと考えております。厳しい経営状況ではありますが、議会、町立病院運営審議会等皆さまの意見を聞きながら、町民の求める姿の病院として維持していくために、現在一般病床のみの病床の一部を療養病床を基本に高齢者等で長期に医療を必要とする方の入院に対応できる病床に転換することを含め、病院長を中心として医療スタッフの意思と協力のもと一丸となって大きな病院運営の改革を実行していくとともに、新たな病院運営の維持を図るために経営体質の強化を推進していくことと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上であります。よろしくお願いいたします。(「はい」の声)

再質問 11番 角和浩幸

はい、11番です。再質問をさせていただきます。ただ今、療養病床を基本に高齢者の方など長期に医療を必要とする方の入院に対応できるような病床に転換していくという大きな改革を実行していくというご答弁をいただきました。聞かせていただきながら大きな期待を寄せさせていただく次第でございます。ぜひともリーダーシップを発揮されまして、町立病院より良い町民に愛される病院になるよう実現をしていただきたいなと思います。つい先日もある町民の方からこんなお話を伺いました。その方の知り合いの方が旭川の病院に入院されてたようなんですけれども、だいぶ改善したので地元の美瑛の病院で過ごしたいというご希望があったようなんですけれども、現在の町立病院では療養病床ございませんので残念ながらやむなく近隣の町の自治体の病院に入院されたそうです。そのご家族にとりましては、お見舞いの行き来も大変でございますし、また何よりやはりふるさとである美瑛でこの患者さんを過ごさせてあげたいなというような願いがあったと、今もおありであるということでございます。似たようなお話は他からも伺うこともございます。こうした町民の方々の願いに応える、喜んでもらえるような病院になってもらいたいなと思いますし、そうなることが経営強化の何よりの第一歩になるのではないかなというふうに信じております。ただ今、力強いご答弁をいただきましたので再質問なくてもいいんですけども、せっかくの一般質問の場でございますので2点お伺いをさせていただきます。1点目につきましては、ただ今のご答弁の中の病院改革の具体的なスケジュール、あるいは推進体制につきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。どのような手続きやあるいは推進のための会議などをお持ちになるのかどうかそのようなことにつきまして、また具体的な構想が療養病床というお話もございましたけれども、他にも具体的な構想がございましたら町長のご決意も含めてお伺いできればなと思います。2点目につきましては、経営の改善策につきまして一般会計繰出金の位置付けについて、この機会にお尋ねをさせていただきたいと思います。ただ今お話に出てました療養病床、仮にこれを導入いたしますと長期的には経営改善に結びつくと大きく期待をしております。現に近隣の町立病院でも経営安定化が図られたという成功例もございますので大きく期待はしていますが、ただ現在の美瑛町立病院の現金預金、資産の現状を見ますと短期的にはかなり厳しい経営が予想されるのではないかなと思っております。その際、ごく短期的、ここ数年の経営につきましては一般会計から繰出金の増額、これも求められてくるのではないかなと推測されています。私もちろんこれに反対はしません。必要ではないかなと思っていますけれども、ただ無制限に出してもいいというものでもないので、必要性についてしっかり議論していく必要があるのではないかなと思っております。そこで、経営改善を図る上で一般会計繰出金を経営基盤の中でどのような位置付けでお考えになっているのかについてお尋ねをさせていただきます。以上です。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい、角和議員よりの町立病院の運営に関する質問にまず答弁を申し上げます。まず2点質問いただきましたが、今回の療養型の話題について、これまでいろいろ経過がありましたのである程度のところを押さえてお話をさせていただきますが、実は療養型というような部分を一度私も町長に就任して、かなり病院側と検討したことがあります。それが大体2007年頃だったというふうに思っています。その頃のですね療養型というような、介護と医療のそういったネットワークのあり方というようなことも含めてですねいろいろと話題になっていましたし、国の方もそういった部分について対応を進めていた時でありますから、美瑛町としても検討したいということで進めましたが、しかしあの頃やはり病床利用率が70%以上ありました。そうすると98床の70%と言いますと、やっぱり4分の1ぐらいの療養しかベッドが取れないわけであります。そうするとですね施設基準として、やはり医療と療養というのは施設の完全な区画割りといいますか隔離が必要だということで、病院の改造その他非常に課題が残るだろうということ、看護ステーションなども新たにまた同じところに2つも作らんきゃならんというような事案が発生したり、そういう意味では非常に難しいということで、あの時点ではやはり町立病院の運営について普通病院としての取り組みを継続しましょうということで先生方と、また病院とも話し合った経過があります。そんな状況を踏まえながら町立病院を運営してまいりました。やはり町立病院の運営等について、先ほどリーダーシップ論ありましたけども、病院の経営のリーダーシップは基本的には院長にあります。院長そして看護師、町からは事務局長を派遣しながらやはりそこで病院のあり方等をどうする、それから患者さんに対してはどう対応する、医療の対応の仕方と、例えば予約制を取るのかとかそういった部分についてもですね、そこでやはり検討していただきながら取り組んでいただいているとこでありますけども、町長としてはやはりそこをしっかりと支えていくということが町長なりのリーダーシップのあり方だというふうに思っていますし、住民の方が何を望んでるかというようなこともやはり病院側に意見を伝えたり、そして町長の判断をこういうふうに考えているけどどうだという、そういう方向でこれまでも取り組みを進めてきたところであります。ですから、病院内で先生方がこういう医療をやりたいということはやはり大きな優先課題、優先なテーマとして取り扱われますんで、そんな中でこれまでも病院運営をしてきたということでご理解をいただきたいと思います。町としましては、そういった町民の方々の医療の、まさにここが柱になるところでありますから、病院の運営についてはこれまでも支えてきたというのが、経営の部分においても支えてきたというのが実態であるというふうにご理解いただきたいと思います。そういう中で町民の方々と病院の関係でもっと違う形がないのかというのは、やはり町立病院の運営審議会というのがあります。これが住民の方々の意見を直接町また病院に伝えていける機関として重要な役割を果たしていただいているところであります。議員からも先だって質問をいただき、療養型っていうのはどうなんだということがある中で運営審議会も直接院長とも話をしていただき、住民の今の状況とそれから願い、要望等を伝えてきたという経過があります。そんな中から今回、町立病院事務局サイド、看護師長も含めてですね方向性、町長そろそろもう次の段階に行くことを我々も進めたいというお話をいただいたところであります。私も院長と直接2人で話をして町長として進めていくことでいいんですねということでお話をし、院長も病院内の意思がやっと固まったよと、院長はいろんな形で幅広く住民の声を聞きながら、一方ではお医者さん方の意見もまとめていかなきゃならん立場にありますから、院長からその方向で意思が固まったというお話もいただいたところであり、それでは町長としても強力に進めていきますよという話をさせていただいたところであります。そういういろんな要因が重なりながら、今回ご質問に対して療養型の導入について前進させていきたいと、取り組んでいきたいということであります。療養型、介護型、いくつかの型はあるわけでありますけども、今回は療養型について検討したいということであります。1点目のスケジュールでありますけども、今意思疎通ができた段階だということで、私もこれから道そしてまた医療関係の機関との国との関係の打ち合わせに入りたいというふうに思ってますんで早急に動きを始めます。今のところスケジュールについては、27年度に新たな型の施設の整備、それから方向性を確定させていきたいというふうに思っています。動きは急な形で動いていきたいというふうに思っております。それから経営改善でありますけど、この点につきましては施設をやはり見直しをかけるわけでありますから、経営が行き届かないものを施設改善の改革をしたいと、施設の見直しをしたいと言っても了解を得られないというふうに思いますんで、町としては一般会計も含めてしっかりとした経営体質をつくり上げて、そして病院の次の段階への方向性を前に進めたいというふうに思ってますんで、議員にはあまり一般会計で出すなとかそんなことではなく、病院が次の段階に進めるようなそういう後押しを議員の皆さん方にお願いしたいというふうに思っているところであります。しかし一方では、経営のこれからの改善に向けていろんな取り組みをしてるということはもう努力をしておりますんで、これについてはご理解をいただき今後もまた取り組んでいくというふうに考えております。先日、病院運営審議会の会合があって忘年会も行いましたが、その中で看護師長が町長療養型は次の段階の始まりですという意気込みを語ってくれていますんで、ぜひそういう病院関係者の熱い思いを理解をしていただいて今後の経営にもご指導いただければというふうに願っているところであります。以上であります。

出典:美瑛町議会 平成26年第8回定例会 2014年12月18日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる