みんなの議会

美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

(1)地域医療について/(2)日本遺産「炭鉄港」について

2024年12月10日、美唄市議会の一般質問で、江川いつみ議員が「地域医療について」「日本遺産「炭鉄港」について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。

質問者
江川いつみ 議員
答弁者
市長 桜井恒、教育長 石塚信彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 江川いつみ

令和6年第4回定例会におきまして、大綱2点について、市長並びに教育長にお伺いいたします。1点は、市立病院の建替えが終わり、新病院での医療活動がスタートし半年経ちましたので、地域医療について。もう1点は、日本遺産「炭鉄港」が認定5年目の終盤となり、新たな計画の時期でもありますので、美唄市における日本遺産炭鉄港の取組について、お伺いいたします。最初に地域医療ということで、市民病院としての市立病院の在り方について、市長にお伺いいたします。美唄市は、令和4年に道内で初めて地域包括ケア推進条例を施行いたしました。続いて、令和5年に市立美唄病院改革プランの次期計画として、経営強化プランの策定を行い、本年4月より、地方公営企業法の一部適用から全部適用へ移行、5月から新病院での医療活動をスタートさせました。新型コロナ感染症が未だ尾を引く中、市民としては、地域医療構想の先行きや地域包括ケアシステムの構築に大きな期待を持っております。市政執行方針並びに市立美唄病院建替え基本構想・基本計画によりますと、新病院の基本理念は「超高齢化社会のフロントランナー美唄」、そして基本方針は、治す医療から「治し支える医療」への転換、病院完結型から地域完結型への転換、多職種チーム医療の実践と次世代の医療従事者育成、そして時代に合わせて、規模や機能の転用となっております。市立美唄病院が市民のかかりつけ医として、地域包括ケアシステムにおいて果たす役割や、介護・福祉との連携をどのように行うのか。求められる在宅医療・看護の現状と展望について伺います。また、持続可能な医療提供体制の整備ということで、経営強化に対する工夫や、さらに市民への周知や理解、信頼構築、市民との協働なども求められると思いますが、どのように取り組まれているかを伺います。次に、日本遺産「炭鉄港」について、市長並びに教育長にお伺いいたします。12月1日に岩見沢市において、日本遺産「炭鉄港」認定5周年記念フォーラムが開催され、200人ほどの関係者や関心のある市民が集まり、炭鉄港の現状や展望が語られました。空知管内では、歌志内市や赤平市が取組事例を発表し、閉山や衰退を受け止めながらも日本遺産に誇りを持って、シビックプライドを語る姿に感銘を受けました。日本遺産「炭鉄港」は、現在、室蘭市、小樽市、江別市、安平町、そして空知管内の市町15市町で構成されております。この5年間は新型コロナ感染症対策の影響もあり、計画どおりに事業を進められなかったということもあると思いますが、本年度から、炭鉄港推進協議会の会長市を美唄市が担当するということで、他市町との足並みをそろえられる取組をしていただきたいと思っております。市民に市内の観光資源について伺うと、大抵の場合、アルテピアッツァ美唄、宮島沼、ほかには思いつかないという回答が返ってまいります。日本遺産「炭鉄港」という声をほぼ聞きません。美唄市のホームページを見ても、広報紙を見ても、認定された当初の記事を見つけることができましたが、継続されていないように思います。炭鉄港や日本遺産のロゴマークを市内で見かけることもほぼありません。市民への周知が足りない、又は美唄市自体が価値に気付いていないのではないでしょうか。せっかく文化庁のお墨付きで、全国に104件しか認定されてない日本遺産のストーリーを持ちながら、美唄市はそれをうまく活用し、経済振興や観光シビックプライドの醸成につなげていないように見えます。そこで質問いたします。美唄市として、日本遺産認定の価値をどのように捉え、発信し、市民への周知や理解がどのように進んでいるのか、今後の展望も含めて市長に伺います。また、日本遺産には教育的価値もあるとされています。炭鉄港のストーリー、文化、まちの歴史を学ぶことは、子どもたちの探求心やシビックプライドにもつながると考えますが、日本遺産炭鉄港にまつわるふるさと教育はどのように行われているのか。また、令和2年3月に、炭鉄港推進協議会が発刊した小学生向け副読本「教えて!炭鉄港」を有効に利用されているのかを教育長に伺います。

答弁 市長 桜井恒

市立美唄病院の在り方についてでありますが、初めに、地域包括ケアシステムにおける市立美唄病院の果たすべき役割につきましては、市立美唄病院の建替え基本構想・基本計画において、高齢化や医療ニーズの多様化が進む中で、地域住民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる仕組みである地域包括ケアシステムの構築が重要であると捉え、目指す姿として、「治し支える医療」への転換を行い、救急搬送患者はもとより回復期の患者を受け入れ、かかりつけ医として多職種と連携し、地域医療の基幹的役割を担っていく考えを示したところです。介護・福祉との連携につきましては、高齢者が多い本市において、医療と介護、福祉との連携は必要不可欠であり、看護部と連携し、地域連携相談室が橋渡し役となって、ケアマネジャーや地域包括支援センター等の各種専門職と情報共有、連絡調整を行い、スムーズな在宅復帰、施設入所等につなげているほか、看取りや入退院支援の勉強会を行い、多職種での連携推進に取り組んでいるところです。今後につきましても、市内及び近隣関係機関との顔の見える関係づくりを大切に、信頼のおける関係を構築し、取り組んでまいります。在宅医療・看護の現状と展望につきましては、自宅で安心して暮らすことができるよう、通院困難な方や退院後のケアが必要な方を対象に訪問診療を行っております。また、24時間365日体制で訪問看護を行い、少しでも快適に日常生活を過ごせるよう取り組んでおり、在宅での看取りにも対応しております。超高齢社会においては、在宅医療の重要性が増しており、訪問看護をさらに充実させるため、訪問看護ステーション化に向け準備を行っているところです。今後につきましても、地域包括ケアシステムの地域医療における基幹的役割を果たし、市民の皆様が健康で安心して暮らし続けられる社会づくりに取り組んでまいります。次に、持続可能な医療提供体制の整備につきましては、令和4年3月に総務省が示した「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」に基づき、今後も必要な医療提供体制の確保に向け「市立美唄病院経営強化プラン」を策定し、推進しているところです。経営強化の取組としましては、令和5年度に地方公営企業法の全部適用に移行するための法整備等を行い、本年4月より事業管理者を設置し、運営を行っているところであります。令和6年度は、医師確保として救急医療体制強化のため、4月より大阪医科薬科大学救急医学教室より平日についても医師派遣を開始していただいたほか、6月には総合診療科の常勤医師を2人採用し、診療体制の強化に努めたところです。市民の皆様への周知、理解のための取組につきましては、広報紙に毎月「市立病院トピックス」のページを設け、診療体制や看護の日などのイベントについてお知らせするとともに、病院ホームページでの情報発信も行っております。また、信頼構築につきましては、職員のコミュニケーション能力や問題解決能力の向上を図り、患者様への丁寧な対応につなげるため、職員研修を行っているところです。協働の取組としましては、花壇整備や敷地内清掃などの環境美化や、子ども向けの図書の寄贈など、ご協力をいただいております。今後とも地域の実情に合わせた医療の提供が必要であると考えており、経営強化プランに基づき、市民の皆様にも分かりやすい情報提供を行い、本市に必要な医療提供体制と持続可能な病院経営に向け、努めてまいります。続きまして、本市における日本遺産「炭鉄港」の在り方についてでありますが、初めに、日本遺産の意義と価値につきましては、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するもので、情報発信や人材育成・伝承、環境整備などの取組を効果的に進め、地域に点在する遺産を「面」として活用し発信することで、地域活性化を図ることを目的としているものであります。日本遺産に認定されることで地域の認知度が高まるとともに、構成文化財を活用した様々な取組によって、地域のブランド化やシビックプライドの醸成にもつながるなど、地方創生に大いに資するものと受け止めております。次に、「炭鉄港」の取組についてでありますが、本市には「炭鉄港」の構成文化財として、三菱美唄炭鉱竪坑櫓をはじめ、旧栄小学校、人民裁判の絵、美唄鉄道東明駅舎・4110型式十輪連結タンク機関車2号の4つの文化財があります。現在、一般社団法人ステイびばいが中心となって、これら文化財を活用した事業を展開し、観光産業の発展に取り組んでおり、最近では、道外からの炭鉱遺産を目的とした教育旅行の受入対応や炭鉄港に登録されている炭鉱遺産の視察対応などを行っているほか、市としても空知総合振興局と連携を図り、小学生を対象に北海道の歴史と文化を通じて「炭鉄港」を周知する夏休み企画などを実施したところであります。また、本年7月から空知総合振興局が事務局となる炭鉄港推進協議会の会長市として、関係団体の協力の下、事業を推進しており、地域の特色ある食をPRする「炭鉄港めし」の認知度向上や炭鉄港カードキャンペーン事業の実施、日本遺産フェスティバルの出展、ガイド付きツアー、各種イベントの開催など、日本遺産に関わる観光や教育をはじめとした幅広い分野において、広域的な連携を図るとともに、地域の活性化を目的に活動しているところであります。なお、情報発信、市民への周知につきましては、関係団体等と連携を図りながら情報発信力の強化を行い、地域の魅力の認知度向上に努めてまいります。

答弁 教育長 石塚信彦

ふるさと教育における「日本遺産~炭鉄港」についてでありますが、各学校での取組につきましては、それぞれの教育課程に基づいたふるさと教育を実施しております。小学校4年生の社会科では、「炭鉄港」の日本遺産への認定など、本市教育委員会で作成した社会科副読本を活用して学びを深めているところでありますが、炭鉄港推進協議会の副読本を利用した学びの場はないところであります。また、中学校では総合的な学習の時間の中で、炭鉄港を含む「ふるさと美唄」に関する探究活動に取り組んでおり、炭鉱メモリアル森林公園や東明駅舎、アルテピアッツァ美唄、郷土史料館などの見学やガイドの活用、他市関連施設への訪問等を通じて、炭鉱が果たしてきた役割等について学び、地域の良さを発信する活動を行っているところもあります。教育委員会の取組につきましては、新たに本市へ異動してきた教職員を対象としたサマーセミナー「ふるさと美唄研修会」で、炭鉄港の構成文化財の見学や郷土史研究会による講演などを実施し、ふるさと教育の充実に努めているところであります。今後はさらに学びを深めるため、炭鉄港に関する資料等についても紹介してまいりたいと考えております。教育委員会としましては、本市の将来を担う子どもたちが、本市の歴史や文化、自然、産業を学び、ふるさとに愛着と誇りが持てるよう「ふるさと教育」の推進に努めてまいります。

質問 3番 江川いつみ

まず地域医療についてです。地域包括ケアシステムの基幹病院としての役割、介護・医療との連携、介護・福祉との連携、在宅診療・看護についての取組は分かりました。経営強化プラン、令和5年度の点検評価報告を見ても、様々な取組を積み上げていらっしゃることが伺えました。しかし、収支は赤字であり、ほぼ全ての数値が目標を下回っておりました。赤字でも市民のために必要な医療を提供しなければならない使命を持った病院です。人口減少だけが原因であれば、目標数値を変える必要がありますし、それだけでないのであれば、患者獲得のための努力も積み上げていかなければならないと思います。メロディー12月号に9月時点での美唄市の財政事情が公表されておりました。美唄市の負債は全部で284億円、そのうち病院事業に関しては約37億円、一般会計が137億円でした。病院会計は一般会計からの繰り入れも行っております。持続可能な経営のためには、患者、市民への周知や理解が不可欠となります。市民に新病院を知ってもらうことが第一番です。いくつか市長のお考えをお伺いしたいと思います。患者や患者の家族が病院を選ぶとき、ホームページを見ます。ホームページやメロディーのトピックスに工夫の余地はないでしょうか。SNSなどで口コミも見ます。現在は、残念な口コミを目にします。市長とのオープンディスカッションでも、市立美唄病院に対する不信感を発言された市民、同調されていた市民は複数いらっしゃいました。単なる噂だと無視することはできません。良い口コミがいっぱいになるような病院づくりをしていただきたいです。新しく赴任された総合診療医、また第三次救急医を利用された市民の感想はとても良いものです。高齢になると不定愁訴も増えますし、多くの診療科や病院難民になってしまう場合もあります。1か所の病院で診断がつき、治療が進んだり、的確な専門機関につないでいただけることは、市民にとって非常にありがたいことです。是非、「Dr.コトー」のような総合診療医や「救急救命24時」に出てくるような第三次医療医が常勤していることをもっと市民に周知してはいかがでしょうか。市民が医師や医療スタッフの講話を聞く機会や交流の機会を作っていただけたらと思います。現在の病院は、感染対策のせいか、コロナが明けても病院と市民の距離が遠く感じております。地域包括ケアシステムの役割や持続可能な経営の健全化を全うするために、是非、市立美唄病院のスローガン「市民に信頼され、心の支えとなる病院を目指す」これを実現していただきたいと思います。前回の一般質問のときに、「生協の白石さん」を例に申し上げましたが、クレーム対応の良い企業は信頼されます。市立美唄病院も病院づくり目安箱の設置など、市民の声を拾い、対応し、市民の目に触れるように掲示してはいかがでしょうか。また、テレビ番組の例ですが、サンドウィッチマンの病院ラジオご存じでしょうか。通院、入院患者さんをゲストに迎えて進行する、とても心が温まる番組です。面会がままならず、寂しい思いをされている入院患者さんやスタッフの心の健康のためにいかがでしょうか。また、市立美唄病院は昔から病院食がおいしくて評判でした。今はどうでしょうか。おいしい病院食レシピの紹介などはいかがでしょうか。それぞれの部分がもっと自慢できることを増やして、発信していただきたいのです。新病院を造る際、保健センターや地域包括支援センターとの併設なども検討されていましたが、建物の中になければできないということはないはずです。多目的室の活用などで出張相談や市民向けの医療講演会、市内の病院や介護事業所との懇談会、市民とスタッフの交流など、考えられることはいろいろあるはずです。適切な医療を提供することは病院としての大前提であり、言うまでもございませんが、市民に信頼され、選ばれる病院となるように、市民の意見も取り入れながら、もっと創意工夫をしていただきたいと思います。これに関しての市長のお考えをお伺いいたします。次に、日本遺産「炭鉄港」の取組について、再質問させていただきます。提案も含めます。炭鉄港推進協議会の取組については分かりました。空知総合振興局のホームページを見ると、認定当初の計画を着実に実行しているということが分かります。一般社団法人「ステイびばい」の取組については、美唄市観光ビジョンに沿って努力されようとしていることは分かりました。しかし、美唄市独自の幅広い取組が少なく、日本遺産という価値が前面に出ていないことに加え、日本遺産としてのストーリー性が見えていないように思います。美唄市民への周知や協働、空知管内の市町との連携が不足しているように思います。ご答弁にもありましたが、日本遺産の認定は、日本遺産という価値を使ってまちをおこし、市民のシビックプライドを醸成し、地域に人、物、金を呼び込み、地域を活性化するという意義があります。北海道で日本遺産に認定されているものは5件しかありません。挙げさせてもらいたいのですが、「江差の五月は江戸にもないーニシン繁栄が息づく町ー」、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」、「カムイと共に生きる川上アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~」、「「鮭の聖地」の物語~根室海峡一万年の道程~」、そして、「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」」、このタイトルに集約されたストーリーを深めていただきたいのです。竪坑櫓やアルテピアッツァ美唄など、点在する構成文化財を見学することは、単なる史跡巡りにすぎません。過去から未来への人の足跡を深めてこそ、初めて日本遺産の一片を担う美唄独自の炭鉄港のストーリーが出来上がるのだと思います。炭鉄港推進協議会で作成している小学生向けの副読本は、本の中に人の営みを感じることができます。炭鉱住宅に暮らせば、家族のような絆が生まれたなど、美唄市まちづくり基本条例の前文にある地域共生社会の基となるようなことについても触れています。以前にも、道道美唄富良野線開通に際し、日本遺産「炭鉄港」について質問させていただきました。日本遺産は札幌や富良野にはありません。空知管内、美唄にしかない価値を地域の活性化につなげられないでしょうか。また、市民周知や市民との協働についても検討してみてください。例えば、美唄市の炭鉄港ガイドの育成はいかがでしょうか。若い方だけでなく、ボランティアガイドを希望される高齢者もいるかもしれませんし、郷土史研究会の方々の知恵も生かされるはずです。未来の話もときめきますが、殊更、日本遺産に関しては昔の話もときめきます。音声ガイドや手話通訳付き映像ガイドはいかがでしょうか。観光タクシーなどでも利用できますし、朗読や手話ボランティアも活躍できます。また、旧東明駅保存会の皆さんは、手弁当で草刈りや花壇づくり、休日のガイドやライトアップなどされております。ボランティア活動を支援することも検討されてはいかがでしょうか。さらに、日本遺産炭鉄港に誇りを持つことが、炭鉱マンの多く住んでいた東明地域や南美唄地域に住む市民の心を明るくするかもしれません。美唄のシビックプライドの一つであります。少し離れますが、なぜ北海道せき損センター、旧労災病院が美唄にあり、美唄市になくてはならない病院になったのかも炭鉄港の一つのストーリーです。さらに、他市町との連携を考えますと、令和5年施行の美唄市観光ビジョンには、関係人口、交流人口の増加に向けた取組を進め、令和7年度に観光入込客数を60万人、宿泊者延べ数を4万人とする目標が設定されています。そして、観光客の増加に重要だと思うものの第1位に近隣自治体と連携した観光ルート作りというものが上がっておりました。先に紹介したフォーラムの中で、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事長も空知管内の各市町の取組が見えない、空知は一つにならなければいけない、空知が一つになって手を結び、さらに小樽や室蘭と手を結ぶことで、まちの活性化を図ることができると示されていました。是非、他市の取組を調べ、追いつき、連携していただきたいと思います。最後に、フォーラムでは、多くの方が日本遺産のロゴバッジを胸に付けているのを見かけました。市長も是非、日本遺産のロゴバッジを付けて、いろいろなところで、その由縁に触れ、美唄の日本遺産炭鉄港ストーリーを広めていただきたいと思います。道外などで美唄市を紹介する際に、名産品だけでなく、日本遺産炭鉄港も売り込んでみてはいかがでしょう。ふるさと納税の返礼品に炭鉄港関連グッズや炭鉄港ツアーを加えるなどで、減少傾向にある寄附額も増えるかもしれません。是非、日本遺産の価値を利用すること、市民とともに協働すること、他市町と連携することについて、市長のお考えを再度お伺いいたします。

答弁 市長 桜井恒

選ばれる病院になるための創意工夫についてでありますが、医療の質の向上はもちろんのこと、市民の皆様との信頼関係の構築が大切であり、そのためには、市立病院を知っていただくこと、また、患者様の立場に立った丁寧な対応が重要であると考えております。このため現在、タイムリーで分かりやすい情報発信ができるよう、ホームページの改修を進めていることに加え、患者様への接遇向上のための職員研修を行っているところです。今後につきましては、患者様以外の方にも市立美唄病院に来院していただき、新たに着任した医師を知っていただく機会を増やすため、多目的室等を活用した講演会や多職種の会議などを開催し、市民の皆様に信頼され、地域に必要とされる病院を目指してまいります。次に、日本遺産「炭鉄港」における今後の取組についてでありますが、日本遺産「炭鉄港」は4つの構成文化財がありますが、このほかにも美唄市指定文化財や炭鉱遺産に関連した建造物についても、歴史的価値はあると思われ、今後は、有形無形を含めて存在する文化財等について、観光パンフレットへの掲載、市ホームページ、SNS等を活用し、目に触れる機会をつくり、市民が地域への愛着心を再確認していただけるよう、情報発信が必要であると考えております。また、「炭鉄港」は一地域で完結しているものではなく、歴史上の物語や広域的な観点で、日本の繁栄を担ったわが町の炭鉄港遺産をPRすることで、さらに価値が深まることから、構成市町との連携も重要となっているところであります。このため、来年度の再認定に向けて、構成市町との連携はもとより、本市独自においても、地域の特色ある資源としての活用や文化財としての歴史を将来に受け継いでいけるよう、積極的な情報発信を行い、美唄の歴史について多くの観光客にも認知していただけるよう、日本遺産「炭鉄港」を活用した地域活性化や観光地づくりの発展に取り組んでまいります。

出典:美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる