美唄市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
(1)市政報告について/(2)人事行政について/(3)防災について/(4)教育行政について
2024年9月10日、美唄市議会の一般質問で、永森峰生議員が「市政報告について」「人事行政について」「防災について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 永森峰生 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 永森峰生
令和6年第3回定例会において、大綱4点、市長ないし教育長に質問いたします。まず1件目につきましては、車検切れ公用車の公務使用についてであります。このことについては、同僚議員からも質問があったところでございますが、若干、観点が違うところから質問させていただきます。経過としては、広報情報推進課でリース契約をしている公用車について、車検の有効期限が8月15日に満了しているにもかかわらず、8月22日まで運行していたとのことで、要因は車検更新担当者の失念としていましたが、去る6月にも、恵風園・恵祥園において、同様の事象があり、市民からすれば、「市は、何をしているんだ」との批判は当然で、行政の信頼を損なうものであり、非常に残念であります。市長は、令和6年第3回市議会臨時会の市政報告の中で、「再発防止に向けては、車検期間等の情報把握や管理の徹底を図り、チェック体制の再構築に取り組んだ」とし、今後の安全運行に万全を期すとしていましたが、この間、具体的にどのように取り組んできたかを、時系列で説明してください。次に、2件目についてであります。人事行政について、会計年度任用職員の処遇改善についてであります。これにつきましても、同僚議員から質問が先ほどありましたが、またこれについても、観点が若干違うところから質問させていただきます。会計年度任用職員を巡っては、不安定な雇用形態や収入の低さから「官製ワーキングプア」との批判もあります。そうした中、北見市では、財政状況の収支不足を理由とし、1,200人のうち、来年度に向け90人の雇止めを行う方針を示したと新聞報道され、物議を醸しているところであります。「不合理な理由」で雇止めをすることは、職員の生活を無視した行為であり、許されるものではないと私は考えます。そこで、本市の会計年度任用職員は何人で、全職員の何割を占め、特に多く配属されている部門はどこかを伺います。また、これまで制度としては、再採用については、1回目、2回目については、公募なしで更新できるとしていましたが、雇用期間の上限を迎えた職員を次年度に再募集している自治体もあると聞いていますが、本市においては、5年目を迎え、どのような対応をしてきたかを伺います。また、去る6月28日、人事院は「3年目の公募」について、撤廃することを各省庁に通知し、総務省は地方自治体に対し、制限の撤廃を同日示したとありました。非正規公務員には「無期雇用」の制度が適用されないことは承知していますが、当該職員が安定した雇用を確保されることは大変重要であると考えています。市としての基本的な再採用の考え方を伺います。次に3点目であります。防災について、災害情報の伝達方法についてであります。地域FMについては、市民向け災害情報を伝達する手段として整備を進めていましたが、市長公約の事業の見直しの一つとして、市役所内に設けるスタジオの実施設計まで進んでいたものを完成する前に中止した経過があります。国では、令和3年度から令和7年度までの期間で「減災・防災、国土強靱化のための5か年加速化対策」として、防災行政無線やFM放送設備の整備を求めています。市長は、新聞記事の中で「本年度末までに具体案を提示できるよう調査を進めている」と強調しているとの掲載がありました。具体案とは、どのようなものを想定しているのかを伺うとともに、市の基本的なスタンスとして、国庫補助金や過疎債など、常に有利な財源を活用し、事業を進めるとしています。「5か年加速化対策」を活用するとしたならば、年度末では間に合わないではないのかと考えています。防災への対策は極めて重要であり、喫緊の課題でもあります。今後、どのような財源を確保し、防災の事業を進めていくかを伺います。次に、教育行政についてであります。教員の長時間労働の実態と健康管理についてであります。教員の時間外労働の実態については、昨年の第3回定例会において質問したところですが、45時間を超える教員は小学校で9%、中学校で31%であり、80時間を超える教員もいるとのことでありました。対策として、校務支援システムを運用し、会議時間などの縮減に取り組むほか、教員の業務支援やICT教育支援員を配置し、長時間労働縮減に取り組んだとしています。結果として、取組の成果について伺います。また、東大阪市の中学校で1人の教員に業務が集中し、校長に業務の軽減を訴えたが「代わりはいない」として認められず、時間外労働は85時間から165時間に及び、結果として適応障がいを発症し、休職に追い込まれ、訴訟に発展し、「負担軽減の具体的な措置を取らなかった校長に注意義務違反があった」という判決が下りたという新聞報道があったところです。そこで、本市において適応障がいなど精神的な病により、休職あるいは長期療養を余儀なくされた教員の人数と割合について、また、その要因についてどう把握しているか、さらに、代替教員は補充されているのかを伺います。また、学校現場では、少なからずこのような実態があることを踏まえ、教育委員会として、教員への実態調査が必要ではないのか。さらに、教員の健康管理について、どのような対策が必要で、対策をしていくのかを伺います。
答弁 市長 桜井恒
車検切れ公用車の公務使用についてでありますが、初めに、去る6月19日に美唄市恵風園・恵祥園において運行管理している公用車1台について、6月15日から5日間のうち3日間、車検期間が満了していることに気付かず運行していたことが判明しました。車検切れとなった原因は、同園内部における車両管理業務の確認の不徹底によるものであり、速やかに美唄警察署に報告するとともに、この事実を公表したところであります。再発防止に向けては、6月24日に部長職を招集して本件についての情報共有を図ったほか、同日付けで総務部長通知を庁内に発出し、各所属で所有している公用車及び共用車の全ての車両について、車検満了日を一斉確認するほか、美唄市車両運行管理規程に基づき、これまで行ってきた公用車及び共用車の適正な管理・運行の推進を徹底すること、車検満了日を明記した公用車及び共用車の一覧表を作成し、各所属の職員がいつでも確認できるようにしたこと、公用車及び共用車内の目のつく場所に、次回車検満了日を記載したシール等を貼り付け、運転時に目視確認できるよう改善することなど、再発防止の取組について、周知徹底を図ったところであります。次に、去る8月23日に広報情報推進課においてリース契約している公用車1台について、8月16日から8日間のうち3日間、車検期間が満了していることに気付かず運行していたことが判明しました。車検切れとなった原因は同課内部における車両管理業務の確認の不徹底はもとより、職員のコンプライアンスや倫理感の欠如によるものであり、速やかに美唄警察署に報告するとともに、この事実を公表したところであります。再発防止に向けては、8月26日に部長職を招集して、本件についての情報の共有を図ったほか、同日付けで総務部長通知を庁内に発出し、今後こうした不適正な行為を繰り返すことのないよう、各所属で所有している公用車の全ての車両について、改めて車検満了日の確認を行うとともに、6月24日付け総務部長通知による再発防止の取組に加え、総務課において、全車両の車検満了日を記載した「公用車両簿」を作成し、毎月、全庁的に車検期間等の情報把握や管理の徹底を図るなど、二重チェック体制の再構築に取り組んだほか、短期間に同様の事件が再発した状況を踏まえ、全職員を対象としたコンプライアンスに関する研修を実施することなど、再発防止の取組について、改めて周知徹底を図ったところであります。私としましては、公用車の車検有効期間が切れた期間中、幸いにも交通事故等は発生しておりませんが、短期間に同様の事件が再発し、市民の安全・安心を守らなければならない、美唄市の信用を失墜させる結果となったことを、法令に基づき車両を管理する指揮監督者として重く受け止め、市民の皆様に対し、心より深くお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。次に、会計年度任用職員の処遇の改善についてでありますが、はじめに、会計年度任用職員の雇用人数等につきましては、8月1日現在314人で、このうちフルタイム職員が139人で44.3%、パートタイム職員が175人で55.7%となっており、会計年度任用職員が全職員に占める割合については43.3%で、特に多く配置されている部署は保健福祉部、教育委員会、市立美唄病院となっています。また、会計年度任用職員制度については、総務省が示した事務処理マニュアルに基づき、令和2年度に策定したところであり、本市の会計年度任用職員については、美唄市会計年度任用職員任用規則に基づき、任用しているところであります。これまで再度任用は規定に基づき2回の更新を限度としているところですが、3回目の更新となる継続任用の手続に当たっては、会計年度任用職員が地方行政の重要な担い手になっていることを踏まえ、国が示す人材確保及び雇用の安定を図る観点から、正規職員に準じて継続的な任用に努めてきたところであり、これまで雇止めはないところであります。次に、継続任用についての国の基本的な考え方については、本年6月に総務省から事務処理マニュアルの改正について通知があり、公募によらず従前の勤務実績に基づく能力の実証により、再度の任用を行うことができるのは、同一の者について連続2回を限度とするよう努めるものとする取扱いが廃止されたところであり、今後としていたしましては、労使協議の上、通知に基づく関係例規の改正を検討してまいります。次に、市民への災害情報の伝達方法についてでありますが、はじめに、伝達方法の具体案については、国においては情報の受け手への伝わり易さ、伝達の範囲、伝達が可能な情報量や地域の実情などを踏まえつつ、プッシュ型で一斉に同報し、情報機器等を持たない住民へ伝達でき、発災前後を通じて継続して使用できる耐災害性を有しているという4つの要件を全て満たす災害情報の伝達手段の整備を推進しております。国からは、その主たる災害情報伝達手段として、市町村防災行政無線、MCA陸上移動通信システムを活用したシステム、FM放送を活用したシステムや携帯電話網を活用したシステムなど9つの手段が示されているところであります。近年発生している大規模地震や大型台風被害時の各システムの優位性や本市の地理的条件、人口分布、費用対効果等を踏まえ、現在、本市の実情に合った伝達方法を検討しているところであります。次に、財源の確保についてでありますが、「減災・防災、国土強靱化のための5か年加速化対策」による防災情報伝達手段の整備に当たりましては、国において、緊急防災・減災事業債及び特別交付税等による措置が講じられているところであります。緊急防災・減災事業債につきましては、市町村防災行政無線、MCA陸上移動通信システムを活用したシステムやFM放送を活用したシステムなどの親局等を整備する場合や携帯電話網を活用したシステムのサーバー等を新規整備する場合に活用でき、地方債の充当率が100%、交付税措置として元利償還金について、その70%が基準財政需要額に算入されるほか、整備する手段等により事業の当該年度に完了できない場合には、翌年度に繰り越すことができます。また、特別交付税措置につきましては、戸別受信機等を貸与するために整備する場合や携帯電話網を活用したシステムのための庁舎設備のソフト改修を行う場合などに活用でき、対象経費の70%が措置されます。このことから、整備する内容により、緊急防災・減災事業債と特別交付税措置の両方、又はいずれかの活用ができること、さらには令和7年度に整備を始めても財政措置が講じられますことから、これらの有効な財源の確保に努め、整備を進めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 石塚信彦
教員の長時間労働の実態と健康管理についてでありますが、美唄市立学校管理規則では、教員の時間外在校等時間の上限を1か月で45時間、1年間360時間と定めて、長時間労働の主な要因である部活動での指導や事務処理などの時間縮減を図るため、校務支援システムの運用のほか、道教委の事業を活用した教員業務支援員や、本市において各校にICT支援員を配置するなど、教員の長時間労働の軽減に取り組んでいるところであります。これまでの取組の成果につきましては、時間外在校等時間については、令和5年度では平均で月45時間を超える教員は小学校では4.7%、中学校では17.1%で、令和4年度と比較し、小学校では4.3ポイントの減少、中学校では14ポイントの減少となっており、一定の改善は図られているものと認識しております。教員の長時間労働の縮減を図るためには、教員業務支援やICT支援員の拡充は、教員の負担を軽減する上で大変効果的な施策であると考えることから、引き続き支援員の配置を推進するとともに、教員が生徒指導上の諸課題やトラブルに直面した際に適切に対応することができるよう、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの派遣など、学校運営の支援に努めてまいりたいと考えております。次に、精神的な病による休職・長期療養者の人数及び割合につきましては、令和6年8月末現在で、小学校において1人が休職し、割合としましては全教職員の1.1%、要因については、学校長が当該教員と面談を行い、把握しているところであります。教員の休職に対する対応につきましては、他の教員に負担がかかることから、学校体制や児童生徒の学びに影響が生じないよう、道教委や当該校と協議をしながら代替職員などを配置しているところであります。また、精神的な負担の抑制など健康管理に関する対策でありますが、メンタルヘルス不調者を未然に防止するため、状況に応じた実態調査や、引き続きストレスチェックを実施するほか、これまでも各校で実施している定期的な管理職による面談を通じながら、早期発見・対応に努めてまいります。
再質問 1番 永森峰生
市政報告について車検切れ公用車の公務使用について若干再質問させていただきます。今回のように、うっかり忘れてしまうことは、誰にでもあることです。担当に任せるのではなく、運行管理者、運転者がいつでもチェックできるような工夫が必要であり、例えば、車検期間満了日を運行日誌の各ページに、目立つように掲載するなど、運転者、運行管理者双方がふだんから意識・確認できるよう工夫した取組も重要と考えます。市長の見解を伺います。
答弁 市長 桜井恒
再発防止の取組についてでありますが、短期間に同様の事件が再発した状況を踏まえ、車検満了日を明記した一覧表を作成し、職員がいつでも確認できるようにしたこと、また、車内の目につく場所に、車検満了日を記載したシール等を貼り付け、運転時に目視確認できるよう改善したほか、総務課において全車両の車検満了日を記載した「公用車両簿」を作成し、毎月、全庁的に車検期間等の情報把握や管理の徹底を図るなど、二重チェック体制の再構築を通じて、担当に任せるのではなく、運行管理者を含め職員間において相互に補完し、確認できるような体制づくりに努めてまいります。いずれにいたしましても、車検切れ運行はあってはならないことであると重く受け止め、今後こうした不適正な行為を繰り返すことのないよう、再発防止に万全を期してまいります。