美唄市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月9日
(1)都市整備行政について/(2)観光行政について/(3)有害鳥獣について/(4)社会教育施設管理について
2024年9月9日、美唄市議会の一般質問で、森明人議員が「都市整備行政について」「観光行政について」「有害鳥獣について」「社会教育施設管理について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 森明人 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 森明人
第3回定例会、大綱4点、質問いたしたいと思います。都市整備行政、美唄市公営住宅建替えに向けた取組の進捗状況について。昨年第1回定例会一般質問において、平成30年3月、北海道から無償譲渡された市営住宅用地、都市計画公園用地、屋内体育施設用地として使用する契約が残り5年となった本市において、迅速な対応を市民から求められているとの質問に対し、令和5年度基本構想の策定に当たり、有識者や市民の公募による市民検討委員会を設置され、令和5年度に3回開催されている。令和6年5月、市のホームページにて、「美唄市公営住宅建替え等基本構想」が発表され、多くの市民から注目されていたところだが、5月以降の情報が見えず、3団地の方をはじめ、市民から「その後どうなっているのか」そういったことを耳にいたしております。そこで、市長に3点質問したいと思います。まず1問目、これまでの進捗状況についてお伺いいたします。次に、今後の作業スケジュールについてお伺いいたします。次に、今後の設計業務内容についてお伺いいたしたいと思います。次に、観光行政について。美唄市と富良野市を結ぶ道道美唄富良野線未開通区間が1987年に事業化され、37年に及ぶ計画や工事が終了し、2024年8月26日に開通いたしました。急なカーブや、急な上り下りもなく、リラックスして通行でき、時間も短縮され、美唄市にとって、今後期待が持てる道路だと感じているところであります。新しい道の誕生は、人の流れや、まちの景色を変えるほか、観光アクセスの向上や物流ルートの強化などが期待され、美唄・富良野・芦別の行き来が盛んに行われることを期待しているところだが、緊急時の携帯電話の電波がつながらない区間の問題も考えなければならないと感じているところであります。そこで質問ですが、道道美唄富良野線が開通し、本市の経済効果とその期待、また、携帯電話の基地局設置の早期要望について、市長の考えをお伺いしたいと思います。次に、有害鳥獣についてお伺いします。野生鳥獣による全国の農作物被害は、令和4年度で約156億円、全体の約7割がシカ、イノシシ、サルと、依然として高い水準にあります。また、森林の被害面積は、令和4年度、全国で年間約5,000ヘクタール、このうちシカによる被害が7割を占めております。鳥獣被害は、営農意欲の減退、耕作放棄離農の増加、さらには森林の下層植生の消失等による土壌流出、希少植物の食害等に被害をもたらしております。被害額として数字に表れている以上に、農業者に影響を及ぼしているのが現状であります。農林水産省では、鳥獣による農林水産業等に関わる被害の防止のため、特別処置に関する法律に基づき、現場に最も近い行政機関である市町村が中心となって実施する野生鳥獣に対する様々な被害防止のための総合的な取組を支援していただいているところであります。また北海道をはじめ、本市においても、クマによる被害が過去最悪となっております。環境省のまとめでは、昨年度にクマの被害を受けた人は1月までに全国で218人に上り、過去最悪だった2020年度の158人を上回っております。こうした中、環境省が設置した専門家による検討会が令和6年2月8日、対策方針を指定管理鳥獣と提言し、令和6年4月16日に、計画的に捕獲して頭数を管理する指定管理獣にクマを追加したところであります。ヒグマの出没状況でありますが、令和5年12月末時点での北海道警察の通報件数は4,055件で、過去最多、増加傾向であり、人身被害は、年平均3人程度だが、被害者の死亡率が高いとしております。近年では、札幌市街地中心部にも出没しております。そこで質問いたします。市民に安心安全で暮らせるよう、有害鳥獣駆除捕獲計画を行っていると思うが、有害鳥獣駆除捕獲とヒグマの目撃通報の実績をお伺いいたします。次に、ヒグマ目撃情報ですが、ホームページで見ると減少しているように思われますが、減少理由をどのように考えているか、お聞かせ願います。次に、北海道猟友会美唄支部との取組についてでありますが、北海道において、ヒグマの目撃情報が新聞・テレビ等報道されておりますが、ヒグマの目撃情報があった場合の市と猟友会の連携、取組について伺います。また、本市において、人口集中地区におけるヒグマの出没は今のところ発生していないものの、人口集中地区における危機管理対策はどの様に考えているか伺います。次に、3月に札幌の猟友会が、ドローン会社と連携し、赤外線付きのドローンの実証実験を行い、非常に有効だと報道されていますが、ドローンの活用をどの様に考えているか伺います。次に、社会教育施設管理、市民会館トイレについてお伺いいたします。社会教育施設である市民会館について、教育長にお尋ねします。市民会館につきましては、昭和44年の開館から50年以上が経過している施設として、今なお市民の社会福祉の増進、生活文化の向上に寄与する施設として管理運営されておりますが、施設の老朽化に伴い、市民が安心安全に利用できるよう、日々の管理の中でご苦労されていることも多くなってきているのではないかと察するところであります。そこで、市民会館を利用する方の声を聞きますと、春先に大ホールのトイレが使用できないときがあったとお聞きしております。そのようなことが実際あったのか、また、今後の修繕の考え方についてお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
これまでの進捗状況についてでありますが、昨年度策定しました「美唄市営住宅建替え等基本構想」に基づき、今年度は、建物の配置、構造、階数、住戸の間取り、更には概算事業費の検討を行うなど、現在、計画策定を進めているところであります。また、今年度においても、昨年度と同様に、市民検討委員会を設置するほか、建替え対象団地の入居者の意見を聴くとともに、更に将来の入居者への対応も見据えながら、様々なニーズに対応した住宅づくりを目指してまいります。今後の作業スケジュールについてでありますが、今年度策定予定の基本計画に基づき、令和7年度に基本設計、令和8年度に実施設計、更には、令和9年度の工事着手を目標に順次設計業務を進めていく予定であります。今後の設計業務内容についてでありますが、令和7年度に予定している基本設計では、基本計画に基づいた、各住戸のプランニングや具体的な構造、設備及び内外装仕様の検討のほか、国からの補助金を見込んだ事業費の算定等を行ってまいります。次に、令和8年度に予定している実施設計につきましては、工事施工を踏まえた上での詳細設計、工事発注のための具体的な積算を行うとともに、建築確認申請及び都市計画に基づく開発行為等の各種申請業務についても、実施設計が完了次第進めてまいります。次に、道道美唄富良野線における経済効果と期待についてでありますが、先月開通しました、道道美唄富良野線につきましては、開通以来、多くの一般車両をはじめ、観光バスやトラック、バイク、自転車などが通行していると承知しております。また、札幌からも富良野に行く最短ルートとなることから、美唄インターチェンジからも多くの車両が通行していると確認しているところであります。開通における経済効果としましては、開通後、間もないことから具体的な調査結果は出ていませんが、例えば、「ピパの湯ゆ~りん館」の日帰り入浴者数で言いますと、開通の前と後では約1.2倍の入館者の増加となっていることや「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」にも昨年度と同時期と比較し、約1.5倍の来場者があるほか、街中にも食事で訪れている観光客やライダーも相当来ていると伺っており、一定程度の経済効果があるものと考えております。このため、今後におきましては、開通による関係人口・交流人口の拡大が十分に期待できることから、美唄、富良野、芦別の3市による期成会で、観光誘致の仕掛けを検討するほか、美唄商工会議所や美唄観光物産協会、ステイびばい等と連携し、積極的に取り組んでまいります。次に、携帯電話の基地局設置につきましては、早期に設置されるよう、既に期成会の要望活動の中で、昨年から北海道に対し要請しており、現在、事業者による基地局の建設が進んでいるとお聞きしておりますが、いずれにしても、早期の環境整備に向け、働きかけを続けてまいります。次に、有害鳥獣捕獲の実績についてでありますが、過去2年間で申しますと、令和4年度は、エゾシカ560頭、アライグマ252頭、キツネ35頭、ヒグマ5頭、令和5年度では、エゾシカ618頭、アライグマ256頭、キツネ27頭、ヒグマ8頭となっております。次に、ヒグマの目撃通報件数につきましては、令和4年度では18件、令和5年度では33件、今年度は8月末現在で12件となっております。ヒグマ目撃通報件数は、過去2年間の北海道猟友会美唄支部による有害鳥獣捕獲により、ヒグマ13頭を捕獲していることから、急増することなく推移しておりますが、今後においては、通報が増える季節を迎えることから、北海道猟友会美唄支部と定期的な連絡調整を行いながら、連携を強固なものとし、対応を行ってまいりたいと考えております。次に、北海道猟友会美唄支部との取組についてでありますが、市では、ヒグマ出没等の一報を受けた際に警察と連携し、目撃者からの情報のもと、北海道猟友会美唄支部とともに、周囲のパトロール及び警察による周辺住宅への訪問などを通して注意喚起を行っております。このほか、ヒグマの目撃を知らせる看板の設置とともに、外出している方々への周知のため、チラシを作成し留守宅などに配布を行っております。また、住宅地に出没し、人を見ても逃げないヒグマについては、捕獲や駆除を行っております。しかしながら、毎年、住宅地におきましても、ヒグマが目撃されている状況となっていることから、これまでの対応に加えて、特に人口集中地区における危機管理対策として、上空からヒグマを監視するため、赤外線カメラ搭載のドローンを導入し、ヒグマの位置を特定することで、危険区域から人命を守る取組に活用するほか、住宅付近におけるヒグマの有無なども確認することができるものとなっております。今後におきましては、人的被害を出さないよう、ヒグマが姿を消した後において、赤外線カメラなどによる住宅周辺の監視による安全確認を昼夜問わず行うことができるほか、住宅上空においても飛行することができる有資格者の養成についても、北海道猟友会美唄支部と連携し行ってまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
市民会館のトイレについてでありますが、初めに、春先に大ホールのトイレが使用できなかったことにつきましては、市民会館の指定管理者から雪解け水などの影響により、大ホールの地下にあるトイレに浸水があり、水が1センチメートル程度溜まる箇所が数か所あったため、利用者が滑って怪我をしないよう使用を中止し、事務局側のトイレを使用する対策を取ったと報告を受けており、その後の対応としましては、本年7月にトイレの排水口の増設と階段の浸水個所にスノコを設置し、対応したところであります。次に、今後の修繕の考え方につきましては、昭和44年の開館から55年が経過し、老朽化が進んでいることから、毎年、施設の維持修繕に努めているところでありますが、引き続き、指定管理者や利用者の意見を聞きながら必要な対策を行うとともに、市民の皆さんが安全・安心に利用いただけるよう、指定管理者と連携を図りながら計画的な改修や維持管理に努めてまいりたいと考えております。
再質問 10番 森明人
観光行政について、再質問させていただきます。先ほど、今後は経済効果が十分に期待でき、3市の連携による仕掛けも検討するとのことでしたが、是非、せっかく美唄に来ていただく機会があるので、その方々に美唄にお金を落としていただけるような取組も大切であると考えております。そこで、再質問します。道道美唄富良野線の開通を機に関係人口・交流人口をさらに増やす仕組みづくりを市長はどのように考えているのか、お答えいただきたいと思います。
答弁 市長 桜井恒
関係人口・交流人口を増やす仕組みづくりについてでありますが、道道美唄富良野線は開通から間もないことから、交通量調査などが行われておらず、開通後の調査が必要と考えております。今後につきましては、データを活用した観光戦略や事業計画の調査業務に長けている「地域活性化企業人」を8月から採用し、どのような戦略が必要なのかを提案していただくこととしております。また、現段階で利用者が増えている「ピパの湯ゆ~りん館」や「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」の利用者を街中に呼び込む仕掛けも必要であると考えているところであります。更には、美唄国設スキー場のリニューアルも予定していることから、そこに立ち寄っていただけるような施設にすることも必要であると考えております。いずれにしましても、道道美唄富良野線の開通が本市にとって大きなチャンスであると考えていることから、このチャンスを逃すことのないよう、道道美唄富良野線を活用した関係人口・交流人口の増加に努めてまいります。