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美唄市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月8日

(1)市長公約について/(2)福祉行政について

2023年12月8日、美唄市議会の一般質問で、永森峰生議員が「市長公約について」「福祉行政について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
永森峰生 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 永森峰生

令和5年第4回定例会一般質問において、大綱2件について、市長にお伺いいたします。1点目、市長公約についてでありますが、選挙公約の実現とマニフェストについてであります。市長は所信表明において、三つの基本政策を掲げ、一つ目に「市民の暮らしを守ることを最優先とする」とし、「全市民への1万円給付」、資材や肥料の高騰を受けている「農業者への支援」「間口除雪の要件緩和」「免許を返納しても安心して移動できる交通手段の確保」「市立美唄病院の機能・スタッフの充実」など、公約では、MRIの設置のほか、水道、道路などのインフラ劣化への計画的対応を掲げています。二つ目に「事業の優先順位を見直す」とし、行政サービスの量から質への転換を図るため、優先順位の高い事業への予算を重点配分し、事業の効果検証などの精査を行い、来年度以降の予算に反映させるとしている。公約では、「アルテピアッツァ美唄」「コミュニティFM」事業の見直しなどを掲げております。三つ目には「びばいの未来へ投資する」とし、小学校1年生からのコンピュータ教育の推進、習い事や塾など学校外活動の一部助成、子ども議会の設置、保育環境の整備、1年を通じて子どもたちが安全に遊べる公園や屋内遊技場の整備など、また、公約では、3歳未満児の保育料無償化、全ての園児の給食費の無償化を掲げています。市長は、市民や事業者の声を聴き、情報の共有を図りながら進めていくとしています。令和6年度予算編成作業が進められている中で、市長選挙で掲げた公約の実現について、市民へ具体的に説明していく責任があると考えています。また、市民に対し、今後の政策を具体的に示すため、総合計画との整合性を踏まえた上で、来年度の予算も含め、事業名、実施時期、予算規模、期間、財源を記載したマニフェストを作成し、文書で提示、公表すべきと考えていますが、市長の考えを伺います。大綱2点目についてであります。福祉行政についてであります。一つ目に、生活困窮者自立支援事業の充実と子ども食堂についてであります。生活困窮者自立支援制度の意義としては、生活保護に至っていない生活困窮者に対する第二のセーフティーネットを拡充し、包括的な支援体制を創設するとし、生活困窮者の自立と尊厳の確保、生活困窮者支援を通じた地域づくりを目指すものとされております。本市においても、令和4年度決算報告書では、自立相談支援事業、新規相談件数61件、就労人員4人、生活住宅補助6件とありました。就労準備支援事業、一時生活支援事業、家計相談支援事業、子どもの学習支援事業については、任意事業でありますが、実績報告はなかったものであります。私はこの中でも、子どもの学習支援事業について注目しているところでございます。物価高騰が続く中で、生活が困窮している子育て家庭の支援がより必要と考えています。貧困の連鎖を防止するためにも、生活保護受給世帯の子どもを含む生活困窮世帯の子どもに対する学習支援事業を実施していく必要があると考えております。実施している自治体の1例を挙げれば、週1回、居場所型の子ども学習支援を実施し、住民ボランティアとの世代間交流やおやつを提供し、月に1回、食育の日として、住民ボランティアや地域団体等とも連携し、食事を提供しているという例でございます。子どもがどんな生活環境にあったとしても、支援することで、学校の勉強の復習や宿題に取り組む姿勢、学習意欲や社会性の育成を行い、未来にわたって持続可能な地域社会を作ることが大切であると考えております。さらには、社会福祉協議会や民生児童委員、教育委員会とも連携し、どんな子どもでも参加でき、居場所や食事を提供し、子ども食堂への展開につなげていく、これこそ市長が掲げる「びばいの未来への投資」ではないでしょうか。市長の考えを伺います。2点目として、福祉総合相談窓口の設置についてであります。実際の福祉施策に総合相談という制度はないと聞いておりますが、福祉事務所や保健所、地域包括支援センターなどの様々な相談機関の多くの職員が対応できる制度やサービスがない制度の谷間の課題が複合していて、一つの機関では支援できない、複合多問題、支援の糸口が見つからない、支援拒否、セルフネグレクト等を理由に支援に結びつかない結果、虐待や孤立死など、問題が深刻化してしまうケースが少なくないと言っております。こうしたことが起きる要因の一つに、行政や相談機関の縦割りが挙げられますが、それだけではなく、根本的に要因としては、単身世帯の増加や個人の価値観・ライフスタイルの変化、雇用環境の変化、家族・地域・職場の互助的な役割の低下など、社会構造の変化と、それに伴う「社会的孤立・排除」「経済的困窮」という新しいリスクの増大があるとしています。これらの変化に対応するには、従来の支援と支援の体制を見直さなければ対応できなくなっているとの認識が必要となっております。私が調査した中で、苫小牧市では、福祉総合相談窓口を開設し、ホームページで「市民の皆様が抱えている困りごとや、どこに相談していいか分からない悩みごとを幅広くお受けします」と大きく掲載し、キャッチフレーズとして、「1人で抱え込まずにご相談ください」と掲載しておりました。私は、このような取組は素晴らしいと考えております。市長は、高齢者の生活を守る安心安全、健康に暮らせる環境づくりを進めるとしています。相談支援体制の拡充に向けた多機関連携による展開や、従事職員のスキルアップ、支援の質の向上に向けた仕組みづくりなど、課題を整理し、悩みごと、困りごとを抱える市民のために「福祉総合相談窓口の設置」に取り組むべきと考えますが、市長の考えを伺います。

答弁 市長 桜井恒

選挙公約の実現とマニフェストについてでありますが、私が市長選挙において掲げた公約については、衰退していく美唄の再生を図るため、これまでの民間での経験をふるさと美唄のまちづくりに生かしていきたいという思いで、多くの方々との対話を重ねる中で、市民の皆様の暮らしを守る事業を最優先に、様々な課題解決を図りながら、美唄に希望を持って住み続けられるまちづくりを進めるために掲げたものですので、この任期の中で実現しなければならないものと認識しております。この公約の実現のため、現在、それぞれの公約事業のロードマップを作成しているところであります。このロードマップでは、事業の実施内容やそのスケジュール、予算見込みなどを盛り込んだものとしており、年度内に公表し、毎年度、更新していきたいと考えているところであります。なお、公約事業の実施に当たっては、国や道の補助金や有利な起債の活用など、財源の確保に努めてまいります。次に、生活困窮者自立支援事業の充実と子ども食堂についてでありますが、市では生活困窮者自立支援制度の必須事業と併せて、任意事業である「生活困窮者等就労準備支援事業」及び「家計改善支援事業」を実施しているところであります。任意事業である「子どもの学習・生活支援事業」については、事業実施していないところでありますが、市内の高校生の大学等への進学率が令和2年度で64.8%に達し、全国平均の55.8%を上回っている状況であることと、被保護世帯の高校の進学率も毎年100%に達しております。なお、準要保護世帯について、状況把握はできていないところであります。貧困の連鎖の防止や子どもの居場所づくりの観点から必要性は感じるものの、状況把握やニーズ調査などが十分できていない中での事業化は難しいと判断しているところであります。さらに、そうした状況の中での子ども食堂の事業展開も困難であると考えているところであります。従いまして、今後、関係部局や関係機関などと十分協議を行い、まずは実態把握に努めるとともに、どのような事業の目標や展開が望ましいのか、調査研究してまいりたいと考えております。次に、福祉総合窓口の設置についてでありますが、本市では、「美唄市福祉のまちづくり条例」に基づき、生活相談の対応は福祉分野をはじめ、税、住宅、水道及び生活環境等の各課窓口業務の担当部署で受けた生活相談に対しまして、福祉部門及び関係部署、市内の関係機関等を参集し、地域ケア会議や支援調整会議を開催し、横断的な連携による情報共有、各種サービスの情報提供、課題解決に向けた役割分担や支援に取り組んでおり、これまで数多くの生活困窮者の生活再建や、相談者の課題解決の実績を重ねているところであります。加えて、問題意識のない方や、サービス提供を拒否する方などの困窮状態の可能性がある方の早期発見・早期支援について相談を待つのではなく、アウトリーチで支援に移行している現状にありますことから、情報収集の在り方や情報ネットワークの充実強化に取り組んでまいりたいと考えているところであります。なお、相談支援体制の取組について、広報紙やホームページ等において周知しているところでありますが、さらに効果的な市民周知について、検討してまいりたいと考えております。

再質問 1番 永森峰生

福祉行政についての部分で2点、再質問させていただきます。まず、1点目についてであります。生活困窮者自立支援事業の充実と子ども食堂についてであります。貧困の連鎖の防止や子どもの居場所づくりについては、必要性を感じているが、状況把握やニーズ調査が十分にできていないから、事業実施はできないということであります。過去にも同様の質問があったと聞いております。これまで状況把握のためのアンケートなどの調査結果について伺うとともに、結果を踏まえ、どのような認識をしたのか伺います。また、現在の社会情勢は、物価高騰などにより、ひとり親家庭をはじめ、子育て家庭の生活状況はさらに苦しくなっていると想像できます。ニーズについても変化している可能性があります。市長は、市民の声を聞いて政策を進めていくとしています。事業の目標や事業展開について、調査研究をするのではなく、改めて、ひとり親家庭や子育て世帯に対し、子どもへの学習支援や子ども食堂への参加意向調査を早急に実施した上で判断すべきではないでしょうか。市長の考えを伺います。2点目について、福祉総合相談窓口の設置についてであります。各課窓口で受けた生活相談については、福祉部門及び関係部署、民生児童委員、社会福祉協議会、医療機関、介護事業所等の関係機関から作る地域ケア会議や支援調整会議という組織の中で幅広く課題解決に向けた支援体制やアウトリーチの支援についても取り組んでいるということでありますから、市民に対し、悩みごと、困りごとについて、福祉の窓口では、幅広く総合的に受けていることを苫小牧市のように、ホームページに大きく「どんな困りごとや、どこに相談していいか分からない悩みごとも幅広く相談を受けます」とか、「ひとりで抱え込まずにご相談ください」というキャッチコピーを掲載するとともに、広報紙メロディーにパンフレットを折込むなど、徹底した周知について早急に取り組むべきと考えます。市長の考えを伺います。

答弁 市長 桜井恒

事業の目標や事業展開についてでありますが、生活困窮と思われる世帯に特化した調査は実施していないところでございますが、コロナ禍を経て、社会が以前の生活を取戻しつつある中、物価高騰などにより市内の子どもたちの生活環境に変化が生じているものと考えております。また、子ども学習・生活支援事業は、貧困の連鎖を防ぐという趣旨や、学習障害、ヤングケアラー等の社会問題が表面化する社会情勢から、子ども施策の充実は大変重要なことと考えているところであります。しかしながら、子ども学習・生活支援事業から、子ども食堂のような居場所づくりに至るまでの事業展開には、市内の子どもたち全員を対象としつつ、支援が必要な子どもや世帯に焦点を当てた支援事業の実施は、関係部局、関係機関との綿密な協議や連携体制が必要と考えております。どのような取組が効果的で、子どもたちの将来に有効な事業展開になるのか、今後の実現に向けて庁内横断的に調査を行い、十分協議してまいります。次に、福祉相談窓口の周知についてでありますが、国は、地域共生社会の実現に向けて、社会福祉法等の一部改正により、地域住民等による地域福祉の推進のために必要な環境を、一体的かつ重層的に整備する事業として、重層的支援体制整備事業を行うことができることとなったところであります。市といたしましては、これまでの生活課題の多くは経済的困窮に伴う事例でありますことから、生活困窮の相談窓口で対応しており、介護や子育てのみならず、引きこもり、納税及び転居の希望まで、福祉部門を始め、関係者を集めた各種会議にて、課題整理や支援方策を見極め、組織的に対応することで、持続的に市民への支援となるよう努めております。また、断らない相談の充実に向けて、関係部署の職員及び関係者の意識の向上を図り、今後も市民一人一人の相談に傾聴しつつ、多職種と連携を図りながら、問題解決に向けて適切な支援が行えるよう今後も努めてまいりたいと思います。さらに、市民の声を聞く窓口があることを広報紙やホームページ、折込みチラシなどにおいて、より市民に分かりやすい表現で、記事を掲載するとともに、相談しやすい窓口環境づくりに努めてまいります。

出典:美唄市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月8日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる