美唄市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月14日
(1)財政運営について/(2)住宅行政について/(3)豪雪対策について
2021年6月14日、美唄市議会の一般質問で、紫藤政則議員が「財政運営について」「住宅行政について」「豪雪対策について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 紫藤政則 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 紫藤政則
私は、大きく3項目にあたりまして、いずれも市長に質問いたします。既に何人かの方が同種の質問をしておりますので、なるべく重複を避けて、ご質問したいと思いますが、そうならない部分はご容赦いただきたいと思います。最初に、財政運営について。その一つは歳入の確保についてであります。今議会の本会議初日に市長から市政報告がございました。その中で、各会計の決算概要を報告されましたが、一般会計に関しまして3億3,000万円の歳計剰余が出て、そのうち留保、翌年度に繰り越す財源として約1億を繰り越し、これを留保財源として残りは貯金に回すと、こういう報告がございました。松山議員も触れておりましたが、この決算だけ見ますと、黒字でよかったとなるんですけど、私は今年の3月22日の北海道新聞で特別交付税の交付額の記事を見ました。それと4月10日に国交省が担当しています道路除雪費の特例措置としての追加配分という表現がありましたけれども、金額を見て、いずれもお隣の町との比較が極端でございまして、これは困ったことになったというのが最初の問題に対する取っかかりでございます。今日まで様々な方から事情を聞いたり、なぜこうなったのか、岩見沢がなぜ優遇されたのかという感じで見ておりまして、そこで今日お伺いしたいのは、この特別交付税が最終的には10億5,900万円が交付額でございました。これは何回か除排雪の補正がございまして、最終日の12号の専決による補正の前は17億2,000万円の予算でございましたから、この決算額と比較しますと6億6,000万円の穴があいたと、こんなことになっています。これはいずれも、当初スタートした当初予算と比較して増えた要素は除排雪であります。豪雪に伴う除排雪経費として増えたわけであります。5億7,000万円、それをいずれも特別交付税としての財源を見て、そして予算が決められたと承知しています。この特別交付税、仕組みも含めて特別な財政需要でありますから、ましてや過去にないような記録的な豪雪と、こういうことを踏まえて、特別交付税に文字どおりなじむものであります。特交によりかからなければいけない、こういう状況が美唄市にあったわけでありまして、岩見沢と同様であります。ここのところを最終的には今回の議会で専決承認ということで初日に出てきましたが、最終的にはこの5億7,000万特交を減額しました。今年の9月の決算では大幅な歳入欠陥ということには、そういう結果には見えない。現計予算と比較して決算額見ますとどうでしょうか。9,000万円ぐらいの差くらいでしょうか。ですから決算額では歳入欠陥ではないことになります。しかし経過を見ますと、文字どおり大幅な不足、当初の見積りから見れば不足をきたした。これは紛れもない事実だと思います。なぜだったのかということであります。初日の一般質問、松山議員の一般質問でも市長は、この3月に即行動を移されて、東京に行って事務次官までお会いをされたという話も聞いてございますが、こういったことも含めて、その対応をした結果、これらがどのように確保されるのか。年度はもう既に終わっていますから、本年度以降ということになろうかと思いますが、特交の確保見通しについて、ご答弁をいただきたい。それから先ほど少し触れましたが、この臨時特例措置の補助金でございます。3年前も収入実績があるということですが、私は正直申し上げまして、この補助制度を承知していませんでした。というのは予算上、出てないんです。ということは、来るか来ないかわからないという内容のものなのかもしれません。しかし補助制度ですから、しっかりとした支出の根拠があって、補助金の交付にあたってどれだけお金がかかったから、それに対して補助をすると。掴みでもそれなりの根拠を持つはずであります。どうもこの辺もよくわからない。これは明確でありまして岩見沢は3億1,400万円、どれだけの要望がこの時点で出されたのか。要望というのもよくわかりませんけど、補助ですから申請額だと思うんですけど、これは要望らしいです。26億円の予算は要望です。当初、14億3,000万が26億円と。これは道新さんの記事で読んでいるんですけど。それで12億余り、当初予算より不足をした。それに対して3億1,400万円、お金が来たということであります。美唄は4億7,000万の当初予算に対して9億8,500万円、いわば補正後の予算としてあった。ここできたのが0だと。理由は書式の中に要望額というところに記載がなかったと。それに対しては、それぞれの言い分が載っておりますが、出す側の言い分を聞かなければならないわけです。申請するというのは要望する側。もちろん大事ですが、出す側は分からなければ、聞いてもらうしかないのではないかと、確認されてないぞというこういう言い方、これは取りつくしまもないです。あんた方が聞いてないから交付できなかったんだと、こんなような話。公金を使ったお金の問題であれば、非常にアバウトな国の仕組みだという気もいたします。しかし美唄の財政、文字どおり経常収支率は100超えていますから、経常的経費を経常的収入で充当出来ない。臨時的な経費でなければ経常経費も賄えないという状況ですから、この特別交付税も恐らく除雪費の補助、臨時的な意味合いがあるということです。ここをしっかり確保しなければ、財政運営は出来ない。こういう状況を考えますと、やはりこの問題に関してはしっかりと、何でだったのかということの要因を把握して、要因を掴んで、時にはミスがあったのか含めて、厳しく対応しなければならない問題だろうと思うわけです。その辺の考え方、市長は直接行動を移されておりますので確保の見通しも含めて、ご答弁いただければと思います。財産運営の二つ目は、財政調整基金についてであります。財政調整基金に関しましては、財政調整基金条例、古くからあります条例に基づいて基金の運営がされています。ルールがきちっと定められています。私は従来からこの基金に関して美唄の財政規模、それから抱えている財政状況から見て、あるべき基金の残高というのはいくらなんだろうか。といいますのは、しばらく前ですが、11年、12年ぐらい前でしょうか、基金残高14万円というのが2年続いたことがございます。財政の非常に逼迫した時期でありまして、前の前の市長の時、財政健全化に入りまして、前市長、ご苦労された。そういったことで逐年、財調が増えてまいりました。9億円を超える財調というのを決算されましたのは一昨年であります。しかしこれは、計画的に積んだということではなくて、歳計剰余金の半分を積むと。いわば、流れに乗っかって、自分の意思でこれだけにしようと、美唄市の財調をこれだけ持っていこうという意思のもとに積んだわけではないと感じます。そこで私は、この財政調整基金というものを、今さらこの必要性についての議論をいたしませんが、あるべき基金残高、どのように考えるのか。ある市では、一般財源の10%、美唄でいえば90億が一般財源ですから9億円。それからある市では、標準財政規模の5%、標準財政規模は美唄の場合は大体70億前後ですから7億円と。このベースにおくので開きがあるわけです。この辺をどのようにお考えになっているのか。それから、基金の運営に関してであります。基金条例には大きな縛りがございます。一つは、どれだけの基金を毎年積むのか。これは交付税の基準財政需要額の100分の1と定められておりまして、これにつきましては大体6,000、7,000万、毎年積むということになっておりますが、これは積んだ記憶がございません。開闢以来ないのではないかということであります。昭和36年の条例でありますから、ずっとこの条項で積んではないということであります。全て決算剰余金、歳計現金の処理として積んでいるわけでありますが、この基金の運営は厳格でありまして、使用についても、限定されています。何でも使えるわけではないわけであります。一方、この基金というのは、年度間の財政調整、長期的な視点でありますけれども、年度間の財政調整ということでありますから、やはり市長にとりましても、ある程度、使い勝手の良い、そういう考え方を持ってなければならない。これは取り崩すとかではなくて、今ある現金をどのように運用するかということであります。短期資金の運用についての決めはありますが、長期資金の運用についての決めがありません。繰替え運用制度と言いますが、これらもこの条例の中に明示すべきだ。ただし、繰替え、繰戻ししなくてもいいという、そういう内容ではなくて、しっかりと計画的に返していくという前提で、この繰替運用を制度化すべきではないだろうかという考えを私は持っておりますが、そのことについてお答えをいただきたいと思います。2つ目の項目は、住宅行政についてであります。空き家等の対策については、今日もお二人から発言がございました。私は4項目について、質問通告をしていますが、1点目の除却と法令に関して、これまで措置した除却事例、除却に要した費用、財源、費用の回収状況、ここまでは既にご答弁がございましたので、これについては割愛をしたいと思います。議長においてよろしくお取り計らいいただきたいと思いますが、残りの除却執行までの根拠法令に関してお尋ねをいたします。先ほどの質問にもありましたけれども、空き家対策のためのいわゆる特措法、ここにはいわゆる行政代執行、行政略式代執行とありますけども、この行政代執行に係る諸手続きに関しましては、具体的な決めがございます。しかし、地元の美唄市として、緊急安全措置を行わなければならない事態があるわけです。先ほど来からも議論ございました。これは何を根拠に置くかというと個別法であります。災害対策基本法の例が出されました。この他にも、交通安全の問題、建築基準の問題、個別法がございます。この法律によりかからなければ出来ないわけでありますが、この費用の回収に関しましては、美唄市の判断で行えば、個別法で行えば、やった分に関して費用の回収は出来ないわけであります。やった分に関して。先ほど来、市長もそういうご答弁がございました。これらを何とかしようということで先進自治体は、既に取り組んでおります。早いところでは、法律のできる前から2015年の法律の前から自治体独自で条例を決めて、この問題に取り組んでいます。民法用語では即時強制ということだそうでありますが、例えば、隣の空き家から木が伸びてきて侵入してきた。邪魔でしょうがないということで市に依頼があったら、この伸びてきたやつをちょん切る。これを言うならば、緊急安全措置に入るそうであります。これは軽微な措置ということになります。一方、雪がいっぱいで崩れかかっている。心配でしょうがない。これを何とかするといのは、これは即時強制であります。重要な案件であります。これらの根拠を条例において、そして民事法の立場からこの費用に関して、回収できる道を作っているということは、参考書に書かれておりました。これは民法ですから、時間もかかることがあろうかと思いますけど、いずれにしても、市が回収出来ないものを回収できる手だてがあるということであります。しかし根拠が必要でありますから、この根拠を明確にしておく必要があるのではないだろうか。人の財産ですから、たとえ枝を切るにしても、後でクレームがつく場合があります。しかし、これを市の判断で、環境の問題とか近隣との問題とかでやりきれると、そういう法解釈をして条例を作ったところがございます。私は今美唄市がありますこの独自の条例、これを見直して、その条項に関して、緊急安全措置、即時強制、警備の措置、これらについて一つ、そこに挿入すると。改正に向けた検討をすべきでなかろうかと思いますが、お考えをお尋ねしたいと思います。それから解体助成と宅地課税に関してでありますが、これも5月の広報、それから、最近の北海道新聞の報道がございました。空き家住宅等の解体助成金交付規則も3月の末に出来ております。ここでは最大100万円、除却費用の2分の1を限度として、100万円を助成するという内容であります。しかし、この交付規則には予算の範囲内というのが載っております。大体補助金に関しては、形として載っけておりますけれども、既にあります耐震を免震化すると、こういうことで載せています。これも補助金の規則が美唄にはございます。これには、予算の範囲内という文言はありません。聞くところによれば、この交付申請、お問合わせが30数件あるということであります。これに対して限度額が100万円。予算総額が1,000万。この限度額について、30数名の方が仮に限度額を申請ということになりますと、3,000万円を超えるわけであります。予算の3倍超を上回るわけでありますけど、そこまではいかないにしても、この予算不足が生じた場合、どう対応するのか。ぜひ期待感も強いものでございますから、この限度額の考え方についてお尋ねしたいと思います。それから、次は固定資産税のことですが、住宅用地の特例課税があります。宅地であればその土地代が課税標準6分の1まで落とされます。しかし壊せば元に戻ってしまう。行政執行であれば勧告段階で元に戻る。減免規定がなくなる。美唄の土地の代金は地価が下がっておりまして、そういうご負担を考える人が余りいないのかもしれません。しかし、一方で税金が上がるということは間違いないわけであります。これらをそれぞれの自治体が独自で、この減免規定の扱いを定めて、そして解体しても一定期間は減免を延長していきますよということを決めているところがあります。あわせて、善良な管理を行わなければならない管理者が、所有者が何もしない。一種のモラルハザードです。黙っていたら何とかなるだろうと。これらを何とかするために、税制面でそういうところは家が建っていても宅地とみなさないと、こういう扱いをしている自治体もあります。これはもうアメとムチです。これらのことの先進事例がございますので、この特例課税に関して、見直しをするお考えがないのか。私は必要でなかろうかと思いますが、お考えをお尋ねします。次に、相談業務であります。広報にも、それから空き家対策、計画、これにも明確に相談窓口が定められました。危機管理から住宅所管になったわけであります。これまでどんな相談事例があったか。それから、今後取り組む相談の範囲、どう想定されて、それにどう応答されようとしているのか、お伺いしたいと思います。空き家対策の最後でありますけども、人員配置と庁内体制についてであります。これは、この4月から所管が変わりまして、しかし、職員配置図を見ますと、従来の職員配置体制としか見れない職員配置状況であります。これらの業務量を図りながら、職員配置をなさったんでしょうが、私はこの業務量から見て、いわゆる業務の兼務で行われるものではなかろうと思うわけでありますが、庁内の連携体制含めた、これらについての整備状況についてお伺いしたいと思います。大きな項目の最後でありますが、豪雪対策について伺います。豪雪対策に関して、先ほども質問がございました。岩見沢から少し遅れて対策本部を設置されました。具体的にどんな取り組みをされて、そして、それぞれの取り組みの状況を踏まえて、対策本部としてどのような総括をしたのか。特に、除排雪事業に関しましては、市民生活を守るためにどんな総括をしたのか。そして今後の対策にどのように反映しようとしているのか、お伺いをしたいと思います。この場からの質問は以上です。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
紫藤議員の質問にお答えします。歳入確保についてでありますが、初めに、総務省所管の特別交付税につきましては、普通交付税では十分捕捉出来ない財政需要額に対し、12月と3月に交付されておりますが、交付決定額の9割近くを占める3月交付分の大半が地方からの要望等に基づき、国が算定している特殊事情分であり、この内訳は明らかにされていないところであります。このため、予算計上にあたりましては、当初予算におきまして、前々年度の特別交付税決定額を基準とし、これに算定可能なルール分の増減額を勘案し積算しているところでもあり、補正予算におきましても、豪雪に伴う対策経費などの特殊事情分は、国が特別交付税で措置すべき経費であるとの考え方から、特別交付税を財源として予算計上し、要望を行っているところであります。次に、特別交付税における除排雪経費につきましては、3月交付分において算定されているところであり、配分額の算定にあたっては、国への基礎数値報告における調査時点での支払い額と過年度の決算額をもとに年間の経費を見込んだ上で決定されているものと考えております。令和2年度においては、本年2月11日時点での支払い額が最終報告となったため、結果として、それ以降の除排雪経費は本市の配分額には反映されなかったものと推測しているところであります。このため、本市の厳しい財政状況を早急に国に説明し、理解を求める必要性があると判断し、4月20日、総務省に出向き、直接、幹部職員にお会いし、本市の実情を説明するなど、令和3年度における特別交付税措置に関する緊急要望を行ったところであります。次に、国土交通省所管の道路除雪費に関わる臨時特例措置の補助金につきましては、地方財政法第16条に規定する補助の交付に基づき、国が地方の状況を把握し、必要に応じて国の判断により、交付されるものでありますが、この配分がなかったことを受け、第1回市議会定例会終了後の3月30日に上京し、国土交通省から説明を受けたところ、北海道を経由した本市からの要望がなかったことが判明いたしました。これは、例年行われている調査票の様式が年度途中に変更となり、要望額を記入することとされたものの、従来どおりの調査と判断し、未記入としたことによるものであります。このことから、国に対しましては、令和3年度の配分に向けた措置について、緊急要望を行ったところであります。なお、本市と同様の考え方により、調査票に要望額を記入せずに北海道へ報告した市町は空知管内24市町のうち、本市を含む6割の14市町であったことを確認しております。本市の厳しい財政状況においては、財源の有効活用と歳入確保が極めて重要であることから、今後とも、国や道の補助制度につきましては、的確な情報収集と関係省庁への要望等、適切な対応に努め、財源確保に万全を期してまいります。次に、財政調整基金についてでありますが、財政運営にあたっては、当該年度の収支均衡にとどまらず、中長期的な運営が基本であり、年度間の財源調整機能としての財政調整基金の役割は重要であると認識しております。特に、災害の発生や経済状況の著しい変動による税収の減少など不測の事態が生じた場合において、市民サービスの低下を回避するために必要とする財源でもあることから、一定規模の積立金を確保しておく必要があります。積立金の積立額の規模につきましては、国が示す明確な基準はないところでありますが、総務省の調査では、標準財政規模の5%から10%としている自治体が最も多く、本市といたしましても、標準財政規模の10%を目安として、考えているところでございます。次に、積立額の推移につきましては、平成21年度から7年間実施した美唄市財政健全化計画期間中において、徹底した管理経費の節減や職員給与の削減などに取り組むとともに、積立てを行った結果、令和元年度末において、約9億1,300万円となったところであります。令和2年度末における基金残高は、除排雪経費の増加等による収支不足に充てるため、基金を取り崩したことにより、約4億4,600万円となっておりますが、令和3年度においては、令和2年度決算における歳計剰余金の積立てとして、2億3,000万円を予定しており、年度末残高は約6億7,600万円となると見込んでいるところであります。今後におきましても、財政状況を踏まえながら、さらなる積立てを検討してまいりたいと考えております。次に、基金の繰替運用につきましては、地方自治法第241条第2項において、基金の目的に応じて、確実かつ効率的に運用することなどが定められており、本市においても、財政運営上の資金調達の手段として、各基金条例の規定に基づき、内部の運転資金として有効活用しているところであり、財政調整基金については、条例第5条に定める一時運用の規定により、短期運用を行っているところでございます。なお、財政調整基金条例は昭和35年の制定後、改正がないまま相当年数を経過しているところであり、今後、繰替運用の在り方を含め、他自治体の状況も参考としながら検討し、必要な見直しを行ってまいります。次に、空き家対策についてでありますが、解体助成と宅地課税につきましては、今年度から美唄市空家等対策計画に基づき、空き家住宅等の解体を行う場合、その費用を助成するため、美唄市空き家住宅等解体助成制度を創設しております。空き家住宅解体助成金限度額の考え方についてでありますが、昨年度実施しました空き家対策に関する実態調査から、市内に689件もの空き家の存在が判明したことと、昨今の豪雨、豪雪災害による空き家の損壊など、周辺環境への悪影響を回避する観点から、危険空き家の解消が重要であり、空き家住宅等の構造及び規模等によっては、解体工事費が200万円程度かかる場合も想定されることから、助成金については、解体工事費の2分の1、100万円を限度額に設定したところであります。次に、本助成制度につきましては、申請件数のうち、空き家等対策協議会において協議を行い、空き家の倒壊等の危険性の高いものから順に助成決定していく考え方でおります。また、助成金の上限額100万円につきましても、申請状況に応じて変更するものではございません。次に、固定資産税、住宅用地の減免規定につきましては、私としましては、固定資産税の特例措置が空き家解消の妨げとなっていることは認識しているとこであります。このことにつきましては、全国市長会から国に対し、空き家の発生抑制に資する固定資産税等の住宅用地特例の在り方の検討を提言しているところであり、今後は、それらの国の法改正に注視しながら、条例の在り方を含め、検討してまいります。次に、相談業務につきましては、都市建築住宅課が担当窓口となっており、これまでの相談事例としまして、雪の重みによる空き家の倒壊によるものや、屋根からの落雪による周辺被害、持ち主及びその相続人が不在となった空き家に対する近隣からの苦情、相談など、様々なものが寄せられております。このため、空き家の管理や活用についての助言及び指導のほか、相続と法律の専門的なことにつきましては、札幌司法書士会が運営する無料の空き家相談ダイヤルなどを紹介するとともに、関係機関との情報共有を図り、対応してまいります。次に、人事配置と庁内体制につきましては、空き家対策における空き地への対策も含め、倒壊による応急対応や除却、中高住宅としての斡旋、さらには、適正な維持管理を促す指導等、様々な取り組みがありますので、「市空き家等対策検討委員会」において、庁内関係部局が横断的な連携を図り、対応しているところでございます。次に、豪雪対策の総括についてでありますが、豪雪対策本部の取組につきましては、市民の皆さんの安全確保や災害の発生に備えるため、美唄市豪雪対策本部設置要綱に基づき、本年1月5日に美唄市豪雪対策本部を設置し、本年4月26日に廃止するまでの間、対策本部会議を16回開催しているところであります。会議におきましては、美唄市豪雪対策マニュアルに基づいた取り組みを確認するほか、気象警報発令情報や気象予報情報の収集、道路除排雪の状況や福祉除雪、間口除雪、雪害による人的被害、公共施設や農業施設等の被害、学校の休校情報や市民バスの運行状況などについて取りまとめ、庁内関係課との情報共有を図ってきたところであります。また、雪害対策につきましては、道路の除排雪を拡充したほか、福祉除雪や間口除雪による高齢者等の安全確保、75歳以上のひとり暮らし世帯の巡回、市内53か所の公共施設の除排雪や河川の雪割り等を実施し、市民生活及び施設利用の安全確保を図ったところであります。さらには、除雪時などの事故防止啓発活動として、広報紙メロディーや市ホームページなどを通じて、市民の皆さんにお知らせしたところであります。令和2年度は過去最大の降雪量でありましたが、市民の皆さんをはじめ、関係機関団体のご協力により、市民の安全が一定程度確保されたものと考えております。今後につきましても、冬季において市民が安全で安心して暮らすことができるよう、災害の拡大防止に努めてまいります。次に、道路の除排雪の実施状況につきましては、近年において大雪であった平成23年度を教訓に直営で行う幹線道路の除排雪方法を工夫したほか、委託業者で行っている生活道路の拡幅除雪がスムーズに行えるよう、空地などへ押し込んで生じた雪山を頻繁に排雪するなど、通行の確保に努めたところであります。なお、苦情の件数につきましては521件で、平成23年度の1,288件と比べた場合、約60%の減となっているところであります。今後につきましても、降雪状況に応じた除排雪に最大限努めてまいりますが、除雪の時間帯、方法に関する苦情や課題もあることから、これらを検証し、より良い生活環境の向上が図られるよう、一層取り組んでまいります。
質問 10番 紫藤政則
不規則発言聞いていただきまして、ありがとうございました。財政運営は金がちゃんと来るのかということは、結果が出ますから、あえてこの場でだめ押しはいたしません。ぜひ市長、確保できるようによろしくお願いしたいと思っております。住宅行政ですが、先ほど除却施行から根拠法令に関して、市の独自の条例を手直しするべきだと。これは緊急の安全措置として、即時強制等の規定を乗っけるべきではないかということを申し上げました。そのことをご答弁いただきたい。それから、これは今回のメインなんですけど、空き家問題です。私もこの豪雪に関しまして、豪雪の最中は余り声が聞こえませんでしたが、こうやって雪解けた状況になりましてから、いろんな方の話を聞くようになりました。とてもじゃないけど、ここにいられないという声であります。これは住宅の空き家対策等と一緒なんですけど、年齢いっているひとり暮らしの方もそうですし、高齢者の方も、夫婦世帯もそうですけど、この際、美唄を去って子供のとこに行こうかというきっかけに、この空き家問題、そして豪雪問題も、いわば真剣にこの問題を考えてるということであります。私は、この空き家対策の人の配置のことで、空き家予備軍と呼ばれています高齢者単身世帯と高齢者の夫婦で住んでおられる世帯というのは、これは統計がございまして、国の統計ですけど、美唄は65歳以上の持家単身1,360戸あります。それから、65歳以上の持家夫婦、1,480戸あります。合わせまして2,800戸余り。これらの方々、いわば、この識者に言わせれば、空き家予備軍という表現をしています。いずれ、自分で持家を抱えて暮らしていけなくなるだろうということであります。こういう方々の相談はどこにするかということであります。私は今、相談窓口でやっている業務の中は、この計画にある課題を、対策、抱えている課題について、背負いこむものだろうと思います。移住・定住対策にも関係する部分もありますでしょう。それから、福祉の福祉除雪等に関係するものもあるかもしれません。施設の入居に関するものもあるかもしれません。いずれにしても、住替えの場合にあっても美唄にお住まいいただき続けると、こういう前提で受付窓口の中でトータル的にご相談できる体制が必要だと思うんですよ。そのために、やはり人生経験豊富で、様々な部署を経験して、傾聴と人の声に耳を傾けることができる、そういった経験豊富な職員を専門官として配置して、この空き家対策を美唄市の市政の課題として、大きな柱として取り組んでいただけないものかというのが私の気持ちであります。社会問題と言われておりますけれども、何を取り組むか、どこまでを守備範囲にするかで大きく変わってまいります。今後のことを考えますと、せっかく作った対策計画でありますし、向こう5年間の計画が出来たわけであります。空き家予備軍のことも含めて、そういう体制を講じるために専門職員の配置、ぜひ必要ではないかと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。豪雪対策については、空き家の関係と同様の趣旨でありまして、きめ細かに今後対応していただきたいということを、特にご答弁結構ですが、お願いをしておきたいと思います。再質問といたしまして、例の自らの条例の除却に関して、緊急措置条項を加えるべきでないかということについてのお考え、それから空き家対策に関して、専門職員を配置すべきでないかという、この2点についてご答弁をお願いしたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
紫藤議員の質問にお答えいたします。初めに、財源確保について、今後とも最大限取り組んでまいりたいと考えております。それで、初めに空き家等適正管理に関する条例の見直しについてでございますが、これにつきましては他自治体の取り組みなどを調査し、即時強制、こういったものを含めて、さらに検討させていただきたいと考えております。同じく相談業務の職員配置ということでございますけども、空き家の相談業務につきましては、現在、都市建築住宅課が中心となって、関係部局による横断的な協力体制のもと、必要な対応にあたっているところでございますが、相談にこられる市民の皆様に、今後とも適切な対応ができるよう、関係部局が一体的に連携するよう、体制のあり方について、さらに、専門的な人材の確保含め、さらに検討してまいりたいと考えております。