美唄市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日
(1)子育て支援行政について/(2)水道行政について/(3)教育行政について
2021年3月12日、美唄市議会の一般質問で、紫藤政則議員が「子育て支援行政について」「水道行政について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。
- 質問者
- 紫藤政則 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文、教育長 天野政俊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 紫藤政則
私は質問通告に従いまして、子育て支援行政と水道行政、そして教育行政の大きく3点について、市長並びに教育長にお尋ねしたいと思います。最初に、子育て支援行政の中の子どもの貧困対策についてであります。子どもの貧困対策につきましては、政府が重い腰を上げましたのが2013年であります。2019年には対策法が改正をされまして、子どもの貧困対策の市町村に計画策定への努力義務が明文化されたわけであります。先の市政執行方針で市長は、実態調査を行うということを明らかにされました。私は、このことを高く評価して、以下、子どもの貧困対策、実態調査を中心にした内容について、お尋ねをしたいと思います。最初に、検討経過であります。通常、検討にあたっては、ボトムアップとか、トップダウンとかありますけれども、どんな端緒で今日まで経過をされたのか。それから2つ目は、実態調査概要であります。目的期間、対象実施期間と、これらをお示しください。そして3つ目に、今後のスケジュールであります。実態調査は情報の収集の一環でありますから、この実態調査をもとに、具体的な政策に反映をする、こういうつながりがあるわけであります。今後のおおまかで結構ですが、どんなスケジュール、施策に反映していくのか、お示しいただきたいと思います。4つ目ですが、美唄市においても、特にこの国の貧困対策推進法にこだわらず、既に様々な子どもに対する対策がとられております。今回、質問をします教育行政で進めております就学援助等もそうでございます。これらの子どもの貧困対策につながる施策というのは、どういうものが実施をされているのか、お示しいただきたいと思います。2つ目、水道行政について伺います。大規模水道事故につきまして、市長は3月5日、市政報告で安定供給に向けた復旧工事に早期着手すると。あわせまして、水道事故調査検討委員会を設置して、原因の究明と事後処理の万全を期してまいりたいということを報告しております。私は、安定供給というのが一体、何を指すのか。その安定供給がなされるまでに必要な対策と、事故調査検討委員会のあり方について、以下お尋ねをいたします。安定供給の目途であります。この目途につきましては、具体的にいつ頃を目途にしているのか。安定供給というのはどういうことか含め、どんな対策を講じるのか、必要な対策についてお答えをいただきたい。2つ目は、事故調査検討委員会についてであります。立ち上げの時期とか、具体的にどんな調査ですとか、メンバーはどうなるのか。これらの調査内容ついて、お答えをいただいきたい。それから水道行政の2つ目は、水道の3事業と計画行政についてであります。上水道、工業用水道、下水道、いわば水道3事業。言わせていただきますが、ここで今抱えている課題と将来構想、そして、個別計画策定について、必要性をどのようにお考えになっているのかであります。工業用水、上水、下水、それぞれ方向性と課題について答えていただきたいのと、あわせまして、7期総合計画が4月からスタートをするわけであります。総合計画はこれが根っこの計画、大もとでございまして、それに中間計画と個別計画で構成をされています。今まさに、市民の皆さんに個別計画のパブリックコメントラッシュであります。これらの整合性を図りながら、まちづくりを進めていくということになっていますが、この7期総合計画、基本計画、前期計画、ここの個別計画の中には、これから下水道の水洗化を増やしていくというような視点での流域の公共下水の整備計画が載っておりますけれども、その他の水に関しては、個別計画が見当たらないわけであります。今回の事故を通じて、改めてこれは何故かという感じがあります。公共施設の総合管理計画で、インフラの長寿命化計画というのが出されておりまして、これには膨大な所要額が出されております。年間平均すると50数億、これはその中に水道とか、下水とか、どれぐらいのウエイトを占めているのか、そこでは分からないわけであります。こういった将来の方向性というものが我々、目に触れることができないわけであります。このことについて、市長、その必要性があるのであれば、その内容と、ないのであれば、策定に向けた必要性について、お答えをいただきたい。最後は、教育行政であります。教育行政については、就学援助、学校徴収金、学校給食に関して、お尋ねをします。私は2019年の12月にも同旨の質問をしております。そして、教育長も教育行政執行方針でこれらについて、一部触れられています。順序は別になりますけれども、就学援助に関しましては、就学援助の拡充を図るということである。私は、2019年の12月の一般質問のときに、基準の倍率の引き上げもご指摘をさせていただきました。それから、認定の対象になる様々な費目、学習費の費目の拡大についてもお話をさせていただきました。現在、これらが一部組み入れられて、前進を見ているわけですが、これらをさらに拡大をしていくという視点で就学援助に関して、以下お尋ねをいたします。援助要件の緩和についてであります。2年前にお話をしたときに、同様のお話をしていますが、認定の基準倍率は現在1.15であります。要綱、いわゆる生活保護基準の生活扶助、そして教育扶助、それから住宅扶助、これらの補助基準の1.15を準用保護として制度化しています。管内の状況というのは、大体1.3が相場であります。これは中身によって単純に率で見られない場合もあるかもしれませんけど、私はこれを他市なみの1.3まで引上げてくださいとお話をしました。これらについて、予算の教育行政執行方針では、拡充をするというお話であります。これらの考え方について、お示しをいだきたいと思います。次に、制度周知方法の改善であります。必要な人に必要な支援を届ける。これがきちっとできているのかということで、そのために何が大切かであります。学校中心の取り組みになろうかと思います。先生方への就学援助制度に関する研修、さらには、保護者に対する説明会の開催、それから、市の広報、2月の広報だったと思いますが、これに周知がされております。これも中身を見て、制度の内容を理解し、そして、十分な理解されているかということかが大事なんですが、そこまでされているかどうか、非常に疑問であります。こういった周知方法について改善を要するだろう。それから申請の手続でありますが、学校を通じて関係書類が届けられるとありますし、直接、教育委員会事務局に来て、申請手続き書をもらって、そして教育委員会の申請を受け付けると。これらは、明確に何月何日までとは記載をしておりますが、随時の受付に関する記載がありません。どこかの刷り物には書いているのかもしれません。少し、この手続に関しても改善を要するだろうという思いで、その考え方についてお尋ねをいたします。次に、情報の共有と連携であります。支援につなげる、必要な人に必要な支援をということであります。制度を生かすために、それぞれの情報を共有して連携していく、教育委員会内部だけではないと思います。それから学校にもソーシャルワーカーさんがおられます。こういった方々との連携と、子ども達のサインを見逃さない体制といいましょうか、支援の必要な子どもたちを見つけ出す、そういう体制が必要だろうと思いますので、お考えをお示しいただきます。4つ目でございますが、制度運用規定の整備であります。ご案内のとおり、これは補助事業でスタートしておりました。生活保護については、生活保護法がベースにありますけれども、準要保護についても要保護、準用保護の関係法令がありまして、そこで一定の補助を国がきっちり見ていた、それがいつの間にかというよりは、一般財源化と称しまして、それぞれの自治体の自治事務になりました。それぞれの考え方で、就学援助の事業というのが成り立つようになったわけであります。この財源措置に関しましても、非常に少ない額、いつの間にか交付税の需要額を見ても少ない枠に抑えられて、地方に権限も財源もいっているわけではない。しかし一方で負担が大きい、こういう状況になっております。ですから、実施に向けては、自治体が、市教委も、自治事務として主体的にこの問題について考え方を明らかにする。教育委員会の中で合意形成を図る。そして方向づけをするということも大事であります。これらのために制度運用規定、私はここに条件かつと書いていますが、間違いでして、条例化と読み直していただきたいと思いますが、現在ある実施要綱を条例化に転換をする、そういう内容で整備を図るべきだと。あわせて、手引書をきちっと作って、担当する職員はもとより、学校なり、それから発信する情報は保護者に遺漏のないように、間違いのないように届くような体制をつくるべきだと思いますが、お考えをお示しください。学校教育行政の2つ目は、学校徴収金についてであります。文科省は2年に一度、学習費調査というのを行っておりまして、これは、どれだけ学校にお金を納めているかと、あわせまして、これは学校外の活動も入っておりますが、最近の例でいきますと、人口規模5万人未満の公立小学校でありますが、年間26万2,000円という数字が示されています。中学校で39万5,000円かかっていると言われています。この学習費調査の大きなウエイトを占めていますのが、これは学校外の活動ということ、塾とか、そういったものです。小学校で10万4,000円、中学校で19万円かかってということです。家庭においては、多額の負担が義務教育にかかっているという状況であります。この負担状況を前提にいたしまして、これらの負担を軽減する方策というのを考えるべきであろうということであります。私は申し上げるまでもなく、義務教育は無償とするという憲法の定めがあります。しかし、現実に、いわゆる授業料のジャンルついては無償であるが、学校に係る教材費とこれらについては、私費負担ということも文科省がその基準を示しています。私は、この扱いは何よりもなくしていくというのが正しいやり方だと思いますが、現実はそうなっていない。お伺いしたいことは、公費、私費の負担基準と負担状況であります。美唄における公費と私費の負担がどのようになっているのか。そして、平均的な負担額はどのようになっているのか、基準も含めてお答えをいただきたい。2つ目は、児童生徒一人あたりの学校配当予算と他市比較であります。この私費負担が伴うということは、学校配当予算で変わってくるわけであります。いわば、教育費の中の需用費とか、備品購入費とか、こういうものを各学校に配当するわけでありますが、このさじかげんで保護者負担が変わるという状況であります。この辺が他市と比較して、どのくらいの状況になっているのか、お示しいただきたいと思います。教育行政の最後でありますが、学校給食のあり方についてお尋ねをいたします。児童生徒の減少などに伴う学校給食の今後を見据えた学校給食事業についてであります。学校給食につきましては、これも教育行政執行方針の中に、令和4年度から公会計制度導入に向けた取り組みを進めると、準備をするということであります。それから、給食費の一部負担の助成についても取り組むということが記載されています。前進をした、私はそう思います。評価をさせていただきたいと思います。そこで、公会計化、これは例えば学校における業務量が減少すると、削減につながるという意味合いもあって、働き方改革にもつながるものであります。この公会計化の検討状況、具体的にどんな検討をされているのか。そして、既に4年度から導入ということでありますが、課題をどのように押さえて、この辺も含めた今後の見通しをお尋ねいたします。2つ目は、自校調理方式の考え方であります。センター方式を自校調理に転換できないかということであります。この給食の方式については、既に様々なご発言等も私は聞いております。そこで、来年の4月段階で、この学校も小学校、中学校、それぞれ東西に1校ずつということになるわけです。子どもの数も大きく減少をいたします。今年は国勢調査でありますから、具体的な数字は後ほどでるでしょうけど、現在、年少人口を見ても、この年少人口からの減少率が人口相対よりも非常に早い減少です。子どもの数が、子どもの顔が見えなくなるような事態になる。こういうことが想定をされています。磨き上げなければならない金のたまごでありますから、子供達の給食をどのようにしていくのかというのは、こういった学校を統合していく、そして、1つのコンパクトな学校配置になる、このタイミングを捉えて、考えていかなければならない問題だと考えております。是非、私は自校調理に転換すべきだと思いますが、お考えをお示ししていただきたいと思います。それから最後ではございますが、食材費の公費負担化であります。いわば学校給食費の無料化と新聞報道されておりますが、学校給食に関しましては、施設の維持とか、こういうものは公費で賄っておりますが、厳密に言えば、食材料費になろうかと思います。これらの公費負担化、予算の内容について、各自治体の状況が出ています。根室はふるさと納税が沢山入ったということで、思い切って小中をやろうということであります。数千万の予算、それから空知管内でも具体的に無料化の動きが出ております。これらの他市の動きをどう押さえておられるか含めて、市教委としてこのことについてどのように考えておられるのか、お答えをいただきたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
紫藤議員の質問にお答えします。子どもの貧困対策についてでありますが、初めに、これまでの検討経過につきましては、平成31年2月に「子育て支援に関するニーズ調査及び子どもの生活実態調査」として、市独自の内容により、調査を実施したところでありますが、同年6月、「子供の貧困対策の推進に関する法律」が改正となったほか、同年11月には新たな「子供の貧困対策に関する大綱」が閣議決定し、国が全国統一的な調査項目を定めた事から、これを参考として、令和3年度に子どもや家庭の生活実態調査を実施することといたしました。この調査につきましては、子どもの貧困対策を総合的かつ効果的に推進するため、0歳児から小学校3年生までの児童を持つ保護者及び小学校4年生から中学校2年生までの児童生徒及びその保護者、約1,900名に対し、子どもの学習環境や生活環境のほか、保護者の就労環境や経済状況、支援制度の利用状況などについて、市が対象者にアンケート調査を実施し、支援を必要とされる方の現状や支援ニーズの把握に努めようとするものであります。今後のスケジュールにつきましては、本年9月ごろまでにアンケート調査を実施して、その結果を取りまとめ、教育委員会ほか、庁内関係部署などの連携により、その情報共有を図るとともに、第2期美唄市子ども・子育て支援事業計画の中に、新たに「子どもの貧困対策」を盛り込み、全庁的な取り組みとなるよう、進めてまいります。なお、現在既に行われている子どもの貧困対策につながる施策につきましては、ひとり親への児童扶養手当の支給や就学援助、医療費助成などがございます。こうした各種支援策が必要な方に行きわたり、子どもの貧困対策の推進が図られるよう、今後の支援のあり方などについて検討してまいります。次に、大規模水道事故についてでありますが、事故後の安定供給につきましては、現在、仮の取水施設を大型土嚢により設けており、そこからポンプにより、減圧槽へ送水している状況であります。今後の復旧工事につきましては、水管橋の原形復旧ではなく、新たなルートとして道道美唄富良野線に導水管の埋設を考えているところでございます。工事期間につきましては、出来るだけ最短で復旧ができるよう、3月中に発注し、6月中の完成を目指しており、1日でも早く市民の皆様に安定した水道水の供給ができるよう、努めてまいります。次に、水道事故調査検討委員会の設置につきましては、できるだけ早い時期に設立を行うべきと考えております。委員構成につきましては、大規模水道事故対策本部構成員の部長職職員、都市整備部内の課長職職員、技術的ご意見をいただくための専門家、そして事務局に上下水道課職員と考えているところでございます。この場合、資料保存のための調査の方法としましては、水管橋の崩落した場所について、現在、積雪により容易に近づけない状態であることから、空知総合振興局森林室のご協力を得て、ドローンによる現場撮影を行い、現状保持を図っているところであり、今後、こういった資料を活用して、検討委員会で検討されるものと考えております。今後につきましては、融雪後に現地調査を行い、崩落の原因をしっかりと調査してまいりたいと考えております。次に、水道3事業計画行政についてでありますが、工業用水道事業につきましては、現在、廃止の方向に向け調査、検討を進めているところであり、このため、北海道経済産業局や工業用水利用者との協議を進めているところでございます。また、廃止に伴う課題につきましては、切り替えに伴う工事費や工業用水道から上水道に切り替えられる予定の事業所への料金負担など、財政的な負担が増加すると考えております。次に、上水道事業の今後の大きな課題といたしましては、人口減少に伴い、収入が減少していく中、老朽化していく各施設の更新が中長期的な課題と考えております。次に、適正な料金設定につきましては、令和4年度以降、資金の不足が見込まれることから、水道料金の見直しを検討しなければならない状況となっているところでございます。また、施設技術の継承につきましても、重要な課題と考えており、特に、技術職員の高齢化が進んでいるため、今回のような事故が起きた場合などの対応におきましても、早急に必要な人員の確保と技術の継承が今後とも不可欠と考えているところでございます。次に、下水道事業につきましては、美唄市流域関連公共下水道事業計画に基づき、整備を進めており、光珠内地区の整備を残すのみとなっております。今後におきましては、持続可能なストックマネジメントの推進及び公営企業法適用による適切な原価計算に基づく、料金水準の設定を今後、検討していく予定でございます。次に、計画行政につきましては、今後、策定いたします水道事業ビジョン及びアセットマネジメント下水道事業のストックマネジメントに、第7期総合計画を考慮し、それとの整合性を図りながら、施設整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
紫藤議員の質問にお答えします。初めに、就学援助制度についてでありますが、経済的理由により就学困難と認められる児童生徒に対して、必要な援助を行うことにより、義務教育の円滑な実施を図るという制度の趣旨にのっとり、児童生徒の格差解消を図るため、令和3年度から認定基準倍率を引き上げ、対象世帯の拡充を行うことしているところであります。次に、制度の周知方法等についてでありますが、保護者に対しましては、就学援助制度に関するパンフレットを新入学児童の就学時健診時に配布するほか、定時の受付期間に全児童生徒に対し、就学援助のお知らせのチラシの配布や、市の広報紙、ホームページを通じて、周知を行っているところです。また、申請の手続にあたっては、教育委員会が受付窓口となっており、受付期間につきましては、新入学児童生徒学用品費の支給の関係上、2月初めから3月中旬に設定しておりますが、この期間以外にも随時、申請の受付を行っているところであります。このため、保護者に対し、随時、申請の受付を行っていることの情報提供を行うとともに、制度の周知徹底を図ってまいります。次に、情報の共有についてでありますが、児童生徒に必要な援助を届けることが、大変重要であると受け止めているところでもあり、学校現場との連携はもとより、北海道の事業で市内の学校に派遣されている2名のスクールカウンセラーや教育委員会に配置しているスクールソーシャルワーカーとの情報共有により、援助の実施漏れがないよう、努めてまいります。次に、制度の運用規定についてでありますが、現在、「美唄市要保護及び準用保護児童生徒に係る就学援助実施要綱」を制定し、制度運用に必要な項目等を規定しているところであり、要綱での運用上、特に問題がないことから、条例化につきましては、現在、考えていないところであります。なお、マニュアルの作成につきましては、今後、検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、全ての保護者や教職員等に就学援助制度を理解していただき、適正な運用が行われるよう努めてまいります。次に、学校徴収金についてでありますが、義務教育は憲法の規定により、無償でなければならないとされており、児童・生徒個人の用に供する教科書以外の教材については、義務教育無償の原則に触れるものではないと解されているため、必要な範囲で家計への負担を求めているところであります。この考えのもと、児童・生徒の所有に帰することになる鍵盤ハーモニカ、習字セット、ワークブック、資料集、実験・実習材料費などを保護者に負担していただいているところであり、平均負担額は小学校で6万3,513円、中学校で11万1,043円となっております。次に、児童生徒一人あたりの学校配当予算についてでありますが、北海道教職員組合が実施した「2020年度版教育費実態調査」の結果報告書によりますと、全道31市中、児童一人あたりの配当予算は1万3,681円で21番目、生徒一人あたりでは2万1,151円で14番目となっておりますが、各市における予算配当費目に違いがあることから、正確な比較は難しいものと考えております。いずれにいたしましても、学校配当予算の拡充や保護者の負担軽減について、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、給食費公会計化についてでありますが、文部科学省より令和元年7月31日付で「学校給食費管理・徴収に関するガイドライン」を参考に学校給食費の公会計化の取組を一層推進するよう、通知があったところであり、教育委員会におきましても、他市の状況等を調査しながら検討を進め、令和4年度から公会計化に移行することとしたところであります。次に、課題といたしましては、各学校単位で行っている給食費の徴収・管理業務を学校給食センターで一括管理することによる事務量の増加や人員配置が考えられるところですが、公会計化に向けたスケジュールの進行管理をしっかり行い、スムーズに移行できるよう、取り組んでまいります。次に、自校調理方式についてでありますが、給食を適温で提供できる衛生管理が行いやすい配送の必要がないなどの効果がある一方、各校での施設設備などの整備改修費の増、調理員の人員確保などの課題があるものと認識しているところであります。このため、今後市内小中学校の整備計画等と併せ、調査・研究してまいりたいと考えております。次に、食材料費の公費負担化についてでありますが、現在、学校給食費の無償化を実施している自治体は、道内で23市町村の小中学校が実施しており、空知管内では、小中学校ともに無償化を実施しているのは、浦臼町、北竜町の2町で、三笠市つきましては、小学校の無償化を実施しているところであります。また、一部助成している市につきましては、北見市が小学校の給食費のみ3割助成、歌志内市では、令和2年度までは2割助成、令和3年度からは全額助成を予定している状況であります。本市におきましては、令和3年度から子育て世代の保護者負担を軽減するため、学校給食費の1割を軽減することとしており、軽減割合につきましては、財政状況等を考慮しながら、毎年度、見直しの検討を行ってまいりたいと考えております。
再質問 10番 紫藤政則
それぞれお答えいただきました。何点か絞って再質問させていただきます。最初に、子育て支援行政でありますが、最初の質問でも申し上げましたとおり、子どもの未来というものを社会全体で支えていくという非常に大きなテーマであります。年少人口の減少が著しいということを申し上げましたが、14歳までの年少人口2020年1,520人、これが10年後には911人、そして20年後、2040年には565人という国立社会保障人口問題研究所の推計が美唄市の人口ビジョンに示されています。これは、美唄市全体の人口、2020年2万200人、2030年1万5,170人、2040年1万900人と、こういう推計、それぞれの減少率見ましても、老齢人口、それから生産年齢人口見ても、年少人口の減少率が一番高いわけであります。これらの人口減というものを踏まえて、この地域で子育ての支援というのをどのように行われるのか。私は、国の法律ができた、しかし、既に取り組んでいるものもあるわけでありますが、是非、主体的にこの問題に取り組むスタートにしていただきたいという思いがあります。まず、全庁的にお取り組みになる、総合的にというお答えありましたが、これは、包括的な支援につなげてかなければならないと言われております。各部署の支援をつなぐ仕組みが必要だと思います。縦割り行政の排除と言われておりますけど、支援を必要とする子ども、保護者がこぼれ落ちている。支援が行き届いていない。そういう世帯の把握、これが実態調査のさいたるものではないかと思うわけであります。是非、これらの子どもの状況をどのように実態を把握するかという事で、全庁的な体制を構築というのを口で言うのは簡単ですが、その体制を一つの制度として、いわば行政側が持つというのは、非常に大変な作業がいると思います。配置する職員もそうであります。まず、学校がやはりプラットホーム化という表現に使われておりますけれども、子どもと接する一番身近で、常に子どもの状況を把握できる場所であります。この学校の問題意識という事が今、問われているような気がいたします。あわせて、行政でも例えば、今回、水道の問題が出ておりますが、水道料金の未納で、水道を止められている家はないのか。それから、税の未納の状況はどうなのか。こういったことが、子どもの貧困を把握するための行政データだと思います。これらは、機能してお互いに連携しあわなければならないという体制を構築するということが、私が必要だと思うのですが、これらのお考えをまずお伺いしたい。それと、ちょうど2017年になりますけれども、北大と北海道、そして札幌市が子どもの貧困調査を先行して実施をいたしました。北大の松本教授のお話を札幌で聞く機会がございました。松本先生は、美唄市にお呼びをして、当時の教職員団体や労働団体とあわせまして、直接、子どもの貧困問題について学習をした記憶がございます。道がやった時も、札幌がやった時も、常に大学と共同での調査であります。分析もそうであります。やはり専門家の目で見て、そして、それを行政はどのように生かしていくのかということを実践したわけであります。私は、この実態調査の段階から、専門家の知見や助言をいただく体制というのを作っていくべきだろうと思うのですが、お考えを聞かせをいただいたいと思います。水道行政について1点、伺います。今日まで、一般質問で多くのご発言がございました。私は、これらを是非、この教訓を生かして、今後の将来構想につなげていくべきだろうという視点で申し上げたいと思います。これは、市長が具体的にどういう行動をとったのかということがかなり厳しい視点で指摘があったわけであります。市長は責任者でありますから、全ての課題を、全ての問題を、批判を、市長は受ける、これはしょうがない。私は、今回の水道事故を見て、職員がプロであって、技術者がいるわけであります。技術の継承問題が出ておりましたけど、専門家がどう判断するか、このことが一番大事であり、寒い間、本当に厳冬期でありましたから、職員も苦労した。もちろん市民の皆さんもこの問題で大変な思いをされたということは当然でありますが、私は是非、職員にご苦労さんという労いが必要だろいという気がいたします。それと、コロナの対策で国は、月400時間近い残業したとかという新聞が出ておりました。ご案内のとおり、100時間で過労死であります。80時間が3ゕ月続く、これも過労死であります。過労死ラインを大幅に超える労働条件、労働実態が国の厚生労働省、労働安全を管轄するところで起きていた。私は職員も不眠不休でこの作業にあたられたと、げっそりと頬がこけた職員も私は見ました。この辺、是非、遺漏のない健康管理体制、まだまだこの作業は続くわけであります。お聞きをすると、取水のポンプの見張りも、どなたがやるかわかりませんけれども、24時間おやりになる。緊張した作業がこれからも続くわけであります。やはり、職員が結束をして、過日の質問にもありましたけれども、いい仕事やったと、やはり達成感につなぐということが大事でありますから、是非、市長はそういった意味でリーダーシップをとっていただきたいという思いであります。この水道事故を是非、将来構想につなげていただきたいということで、一点お聞きしたいのは、最初にお話ししましたけれども、これは料金も上げなければならない。令和4年に料金改定をしなければならない。それから公共施設の総合管理計画の中に長寿命化の議論もありますけれども、膨大な額のインフラ整備がこれからしなければいけないということであります。恐らく、これを見ただけで、やれるわけないだろうと思うぐらいの額であります。そして市民の皆さんは、やはり安く、そして安心できる水の供給を求めるわけであります。しかし、それは現状を見たら、まず困難な美唄の実態にあるということです。ですから、7期計画のスタート、来年からスタートするということで、きっかけにして、是非、市民の皆さんとワークショップを重ねて、このライフラインの大切さを考える機会にもしてほしいし、この水の事業の将来構想をつくり上げていただきたいと思うのです。是非、先進事例がありますから、私も様々な取り組みについて、少し勉強させてもらいました。やはり、どういったって、最も大切なライフラインであります。人事でないという気持ちの市民の方がいると思います。文句を言ったり、それから、励ましの言葉よりは、どなり散らしたりした方もいらっしゃるかもしれない。しかし、これは水のライフラインの大切さということを改めて考え直したといいましょうか、そういうきっかけでもあるわけですから、私は是非、そういった意味で市民の皆さんが見えるようにすると、そのための実効性のある将来推計を考えていただきたいと思います。ちょうど10年前に6期計画を作ったと、桂沢のいわゆる浄水場の管理費が膨大になる。当時美唄で10億という負担金がでていた。持分水量の負担金で10億、その時に美唄ダム1本でできないから、桂沢と美唄、2水系を維持していく方がいいのか、あるいは桂沢水系1本にして事業を統合して、末端給水をするというのがいいのか、という議論をしたことを鮮明に覚えている。結論は2水系でいこう。それはバックアップができるからということになります。しかし今、この人口減少と経済の縮小ということが、これは抗し難い現実のものとしてあるわけですから、これらを踏まえて、しっかりとした予測が必要ですよ。これを市民の皆さんと一緒に予測するというわけにいかない。こういう作業を是非、原課のプロが中心になってやっていただきたい。そこに市民の皆さんが言いたい事を言い合う場になって欲しいと思うのです。言いたいことを言わないと、愚痴になって外に出ちゃう。何にも建設的な議論にならない。誰かを悪者を作ろうとする。こういうことではなくて、これもいわば、大事故の教訓だと思って、是非、お取り組みいただけないだろうかと、本当に心から思っています。この辺のお考えをお聞かせいただければと思います。それから、教育行政ですけど、先ほど、就学援助で制度運用規定の整備というとことありました。現行で支障ないから、要綱でいきますという教育長のお話ありました。これは、やはり教育委員会は行政委員会ですから、独立した行政委員会、教育委員会議が関与しないことにならないわけで、要綱というのは、執行側が具体的に仕事をする際のルールを決めているわけでありまして、いわば、意思機関がここには関わらないということになるわけですけど、要綱はできてるから、変わらないというのは少し聞き捨てならないと思いますので、お考えをお答えいただきたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
紫藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、子どもの貧困対策等についてでございますが、基本的な考え方といたしましては、この度の市政執行方針を記載してございますが、やはり地域社会、新しい命の健やかな成長があってこそ成り立つものであり、だからこそ、子どもは地域の宝であり、美唄の未来、希望そのものと考えております。このため、やはり美唄の地域を担う子ども達の現在及び将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう、我々大人としては、しっかりと子ども達を支えていく必要があると考えてございます。子ども貧困対策につきましては、大きな柱といたしまして、教育の支援、保護者の就労の支援、生活の支援、経済的な支援、こういった4つの大きな分類がございまして、広範囲なテーマや課題を含んでいるとこでございます。このため、市の対応といたしましても、全庁的な取り組み、そして、より一層横断的で密なものとしてひとつひとつの課題に包括的に取り組める仕組みづくりをつくることが非常に大事なものと考えております。このため、市ホームページの情報発信など、様々な方法を通じて、支援を必要とされる皆さんのもとに、子どもの貧困対策に関わる情報がきっちりと行き届き、さらには、子育て世代包括支援センター、これは新年度から取り組む事業でございますけども、子育て世代包括支援センターと連携を図りながら、子ども巡る情報を十分把握できるよう、努めてまいるところでございます。なお、令和3年度に取りまとめる実態調査につきましては、現状や課題などを分析、整理する上で専門家の知見も十分活用しながら、進めるよう検討してまいりたいと考えております。それから、水道行政でございます。計画行政ということで、今後は様々な計画、策定等の整備計画等につきまして、現在立ち上げております「美唄市上下水道事業市民検討委員会」のご意見をいただきながら、市民の皆さんの協働、一緒になって取り組んでいき、考え、市民の皆様にわかりやすくお示しできる計画にしていきたいと考えております。また、最近の取り組みでは、病院の建替えに向けた市立美唄病院建替え基本構想・基本計画、市民委員会、これにおきまして、この間の昨年末にご提言いただいたところでございます。これについて、ご議論いただいているところでございますけども、実は、4月11日に市民説明会も予定してございます。この時は、行政の説明はもちろんですけども、市民委員会の委員長自ら参加していただいて、市民の立場から検討の経過、また、市民の中で議論のあったことを市民の皆さんに説明していただけるということも予定しているとこであり、やはり、市民の皆様の視点でしっかり、こういった問題に取り組むよう、今後とも進めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
紫藤議員の質問にお答えいたします。現在の就学援助制度につきましては、国の制度内容を要綱で運用しておりますが、要綱の条例化につきましては、教育委員会議の中で議員のご意見を伺いながら、今後、協議、検討してまいりたいと考えております。