美唄市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日
(1)中心市街地の空洞化について/(2)市立美唄病院建設について/(3)青少年育成基金について
2021年3月12日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「中心市街地の空洞化について」「市立美唄病院建設について」「青少年育成基金について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。
- 質問者
- 山上他美夫 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文、教育長 天野政俊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 山上他美夫
令和3年度第1回定例会において、大綱3点、市長並びに教育長に質問いたします。まず、大綱第1点目でありますが、美唄市の中心市街地の空洞化について市長にお伺いいたします。美唄の中心街は、道道美唄富良野線の沿線に大型店の出店があり、国道両側は商店街の空き家、空き地が非常に目立ち、当市の顔でもある中心街としての魅力にはなはだ寂しい状況であります。町並みや都市景観が良いという事は、住む人々にも喜びが持てることであり、国は、都市景観大賞というコンテストを設けて、都市の景観を快適さ、そして美しさ、さらに個性づくりという観点から審査、表彰し、都市機能や景観の改善を啓蒙しております。しかし、美唄市においては特に、国道の両側の空き家、空き地が目立ち、都市機能も都市景観も十分といえる状況ではありません。中心街の衰退は美唄に限らず、他の都市でも見られる現象ではありますが、このままでは、今後の人口減少とともに、中心街の衰退にますます、拍車がかかることが予想されます。今から中心市街地の再生計画を立て、少ない人口でも便利で快適で、なおかつ美しい中心市街地の再生を目指さなくてはならないと考えております。国土交通省の資料によれば、活性化している都市は、中心部の人口密度が高く、公共施設が集中立地していて、公共交通ネットワークが整い、都市機能施設に徒歩でアクセスできることが活性化している都市の現状であるとうたっております。そのようなことから、道内でも過去を含めて、岩見沢市や砂川市などで、道内10市が中心市街地の活性化のために、国の認定を受けて、中心街再生に取り組んでいますが、美唄市においても、市民が生き生きと行き交う中心街の再生の計画をお持ちなのか、市長に考えをお伺いいたします。続きまして、大綱2点目、市立病院の建設について市長にお伺いいたします。今年の2月に提示されました、市立美唄病院が建替基本構想・基本計画素案では、市立美唄病院の開院が当初計画より早まり、令和5年度末の開院となったことは、新病院の早期開院を待ち望む市民にとっては、大変喜ばしいことであると考えております。その素案の中で、建設にいたるまでの整備手法について、当初、施行分離方式、PFI方式、デザインビルド方式、ECI方式の4通りの整備手法が提案されておりました。しかし、2月の素案の中では、デザインビルド方式とECI方式の2通りに絞られたとの記載がありました。絞られた整備手法は、工期の短縮と建設コストの削減を考慮しての選択ではなかったかと考えますが、2つの整備手法のメリットについてお尋ねしたいのが、一点。絞られた2つの整備手法で設計施工を進めた場合には、市内の建設業者、設備業者が参入する機会はあるのか。以上2点について市長にお伺いいたします。さらに、現在策定中の第2次産業振興計画素案では、第6章で地元企業の安定経営や雇用維持の実現に向けて、入札、契約に関する制度や運用について改善を進め、地元企業の受注機会の拡大を図るとあります。さらに、先月24日に起きた美唄ダムと美唄市浄水場の送水管事故による断水も地元業者の迅速な対応があって、解決ができたことであると考えております。このように、市内建設及び設備業者があってこそ、市内のインフラが整備、維持されることを考えれば、それらの事業者を存続させることも、市の責務であると考えております。その為に、市の公共事業を地元業者が受注することは、結果として、雇用や企業経営の安定化につながり、市民生活の安心度も高まると思いますが、地元業者の参入について、どのようにお考えなのか。お伺いしたいと思います。大綱3点目であります。青少年育成基金について、お伺いいたします。青少年育成基金の令和元年度残高は、約1億1,000万円ほどありましたが、令和2年度はふるさと納税が大幅に増えたこともあり、青少年育成基金の残額は、前年度から4,000万円ほど増えまして、1億5,000万円以上になると思います。しかし、青少年育成事業の執行額、予算額は令和2年度、そして、令和3年度のいずれも変化なく、基金残高に比べて、その執行額は少なく、今後の基金残高はますます増えていくのではないかと考えております。美唄市は人口減少や少子化により小中学校が統廃合されている状況ですが、市としては、今後も子供たちが生き生きと育ち、活動する機会を提供して、子ども達が住んでいたいまちだと思える支援を行う義務と責任があると思います。これらを踏まえて、増え続けていく青少年育成基金を今後どのように活用していくつもりなのか、教育長にお伺いいたします。2点目として、昨日、同僚議員も質問されていましたが、市内の高校についてお伺いいたします。令和3年度予算案に美唄市内高等学校支援事業で、市内高校の定員確保のために、市内高校へ支援が75万円を計上とありました。しかし、その程度の支援額で高校の定員確保や、魅力ある高校づくりに効果があるのか。はなはだ疑問を感じるところであります。今年度の市内の高校の受験者数は、推薦入学を除いた尚栄高校の定員78人に対して、47人の応募であり、また、聖華高校は40人の定員に対して、24人の応募であったと、新聞報道されておりました。受験生が大幅に定員割れをしている状況は、今後の高校の存続にも関わる事柄であり、とても、憂慮される事態であります。どこの自治体においても、高校の存続が重要な課題であり、多くの自治体が様々な支援策をしており、例えば日高高校では、市が条例まで制定をして、その内容は、バス乗車期間4キロ以上の生徒には、バスの定期運賃の8割補助、さらには、教科書無料支給、そして、新入学生徒の制服の2分の1補助、下宿費など、補助の2分の1、そして、夜間給食の補助2分の1、規程で定める検定に合格した生徒の検定の検定料を助成、そして研修、修学旅行参加費2分の1補助、さらには、地元就学祝い金3万円、大学進学祝い金3万円、その他にも手厚い支援をしております。美唄も受験生に選ばれるような魅力ある高校を構築するために、支援や生徒への大胆な支援策を行う必要があると考えますが、その原資として、青少年育成基金などの活用をする考えはあるのか、教育長にお伺いしたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
山上議員の質問にお答えします。中心市街地の空洞化についてでありますが、市街地の空洞化が進んでいる本市にとって、中心市街地の活性化を図ることは、まちの暮らし、賑わいを創出し、地域を活性化する上で、大変重要なことと認識しております。こうした事から市としましては、令和3年度において「第7期美唄市総合計画」に基づき、地域おこし協力隊を増員し、賑わい創出のためのイベントの開催などにより、誘客の促進を図るとともに、昨年11月に統合、設立された「びばい商店街振興組合」が取り組む、賑わい創出事業に対して、支援を行ってまいります。また、商工会議所や関係機関などと連携を図りながら、中小企業等振興条例に基づき、創業支援をはじめ、事業継承、中心市街地の空き店舗対策を図るなど、魅力ある商店街づくりや安定した経営ができる商業環境づくりに努めてまいります。さらに、美唄ならではの「食」や「自然」、「歴史」、「文化芸術」などのすばらしい地域資源を活用して、新たな体験メニューづくりを進め、美唄市を訪れる関係人口や交流人口の創出・拡大を図るとともに、中心市街地やその近隣である郷土史料館への回遊を促進してまいりたいと考えております。次に、病院建設の整備手法と、地元業者の参入についてでありますが、整備手法につきましては、大規模な事業の契約にあたっては、価格だけではなく、施工技術、地域貢献の方策を含めた提案とあわせ、受注者が蓄積している技術やノウハウを有効に活用し、建設コストの削減、工期の短縮と機能・品質の向上が可能となるデザインビルド方式やECI方式を基本に検討を行っているところでございます。次に、地元業者の参入の機会につきましては、公共工事の発注において、共同企業体へ発注する大規模な工事では、地元業者がその構成員となれるよう、建設工事共同企業体運用基準を定めているところであり、その主旨に沿って、対応してまいります。次に、地元建設業者・設備業者の受注と産業振興についてでありますが、建設産業は地域における経済・雇用、地域の活力を左右する重要な産業であり、災害時の緊急対応など、地域の安心・安全の確保に大きな役割を果たしていることから、地元業者が地域産業の中核として、持続的に発展することができるよう、参入されることが望ましいと考えております。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
山上議員の質問にお答えします。初めに、青少年育成基金についてでありますが、令和3年2月末時点での寄付金の納付額は、4,292万2,000円となっており、令和2年度末の基金残高の見込みについては、1億5,000万円前後になるものと予想しているところであります。その要因といたしましては、ふるさと納税による寄附額が増加したものによるものであります。また、令和3年度の基金からの繰入金につきましては、1,089万4,000円となっており、令和2年度の基金繰入金予算額678万7,000円と比較して、410万7,000円の増となっており、青少年育成事業の拡充に努めているところであります。基金繰入金を活用した事業といたしましては、ジュニア・チャレンジスクールの事業や放課後児童対策事業等の10事業に395万4,000円、補助金での支援事業として、小中学生の大会派遣やスポーツ少年団等に対する7事業に694万円を計上し、学校教育、生涯学習やスポーツなど、様々な事業に対して、充当しているところであります。今後におきましても、教育、文化及びスポーツ関係団体などのご意見をお伺いしながら、事業の充実に取り組んでまいります。次に、基金を活用した高校支援についてでありますが、本市においては、平成28年度から基金を活用し、市内2校の高等学校に対して、教育活動に要する経費の一部を支援するほか、生徒の進学模擬試験、資格取得にかかわる検定料や学校のPR活動に要する経費の一部を補助しているところであり、この支援を継続して行ってまいります。市内高等学校については、まちの活力づくりや、地域の活性化といった大きな役割を担っていただいていることから、今後におきましても、両校の意向をお伺いしながら、市長部局と連携して、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
再質問 4番 山上他美夫
自席から再質問をさせていただきます。中心市街地の空洞化についての再質問でございます。国では、中心市街地を生活拠点として再生しましょうと、中心市街地活性化法の活用を推進しております。今現在、美唄中心街は空き家、空き地が多く目立ち、その多くは持ち主不明や放置物件であり、昨日も大通りの空き家と家具店の倒壊事故がありましたが、その空き家は持ち主不明で個人情報保護という制約から、手もつけられない状況であり、再開発の障害となり、衰退に拍車をかけ、景観も著しく悪くなる一方であります。これらの状況を改善するために、行政が積極的にリーダーシップをとらなければ、民間活力を呼び込み、そして、まちづくりのきっかけを作ることはできません。解決の道は遠いと思いますが、国が定める中心市街地活性化法は、中心市街地を生活拠点として、再生しましょうとうたっており、様々な支援策が用意されております。人口減少で美唄市は今年度中には2万人を割り、10年後には1万5,000人、20年後には1万人になるという事がほぼ確実な状況でありますが、今こそ、この時に10年、20年先を見据えた中心市街地のあるべき姿を描いていかなければ、未来の美唄市は魅力の無い、錆びれた、がらんとした田舎町になることは確実であります。中心市街地活性化法では、法律税制の特例や補助事業により、重点的に支援を実施しますとうたっており、その支援策はたくさんありますが、暮らし、賑わい再生事業、都市整備再生事業の補助、交付金、そして社会福祉施設等設備整備費補助金などのたくさんの補助金制度があります。中心市街地活性化法を活用して、魅力ある中心街の再生が必要であると思いますが、市長の考えを改めてお伺いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
山上議員の質問にお答えします。中心市街地の活性化基本計画についてでありますが、現在、道内では帯広市、岩見沢市、富良野市の3市が計画に基づき、いわゆるハード整備とソフト事業の両面の取組が進められているところでございます。これまで、本市におきましては、平成18年に地元商工会議所が中心となって、商業者や金融機関、市役所などから構成される「市街地活性化協議会設立準備会」が設置され、協議した経過がございますが、施設整備の投資効果や将来の採算性などの課題もあり、今日まで計画策定や協議会の設置にまではいたらなかったところでございます。今後、市としましては、これまでの経過を踏まえ、商工会議所や商店街組織を通じて、地元商業者の意向を十分確認するなど、今後の取り進め方ついて、しっかりと協議してまいりたいと考えております。