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美唄市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日

(1)市立美唄病院建設について/(2)立地適正化計画について

2019年9月9日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「市立美唄病院建設について」「立地適正化計画について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
山上他美夫 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 山上他美夫

令和元年第3回定例会において、大綱2点についてご質問いたします。まず、大綱1点目、市立病院についてお伺いいたします。私は、本年6月の選挙での最大の争点は、市立美唄病院建替え問題であったと考えているとともに、私は、その選挙結果が市民が市立病院建替えの見直しを求めた結果であると考えております。前市長は、昨年十数回に及ぶ市民説明会や市民委員会の提言などで、建替え計画に反対する意見が多かったにも関わらず、原案どおりの建替え計画実施を昨年末に発表し、本年1月に実施設計の契約を済ませた後、3月22日には、地域医療体制等調査特別委員会において、建設の延期、見直しを言及し、さらには、4月中旬には突然、新聞紙上で建設の延期・見直しを発表されました。わずか4カ月程度で、議会の承認なしで延期・見直しを発表し、その結果として、実施設計も中断したままとなって現在に至っております。このような前市長の計画変更の難題を解決すべく、わずか2カ月ほどで本定例会3日の市政報告で、市長は、市立美唄病院建替え計画のスケジュールと今後の市立美唄病院建替えについて、医師会や市民と合意形成を図り、庁内、院内に検討会を設置し、財政推計や北海道地域医療構想調整会議との協議を踏まえて、建設計画案の策定に取り組むと表明され、さらに実施設計の契約解除まで言及されました。その結果として、市民の一番の関心事は、市立病院建替え計画において、基本設計額、旧看護師宿舎解体に関する交付されなかった補助金等、さらには実施設計に関わる違約金等々、無駄となった費用総額はいくらであったのかということと、板東市長の考える市立病院建替え計画が、今後どのようになるのかということだと思います。7月3日の就任から約2カ月を過ぎたこともあり、板東市長が公約に掲げられた市立美唄病院建替え計画の見直しについて、今後どのように考えておられるのか、すでに同僚議員が何度もお尋ねしていますが、次の4点について、改めてお伺いしたいと思います。まず第1点目として、実施設計の契約内容と契約先の日建設計とは、どのような状態にあるのか。2点目として、旧看護師宿舎解体、基本設計、実施設計等、これまでに要した事業費について、いくらであったのか。3点目として、市立美唄病院建替えの基本構想とスケジュールについて。4点目に、新たな市立美唄病院建設計画において、市民の意見を反映し、市民との合意形成は、どのように行うのか、以上4点についてお伺いいたします。続きまして、大綱2点目の1つ目に質問いたします。7月にも質問しましたコンパクトなまちづくりを目指した立地適正化計画についてであります。立地適正化計画では、市立美唄病院の建替えと保健福祉総合施設の建設やかねがね市長の公約にありました生涯学習センターで述べていました公民館、図書館の移設、さらには市役所、市民会館の移設、そして、美唄工業高校跡地への市営住宅などのいくつかのプロジェクトが提案されております。その中で、いなほ団地、進徳東団地、南美唄団地を中心で集約することを目的として、美唄工業高校跡地に120戸の市営住宅の新設がうたわれております。しかし、市内のゆたかニュータウンや有為団地、進徳団地、東光団地などの空き状況は2割以上あると聞いていますので、実際のところの空き室状況をお聞きしたいと思います。そして、空き室が埋まらないその要因はどこにあるのか。入居基準など、障害となる要因を取り除いて、入居率を高めることにより、廃止しようとする3団地の居住者を充足できるのではないか、新しい市営住宅の建設は、必要なのかもあわせてお聞きしたいと思います。また、廃止する3団地の入居者の中には、中心部から離れていても、不便であっても、1万円以下の家賃しか払えないという理由で、新しい市営住宅ができても、家賃が高ければ入居できないという人もおられます。美工跡地へ市営住宅を建設することに対する需要をもう一度調査する必要があるとともに、3団地の廃止による所得が少ない居住者に対し、支援の手立てはあるのかもお聞きしたいと思います。続きまして、大綱2点目の2つ目、空き地・空き家対策でございます。7月の議会でも質問しました。市内中心部への空き地・空き家への居住誘導と移住・定住の促進について質問いたします。先ほど紫藤議員からもお話がありましたお墓の件ですが、今月2日の新聞で、全国的に無縁墓が増えているとの記事が掲載されていて、持ち主が何年もお墓の手入れに来ていない、持ち主と連絡がとれていない、長期間にわたり管理料の滞納もあるなど、札幌市営の霊園では、昨年度、連絡文が届かないケースが5,000件もあったという記事が掲載されておりました。美唄市内の空き家・空き地の地主についても、この無縁墓のような持ち主と連絡が取れない、持ち主不明という物件は、どれだけあるのかお尋ねしたいと思います。また、参考として、平成30年度の固定資産税の課税対象件数と滞納件数はどれだけあるのかについてもお聞きしたいと思います。空き地・空き家の放置は、都市環境や美観の上で問題があり、行政としては、積極的にその解消に努める責務があると思いますし、空き地・空き家が有効に活用されてこそ、都市の活性化につながるのではないかと考えております。その観点から、空き家・空き地の持ち主に対して、維持・売却・譲渡等の意思や状況の確認調査は、市としては可能なのかどうかをお聞きしたいと思います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

山上議員の質問にお答えいたします。初めに、市立美唄病院建替えについてでありますが、実施設計につきましては、本年1月28日に株式会社北海道日建設計と契約金額6,242万4,000円、委託期間、本年1月29日から9月30日までとする「市立美唄病院等改築実施設計委託」を契約したところでありますが、前市長において、規模縮小などの見直しが必要となったことから、本年5月14日より7月31日まで、委託業務が一時中断されていたところでございます。このような状況の中で、私といたしましては、持続可能な医療体制を実現するため、これまでの基本計画・基本設計を検証する必要があると考え、中断期間を延長し、今回、契約解除の手続きを行うこととしたところでございます。次に、これまでに要した事業費につきましては、基本設計に2,384万9,000円、旧看護師宿 舎 解 体 の 実 施 設 計 及 び 解 体 費 用 に 1 億3,536万7,000円、地盤調査費用に950万4,000円を支出したほか、実施設計につきましては、契約金額6,242万4,000円のうち、平成30年度に1,156万円の前払い金があり、費用の総額が、2億3,114万4,000円となっております。このうち、支出済額は1億8,028万円となっておりますが、今後、実施設計の契約解除に伴い、これを清算する費用が発生することとなっております。次に、今後のスケジュールにつきましては、しっかりとした将来の見通しのもとに、医師会や市民の皆さんとの合意形成を図りながら、美唄にふさわしい病院建替え計画を策定し、早い段階に庁内及び院内に検討会を設置し、来年度より、基本構想・基本計画を取りまとめてまいりたいと考えております。また、実施設計につきましても、私の任期の4年間のうちに取り組んでまいりたいと考えております。次に、市民合意につきましては、これまでの市立美唄病院建替えに向けた計画において、財政負担に不安を抱く市民の皆さんに対しまして、十分な説明がなされないまま取り組みが進められてきたと考えておりますことから、改めて行う財政推計と将来負担の見込み、医療を取り巻く状況などをより明確にお示しするほか、広く市民の皆さんのご意見をお聞きし、美唄市まちづくり基本条例第23条第1項に基づく説明・応答責任をしっかりと果たしながら、合意形成を図ってまいりたいと考えております。次に、立地適正化計画について、市営住宅についてでありますが、市街地にあります市営住宅の空き戸数につきましては、8月末時点で申し上げますと、ゆたかニュータウンで29戸、共練団地で24戸、東光団地で17戸、美の里団地で14戸、有明団地で12戸、有為団地で4戸の合計100戸となっております。空き家が多い理由といたしましては、一般世帯の減少と、反対に単身者世帯の増加による住宅を求める家族構成の変化により、一般世帯向けの3LDKの住居を求める市民が減少していることや、高齢化により、エレベーターが設置されていない3階もしくは4階への応募が減少したことにあると考えております。また、既存の空き戸数が100戸に対しまして、3団地には196戸が現在入居しておりますので、現状では、3団地の入居者全員を充足できるものではないと考えております。このため、今後につきましては、老朽化が著しいことを踏まえ、新しい団地の建設が必要であると考えております。また、3団地の入居者の皆さんに対しましては、この建替えによりまして家賃が増加するため、このことを入居者の皆さんにご説明し、意向調査をしっかりと実施してまいります。次に、3団地の居住者に対する支援につきましては、新団地の建設により、家賃が増加することになりますが、入居後、5年間で新しい家賃へと無理なく段階的に移行できるように、公営住宅法の減免制度を活用してまいりたいと考えております。次に、中心街空き家・空き地の対策についてでありますが、相続人がいない場合や所有者の所在が不明な場合などにより、所有者と連絡がとれない空き家・空き地の件数につきましては、空き家368件に対しまして51件、また、適正に管理されていない空き地182件に対しましては14件であります。なお、平成30年度の固定資産税の滞納状況につきましては、市全体といたしまして、課税対象の9,231件に対して、178件が滞納となっているところでございます。次に、空き家の所有者に対する意向調査につきましては、美唄市空き家等対策計画を策定するにあたり、空き家となった時期や理由、管理の頻度や方法、今後の解体や利活用の予定、困りごとの内容などについて、本年4月からアンケート調査を実施する予定となっております。また、空き地の調査につきましては、所有者の把握に努めるとともに、判明した場合には、アンケート調査を実施する予定となっております。

質問 4番 山上他美夫

自席より何点か質問をさせていただきます。病院問題に関しては、日本各地の公立病院の経営状況をインターネットで調べますと、本当にたくさんの自治体で、公立病院の経営に対して赤字で困っているところがあると。近隣の滝川市立病院では、昨年度、3億6,100万円の赤字、そして、これは本当かと思いますが、砂川市立病院でも3億6,700万円の赤字を出している現状がございます。私も昨年の市立美唄病院建替え等に関する市民委員会において、過大なる建設費、建設設備の実施は、将来の人口減少が見込まれる中で、必ず大きな財政負担となると、再三申し上げてまいりました。市長が4年以内に実施設計を行うと言われたことから推測すれば、病院建設時の令和6年頃の美唄市の人口は、人口推計から見ますと、約1万8,000人程度、さらに26年後の2045年には1万人を切って9,092人という人口が予測されております。そのうち、65歳以上の老人人口についても、総人口に対する比率は上がるという話でありますが、実際の人口については、現在の8,800人から5,300人まで減少すると予測されております。このような人口減少が予測される中、今現在、市立美唄病院のベッドの利用率は、昨年度で平均で65%程度と聞いております。現在のベッド数が97床ございますので、65%ということは、今後計画される病院では、65床あれば、十分足りるのではないかと考えられ、ベッド数の削減においても、これまでの建設計画よりも縮小可能と考えています。将来、人口減少が続く美唄市において、その財政規模に見合わない過大な設備投資は、当然に赤字経営が予測され、人口減少による財政規模の縮小は、市民への負担がさらに増していくことになると考えております。私は、これまでに費やした無駄となる基本設計等の総額1億8,000万円と実施設計の解約金は、人口に見合わない過大な病院建設で将来発生するであろうと思われる赤字を考えれば、十分に吸収し取り返しできることだと考えております。そこで、市長は新たな市立美唄病院建設計画を作成にするにあたり、どのように経済的な部分を考えておられるのかご答弁いただきたいと存じます。そして、市営住宅についてでありますが、美唄市は毎年2.5%の人口が減少し、10年後には、人口予測で現在より25%も減少し、過剰な市営住宅が市財政の負担要因になるとも考えられます。美唄市が考えるべきことは、年収の少ない若者や老人型は、多少不便でも安い家賃で安心して居住できる今の市営住宅で構わないという声もあるということでございます。新しく市営住宅を建設し、古い3団地を廃止することは、必ずしも、そこに住む住民の希望に沿ったものとは言えないと思います。1万坪以上の広大な美唄工業高校跡地に120戸の市営住宅を新設するのが良いのか、例えば、市役所の北側にございます崩れかけた美容学校や使われないでいる勤労青少年ホームを市営住宅として、必要なだけの市営住宅を建設すれば、より市街地に近く、街中の活性化にもつながるのではないかと考えます。さらに言えることは、道から譲り受けた美唄工業高校跡地の契約事項もあるとは思いますが、広大な用地に120戸の市営住宅建設で使ってしまうのは、いかがなものかと考えますが、市長のご意見をお伺いしたいと思います。3点目に、空き家・空き地の14%が持ち主と連絡がとれていないという現状には、少し驚いていますが、今後、家主・地主が所在不明となる状況は、ますます増加していくと予想されます。このことは、市にとって行政管理費用の負担増加にもなり、さらには、市街地周辺の過疎地遺棄増加や市中心部に空き地や空き家が増えていくことは、都市機能や都市景観上のマイナス要因になると考えています。以上のことを鑑み、市としては、積極的に空き地・空き家の解消に努めていくべきと考えております。先ほどの質問でも述べましたとおり、市としては、積極的な持ち主の意思確認を行い、その情報を市内外に発信して、市街地周辺住民の中心部への居住誘導や移住・定住の転居を促進すべきと考えております。以上のことを考慮して、先ほどの回答で、空き地・空き家の持ち主にアンケートをされると答弁されましたが、譲渡や貸与などの情報を市として情報発信する予定はあるのかもお聞きしたいと思います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

山上議員のご質問にお答えいたします。初めに、病院の建替え計画についてでありますが、しっかりとした将来の見通しのもとに、医師会や市民の皆さんとの合意形成を図り、美唄にふさわしい病院建替え計画を策定してまいりたいと考えております。このことにより、どんなに人口減少や高齢化が進んでも、持続可能な医療体制づくり、こういった点を中心にしながら取り組んでまいりたいと考えております。次に、市営住宅の建替え用地についてでありますが、3団地の入居者の皆さんの意向や既存の空き住居対策、入居基準、さらには、市営住宅の立地に適した場所の調査など、さまざまな面から市営住宅のあり方について検討を行いながら、建替えを進めてまいりたいと考えております。次に、空き家・空き地の情報発信についてでありますが、令和2年度中に策定する予定であります空き家等対策計画につきましては、空き家の積極的な利活用の促進につながる支援体制を整備するとともに、空き地を含めた情報発信に取り組んでまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる