みんなの議会

美唄市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日

(1)市長の公約について/(2)行財政運営について

2019年9月9日、美唄市議会の一般質問で、楠徹也議員が「市長の公約について」「行財政運営について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
楠徹也 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 楠徹也

令和元年第3回定例会にあたり、大綱2点、市長にお伺いいたします。大綱の1点目は、生涯学習センターについてであります。7月に生涯学習センター構想について一般質問をさせていただきましたが、そのときの市長の答弁は、生涯学習センターの構想の中身、スケジュールについては一切触れず、学校と公共施設間を自由に行き来する不特定多数の人々のセキュリティ対策については、教職員や公共施設職員による見守りを徹底するとともに、今後、より具体的な対策について検討したいとの答弁でありました。また、市立病院建替えや本庁舎等の建替えに向けた優先度の質問に対しては、次期総合計画の策定に際し判断していきたいとの答弁であり、保護者や地域との構想の合意形成については、各学校の現状や課題、将来の児童生徒数の見通しなどの整理のほか、財政推計を行った上で、小中学校の再編や建設位置などを検討したいとの答弁があり、また、放課後児童施設のあり方については、構想をまとめていく中で、あわせて検討していくとの答弁であり、すべての質問に対して、具体性のない答弁でしたので、これらの答弁を踏まえ、質問させていただきます。1点目は、構想内容とスケジュールについてお伺いします。市長は選挙期間中、公約で掲げ、そして所信表明においても生涯学習センターの建設を進めるとしています。そうであれば当然、保護者や地域の方々との合意、さらには公共施設が併設されているので、財源を含め具体的な内容を示し、市民全体の合意形成が必要となります。合意形成を得るためには、構想を具体化しなければなりません。そして公約ですから、最低でも任期の4年の中で実施設計をしなければならないと思います。構想は、中央小学校を核とした構想なのか、それとも漠然とした構想なのかをお聞きするとともに、改めて今後のスケジュールについてお聞きします。2点目は、セキュリティ対策についてであります。市長は7月の一般質問で、教職員や公共施設職員による見守りを徹底するとともに、今後、より具体的な対策について検討したいと答弁しましたが、その後、教職員とどのような協議をしたのかお聞きします。3点目は、東地域の保護者との協議について、今後、構想を進めるにあたって、東地区の保護者と、いつ、どのような協議をしていく考えなのか市長にお伺いします。次に、大綱2点目の行財政運営についてであります。市長は、人口減少を背景に、20年、30年先を見据えた財政推計を策定する考えを示しているところですが、病院計画が定まらない中、公約では、栄幼稚園の存続、小中一体型生涯学習センターの新築、公営住宅見直しなど、これらの課題整理と概算事業費が積算されない中で財政推計をしようとしておりますが、仮に策定したとしても、財源の根拠のない推計では夢物語で、策定する意味はないものと考えるところです。以上を踏まえ、市長にお伺いします。1点目は、財政健全化終了後に新たに財政推計を策定する必要性と策定する目的についてお聞きします。2点目は、大型事業の概要が定まらない中での策定スケジュール、策定手順と時期等についてお伺いします。3点目は、職員給与削減の考えであります。市長は任期中、自身の報酬を20%削減することを決定しましたが、財政推計策定に向けて、職員の給与削減を考えているのかどうかをお聞きします。4点目は、総合計画や各種計画との整合性について市長にお聞きします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

楠議員の質問にお答えいたします。初めに、生涯学習センターについてでありますが、小中学校と一体となった生涯学習センターの構想の内容とスケジュールにつきましては、人口減少や少子高齢化がますます進んでいく中において、将来を見据えた持続可能なまちづくりを進めていくために、地域の未来を担う子どもたちには、一定の社会性を培いながら学ぶことのできる小中一貫校の検討が必要であると考えており、この小中一貫校に図書館や公民館等の機能を含めた生涯学習センターを併設して、地域の大人たちが共に学び交流などをしながら、培ってきた経験や知識を子どもたちに伝えるなど、地域全体で子どもたちを見守り育んでいくことが重要であると考えております。小中一貫校の効果につきましては、学力・学習意欲の向上、子どもたちの社会性の育成機能の向上、いわゆる中一ギャップの緩和などにつながることなど、義務教育全体の質の向上が期待されるとしております。このような小中一貫校を設置して、子どもたちの学力の向上を含めた生きる力を育んでまいりたいと考えております。こうした考え方に基づく小中一体となった生涯学習センター構想を私の任期中にまとめて、地域の皆さんをはじめ、教育関係者等と議論しながら、構想実現に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。なお、建設場所等につきましては、構想の実現に向けた市民の皆さんとの十分な話し合いにより決められるべきものと考えております。次に、セキュリティ対策につきましては、警備会社による機械警備のほか、監視カメラの設置等について検討するとともに、教職員や公共施設職員による見守りの徹底など、今後、より具体的な対策について検討してまいりたいと考えております。なお、教職員との協議につきましては、今後、構想の実現に向けた検討の中で協議してまいりたいと考えております。次に、保護者・地域の皆さんとの協議につきましては、全市的な観点から義務教育のあり方を検討し、構想の合意形成に向けた話し合いを行ってまいりたいと考えております。次に、行財政運営について、財政推計の策定についてでありますが、財政推計の必要性と目的につきましては、人口減少社会や超高齢化社会に伴う社会構造の大きな変化を見据えたまちづくりが必要であると認識しております。このため、財政推計につきましては、さまざまな地域の新たな課題に真摯に向き合い、市民の皆さんとの共通認識を得ながら、将来のリスクをしっかりと見通した判断材料となるように取り組んでまいりたいと考えております。次に、策定スケジュールにつきましては、本市が抱える喫緊の重要課題の解決に向けて、市民生活に立脚した事業を優先に考えながら、早急に策定してまいりたいと考えております。次に、職員給与の削減につきましては、財政推計に基づき健全な自治体運営に取り組み、給与の削減につながることのないよう努めてまいりたいと考えております。次に、各種計画との整合性につきましては、令和3年度からスタートいたします次期総合計画や個別計画等との整合性を図ることが重要であると考えており、将来にわたって持続可能なまちづくりに向けて、推計の策定に取り組んでまいりたいと考えております。

質問 7番 楠徹也

自席より何点か質問させていただきます。まずは生涯学習センターについてでありますが、7月議会の一般質問でも、小中学校と一体となった生涯学習センター構想の内容とスケジュールについて質問しましたが、今回の答弁も7月議会と同様、何ら変わらない答弁であり、残念であるとともに、この市政の中で無理難題を押し付けられているであろう職員のメンタル面が気になるところです。市長は答弁の中で、この小中一貫校に図書館や公民館等の機能を含めた生涯学習センターを併設して、地域の人たちが共に学び交流しながら、培ってきた経験や知識を子どもたちに伝えるなど、地域全体で子どもたちを見守り、育んでいくことが重要であるとの考えを示し、財政的なものには一切触れずに小中一体となった生涯学習センター構想を市長の任期中にまとめて、地域の皆さんをはじめ、教育関係者等と議論しながら構想実現に向けた検討を進めるとの答弁でした。今回、中央小学校が4億円規模の大規模改修工事を行い、近々、東小学校も同程度の大規模改修工事が必要となる中、そして、まだまだ1,000人以上の児童生徒が在籍する中、さらには、市立病院建替え計画が一向に決まらない中、市長の任期中にこの構想をまとめる必要性が本当にあるのか市長にお伺いします。次に、セキュリティ対策についてでありますが、市長が答弁で言うセキュリティ対策が本当に実効性のあるものなのかをお聞きするとともに、教職員との協議につきましては、具体的にいつ、どのように行うのかお聞きします。次に、構想実現に向けた市民説明についてですが、先ほどの答弁では、建設場所等については、市民の皆さんとの十分な話し合いにより決めるべきとのことでしたが、任期中にまとめるのであれば、これら話し合いは早急に行わないと間に合わないと考えますが、市長は、いつごろまでに、どのような形の話し合いを持つのか、構想実現に向けての判断基準として、事業費を示した上でのアンケート調査を実施すべきかと考えますが、市長の考えをお伺いいたします。次に、行財政運営についてですが、市長は、6月4日の新聞取材の中で、前髙橋市政に対して、市民不在の姿勢と判断し、「2015年に財政健全化計画が終わった時点で第2の財政計画を作らず将来の見通しがない中で、病院建替え事業が出されました。このままいくと病院経営は赤字に転落し、全体も赤字に陥りかねない」とのコメントをされています。先ほどの答弁では、人口減少や超高齢化社会に伴う社会構造の変化を見据えたまちづくりを進めるために、財政推計を早急に策定するとの答弁でしたが、市長は、市立病院の建替え事業費が過大であること、極めて実現性の低い通院バスの運行、栄幼稚園の存続に伴う財政的経費、小中一貫型生涯学習センター建設構想を掲げ、単純に予測しても、100億円近い規模の事業を実施しようとしており、答弁とは真逆で、将来の人口減少を鑑みない行政運営を行おうとしていると思うところです。就任後、まちづくり懇談会や議会の場でも、どの施策も早急にできるだけ早くと述べるものの、スケジュール感については一切説明せず2カ月が経過、7月議会の答弁と9月議会の答弁でほとんど前に進んでいなく、かえって市政が後退しているものと考えざるを得ません。市長は、20年、30年後を見据えた財政運営と述べていますが、20年、30年先を見据える前に、目前のやるべきこと、特に市立病院の建替え計画を短期的視点でしっかりと進めることが市長に求められているのではないかと思います。質問に入りますが、早急に作成すると言いますが、いつまでに作成するのか、また、財政推計には公約に掲げる事業を盛り込むのか、市営住宅新築は盛り込むのか等についてお聞きするとともに、どのような手順で財政推計案を作成し、その素案について、市民合意をどのような手法で得るのか、これらすべてを盛り込んだ場合の財政運営をどう考えるのか、市長の考えをお聞きします。次に、職員給与の削減についてですが、先ほどの答弁では、削減するとは名言しないものの、市長は財政推計に基づき、健全な自治体運営に取り組み、給与の削減につながることのないよう努めるとの答弁をされましたが、市長は、この財政推計には、職員の給与削減を盛り込まないとの考えで良いのか、改めてお聞きいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

楠議員の質問にお答えいたします。初めに、小中学校と一体となった生涯学習センター構想の必要性についてでありますが、人口減少や少子高齢化がますます進んでいく中、未来を担う子どもたちの生きる力を育んでいくために、一定の社会性を培いながら学ぶことができる小中一貫校をつくり、そこに生涯学習センターを併設して、子どもたちを地域全体で見守り育んでいく環境づくりが重要であると考えております。また、中央小学校及び東小学校は、建築後47年を経過しており、いずれ建替えなければならないことを考えた時に、将来を見据えた考え方が必要となりますので、私の任期中に構想をまとめて、地域の皆さんをはじめ、教育関係者等と議論をしながら、構想の実現に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。次に、セキュリティ対策と教員との協議時期につきましては、構想がまとまった後に、地域の皆さんをはじめ、教育関係者等と議論しながら、構想の実現に向けた検討をする予定でありますので、この中で具体的に進めてまいりたいと考えております。次に、市民説明等につきましては、市民との構想策定委員会等により構想案を取りまとめた後、構想の実現に向けた市民の皆さんや教育関係者等と協議・検討する予定としております。なお、構想の実現に向けた市民等との協議・検討につきましては、アンケート調査も含め、さまざまな方法を検討してまいりたいと考えております。次に、財政推計でありますが、私の喫緊の課題への認識と今後の財政運営にあたっての考え方につきましては、国立社会保障・人口問題研究所の平成30年推計の日本の地域別将来推計人口によりますと、本市の20年後においては、人口が1万人と半減するとともに、高齢化率も現在の42%から56%に上昇すると見込まれております。また、日本全体といたしましても、2008年から2010年あたりを境として、かつて経験したことのない人口の減少局面に入っており、今世紀末、6千万人程度になると推計されております。このことが意味するところは、現行制度を前提としても、人口減により地方交付税を中心として収入が減り、本市の財政規模は、現在の約3分の2程度に縮小することが見込まれる一方、支出においては、上下水道料、ごみ使用料、介護保険料などの市民負担の増加が見込まれております。さらに現時点では、市内の公共施設のほぼ全てが建替え、もしくは更新の時期がくることとなります。その主なものを申し上げますと、小中学校、市民会館、図書館、病院、庁舎、市営住宅、道路・橋りょう、さらには現在進めております農業基盤整備の市の負担が、事業終了とともに始まるということでございます。このような中で、私といたしましては、これからの地域社会の形がどのように変わっていくのか、それについての長期的な予測を立て、それに対して私たちは何ができるのか、何をなすべきなのかを論じ、今できることから着手することは、この地域の未来に対する私たちの避けることのできない責任であると考えております。このため、市民の皆さんが判断できる、市民と市役所の間の情報共有をはじめ、公共施設については規模の適正化と集約化ではなく、複合化と転用を進めるとともに、財政運営にあたっては、将来の見通しをしっかりと立てることが重要なことであると考えております。私といたしましては、この財政見通しを作成することで、的確な政策判断ができるようになり、また、財政健全化に向けた方策も、しっかりととることができるようになると考えております。なお、市民生活に立脚した優先事業につきましては、美唄の将来を見据えて、市民の皆さんの立場から、もう一度しっかりと見直し検討を行い、判断してまいりたいと考えております。次に、美唄工業高校跡地につきましては、まちづくり懇談会等でのご意見や3団地の入居者の意向調査などを踏まえた上で、建替え計画を進めてまいりたいと考えております。次に、推計案に対する市民合意につきましては、美唄市まちづくり基本条例第23条で規定する説明・応答責任の考え方に基づき、多くの方々の声を耳に傾けながら合意形成を図ってまいりたいと考えております。なお、現時点では財政推計に職員給与の削減を盛り込む考えはないところでございます。

再質問 7番 楠徹也

自席より再度質問させていただきます。生涯学習センターについてですが、1点目は、この構想の必要性についてであります。先ほどの答弁では、この構想の必要性について、市長は、人口減少や少子高齢化がますます進んでいく中で、未来を担う子どもたちの生きる力を育んでいくために一定の集団性を培いながら学ぶことができる小中一貫校をつくり、そこに生涯学習センターを併設して、子どもたちを地域全体で見守り育んでいく環境づくりが重要であるとの答弁でしたが、近々、東小学校も同程度の大規模改修工事が必要となる中、そしてまだまだ1,000人以上の児童生徒が在籍する中、さらには市立美唄病院建替え計画が一向に決まらない中、セキュリティ対策にも大きな不安のあるセンター構想をまとめる必要性があるのか、答弁を聞いていて私は理解できませんし、多くの市民の皆さんも理解できないだろうと思うところです。改めてお聞きしますが、市長は同僚議員の質問において、今後策定するとしている財政推計の中にこの生涯学習センターに要する事業費を盛り込むとの答弁をしておりますが、病院建替え計画がある中、この事業費を財政推計に盛り込んで、美唄市の財政が持続可能なものになるのか、市長の真摯な答弁をお願いいたします。次に、セキュリティ対策についてです。最初の答弁で、市長は、警備会社による機械警備のほか、監視カメラの設置等において検討するとともに、教職員や公共施設職員による見守りの徹底など、今後、より具体的な対策について検討してまいりたいとの答弁で、再質問では、構想がまとまった後に地域の皆さんをはじめ、教育関係者と議論しながら、構想の実現に向けた検討をする予定との答弁でありました。セキュリティ対策で警備会社による警備のほか、監視カメラの設置等についてはわかりますが、教職員や公共施設職員による見守りの徹底については、教職員の働き方改革が進む中、教育関係者等の理解は極めて困難だと思うところであります。改めて、この見守りのあり方について市長の考えをお聞きするとともに、職員との協議については、構想前に市長自身が学校現場に考えを示し、意見を聞くべきであると思いますが、市長の考えをお聞きいたします。次に、市民説明についてです。答弁では、一定の方向性を示す構想案を策定し、構想をもとに市民との話し合いをした上で構想を取りまとめた後、構想の実現に向けた市民の皆さんや教育関係者等と協議・検討する予定であり、アンケート調査も含め、さまざまな方法を検討していくとのことでしたが、この構想により、東地区の保護者の中には、東の小中学校が西側に統合されると不安に思っている保護者が多いと聞いております。これら不安を持つ保護者のために、早急に一定の方向性を示すべきだと思いますが、市長の考えをお聞きしますとともに、これまでの同僚議員の質問に対する答弁同様、質問に対しては具体的な答えがほとんどなく、多くの市民は、この答弁を聞いて、今後の美唄市政に大きな不安を感じるだろうと思うところです。端的に質問しますので、端的にお答えをお願いいたします。市長は、この生涯学習センター建設が市立病院の建替え計画をはじめ、優先度の高い公共施設の整備の中で、本当に重要と考えているのかお聞きします。次に、行財政運営についてですが、ただいまの答弁を聞いて、市民の方は納得するのでしょうか。財政推計についてですが、まずは市長が美唄にふさわしいとする病院規模の考えや、その考えに見合う概算額を推計で示さなければ、今後設置される検討委員会の中で、何も協議できないのではないでしょうか。市長は、令和2年に基本計画、基本構想を作成し、任期中に実施設計に取り組みたいとしておりますが、協議に必要な肝心の財政推計は、令和3年以降に作成するとしております。病院建設計画のスケジュールについては、同僚議員から市長のスケジュール感では、病院建設は6・7年後になるのではとの質問に対しても答弁しておりません。何もかも自分の考えを示していない、ただただ抽象論を繰り返し、他の公約に掲げた施設も一定の方向性が示された中で盛り込むとの漠然とした答弁であり、このままでは次年度に作成するとしている基本計画も任期中に取り組むとした実施設計も本当にできるのか、病院建設も6・7年どころか建設できるのか危惧するところであります。財政推計は、病院建替え建設の議論を進める上で、早急に作り、今後設置する検討委員会や、さまざまな場面での市民説明の際に不可欠なものであり、財政推計がなければ、次年度の予算の編成もできないものと考えております。そこで、再度質問させていただきますが、1点目は、喫緊の課題の認識について、市長は、人口減による収入が減少する一方で、上下水道料、ごみ使用料、介護保険料など、市民負担の増加が見込まれることや公共施設のほぼ全てが建替えや更新、住宅や道路、橋りょう、農業基盤整備の負担について答弁されるとともに、公共施設については、規模の適正化と集約化ではなく、複合化と転用を進め、財政運営にあたっては、将来の見通しをしっかりと立てることが重要であり、そのために財政推計を作成するとのお答えかと思います。そこで質問ですが、答弁の中にありました公共施設については、規模の適正化と集約化ではなく、複合化と転用を進めるとの意味は、規模の適正化の部分は、市立病院の規模縮小をいうのかをお聞きするとともに、複合化と転用とは、具体的にどの施設を指しているのかお聞きします。2点目は、市民生活に立脚した優先事業につきましては、美唄の将来を見据えて、市民の皆さんの立場から、もう一度しっかりと見直し、検討を行い、判断していくとの答弁でしたが、答弁になかった市民生活に立脚した優先事業とは何なのか、また、どのような方法で優先事業の見直し検討を行うのかをお聞きします。3点目は、財政推計に盛り込む事業についてです。財政推計には、公約に掲げるすべての事業を盛り込むのか、また、市営住宅新築は盛り込むのか、また、すべてを盛り込んだ場合の財政運営の考えについての答弁がありませんでしたので、再度お聞きします。4点目は、推計案に対する市民合意についてです。同僚議員の質問に対して、市長は、2年後に策定される美唄市総合計画策定後に作成し、公約に掲げた事業については、方向性が示された段階で財政推計に盛り込むとの答弁だったかと思います。令和3年からスタートする総合計画策定後に作成するということは、財政推計は、今後2年間は作成しないということになり、そうなれば、推計案の市民説明も2年後以降になるかと思います。市長は先ほどの答弁で、多くの方々の声に耳を傾けながら、合意形成を図ってまいりたいとの答弁をされておりますので、改めて市民合意に向けて、推計案の説明をいつ、どのように行うのか、抽象的ではなく、しっかりと市民が納得できるような答弁をお願いいたします。5点目は、職員給与についてです。現時点では、財政推計に職員給与の削減を盛り込む考えはないとの答弁ですが、現時点ではないが、何かあれば削減もあるとの考えで良いのかお聞きいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

楠議員の質問にお答えします。初めに、生涯学習センター構想についてでございますが、これにつきましては、まず財政推計ということで、先ほど申し上げましたとおり、地域を取り巻く環境が、人口減、高齢化を含めて、これまで経験したことのない時代に入っていくということでございます。そういった中で、やはり20年後、30年後を見据えた中で、今立ち止まってどうすべきかということで、しっかり考えた上で、今後の特に公共施設のあり方をしっかりと考えなければならないということでございます。ですから、財政推計につきましては、早急に策定してまいりたいと考えてございます。そういった財政的な見通しのもとに、今抱えている公共施設の課題といったものをどういった優先順位で、更新・建替え等を含めてやっていくのか、先ほど申し上げました複合化や転用を含めて、しっかりと取捨選択しながら、もちろん市民の皆さん、議会のご審議をいただきながら、10年間の総合計画の中で、しっかりと事業を明らかにしていきたいと考えているところでございます。次に、生涯学習センターの考え方につきましては、先ほど言いましたとおり、この4年間で、当然、学校も古くなってございますし、いずれ建替えなければならないということで、建替えにあたっては、高齢化・少子化が進む中で、1つの考え方として、私が申し上げた構想を私の任期中に十分詰めながらしっかりとこれからの義務教育施設のあり方として、市民の皆さん、また議会の中でも十分、さまざまな角度からいろいろな課題を含めて、議論してまいりたいと考えているところでございます。特に、セキュリティ対策でございますけれども、これにつきましても、そういった市民の皆様、父母の心配を解消するよう取り組みをしっかりと進めていきたいと考えております。それから、財政推計の関係でございますけれども、当然、公共施設のあり方は、これから人口規模、高齢化そういった地域事情にあった、美唄にふさわしいというのは、美唄に最適なという意味ですけれども、これは財政面もそうですが、美唄のこれまでの置かれた状況を含めて、美唄の例えば病院であれば、これまで私が申し上げたとおり、周辺の恵まれた医療資源を活用しながら、美唄の今後、地域で求められる医療を重点的に考えていく、プライマリ・ケアなりを中心とした医療体制づくり、それに伴う病院づくり、そういったものをしっかりやっていきたいということでございます。これについても、少なくとも私の任期中にできるだけ早く取り組んで、実施計画に取り組むまでの努力をしてまいりたいと考えているところでございます。いずれにしましても、まず財政推計、しっかりとした将来展望・見通しのもとに、限られた財源、考えた資源をどう有効に配分しながら、美唄のこのまちを、どんなに人口が減っても、これから住んでもやっていけるまちといいますか、そういうものをこれから最終的には総合計画を策定する中で、具体的な事業規模・時期等をお示しする中で、しっかり進めてまいりたいと考えているところでございます。確かに、なかなか現時点では、まだ2カ月、3カ月目に入りましたけれども、こういった問題を今の段階で、事業費、スケジュールを具体的にお示しすることは難しいと考えてございます。ある程度、大規模な事業であれば、やはり基本設計、実施設計を含めてある程度、大体の規模なりスケジュール等が決まるということで、それについてはまだ具体的に作業が進んでいない段階でございますので、今後、そういった課題について早急に取り組みながら、早い段階で議会にお示しし、また市民とも十分な議論を重ねてまいりたいと考えているところでございます。

出典:美唄市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる